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『ウマ娘-シンデレラグレイ-』3巻は漫画アプリ『ヤンジャン』で読める
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『ウマ娘 -シンデレラグレイ-』3巻ネタバレ紹介!
第17R 「トレセン学園」
トレセン学園への登園初日、オグリキャップとベルノライトは、理事長秘書の駿川たづなに迎えられます。
北原の叔父である六平トレーナーも現れ、北原が中央に来るまでオグリキャップの面倒を見てほしいと、北原に頼まれたと言います。
六平の案内で、学園を見て回る3人。
トレセン学園には、プール、スタジオ、練習用野外ステージ、ジム、実物大のコースを数種類備えたグラウンドなど、ウマ娘に必要な物・場所がすべて揃っていると言います。
生徒ももちろんもれなく一流で、選りすぐりのエリートが2000人所属。
その中でも頂点に君臨するのが、史上唯一の七冠ウマ娘、“皇帝”と呼ばれるシンボリルドルフ!
生徒会室で3人を出迎えた、生徒会長でもあります。
お茶を飲みながら、シンボリルドルフがオグリキャップとベルノライトに送った言葉は、「Eclipse first,the rest nowhere.」
「唯一抜きんでて並ぶ者なし」という、トレセン学園のスクールモットーでした。
「常に頂点を目指せ」「カサマツとは意味が違うぞ」とシンボリルドルフは二人に念を押します。
オグリキャップのサポートのために頑張ろうと張り切るベルノライトでしたが、勇気を持って入った教室では…!?
「転入生でござるか!?ござるね!?カサマツ学園の砂をいただけませぬか!」「長旅は疲れたろう?この液体を飲みたまえ」「坂の傾斜角と脚の回転数それに伴うストライドについて意見交換したいのだけれども」…マシンガントークをたたみかけてくるオタクな3人の先輩がベルノライトを待ち受けていたのでした…。
教室で転入生として紹介されるオグリキャップを迎えたのは…。
栗毛の弾丸「ディクタストライカ」・ど根性ヒロイン「サクラチヨノオー」・名門メジロ家令嬢「メジロアルダン」・黒い闘士「ブラッキーエール」・「スーパークリーク」・剛毅朴訥武道少女「ヤエノムテキ」をはじめとする個性豊かなウマ娘たちです。
オグリキャップのカサマツ学園での戦績が、12戦10勝で2着が2回と聞いてざわつく教室。
「田舎の砂遊び」だと侮蔑の態度をあらわにするブラッキーエールに、「あの砂はダートといって砂遊びをするものじゃないんだ」と筋違いの返しをして、ブラッキーエールの怒りを買うオグリキャップでした…。
第18R 「クラシック登録」
教室では、中央レース場で開催されるレースの格付けを学んでいます。
8層に分かれた三角形の頂点にあるのが、最高格付けである「GⅠ」です。
今年からクラシック級のなった生徒たちは、GⅠの栄誉あるクラシック三冠レース・皐月賞・日本ダービー・菊花賞に挑戦できると先生は言います。
以前、ベルノライトとの会話の中で「日本ダービー」という言葉を初めて聞いたオグリキャップ。
どんなレースかも知らずに、東海ダービーに出られなくなったのだから、「日本ダービーの一着を北原にプレゼントするか」と考えました。
しかし、このクラシックレースには、クラシック登録という書類審査が必要で、転園してきたばかりのオグリキャップは、登録ができていなかったのです!
クラシックレースに出られない…!?
運営団体URA(Umamusume Racing Association)の規定で、期限内に申請できなかったウマ娘は、クラシックレースには出走できないと話す六平トレーナー。
オグリキャップは、「直接話してくる」と、生徒会室に向かい、生徒会長シンボリルドルフに直談判をします。
「あなたの力で私を日本ダービーに出してくれ」という直訴を、シンボリルドルフは笑い飛ばし、「厳格なルールに例外は許されない」と相手にしません。
そして、日本ダービーが才能あるウマ娘たちのあこがれる最高峰のレースであると語り、 「日本ダービーを無礼(なめ)るなよ」と鋭い目線で二人を威嚇します。
その雰囲気に、圧倒されるベルノライトは、腰が抜けたように床に座り込みます…。
「ならば実力で覆す」と、シンボリルドルフに相対して目線を合わせるオグリキャップ。
そして宣言するのです。
「常識も…ルールも!この脚で!」
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第19R 「初戦」
「中央を無礼(なめ)るなよ」
シンボリルドルフに言われたことを思い出しながら、悔しさを感じるトレーニング中のオグリキャップ。
そんなオグリキャップの様子を見ながら、六平トレーナーは、一か月後に開催されるGⅢレース「ペガサスステークス」に出走することを勧めます。
このレースで勝って強さを証明すれば、日本ダービーにも出られるかもしれないと期待を抱き、オグリキャップは出走を決意します。
このレースでの強敵は、9戦5勝中のブラッキーエール!
廊下ですれ違ったブラッキーエールは、オグリキャップをあざ笑い、カサマツ学園を馬鹿にするような物言いです。
カサマツの仲間を馬鹿にされたことに怒りを感じたオグリキャップは、「私が勝ったら、二度と汚い言葉を使うな」と約束させます。
そのことを六平とベルノライトに話していたところに、六平チーム所属する先輩が現れ、「併せ」と呼ばれる並走トレーニングをすることになります。
オグリキャップの前を走る二人の先輩の走りは、中央のレベルの高さを感じさせる速さ。
六平の合図が出たら、二人を抜く予定ですが、オグリキャップがスパートをかけても進路をふさがれ、抜くことができません。
2人がそれぞれフェイントをかけ、オグリキャップの進行方向をふさいでいるのです。
トレーニングを観察する六平は、「これではブラッキーエールには勝てない」と考えます。
第20R 「武者震い」
阪神レース場。
GⅢのペガサスステークスが始まりました。
4連勝中と絶好調の一番人気ブラッキーエールが、大歓声の中パドックに登場し、バサッと派手に上着を脱ぎ棄てます。
オグリキャップは二番人気。
マイペースに上着を脱ぎますが、「上着をバッとしろ」と言われたことを思い出し、律儀に地面にたたきつけます。
レース直前に、六平はオグリキャップを呼び寄せ、「ふわっと走れ」とアドバイスします。
ゲートへ入ったオグリキャップは、レース場にざぁっと吹き渡る風を感じて、体の中から何かが沸きあがってくるのを感じます。
芝の香り…、観客の声…、風の感触…。
中央レース場の景色に、血が沸き立つように武者震いするオグリキャップでした。
第21R 「本物」
いよいよ、ペガサスステークスがスタート!
大外のブラッキーエールは勢いよく飛び出し、二番手につきます。
オグリキャップは、後ろから三番手。
先頭集団が3コーナーを回ったころ、オグリキャップは後方から先頭集団を見つめ、「ふわっと走れ」というアドバイスを思い返しています。
体に力を抜いたときに見えたのは、先頭集団の大外の空いているスペースでした。
残り200メートルで、ブラッキーエールがトップに躍り出ようとしたとき、「ズン」という衝撃を感じた瞬間にオグリキャップが大外から一気に突き抜け、先頭に出ます。
並走トレーニングの時は分からなったけれど、危険が及ばないくらい大外から抜けばよかったのです。
オグリキャップは一着でゴールし、中央での初勝利となりました。
後日、教室ではクラスメートたちが、中央での初勝利に盛り上がり、にぎやかにオグリキャップを取り囲みます。
馬鹿にしていたオグリキャップに負けた悔しさが募るブラッキーエールは、机を叩いて立ち上がり、
「うる…ご静粛に願えます!?」と、オグリキャップとの約束通り、乱暴な言葉遣いを封印して声を荒らげるのでした。
第22R 「毎日杯」
オグリキャップのクラスメート・ヤエノムテキは2戦2勝をあげていました。
走りながら、オグリキャップのレースをイメージし、次のレースは、オグリキャップも目指している毎日杯に的を絞ります。
トレセン学園の食堂で筆を執り、手紙をしたためるヤエノムテキ。
筆をおき、おもむろに立ち上がると、果たし状を持ってオグリキャップのもとに向かいます。
ヤエノムテキに気づかず、お代わりを求めてカウンターに向かったオグリキャップの前には山盛りの皿がドンと置かれます。
「食べ放題だ 足りないとは言わせないよ」と悠然と構えるトレセン学園の料理主任。
「これが…中央…!!」と、中央の凄みを感じるオグリキャップの後ろで、気づかれないことに怒りを感じるヤエノムテキでした…。
生徒会室では、シンボリルドルフが友人と、オグリキャップの話題に。
彼女たちの手にある新聞には、「求む!オグリキャップ ダービー特例出走!」という見出しの記事が載っていたのです。
さて、「毎日杯」当日。
阪神レース場は、雨がやみ、重バ場の状態です。
六平のアドバイス通り、前半は体力温存のために早めに内へはいろうとするオグリキャップ。
しかし、そのときヤエノムテキがオグリキャップの右前ぴったりにつけ、オグリの動きを阻止しようと…!
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第23R 「並のウマ娘なら」
内側に入って最短距離を走りたいオグリキャップと、彼女を右斜め前でぴったりとマークし大外に追いやるヤエノムテキ。
シンボリルドルフは、オグリキャップにとって厳しい展開をテレビで観戦しています。
内と外では想像以上に距離差があり、2000メートル走るとプラス数十メートルの差となります。
「並のウマ娘なら、最後にバテる」距離…、果たしてオグリキャップは?
オグリキャップは、フッと力を抜き、その距離差も前提としたペースで走ることにします。
勝負は第4コーナーへ!
一番外からヤエノムテキが追い上げます。
思い描く理想の形になった…、そうヤエノムテキが思った瞬間。
さらにその外から、オグリキャップがスパートをかけてきました!
一気に引き離し、オグリキャップが一着でゴールします。
レースごとに実力を発揮し人気が増すオグリキャップ。
その彼女がダービーに出られないことを、トップがどう判断するか…、眼鏡の新聞記者の取材熱が高まります。
第24R 「夢亡き者に理想無し」
万全の状態で臨んだ毎日杯で、オグリキャップに完敗したことに無念さをにじませるヤエノムテキ。
クラシック初戦の皐月賞への出走条件が未達成なため、あきらめようとしますが、彼女の師は「抽選枠に賭ける」と彼女を鼓舞し、無事にヤエノムテキは皐月賞の抽選枠を勝ち取ります。
テレビで皐月賞を観戦する六平は、「このメンバー、面倒な予感がするな…」とつぶやきます。
一着はヤエノムテキ。
二着は、毎日杯で7着だったディクタアース、三着はサクラチヨノオー。
「マズイな…。大変なことになる」と六平は再びつぶやきます…。
一方、レースを観たファンたちは、この結果にざわつき始めていました。
「オグリキャップが皐月賞に出てたらどうなったんだろうな!?」
「せめてダービーは出てほしいよな」
オグリキャップを求める声の盛り上がりを感じた新聞記者は、なんとかオグリキャップをダービーに出走させられるよう、奔走し始めます。
世論がオグリキャップをダービーに出走させたがっているという記事を、どんどん出したのです。
その後、記者の藤井は、オグリキャップダービー特例出走を求める一万人分の署名を持って、トレセン学園生徒会室にシンボリルフドルフに会いに行きます。
「一生に一度、同世代の頂点を決める夢のレースに、その実力を持ったオグリキャップが出るべきだ。」と彼は訴えます。
力のあるシンボリルドルフから、URAに働きかけてほしいと直談判しにきたのです。
訴えを聞いて、シンボリルドルフは静かに立ち上がり言います。
「夢亡き者に理想無し。私の理想も貴女と同じです」
第25R 「品格」
京都レース場で、春の天皇賞を観戦するシンボリルドルフ。
春・秋の年二回行われる重賞レースで、最高格付GⅠの中でも長い歴史をもつレースです。
このレースでの注目のウマ娘は、5連勝中のタマモクロス。
第4コーナーで内から先頭に出てきたタマモクロスに、なぜかオグリキャップの姿が重なります。
なぜ…?
場所は変わって、中央諮問委員会・委員長室に、シンボリルドルフは呼び出されます。
委員長は、中央で最も由緒ある格式高いレースである日本ダービーは、生まれた時から頂点を志して、勝ち続けてきたエリートの中のエリートにのみ、ダービーに出られる「品格」が備わる、と話します。
地方から出てきたウマ娘のためにルールを変えろというのかと詰め寄ります。
「品格と何か」と、落ち着いて反論するシンボリルドルフ。
オグリキャップは自分の立場を理解したうえで走り続け、それを見た観衆が彼女のダービーを願ったこと自体が、彼女の品格だと言い切ります。
そして、歴史に残る大スターの誕生を自分を含む皆が望んでいるのだと、理事長に頭を下げて、オグリキャップの出走を請うのでした。
第26R 「日本ダービー」
「オグリキャップを日本ダービーで走らせてほしい」と、URAの委員長に直々に頭を下げたシンボリルドルフ。
果たしてかなえられるのか…!?
いよいよ、日本ダービーの日を迎えます。
観客動員数15万人を誇る、ウマ娘たちの晴れの舞台。
シンボリルドルフは、自分が出走した日本ダービーの思い出にふけります。
馬場には、人気上位のウマ娘たちが次々と呼ばれています。
2枠5番は、サクラチヨノオー。
4枠11番は、皐月賞で一冠をあげたヤエノムテキ。
6枠18番は、3戦すべて二位以内のメジロアルダン。
8枠22番は、6戦3勝のディクタストライカ。
そして、最後に登場するのが…!
「堂々の一番人気!!ギリギリ滑り込んだ、カサマツのシンデレラ!!」
観客の歓声が一層大きくなります。
オグリキャップの登場です。
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