「週刊少年サンデー」にて連載された人気マンガ『ちいさいひと青葉児童相談所物語』。
この記事では、そんな『ちいさいひと青葉児童相談所物語』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！
『ちいさいひと青葉児童相談所物語』を全巻無料で読む方法は？
『ちいさいひと青葉児童相談所物語』は、こちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読むことができます。
『サンデーうぇぶり』は公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
この記事を執筆している現在では第1巻から最終巻まで読むことができます。
安心安全に、そしてタダで『ちいさいひと青葉児童相談所物語』を第1巻から最終巻まで読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法がベストです。
また続編の『新・ちいさいひと青葉児童相談所物語』も無料で読むことができます。
オススメ漫画アプリ紹介
漫画アプリに関していうと、講談社が運営する『マガポケ』や小学館が運営する『マンガワン』も特にオススメです。
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『ちいさいひと青葉児童相談所物語』あらすじ紹介！
『ちいさいひと 青葉児童相談所物語』は、夾竹桃ジンさんによって週刊少年サンデーおよび週刊少年サンデーSで連載されていた作品です。
2010年に連載が開始し、2013年に完結しました。
現在は同作者によって続編となる『新・ちいさいひと 青葉児童相談所物語』が連載されています。
今回はこの漫画について紹介していきます。
物語のネタバレ、また児童虐待についての描写が含まれますのでご注意ください。
『ちいさいひと 青葉児童相談所物語』あらすじ
主人公である相川健太は新米の児童福祉司として青葉市の児童相談所に赴任することになります。
彼の夢は一人前の福祉司になることでした。
健太は舞い込んでくる様々な事情を持った親子に対応しながら、福祉司としての経験を積んでいきます。
また、それを通じて自身の持つ悲しい過去にも向き合っていきます。
児童相談所を舞台に様々な親子を描く、ヒューマンドラマ作品です。
バナー広告で約40万DLを記録！ 「児童虐待」を真正面から描いた『ちいさいひと 青葉児童相談所物語』に、涙が止まらない… | ダ・ヴィンチニュース https://t.co/eFVujQEIuG @d_davinciから pic.twitter.com/WMOEthWEEn
— ダ・ヴィンチWeb (@d_davinci) December 14, 2015
『ちいさいひと青葉児童相談所物語』主な登場人物紹介！
相川健太
児相案件の勉強になるかと思って読んでいる「ちいさいひと」という漫画から。「自立とは、必要なときに助けを求められる力」。支援を拒みまくり孤独死していくじいちゃんばあちゃんに言い聞かせてやりたい。 pic.twitter.com/32bTEam2g4
— なすへる (@RraOVrHYs5rdFt0) May 21, 2021
物語の主人公で、新米の児童福祉司です。
一人前の福祉司になることを夢見て、青葉市の児童相談所に赴任してきます。
明るく仕事熱心な性格で、一時保護所の子供達と遊ぶ様子も多々見られます。
親に虐待されていた過去を持ち、怒鳴る親を見ると当時の記憶がフラッシュバックすることもあります。
子供を救おうとするあまり、無茶な行動を起こすこともあり、その都度上司に叱られています。
長澤彩香
健太の同期で保育士の女性です。
健太と同様に青葉市に赴任してきます。
児童相談所に隣接する一時保護所を職場としており、健太たちと関わることも多いです。
穏やかで心優しい性格で、保護所の子供達が懐いている描写も見られます。
健太のことを優しく見守り時に厳しく諭すなど、同期でありながら保護者的な立場にあります。
藤井東児
青葉児童相談所の副所長です。
健太のことを優しく見守りながら、上司として彼に厳しく接する面もあります。
虐待されていた健太を現場から救った張本人であり、健太からはかなり慕われています。
東児自身も、健太が児童福祉司になったことを喜んでいるような様子も見られます。
子供を救いたいという一心でルールを逸脱した行動に出る健太に対し、厳しく叱責することもあります。
『ちいさいひと青葉児童相談所物語』最終回までのおさらい！
念願の児童相談所の職員へ。児童虐待の現実
青葉児童相談所に赴任してきた健太は、実際の案件には携わらず研修の日々を送っていました。
ある日経過観察をしていた親からの電話をきっかけに、彼は子供に危機が迫っていることに気づき、職員に調査をお願いします。
しかし虐待されているという明確な根拠はなく、福祉司たちも強制的な調査ができずにいました。
しかし母親と暮らしているはずの二人の子供のうち、姉は学校に行っておらず、通院が必要な妹は病院を長く訪れていないことがわかります。
さらに周囲の聞き込みで子供の存在は認識されているものの、直接見た人間がいないことから彼らは徐々に疑惑を深めていきます。
それでも確実な証拠がないため立ち入り調査に踏み切れない中、健太は子供が放置されているという決定的な証言を手に入れます。
それは、母親が男と二人で暮らしているというものでした。
食事も与えられないままゴミの中で暮らす子供達の様子に驚愕しながら、健太たちは子供たちを救出します。
二人は極度の栄養失調状態ではありましたが、かろうじて生きていました。
実際の現場を目にしたことで、健太は一層子供たちが幸せに暮らせるようにしていきたいという決意を強くします。
明かされる健太の過去
健太は虐待から生き延びて大人になった子供、通称サバイバーと呼ばれる存在でした。
子供の頃、母親と二人で暮らしていた健太はろくに食事も与えられず、暴力を振るわれていました。
ある日、母親に突き飛ばされた健太は家具の角で頭を打ち出血してしまいます。
そこで彼を助けてくれたのが、児童福祉司をしていた東児でした。
救出された健太の頭部には、今でもこの時の傷跡が残っています。
そしてこれがきっかけとなり、健太は現在に至るまで実の母親と会うことはありませんでした。
保護された後、優しい里親に引き取られ、実の息子のように育ててもらっていたからです。
児童福祉司として様々な事情を抱える親子と関わっていくうちに、健太は自分の母親も追い詰められた事情があったのではないかと考えるようになります。
しかし、それでも健太は実の母親に会いにいくことができませんでした。
彼に届いた手紙ですら、当時の記憶がフラッシュバックして読めずにいたのです。
母親の葛藤。人は変われるか
健太は近々、虐待された子供が再び親子で暮らせるようにする支援、『再統合』が行われることを知ります。
再び親子で暮らせると、先輩福祉司である誠が喜ぶ一方、健太は素直に受け入れることができません。
子供を虐待していた親が、簡単に変わることができるとは思えなかったからです。
そんな健太に対し、誠は子供を虐待してしまった親を支援する『ペアレンツ・プログラム』のための施設へ連れていきます。
そこには虐待の加害者である親たちが更生するため、自分の犯した罪と子供への接し方について向き合っていました。
もう一度親子で暮らすために努力を続ける彼らの姿を見て、健太は認識を改めていきます。
そして児童福祉司は子供を保護するだけでなく、その後再び親子で暮らせるように親のケアもしていくのも仕事であると諭されます。
人は変わることができるのかもしれない。
そう思った健太は、勇気を出して実の母親が住むマンションを訪れます。
しかし当時の記憶がフラッシュバックし、その日はインターホンを押すことができませんでした。
漫画完結ラスト『ちいさいひと青葉児童相談所物語』最終回結末ネタバレ！その後の最後は？
関係の修復。共通の敵
『再統合』によって再び親子で生活を始めた少年、大輔が万引きをしようとしている現場に健太は偶然居合わせます。
健太が事前に止めたことで未遂ですみましたが、大輔の身に何か異変が起きていることを感じとります。
健太が誠と共に大輔の自宅を訪問すると、誠は大輔を見るなり態度を一変させ、厳しく彼を叱責します。
大輔を児童養護施設に戻すべきだ、人はそう簡単に変われないと今までとは真逆のことを言い出す誠に健太は驚きを隠せません。
そして冷たい態度のまま、健太に担当を変わるように告げ彼はその場を後にします。
しかしこれは大輔と母親が本音で話せるようになるための作戦でした。
再び共に生活するようになった二人は、お互いに本音を話せずストレスを貯めているようでした。
大輔は母親に自分と向き合って欲しいと思い、万引きという手段に出てしまったのです。
彼らが本音で話せるようになるには、共通の敵が必要でした。
誠はそのために心を鬼にして彼らの敵となることを選んだのです。
好きな人を守れ！忍び寄る悪意
ある日、健太の元に新しい案件が舞い込んできます。
それは母親の再婚相手からの性的虐待問題でした。
相談者の桃香は母親の再婚相手から被害を受けており、誰にも相談できずに悩んでいました。
直接的な被害はなく、自分の考えすぎだと思っていたからです。
しかし、度重なる行為に桃香は一人で抱え込むことができなくなっていました。
そこで友人を伴って青葉児童相談所を訪れます。
そこで彼女は、小さい頃から父親がいなかったため勘違いかもしれないことを前置きし、被害について相談します。
再婚相手にも聞き取りをすると、彼は自分が距離感を間違えてしまった、彼女が安心できるように部屋に鍵をつけるなど反省した様子を見せました。
青葉児童相談所の職員たちは要観察案件として、しばらく様子を見ることにします。
桃香自身も、態度を改めると言う再婚相手の言葉を信じ、誤解してしまったことを反省します。
過去と向き合う勇気
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— 【公式】サンデーうぇぶり編集部 (@SundayWebry) July 31, 2016
再婚相手の態度に釈然としない思いを持っていた健太は、再び桃香の自宅へと向かいます。
そこには盗撮した入浴中の写真で桃香を脅し、迫っている再婚相手の姿がありました。
警察を呼んでいる間、黙って見ていることしかできない自分に耐えられず、健太は無理やり桃香の家へ侵入します。
そして桃香に被害が及ぶ前に再婚相手を止めることに成功したのです。
桃香の母親は再婚相手とは籍を抜き、娘と二人で暮らすことを選択します。
今後も心のケアは必要であるものの、桃香も前を向いて生きていくことを決めたようでした。
事案の処理を終えた健太は、自身の過去と向き合う決心をします。
それは自分の受けた虐待と向き合い、実母に会いにいくことでした。
過去と向き合うことで、自分自身も前を向く決意をしたのです。
そして今度こそ健太は実母のいるマンションのインターホンを押し、彼女と再会するのでした。