ブラックジャック最終回結末ネタバレ【完結ラスト漫画ドラマアニメ】その後の最後はどうなる？

人気マンガ『ブラックジャック』。

この記事では、そんな『ブラックジャック』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！

『ブラックジャック』をお得に読む方法はあるの？

昨今、各出版社が漫画アプリに力を入れており、連載中のマンガでも漫画アプリを通して無料で読むことができます。

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しかし、『ブラックジャック』に関しては今現在、無料で読める漫画アプリはありません。

見つけ次第、追記いたします。

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『ブラックジャック』ってどんな話？あらすじを紹介！

『ブラックジャック』は無免許天才外科医師のブラックジャックが医療を通して患者の人生と向き合うヒューマンドラマです。

畸形嚢腫（きけいのうしゅ）という腫瘍（しゅよう）から生まれた助手のピノコ、安楽死医療を生業とするドクターキリコ、ブラックジャックの恩師である本間丈太郎など、様々な登場人物の信念と人生も物語を盛り上げる要素の一つです。

約半世紀も前に描かれた作品ですが、生死の観念や医療のあり方を読者に問いかけるその視点は、医療の発達した現代においてもとても興味深いものです。

『ブラックジャック』の主な登場人物を紹介！

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⭐️#ブラック・ジャック展 見どころ⭐️
【第1室 B・Jとキャストたち】
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エントランスを抜けて早速！ブラック・ジャック、ピノコ、キリコ、如月恵、本間先生などと自由に写真撮影ができるフォトスポットブースあるよ✌️😊
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詳細▼
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— 手塚プロダクション／手塚治虫【公式】 (@TEZUKA_goods) August 22, 2023

画像上部右から２番目・ドクターキリコ、画像上部中央・ブラックジャック、画像上部左から２番目・如月恵（きさらぎ めぐみ）、画像下部右から２番目・ピノコ、画像下部左・本間丈太郎（ほんま じょうたろう）

ブラックジャック（間黒男）（はざま くろお）

無免許天才外科医。

法外な手術料を取ると世間では有名で、実際に何千万という金額を患者に払わせることもあるが、ラーメン一杯で手術料としてしまうこともある。

過去の事故で顔には大きな傷があり、頭も半分が白髪になっている。

そのため事情を知らない人間から気味悪がられることもある。

ピノコ

ブラックジャックの助手。

畸形嚢腫という病気を患っていた姉がいて、その切り取った腫瘍の中から生まれた。

そのため小さな女の子の姿をしてはいるが18歳と本人は語っている。

ドクターキリコ

安楽死専門医。

軍医としての経験から治る見込みがなく生きる意志もない患者は安楽死させるべきという信念を持ち、度々ブラックジャックとは対立している。

本間丈太郎（ほんま じょうたろう）

不発弾が原因で大けがをしたブラックジャック少年を手術し、彼が医者になるきっかけとなった。

如月恵（きさらぎ めぐみ）

ブラックジャックの大学時代の後輩であり、相思相愛の中だった。

子宮癌で女性としての機能を失ったため男性の船医として生きることを選択した。

男性になった後の名前は如月恵（けい）。

ブラックジャックの母

杜撰（ずさん）な不発弾処理が原因の事故で大けがを負い、手足もなくなり口もきけないまま死亡した。

ブラックジャックの父

不発弾事故で重傷を負った妻子を残してマカオへ愛人を作りそのまま帰らなかった。

事業で成功をおさめ、愛人・蓮花（れんか）と結婚し子供をもうける。

ブラックジャックが外科医になったことは知っていたようで、蓮花がハンセン病にかかり崩れてしまった顔の整形手術が必要になった時には手術の依頼をしてきた。

脳卒中で死亡後、怪我をしたブラックジャックの足にその皮膚が移植された。

タカシ

ブラックジャックが不発弾事故で大けがをし皮膚移植が必要となった際、皮膚の提供を申し出た唯一の人物。左の画像の少年。

混血児（原文のまま引用）であったため、皮膚提供を受けたブラックジャックの顔面左半分は元の皮膚の色とは合わなくなってしまったが、ブラックジャックは「かけがえのない友だちの皮膚」と言って再手術などはしなかった。

その後は自然保護活動に身を投じ、原子力基地建設反対運動中にアルジェリアにて暗殺された。

琵琶丸（びわまる）

盲目の鍼師（はりし）。無免許ながら腕は良く、無償で鍼治療を行う。

手術には否定的で「人間のからだなんてものはもともと切ったりすてたりできるしろものじゃねえ」と語っている。

『ブラックジャック』最終回までのおさらい！主要登場人物の印象的なエピソード

ピノコ　畸形嚢腫から生まれたブラックジャックの奥さん

ピノコといえばやはり、ブラックジャックがピノコを作り出したというエピソードが一番印象的でしょう。

双子の姉の畸形嚢腫という腫瘍の中で１８年間も育ってきた彼女。

ブラックジャックが腫瘍の中から出てきた彼女の体内組織を組み立てて作り出しました。

双子の姉とは折り合いが悪く、体裁を気にする姉から厄介者として扱われている描写もありました。

ブラックジャックの妻であると自称し、家事全般と手術の助手も引き受けます。

最終的にはブラックジャックも彼女を自分の妻であると認めていました。

如月恵（きさらぎ めぐみ）　ブラックジャックと相思相愛だった女性

ブラックジャックの大学の後輩であった恵は、はじめはブラックジャックを怖がっていたようです。

しかし帰り道に男たちから襲われたときに助けてくれたり、雨が降っているときに傘を置いていってくれたりとさりげない彼のやさしさに気が付きどんどん惹かれていったようです。

そんな中恵の子宮がんが発覚します。

当時医局員であったブラックジャックが彼女のオペを一人ですることを希望し、なぜかそれが実現します。

手術室で二人きりになったとき「きみが女であるうちに言っておこう」とブラックジャックは恵への愛を告白します。

今なら問題になりそうな発言ですが、当時は子宮をとってしまう＝女でなくなるという認識だったのでしょう。

「この瞬間は永遠なんだ」というポエムのようなセリフをブラックジャックが言って、二人は口づけを交わします。

その後は男性として生きる選択をした（当時としてはせざるを得なかった）恵は如月恵（けい）となり、船医となります。

ブラックジャックは意外と女性にもてるようでピノコをはじめ彼を慕う女性が何人か出てきますが、ここまではっきりとブラックジャックの恋愛が描かれたのはこれが最初で最後です。

ドクターキリコ　死神と呼ばれ安楽死を生業とする医者

基本的には患者を治療することで救おうとするブラックジャックに対して、キリコは患者を殺すことで救おうとします。

それは軍医としてすさまじい戦場を見てきたからこそたどりついた「生きようとする意志がなく医術的にも手の施しようのない患者への救済行為として行う最終手段」という結論なのです。

「死神」「殺し屋」と言われてしまっているキリコですが、患者を救おうとする気持ちはブラックジャックと同じなのではないでしょうか。

2人で一緒にオペをした患者が回復したときブラックジャックに「殺すのと助けるのと気分はどっちがいい」と聞かれ「おれも医者のはしくれだ　いのちが助かるにこしたことはない」と語っています。

本間丈太郎（ほんま じょうたろう）「人間が生きものの生き死にを自由にしようだなんておこがましいとは思わんかね」

本間先生と言えば重傷を負ったブラックジャック少年の命の恩人であり医者を目指すきっかけとなった人物ですが、ブラックジャックの体内に手術中メスを置き忘れたものの、その発覚をおそれて再手術まで７年間も怯えながら過ごしていたり、本間血腫という病気の治療法をめぐって人体実験だと非難され医学界を追われるなど完全無欠の人間というわけではありません。

「人間が生きものの生き死にを自由にしようだなんておこがましいとは思わんかね」という彼の名言がそれを象徴しているのではないでしょうか。

本間先生も医者として答えの出ない問題に葛藤（かっとう）しながらも目の前の患者を治すことに全力を尽くしていたことがよくわかります。

ブラックジャックが恩師・本間丈太郎先生の命を救えなかったシーン。

帰納的な分析が主体となる医療経済・公衆衛生学の分野からこんな論文がたくさん出てきますと、本間先生の言葉が身にしみます。

「死亡率に最も関連するのは平均余命、公衆衛生、経済、および気温、紫外線指数などで…（続く pic.twitter.com/ZskE0AyAHG

— 森田洋之@コミュニティードクター／医療経済ジャーナリスト／「医療」から暮らしを守る医師／音楽家 (@MNHR_Labo) January 28, 2021

タカシ　ブラックジャックの顔の皮膚の色が違っている理由

ブラックジャックが不発弾の事故で手術した際皮膚の移植が必要になり、お見舞いに来ていた人たちに皮膚の提供してほしいと本間先生が依頼をしました。

しかしみんなそそくさと逃げて行ってしまい、タカシ一人だけが快く了承してくれました。

元々ブラックジャックはタカシに勉強を教えたり交流があったようです。

その後タカシは転校し、二人の交流は途絶えてしまいました。

大人になったタカシは自然保護活動をする団体に属し、反対勢力のテロによって命を落とします。

それを知ったブラックジャックは自分の顔の皮膚をタカシの形見とし、大事に取っておくことを誓います。

ブラックジャックのタカシの話本当好き
BJの信念と心意気が全開の神回 pic.twitter.com/KR9LFe5d2c

— とが (@toga_uma) November 3, 2022

琵琶丸（びわまる）　盲目の鍼師のエピソード

琵琶丸は腕のいい鍼師ですが、ブラックジャックと同じ無免許で治療行為をしています。

主治医でもないのに患者のいる家に急に現れては問答無用で鍼を刺していく治療スタイルです。

そのため先端恐怖症の患者に鍼治療を施して危険な目にあわせてしまうなど、独善的な面もあります。

この話でブラックジャックに恩義を感じたため、腸が弱そうだ言って針で治療をしています。

ブラックジャックは腹膜炎（ふくまくえん）になった過去があるので確かに当たっていますね。

鍼の効果が凄くて、ほんとスッキリ腰痛が消え失せました。思い出すブラックジャックの琵琶丸… pic.twitter.com/bi5vQFN6IJ

— tajimaru (@tajimakundesu) September 9, 2019

ぼろきれのような布を纏（まと）い「人間のからだなんてものはもともと切ったりすてたりできるしろものじゃねえ」と語り、無料で鍼治療を施して歩く様は何事にも動じない修行僧のような雰囲気もありますが、刀鍛冶（かたなかじ）・馮二斉（ひょうじんさい）が1,000万円を火にくべて「金はこうするに限る」といったときにはさすがに「あ」と言ってちょっと面喰らってしまっていました。

「医者はなんのためにあるんだ」

アフリカの奥地で働く戸隠（とがくし）先生から依頼を受けたブラックジャックは体が縮むという奇妙な病気を研究することになります。

実は戸隠先生自身もこの病に侵されており、ブラックジャックが治療法を発見したときにはすでに手遅れになっていました。

戸隠先生はこの病が飢饉（ききん）の状態にある地域にのみ発生していることから、このような異常事態に対応するために自然の中で必然的に生まれてくるものではないかと考えます。

そして最期にはこの病について「神の警告だ」と言って亡くなっていくのです。

限られた食料を地球上の生き物で分かち合うためには体を小さくしなければだめだということなのだ、と先生は語っていました。

医者が人を救った結果として人口が増え、食糧危機が起こる、そして人々が飢えて死んでゆく。

ブラックジャックは悩みます。

そして戸隠先生の遺体を抱きながら空にいるであろう神に向かって「医者はなんのためにあるんだ」と叫びました。

自分より年下の子供が亡くなった時、言葉に言い表せないショックでした。

救えなかった。本当にこう思った。

医者は何のためにあるんだ！と。 pic.twitter.com/lkrrbFmtJ3

— にくまる (@doctorbasara) June 14, 2020

「見かけの姿には興味ない」「生まれたままのものがいちばんいいのだっ」

ブラックジャックは整形手術もすることがありますが、基本的には「見かけの姿には興味ない」というスタンスです。

美しい大人の女性の姿になったピノコにも「美女にも八頭身にも興味がない」と言っており、それはいくらでも整形できるからとのことです。

女優として成功した杉並井草（すぎなみいぐさ）という女性にかつて整形手術を施した際にも同じような趣旨のことを言っていました。

人間の顔形にはどんなものでも個性があり、その個性は美しい、と。

そして「こんな顔でテレビに出られると思う？」という彼女に「出られるさ。立派な顔だ」と言います。

彼女の整形には最後まで反対の立場を貫いていました。

一方、マリリンスワンソンという往年の大女優がもう一度美しくなって銀幕に返りざきたい、と言ってブラックジャックの所に来たときは最終的には賛成の立場であったように思われます。

彼女は一度は手術を断られたものの、ブラックジャックの家の前で自殺未遂までして手術室に入り込むことに成功しました。

その執念にはブラックジャックも根負けし、手術を引き受けました。この大女優については、残念ながら映画に出る前に事故死してしまったのですが、その遺骨に加工を施して映画に出演させるということをブラックジャック自らが取り計らいました。

そしてその加工を施した顔については「あれはほんものですぜ」「永遠の美女なのさ」と語っています。

それに対して杉並井草には「顔が変わったらもう二度と私の前に現れないでもらいたい」、「つくられたマネキンと会う気はない」、整形前の彼女の写真に「その子はもう死んだ　魅力的な子だった」と言っています。

マリリンスワンソンにに対しては美しくなって映画にもう一度出たいというその執念に、井草に対しては整形前の彼女に心を打たれていたのかもしれません。

美人になればテレビに出られる、女優になれるという浅はかな考えで世間や周りの大人に迎合（げいごう）する井草の姿勢に対しては否定的な態度になったとも考えられます。

格式や家柄という世間の評価で成り立っているような事柄を「人間の一番愚劣（ぐれつ）な病気みたいなもん」という彼の主張にも通じるものがありそうです。

ブラックジャックの両親について「母親の値段は数百億つけたって安い」「お母さんこそ世界一美しい人だったと信じていますのでね」

ブラック・ジャックの父親は愛人と香港へ失踪…知らなかった^_^ pic.twitter.com/G73EOrb5ZG

— junki_hk (@junki_hk) October 8, 2020

ブラックジャックは母親に対しては深い愛情を持っており、それが見て取れる箇所は物語の中でも数多くあります。

対して父親は不発弾事故の後、怪我をした自分たちをおいて愛人と暮らし、二度と帰らなかったということで一時期は憎んで殺そうとまで思っていたようです。

父親が登場する時には同時に母親を思い出さずにはいられないようで、ブラックジャックの母への愛情や父親に対する複雑な感情の描写があります。

ある日、長い間会っていなかった父親から電話があり、戸惑いつつも会いに行くブラックジャック。

そこで父から現在の妻・蓮花（れんか）がハンセン氏病にかかってしまったので、顔を美容整形してほしいと依頼されます。

世界一の美女にしてほしいと注文をつける父に、なぜ母を捨てたのかと聞くも答えはありませんでした。

そして手術を引き受けたブラックジャックが術前に「母を今でもすこしは愛しているか」と父に聞きます。

父の答えは「いまは愛してはいない」、愛しているのは蓮花だけということでした。

父の言葉を聞いてブラックジャックは蓮花を自分の母の顔に整形することに決めました。

整形後の蓮花の顔を見て驚愕（きょうがく）した父がブラックジャックを問い詰めると「私はお母さんこそ世界一美しい人だったと信じていますのでね」と言って去っていきました。

そしてその後父が危篤状態との連絡を受けたときは、母の墓の横に埋めるために遺体を引き取りにマカオまで出かけていきました。

母は最期まで「お父さんを許してあげましょう」と健気（けなげ）に父を想いつづけていたので、複雑に思いつつも母の喜ぶことをしてあげたいと思ったのでしょう。

ちなみに、母そっくりに整形された蓮花はブラックジャックには遺産を渡すまいとゴロツキを雇って殺そうとしてきました。

別人とはいえ母親そっくりな人に会ったり殺されそうになったりすることで、ブラックジャックは何とも言えない思いになったりはしなかったのでしょうか。

また、『もらい水』という回においては他人の母親の扱いに対しても非常に不快感を示すような描写がありました。

手狭な病院を経営する医者の男は、同居している母親の部屋も満員の時は病室として使用することがあり、そのたびに母親は知り合いの家を泊まり歩くことを余儀なくされていました。

ある日満室のため家を出された母親が山小屋で一夜を過ごすことになってしまい、それを見たブラックジャックは「俺は今日ほど腹の虫が煮えくり返ったのは初めてだ」とつぶやきます。

その後大地震が発生し、つぶれた山小屋で大けがをした母親をブラックジャックは医者の男のもとに連れていきます。

そして１０００万円で譲りましょうと言います。

男は激高（げっこう）しますが、ブラックジャックは「私なら母親の値段は百億円つけたって安いもんだがね」と言い捨てます。

自分のでなくても母親が無碍（むげ）に扱われている状況は許せないのでしょう。

ブラックジャック
「もらい水」
より pic.twitter.com/9lWDLCknRy

— 越後、 (@YONE_SK) August 29, 2021

『ブラックジャック』最終回結末ネタバレ【完結ラスト漫画ドラマアニメ】その後の最後はどうなる？

ブラックジャックには明確な最終回はありませんが、これが最終回ではないかとファンの間で言われている回があります。

それは『人生と言う名のSL』という回で、今までブラックジャックに深くきた人達が次々に登場します。

物語の冒頭でブラックジャックはがらんとした列車に1人乗っています。

如月恵

最初はかつて相思相愛の中であった如月恵が現れます。

終始和やかな雰囲気で会話をする2人。

とりとめのない世間話をしながらも楽しそうでした。

ドクターキリコ

次はブラックジャックに対して「あいかわらず正義感ぶっている」と悪態をつきながらドクターキリコが登場します。

彼は182歳だという老人を連れてきて、これから安楽死をさせるのだと言います。

老人は長い間手術で生き延びてきたが老化の苦痛にたえられず、キリコに安楽死を依頼したというのです。

ブラックジャックはキリコを止めようと追いかけましたが、結局老人がどうなったのかまでは描かれていません。

キリコは最後までブラックジャックに医療のあり方、医者の信念などについて問題提起をし続けていました。

本間丈太郎

キリコを追いかけた先にいた本間先生は手術をするのでブラックジャックに手伝ってほしいということでした。

重傷を負った患者を目の前にしてブラックジャックは、これは少年時代の自分だと気づき、助かる公算が大きいなら器官を人口のものに変えてしまってはどうかと提案します。

先生は「きみは人間をロボットに改造するつもりか」と言い、患者がロボットのようになったことで生きる望みを失ったらどうするとも言います。

そして「医者は人を治すんじゃない　人を治す手伝いをするだけだ」と語ります。

治すのは本人なのだと。確かにブラックジャック少年も自らの気力と体力を振り絞ってリハビリを頑張っていましたし、医者になった彼もそんな生きる力に満ち溢れた患者をたくさん見てきましたね。

ピノコ

最後に大人の姿になったピノコがブラックジャックの目の前に現れます。

この時彼女は21歳になっていたようです。

そして8頭身美人になったピノコはブラックジャックに「1度れいいから好きだといって」とせまりますが、ブラックジャックは「私は8頭身にも美女にも興味ないんだ」と言い放ちます。

例のごとく「アッチョンブリケ」と言ってショックを受けた様子のピノコ。

ブラックジャックは「なにをしょげてる！？おまえ私の奥さんじゃないか　それも最高の妻じゃないか」と続けます。

うれしそうなピノコに「いこう患者が待ってるぞ」と言って2人で患者のもとへと向かっていきます。

恵には君が好きだ、愛している、この瞬間は永遠なんだと甘い言葉を言っていたブラックジャックですが、ピノコには言いませんでした。

でもピノコのことは最高の妻だ、と言っていたので、やはり奥さんの座は間違いなくピノコなのですね。

#お前らの好きな最終回晒せ
『ブラック・ジャック』の実質的最終回「人生という名のSL」ですかねえ。タイトルも構成も読後感も言うことなし、完璧な最終回だと思います。 pic.twitter.com/4S3E4a9pvN

— 丸腰庵 (@marukoshi_an) April 6, 2022

患者が待っていると言ってそちらに向かっていくところで終わる様子は、ひたすら目の前の患者を治そうとするブラックジャックとそれを支えるピノコの人生を現しているような気がします。

ブラックジャック最終回
人生という名のSL まさかの夢オチ（笑）嫌いじゃないです😁#お前らの好きな最終回晒せ pic.twitter.com/2XxBTektkA

— YamatomoGoPackGo🇯🇵 (@schumassaF1) April 6, 2022

夢オチということになっています。