シンシャは宝石の国に登場するキャラクターです。
宝石達はみんなで固まって学校で暮らしていますが、シンシャはみんなとは離れて暮らしています。
何故なのでしょうか、そのほか彼の過去や基本的な情報について紹介していこうと思います。
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シンシャの過去は？性別は男・女？ 能力を徹底解説！
シンシャのプロフィール！どんな宝石だった？
シンシャは特殊能力によって離れて暮らしています。
そのさびしさのせいなのか、素直ではなく、人に感情をあらわにすることはなく、冷たい物言いをしています。
夜の見回りという仕事をしていますが、月人は夜に現れたことがなく、無意味な仕事であると誰もが知っています。
寂しさのあまり月人になら自分の価値を見出すことができるかもしれないと破滅的な願いをしていますが、月人が出る昼に出歩いている描写はほとんどありません。
昼に出歩いて仲間を傷つけてしまうかもしれないと考えているのかもしれません。
シンシャの特殊能力について解説！
シンシャは体から毒液が染み出すという特殊能力があります。
毒液を直接かけて攻撃すること、分身を生み出し一人ながら多人数戦を行うこともできます。
それにより際立った能力を持っているのですが、大きな問題があります。
毒液を自分で制御することができなくなる時があることです。
また、宝石達が毒液を浴びると、その部分がダメになり削らなければなりません。
文字通り、仲間たちを傷つけてしまうのです。
学校で隣の部屋だったベニトアイトは、「あいつが迷惑かけないようにしているのもわかってる。でも正直に言うと、隣にいるだけで落ち着かないよ」と言っています。
それに嫌気がさしたのか、恐れたのか、シンシャは自ら宝石の集団から離れたのです。
フォスはついに月人と接触！シンシャを連れて行かなかったのはどうして？
フォスは月人のエクメアと契約し、一度地上に戻って、一部の宝石達を離反させて月に戻ると告げます。
戻ってきたフォスの一番の目的は、シンシャだったことは明確です。
シンシャは以前フォスに「攫われるのを待っている。月でなら俺に価値をつけてくれるかもしれない」と言っています。
フォスはシンシャに「夜の見回りよりずっと楽しくて君にしかできない仕事を、僕が必ず見つけて見せるから！」と返しました。
しかしここまでお膳立てが済んでいるにもかかわらず、シンシャを月に連れていくことはありませんでした。
いったいなぜなのでしょう？
フォスはシンシャを連れていきたかった？
宝石達は基本的に仲間をさらう月人を憎んでいます。
つまり、月に行こうと誘う相手を間違えれば、仲間であるフォスだとしても捉えられてしまうことは必至です。
そのため、月に行きたいというバックグラウンドがあるシンシャは誘うのに絶好の相手であったと言えます。
新しい仕事を与えるという約束もありますしね。
ですがフォスがシンシャを月につれていかなかったのは、シンシャに断られたからです。
「宝石達が裏切るのでは先生がかわいそう」という理由です。
毒の体質改善の可能性の事を言っても、うなずきませんでした。
フォスはエクメアから金剛を揺さぶるという協定によって動いています。
そのため、フォスはそれ以上シンシャを説得することができませんでした。
月のフォスと地上のシンシャ。明暗分かれた後のシンシャの変化
結局フォスは月に、シンシャは地上に残ることになります。
フォスはその動揺が月に戻った後も残り、金剛を壊しに行こうと月にいた宝石達に提案し、地上に向かいます。
フォス、パパラチア、イエローダイヤモンドと歴戦の宝石達が固まっている月チームに、地上の宝石達は苦戦します。
そんな時咄嗟にシンシャがボルツを助け、その隙が生まれたことにより月チームの宝石達は地上から去っていきました。
宝石たちはシンシャの手助けに感謝し、彼を本当の仲間だと言い、再び受け入れるのです。
仲間に頼られてうれしいシンシャ。夜の探索の仕事はどうなった？
シンシャは宝石たちと行動を共にするようになります。
毒液のコントロールが利かないと紹介しましたが、それは一時的なもののようで、仕事の間などで行動する分には問題ないようです。
仲間として好意を受けるということにシンシャは戸惑いを隠せません。
ある冬眠が差し迫る時期、シンシャはまた一人で暮らしていた洞窟に行こうとします。
冬眠中に毒液の制御ができなくなれば周りで寝ている宝石たちに被害が及ぶために、宝石たちとどれだけ仲良くなってもそれだけはできないと決め、自分で行動することにしたのです。
しかし宝石たちがそれを呼び止め、毒液が外に漏れないパジャマを作ったのです。
見た目はどう見ても棺桶がミイラのようにぐるぐる巻きにされているものなのですが・・・
自分たちの労力を惜しんでまで仲間でいることを受け入れてくれた宝石たちに、シンシャは赤面して感動します。
シンシャは夜の見回りをする必要はもうありません。
それよりももっと楽しい仕事を見つけたのです。
シンシャは鬼となったフォスと対峙！シンシャの最後は死亡？どうなったかネタバレ！
月に渡ったフォスは、月に渡った後に知った真実と、自分以外の宝石たちへの対応に追われ、挙句には相棒だったカンゴームとの決別により、金剛に祈らせるという目的に向かって焦るようになります。
金剛に祈らせるために地上に戻った際、仲間だった宝石たちにも敵とみなされてバラバラにされて閉じ込められてしまいました。
しまいには彼らに忘れられるという屈辱を受け、深い絶望を味わいます。
フォスは復讐のためすべての宝石を粉にするため、地上に戻るのです。
ほぼ半壊しており、合金がとげのように露出した姿はまさに鬼と呼ぶにふさわしい風貌をしています。
月人が来なくなり戦いを忘れた宝石たちは、フォスになすすべもなく倒されていきます。
最後に彼に立ちふさがったのが、シンシャなのです。
「本当の仲間などいない」と言うフォスに、「そうかもな」とシンシャは言います。
「無様で 哀れだな」と言うフォスに、「知ってる」とシンシャは言います。
お互いに絶望と仲間に救われた経験のある二人の、寂しすぎる現状の対比があります。
フォスとの対戦。内容は？勝敗は？
シンシャが水銀で戦うのに対し、フォスは合金を噴出させて戦います。
水銀を浴びると宝石たちは変質してしまうため通常であれば避けますが、今のフォスはそのようなことはせず、真っ向から立ち向かいます。
善戦しますが、水銀をものともしないフォスと、元々の硬度の脆さにより、シンシャは敗れ、砕かれます。
最後に「ありがとう 約束を」と言い、シンシャは砕けます。
シンシャにとってフォスは鬼ではなく、自分との約束を必死になってかなえてくれた、かけがえのない仲間だったのでしょう。
砕かれたあとのシンシャ。月ではどうなった？
アメシストサーティスリーが作り出した「宝石を月人化するマシーン」により、宝石たちはみな月人になります。
シンシャも同じくして月人として復活しました。
フォスだけは、金剛の力を受け継いだため地上に残り、神になるまで1万年を過ごします。
毒を失い仲間と暮らすシンシャ。心境と結末を考察
月人となったシンシャは毒を出す能力を失いました。
月人になることによる説明として、アメシストサーティスリーがユークレースに「個体差がなくなる」と話していたため、その1つの効果だと思われます。
シンシャは月では花を育てたり、愛でたりして暮らしているようです。
宝石だったころは花に触れると枯れてしまうため、触れられることがうれしいようです。
シンシャはこのことが本当に幸福だと言います。
シンシャはフォスが一緒ではないとだめか？と聞かれますが、「そうではないから困る」と返しています。
最後は他の月人たちと同様に、神となったフォスによって無に帰っていきました。
シンシャがかわいそうじゃん シンシャはフォスがもっと楽しい仕事を見つけてくれるって言ったから、仕事がなくっても夜動く自分に会いに来てくれたらそれで嬉しかったんじゃないの 軽率に救うなよ。一万年後にすべてを救うんだから
— 求職の犬 (@0h_Mi_g0d) February 27, 2023
フォスがいなくても世界はまわっていくし宝石たちも月人も変わっていくしフォスが何もしなくてもシンシャは幸せになった もうどうしたら
— 純水 (@junnsui05_3939) July 20, 2020
シンシャとフォスの約束とは？シンシャはフォスが嫌い？
フォスとシンシャは物語の第2話という超序盤で出会っています。
博物誌という仕事を与えられたフォスに、知らないものを知っている人を求めてシンシャに会いに行くことにしました。
宝石たちと離れて暮らすシンシャのことを、「要るだけで迷惑、生まれてから役立たずの僕の上をいくとはやるじゃない」とフォスは言います。
彼らの出会いとその後の動きを考察します。
ここのシンシャの表情が好き pic.twitter.com/VPt0RJ0si2
— E田 (@inumura_Goomy) April 12, 2023
シンシャとフォスの出会い
博物誌のためシンシャに会いに行く途中、フォスは月人に襲われます。
絶体絶命のピンチに駆けつけたのがシンシャでした。
シンシャは毒を使って、月人を追い払います。
難を逃れた2人でしたが、シンシャは足を滑らせて崖から落ちてしまいます。
フォスはシンシャに手を伸ばし救おうとしたのですが、脆さからシンシャの体重の衝撃で腕が折れてしまいます。
シンシャはフォスに冷たい？シンシャの思考を考察
シンシャは崖から落ちでも無事でした、おそらく毒をクッションに使って衝撃を和らげたのでしょう。
シンシャが驚いたのは、フォスが毒を顧みず自分を助けようとしたことです。
シンシャの出す毒に宝石が触れると、その部分は毒に侵され光を通さなくなり、削らなければいけなくなります。
シンシャは毒で仲間を犯すこと、そして仲間に恐れられることが嫌で一人で過ごしていました。
戦いでは役に立たず、自分を助けようとしてもフォス自身が砕けるだけだった弱い存在でしたが、シンシャの心にはわずかに光をともす存在になったのです。
フォスのピンチに助けてくれるシンシャ
シンシャは序盤フォスを助けたり、時折様子を見に来たりします。
ある時、フォスが謎の大きなカタツムリのような生物に襲われ、フォス自身が小さいカタツムリになってしまったときがありました。
他のみんなはこの方がうるさくなくていいと放置していましたが、ダイヤだけがフォスを気にかけて元に戻る手段を考えていました。
考え込みすぎて眠ってしまい、夜に不思議な輝きがあるとシンシャがそこにやってきます。
実は、ダイヤモンドとシンシャは同じ年に宝石として生まれていたようです。
ダイヤモンドはシンシャに対して忌避感がなく、シンシャは押せ押せタイプのダイヤモンドが苦手のようでしたが、幼馴染のように対応をしていました。
そこで手詰まりのダイヤモンドがシンシャにフォスのことを尋ねると、シンシャは「ほんとに、そんなことがあると思うか？」と言います。
さらに「水の底で永遠に殻の傷をふさいで、薄荷色の模様でいればいい」といい、ダイヤモンドもその意味を理解します。
その後、ダイヤモンドはみなを集めて、大きなカタツムリの残ったからの内側から薄荷色の欠片を集めて、フォスは無事に元に戻ったのです。
フォスだと思っていたカタツムリは知性を持ったアドミラビリスという生き物で、シンシャはカタツムリがフォスではないと見抜いていたのです。
中盤のシンシャの行動を考察！原作漫画では空気？
序盤と終盤のシンシャの行動を紹介しましたが、中盤ではどのような活躍をしたのでしょうか。
実は、あまり登場していません。
シンシャとの出会いでフォスは変化していくのですが、主人公であるフォスが仲間に認められていくことによって、物語が学校や戦いを中心に進んでいきます。
そのため、仲間と離れて行動しているシンシャの出番はどうしても少なくなってしまいます。
その間にシンシャがどのような行動をしていたか考察してみました。
フォスが仲間に認められていく中、シンシャはどうしていた？
普段同様夜の仕事をしつつも、フォスを気にかけて時折近づいていたのではと思います。
理由としては、脈絡もなく登場する場面があったからです。
フォスが合金の腕を手に入れて仲間から注目を受けて逃げていた時に、シンシャの方からフォスに会いに来ています。
ですがフォスが仲間に認められていく中で、隣で戦ったり、相方となる宝石が登場していきます。
ラピスラズリ、アンタークチサイト、ボルツ、ゴースト、カンゴームなどですね。
シンシャがフォスを見に行った際に、他の宝石たちと行動していたらどう思うでしょうか。
上記の時もフォスが一人の時でした。
おそらく、多少なりとショックを受けるのではないかと思います。
自分と同様落ちこぼれであったフォスが、自分とは変わった存在になっていくことにマイナスの感情があったのではないでしょうか。
そのような心の動きも中盤にシンシャが登場していない理由だと考察します。
フォス以外に、シンシャとかかわりのある宝石たち
少ないながらもシンシャとかかわりのある宝石たちはフォス以外にもいます。
彼らのことを紹介します。
ダイヤモンド
ダイヤモンドとシンシャは同じ年に生まれた宝石であり、幼馴染です。
シンシャは「お前のなんでもかんでも恋に結び付けるのが嫌」と、お互いの性格を知っているような描写があります。
ダイヤモンドは同じダイヤモンド属のイエローダイヤモンドをお兄様と呼び、ボルツのことを弟のように思っているので、関連性のあるシンシャと仲良くしようとしていたのかもしれません。
フォスやジルコンが500歳以下の年少組、ヘミモルや
カンゴームが500~1000歳、ダイヤやシンシャが1000~2000歳、ユークやアレキが2000~3000歳、イエローやパパラチアが3000歳~
くらいだと思ってる
年少組、年長組は大体わかるけど500~2000歳あたりの中間組の生まれた順番はよくわからない— 笹井🛌🏻💤 (@_ITABASAMI_) February 9, 2023
ベニトアイト
学校ではシンシャと隣の部屋でした。
シンシャが毒液を制御できないことを、隣にいると落ち着かないと表現しており、あまりいい感情は抱いていなかったように感じます。
ベニトアイト自身自分が普通であることをコンプレックスに感じているようで、凸出したマイナス面を強く意識してしまったのかもしれません。
ルチル
宝石たちの中で医者として過ごしています。
冬眠前に寝具をシンシャに届けに行く場面や、冬眠後にフォスに対してシンシャのことを口にするシーンがあります。
離れていてもシンシャのことを気にかけているようです。
金剛先生
宝石たちのリーダーです。
シンシャのことを「生きているだけでいいと何度も諭したが、ただ息をしてやり過ごすには、あの子は優しく聡明すぎる。あの子がやっと考えた仕事を取り上げるのは忍びない。だが結果的に夜に閉じ込めてしまった、私の迷いと不明が招いたことだ」といい、今の状況からどうにかできないかと考えあぐねているようです。