今回は東京喰種シリーズに登場するキャラクター、タタラを紹介します。
タタラはそのビジュアルから非常にミステリアスなキャラで、謎の多い人物です。
喰種サイド組織における重要人物でありながら、登場人物の人生を大きく歪ませてしまうなど、タタラが物語において与える影響は大きなものです。
冷酷無慈悲と称されるタタラですが、いったいどういった人物なのでしょうか。
そんなタタラには同情すべき驚きの過去がありました。
今回はそんな彼について紹介したいと思います。
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隻眼の王の側近！タタラとは？その素顔や正体とは？
タタラとはどんなキャラクター！？
作中では常に仮面の様なもので口元を隠していることから、その素顔は謎に包まれているというミステリアスなキャラクターとして登場します。
白髪赤眼に加え、普段は赤色の鉄マスクを装着しているその異様な姿は一目で危険な喰種であることがわかります。
ひさびさに東京喰種読みながら新幹線乗ってたんだが、タタラのビジュ好き pic.twitter.com/e5PrNIhD1P
— ﾂｶｻ (@Yes_I_habu_) December 29, 2021
レートはSS+という喰種の中でも最強に近いランクの喰種で、尾赫の赫者です。
本名は朱 鑪(シュ ルウ)という中国系の喰種であるため、中国語を発する時があります。
性格は時に仲間を切り捨てるほどの冷酷さを持っており、残忍かつ冷酷という恐ろしい性格をしています。
アオギリの樹の幹部でありながら参謀的なポジションも占めるという、実質的に組織の統括を行う立場にあります。
『隻眼の王』の側近の一人であり、数々の役割を任されていることから、いかに重要なキャラクターであるかがわかります。
タタラの素顔、正体とは！？
タタラの正体は、元々は中国の喰種集団『赤舌連（チーシャーリェン）』所属の喰種でした。
元々中国を拠点に活動していたタタラは兄であるイェンや仲間のフェイと共に赤舌連に所属していました。
冷酷無慈悲なイメージのあるタタラですが、当時からそうであったわけではなかったようです。
CCGの捜査官達によって赤舌連を殲滅したことが原因とされています。
そこから冷酷な喰種タタラが誕生したのです。
ですが、そんなタタラの正体は実は非常に仲間や家族想いであったのではないかと言われています。
タタラはCCGの負傷者を嘉納教授に喰種化実験のために提供していました。
その協力していた目的は謎に包まれていました。
ですが、その真の協力の目的とは大切な存在だった兄イェンや仲間のフェイを始めとする仲間達を復活させたいと考えていたからだと思われます。
マスクに隠された中の正体は、悲しい過去によって性格を変えた、本当は心優しい1人の人間だったのではないでしょうか。
『東京グール』タタラの最後は死亡？有馬との関係は？
タタラの最後とは！？死亡か！？
CCGとの決戦において、タタラは因縁の相手である法寺達と激突します。
赫者形態となり、圧倒的な戦闘力で瞬く間に捜査官たちを一掃してしまいます。
その後、タタラの兄と仲間を倒した因縁の相手である法寺に着実にダメージを与え、追い詰めていきます。
法寺の予想を大きく超えたスピードで彼を追い詰め、ついに念願である復讐を遂げるまで後1歩というところまで来ました。
しかし、そこでオウルとなった滝澤が乱入し、タタラと激突します。
滝澤もまた、タタラとは並々ならぬ因縁があり、彼が原因で滝澤は喰種オウルにされてしまったのです。
そんな滝澤は復讐に燃えており、またタタラを倒すことでCCG、法寺への手土産として活躍を認めてもらおうとします。
タタラと交戦を続ける滝澤ですが、4000℃もの高熱である火焔でダメージを負ってしまいます。
しかし、その時滝澤は半赫者形態となり事態は一変します。
滝澤を追い詰めていたタタラですが、今度は逆に追い詰められる状態となります。
その結果ついにタタラは滝澤に腹を貫かれて死亡してしまうのです。
エトに想いを届けることも、法寺への復讐もできず、呆気なくも悲劇的な結末を迎えるのでした。
【東京喰種:re 89話】赫者タタラ、自慢の4000度も空しく滝澤にフルボッコにされあっさり死亡…【トーキョーグール:re ネタバレ速報 2ch感想まとめ】 https://t.co/pwVhdt594h pic.twitter.com/W9AKrMBE1k
— ニュースＨＵＢアンテナ (@NewsHubAntenna) August 20, 2016
王という存在！有馬との関係は！？
CCGに在籍する天才的な才能を持つ捜査官として有馬という人物が存在します。
有馬は新人時代にSSS級レート喰種『隻眼の梟』の撃退に貢献するという手柄を上げています。
そのような戦果から異例のスピードで特等捜査官に昇進した本物のエリートでありながらCCG捜査官を代表するような人物です。
そんな有馬ですが、実は喰種集団である『アオギリの樹』のリーダーで『隻眼の王』と呼ばれる存在だったのです。
そのアオギリの樹という組織の運営を任されていた、側近であり片腕的存在がタタラでした。
タタラにとって有馬は絶対的な王という存在で、タタラは有馬の忠実な部下だったのです。
CCG捜査官がまさかの喰種と繋がりがあったというこの事実はまさに衝撃的でありながら、あれほどまでに冷徹なタタラが忠誠を誓うといった有馬という人物の凄さが垣間見える瞬間でした。
タタラの過去や兄は？法寺との関係は？
タタラの過去は一体！？
中国で赤舌連に所属していたタタラの過去は壮絶なものです。
赤舌連はCCGによって殲滅されています。
この時にタタラの仲間の多くは死亡しており、兄であるイェンも仲間であったフェイもこの戦いで絶命しています。
しかし悲劇はこれで終わりではありませんでした。
法寺達はこの時の死体を利用して、クインケを製作していたのです。
かつての多くの仲間や、兄であるイェン、仲間であったフェイもクインケにされてしまいました。
タタラの過去は兄や仲間を殺された復讐のため中国から日本へとやってきたのでした。
残忍なキャラのイメージであるタタラですが、実はその過去は同情できるほどの悲しい過去だったのです。
タタラの兄とは！？法寺との関係は！？
タタラの兄イェンはタタラと共に中国の喰種集団、赤舌連に所属しておりCCGに殲滅されました。
その赤舌連を壊滅させた張本人ともいえる人物が法寺だったのです。
法寺を始めとした、中国に派遣されたCCGのメンバーはタタラの兄が率いる赤舌連と激突します。
その中で、タタラは生き残ることができましたが兄イェンは法寺達に殺害されてしまいました。
また法寺は兄イェンを殺害するだけではなく、クインケにしてしまいます。
このことから、タタラは赤舌連を壊滅に追いやった張本人でもある法寺を心の底から憎んでいます。
タタラにとって法寺は死んでも復讐した因縁の相手だったのです。
タタラとエトの関係は？その秘めた気持ちとは？滝澤より弱い？
秘めた気持ち！タタラとエトの関係は！？
タタラと同じく『アオギリの樹』の幹部でエトという小柄な女性がいます。
エトはただの喰種ではなく、人間と喰種の間に誕生した半喰種です。
そんなエトの正体は、実はアオギリの樹の創設者であり、隻眼の梟なのでした。
そのエトに対してタタラは特別な好意を寄せていたのではないかとされています。
それを証明するかのように、タタラの性格は冷酷非情ですが、常に行動を共にしているエトへの態度は非常に柔らかいものとなっています。
状況によっては仲間を切り捨てるほどの冷酷さを持った人物がタタラです。
ですが、そんなタタラが唯一優しい態度を取っていたのが、エトという存在なのでした。
実際にタタラが死亡する際にはエトの名前を呟き、絶命しています。
冷酷非道な人物であったタタラですが、唯一人間味を出せるエトとは特別な関係だったのではないでしょうか。
滝澤とタタラ！因縁の関係とは！？
滝澤はCCGの捜査官であり、第一線を張れるほどの実力はありませんが、人柄も良く、人望に熱い捜査官でした。
CCGとの決戦においてそんな滝澤とタタラは激突します。
亜門との合流に成功した滝澤ですが、窮地に陥った状況の滝澤を亜門は逃がそうとします。
ですが、滝澤は勇敢にもタタラへ立ち向かっていきます。
しかし、実力差の大きい戦いの結果は見えており、すぐに滝澤はタタラに捉えられてしまいます。
捕まった滝澤はノロという仲間の喰種の元へ投げられた結果、左腕を食べられてしまいます。
その後、そのまま消息不明となった滝澤は作戦終了後に提出された報告書において、亜門と共に死亡と判断されているのでした。
その後、死亡と判断された滝澤はなんと喰種オウルとして再登場します。
死亡したと思われていた滝澤ですが、実はこのタタラとの戦いの際に捕獲され、喰種化の実験体として酷い扱いを受けていたのです。
想像するのも耐え難い残忍な実験の結果、喰種化実験は成功し、喰種オウルが誕生します。
しかし、その果てに滝澤に待ち受けていたのは絶望的な未来と運命でした。
そのような結果を招いた原因であるタタラは滝澤にとってまさに、ただならぬ因縁の相手なのでした。
SS +レート喰種タタラの強さは弱い？赫子の実力は？
SS＋レート喰種タタラの実力は！？
タタラは喰種の中でも上位の実力を誇ります。
限られた喰種しか成ることができない赫者であり、その能力も非常に強力なものとなっています。
「お前らの生き死には俺が管理する」
東京喰種より
タタラ見た瞬間かっこよすぎて好きになった、しかも見た目から想像できん炎の能力🔥
無印でほとんど戦闘描写なかったけど強いオーラヤバかった…
:reで赫者化して大暴れかと思いきや呆気ない退場…滝澤補正の被害者😭 pic.twitter.com/t15yF0FgoC— だーしゃん (@HuCMPUOOLoGL1dY) August 23, 2020
23区の喰種収容所『コクリア』を襲撃に成功し、鯱やナキといった凶悪な喰種を解放し、組織の戦力拡大に貢献しています。
CCGでの駆逐対象としては最も優先順位が高く、また『アオギリの樹』の幹部の中でも中心的な存在であることもタタラの強さを証明しています。
CCGとの決戦では赫者の姿となり、その圧倒的な力を見せつけました。
火焔放出能力という強力な攻撃手段を持ちながら、その重厚な見た目から防御力も非常に高いものとなっています。
また、その見た目から一見スピードは遅そうに見えますが、並の捜査官であればついてこれない速度で動くことができ、そのスピードを保ちながらの強力な赫子での攻撃はまさに強敵という単語が相応しい喰種となっています。
圧倒的な戦闘力で捜査官達を瞬時に一掃したその実力は、まさに本物と言えるでしょう。
尾赫の赫者！その能力は！？
赫子のタイプはバランス型と言われている尾赫です。
赫者化すると上半身が赫子で覆われ、頭部は蛇のように変形します。
その姿はまるで全身鉄壁の赫子の鎧の様です。
チェンソーマングロいよ！
って声あるけど10年ぐらい前に騒いでた「東京喰種」も同じぐらいだからなぁ！？ちなみにタタラが好きでした pic.twitter.com/r9ZLD90aNT— TYUTYU(Y.S) (@s_tyutyu) November 5, 2022
口からは4000度の高熱を伴ったRc細胞を放出することが可能で、その高熱を持った赫子を『炎の舌』という技で放出します。
兄譲りの特殊な赫子により発動される、この『炎の舌』は赤舌の所以であると言われています。
また、おそらくは彼の通り名である「タタラ」もこの『炎の舌』が由来ではないかと言われています。
強力な技を発動しながら、太く長い赫子を高速で振るい戦闘を行うそのスタイルはまさに最強の能力を持った喰種といえるでしょう。