「ベルセルク」は白泉社発行の漫画誌「ヤングアニマル」にて連載中の重厚な世界観と緻密な画風が特徴の大人気ダークファンタジー漫画です。
1989年から実に34年もの間、連載が続いており、2023年3月時点では電子版を含めた全世界累計発行部数が5500万部と、かなりのビックタイトルとなっております。
今回はそんなベルセルクはもう完結したのか、最終回の予想についてなどをご紹介していきます。
『ベルセルク』は漫画アプリ『マンガPark』で全巻無料で読める？
『ベルセルク』はこちらの白泉社が運営する漫画アプリ『マンガPark』にて全巻無料で読むことができます。
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『ベルセルク』連載状況は？最新巻は何巻？
『ベルセルク』は故 三浦建太郎先生によるダークファンタジー漫画で、そのストーリーの深み、鮮烈なビジュアル、キャラクターの心理描写などが世界中のファンを魅了し続けています。
この記事では、2023年7月時点の『ベルセルク』の連載状況や最新巻についてネタバレを含みますので、ご注意ください！
原作は完結した？
2023年7月時点では「ヤングアニマル」にて『ベルセルク』の連載が続いています。
物語は壮大なスケールで展開され、読者たちは三浦先生の世界観に息を呑むばかりでしたが、2021年5月に三浦先生が逝去されています。
このまま物語は未完のまま終わるのかと危ぶまれていましたが、生前の三浦先生と親交の深かった漫画家・森恒二さんの監修のもと、三浦先生に師事したスタジオ我画のスタッフにより、連載が再開されています。
最新巻は何巻まで出ている？
【 全 世 界 待 望 ！】
『#ベルセルク』最新42巻
9月29日発売決定!!!!連載再開後、新体制となって初のコミックスが遂に発売決定!!
さらに、ガッツ（狂戦士の甲冑）胸像フィギュア付き特装版が予約受注生産にて本日より予約受付開始!!▼特装版の詳細はこちらhttps://t.co/pK9HoaLptK#BERSERK pic.twitter.com/ie8PNipk0A
— ベルセルク公式ツイッター (@berserk_project) April 13, 2023
2023年7月時点では、『ベルセルク』の最新巻は41巻まで出版されています。
これは生前の三浦先生が手掛けた最後の単行本となります。
2023年9月29日には、最新42巻が発売となります。
森恒二さんとスタッフ我画による新体制となって初めての新刊で、多くのファンから期待を寄せられています！
あと何巻で完結する？
【13号より】漫画『ベルセルク』連載再開、まず「幻造世界篇／妖精島の章」ラストまで6話分https://t.co/S42I7enmTw
編集部は「三浦さんが作ろうとしていた原稿を、我々が完璧に形作ることは不可能ですが、三浦さんが話していたことから逸脱しないように漫画を構成していきます」とした。 pic.twitter.com/tqTZIcSzsf
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 7, 2022
物語は佳境に入っていると思われますが、あとどのくらいで完結するかは分かっていません。
おそらく、世界でそれを知っているのは、今は亡き三浦先生と、ベルセルクを受け継いだ森先生、スタジオ我画のスタッフの皆さんかと思います。
森先生は三十年近く前、生前の三浦先生から最終話までのエピソードを聞かされていたとのことです。
森先生は連載の再開にあたり、次のように述べています。
「なるべく詳細を思い出し物語を伝えます。そして三浦が⾃分に語ったエピソードのみやります。⾁付けはしません。はっきり覚えてないエピソードもやりません。三浦が⾃分に語った台詞、ストーリーのみやります。当然完全な形にはならないでしょう。しかし三浦が描きたかった物語をほぼ伝えられるとは思います。」
三浦先生の描きたかった物語は、きっと森先生らが最後まで描き切って下さることでしょう！
『ベルセルク』クライマックスまでのネタバレまとめ
『ベルセルク』最終話の考察の前に、これまでの物語を振り返っていきましょう！
ここでは最新刊41巻まで内容についてまとめています。
ガッツ一行はどこに行った？これまでの旅路を振り返り！
ガッツとキャスカはかつての仲間であるグリフィスの裏切りによってすべてを失い、キャスカは精神が崩壊してしまいました。
それ以降、彼自身の復讐とキャスカの心を取り戻すための戦いを続けており、それは無数の魔物や闘士たちとの遭遇を含む、恐ろしくも壮絶なものでした。
その戦いの旅の中で紆余曲折がありながらも、彼は様々な仲間たちと出会いました。
貴族でありながらガッツの生き方に感銘を受け、旅に同行しているファルネーゼと従者セルピコ、魔法使いの少女シールケ、機転の利く少年イシドロなど、彼らはそれぞれガッツと共に困難を乗り越え、彼の旅を支え続けてきました。
一行は道中で様々な困難を乗り越え、やがてキャスカの安全と、心を取り戻す力を持つ妖精王の住む島、”妖精島”エルフヘイム島へと到着したのです。
グリフィスの野望は成就する？今の状況は？
ガッツのかつての友であり、今は彼の最大の敵であるグリフィスは「国を手に入れる」という大きな夢を持っています。
しかし、その自身の野望を達成すべく、大きな裏切りを犯しました。
かつて彼自身が率いていた傭兵団「鷹の団」を、彼自身が高次元の存在へと転生を果たすために、「蝕」という儀式の生贄としてしまったのです。
ガッツ、キャスカは命からがら生贄から逃れましたが、その時のトラウマは未だに彼らを苦しめています。
そして現在、人間と魔物が共存する異世界となった中で、彼は自身の理想の王国を作り、その最高総司令官の地位にいます。
この新王国はファルコニアと呼ばれ、彼は「新生・鷹の団」の指導者となって、人類を率いています。
一見、彼の夢は成就されたように見えますが、まだ彼は一国の王となったわけではありません。
飽くまで彼は最高司令官であり、国の頂点は彼の婚約者女王シャルロットです。
つまり、彼とシャルロットが正式に婚姻を結んだとき、彼の夢が叶う瞬間なのだと思います。
このままグリフィスの野望は成就するのか、またガッツと彼の仲間たちはグリフィスとどう向き合っていくのか、その結末はまだ見えていません。
原作漫画アニメ『ベルセルク』の最終回結末や最後ラストを予想ネタバレ！
佳境を迎えつつある「ベルセルク」は最終回について考察をする読者も多いです。
ここでは「ベルセルク」の最終回について考察を紹介していきたいと思います！
3人の関係はどうなる？ガッツの復讐は果たされる？
ベルセルクとはガッツ、キャスカ、そしてグリフィスの因縁の物語といっても過言ではありません。
主人公であるガッツはグリフィスへの復讐に燃え、それを目指して旅をしています。
そうなれば当然、ガッツがグリフィスを倒す、または二人の相打ちに終わる、と考える読者も多いです！
この時キャスカは最後まで生き残るか、グリフィスによって命を落としてしまう、など読者でも意見が分かれるところです。
いずれにせよ、この三人の関係に何らかの終止符が打たれる、という形のラストは王道でベルセルクっぽいものかもしれませんね！
世界は元に戻る？現実に現れた妖精や怪物達は消えてしまう？
ベルセルクの世界は、とある出来事によって、現実と幻想が入り混じった混沌の世界と変貌してしまいました。
そこでは妖精や怪物が当たり前のように存在し、凶暴なモンスターが人類を脅かすようになってしまうのです。
そんな世界がラストにどうなってしまうのでしょうか。
単行本41巻にて、妖精島にグリフィスが現れ、キャスカを連れ去ってしまうと、妖精島は黒い何かに襲われ、崩壊が始まってしまいます。
そしてもともと幻想の世界の住人であった妖精王ダナン、や人魚のイスマ、他の妖精たちが次々と消えてしまったのです。
これはグリフィスが何かをしたのでは…と考えるファンも多く、ラストには妖精島だけではなく世界中から幻想の存在が消えてなくなってしまう、という考察も存在します。
ベルセルクの世界では元々、妖精のパック、ゴッド・ハンド、使徒といった幻想の存在が存在し、それがひそかに現実の世界に影響を与えていました。
それらがなくなって完全に私たち読者と同じような現実の世界へ、ファンタジーだった世界から現実世界へと変貌する、というラストはなかなかの衝撃になると思います。
ゴッド・ハンドと使徒はどうなる？
ベルセルク ゴッドハンド pic.twitter.com/7L1NBFrhjb
— きくりん (@wagnass7) October 11, 2022
ゴッド・ハンドとは、途方もなくはるか昔から、ベルセルクの世界を陰から支配している超次元の存在です。
グリフィスはこのゴッド・ハンドの一人「フェムト」へと転生を果たし、絶大な力を手にしました。
そしてこのゴッド・ハンドは「降魔の儀」という儀式をつかさどっており、この儀式を経ることで人間が強力な力を持つ「使徒」という怪物へと転生することができます。
ゴッド・ハンドと使徒はラストではどうなってしまうのでしょうか。
意外性のある展開としては、ゴッド・ハンドによって世界が滅亡してしまう、というものです。
一説によると、ベルセルクの世界はゴッド・ハンドの手によって一度滅亡しているようで、作品のあちこちにその痕跡が描かれているそうです。
もし、それが本当ならば衝撃的すぎる展開ですね！
『ベルセルク』主要キャラクターを紹介！
#ベルセルク
ベルセルク1、２期を見る！ゴリゴリの戦闘アニメからエルフや魔法使いも出てきて雰囲気変わる。時々コメディが入るのもいいな。
おもしろいなー
宿敵グリフィスが再び降臨清々しいくらいに悪びれる様子は全くない！変わらず美しい…
作画は3DCGと手書きのハイブリッド！きれい。 pic.twitter.com/7UehMG6uJa— もも (@all_luv__cdf) July 19, 2023
ガッツ
『ベルセルク』の主人公で、強大な力と闘争心を持つ男です。
「黒い剣士」の異名を持ち、全身が傷だらけで、右目と左腕を失っています。
幼少期から過酷な環境で育てられ、その結果、壮絶な戦闘能力と強靭な精神力を持つようになりました。
グリフィスに裏切られた結果、彼とキャスカのために闘い続けることを決意しました。
パック
エルフのパックはガッツの最初の仲間であり、旅の一行の中ではムードメーカー的な存在です。
旅芸人一座と世界を旅していましたが、一座が盗賊に襲われ、酒場でダーツの標的にされていました。
しかし、戦士ガッツに救われ、彼の鞄に自主的に住み着き、行動を共にするようになります。
最初は騒々しい性格でガッツに冷たくされましたが、のちに彼の仲間と認められました。
グリフィス
「鷹の団」及び「新生鷹の団」の団長であり、超越者ゴッド・ハンドの一員です。
眉目秀麗で貴公子のような存在で、才能に満ち、多くを惹きつけるが、支配欲が強く、失いかけると激しい執着を見せます。
「自分の国を持つ」という夢を抱き、「鷹の団」を結成、出世し、「白鳳将軍」の地位を得るも、ガッツを失い自暴自棄となり、反逆罪で拷問を受けます。
再起不能となった時、鷹の団メンバーとガッツを生贄にゴッド・ハンド「フェムト」に転生しました。
その後、「新生鷹の団」を結成し、ミッドランド正規軍総司令官となり、王女と婚約する。
その後、妖精島にてガッツ達に再会を果たします。
鷹の団の元リーダーであり、現在は「魔王」として知られるグリフィスは、物語の中心的なアンチヒーローです。
かつてはガッツの親友であり、彼らの友情と裏切りは物語の主要なテーマを形成します。
彼は極めてカリスマ性があり、驚異的な剣術と戦略的な才能を持っています。
キャスカ
「鷹の団」の女性剣士で、ガッツ、グリフィスに次ぐ腕前を持ちます。
ガッツとは初めて出会った時からグリフィスを巡り何度も衝突し、嫉妬心を抱くこともあったが、次第に互いに深く惹かれ合うようになります。
しかし、グリフィスによる裏切りにより、彼女の心は壊れ、彼女自身の心を取り戻すための旅が始まりました。
ファルネーゼ
元々は聖鉄鎖騎士団の団長だったファルネーゼは、ガッツとその仲間たちの一員となりました。
彼女は魔女のシールケから魔法を学び、新たな戦闘スタイルを身につけることで、ガッツたちの旅に大いに貢献しています。
彼女の成長はベルセルクの隠された魅力の一つです！
セルピコ
元聖鉄鎖騎士団員の青年です。
家事や世情、国家間の力関係に詳しく、処世術に長けています。
騎士団を離れ、ファルネーゼとともにガッツ一行に加わりました。
ガッツの暴走がファルネーゼを傷つけることを懸念しており、優れた知性と剣技で、ガッツとの戦闘でも互角に戦いました。
イシドロ
「最強剣士」を目指す少年です。
元は野盗だったイシドロは、”鷹の団切り込み隊長”への憧れから剣の道を志し、ガッツとの遭遇後、彼の一行に同行します。
初めての剣術は未熟だが、俊敏性と短剣の炎を使って自分の流派を開発しています。
シールケ
華奢で小柄な魔女見習いの少女で、魔女フローラの弟子です。
師の命令でガッツ一行に同行し、多岐にわたる術を使って援護します。
生真面目な性格で、典型的な魔女装束を身にまとい、魔法を学びたいファルネーゼから「先生」と呼ばれ、慕われています。
ガッツに対する淡い感情を抱いているようです。
ゾッド
「不死のゾッド」は新生鷹の団幹部で、使徒として強者と戦うことを最高の喜びとしています。
彼の使徒形態は牛と獅子の特徴を持つ黒い魔獣で、飛行も可能です。
グリフィスに忠実に仕える使徒で、敵対者を排除する役割を担っています。
ゾッドは自身の強さと戦闘への情熱を追求し、ガッツに対して特別な興味を持っています。