キングダムえいせい死亡？嬴政のモデルは実在？結婚し妻や子供も？母や父・弟や名言紹介！

『キングダム』は、原泰久が作者の春秋戦国時代（紀元前770年〜紀元前221年に秦が中国を統一するまでの時代）を舞台とした大人気漫画です。

中国の歴史を舞台にした漫画といえば「三国志」や「蒼天航路」など三国時代を舞台にしたものが多く、それよりもさらに数百年前の時代を扱った漫画はほとんど見られません。

『キングダム』には個性的で魅力的なキャラクターたちが数多く登場する作品で、戦が当たり前にある時代に自分の夢や信念を守るために戦う男女の人間ドラマが心を惹く作品でもあります。

そして今回ご紹介するのは、後にファーストエンペラー（始皇帝）と呼ばれ、キングダムでは主人公、信とは別にもうひとりの主人公である「嬴政」（えいせい）について解説していきます。

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嬴政（えいせい）は実在した？そのモデルは？

戦のない世の中をつくるために
中華の唯一王を目指す秦王嬴政
政の中華統一のために金剛の剣
となり天下の大将軍を目指す信
信と共に戦うため飛信隊の軍師
となる山の民の生き残り河了貂
３人が持つビジョンのベクトル
が揃うことで強い力が生まれる#キングダム #働くエンタメ pic.twitter.com/WEJPlkgd8m
— 石井雄太郎@働くエンタメ (@yutaro_ishii) February 15, 2021

前述の通り嬴政は後の始皇帝の青少年時代をモチーフにしたキャラクターです。

秦姓が嬴で諱が政であり、紀元前259年に生まれています。

他国の王がキレイな衣装に身を包み、豪華な食事などを楽しんでる中、秦の王である嬴政も同じように過ごしてると思いきや、贅沢とは真逆の苦難に満ちた少年期を過ごしています。

後述しますが、王位についてから突然弟から命狙われたり、各国が合同になり秦を滅ぼしにきたり（函谷関の戦い）、大きな苦難に何度も遭遇します。

そんな数々の危機に直面しながらも、戦況を見定める判断力と、思い切った判断をする胆力も持っており、さらに状況に取り乱すことのない冷静さを嬴政は持ち合わせています。

また、人を見る目にも非常に優れており、人間の能力や才能を見つけ出し、彼らの力を借りて成し遂げることのできない偉業を実現させています。

しかし、史実の始皇帝は今の嬴政とは違うイメージであり、行った所業も耳を疑うものもあります。

多くの学者を生き埋めにしたり、書物をすべて焼き払ったり、不老不死の方法を探すために国の予算を使ったりなど、横暴な行動を行っています。

キングダムで描かれてきた嬴政のイメージとはかなりかけ離れた人物を想像してしまいます。

これから物語が終盤に進むにつれて、嬴政の心に影が生じていくのでしょうか。

嬴政の心の変化もまた、今後の見所の一つかもしれません。

嬴政（えいせい）の母と父は一体誰？弟はいるの？嬴政の家族について解説！

親子だよその１
左：後の始皇帝ｴｲ政。熱血。
右：呂不韋の元愛人、色狂いの太后ママン
政のパピーは呂不韋説があるけど、趙姫の嫁ぎ時期と政出生時期が呂不韋では無理があるから、純粋に荘襄王がパピーだと思っている。 #キングダム pic.twitter.com/vle98Diiaa
— カビタロス孫六＠人生詰んでるマン😇😇😇 (@mago05mago05) June 1, 2015

結論から言うと嬴政の母親は趙姫（ちょうひめ）、父親は後に荘襄王（そうじょうおう）となる子楚（しそ）とされています。

趙姫は政の実母であり、後に太后（たいごう）になり後宮をまとめる人物です。

元々平民の出でありながら「傾国の美女」と噂されるほどの美女で、また呂不韋（りょふい）とは恋仲の間柄でした。

しかし、呂不韋自体は趙姫を自身の出世のために利用しており、子楚と趙姫を結婚させ呂不韋の財力で子楚を王位につかせ、自身の地位を確立させようとしていました。

父親である子楚は当時人質として趙国に滞在しており、その際に趙姫と結婚し趙国で嬴政は生まれました。

秦の白起将軍が長平の戦いで趙国の民を数多く生き埋めにしており、人質の価値として低かった子楚、趙姫、嬴政はその時の恨みを趙国の民から向けられており、道を歩くだけでも趙国の人々から暴力を受けるような立場にいました。

呂不韋の策と財力により、子楚は趙国から脱出することができましたが、趙姫、嬴政は置き去りとなってしまいました。。

趙姫は呂不韋の裏切りと、置いていかれた絶望と憎しみを感じながら、飢えを凌ぐため体を売り、子楚が秦王となり趙姫が秦に戻るまで世を呪いながら生活をしていました。

そんな中、嬴政が次期国王になることが決まり、理不尽な暴力を重ねてきた趙国の人々は逆襲されることを恐れて嬴政の暗殺を企てます。

多くの犠牲を払い嬴政はなんとか秦にたどり着きます。

数々の苦難の中で犠牲になった人々の言葉と心に触れて王としての意識を持ち始めるようになるのです。

秦の王として健やかに育つかと思いきや、異母兄弟である弟、成蟜（せいきょう）に今度は命を狙われるようになります。

成蟜の父親は子楚であり嬴政と同じですが、母親が公女であり嬴政の母親が平民出身にも関わらず王位継承者の立場を奪われたことを恨んでいます。

その結果、反乱が起きますが昌文君や信、山の民の活躍によって反乱は失敗となります。

このように、決して家族内は平穏なものではなく、壮絶な家族関係となっています。

嬴政（えいせい）は誰と結婚した？妻は？子供は？現在の嬴政について解説！

こんばんは！運用担当Tです！
今日は #告白の日✨
戦が終わるまで帰らないと嬴政が向に伝えた時の向のセリフには、切ない気持ちが溢れていましたね😢#キングダム乱 #キンラン pic.twitter.com/JafMottECo
— キングダム乱 -天下統一への道- (@KingdomRan) May 9, 2023

キングダムで嬴政の子を授かったのは宮女の一人である、向(こう)という人物です（史実では正妻がいたかどうかの記録はない）。

信曰く「あの地味な宮女」と言われており、作中でも目立った雰囲気は出ていませんが、芯がしっかりした人物であり嬴政のことを心から思っている描写が見られます。

そんな向は、『とぎの相手』としてお呼びがかかることが何度かありましたが、そのたびに嬴政は向の横で読書をしているという状況でした。

しかし、なんと一度だけとぎの相手をした際に身籠ったようであり、向自身それには驚いていました。

生まれたのは女の子で麗(れい)という名前です。

生まれたのが紀元前240年の頃ということで、嬴政は20歳で父親になったということになります。

向も出産後からは、雰囲気が代わり王の子供を育てる母親としてたくましくなっています。

キングダムの時代背景からして一夫多妻制かと思われますので、今後は麗以外にも王の子供が登場するかもしれません。

嬴政（えいせい）は死亡する？史実どおりになるのか？今後について考察！

こんにちは！運用担当Tです！
今日は #旅の日✨
嬴政にとっては中華統一が旅ですね。
キングダム乱を楽しむ私たちにとっては城主レベルを上げる旅です！
一緒にキングダム乱で中華統一への旅に出ましょう💪https://t.co/tEP6C7Uh5A #キングダム乱 #キンラン pic.twitter.com/A8qXJZLuyN
— キングダム乱 -天下統一への道- (@KingdomRan) May 16, 2023

史実では中華統一後、49歳で巡遊中に亡くなったとされており、それまでに法律の制定や、貨幣の統一、交通網の整備など、大王に相応しい国の統治を行っています。

一方で、前述の通り晩年は不老不死に国の予算を費やしたり、懐疑心（かいぎしん）が強くなり家臣との交流もなくなるなど、今の嬴政からは想像できない人物像になっています。

中華統一は嬴政が39歳のときに成し遂げておりますので、その後の国の統治のため文官たちが活躍する描写が描かれて行くのではと思います。

キングダム自体、武将たちが活躍する戦の描写のみならず、裏側の政治の描写や、そのために奔走する文官たちの描写なども描かれたりしますので、戦がない世の中の文官たちの戦いを描いていくのではと思います。

また、キングダムの嬴政は史実の始皇帝とはギャップを感じる人物像となっており、性格が変わって行った経緯や、なぜ不老不死を求めることになったかなど、描かれていく可能性も十分に考えられます。

中華統一という大事業を成し遂げた後にも目が離せません。

『キングダム』嬴政（えいせい）の心に刺さる名言を紹介！

「人の本質は光だ」
キングダム　秦王-政の言葉
考えさせられるよな pic.twitter.com/A8922T6UZJ
— ブーズー (@boo_zhoo) August 27, 2022

五百年の争乱の末に”平和”と”平等”を手にする　”法治国家”だ

単行本４５巻で斉国王との秘密裏の会談にて、秦国が支配する世を作る訳でなく、法のもとに新たな国家を建設すると嬴政は言います。

現代において法律が当たり前にあり、身分の差などがないことは当然ですが、当時の中国ではまさに画期的な考え方であり、斉国王もその言葉に感化され実質的な降伏を宣言します。

中華統一に向けて嬴政の強い意志を感じるセリフです。

人の持つ本質は光だ

単行本４0巻にて、政権争いをする呂不韋に対して発したセリフです。

呂不韋は金による統治によって世は安定すると言いますが、嬴政は「人へのあきらめ」だと伝えその考えを否定します。

良い世にしていこうと死んでいった者たちの光を受け継ぎ、更に輝かせていくことで人はつながっていくと伝え、その光を失わないためにも自分の代で戦争をなくすと嬴政は言います。

その言葉に呂不韋も心を打たれ、嬴政を王として認め、長年の政権争いに終止符を打つ形となります。

お互いにいがみ合っていた中ではありましたが、この言葉を聞いた呂不韋が一瞬涙を浮かべるシーンは印象的です。

お前の罪(とが)とお前の子は、関係ない

単行本1巻にて王弟、成蟜より差し向けられた暗殺者、朱凶（しゅきょう）にトドメを刺す際に放ったセリフ。

信の活躍もあり朱凶に深手を負わせますが、信がトドメを刺す前に「子供達が孤児となってしまう」といい、信はトドメを刺せずにいました。

しかし、嬴政はこのセリフを放ち首を斬ります。

冷酷に見える部分ではありますが、罪を犯した者の一族すべてを罪に問うわけではないという、嬴政の王としての姿勢を感じるセリフです。

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