今回はメジャーに登場する、川瀬涼子を紹介します。
川瀬涼子はメジャーの主人公・本田吾郎率いる三船リトルの最大の敵となる野球チーム、横浜リトル所属の強敵な女ピッチャーです。
横浜リトルは毎年全国大会に進むほどの強豪チーム。
そんな横浜リトルの入団テストに、一発で合格した彼女は何者なのでしょうか。
可愛らしい見た目とは裏腹に、男の子顔負けの負けず嫌いであったり、素晴らしい野球センス。
川瀬涼子がどんな人物だったのか、解説していきましょう。
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川瀬涼子ちゃんの初登場はいつ？吾郎の初恋の相手？
夏の合宿中、主人公である本田五郎（ほんだ ごろう）は早朝から自主練のためにランニングをしています。
ランニングをしていると、近くから「きゃあっ！！」と女の子の悲鳴が聞こえ、『ドスーン』となにか落ちてきたような音が響きました。
五郎は、なにか事件の匂いがすると思い、声の聞こえた方へと向かいます。
すると、そこにいたのは白いパンツがチラッと見えた状態で尻もちをついている女の子でした。
そう、この子が本記事のメインである人物！！川瀬涼子です。
木に登って降りてこれなくなってしまった猫を、涼子は助けようとしていたようです。
そして、五郎が涼子の代わりに猫を助けることに成功しますが、五郎はひじを擦りむいてしまいます。
そんな五郎にたいして涼子は、ハンカチを巻いて応急手当をしてあげます。
このシーンから分かるように、涼子は動物にも他人にも優しい子だということがわかります。
これが、涼子の初登場のシーンです。
川瀬涼子可愛すぎだろ pic.twitter.com/GmJd6Wq1bu
— さざれ (@sazare_bi) December 8, 2016
川瀬涼子ちゃんクズ？吾郎とまさかの喧嘩！？
涼子は五郎率いる三船リトルとの試合の前に、ふたりはプライベートで一度会ったことがありました。
そのときは、涼子のチームメイトであり、五郎の昔からの友達である佐藤寿也（さとう としや）も一緒にバッティングセンターに行ったり、ハンバーガー屋でご飯を食べたりと仲良く遊んでいました。
しかし、そのハンバーガー屋で事件は起こるのです。
五郎が涼子に「なんで女の子なのに野球を？」と、涼子が野球を始めたきっかけを聞きます。
すると、ある人に憧れて野球を始めたと答え始めます。
そう、その憧れた人こそがメジャーリーガーのジョー・ギブソンだったのです。
五郎は、自分のお父さんが亡くなったきっかけである人物の名前が出てきて、少し動揺しますが、「そうかー！それでギブソンのフォームに似てるのかー！」と平然をよそおいながら話します。
涼子は「そう！さすが五郎くん！」と、ギブソンのフォームに気づいてくれたことを嬉しく思っている様子です。
その直後です…
「でも、日本で誰かにデッドボールをぶつけて相手を死なせちゃったって聞いたときは同情したなぁ。だってあんなのよけられない方が悪いんじゃん」
この涼子の発言を聞いた五郎は、一瞬無言になります。
そして「…悪いけどオレ帰るわ。」と店を去りました。
五郎の事情を知っている寿也は、涼子にギブソンがデッドボールを当てて死なせた相手が五郎の父親であることを説明します。
涼子はそれを聞き、とても驚愕している様子です。
急いで五郎を追いかけ、涼子が五郎に泣いて謝る、という事件がふたりの間に起きていました。
その事件以降は、五郎が涼子に恋愛感情を抱いているだろうと思われる描写はなくなりました。
川瀬涼子は！？ pic.twitter.com/ggCkMb7Aoi
— となりの (@drankinsnowman) March 12, 2018
川瀬涼子ちゃん球速や投球フォームがギブソン！三船リトルとの感動の死闘
涼子の強さは、なんといってもメジャーリーガーであるジョー・ギブソンと同じフォームから繰り出されるムービングファーストボールです。
ムービングファーストボールとは、速球のように見えて手元でわずかに落ちる球であり、作中でギブソンの得意とする変化球です。
涼子はそれに加えてカーブも投げているので、凄まじい野球センスを持っていることが分かります。
そして、精神面においても涼子は、男の子に負けないほどの負けず嫌いな性格です。
それが鮮明に分かる描写のひとつとして、涼子は五郎と初めて会った合宿の夜、卓球で勝負することになるシーンがあります。
手加減している五郎に対して、女だからって手加減されるのは嫌だと涼子は怒ります。
すると、五郎が本気を出し、涼子は負けてしまいます。
負けた涼子は、悔し涙を流しながら「野球じゃ負けないから,,,」と言い放って卓球場を去りました。
そんな負けず嫌いな性格の涼子だからこそ今まで男の子に負けることなく、ここまで立派な野球選手になれたのだと思います。
そして、涼子の忘れてはいけない一番のシーンは、なんといっても三船リトルとの試合での延長戦、五郎との一騎打ちです。
１回から連投している五郎は、バッターボックスでバットを振った勢いで倒れてしまうほど疲弊しきっています。
しかし、そんな状態でも五郎は、涼子の球をスタンドまで飛ばす飛距離のファールボールを打ちます。
五郎と勝負することを危険だと思った横浜リトルの監督は涼子に敬遠の指示を出します。
涼子はためらいます。
そんな涼子の様子に気づいたキャッチャーの寿也は涼子のいるマウンドに寄ってきて敬遠することを説得します。
しかし…
「あたしは相手があんなに一生懸命やってきてるからこそ、勝負して勝ちたいの！…だって…６年生のあたしが男の子とこんな真剣勝負できるのは、これが最後かもしれないんだもん！！」
涼子は、そう強く主張しました。
その言葉に心を打たれた寿也と監督、そしてチームメイトは、涼子が五郎と真剣勝負をすることを認めます。
そして、涼子は渾身の球をストライクゾーンめがけて投げ込みます。
『カキーーーン』
五郎の打った打球は、ライトを抜けてフェアになります。
五郎は必死に走り、三塁にヘッドスライディングをします。
三塁に投げ込まれた送球はなんと五郎のヘルメットにあたり弾かれました。
みんなが唖然としている中、五郎は止まることなくヨロヨロとホームに足を進めます。
そして、まさかのランニングホームランで涼子のいる横浜リトルは負けという結果になりました。
こうして、涼子のリトルリーグは幕を閉じることとなります。
川瀬涼子ちゃんの高校・大学時代は？原作とアニメ版での違いとは？
結論から申しますと、メジャー原作本編での涼子の登場シーンはリトルリーグ編のみとなります。
しかし、漫画の番外編では、涼子の高校時代が描かれているエピソード『MIMOR』があります。
そして、アニメ版では第２シリーズ１３話、第３シリーズ１６話、第５シリーズ２２話で特別出演しています。
第２シリーズ１３話では、進路に悩んでいる清水薫（しみず かおる）の相談を受けています。
このときの涼子は山下高校野球部に所属していますが、規定により公式戦には出場できないため、練習試合のみで登板しているという設定です。
第３シリーズ１６話では、大磯国際大学の女性エースとして再登場します。
涼子は、聖秀高校野球部マネージャーの鈴木綾音（すずき あやね）から頼まれ、五郎ひきいる聖秀高校の次の対戦校である久里山高校の香取対策として、聖秀高校の特訓に協力します。
第５シリーズ２２話では、涼子は就職活動をしている最中に、アメリカを相手に奮闘する吾郎の姿を目にします。
そして涼子は、プロ野球の独立リーグのトライアウトに挑戦することを決意します。
各回において出演時間は長くないですが、涼子のことを好きな視聴者さんは嬉しかったと思います。
メジャーの川瀬涼子みたい
懐かし pic.twitter.com/3Q5e5nfIOQ— 響生 (@hbkiii__624) November 22, 2018
メジャーセカンドで川瀬涼子ちゃんの再登場はある？その後や結婚について
メジャーセカンドでの再登場は今のところは残念ながらありません。
しかし、アニメ版での特別出演が前例としてありますので、もしかすると原作では登場しなくてもアニメ版で…といったことはあるかもしれません。
五郎の少年・青年時代の友達やライバルの結婚相手、もしくはメジャーセカンドに登場するキャラクターの母親設定で登場する可能性は否定できません。
期待しましょう！！
川瀬涼子ちゃんのアニメ声優は誰？
涼子の声優さんは、女優の遠藤久美子（えんどう くみこ）さんが起用されていました。
声優が本業ではないですが、ボーイッシュなイメージと声がキャラクターにぴったりだったと思います。