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『シャドーハウス』4巻は漫画アプリ『ヤンジャン』で読める
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『シャドーハウス』4巻ネタバレ紹介!
第37話「顔」
「“顔”は自らの考えをいずれ失い忠誠心のみでシャドーに従う シャドーと“顔”は一体化して“完全な存在”になる」
これはまだお陰様達しか知らない、シャドーハウスの重大な秘密…。
エドワードの演出した“お披露目”について意見を交わすお陰様たち。
“顔”は「奪う」ためにあるのだから、仲良くさせるようなやり方は間違いだというライアン。
それぞれを離れ離れにして助けさせることは、忠誠心を高めるには重要だと冷静に分析しているドロシー。
“能力開花”の兆しが見えるものもいて実験的だと評価するソフィ。
ジョゼフは、革新的なやり方であり、すぐには判断できないと言います。
ドロシーは、エドワードのピアノ演奏はやりすぎだと考え、アイリーンに命じて警告を送らせます。
そのピアノ演奏を聴きながら、ゴールを目指すジョンと生き人形ショーンは、鉄格子の扉の前に着ます。
対面から誰かが来れば、いっしょに持ち上げて回せる回転扉のようです。
そこに現れたのは、「一番来てほしくない奴」リッキーでした。
互いに協力しないと、扉の向こう側に行けない状況を読み取りながらも、ショーンとリッキーは牽制し合い優勢な立場を保とうとしますが、ショーンがすでに主人のジョンを助けたことにリッキーは気づきます。
ジョンはリッキーに協力を命じることもなく、「生き人形同士の関係を知りたい」と、二人のやり取りを観察しています。
攻防戦の末、リッキーは仕方なくショーンに過去の暴力を詫び、二人で扉をあけることにしました。
そのとき、ショーンは、リッキーが背中にはさみを背負っていることに気づきます。
それは、生き人形ルウが持っているはずのはさみでした。
リッキーはルウになにかしたのでしょうか…?
第38話「合格」
ハサミはルウにもらったと言い張るリッキー。
誰かを陥れようとしていたリッキーを信用できないというショーンは、なぜルウがはさみを渡したのかと問い詰めます。
その時ピアノの音が止まり、鈴が鳴り響き、「ルイーズ様到着!」という声が庭中に響き渡ります。
それを聞いたショーンは、疑ってかかっていたリッキーの言っていたことが本当だったと悟ります。
「リッキーといて楽しかったから、リッキーにはさみをあげたかったの。
パトリック様とリッキーに受かってほしいから―」
そう言って、ルイーズと無事に出会えたルウは、自分の意志でリッキーにはさみを託したのです。
ショーンは大声でリッキーに謝りながら、戻ってくるよう叫びます。
信用してもらえなかったことにプライドが傷ついたリッキーは、回転扉と反対の方向に歩き続けます。
このままでは遠回りの道を通るしか術がなく、合格は絶望的…。
エドワードがすすの合図を出すと、巨大な岩の塊がリッキーの正面から転がってきます!
回転扉のほうへと踵を返し駆けるリッキー。
回転扉の前で窮地に陥ったリッキーから出てきた言葉は、「俺がいなくなったら、パトリック様の助けになってあげてください……!!」という、主人パトリックへの思いでした。
そのとき、ジョンが突然ひとりで回転扉をまわし、岩のほうへ移動します。
握った拳からすすの塊を作り、突進してくる巨大な岩へと投げつけると、見事に岩は打ち砕かれたのです!
思わず手を取り合って呆然とするショーンとリッキーでした。
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第39話「一番かわいそうな」
“お披露目”を見下ろすソフィは、興奮して思わず「顔」が見えてしまっていました。
ジョンの出す大量のすすに反応したようです。
冷静になると、すぅっと顔のないお陰様のソフィに戻るのでした。
“お披露目”の終幕が近づいています…。
3階のお陰様たちは楽しそうに、生き人形たちが困難を乗り越え成長していく様子を上から眺めます。
無事に、回転扉をまわして互いに目指す方向へ通り抜けられたジョン・ショーン組と、パトリックを探すリッキー。
勇ましくトンネルを進むラム。
リッキーは、檻の仕掛けを見抜き、パトリックを助け出します。
ラムもまた、かぶれる花がシャーリーの体に落ちないようにハサミで切り落としながら、シャーリーを無事助け出すのでした。
このまま、全員“お披露目”合格となるのでしょうか…?
無能なものを置いておくほど、シャドーハウスは優しくありません。
“お披露目”のたびに必ず使えぬ者がいるのもまた事実…。
エミリコが、ようやくケイトの捕らえられている檻の下にたどり着くのでした…。
第40話「不安の煤」
ケイトを見つけ出せた安心感で、涙ぐむエミリコ。
檻の中のケイトにこれまでの道のりであったことを意気揚々と語り掛け、ケイトは優しくそれに答えます。
再会の喜びを分かち合ったところで、ケイトが今入れられている鳥かご型の檻から出す方法を話し合います。
救い出すための場所に行くために必要な鍵の束を、すす時計の広場で見たことをエミリコは思い出します。
あそこで鍵の束を選ばなかったことが、すでにケイトとエミリコの運命を決めていたのでしょうか…?
いや、エミリコはハサミで棘の木をひとつひとつ切り始めます。
鍵がなくても、あきらめていないのです。
ケイトの不安から生まれるすすが、檻の鎖を切り、檻はあと2本の鎖でつながっているだけ…。
そのとき、ケイトは誰かが来る気配を感じとります。
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第41話「鳥籠と花」
ケイトとエミリコのもとに現れたのは、パトリックとリッキーでした。
リッキーの暴言を思い出し、不信感渦巻くケイトからはまたすすが生まれ始め…。
その瞬間、エミリコは「良かった!」と喜び、リッキーが現れたことで、ルウが先に合格したことを悟り、リッキーのはさみもルウからもらったのだろうとうれしそうに話しかけます。
ケイトのすすがおさまっていきます…。
自分の持っている大きなはさみを、棘の木を伐り続けるエミリコに渡すべきか、逡巡するリッキー。
パトリックに忠実であろうと決意したその時、パトリックがリッキーに頭を下げ、「エミリコにハサミを渡してやってくれ」と頼んできました。
棘の木の枝を切って、なんとかクレーンの操作の場所に着くエミリコ。
ここも鍵が必要で、操作はできそうにありません。
ケイトの不安と恐怖は増え続け、ついに最後の鎖が切れそうに…!
諦めないエミリコはクレーンを駆け上り、宙づりになったケイトのほうへとダイブします!
空中で見事ケイトをキャッチしたエミリコ。
棘の木の待ち受ける地面に向かって、宙を舞って二人が落ちていき着地した場所、それはエミリコがケイトのためにずっと押してきた荷車の中でした。
第42話「解」
荷車の中に着地したケイトは、エミリコがここまでを想定して自分を助けに来たことに思いを巡らせ、エミリコの未知の能力に感嘆していました。
ふと気づくと、額から流血しているエミリコ。
顔を傷つけたことにショックを受け、「ごめんなさいケイト様~~~」と泣きじゃくるエミリコを、ケイトは川に連れて行き、手当てをしてやります。
残り時間はあと10分…。
出口まではもう間に合わないと悟ったケイトは、優しくエミリコの濡れた顔や足を拭き、エミリコがエミリコらしくいてくれただけで満足だと、そっと頬を寄せました。
その頃エドワードは、あと少しで、自分が思い描いた結末がやってくることを確信していました。
ケイトとエミリコは不合格になると。
その喜びに酔いしれているところへ、エリーからすすバトが遣わされ、至急上から確認するようにと伝言がきました。
自分の計画通りにいくはずだと固く信じながらも、想定外のことが起こる可能性に怯えながらエドワードが見たものは…!
荷車に乗って、急スピードで川を下り出口へと突進するケイトとエミリコでした。
第43話「最後の一対」
荷車の部品を外して舟にするというエミリコの発想と、ケイトのすすを操る力を合わせて、川を下っていく二人。
出口への到着は、すすの力で大きな翼を背おったケイトが、エミリコを抱えて降り立つという、注目を集める一幕となりました。
そのとき、すす時計の鐘がなり、合格者は順次お披露目の間へと促されていきます。
ケイトの力に初めて気づいたエドワードは、なぜ今まで隠していたのかと、ケイトの思惑を怪しみます。
3階からの拍手に音にふと我に返ったエドワードは、あともう一対の組の成り行きに気づきました。
出口の手前で止まり、手を取り合うシャーリーとラム。
座り込んだシャーリーの体が、すすが散るように消えかけていました…。
第44話「成人になるということ」
ついに、主人であるシャドーの「顔」になったケイト達。
“星つき”のリーダー・バーバラの指示を聞いて、お披露目の間に向かいます。
同じく“星つき”のスザンナ・ベンジャミン・オリバーにも出会いました。
お披露目の間では、黒い液体を振舞われ、ケイトとエミリコも口にします。
ひとくち飲んで「苦っ」と顔をしかめた二人ですが、エミリコはもったいないと言ってケイトの分まで飲んでしまいます。
その後もなお、「にが~~っ」と渋い顔をするエミリコに、思わず笑ってしまうケイトでした。
その日成人した四対が舞台へと呼ばれます。
たった一対、不合格だったシャーリーの人形は地面にたたきつけられ、お披露目の間には大きな笑い声が響きました。
その後は、庭に出て謁見の時間です。
息をのんで皆が見上げる館の窓からは、「偉大なるおじい様」の体が現れ、一同は涙を流して狂喜し、感激の声をあげて窓に向かって両手をあげています。
その中で、ひとり静かにケイトは「あいつがすべての元凶…!」と胸に秘めています。
ふと隣を見たケイトは、衝撃を受けました。
エミリコが、手を組んで感涙しているのです。
「さっきの黒い飲み物…まさか……」ケイトはエミリコの飲んだ飲み物に思いを馳せました。
第45話「総評」
不合格となったシャーリーとラムは、最後に言葉を交わしていました。
はじめてシャーリーが「ラム」と呼びかけるものの、その歩みは少しずつ遅くなり、動けなくなって行きます。
それでも、ラムはシャーリーと手をつなぎ続け、もっと早く心を開けば幸せはすぐ近くにあったのだと気づくのです…。
「偉大なるおじい様」と、「3階のものたち」が待ち受ける部屋へ入っていくエドワード。
“お披露目”の5対の結果を報告します。
そこで、シャドーという存在と、その目的が語られます。
シャドーとは、もともと擬態・模倣を得意とする寄生型の妖精“モーフ”だったのです。
「偉大なるおじい様」は、モーフに“生き人形”を見せることで人の姿を認知・擬態させ、ふれあうことによって人格を得て、やがてすす能力が覚醒し、生き人形と一体化し「顔」を得るという、モーフがシャドーとして人格を得るまでの流れを築き上げました。
ライアンは、シャーリーがすすのように散って死ぬシーンは想定したことなのかと、エドワードに問いかけます。
また、「顔」に余計なことを考えさせる“お披露目”のやり方も是非を問われます。
「顔」に、「おじい様のすす入り珈琲」を飲ませると、思考を塗り替えられ、おじい様への忠誠心で満たされます。
しかし、「顔」がシャドーハウスに疑問を持ち、シャドーが影響を受けたらどうするのだと言うのです。
そんな心配はなく、反乱分子が生まれないように細心の注意を払うと答えるエドワードの首を、ライアンはすすで締め付け、床に伏せ倒します。
しかし「偉大なるおじい様」は、エドワードの働きを認め、評価しました。
おじい様に認められた喜びに浸るのも束の間、またもやライアンに罵倒されるエドワード。
自分こそが偉大なるおじい様のそばに仕えるべきだという思いを強くします。
自分の力を見せつけるためには、反乱分子だと目をつけたケイトの尻尾を必ず掴んでやると奮い立つエドワードでした。
だい46わ いきにんぎょう
“お披露目”を乗り越え、ついにケイトの“顔”となったエミリコ。
エミリコは、以前の自分の心を持ったエミリコではなくなっていました。
お披露目会場で飲まされた珈琲のせいで、シャドー家の役に立つことだけが生き人形の仕事だと、強く信じるようになっていました。
ケイトは、自分が大好きだったエミリコに戻すため、エミリコの部屋に何かヒントがないかと向かいます。
真っ黒なすすを大量に吹き出しながら、列車が館から村へと向かっています。
載っているのは、「顔」を身につけたライアンとドロシーです。
献上品として二人の前に並べられたのは、村の子どもたちです。
整列した子どもたちの中から、ライアンとドロシーは3人を選び出し、黒い液体を飲ませます。
そして、にこやかに、シャドー家へと迎え入れるのでした…。
眠りについたまま館に運ばれてきた子どもたち…、彼らはこれから“生き人形”へとなっていくのです。
第47話 すすによる病
「シャドーの教え」この本を読むことで、“お披露目”前のしゃどーは生活の基礎を学ぶことになっています。
偉大なるおじい様は絶大であること、“生き人形”を従えることなどが書かれていますが、すすに対する記述は極端に少ないとケイトは気づきます。
ケイトは考えを巡らせながら、エミリコの部屋で、一冊のノートを見つけます。
エミリコが、余計なことを考えないために、考えたことを書いて忘れてしまうためのノートでした。
その中に、水をたくさん飲ませる「すす病」について書かれたものを読み、ケイトは閃きます。
エミリコに水をどんどん飲ませながら、ケイトは推理してきます。
“生き人形”がポートレイトを着ているときは、発言権がありません。
そのときにあの珈琲を飲むと、おじい様への忠誠心で満たされるように変化していくが、しゃべらないので、シャドーはその変化には気づきにくいのです。
もし変化に気づけば、生き人形を治療してしまう可能性があるのでしょう。
その変化していく“生き人形”に引っ張られて、シャドーも洗脳されていく…。
ケイトはそう考え、ひたすらエミリコに水を飲ませ続けます。
水を飲んで吐き出すエミリコは、そのうち嗚咽し始めました。
いっしょに頑張ったラムのことを思い出しても、幸せな気持ちしか湧いてこない。
それが悔しいと…。
落ち着いたエミリコに、ケイトは静かに自分の考えを話し掛けます。
自分は偉大なるおじい様に対抗したい、と。
シャドーハウスのルールに従うフリをしながら、情報を集めて、裏で動き、隙をつくのだと。
「シャドーハウスは間違っている。ここは牢獄よ。」とケイトは語ります。
第48話 日常生活の影
ケイトは静かに話し続けます。
「エミリコ、貴女は人間なの」と。
記憶を消されて、館の周辺の村から連れてこられたが、本当は帰るべき家があるのだと言うのです。
ケイトを信じるというエミリコ。
シャドーハウスについて、今わかっていることを整理していきます。
中でも、仲間にできそうなのは、洗脳が薄い新たな成人だと考えました。
翌日、新成人が集まる館の説明会が、最初のチャンスです!
作戦を話し合うケイトとエミリコを見つめる黒いかたまり…、さささっと移動し部屋を出ると、廊下の奥へと消えていったのでした。
翌日、館の説明会に新成人たちが集まります。
マリーローズが、大きな身振り手振りと歌うような口調で、館での成人の過ごし方を伝授してきます。
それを聞いて、ケイトは、シャドーに単独行動をさせず相互で監視し合う仕組みだと読み取ります。
手紙を渡せそうな人がいないか探るケイト。
そのとき、ジョンが突如「ケイト…!婚約の話」と単刀直入に話しかけてきました。
よそよそしいと思っていたみんなの様子も少しほぐれます。
そこへ“星つき”スザンナが現れ、特別授業を行うと言って、新成人の3対を集めます。
ケイトにチャンス到来でしょうか…!?
第49話 すすの能力
“星つき”のスザンナと、その生き人形スージーは、特別授業の先生です。
「修練の間」へと促されるシャドーたち。
すす能力の授業が始まったりました。
偉大なるおじい様はすす能力に長けた者を欲していて、その能力により磨きをかけていくというのです。
すす能力を実践で見ていくことになりました。
ジョンが、壁を壊そうとすすを集めた塊を飛ばしますが、壁に当たってさらさらとすすが散っていっただけでした。
すすには「射程」があり、物理的な力が強いほど短い傾向にあるとスザンナは言います。
ルイーズは、ジョンと真逆で「精神」に作用する力を持っているそうです。
自覚はまだなかったようですが、すすで「顔」の忠誠心を操っていたのです。
ケイトには、ワゴンの上のペンをテーブルに移す課題が出されます。
すすを飛ばし、ペンがテーブルの上に届く手前で、ジョンの「さすがジョンの婚約者だ!」という大声で集中力が切れ、ペンは床に落下してしまいました。
やいのやいのと言い合うケイトとジョン。そんな二人を囲んでワイワイ騒ぐスザンナとルイーズ。
その騒ぎの中、ケイトはすす能力で、ジョンのポケットに手紙をこっそりと入れることに成功します。
しかしその後、スザンナは何を渡したのかと聞いてきて、その手にケイトがジョンのポケットに入れたはずの手紙が握られていたのです。
第50話 手紙
スザンナに手紙をとられてしまったケイト。
ケイトは絶対見られずに渡した自信があったのに、なぜ気づかれたのでしょうか…?
スザンヌは手紙の封を開けました…。
そのころ、生き人形が待つ部屋では、指を切ったエミリコのために、救護班であるスージーが薬箱を取りに部屋から出ていきます。
3人だけでおしゃべりできるチャンスだと、エミリコはラムの話を持ち出しますが、ショーンとラムは険しい顔でエミリコを睨み、「シャドーハウスのため、余計なことは考えるな」と諭されます。
その頃、ケイトの手紙を読んだスザンヌは大笑いしていました。
ケイトは、自分たちの体の周りに薄いすすの膜がまとわりついていることに気づきます。
スザンナのすすには、手と同じような感触があるため、ケイトがジョンに飛ばした手紙に気づいたのだと推測します。
能力を試すような生意気なことをしてごめんなさい、とスザンナにあやまるケイト。
そのために、手紙をこっそり飛ばしたように振舞ったのです。
なんとかこの場は凌いだようです。
そこに、部屋全体を覆い隠すような大量のすすが現れます。
“星つき”バーバラと、生き人形のバービーでした。
バーバラはシャドーハウスが1日に生産するすすの6割もを出しているのです!
それだけの煤量を抱え込むバーバラは苦しいはずだが、懸命にシャドー家に奉仕するバーバラはとても美しいと、スザンナは称えるのでした。
部屋に戻ったケイトとエミリコは、それぞれの見てきたことを教え合います。
ケイトがジョンに送った手紙は、「私はジョンのこと嫌いよ」という強烈なものでした!
落ち込み、一気にすすを吹き出すジョン―。
そのとき、すすまみれになった手紙に、別の文字が見えてきたことに気が付きます。
「ジョンへ 大事な話があるの―」
これこそが、ケイトがほんとうにジョンに伝えたかったことでした。
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