ペンギンブラザーズ最終回結末ネタバレ【完結ラスト漫画】その後の最後はどうなる?続編は?

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今回は、そんな『ペンギンブラザーズ』の最終回・結末はどうなったのか?を分かりやすく解説します!

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『ペンギンブラザーズ』あらすじ紹介!

高校1年生の三嶋陽菜は、「常盤学園高等部」に転入することになりました。

 

私服校だと聞いたのに、行ってみると生徒はみんな白か黒の制服を着ています。

 

この学校の生徒は、白い制服を着たエリート意識の強い「白(ホワイト)」と、黒い制服を着た落ちこぼれ「黒(ブラック)」に分かれ、対立する伝統がありました。

 

初日から、転校してきた陽菜をなぜか知っている様子の白の頭(リーダー)・一色や、他生徒に暴力をふるう黒の頭・西崎、珍しく白黒のどちらにも属していないお調子者の小柴と出会う陽菜。

 

彼女は彼らに学校の内情を聞き、意味もなく生徒同士が暴力やいじめで争っているのはおかしいと感じます。

 

陽菜は、小柴のように白でも黒でもなく私服組である「グレイ」になる、と宣言しますが、翌日からそれが原因で全校生徒のいじめの対象になりました。

 

白と黒が対立するのが伝統であるように、グレイが無条件でいじめのターゲットになるのもこの学校の伝統でした。

 

そのため、グレイは全国模試満点を取ってしまう小柴のような特殊な人間しか市民権を得られないグループだと後から知らされ唖然とする陽菜でしたが、負けず嫌いの彼女はいじめには絶対負けないと熱意を燃やし、学校生活をスタートさせるのでした。

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『ペンギンブラザーズ』登場人物紹介!

『ペンギンブラザーズ』の主要な登場人物を簡単に解説します!

三嶋 陽菜

主人公。

 

放浪癖がある叔父の恭一と二人暮らしで、転校を繰り返しています。

 

負けず嫌いで正義感が強いため常盤学園の伝統に疑問を持ち、学校改革に乗り出します。

 

なぜか小学1年生の頃のことをすっかり忘れているようで…?

 

一色 宵威(しょうい)

常盤学園の2大派閥、白の頭で生徒会長を務めています。

 

クールで無口、潔癖症という彼ですが、転校してきた陽菜を昔から知っている素振りを見せ、何かと陽菜を助けます。

 

喧嘩をすると黒の頭・西崎と互角にやりあう、狂暴な一面も持っています。

小柴 哲太

常盤学園の数少ないグレイの一人。

 

とてもお調子者ですが全国模試満点を叩き出す秀才で、学校改革に乗り出した陽菜を援助する参謀役になります。

 

西崎 快人

2大派閥、黒の頭。

 

乱暴者で一色と激しく対立しており、一色の特別な存在である陽菜に目をつけます。

 

昔はサッカーに明け暮れるさわやか少年でしたが、足のけがで夢を絶たれ荒れてしまいました。

三嶋 恭一

陽菜の叔父で画家。

 

母を亡くした陽菜を若くして引き取り、二人で暮らしています。

宇佐美 流羽(るう)

白所属の女子生徒。

 

小学1年生の頃の陽菜のクラスメイト。

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『ペンギンブラザーズ』最終回に至るまであらすじ紹介!

『ペンギンブラザーズ』の最終章までのあらすじを紹介します。

一色を思い出せない陽菜

転校初日から手荒いいじめを受けても、こたえた様子もなく負けない陽菜。

 

そんな彼女を黒の頭・西崎は、自分と敵対する一色の弱点になり得る女だと目を付けて連行していきます。

 

陽菜は、一色とはこの学園に来て初めて出会ったため、身に覚えのない理由でいきなり西崎に縛られたり髪を切られたり危害を加えられて抵抗しますが、彼にはかないません。

 

その場に呼ばれた一色は興味がなさそうにしながらも陽菜を助けてくれて、淡々とその場を去っていきました。

 

陽菜は好き勝手してくれた西崎を蹴り飛ばし一色の後を追いますが、「これで貸し借りはなし」と言われます。

 

一色のことも「貸し借り」が何のことかも思い出せない陽菜は、ただただ混乱するのでした。

 

小学1年生時代の友達

引き出しの中に生きた蛇が入れられる新手の嫌がらせが始まりました。

 

それはグレイ抹殺部隊の一つ、通称「スネーク」がグレイを追い詰める手段でした。

 

いつも蛇が出没する上に、ずっと誰かから監視されるような視線を感じて神経質になる陽菜。

 

ついに視線の正体である女子生徒を捕まえますが、彼女はスネークではなく小1の時に同じクラスだった流羽でした。

 

しかし、陽菜は流羽のことも覚えておらず、流羽から「一色と3人でよく下校していた」、「一色と陽菜は結婚の約束をしていた」と聞かされて驚いてしまいます。

 

昔、不登校だった一色を、陽菜は毎日根気強く迎えに行っており、そんな陽菜に一色は少しずつ心を開いていきましたが、陽菜が突然転校したことでまた暗い子供に戻ってしまったそうです。

 

それを聞かされても、何も思い出せない陽菜。

 

子供の頃、木登りに失敗して頭に傷を負った過去がある彼女は、意識不明の重体になったその時に忘れてしまったのかもしれない、と言います。

 

しかし、「子供の頃のことを忘れていたとしても、また友達になりたい」と言ってくれる流羽に喜ぶ陽菜でした。

 

一方、スネークの攻撃対象は陽菜だけではなく周りの生徒にも広がっていきます。

 

そのせいでますますいじめが苛烈になり、敵ばかりの中で友達になってくれた流羽までもが犠牲になったことで、陽菜の怒りは爆発しました。

 

怒りが止まらない陽菜を一色が止めますが、そこに西崎も乱入してきました。

 

彼は一色を挑発し、今度は頭同士の殴り合いの喧嘩に発展します。

 

巻き込まれそうになった陽菜は、いつまでもいじめだの暴力だのを続けるこの学園を根本から叩き直す、と啖呵を切りますが、周囲の生徒はバカにします。

 

しかし、彼女は本当に一色と西崎に勝負を持ち掛け、この年度が終わるまでにグレイの生徒を白と黒の生徒の人数よりも増やすと宣戦布告し、負けたら二人に制服を脱いでもらうと約束させました。

 

陽菜は様々な妨害を受けながらも、頭脳明晰な小柴の力を借りて着実にグレイを増やしていくのでした。

 

グレイ抹殺部隊との勝負

はじめは陽菜の運動神経や小柴の頭脳でたくさんの生徒と勝負し、それに勝つことでグレイの人数を増やしました。

 

しかし、グレイになった彼らは、複数のグレイ抹殺部隊にすぐに危害を加えられ、あっという間に白や黒に戻っていってしまいます。

 

勝負の勝ち負けで強制的にグレイになるのではなく、自分の意志でグレイに来てもらうことの大切さを痛感しますが、中にはがむしゃらな陽菜に感銘を受けていじめを受けてもグレイに残り続けてくれる生徒もいました。

 

陽菜はそんな仲間の協力があり、グレイ抹殺部隊「かまいたち」、「スネーク」、「バタフライ」が起こす問題を次々に解決していきます。

一色と西崎の関係

様々な敵を倒す中で、険悪なはずの一色と西崎が接触している現場が何度か目撃されました。

 

二人は陽菜と同じく1年生ですが、初対面の入学式の時に派手に喧嘩をして、あまりにも強かったことで頭になっており、3年生よりも立場が高い存在です。

 

頭になるには、白は生徒会長で学校一の優等生、黒は一番喧嘩が強い生徒、なおかつこの二人は仲が悪くないといけないという条件があり、二人はこれに合致して1年生ながら頭になったのでした。

 

小柴は「実は一色と西崎は仲が良く、白と黒の頭になるために全校生徒を騙し、仲が悪いふりをしている」というデマを流せば、二人の信用が落ちて白と黒を離反する人間が増えるのでは、と企みます。

 

そんなことを小柴が考えているとも知らない陽菜は、学校改革中のとある出来事の大けがで入院した西崎を見舞いに行っていました。

 

陽菜は彼の親戚から、西崎は一色の父と愛人の間にできた子であることを聞きます。

 

つまり、二人は兄弟なのでした。

 

また、別ルートで小柴もその事実を知ることになります。

 

自分の考えたデマが、実は真相に近いことに驚いてしまいます。

 

陽菜の過去

冬休みに補習授業を受けていた陽菜は帰りに偶然一色と会い、そのまま叔父・恭一の個展へ彼を連れて行きました。

 

小1の頃の記憶を思い出すために一色と恭一を会わせる陽菜でしたが、恭一は知らないと言います。

 

しかし、陽菜に煙草を買いに行かせた恭一は、先ほどとうってかわり残った一色に「久しぶり」と笑いかけました。

 

恭一は一色に陽菜の過去を明かします。

 

陽菜はただ過去を忘れているのではなく、母の死が原因でその前後の記憶そのものを失っていました。

 

目の前で母がダンプカーにひかれたショックから口もきけなくなった陽菜を、今は亡き祖父や恭一が田舎に引っ越して献身的に支えました。

 

明るい陽菜には戻れたものの前後の記憶は戻らず、後から恭一が事実を話すことで当時の思い出を植えこみましたが、一色の話をすると全部を思い出してしまいそうで一切話せなかった、と打ち明けられます。

 

事故を思い出さないようにこれ以上陽菜に近づかないでほしい、と言われた一色は陽菜のことを想い、それを受け入れました。

 

勝負の行方

退院した西崎と一色、陽菜が学校で鉢合わせた際、黒の生徒の一人が「実は一色と西崎は仲が良く、二人でつるんで頭になったという噂が流れている」と、その真偽をたずねてきました。

 

グレイの生徒の一人が先走って小柴が言っていたデマを真に受け、噂を流してしまった結果でした。

 

デマですよねと詰め寄る生徒たちをよそに、一色と西崎は仲が良いことは否定するものの、共謀して頭になったことをあっさり認めます。

 

騙されていたと反感を持つ生徒が増え、白や黒を離脱しグレイになる生徒が激増しました。

 

そして、勝負は一色と西崎がそれぞれの制服を脱いだことで、グレイの勝利に終わりました。

 

学校改革でたびたび起こる事件の中で、なんだかんだ仲良くなっていた陽菜と西崎。

 

西崎は二人が男女の仲だと誤解されるような発言をして陽菜を慌てさせますが、陽菜以上にダメージを食らったのは一色でした。

 

ドアに頭をぶつけるなど普段の一色からでは考えられない様子に、西崎は陽菜を一色の前で痛めつけるより、仲良くした方が彼を動揺させられるということに気づき、積極的に近づいていくようになります。

 

学校改革は一通りの終着にたどり着くも、一色と西崎の中は険悪なままで終わってしまうのでした。

 

転校が決まる陽菜

陽菜は学校改革の終盤で、叔父にフランスへの移住を告げられていました。

 

グレイの祝勝会でみんなが盛り上がる中、陽菜は生徒会室に明かりがついていることに気づき、行ってみると一色が生徒会の仕事をしていました。

 

陽菜は学校改革が一通り成功に終わったことを喜んでいましたが、その一方で一色が周りに本心を示さないことが気にかかっていました。

 

陽菜は一色にフランスに転校すること、そしてそれまでに一色の心を開くためにぶつかっていくと新たな宣戦布告をします。

 

一色は陽菜が去った生徒会室で「また、いなくなるのか」と呟くのでした。

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漫画完結ラスト『ペンギンブラザーズ』最終回結末ネタバレ!その後の最後はどうなる?続編は?

『ペンギンブラザーズ』の最終章のネタバレです。

記憶を少しずつ思い出す陽菜

学校改革の後、陽菜は一色に距離を置かれていることに悩みます。

 

めげずに話しかけにいった際、転びそうになった彼女は一色に抱き留められました。

 

小1の頃も同じような場面があり、昔の記憶の一部を鮮明に思い出す陽菜。

 

一色から避けられていることに悶々とする陽菜に、西崎は「付き合っているフリをしないか」と持ち掛けてきました。

 

一色が取り乱す姿を見たい一心の西崎に、陽菜は呆れたように「そんなにお兄ちゃんにかまってほしいのか」と問いかけます。

 

西崎は子供の頃、たびたび父に会いにお屋敷に行っていました。

 

その際、一色にも会っていますが、いつも彼は冷たい目で西崎を見ていました。

 

仲良くなろうと話しかけたり、サッカーに誘ったりしていた西崎でしたが、一色はいつも感情のない目をしていて、だんだん気味が悪く思い始めます。

 

また、西崎は一色がそんな風になった原因は、愛人の息子を平気で家に上げるような「家庭環境」と、いつも見えないところをけがしていたことから「いじめ」があったのではないか、と言います。

 

いつまでも感情を出すことがない一色に腹を立てている西崎を見て、陽菜は彼も自分と同じで一色が心を開くのを待っていることに気づき、二人の関係性が少しでも良くなればいいのに、と思うのでした。

 

母の死のフラッシュバック

陽菜は、休日に小1の頃に住んでいた街に小柴と出かける約束をしていました。

 

以前、一色には断られていましたが、当日彼は現れます。

 

一緒に歩く中で、陽菜はまた一色との記憶を思い出します。

 

驚いている一色に、陽菜は自分が一色と西崎の関係性を知っていることや、二人の和解を望んでいることを伝えますが、一色ははっきりと拒絶しました。

 

「俺の前から消えてくれ」と一方的に拒絶され、陽菜はその理由も言わない一色に「逃げるな!」と叫びますが、彼は立ち去ってしまいます。

 

自分が何を言っても、過去を思い出しても、きっと一色が心を開くことはないのだと涙目になる陽菜。

 

そんな陽菜の前で、突然、車と歩行者の交通事故が起こってしまいます。

 

陽菜は、その光景で血まみれで動かなくなった自分の母の姿を思い出し、呆然と立ち尽くすのでした。

 

一方、一色は恭一に会いに行っていました。

 

自分と陽菜が一緒にいると記憶が戻ってしまい、陽菜のことを傷つけてしまうから早く引っ越してくれ、と訴える一色。

 

必死な一色に対して恭一は近づくなと言ったことは撤回する、今の陽菜はもう思い出しても大丈夫だと言い出します。

 

それよりも、「ずっと暗い目をしているおまえの方が心配だ」と言われる一色でしたが、「あの頃の何もできなかった子供じゃないから大丈夫だ」と線を引きました。

 

そんな二人の元に、陽菜と待ち合わせをしていた小柴が、陽菜が来ない、近くで起こった事故のせいでもしかすると記憶が戻ったかもしれない、と走ってきました。

 

一色はすぐに陽菜を探しに飛び出していきます。

 

陽菜は三嶋家の墓石の前にうずくまっていました。

 

自分があの時飛び出さなければ母親が死ぬことはなかったのに、と泣く陽菜。

 

「あたしなんかいらない!いらない!!」と泣く陽菜を一色は立ち上がらせて、橋の上に連れて行きます。

 

「本気で自分がいらないと思うならここから飛び込め」と言う一色と、流れる川の景色に、陽菜は昔この川に飛び込んだことを思い出します。

 

それは、小1の頃、「自分なんかいらない」と言って飛び込んだ一色を追いかけた時のものでした。

 

一色は、その時に「いらない子供なんかいない」と陽菜が自分を救ってくれたおかげで生きていけると思ったことを伝え、彼女を励まします。

 

ひとしきり泣いた陽菜でしたが、先ほど一色から「消えろ」と言われたことは忘れていません。

 

「お望み通り消えてあげるよ」と欄干(らんかん)を登りだす陽菜に焦った一色は、ずっと陽菜が誰よりも大切な存在だった、と伝えます。

 

その後強風で本当に川に落ちそうになり、一色のカナヅチが発覚するなど大騒ぎでしたが、陽菜は無事家に帰ることができ、一色とも一気に打ち解けることができました。

 

まだ肝心な部分の記憶が戻っていない気がすると小柴にこぼす陽菜ですが、それでも一色が前よりも話をするようになったことが嬉しくてしょうがないと笑います。

 

一色との過去

陽菜はある日、一色から聞いてほしいことがある、と屋上に呼び出されます。

 

何事かと緊張する陽菜でしたが、一色は日が暮れても現れず探し回ることになります。

 

一色は、保健室で熟睡していました。

 

先生から、家では寝られないみたいでよく寝に来ると聞き、怪訝に思う陽菜。

 

一色の寝顔を見つめていると、ベッドで泣いている一色の背中を擦る記憶が戻ってきました。

 

陽菜は、ベッドに乗りあがり一色の服を脱がせ始めます。

 

起きた一色に止められますが、問答無用で脱がした彼の背中には大きな傷がありました。

 

陽菜は固まってしまい、走って保健室を出ていく一色を追いかけられませんでした。

 

先生も煙草を押し付けたような跡を見ており、昔のものだけど虐待だろう、と言います。

 

陽菜は、すべての記憶が思い出され、「知ってる」と泣きました。

 

飛び出していった一色でしたが、自分を殴る父や自分を産んだことを後悔する母の顔を思い浮かべ、吐き気を覚えてうずくまります。

 

真っ青な一色の元に、偶然父とそっくりの顔をした西崎が現れました。

 

取り乱した一色は西崎に自分が護身用に持ち歩いているナイフを投げやり、自分たちは兄弟ではないとばらします。

 

一色は、彼の母と浮気相手の間にできた子供でした。

 

そのため、父から疎まれてさんざん虐待をされてきたのでした。

 

父と顔がそっくりの西崎に嫌悪感が止められない一色は、ずっと彼が不幸になることを願っていました。

 

血がつながっていないのに兄弟のフリを通したのは、その方が西崎を叩き潰すのに都合が良かったからです。

 

ナイフを渡された西崎は一色に挑発されたことで、ナイフを一色に向けましたが、そこに陽菜が両手を広げて入ってきました。

 

陽菜は思い出していました。

 

不登校だった一色を毎日学校に引きずって連れて行っていたこと。

 

偶然一色の母と先生の話を聞いてしまい、彼が虐待されていると知ったこと。

 

自分の母親に相談して、一色を助けようとよく自分の家に連れてきていたこと。

 

父に虐待される一色を助けに、一色の屋敷に乗り込んだこと。

 

陽菜が学校の先生に、一色を明るくしたことを褒められたこと。

 

今まで自分に優しくしてくれたのは先生に頼まれたからだと思い、橋から川に飛び込もうとする一色に「飛び降りたら、私も飛び降りる」と宣言して、その通りにしたこと。

 

木から落ちてできたと思っていた頭の傷は、川に飛び込んだ時にできたものだったこと。

 

傷が残った責任を取ると言われて、クラス中に一色との婚約を宣言したこと。

 

家に戻って戦う決断をした一色に「一人じゃないよ、ずっとそばにいるよ」と約束して別れたこと。

 

その直後、陽菜の母が死んで突如転校することになり、一色のことを忘れてしまったこと。

 

その結果、一色がまた心を閉ざしてしまったのだということ。

 

陽菜は、西崎のナイフを素手で握ったため血を流していました。

 

彼女は西崎に、一色は西崎を憎んでいるのではなく、西崎の後ろにずっと虐待する父の姿を見ていたのだと伝えます。

 

そして、一色に向き直った彼女は約束を忘れてしまっていたことを謝り、「心を閉ざさないで」と訴えます。

 

いつも命をかけて自分を守る陽菜に、一色はたまらなくなり彼女を抱きしめました。

 

そしてフランスへ

陽菜の手のひらは切れていたものの、浅い傷で済みました。

 

西崎も本気で刺そうとしたわけではなく、一色がどうにかして自分に刺されようとしていたことも分かっていました。

 

そんな一色の行動に疑問を持つ西崎でしたが、一色の中で西崎が悪くないと分かっていても不幸になってほしいと望んでしまった罪悪感や、父親から愛されている嫉妬や羨望などがあったのではないか、と陽菜は言います。

 

そこに「当たってなくもないけど」と一色がやってきて、いきなり学校を中退したことを告白します。

 

驚く二人をよそに、大検を受けて一色の家を出るのだと淡々と告げる一色。

 

そして、自分のような子供を一人でも救えるように弁護士になるとすっきりした表情で笑いました。

 

屋上で陽菜に伝えようとしていたことは、このことでした。

 

西崎も一生一色の家と関わるつもりはないし、一色が望むようなろくでなしには絶対ならないと宣言します。

 

二人の関係性が少し変わったことに陽菜は安心したと言って、予定通りフランスへ移住することにしました。

 

空港で西崎、小柴、一色に見送られる陽菜。

 

自分に自信がついたら会いに行くと言う一色に、陽菜は来なくていいと断ります。

 

心配だから自分が帰ってくると言いつつ、一生友達でいるし、ひとりじゃないことを忘れないでと伝え、彼女は旅立っていくのでした。

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