終末のワルキューレは、人類の存続を賭けて人間VS神が戦うバトル漫画です。
天界(ヴァルハラ)にて神VS人類最終闘争(ラグナロク)が開催されます。
戦う人物はどれも歴史上の偉人であったり、神話で登場する神々が登場し、夢のオールスターと言っても過言ではないでしょう。
歴史上の偉人だとしても神々相手に戦って勝つことは不可能ですが、神器を手にすることで神々と互角の勝負をしていきます。
人間と神、どちらが勝つのか読めない展開に目が離せません。
今回は、ラグナロク第7回戦に登場するギリシャの神、ハデスについて紹介していきます。
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冥界の王ハデスの初登場はいつ？ポセイドンとは兄弟？ベルゼブブとの関係は？
終末のワルキューレのハデスは、ギリシャの神で冥界(ヘルヘイム)の王であり、アダマス、ポセイドン、ゼウスの4人兄弟の長兄です。
ハデスの初登場は、漫画13巻のラグナロク第6回戦「釈迦VS七福神」の最中でした。
ハデスは、ラグナロク第3回戦にて戦死した弟ポセイドンの知らせを受け、冥界から天界へとやってきます。
兄弟愛がとても強く、その理由は単純に兄弟のことが大好きだからです。
ハデスとベルゼブブとの関係については、過去にベルゼブブは死しにたいがためにハデスと死闘を行います。
と言うのも、ベルゼブブは心から愛した相手を殺してしまう衝動があり、それゆえ大切な人を殺してしまう自分は死ぬべきだと考えていました。
2人の死闘はハデスの圧勝に終わりますがベルゼブブは殺されないまま、ベルゼブブはハデスに諭され、死なずに生き続けることになります。
ハデスは、ベルゼブブを面倒くさいヤツだと言いながらも兄弟のように接し、温かさや偉大さを感じさせました。
9月20日、アジチカさん「終末のワルキューレ 16巻」発売！https://t.co/fvUe13AZBm
始まりの王・始皇帝VS冥界の王・ハデスの死闘が完全決着!!ハデスはギリシャ神界最強兄弟の長兄としての生き様を、始皇帝は中華を民を統べる王としての誇りを懸けて、勝利のために命を削る!! pic.twitter.com/1mv9fXGoIn
— だい＠なんだかおもしろい (@nandakaomo) September 19, 2022
イケメンなハデスの過去に何があった？
イケメンなハデス、彼は他の神々から「神が最も信頼する神」と言われる存在です。
その理由とは過去に起きた天界最大の危機、「ギガントマキア」が関係しています。
ギガントマキアとは、ギリシャ神界の支配者がゼウスとなったものの、それを承認しなかったガイヤという神が、ギガンテス(巨人族)を率いてギリシャ神界に襲来した大きな戦争です。
芳しくない戦況が続き、最終的にはギリシャ神界総出でギガンテスに向かい打つことになります。
ハデスもその一員でしたが、そこへ冥界の使者より、奈落(タルタロス)からティターン神族が進軍を開始したと連絡が入ります。
奈落とは、冥界の最深奥にあるおぞましき神々の牢獄であり、ギガンテス襲来の混乱に乗じてティターン神族がギリシャ神界を襲撃しに来たのです。
このままティターン神族の襲撃を許してしまうと、ギリシャ神界はギガンテスとティターン神族の挟撃に遭い、滅亡の危機に陥ります。
ギリシャ神界の神々が、ギガンテスとの戦いをしている中、ハデスは誰にも告げずたった1人でティターン神族の襲撃を抑え込みに冥界に向かいます。
ギリシャ神界とギガンテスと戦争はギリシャ神界の勝利で終え、その際にようやく他の神々はハデスが1人でティターン神族と戦っていることを知りました。
それを知ったポセイドンが冥界に向かうと、そこには大量のティターン神族の亡骸と口笛を吹いて座っているハデスを目にします。
ハデスはたった1人でティターン神族を倒し、ギリシャ神界を救ったのでした。
ハデスの無茶な行動に理解できないポセイドンでしたが、ハデスはただ、兄として弟の背中を護るのは当然のこと、と言います。
そしてなぜハデスはそこまで無茶をしたのか理由は単純明快で、兄弟のことが大好きだからでした。
これらの出来事により、兄弟からは慕われ、他の神々からは「神が最も信頼する神」と言われる存在となったのです。
ハデスの強さは？弱い？神器や能力・技を解説！
ギリシャ神兄弟の長兄であり、冥王でもあるハデスは相当な実力の持ち主です。
ここではハデスが使用する神器や能力、技について解説していきます。
神器「バイデント」
長槍で先端は二叉となっており、ポセイドンが使用していたトライデント(三叉槍)の先端と合わさって刃の根元の形状が変化します。
また、ハデスの血液は「プルートイーコール」と言う特別なもので、バイデントがその血液を吸収することでイコールデスモス(宿命の四血槍)へと変化し、更に強力な神器となります。
ハデスの能力とは?
ハデスの能力は、シンプルに剛力であることが挙げられます。
その強力さと神器と合わさった攻撃は、一つ一つが相手を葬れるほどの威力です。
また、戦闘センスも高く、対戦相手である始皇帝の繰り出す技に対して対策を立て、打ち破っていきます。
冥府の鉄槌(ペルセポネ・カリコロン)
ジャンプし空中から地上の敵に向け、槍で突進する技です。
衝突した地面は抉れ、例え直撃を免れても巻き起こした風によってダメージを与えます。
嵐を破壊せし者(ペルセポネ・ロア)
正面からの突きでシンプルではあるものの、その際には風圧を巻き起こすほどの強力な一突きです。
大地を砕きし者(ペルセポネ・ティターン)
突きではなく、槍を振り下ろし相手を叩き潰す技で、ハデスの剛力と合わさってとても強力な一撃です。
力の受け流しを得意とする始皇帝に対して、振り下ろす力と引く力を加えることで、受け流しを強引に阻止し、一撃を与えて大ダメージを与えました。
豊穣の角(マルコピア)
相手が防いだ槍攻撃の勢いを利用して放つ飛び膝蹴りです。
ガードを吹き飛ばすほどのダメージを与える威力があります。
血が導きし曙光(イーコール・エーオス)
バイデントからイーコールデスモスへと進化した神器で放たれる技です。
二叉から一刃の槍となったデスモス、その一撃は始皇帝の肩を抉り致命傷を与える強力な必殺技であると言えます。
ハデスVS始皇帝！最後に死亡するのは？対決ラストをネタバレ
始皇帝の技、蚩尤弩式 波流亀(しゆうどしき はりゅうき)は、自身の吐いた息を相手の気の流れの要にぶつけることで、相手の動きを乱す技です。
その技により、ハデスは繰り出す攻撃が上手く行えず、返り討ちにあって多くのダメージを受けてしまいます。
しかしハデスは、自分の胸をバイデントで斬り体中に血を浴びることで、始皇帝の吐いた息が身体に触れる瞬間、血しぶきによってそれを察知し、技の対策に成功します。
また、ハデスの血「プルートイーコール」を大量に浴びたバイデントは、イーコールデスモスへと進化し、ハデスは「血が導きし曙光」を始皇帝に放ちます。
その攻撃を防ぎきれなかった始皇帝は、神器が半壊してしまい、また左肩が抉れてしまうほどの致命傷を受けてしまいました。
左肩が抉れたことにより、始皇帝の得意とする力の受け流しが使えなくなってしまい、絶体絶命の状況となりますが、ここで神器が腕を覆う鎧から剣へと形状を変化させました。
始皇帝はハデスに勝つため、防御ではなく攻撃へ転じることにしたのです。
両者強力な一撃がぶつかり合い、始皇帝は押し負けてしまい左腕を失ってしまいます。
しかしそれでも始皇帝は立ち上がり、次の一撃が最後となることを皆が悟りました。
再び強力な一撃がぶつかり合い、始皇帝がハデスに押し負けるかと思われましたが、始皇帝はデスモスに「波流亀」をぶつけて神器自体の力を崩します。
そして最後は、始皇帝の剣がデスモスを砕き、ハデスは斬られてしまい死亡します。
ラグナロク第7回戦、ハデスVS始皇帝は、始皇帝の勝利で終わりました。
#終末のワルキューレ 第7回戦決着‼️
始皇帝かっこよかったよ😉✨ギリシャ神がやけに負けてるなあ……
4回中3回がギリシャ神が負けるってそんな展開ありなのか🤔なんか伏線ありそう🙃 pic.twitter.com/ZNzFKewQbq
— アキ (@AkiMay26) May 26, 2022
アニメ終末のワルキューレでハデス登場？声優は誰?
2023年1月より、終末のワルキューレのアニメ第二期が始まりました。
二期登場人物や担当声優も公表されており、ハデスの声優は誰?と気になりますよね。
しかし残念ながら二期では、ラグナロク4～6回戦までの内容となっており、7回戦のハデスの戦いは放送されない模様です。
しかし、原作通りであれば、6回戦の釈迦VS七福神でハデスが登場するため、その瞬間に期待したいですね。