闇金ウシジマくん瑞樹の最後やその後の結末はかわいそう?スピンオフ外伝ラーメン滑川で再登場?お金3000万円の犯人

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今回は『闇金ウシジマくん』に登場する風俗嬢、瑞樹(みずき)を紹介します。

 

単行本5〜7巻「フーゾクくん」編に登場する謎多き風俗嬢の瑞樹。

 

太った身体に美人とは言えないビジュアル。にもかかわらず瑞樹は所属するホテヘル「エロリン派遣ガール」にて売上No.1を獲得しています。

 

少々きつい性格ながら、客達を冷静に分析する頭の良さがある瑞樹。お金に対して貪欲で、収入のためなら地道な研究も怠らないという努力家な面もあります。

 

そんな瑞樹には、沼田というストーカーにつきまとわれた過去がありました。

 

逃げるように店を変えた瑞樹ですが、沼田は信じられない執着をみせ、常軌を逸した方法で瑞樹に再度接近します。

 

そんな中、闇金業者ウシジマくんと、同じ風俗嬢「杏奈(あんな)」「モコ」を巻き込んで、どんな物語が繰り広げられるのか、そして物語がむかえる衝撃のラストについて紹介していきます。

 

本編に入る前に、原作『闇金ウシジマくん』を無料で読む方法をご紹介します。

 

『闇金ウシジマくん』は漫画アプリ『マンガワン』で読める

『闇金ウシジマくん』は、こちらの小学館が運営する漫画アプリマンガワンにて無料で読むことができます。

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風俗嬢「瑞樹」の正体は?何話に出てくる?実写ドラマでのキャストは?

「瑞樹」(みずき)は「フーゾクくん篇(第42話~65話・単行本5巻~7巻)に登場する巨体の風俗嬢です。

 

この「瑞樹」、実は実写ドラマでは恵比寿マスカッツ1期生でセクシー女優の「かすみりさ」さんが演じました。

 

ビジュアルは大分違いますね。

 

巨体かつ器量もよくない「瑞樹」と細身で美人の「かすみりさ」さんでは随分印象が異なります。

 

ただ、まとっている妖艶な雰囲気は似通っているような……。

 

さて、この「瑞樹」いったいどんな女なのでしょうか。

 

巨デブなのにNo.1風俗嬢?その目的は?ウシジマくんとの関係は?瑞樹の仕事ぶりについて解説!

「瑞樹」は初登場時から異様な雰囲気を放っていました。

 

太っていて、器量もよくないというのにどこか色気があるのです。

 

また、抜け目のなさが行動のひとつひとつからうかがい知れます。

 

風俗店の店長には謙虚に挨拶し、闇金のウシジマくんにさえ流し目を送る。同僚・従業員にも余裕のある受け答えを見せました。

 

ほんの数コマで只者でないことは伝わってきます。

 

彼女の様子を見て、ウシジマくんはこういいます。

 

『あの女がNo.1か!?』

 

そう、「瑞樹」はこの『エロリン派遣ガール』のNo.1ホテヘル嬢でした。

 

それも、若くて美人の「杏奈(あんな)」、可愛い新人の「モコ」を抑えての一位です。

 

売れている理由は店長にもはっきりとは分からないらしく、他の嬢からはご法度である「本番行為」や「フーキ」(従業員と交際すること)ではないかと勘繰られます。

 

しかし、かつての№1の杏奈は、彼女の売上の真相を語ります。

 

『あいつ色恋営業(イロ)かけて、客を”教育”してンだよ!』

 

色恋営業とは、客に恋愛感情があるように装い、特別な関係だと勘違いさせることです。

 

杏奈の言うとおり、瑞樹は客が喜ぶひとことや、思わせぶりな発言を繰り返して太客を獲得していました。

 

その太客もかなりの曲者ぞろいです。

 

雨の日に通し(一日中)で予約を入れる、顔も体型も行動もすべて気持ち悪い雨男(あめお)。

 

根拠もなく自分に自信を持ち、瑞樹が自分に惚れていると勝手に勘違いしている佐野。

 

30歳になっても定職につかず、パチンコに明け暮れるフリーターの村田。

 

一癖も二癖もあるこういった客たちを、瑞樹はときに甘やかし、ときに共感し、客が一線を越えそうになると上手にはぐらかします。

 

そうやって沼にはまった男たちが何人もいるから、瑞樹は巨デブでも営業成績1位になることができました。

 

No.1の座を手にしている瑞樹ですが、その態度はいたって謙虚。

 

自分の成績はたまたまだと謙遜し、他の嬢を立てる様子に、店長・従業員からも高い評価を受けています。

 

ここまででは、瑞樹は仕事熱心で、ストレスを誰にもぶつけない人格者という事かのように映ります。

 

が、そんな人間が『ウシジマくん』に登場するはずはありません。

 

彼女の本性はそんな可愛いものではありませんでした。

 

実は頭の良い女? 拠り所はお金? 目標は3000万?「瑞樹」の人生哲学について解説!

家に帰る途中、立ち寄った弁当屋で瑞樹は巨大な弁当を二つ買います。

 

そして家に帰ると……。

 

「あんなショボイホテヘル……」

 

「誰のおかげて食えてンじゃい!!!」

 

鬼の形相で貪り食いはじめます。

 

どうやらしっかりストレスは感じているようです。

 

男どもから受けているストレスを嚙み潰すかのように、弁当を平らげ独り言ちます。

 

(しょせん、男が上に立ってる社会だ。女が上に立とうとすると叩かれるから謙虚にしてンだよ!)

 

瑞樹は風俗業界という戦場の中で生き残るために、冷徹ともいえる考え方が染み付いていました。

 

彼女は自分の客に対してもすこぶる冷静な分析を行っています。

 

夜中に痛々しいメールを送ってくる佐野に対しては、

 

「佐野みたいな中途半端な客は、自分がイケてると思い込んでるから、タチ悪い」

 

「お前はどんだけ稼ぎがあんじゃい!!?」

 

とバッサリ。

 

夜中に『どうしても会いたい』と電話をかけてきた太客の雨男に対しても、明日が早いと言って、一方的に電話を切ります。

 

「雨男みたいなキモヲタ客は自分がイケてないのわかってる」

 

「だから、自分の立ち位置を越えてこないから好感が持てるし扱いやすい」

 

「だが、パンクして一線を越えると非常にマズイタイプだ」

 

そして瞬時に損得勘定をし、雨男について切る決断、すぐにNG客として店長に連絡します。

 

また、瑞樹はどこまでもリアリスティックな人間でした。

 

社会的にも経済的にも弱い立場にある風俗嬢。

 

段々と自分の価値がすり減っていくことを実感する日々、将来への不安も尋常ではありません。

 

そんな中瑞樹の心を支えているのは……。

 

(私みたいにダメな親を持ったら、結局、頼りになるのはお金だけ。)

 

「預金残高」でした。通帳には今までの努力の結晶である数字が並んでいます。

 

目標の3000万円はもう目前。

 

嫌な客へのストレスも売上を見れば吹っ飛びます。

 

もっとお金を落としてもらうために努力も怠りません。

 

お客の特徴を記録した日記帳は7年間で10冊をこえています。

 

客から生の情報を受け取る感受性に粘り強い観察力。風俗嬢以外の仕事でもきっと成功していたでしょう。

 

実際、その腕前を見込んで、落ち目になったかつてのNo.1、杏奈は熱心に(というかストーカー同然に)彼女に相談を持ち掛けます。

 

最初はいやいやだった瑞樹も、杏奈のあきらめの悪さに負け、彼女に的確なアドバイスを行います。

 

二人は徐々に親交を深め、同じ職場ではたらく「モコ」と交えた三人で食事や銭湯にむかうようにもなりました。

 

「私はね 幸せになりたいの」

 

「幸せはお金で買えるの!」

 

彼女のお金への執着は半端ではなく、人生観の根幹ともいえます。

 

このことが、物語の衝撃のラストにつながります。

 

瑞樹の過去は? サイコなストーカー客沼田とは? 交友関係と物語の流れを解説!

一見怖いものなしの瑞樹ですが、彼女には大きなトラウマがありました。

 

それは沼田という男です。

 

歌舞伎町にやってくる前、池袋で風俗嬢をしていた瑞樹(当時は瑞菜という源氏名でした)は、太客だった沼田をパンク(お金が尽きてしまうこと)させてしまいました。

 

瑞樹に全てを奪われた沼田は、悪質なストーカーとなってしまいます。

 

NG客に指定されると、瑞樹を尾行して特定して郵便受けに猫の死骸を放り混んだり、部屋に侵入したりしました。

 

瑞樹は彼を恐れ、池袋から逃げるように去ったのですが……。

 

沼田の粘着はこの程度ではおさまりませんでした。

 

常軌を逸した方法で彼女を追いかけ、歌舞伎町にもやってきました。

 

この沼田。ヤバい。

 

マジでやばいです。

 

気色悪いキャラクターが大量に登場する「フーゾクくん」ですが、沼田はぶっちぎりでヤバいです。

 

どのくらいヤバいかというと……

 

・店の名前で瑞樹に荷物を送る。中身は大量の使用済み()ティッシュ。
「お前のことを毎日毎日思ってた その愛の証をお前に送る」

・シュレッダーされた瑞樹のゴミを漁り、テープでつなぎ合わせて住所・電話番号をつきとめる。
「キミは相変わらず留守電なんだね……もう腹も立たないよ」

・瑞樹の住むマンションに突入し、インターホンを連打。郵便受けを破壊して手を突っ込み、鍵を開ける。
「なんで俺の気持ちがわからない!? 俺達はあんなに上手くいってたのに、なんで突然消えやがった?」

 

どう考えても狂人です、

 

後に判明することですが、沼田はデリヘルの女性を殺害して箱詰めにした殺人犯でした。

 

そんな危険人物・沼田に再び家を特定され、命からがら逃げ出した瑞樹は店を移って店泊するようになります。

 

そんな瑞樹を心配した杏奈とモコは彼女を食事に誘います。いつもと全く変わらずに彼氏の愚痴をこぼす杏奈の調子に瑞樹は表情を崩します。

 

しかし、その席のすぐ後ろには不審な影が……。

 

『おっと! 運命の人 瑞菜にまた出会えたよ〜』

 

『朝ケンカしてシカトされたけど、瑞菜の友達についてけばまた会えると思ったんだ——瑞菜のコトはなんでも知っているのさ。』

 

『瑞菜ははずかしがりだから、自分の想いをうまく伝えられないみたい。でも、俺には全てわかっているのさ。』

 

携帯の一昔前のSNSの画面に大量の瑞樹への歪みきった想いを綴っていたのは……。

 

言うまでもなく、沼田です。

 

彼のことに気づかず、いつも通り、杏奈とモコ相手に男の扱いについての冷徹とも言える持論を披露する瑞樹。

 

その様子を、沼田はいらだたしげに盗み見ます。

 

そして瑞樹がトイレに立つとそっと後をつけ……。

 

「瑞菜ァ〜〜〜お前はそんな嫌味言う女じゃないだろ?」

「やさしいやさしいやさしい女だろ!?」

「だから俺は捜して捜して、捜しまくったンだぞ!?」

「お前がそんな女なら俺は……」

「不安で不安で—」

「生きられない」

 

背後からカッターナイフを突きつけます。

 

絶体絶命の瑞樹!

 

そこに現れたのは……

 

「何? 何? どーしちゃったの? 女便所入っちゃマズいだろ?」

 

ウシジマくん率いるカウカウファイナンスの一行でした。

 

たまたま同じ店で食事をしていたようです。

 

カッターナイフを突きつけたままウシジマくんをにらみつけ、激高する沼田。

 

その姿に、ウシジマくんは表情一つかえずに淡々と言います。

 

「いいのか? スゲー、テンパッタ状況だけど、本当はよ、」

「ただフツーに話して、思いを伝えたかっただけじゃねェーのか?」

「きっと何度も瑞樹に無視されて、拒否されて、裏切られたンだろ」

「俺は金貸ししててよ、債務者に裏切られてきてるから、気持ちわかるぜ」

 

沼田の心に寄り添うよな優しい言葉。さらに怯える瑞樹にも声をかけます。

 

「瑞樹 たのむ」

「そいつは本当は変な奴じゃない。お前を好きになり過ぎて、ちょっとおかしくなっているだけだ」

「普通の男として話を聞いてくれ」

 

このひと言で、沼田は思わず涙をこぼします。

 

この狂人が求めていたのは共感でした。ウシジマくんはそれを見事に言い当てたのです。

 

「俺はただ瑞菜を幸せにしたかったんだよォ」

「なんで目をそらすンだよォ……」

「なんで電話に出てくれないンだよォ」

「お前を捜してたのだって、本当はただ……ひとこと謝りたかっただけなんだよォ」

 

大粒の涙を流しながら心情を吐露する沼田。

 

彼の様子に瑞樹も「私のほうこそ、ごめんねぇ」と謝罪の言葉をこぼします。

 

沼田は導かれるままにナイフをしまい、ウシジマくんにナイフを渡します。

 

次の瞬間。

 

ウシジマくんが沼田の額にナイフを突き刺しました!!

 

瑞樹を救うため、一芝居うったようです。

 

絶叫する沼田を非常に悪い顔で見下ろす瑞樹。

 

「相手を思いやる想像力がねェーから、テメェーは風俗嬢に騙されンだ!!」

 

とどめを刺すようなひと言をウシジマくんからはなたれ、あえなく沼田は警察に引き渡されました。

 

瑞樹の最後やその後の結末がかわいそう?犯人は?どうなった?

狂気のストーカー、沼田の恐怖から解放された瑞樹。

 

今までの風俗嬢としての生活にもどります。

 

20代風俗嬢として身体を、若さを売り続けて、彼女はとうとう目標としていた貯金、3000万円に到達します。

 

通帳に並ぶ数字に感極まって涙ぐむ瑞樹。

 

正しいかどうかはさておき、彼女の努力は本物です。

 

脅威は去り、努力が報われ、晴れて風俗嬢を卒業。

 

貯めてきたお金と、ミステリアスな過去をまとって、瑞樹は輝かしい未来に踏み出していく……。

 

なんて綺麗なオチにならないのが「ウシジマくん」という漫画のすさまじさです。

 

沼田から逃げて店に泊まるようになった瑞樹は、ホスト狂いのアサミと知り合います。

 

アサミはホストに貢ぐために風俗の御法度である「本番行為」を繰り返していました。

 

全てをホストに捧げているからか、アサミの身なりはみすぼらしく、頭からはフケの固まりがこぼれているありさまです。

 

一応、瑞樹はアサミに男に金を使いすぎない方がいいと助言しますが、聞く耳を持ちません。

 

アサミはいつもどおり、ゴムをもらいに瑞樹を訪ねます。

 

すると、瑞樹は留守。これ幸いと、部屋を物色していると……。

 

見つけてしまいます。

 

彼女の通帳が入ったコインロッカーの鍵を。

 

さて、そんなことも知らず仕事にいそしむ瑞樹ですが、不衛生な環境で寝泊まりしていたせいで毛ジラミが発症。

 

すぐに陰毛をすべて剃り、パイパンにしますが、その様子をみて常連の佐竹が激高します。

 

どうやら毛ジラミが佐竹へ、そして佐竹の奥さんにも感染してしまったようです。離婚騒ぎにまで発展してしまったようです。

 

暴れる佐竹は店員に取り押さえられ、「自業自得だろ」と吐き捨てる瑞樹。

 

もう風俗をやめるつもりの彼女にとっては、もうキモい客のことなど過去のこと。

 

自分へのご褒美、今後の展望に妄想を膨らませながら通帳をとりに行くと……

 

ロッカーは空っぽになっていました。

 

ロッカーの中には通帳の他に印鑑・保険証・現住所に電話番号と、銀行の本人確認に必要なものがすべて入っていました。

 

彼女の全てともいえる、3000万円は奪われてしまったのです。

 

犯人は十中八九アサミでしょう。彼女はとっくに雲隠れしていました。

 

唯一の心のよりどころを失った瑞樹はみるみる覇気を失います。

 

「プラス1万で本●……どう? 5千円でもイイよ♡」

 

そこには手練手管をつくして男を手玉に取り、荒稼ぎしていた瑞樹の姿はありませんでした。

御法度だった本番行為にもあっさりと手をだし、店にバレてクビになってしまいます。

 

職場を失い、他の風俗店で働くこともできず、夜の街を寂しくさまよう瑞樹。

 

かつてNo.1だった『エロリン派遣ガール』でもすでに別の嬢がトップになり、瑞樹達の写真は捨てられてしまいます。

 

若さは次々移り変わり、老いた彼女は居場所もなく続ける。

 

彼女の物語はこうして終わっていきます。

 

なんとも後味の悪い話です。

 

全23話ある「フーゾクくん編」のラスト二話で一気に急落する彼女の人生。

 

予定調和で終わらない、ジェットコースターのような急降下・浮遊感こそ「ウシジマくん」の醍醐味といえるのではないでしょうか。

 

ある意味、この作品を象徴するキャラクターといえるでしょう。

 

スピンオフ作品『闇金ウシジマくん外伝 らーめん滑皮さん』に瑞樹が登場?痩せた?

本編では悲惨なラストを遂げた瑞樹。

 

彼女は、スピンオフ作品『闇金ウシジマくん外伝 らーめん滑皮さん』にも意外な形で登場します。

 

相変わらず太った姿のまま、風俗業界でホテトル嬢として働いています。

 

本編の事件をきっかけに落ちぶれた彼女はすっかり人生に悲観的になっています。

 

闇カジノのスロットにのめり込み、負けた腹いせにカジノ店の店長の不正を疑うありさま。

 

軽くあしらわれてさらに逆上します。

 

屋台のラーメン屋でやけ食いをしている最中にスープが跳ねて隣の席に座る男のスーツに掛かってしまいます。

 

しぶきが掛かった相手はなんと滑皮でした。

 

すぐに平謝りする瑞樹ですが、滑皮はいたって冷静。その大物感に瑞樹はますます萎縮します。

 

瑞樹のヨレヨレの姿を見て滑皮が声を掛けると、やけ食いの理由をうっかり話してしまいました。

 

しかし、話の流れで瑞樹が負けたのは、滑皮が面倒を見ているカジノ店だったことが判明します。

 

「絶対逃がさねーぞ!警察呼ぶからね!けーさつ!」

 

バカみたいに騒ぎ立てる瑞樹。

 

そんな瑞樹に滑皮は平手打ちをかまします。

 

『この街で女貫いてきたんだろ姉さん。』

『だったら路上(ココ)で無様なとこ見せちゃダメだろ。』

『もしもう一度金を稼ぐ気があるなら、厄介事起こす前に俺に言ってこい。』

 

こう言い残し、滑皮は去って行きます。

 

その姿に妙に感動する瑞樹。

 

その後、瑞樹は滑皮の紹介された店でNo.3まで上り詰めます。

 

スピンオフでキャラクターに救いを与えてしまうことについては賛否あるかもしれません。

 

しかし、少しだけ幸せな彼女の姿が見られて、安心できた方もいるはずです。

 

紆余曲折ありましたが、総じて「ウシジマくん」らしい魅力がつまったキャラクターと言えるでしょう!!

 

瑞樹の『闇金ウシジマくん』での名言紹介!

「測るモノサシがちっちゃくて、なんでもたいしたコトじゃないモノにみえてるから、こんなイタイ文章平気で送ってくるンだ!」

 

→激痛メールを送ってきた佐野に対してのひと言。

 

痛すぎる佐野のポエムに失笑していた読者を現実に引き戻す、強烈なパンチラインです。

 

自分も知らず知らずに誰かを馬鹿にしながら生きていないかと反省してしまいます。

 

「風俗来るのは成人からでしょ? いい大人が勘違いするほうが悪いでしょ?」

 

→風俗嬢、瑞樹の矜持です。

 

どこまでいっても風俗は「遊び」で、本気になるほうがどうかしているという彼女の仕事への向き合い方が見て取れます。

 

ただ、瑞樹ほどの腕前を持っていると、引っかかってしまう男にも少しだけ同情できるような気がしないでもありません。

 

「私はもう若くない。今日よりも明日と一日ずつ価値が下がってく。今までは、人間関係も仕事先も住む場所も、嫌になればすぐ替えてきた。年取ると、バイト先すら選べない。」

 

→瑞樹の時間に対するシビアな視点が見られます。これは女性に限らず、あらゆる人間がそうなのかもしれません。

 

今日が残りの一生で一番若いという事実を、彼女は脅迫的(きょうはく)なまでに意識していたようですね。

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