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『失格紋の最強賢者』2巻ネタバレ紹介!
第5話
「ヒヨッコ諸君!!気を引き締めてよく聞け!!」
王立第二学園入学式、校長のエデュアルトの激しい挨拶から第五話が始まります。
第二学園では実力が全てだと語るエデュアルト。
また生徒の一割は在学中に命を落とすそうで、そうなりたくなければ強くなれ!と語るエデュアルトに、「軍人学校か何かなのか?」と思わず突っ込むマティアスです。
さて、クラス分けも発表され、同じクラスになったことを喜ぶアルマと、やや照れているルリイとマティアスですが、遠巻きに自分を見ている生徒たちがいることにマティアスは気付きます。
どうやら「入試の点数がおかしい」と噂されている様子。
不思議に思ったマティアスですが、得点を見てないのかとアルマに問われます。
アルマに案内してもらい、自分の入学試験の得点の掲示を見たマティアス。
剣術は10点中の120点、魔術は10点中の75点数が、座学は30点中の62点と、どれも満点を超える得点となっており、確かに「入試の点数がおかしい」と噂されるのも当然の内容です。
誤植じゃないかと疑うマティアスですが、少なくとも剣術に関しては正しいとルリイは言います。
なぜなら、マティアスが剣術の試験で倒した試験官のガイルは、この国の騎士団長だと言うのです。
それを聞いて驚くマティアス。
「騎士団長があの程度の強さだったら、ドラゴン一匹で国が滅びかねない」と戸惑います。
さて、場面は教室へ。
どうやらマティアスのいるクラスは、校長先生であるエデュアルトが担任を務めるようです。
担任の挨拶もそこそこに、マティアスを校長室に呼び出したエデュアルト。
行ってみると、椅子に腰掛けるエデュアルトと、周りをずらりと囲むたくさんの教師がいました。
教師陣を見回すマティアスに、エデュアルトは1つの問題を解くよう指示します。
マティアスが問題を見ると、それは入学試験と同レベルの魔方陣数学。
カンニングや替え玉を疑われていると思ったマティアスは、とりあえず問題を解きます。
解答中、かぶり付くようにマティアスを見守る教師陣。
解答が終わると「こんなにあっさり!?」「おいこの解答合ってるのか!?」「未解決問題だぞ!実際に魔法を組んでみなければわかるはずないだろう!」と大騒ぎ。
エデュアルトは真剣な表情で、「これで確信した」「お前はやはり異常だ」と語ります。
自覚のないマティアスに、先ほどの問題が数百年ずっと解明しなかった未解決問題だと話すエデュアルト。
あんな簡単な問題が未解決問題なら、魔法付与師はまともな魔剣1つすら作れないことになる。
そんな状態でどうやって国や町を守っているのか、戸惑うマティアスに、エデュアルトは「どうかその力を貸してくれ」と頭を下げます。
教師が頭を下げていることに戸惑いつつも、マティアスは詳しく内容を聞くことにします。
それによると、第二学園のやり方に不満がある貴族が、第一学園のやり方を強制してきているとのこと。
実績では第一学園の方が上だというのがその理由のようなのですが、その実績の評価基準から間違っているとエデュアルトは言います。
第二学園では無詠唱魔法の研究をしているのですが、今の学会では魔法の研究イコール詠唱魔法となっており、無詠唱魔法の研究は認められていないのです。
「やはりこの世界の魔法知識の偏りは、意図されたものに違いない」前世の知識から、詠唱は無意味だと思っているマティアス。
エデュアルトの説明を聞きながら考え込みます。
詠唱重視などの間違った魔法知識。
戦闘に向かない第一紋を「栄光紋」と呼ぶなどの紋章の特性への誤解。
そして何より、転生してまで手にいれたかった、戦闘向きであるはずの第四紋を失格紋と呼ぶなど、第四紋への弾圧や差別行為。
「間違いない。ある目的を持った誰かあるいは勢力が魔法の発展を邪魔しているのだ」マティアスは確信します。
マティアスが実技試験で見せた無詠唱魔法、あれこそが第二学園が目指す無詠唱魔法ではないかと言うエデュアルト。
年に一度行われる、第一学園対第二学園の対抗戦に出てほしいとマティアスに頼みます。
「貴族共の目の前で、無詠唱魔法の力を見せてくれ!!」と言うエデュアルトに、条件を出したマティアス。
翌日の授業が始まると、マティアスは教師として魔法を教えることに。
マティアスが出した条件の1つめは、無詠唱魔法の授業の導入でした。
授業中、まずは無詠唱魔法の実演をすることになったマティアス。
「あいつ失格紋だろ?」と不思議がる生徒を横目に、宙に浮く魔法の的を教師に準備させました。
自身は「身体強化」で空高く飛び上がると、空中で姿勢を保持しながら剣に炎を纏わせます。
そしてその炎を的に向かって放ち、全ての的を一瞬で破壊。
地上から見上げる生徒たちは呆然としています。
地面に着地し、「だいたいこんな感じです」と平然とするマティアス。
驚きのあまり何も反応できない生徒と、それをどことなく嬉しそうに眺める教師。
「じゃあ次はみなさんもやってみましょう」という教師の言葉に、「できるわけないじゃん!!」と生徒から総ツッコミが入ります。
「火炎魔法と身体強化魔法と重力魔法?すごすぎる!!」
「宮廷魔導師の兄さんでもあんなの絶対無理だ!」
「まさかこいつ実は魔族とか!?」
驚き戸惑う生徒を見て、「みんなの気持ち、先生もわかるわ…」「ああ、初めて見たときは頭か目がおかしくなったと思って病院へ行ったよ…」と語る教師陣です。
生徒と教師の様子を呆れて眺めるマティアスですが、生徒の言葉に「魔族」という言葉が出たことが気にかかっています。
前世で色々邪魔だったので手当たり次第狩り、その結果絶滅しかけていたはずと考えるマティアス。
この時代にもまだ魔族がいることに驚きます。
さて、授業は続き、無詠唱魔法が誰でも使える証明として、見るからに戦士系のガイザル先生が見本を見せることに。
迫力満点の大男であるガイザルですが、無詠唱で放ったのは小さい火の玉4つ。
「これは逆効果じゃないか?しょぼい上にかっこ悪い…」と思うマティアスですが、生徒たちは「戦士系の先生が魔法を!!」「5号標的をたった4発で!?」と大騒ぎ。
練習を始めたのが昨日からと聞いて更に驚く生徒たちです。
早速各々練習を始める生徒たち。
アルマはすぐに成功させますが、ルリイはなかなか成功しません。
魔力切れを起こしたアルマに、マティアスは手を繋いで魔力を分け与えます。
照れながら見つめ合う2人ですが、魔力の流れ込む感じで何かを掴んだらしく、アルマも無詠唱魔法を成功させました。
それを見ていた教師と生徒陣、自分も魔力の受け渡しをやってほしいと集まってきます。
アルマの「確かに魔力の流れがすごくよくわかりました」というコメントもあり、揃ってマティアスに頭を下げる教師生徒陣。
マティアスも断りきれず、全員に魔力を分け与えることに。
さて、授業も終わり、魔力を与えてさすがに疲れきった様子のマティアス。
ちょうどルリイとアルマの3人だけになったのを見て、「相談したいことがある」と話します。
マティアスがエデュアルトに出した条件、無詠唱魔法の授業と、もう1つはダンジョンに入る許可を得ることでした。
学園内にダンジョンの反応を感じると話すマティアスに、「3人パーティを組むこと」「テストに合格すること」を条件として出したエデュアルト。
そこで、ルリイとアルマをパーティに誘ったところで、第五話は終わります。
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第6話
ダンジョンとは、洞窟などに魔素が集まり、魔物が発生しやすくなった場所のこと。
魔石や貴重な素材を集められ、また魔物との戦闘で鍛錬もできる一石二鳥の空間です。
マティアスの出した条件により、学園の生徒が無詠唱の練習を始めてから数週間。
もう1つの条件であるダンジョンの入場許可も、パーティを組んだルリイとアルマが試験に受かったことで無事許可を与えられました。
ちなみにマティアスも同じ試験を受けようとしましたが、魔法を放とうとした瞬間、大慌ての試験官に止められました。
「魔法も剣も好きな方で合格にしていいってことになってるから!」と話す試験官に納得のいかないマティアスです。
さて、マティアスとルリイ、アルマの3人パーティに、付き添いの先生を加えて、ダンジョンを進んでいく一向。
道中、ルリイとアルマはマティアスに、パーティのメンバーは自分たちでいいのかと問いかけます。
自分ではなく栄光紋のもっと強い人と組めるのでは?と言うアルマと、「私も戦闘じゃなく付与志望ですし…」とルリイ。
マティアスは、そもそも栄光紋は戦闘向きじゃないと語ります。
「栄光紋は鍛錬次第では戦闘もある程度できるようにはなるが…もっとも向いているのは付与だ」
「むしろ付与魔法は栄光紋以外では使う気も起きないレベルだ」と話すマティアスに、満面の笑みを浮かべるルリイ。
「最高じゃないですか!!」「付与ができるなら戦えなくてもいいです!!」と熱く語ります。
自分がわざわざ転生までして捨てた第一紋。その特徴がこうまで喜ばれるとは、と不思議に思うマティアスでした。
続いてマティアスは、第二紋(現在では常魔紋)を持つアルマに弓を使ってみる気はないか?と問いかけます。
弓は昔得意としていたが、戦闘に向かないと言われてやめたと話すアルマに「どこのバカだそんなこと言った奴は」と思うマティアス。
アルマの持つ紋章と弓の相性は最高だと話します。
威力特化型のアルマの第二紋。弓に魔法をのせて放つことで、貫通力や威力を更にあげることができます。
近距離特化型のマティアスの第四紋、そして第一紋のルリイによるサポートでバランスの良いパーティになると考えるマティアス。
早速アルマの持つ剣を弓に作り替えて、アルマに試し射ちしてもらいます。
打ってみたアルマですが…、「何でこの大きさでこんな威力が出るの!?」「精度も高すぎておかしいし、この弓怖いよ!!」この時代の弓のレベルがわからんと、嘆くマティアスでした。
さて、そろそろ気をつけていこうとの教師からの一言に、緊張の顔付きで周囲を警戒し始めるルリイとアルマ。
しかし、先にマティアスが魔物に気付き、教師を含めた3人は落ち込みます。
落ち込む3人を横目に、「ちょっと捕まえてくる」と言うマティアス。
慌てるルリイとアルマの目の前に魔物を両手で掴んで連れてきました。
絶対に真似するなと話す教師と、「真似したくてもできないよ」と呆れるアルマ。
マティアスは、とりあえず弓を打ってみるようアルマに指示します。
硬そうな殻を持つ魔物の姿を見て無理だと話すアルマ。試しに打ってみたところ、やはり硬い殻に矢が弾かれてしまいました。
今度は魔力をこめて打ってみるよう伝えるマティアス。
戸惑うアルマに「普段魔法を打つときみたいな感覚で、矢に魔力を集めるんだ」と説明します。
やればわかるって、とマティアスに言われ言う通りにしてみるアルマ。魔力をのせた矢の一撃は、見事に硬い殻を砕いて魔物を倒しました。
魔力をのせて攻撃することを「単純魔力エンチャント」だと説明するマティアス。
たくさん使って慣れるよう、収納魔法から大量の矢を取り出してアルマに渡します。
初めてみた収納魔法に驚くアルマ。
「それってまさか空間系収納魔法!?あれって伝説上の存在なんじゃ…」王都に来る途中でワータイガーも収納したというマティアスに、「倒したの…?ワータイガー…天災級の魔物…」マティ君に常識を求めたボクが間違ってた、と驚くのをやめたアルマでした。
さて、ダンジョンを進み、モンスターハウスを見付けたマティアス。
モンスターハウスとは、迷宮の中でも特に魔素が濃くなっている場所のことです。
人が立ち入ったり、物や魔法が投げ込まれたりして衝撃が加わると、飽和状態の魔素が一気に結晶化して大量の魔物が発生するとのこと。
起動していいか尋ねるマティアスに許可を出す付き添いの先生。
「マティアス君がいる安全な状況でモンスターハウスに挑めるのはいい経験だろう」と笑っています。
「心の準備が」と慌てるアルマを横目に石を投げ込むマティアス。
その衝撃で、続々と魔物が出現します。
ダンジョンの奥まで延々と続くかのような魔物の群れ。
それが一斉に襲い掛かってくるのを見てルリイとアルマは怯えます。
「もうマティ君が教える通りに戦うしかない!!」と覚悟を決めたアルマ。
魔力を込めた矢で攻撃しますが、一匹ずつしか倒せないため攻撃が追いつきません。
ルリイもマティアスに魔力付与された剣で倒していきますが、敵の数が減らず押しきられ始めます。
「今くらいの戦力でモンスターハウスに突っ込むとこんな感じになる訳だ」と笑いながら見ているマティアス。
「のんきに解説してないで手伝ってよ!!」と必死に弓で攻撃を防ぐアルマに言われます。
「はいはい」と軽く応えたマティアス。空中に飛び上がると、魔物の群れの上空で複数の魔力の弾を発生させ、着地と同時に魔物の群れに叩き付けます。
広範囲に爆発が起き、この一撃で魔物を殲滅。
呆然とするルリイとアルマの2人と、苦笑いの先生。
「とりあえず来月までにこの群れを2人で軽く殲滅できるくらいになれるように練習しようか!」と笑いながら言うマティアスに、「できるかー!!」と突っ込むアルマです。
不安そうに本当に可能なのかと尋ねるルリイに「可能だ!」と答えたマティアスは、それが終わったら本格的に付与魔法を始めようと言います。
それを聞いて「私がんばります!早く一人前の付与術師になるために!」とやる気の出たルリイ。
アルマも「ボクもがんばるよ!この弓の魔法がもっと強くなるならボクでも何とかなる気がしてきた!」と気持ちを高めます。
この日から、無詠唱魔法に加えて、初歩の魔法戦闘訓練を始めた3人。
およそ1か月後には、予定通りルリイとアルマの2人だけでモンスターハウスを攻略することができるようになりました。
さて、年に一度の第二学園対第一学園の日程も近づいてきます。
校長のエデュアルトは、対抗戦の第二学園代表を、マティアス、ルリイ、アルマの3人とすることを、全校生徒の前で発表します。
全員一年生、しかも失格紋であるマティアスがいることや女の子が含まれていることに、生徒から異論が沸き上がります。
どうやら第二学園は33連敗中のようで、「勝負を捨ててるのか!」という声に「むしろ今年は勝てると思っている」と答えたエデュアルト。
とりあえずルリイとアルマが実演して見せることにします。
まずはルリイが、教師の出した的に向かいます。
横並びに配置された3つの的を一撃で破壊。
その威力に驚く生徒たち。
次はアルマ。
今度は縦一列に並んだ的に、アルマは魔力を込めた矢を放ちます。
5つの的を貫通した矢はそのまま校舎に刺さり、大きな穴をあけました。
ルリイ同様、アルマの魔法にもどよめく生徒。
校長のエデュアルトは、「マティアスの力は本番で見てのお楽しみだ」と生徒に語ります。
そして「今回の対抗戦は勝ちにいくぞ!!」と呼びかけ、第六話が終わります。
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第7話
いよいよ対抗戦当日。舞台となるのは王都闘技場です。
前話で第二学園の33連敗中であることがわかった第二学園対第一学園の対抗戦。
「年に一度の第二学園処刑ショーか」と語る観客に「第二学園校長エデュアルトが言うには、今年はちょっとしたサプライズを用意しているらしいぞ」と語る男。
飾られた服に身を包んだ男は「陛下」と呼ばれています。
さて、出番を待つルリイとアルマ、マティアスの3人。
大きな歓声を聞いて緊張の面持ちのルリイに、アルマは「マティ君がいれば大丈夫だよ」と余裕の表情です。
しかし「魔法の申し子が出てこないといいんですけど」と不安そうに話すルリイ。
「魔法の申し子」という名前に興味を持ったマティアスに、ルリイとアルマは説明します。
それによると、これまで何回か第二学園が勝てそうな年が何回かあったそうなのですが、そういう年は決まって第一学園のリーダーがあり得ないほど強く、その時のリーダーを「魔法の申し子」と呼んでいるとのこと。
それを聞いたマティアス、「受動探知」にて魔力を探ります。
「確かにいるな…魔法の申し子」
マティアスから魔法を教えられているルリイとアルマも、同じく受動探知にて、第一学園の控え室にあるおかしな魔力に気付いた様子です。
更に分析を続けるマティアス。
魔力量は自分の10倍、正真正銘の化け物、「というかこれは、魔族だ」と結論つけます。
危険を感じ取ったマティアスは、ルリイとアルマに魔法の申し子以外を倒したら逃げるように言います。
対抗戦は模擬戦で防御魔法もあると言うルリイですが、マティアスは防御魔法ごと貫かれる可能性があると語ります。。
「単純な魔法出力なら俺より大分上のはずだ」と言うマティアスに対し、マティ君より上なら人間じゃないと冗談を言うアルマ。
マティアスは、「人間じゃないからな」と答えます。
さて、時間になり、いよいよマティアスたちの入場です。
「失格紋がいるぞ」「さすが落ちこぼれの第二学園!」と煽る第一学園の生徒。
第二学園の生徒は「第一の連中を叩き潰してやれ!」と応援します。
準備はいいかと問うアナウンスに、「準備?笑わせるな」と答える第一学園のリーダーと思われる男。
「栄えある第一学園の代表は、このような連中を倒すのに準備など必要もしない」そして試合開始です。
早速詠唱を始める第一学園の生徒。
ルリイとアルマは無詠唱魔法にて先制攻撃し、リーダー以外の2人を倒します。
無詠唱魔法に驚いた第一学園のリーダー。強力な魔法によってルリイとアルマを狙います。
しかし、「身体操作」によってかわし、そのまま打ち合わせ通りに逃げ出します。
戦闘エリア離脱により、失格となった2人。
相手のリーダーは2人に気を取られていたため、気配を消していたマティアスを見失っていました。
「あの失格紋はどこだ!?」と戸惑う相手の背後に突如現れたマティアス。
剣を抜こうとしたマティアスに、相手は無詠唱で飛び上がります。
「おい、詠唱はどうした」と不敵に笑うマティアスに「火よ!!」と投げやりな詠唱で火炎を放つ相手リーダー。
詠唱のふりをして見せた相手に対し、「これではっきりした」とマティアスは考えます。
「詠唱を流行らせたのは魔族だ」
考えを進めていくマティアス。
「魔族にとって人間の魔法は弱い方が都合がいい」
「第四紋の冷遇にも納得がいく、第四紋に魔法を使わせたくないのだ」
「なぜなら魔族にとって、魔法戦闘に長けた第四紋は相性が悪い」
転生してから疑問に思っていたことに、次々と答えが出てきます。
「試してみるか、この時代の魔族がどの程度の実力なのか」そう語り、「魔力撃」で剣を強化するマティアス。
怯んだ魔族は巨大な炎の壁を作り、マティアスを囲みました。
第四紋に近接戦闘をさせないための、極めてオーソドックスな戦術だと評したマティアス。
しかし、魔力制御で相手を上回ったマティアスは、炎の壁を掻き消し、魔族に向かって剣を振り下ろします。
慌てて魔法で防御した魔族。
しかし魔力撃は囮、マティアスの真の狙いは、魔法防御で動けない魔族に対して放つ魔法破壊でした。
「さあ、お前の正体を見せろ!!」
凄まじい光と煙で何も見えなくなる会場。
煙が収まった後に観客が見たのは、尖ったツノと爪を持ち、黒く染まった目を持つ、魔族の姿でした。
突如現れた異形の魔族に驚く観客ですが、第一学園のリーダーの鎧を着ていることから、第一学園のリーダーが魔族だったことが観客にも知れ渡り、会場は大騒ぎとなります。
魔族は飛んで逃げようとしますが、羽を出してから離陸までの時間を冷静に読みきったマティアスは、時間をぎりぎりまで使って5種類7つの魔法を重ねがけし、魔族を見事倒しました。
魔族が倒されたことに安堵する観客席。
「陛下」と呼ばれていた男性は、箝口令を敷くよう指示を出しています。
「王都に魔族が現れるなど、知られたら大変なことになるぞ」と呟く男。
「エデュアルトめ…ちょっとしたサプライズどころではないわ」と苦しげな表情を浮かべていました。
さて、楽勝だったなと余裕のマティアス。
王立学園の中にまで魔族が入り込んでいることに、危機感を覚えます。
しかしマティアスが無事だったことを喜んだルリイが抱き付いてきたため、考え事は中断。
ルリイもアルマに「大胆すぎるよ」と言われて、自分が何をしているか気付き、顔を真っ赤にして慌ててマティアスから離れます。
マティアスも照れに照れつつ、3人とも無事だったことを喜びます。
対抗戦も終わり、マティアスはエデュアルトとともに、「陛下」と呼ばれていた男の前にいました。
「余とお前の仲だ。そのように頑なならんでもよい」と話す男に、エデュアルトは「陛下はこの国の国王ですので」と返します。
どうやら相手は国王陛下のようです。
さて、国王の前に呼ばれたマティアスは、魔族を討伐したという功績を評価されて褒美を与えられようとしている様子。
「本来なら大々的に表彰して領地を下賜するところだが…」と言う国王に対し、「いらない、超いらない!」と心の中で呟くマティアス。
せっかく魔法戦闘のために転生したのに、領地経営をさせられるのは嫌なようです。
国王も、表彰するとなると魔族が人間に紛れ込んでいたことを公表しなければならず、国中がパニックになることを考えて別の褒美を考えます。
次に魔剣を提案する国王ですが、二重付与の魔剣だと聞き、興味を失うマティアス。
ルリイがすぐにもっと強力な付与ができるようになるだろうと考えて断ります。
魔剣にも興味のないマティアスを見て「何か希望するものはあるか?」と聞いてきます。
そこでマティアスは、国内のダンジョン全ての資源利用権が欲しいと答えます。
ダンジョンは魔物の素材や魔法金属が取れ、最高の資源であり、利権であると考えているマティアス。
前世では交渉にもならない条件のようですが、この時代では素材の加工知識やダンジョンの深い階層に挑む実力がなく、ダンジョンの真価を理解していない可能性があると考えました。
思った通り、国王からは許可をもらえ、マティアスは喜びます。
さて、マティアスとエデュアルトは、改まって国王から「意見を聞きたいことがある」と言われます。
国王によると、この国にいた4人の「魔法の申し子」が全員失踪した、とのこと。
魔法の申し子は数百年前から現れていたようだと話す国王。
「つまりこの国は、数百年前から魔族に牛耳られていたといくことだ」苦しげな表情の国王。
それを聞いたマティアスは考えます。
元々魔族は繁殖力が低い上に、前世のマティアスが絶滅レベルにまで討伐しています。
時間が経った今でも数が増えていない可能性もあり、人間を滅ぼせる勢力ではないため、人間の国に入り込み間違った魔法知識を広めて人間を衰退させていっていると思われます。
その魔族が逃げ出したということは…と呟くマティアス。
「もう誤魔化す気がないということだな?」と感付いたエデュアルト。
「魔族は全勢力を傾けて、この国を滅ぼしに来るでしょう」とマティアスが語ったところで、第七話は終わります。
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第8話
「魔族は全勢力を傾けて、この国を滅ぼしに来るでしょう」
そう語るマティアスに、衝撃を隠せない国王と校長エデュアルト。
しかし、とマティアスは続けます。
「基本的に魔族は協調性がありません。魔族が集結するまでに時間がかかるでしょう」と語るマティアス。
大規模な攻撃があるとしたら、3ヶ月後だろうと2人に伝えます。
残された期間が3ヶ月と知り、「あまりにも短すぎる」と呆然とする国王。
それを見たエデュアルトは、命をかけて守ると勇ましく立ち上がりますが、「大丈夫です」とマティアスは言います。
「巨大な結界で囲めばいいんです」
「永続型結界魔法を用意しましょう」と話します。
第二学園の生徒たちの協力があれば、1ヶ月ほどで準備できると言うマティアスに対し、第二学園だけではなく、第一学園や騎士団、魔法師団などの協力も約束するという国王。
次に材料は何が必要なのかマティアスに問います。
しかしマティアスの答えを聞き、エデュアルトと国王の2人はがっくり。
エデュアルトによると、この国にはないレベルの資源であったり、国宝を集めても全く量が足らない素材だったりと、マティアスが言うものを集めるのは困難な様子です。
それに対し、いとも簡単に「なければ集めればいいのです」と語るマティアス。
さすがに不安になった国王はエデュアルトに、マティアスが信用できるのか問います。
それに対し、自信を持って答えたエデュアルト。
国王も覚悟を決め、マティアスに全てを託すことを決心します。
かくしてマティアスは魔族対策の準備を一任されることとなりました。
謁見後、案内の兵士に城の宝物庫に連れてこられたマティアス。
役に立つものは何でも持って行っていいと言われます。
ベイスの鍛冶屋でマティアスが二重魔法付与した剣が宝物扱いで置いてあるなど、マティアスから見て大したものはなさそうでしたが、奥まで見て回るうちに、前世のマティアスが実験用に作った結界の核になりそうな剣と、同じくマティアスが作ったペンダント型魔道具が見つかり、この2つを持って行くことにしました。
さて、翌日から第二学園の生徒たちは、襲撃までの3ヶ月間で出来るだけ強くなるべく必死で修練を行っています。
ルリイとアルマ、そしてマティアスの3人は、結界の素材集めのためにダンジョンへ。
広く明るい空間が広がる第2階層に、「地下にいるとは思えない」と驚くルリイとアルマにマティアスは、ダンジョンは階層ごとに環境や魔物の強さが変わる、と教えます。
さて、まずはアルマに弓を教えるマティアス。
覚えてほしい技を見せる、と言いながらアルマに向かって矢を放ちます。
「キャアアア、ひ、人殺しぃー!!」と怯えるアルマですが、矢はアルマの前で向きを変え、空高く飛んでいきました。
「曲がった!」と驚くアルマ。
マティアスは、有線誘導エンチャントだと教えます。
矢を放った後でも魔力の糸が繋がった状態にする魔法。
これができればどんな的にも当てられるし、複数の的を貫通させることができるとマティアスは言います。
ちょうど2匹の魔物が現れたのを見て、アルマにやってみるよう指示しますが、外れたり避けられたりとなかなか当たりません。
練習してコツを掴むしかないと、しばらくこの辺の魔物で練習するよう言うマティアスに、アルマは「頑張るよ!」と走って行きました。
さて、次はルリイ。
「ついに付与魔法ですか!?」と嬉しそうに言うルリイですが、マティアスにその前にまだやることがあると言われ、「そうですか…」としゅんとなってしまいます。
慌てるマティアスに「付与魔法の練習のために必要なことだから、間接的に付与魔法の練習でもある」と言われると、再び満面の笑みになるルリイ。
「ルリイは本当に付与が好きなんだな」と改めて思うマティアスでした。
さて、付与の練習用に装備を用意するため、金属の製錬と加工、鍛冶を覚えてもらうことに。
材料の原石がないと言うルリイに対して、「材料はここにある」と「脆性破壊」で迷宮の壁を破壊するマティアス。
迷宮に含まれる金属を取り出すために、迷宮の壁を粉々にした迷宮粗鋼を製錬していくというマティアスに、「ダンジョンの壁は絶対に壊せないものの代表格のはずなんですけど…」と驚くルリイです。
それはともかく、製錬を進めるマティアスとルリイ。
無事迷宮粗鋼から鉄とミスリルを取り出すことに成功し、満面の笑みを浮かべるルリイと、「いい笑顔だ」と眩しそうなマティアスでした。
さて、次は取り出した材料を使って武器を成形してみます。
ちょっと歪んでしまいましたが、剣を作ることができました。
せっかくだから付与を試してみようとの言葉に目を輝かせるルリイですが、「脆性破壊」と「強靭化」の二重付与と聞き驚きます。
しかし、マティアスの手助けもあり見事完成。
試しにダンジョンの壁に叩きつけてみたところ、ダンジョンの壁も崩れため「国宝でも壊せないって言われてるのに…」と驚くルリイです。
さて、付与の間に魔力が集まって来ていることに気付いた2人。
マティアスによると、宝物庫から持ってきたペンダント型魔道具には、魔物を倒した時にでる魔力を集める効果があるそうで、同じ階層にいるパーティー全員が効果的に経験値を獲得することができるとのこと。
魔力が集まって来ているということは、アルマの練習も順調に進んでいるようです。
貫通させて3匹同時に魔物を倒せるようにまでなっていたアルマ。
魔石もだいぶ貯まってきたため、一度ルリイとマティアスのところに戻ることにしますが、戻ってきたアルマが見たものは、大量の自作武器に囲まれて喜ぶルリイの姿でした。
思わず「武器屋でも開くの!?」と突っ込んだアルマです。
翌日は朝からマティアスとアルマがルリイと合流しますが、2人は笑いが止まらないルリイと大量の矢、そして多くの防具を見ることに。
どうやら付与ができるのが嬉しくて、徹夜で武器や防具を作り続けていたらしいルリイに、さすがにドン引きする2人でした。
さて、装備を整えて再びダンジョンに入った3人。
「今日はもう少し先に進もうか」と言ったマティアスが目指すのは、10階層です。
驚き怯えるルリイとアルマの2人にマティアスは、「ルリイとアルマの実力なら全然余裕だ」「あと足りないのは、実戦での経験だ」と語ります。
「俺はこれからの戦いで手を出さない、アドバイスもしない」「2人の力で10階層までの魔物を討伐するんだ」危険だが、この試練を乗り越えれば一段とレベルアップすると言うマティアスに対し、覚悟を決めるルリイとアルマ。
螺旋状に降りていく階段を目の前にしたところで第八話は終わります。
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