アサギロ2巻を無料で読む方法とネタバレ紹介!漫画アプリでタダ?zip,rarは危険|沖田惣次郎は15歳で山南敬助が登場!

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『アサギロ』2巻を無料で読む方法とネタバレが知りたい。

 

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【最新版】サンデーうぇぶりの使い方やメリット・デメリットを徹底解説!おすすめ漫画ランキングも紹介!

 

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『アサギロ』2巻 ネタバレ紹介!

第7話「惣次郎、十五歳。」

試衛館で稽古に励む惣次郎は稽古用の大きな木刀を軽々振っています。

 

周助に「いい音がしておる」と言われた惣次郎は十五歳になっていました。

 

年月が経った今、周助もさらに歳を重ね同じことを繰り返し聞いたり、過去の記憶が曖昧になったりと少しボケて来ているようでした。

 

一方、勝太は剣の修行や稽古よりも書物に目を通すことに集中しているようで道場にいる時間も以前よりも少なくなっていました。

 

惣次郎は天然理心流を天下に広めるために名門との他流試合をしようと息を巻きますが、勝太は天然理心流は実践向きの剣であり、竹刀に防具の試合では相手が一枚も二枚も上手だと言って試合をしても負けてしまうと言います。

 

さらに竹刀に慣れてしまっては真剣は振れないと。

 

稽古が目的になってはいけない、天然理心流の剣は戦のための剣であると惣次郎に言います。

 

先を見定めているかのような勝太が描かれます。

 

惣次郎はそれを全く信じず、戦国時代でもないのに戦のための剣ではその強さはいつ分かるのだと勝太に不信感を抱きながら勝太が以前に自分の手で三年の内に江戸一番の道場にしてみせると語ったことを思い出し、その約束も未だ果たされていないことをつまらなく思います。

 

「天然理心流は弱いのか?」そんな疑問が惣次郎の頭をよぎります。

 

そのことを考えながら歩いていると足は自然と北辰一刀流・玄武館へ向かっていました。

 

惣次郎はそれに驚きますが、そのまま中へと入り周助の許可もなく玄武館に他流試合を申し込みます。

 

しかし、玄武館は素性のわからぬ相手と剣を交えても何の得もないと言ってそれを断ります。

 

食い下がる惣次郎と玄武館の門人が揉めていると後ろから天然理心流と試衛館について語る男が登場します。

 

そしてその男は天然理心流が真剣を持った実践では最強と持ち上げながらも、試合をやったところでどうせ負けてしまうから帰りなさいと惣次郎に促します。

 

惣次郎は実践に近い木刀でやり合うことを提案するが、それでやれば下手すると君は死ぬと言われてしまいます。

 

最後に周助の許可はもらっているのかと尋ねられると、許可の無い惣次郎はそれに答えられず仕方なく帰ることになりました。

 

その後門人はその男「山南敬助」に天然理心流が真剣であれば最強とは本当かと尋ねます。

 

山南は笑って実践が売りだから少し持ち上げただけだと言いますが、しかし木刀でやり合っていたらどうなっていたかと言葉を濁しました。

 

そして山南は惣次郎の「抜けている」感じが逆に気になると言って席を外します。

 

一方帰り道の途中、惣次郎は山南に丸め込まれたことに納得がいかないままでいました。

 

そんな中惣次郎は店前で三人組の侍の一人と刀の柄同士がぶつかったことでトラブルになってしまいます。

 

貧乏侍と罵られた惣次郎は勢いよく反論しようとしますが、自分は白河藩の脱藩浪人であるということを告げることしか出来ません。

 

相手の侍は浪人が二本差しをするなと言って土下座すること要求します。

 

しかし惣次郎は謝るのはそっちだと言って引きません。

 

それに腹を立てた侍は刀を抜きます。

 

すると喧嘩見物の野次馬が集まり始めます。

 

相手の侍は人を切ったことがあると脅しますが、惣次郎はそれに全く動じません。その様子を見る野次馬の中には山南の姿もありました。

 

山南は惣次郎がどう対処するかのを見守ります。

 

惣次郎は真剣を抜いた三人の侍相手に剣を抜かず鞘に収めたまま顔面を突いて圧倒します。

 

周りで見ていたものはその動きが速くて見えなかったとざわつきます。

 

山南は剣を抜かずに終わらしたことに感心していました。

 

そして北辰一刀流・千葉周作門人の「山南敬助」は沖田を知ることで天然理心流・試衛館に興味を持ち始めます。

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第8話「山南敬助、迷う。」

山南は稽古で打ち合う中、見えない答えを追っていました。竹刀剣術が実践に通用するのか、一刀で倒しきる必殺の剣とは何かと。

 

その迷いは玄武館当主の千葉栄次郎に見透かされてしまいます。

 

そこで山南は栄次郎に竹刀剣術が実践に通用するかなんてやってみなければ分からないと言われ、さらに真剣の立ち合いにおいてはどうすれば殺されずに殺せるか考えることは一つだと教え、山南は剣を極めるにはかしこすぎると言います。

 

そして最後にもっと抜けたところがないとダメだと付け加えました。

 

場面は試衛館に移り周助と勝太が出稽古に向かう際に惣次郎に無茶な立ち合いをして弟子の数を減らしたら許さんぞと念を押して注意をします。

 

当主が留守の間、試衛館を任されたのは門人の井上源三郎でした。

 

試衛館は多摩に多く門弟を抱えており、運営はそれによって支えられていました。

 

出稽古先の日野宿・名主佐藤彦五郎との会話で周助が当主をやめて隠居するということが語られ当主は勝太に代わることが明らかになります。

 

そして次の出稽古からは勝太ともに惣次郎が参加することも伝えられます。

 

そこで再び場面が切り替わり山南は千葉周作の墓の前で旅立ちの挨拶と共に、名札を置き試衛館へと足を運んでいきます。

 

そうして試衛館の前まで行くと浪人が四人、道場破りをして酒と飯を奪おうと企んでいるところを目撃します。

 

山南は先客がいては仕方ないと大人しく外で待ちながら浪人達の身を案じていました。

 

するとすぐに道場から物音がして事の起こりの早さに思わず山南は中の様子を見に行きます。

 

するとそこには浪人達をまとめて相手取りながら遊んでいるように剣を振る惣次郎がいました。

 

浪人を叩きのめす惣次郎は途中で山南の姿に気がつきます。

 

自分を追い払った山南が道場に来ているの見て惣次郎は何をしに来たんですかと言います。

 

そこで山南は「道場破り」に来たことを告げました。

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第9話「タチの悪い道場破り」

道場の中にズカズカと入って来る山南に惣次郎は失礼ですよというと山南は「道場破りが失礼なのは当然でしょう」と返します。

 

道場の中で山南は試衛館の稽古で使っている木刀を見つけてその太さと重みに驚きます。

 

源三郎は山南に振ってみてはと勧め、天然理心流では稽古の前に素振りを千本していると嘯きます。

 

当の源三郎は入門して十数年経ってもまともに振ることが出来ていませんでした。

 

そうこうしている間に倒れていた浪人の一人が起き上がり抜いた刀で山南の背後から襲い掛かろうとします。

 

それを察知した山南は素早く振り返り木刀を振り抜くと、浪人の持つ刀を吹き飛ばし相手を驚かせます。

 

そして「頭に食らえば死ぬだろうね、やってみようか?」そう言って木刀を振り上げ勢い良く振り下ろしますが、それは寸止めに抑えられます。

 

しかしそれは浪人の戦意を削ぐには十分な一撃であり、浪人達は慌てて道場を去って行きました。

 

そこで山南は次は私の番かなと惣次郎たちに向かって言います。

 

源三郎があなたは本当に北辰一刀流なのかと言って確認をしようとすると山南はこれは失礼と言って、千葉周作門人の仙台脱藩浪人の山南敬助だと自己紹介をします。

 

源三郎はその山南に段位はと尋ねると山南は「北辰一刀流、免許皆伝」と答えます。

 

それを聞いた源三郎は惣次郎を連れて席を外し当主が留守の間にもしものことがあってはならないと道場破りを受けることを躊躇しますが惣次郎は大したことない受けて立とうと言います。

 

それに断れば北辰の名に怖気付いた剣法として天然理心流の名に傷がつくとも言いました。

 

話し合った結果、道場破りを受けることになります。

 

まずはじめに源三郎が山南の相手をしますがまるで歯が立たず完膚なきまでに叩きのめされてしまいます。

 

それでも尚戦いを続けようとする山南に惣次郎はもう勝負はついてます、もう十分でしょうと言います。

 

しかし山南は私はここに試合をしに来たわけではない天然理心流を潰しに来たのですよと返しました。

 

惣次郎はそれが北辰一刀流のやり方かと言って許すわけにはいかないと怒りを滲ませます。

 

山南は実践最強の看板に偽りがあれば天然理心流を潰すと言ってそれに応えました。

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第10話「もし真剣なら」

源三郎は一矢報いることも出来なかった自分を情けなく思うのと同時に次に戦いに臨む惣次郎に対して、やっても無駄だと心の中で思ってしまいます。

 

けれどいざ勝負が始まると惣次郎は互角以上の戦いを見せ、そのことに源三郎は驚きます。

 

惣次郎は攻勢を保ちながらも決め切れない状況を変えるために「三本突き」を繰り出します。

 

それを受けた山南は村上と同様に払っても残っている切っ先に驚きます。

 

どうなっていると思いながらもなんとか山南はそれを避けます。

 

妙な揺れ方をする剣先に戸惑いながらも二発目の「三本突き」も凌ぎました。

 

すると惣次郎が堪らず「なんで当たんないの?」と不満そうに山南に問いかけます。

 

喉元を捉えた剣先がなぜ逸れるのかと。

 

しかし山南自身なぜそれを避ることが出来たのかは分からず疑問に対する疑問が湧き出るばかりで二人とも困惑しますが、少し間を置いて山南が笑いながらこんなものつけているからわからぬのだと言って防具を外し始めます。

 

さらに君の剣をもっとハッキリ見たいといって木刀に切り替えて戦いを続行していくことになります。

 

惣次郎はいきなり「三本突き」で仕掛けていきます。

 

「三本突き」の正体に気づきつつある山南は素早く突きを二本打っているから剣先が払っても残っているのだろうと予想するが、攻撃を受ける瞬間にそれが二本ではなく三本であることに気がつきます。

 

剣で二本まで払った山南は最後の一本を首を横に反らして何とか躱します。

 

突きを全て躱された惣次郎は無防備な体制となり剣の引き際を山南に捉えられて敗北を喫してしまいます。

 

しかしそこで山南は自分の首横に傷が付いていることに気がついて、それが躱した剣の引き際につけられた傷であることに気がついて真剣であれば最後の一手はなかったかもしれないと考えます。

 

戦いを終えた山南の体からは汗が吹き出て道場の床に腰を落としました。

 

山南はそれほどに最後の一太刀に体力を使い、消耗していたのです。

 

けれども勝ちを収めたことには変わりはないので山南は今日からここを北辰一刀流・山南道場としますといって、「道場破り」を果たされてしまいます。

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第11話「鞘の中で・・・」

山南は門人の少なさと稽古に出向くものが惣次郎と源三郎しかいないことに驚きます。

 

それから並ぶ名札の中で筆頭に挙げられている島崎勝太の名前を発見します。

 

一方、源三郎は当主の留守中に大失態を犯した責任を取ろうと介錯を付けずに切腹を行おうとしていました。

 

それを目撃した山南は涼しい顔で上手くいかずただ痛いだけだから止めなさいと忠告をします。

 

さらに山南は源三郎にあなたが腹を切る理由が分からないと言います。

 

源三郎はとぼけるのもいい加減にしてくれと言いながら立ち合いに敗れ、道場を乗っ取られてオメオメと生きてはいられないと言います。

 

それを聞いた上で山南は死ぬほどの理由ではないと源三郎に言います。

 

さらに切腹は一番馬鹿げた死に方だとも言いました。

 

また、武士が何かのために死ぬこと自体は悪くないが源三郎の命を散らすのは大義のためであるべきだと説きます。

 

そして源三郎には切腹よりも大事な役目があると。

 

それは飯と酒と布団を用意すること、いわゆる世話をするための雑用でした。

 

しかもその相手は道場を乗っ取った山南です。

 

しかし敗れた身であるため仕方なく源三郎は山南の言う通り酒と飯と布団を準備します。

 

山南はありがたいといって喜びます。

 

そこで道場から出て行こうとする源三郎に山南は島崎勝太とはどんな人物なのかと問います。

 

島崎勝太を知っているのかと驚く源三郎に山南は門人の名札の筆頭にあるから気になっただけだと言います。

 

源三郎が勝太は試衛館の四代目を継ぐ人だと言うと山南は四代目が「近藤」ではなくていいのかと疑問を投げかけます。

 

ここで天然理心流の継ぎ方の特徴が明らかになります。

 

源三郎は山南に天然理心流は門弟の中で最も秀でた者を養子として「近藤」と「道場」を継がせるのだと説明します。

 

だから大先生である周助も実は近藤とは何の所縁もないのだと山南に話します。

 

勝太がここで一番強いのかと源三郎に聞くと源三郎はここではそうだが北辰一刀流の中ではどうか分からないと言いました。

 

勝太の所在を尋ねられた源三郎は出稽古のことを伝え、十日は戻らないことを告げます。

 

そして試衛館が多摩にいる多くの門人に支えられていることに加え江戸の門人は多摩に比べると剣術にあまり熱心ではないと口にします。

 

源三郎が席を外した後、山南は北辰一刀流に沖田ほどの人間が何人いるというのだと思い、それよりも強いとされる勝太に強い興味を示します。

 

勝太ならば剣とは武士とは何か、なぜ戦いのない今も剣術に励むのか、そんな自分の疑問に答えを示してくれるのではないかと考え山南は期待を抱きます。

 

翌朝、惣次郎は寝床で北辰一刀流に得意の木刀で負けたことを思い出して悔し涙を流していました。

 

源三郎も心機一転、木刀を手に素振りを行いますが千回も振ることは到底出来ません。

 

才能もないのに今更稽古をしたところでと後ろ向きなります。

 

源三郎が道場へ向かうと先に来ていた山南が待っていました。

 

そこで山南は昨晩考えたが道場を乗っ取ることはやめることにしたと言い始めます。

 

道場で一番強い勝太に勝たずに天然理心流を倒したことにはならないと。

 

それまで試衛館は北辰一刀流山南道場(仮)とすることになりました。

 

期待を込めた様子で山南が沖田君よりも強い勝太に会ってみたいとこぼすと、「その人はそんなに強くない」と大きな声を上げて惣次郎が道場に入ってきます。

 

昔は自分よりも十倍強かったが今は本ばかり読んでいるへなちょこだと惣次郎は言います。

 

だから勝太を待つことに意味などないと言って、もう一度自分と勝負するように山南に喧嘩腰で突っ掛かっていきます。

 

しかし昨日の戦いで山南に払われた惣次郎の右手は使えないままの状態でした。

 

山南は惣次郎との勝負はもう着いている上に得意の木刀で敗れたのだから他に何があるのだと言います。

 

それでも惣次郎は食い下がり勝負を要求します。

 

そんな惣次郎に山南はいつも勝負に二度があると思って剣を握っているのか、真剣であっても同じ言い訳をするつもりなのかと言って厳しい言葉を向けます。

 

返す言葉のない惣次郎は悔しがり声を上げながら道場の床を叩きつけました。

 

それを見た山南は惣次郎に片腕でどこまで戦えるのか見せてもらおうじゃないかと言って話はそれからだとします。

 

向かった先は北辰一刀流浅田道場でした。

 

そこの館主の浅田はかつて玄武館で山南と共に剣術に励んだ者でした。

 

浅田は山南の頼みならと試合の申し入れを受けます。

 

しかし浅田は山南のことを腹では良く思っておらず連れてきた門人である源三郎と惣次郎を叩きのめしてやろうと考え、それを世間に吹聴することで山南の下に門人が集まらなくなるようにするつもりでいました。

 

先鋒の惣次郎は例のごとく片腕で戦いに臨みます。

 

それに浅田道場の門人は腹を立てますが、いざ戦いが始まるとその惣次郎にまるで太刀打ち出来ずに相手の門人は次々と敗れ去っていきます。

 

がしかしそれを見ていた山南は惣次郎にそんなだから私に負けたのだと、その突きでは一生私に勝つことは出来ないと言って檄を飛ばします。

 

それから山南は戦う惣次郎の動きに次々と指導を入れていきます。

 

そのことに不満を感じながらも言われた通りに動くと惣次郎の剣術はどんどん良くなっていきました。

 

元々試衛館には単純な教えしかなかった上に惣次郎に忠告するものがいなかった、それが惣次郎の成長を妨げていました。

 

それが山南の教えを受けることでみるみる成長していき、ついには山南も口を開いてしまうような見事な突き繰り出す域にまで成長します。

 

何かを悟ったような山南が「次を」と言いますが、時すでに浅田道場の門人は全て惣次郎に倒されてしまっていました。

 

帰り際山南は浅田から道場開きの祝儀という建前で口止料を手渡されます。

 

そして帰り道の中で惣次郎はこれで不足はないだろと言ってもう一度勝負してくれというが懐具合が良くなった山南は明日の朝には帰ると言ってからそのまま吉原へと消えていってしまいます。

 

二人を後にする山南は「もうこの先沖田君に勝つことはできぬかもしれんな」と心の中で呟き「少しばかり教えすぎたか」と思いながら清々しい顔を見せました。

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第12話「かつての我が家」

北辰一刀流の達人である山南が道場を開いたことが世間に広まり旧試衛館に次々と門人が増えて来ていました。

 

惣次郎はことを解決するためにもう一度山南と戦って道場を取り返せばいいと言いますが、源三郎に山南に惣次郎と戦う意志はもうないことを知らされてしまいます。

 

今の山南には勝太しか眼中にないのだと。

 

それを聞いた惣次郎は再びあんな本ばかり読んでいる先生誰でも勝てると語気を強めます。

 

しかし本当にそう思うか?と冷静に源三郎に返された惣次郎は言葉に詰まります。

 

源三郎は惣次郎に勝太が稽古ではなく命を賭した立ち合いに臨むところを見たことがあるか?と問い、続けて我々は若先生の一面しか知らないのだと付け加えました。

 

ハッとしながらも惣次郎はそんなことあるものかと心の中で否定することをやめませんでした。

 

山南はまだ見ぬ島崎勝太に対して緊張を覚えていることを不思議に思いこんな感覚は初めてだと高揚していました。

 

北辰一刀流に乗っ取られた道場は門弟が門前に溢れかえるほどに増えていました。

 

そこに予定よりも早く帰って来た周助と勝太が登場します。

 

絶望する源三郎の前で時代が追いついたと勘違いをする周助でしたが、源三郎が井上先生と呼ばれているところを見たことで全てが発覚してしまいます。

 

いつから北辰に鞍替えしたのだと激昂する周助に勝太は落ち着いた様子で奪われたのなら奪い返せば良いではないですかと周助に言います。

 

自分の家が旅から戻れば人の家になっていたなんて経験は中々出来ないといって勝太は全く動じる様子を見せません。

 

道場の中では山南が静かに勝太がやってくるのを待っていました。

 

そして遂に山南の前に勝太が姿を現します。

 

山南が「島崎勝太殿ですね?」と聞くと勝太は「たしかに・・・昨日までは」と言って勝太は自分が今日から四代目を継ぎ、名を「近藤 勇」に改めたことを告げます。

 

近藤は四代目になったはいいが肝心の道場なければ格好がつかないといって山南に勝負を受けてくれるかと問います。

 

無論と言って山南はそれに応えます。

 

そして竹刀でやるのか木刀でやるのか、それとも真剣かと山南は近藤に尋ねます。

 

それに対して近藤は笑いながら立ち合いは竹刀に決まっておりますと言いました。

 

それを見た惣次郎は「えーっ!?」と驚きます。

 

天然理心流の生死をかけた戦いに竹刀を選びゆるゆるな構えを見せる近藤が山南に勝てるわけがないと惣次郎は思います。

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第13話「それが答えだ」

戦いが始まり山南は自分の疑問を近藤にぶつけるように剣を振ります。近藤は攻め込まず静かに構えたまま剣を受け続けます。

 

それを見た惣次郎は本の読みすぎで剣の振り方を忘れたのかと呆れます。

 

そこで惣次郎はかつての道場破りを打ちのめした勇敢な近藤の姿を思い出しました。

 

そしてあの時信じた若先生と天然理心流は死んでしまったと心の中で嘆きます。

 

一方近藤と対峙している山南は戦いの中である違和感を覚えていました。

 

打つたびに自分が追い込まれる正体不明のプレッシャー。

 

そして山南は近藤が相手を一刀で倒しきる一撃必殺の剣を狙っていることに気がつきます。

 

山南は心の中で思います。

 

次の一手で全てが決まると。武士にとって剣とは何か?その問いに答えてみよ、心の中でそう叫びながら山南は最後の一撃を仕掛けていきます。

 

その瞬間近藤の気合の声と共に初めて振るわれる近藤の一太刀が山南を襲い、それは袈裟斬りのような形で振り抜かれます。

 

それを受けた山南はまるで真剣で切り裂かれたような錯覚に陥り、そのことに絶句します。

 

立ち合いを見ていた惣次郎もそれを見て唖然としてしまいます。

 

そこに周助の「面あり一本っっ!そこまで!!」という声が響きます。

 

山南の最後の一太刀は片手面となって近藤の一刀を面から逸らし半身で受けながらもしっかりと決まっていました。

 

近藤は「さすがは北辰一刀流、完敗です」と言いますが竹刀が体を走り抜けるのを感じた山南は、竹刀で打たれたはずなのに何故か斬られたような感覚が体に残っていることに驚きを隠せないままでいます。

 

そして山南は近藤が竹刀で打つのではなく斬ったのだということにはっきりと気がつきました。

 

その様子を見ていた惣次郎も「天然理心流は死んでいなかった」と安堵し喜びを滲ませます。

 

一切の迷いなく竹刀で人を斬った近藤に対して山南は「負けたのは私の方です」申し出ます。

 

自分の竹刀は面を打っただけだが、あなたの竹刀は私を斬ったと。

 

さらに武士であるならば剣として振る以上それが例え小枝であっても相手を斬らなければならないと山南は言います。

 

そして山南は近藤にここで共に天然理心流を学ばせて欲しいと言って両手をついて頼みました。

 

その言葉に北辰一刀流の門人は、私達はどうすればいいのですかと声を大きくしますが山南は「北辰一刀流は今日でやめだ」と言ってあっさり話しを終わらせてしまいます。

 

そして天然理心流に加わった「山南敬助」の名札が「免許」の位置に置かれたことに惣次郎が不満を露わに新人なのにどうしてと文句を言います。

 

それに源三郎は「大先生そうしろとおっしゃったんだ」と言いました。山南は大先生が私のことを気に入ってくれたんだろうと言いますが、実際は周助にこれでよろしくといくらか包んで渡していたことが切り替わった場面で発覚し、山南の強かさが滲み出ます。

 

周助はなぜここには妙な男ばかり集まるのだろうかと縁側に座りながら困った様子を見せていました。

 

そして近藤が相変わらず書物に目を通している様子が小さなカットに描かれたところで2巻は幕を閉じて物語は3巻へと続いていくこととなります。

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