今回は週刊少年マガジンで、大人気だった漫画『七つの大罪』に登場する、<傲慢の罪(ライオン・シン)>のエスカノールを紹介します。
魔神族や巨人族、女神族に人形など、多種族で構成されている<七つの大罪>ですが、エスカノールの種族は人間です。
人間にも関わらず、<七つの大罪>としてかなりの強さを誇り、後ほど説明いたしますが、<七つの大罪>の中でも最強と言われています。
今回は、そんなエスカノールの過去に侵した罪や、マーリンとの関係、死亡後に転生するのかどうか、本当に最強なのかについて徹底的に解説していきます。
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エスカノールが過去に侵した罪とは?
七つの大罪
傲慢の罪、エスカノールなかなか、魅力的なキャラです
死んでしまったのが、残念 pic.twitter.com/Lc55LhkyPp— k、薫(MAN) (@kappa19592) July 9, 2021
まずはエスカノールの罪状を紹介いたします。
罪状は、『王国周辺の町及び集落にて幾度も民に恐怖を与え、現場に駆けつけた王国聖騎士への過剰なまでの暴行。国王陛下の御前に引き立てられた際の不遜な態度と言動。静止に入った聖騎士長に重傷を負わせた<傲慢>さ』です。
なぜ、このような罪を着せられたのかを理解するためには、エスカノールの魔力とその影響についてを理解しないといけません。
エスカノールの魔力は<太陽(サンシャイン)>で、夜は貧弱な体をしているのですが、昼が近づくにつれ魔力が増加し、正午でMAXの姿になります。
変化するのは肉体だけではなく、性格面でも変化が現れます。
夜の貧弱な時間帯は、一人称が「僕」であり、どんな人に対しても「〜さん」と呼び、とてもネガティブです。
しかし、正午に近づくにつれて、一人称が「僕」から「私」に、「私」から「我」に変化し、全ての者に対して見下すような発言をして、傲慢な性格になります。
この魔力は自身でも制御ができず、タリムという小国で王子として生まれたエスカノールですが、国を逃げ出し、誰にも迷惑をかけないように細々と暮らしていました。
ですが、ずっと1人で生活できるわけもなく、時々エスカノールを助けてくれる人が現れて、それが嬉しくて、その人々のために<太陽>の力を使用すると、結局怖がられるということに悩んでいました。
エスカノールの昼間の姿を見ず知らずの人が聞けば、ただ強力な力を持った男が暴れているという認識にしかならず、リオネス王国に上記の罪で囚われてしまいます。
罪状を読み上げられているところに現れたのが、メリオダスとマーリンで、そこでエスカノールを<七つの大罪>に勧誘します。
勧誘された当初は、メリオダスとマーリンの優しさに喜びながらも、また優しくしてくれた人を傷つけないようにと、誰にも告げずにその場から離れていってしまいます。
しかし、メリオダスに引き留められ、メリオダスの力を目の当たりにし、<七つの大罪>の仲間たちが信頼できる人たちだと理解したことで、<七つの大罪>に加入することになりました。
エスカノールとマーリンとの関係とは?
エスカノール、今までありがとう。
例え君がいなくなっても僕は七つの大罪では君をずっと推していくよ。
そしてマーリン、エスカノールを忘れさせないようにしてくれてありがとう。#七つの大罪 pic.twitter.com/ndet2r1bz1— フィットネス (@Fittones_) May 26, 2021
エスカノールとマーリンの関係は、<七つの大罪>の仲間ですが、エスカノールはマーリンに片想いをしています。
マーリンからは「興味深い観察対象として見ていただけかも」と言われていましたが、それだけでも十分嬉しいらしく、エスカノールが本当にマーリンのことが好きだった様子が分かります。
エスカノールの魔力の特性上、夜は力を出せないのですが、バイゼル大喧嘩祭りではマーリンを思い浮かべ、擬似的太陽として認識し、魔力を使用していました。
エスカノールの精神的な支えとして、マーリンがいることが分かる描写で、それほどまでにエスカノールの中でマーリンは大きな存在であることが描かれています。
マーリンへの愛が分かる描写は他にもあります。
四大天使であるリュドシエルに協力を求められても、断り続けていたのですが、マーリンが一言「協力してやれ」と言うと、すぐに言うことを聞く場面もありました。
さらにはゼルドリスの攻撃からマーリンを庇ったものの、かすり傷を負わせたことに怒り、辺り一面に途轍もない魔力を撒き散らすなど、とにかくマーリンのことが大好きなのが伝わってきます。
死ぬ間際にもマーリンが誰にも言えずにいた気持ちに気づいていたと伝えており、ただ好きなだけではなく、マーリンの気持ちを尊重できる男です。
マーリンはそのエスカノールの最後の言葉を聞き、太陽の恩寵のせいで高温になっているエスカノールに何の躊躇もなく、キスをしており、エスカノールの最後は安らかなものでした。
最後までマーリンへの愛が変わることのない、一途な男でした。
エスカノールの最後は死亡?理由や最終回でどうなったのか解説
7月1日
七つの大罪
エスカノール誕生日🎂🎂🎂おこがましい✨✨✨✨
七つの大罪で1番大好きなキャラ😁 pic.twitter.com/n0RCUOz0Jl
— 旭川パチンコ狙い撃ち (@Ex3mi1xDp9gRa3S) June 30, 2022
エスカノールは、ゼルドリスの体を乗っ取った魔神王(以降「ゼルドリス魔神王」と表記します。)との戦いで死亡します。
魔神王に殺されたのが理由ではなく、エスカノールの魔力<太陽>に体が耐えきれず、限界を向かえたのが理由です。
実は<太陽>は四大天使最強のマエルが、最高神から授かった恩寵だったのです。
女神族が使用する魔力なので、魔力が強力すぎて、人間であるエスカノールにはとても負荷がかかってしまい、その結果エスカノールは死亡してしまいました。
ゼルドリス魔神王と戦う前から、徐々に限界を迎えており、エスカノールが時折怪しい表情を浮かべる描写もされていました。
ですが、ゼルドリス魔神王を倒すためには<七つの大罪>全員が限界を越える必要があり、その際にザ・ワン・アルティメットという状態になり、魔神王を倒した後、力尽きてしまうのです。
漫画『七つの大罪』はゼルドリス魔神王を倒した後、混沌と戦うのですが、その戦いにはエスカノールは登場していません。
最終回ではマーリンを除く、生存している<七つの大罪>のメンバーが登場するのですが、そちらでもエスカノールは登場しませんでした。
ただ、漫画『七つの大罪』の番外編『七つの大罪-怨嗟のエジンバラ-』ではトリスタンの愛馬として、エスカノールと名付けられた馬が出てきます。
これにはバンも驚いた様子でしたが、読者としては、亡くなった後も<七つの大罪>のなかでエスカノールの存在は残っているのだと感じられ、嬉しい瞬間でした。
エスカノールの転生や復活の可能性について考察
不屈#七つの大罪 #エスカノール#イラスト pic.twitter.com/EfHMUZO2XH
— お絵描きするれれめろ (@reremero0draw) August 14, 2023
まず結論ですが、エスカノールの転生や復活はないと予想します。
ただエスカノールと何かしらの繋がりがあると思われるキャラクターが、登場すると予想しています。
理由は、続編である『黙示録の四騎士』にガウェインというキャラクターが登場しており、このガウェインがエスカノールと似ている部分があるからです。
ガウェインは女性なのですが、魔力を使いすぎると、少女の姿に戻ってしまい、性格も他の人間を見下した性格なのです。
魔力量により肉体が変化すること、周りを見下す傲慢な性格と、エスカノールの特徴と似た部分が多いですよね。
さらには、ガウェインは混沌の力で蘇ったガランに、匂いがエスカノールと似ていると言われています。
他にもエスカノールと似た部分として、武器の名前が同じなことも挙げられます。
エスカノールの神器は「神斧リッタ」ですが、ガウェインの武器の名前は「神刀リッタ」という名前です。
ここまで似た特徴が描かれているので、今後のエスカノールと何かしらの関係が描かれることは確実だと思います!
ちなみにガウェインはマーリンにも似た特徴があります。
使用する魔術や見た目がマーリンに似ており、どんな流れでそうなったのかは分かりませんが、もしかしたら、エスカノールとマーリンの子どもかもしれませんね。
エスカノールの能力の正体とは?
「『太陽』は生まれながらに宿った私の力です!!!!」
エスカノールの傲慢キレキレな問答大好きです。
マーカー、水彩、色混ぜツールでエスカノール模写
#七つの大罪 #クリップスタジオ pic.twitter.com/cdp6mdrtXv— ろんす (@074gnRONSU) January 27, 2022
エスカノールの能力の正体は、最高神が四大天使のマエルに授けた恩寵<太陽>です。
マエルの元から離れてエスカノールに宿ったと作中では説明されています。
元の持ち主であるマエルも、恩寵がエスカノールを選んだと言っていました。
<太陽>は正午に近づくにつれ、魔力が増えていくの特徴の1つですが、その溢れ出る魔力をエスカノールは神斧リッタで制御しています。
神斧リッタの特性は「充填&放射(チャージ&ファイア)」で、エスカノールから発せられる膨大な魔力を吸収し蓄え、それをエスカノールの意思で自由に発動が可能なのです。
神斧リッタの特性のおかげで、基本的に弱くなってしまう夜であっても、エスカノールは活躍できます。
太陽が上がるにつれて魔力が増えていきますが、昼前の11時半くらいまでは闘級6万ほどで、この時点では神斧リッタでの魔力吸収が追いつくので、周りの被害も最小限で済みます。
しかし、11時半から正午までの間、闘級が11万2000まで上昇します。
この状態だと、神斧リッタの魔力吸収も時間がかかり、立っているだけで地面が溶けるほど魔力が増え、十戒の中でも強いエスタロッサにかなりの深傷を負わせています。
エスカノールはさらに魔力が上昇した状態がありますが、その状態はまた後ほど解説します。
メリオダスとエスタロッサとエスカノールの中で最強は誰?ザ・ワンの強さも解説
最強対最凶
#絵描きさんと繋がりたい
#イラスト好きな人と繋がりたい
#七つの大罪
#メリオダス
#エスカノール pic.twitter.com/KGrXEtFJ3k— BlueStarあお (@BlueSta39828442) January 29, 2023
漫画『七つの大罪』では何人か強いキャラクターも登場します。
その中でも今回は、メリオダスとエスタロッサとエスカノール、この3人の中で誰が1番強いのか考えていきます。
さらにはエスカノールの最強形態ザ・ワンにも解説していきます!
エスタロッサVSエスカノール
こちらはエスカノールの方が強いと断言できます。
というのも、この2人が戦った際、エスカノールはまだ正午を迎えていない状態だったのですが、エスカノールが勝利しています。
まだ全力を出し切っていないエスカノールにも敵わなかったので、エスタロッサの方がエスカノールより弱いのは明白です。
さらに2人の差を分かりやすくするために、エスタロッサの戒禁についても触れていきます。
エスタロッサの戒禁は「慈愛」で、エスタロッサの前で憎悪を抱けば、攻撃する術を失うという能力です。
エスカノールとエスタロッサが対峙した際も、他の聖騎士はエスタロッサに仲間を殺されたので、憎悪を向けてしまい、行動が制限されていました。
しかし、エスカノールだけはエスタロッサに近づくなど、全く戒禁の影響を受けずに行動できていました。
これはエスタロッサの性格が傲慢で、格下であるエスタロッサに憎悪という感情を抱かなかったからです。
戒禁で行動を止められず、正午を迎えていないエスカノールに倒されてしまったエスタロッサは、確実にエスカノールよりも弱いと言えます。
エスタロッサは十戒の中でも上位の強さなのですが、それを本気を出さずに倒すなんて、エスカノールの強さが凄まじいのが分かりますね。
メリオダスVSエスカノール
こちらは断言するのが難しいのですが、作中から判断するとエスカノールの方が強いと思います。
この2人が直接戦った場面は2つ描かれています。
1回目の戦いはエスカノールが<七つの大罪>に加入するとき、2回目の戦いはメリオダスのアサルトモードを止めるときです。
1回目の戦いでは、メリオダスが一撃で倒しており、この戦いだけを見ればメリオダスの方が強いと判断できますが、2回目の戦いの結果も含めると判断が難しくなります。
2回目の戦いでは、エスカノールの最強形態であるザ・ワンを使用しました。
それまではメリオダスが少し優勢だったのですが、正午を迎えザ・ワンを使用したエスカノールは、メリオダスの攻撃を「痒」とだけ言い、ダメージを負った様子がありませんでした。
そして、”聖剣エスカノール”という手刀の技で、アサルトモードのメリオダスを一撃で倒してしまいました。
ここまでの戦いで1勝1敗で、2人の強さは互角かと思われますが、魔神王とエスカノールの戦いの様子を考えると、やはりエスカノールの方が強いのではないかと考えます。
エスカノールはゼルドリス魔神王と唯一、1対1で殴り合えています。
ゼルドリス魔神王はおそらく、作中最強のキャラクターで、そのゼルドリス魔神王と殴り合えている描写を見ると、エスカノールの方が強いのでと思います。
ザ・ワンとは?
ザ・ワンとは、正午になった1分だけ使えるエスカノールの最強形態です。
作中では味方が思わず絶望してしまうほど強力な敵に対しても、圧倒的な力でねじ伏せてくれる描写があります。
実際に、それまでは劣勢だったのですが、ザ・ワンを使用し、アサルトモードのメリオダスを気絶させています。
性格も今まで以上に傲慢で、本当に自分より強い者は存在しないと考えている口ぶりですが、この状態でもマーリンのことは大好きです。
この状態のときは神斧を使用せず、素手で戦います。
アサルトモードのメリオダスを倒した手刀の”聖剣エスカノール”や、ゼルドリスを倒した指による突き技の”聖槍エスカノール”など、自身の肉体のみで、敵を圧倒してしまいます。
攻撃技に”エスカノール”と名付けるのも、彼の傲慢な性格からきているのかもしれません。
ザ・ワンにはもう1段階上があり、ザ・ワン・アルティメットという名前です。
これは命と引き換えにザ・ワンを超える強力な力を手にする形態ですが、この力のせいでゼルドリス魔神王を倒した後、エスカノールは死亡してしまいます。
ただ、この最後の戦闘描写を見ると、エスカノールが最強だと思います。