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『ハヤテのごとく!』2巻 ネタバレ紹介!
第1話 「月夜の晩の丑三つ時に焼いてつぶして粉にする」
1日の終わりに一息ついていたハヤテとハヤテが仕えているお屋敷のお嬢様であるナギのペットであるホワイトタイガーのタマ。
するといきなり2人の前に突如しゃべるロボットが現れました。
驚いた2人、しかしハヤテはそのロボットが、かつてハヤテが倒したはずの、介護ロボットのエイトであることに気づきます。
「介護ロボが何の用ですか‼」
驚くハヤテ達に、
「お前たちへの復讐に来たんだ‼」
エイトは2人に向かって火炎放射をぶっぱなしました。
ハヤテはエイトが勝手に暴れていたのだから逆恨みだと主張しますが、エイトはハヤテに倒されたせいで、開発者の博士に不燃ごみとして捨てられてしまったことを明かしました。
エイトはもう一度博士の元に戻るために、ナギとハヤテを倒そうと決心してやってきたのです。
タマはエイトがナギも狙っていることを知ると、命の恩人であるナギを助けるべくエイトに襲い掛かりました。
さらにタマはエイトに追撃を仕掛けようとします。
しかし、なぜかハヤテに阻まれてしまいました。
ハヤテは人に見捨てられる悲しさや、寂しさを知っており、同じような境遇のエイトを助けたいと思ったのです。
しかし、
「じゃ、ここで俺に殺されるって事で。」
「え?」
非道なエイトはハヤテに不意打ちを仕掛けました。
ハヤテはボロボロになってしまいますが、一度勝った相手には決して負けません。
勝負はなかなか決まりませんでした。
そんな中、扉のほうから、「エイトォー‼」と呼ぶ声が響き渡ります。
そこに立っていたのは、エイトを作った博士でした。
エイトはその姿を見て、自分のためにわざわざ探しに来てくれた博士に対して、つい涙を見せてしまいます。
ですが、なんと博士の目的はエイトのごみの種類を勘違いをして捨ててしまったので、正しい場所に捨てるために探していたのです。
エイトはなすすべなく業者の人たちに回収されてしまいました。
それを見ていたハヤテとタマは、自分たちを拾ってくれたのが博士のような人ではなくナギで本当によかったと改めて感謝するのでした。
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第2話 「通天閣の下のおじさんたちはいつも将棋ばかりしている謎」
ある日ナギの住んでいる屋敷に、窓から1人の少女が飛び込んできました。
彼女の名前は「咲夜(さくや)」といい、ナギの親戚である「愛沢(あいざわ)」家の長女です。
彼女は関西弁でしゃべり、常にお笑いの事を考えていて、将来はナギを相方として芸人をしたいと考えています。
年明けまではスイスにいるはずだったのですが、ナギの新しい相方であるハヤテが相方としてふさわしいのか確かめるために帰国したのです。
「笑いをなめんな笑いを‼」。
最初にハヤテと会った咲夜はハヤテの笑いに対しての態度の悪さに腹を立ててしまいます。
そこで咲夜はハヤテを一人前の芸人にするためにハヤテと師弟関係を結ぶことにしました。
ナギと同じく負けず嫌いな咲夜は、口答えや反論は一切許してくれません。
「早めにお引き取り願わないと本当に死にかねない,,,」
ハヤテは咲夜にコテンパンにされ命の危機を感じます。
そこでハヤテはあえてつまらない1発ギャグを言って、怒ってとびかかってきた咲夜を避けることによって、自爆させるというボケをかましたのです。
この超高度なボケにより咲夜はハヤテを芸人として認め、自分の屋敷に帰っていきました。
第3話 「新・僕らの太陽に向かって走れ!」
そろそろ年も終わるころ、ナギは読んでいた漫画で愛し合った男女が一緒に初日の出を見るというシーンに心惹かれました。
早速ナギは恥ずかしながらもハヤテに一緒に海に行って朝日を見たいということを伝えました。
「どっかのキレーな海に初日の出を見に行こうと言っているのだ‼私とお前と2人きりで‼」
ナギはハヤテを半強制的に外に引っ張り出します。
ナギの考えた朝日を見る場所に向かう方法というのが、2人きりで行くために移動手段はハヤテに自転車をこがせるというものでした。
しかも初日の出を見る場所までの距離は屋敷から100キロもあり、また大晦日の夜中なので外は極寒中の極寒です。
いざ出発しましたがナギは案の定大晦日の夜中の驚異の寒さに耐えられません。
そこでナギは、自前のカードで屋形車を呼び出したのでした。
ハヤテは絶句しましたが、急がなければならないので屋形車にナギを乗せて、走り出します。
「すごいぞハヤテ‼ もはや首都高に敵はいないぞ‼」
高速道路なのにもかかわらず驚異の速さで駆け抜けるハヤテ。
そして2人は無事、日の出前に海に到着することができました。
疲れたハヤテは自動販売機にコーヒーを買いに行くと、1文無しであることに気が付きます。
「はいどーぞ♡」
そこに突如、財布を差し出してくれる女性が現れました。
その女性はマリアだったのです。
実はマリアも後からついてきており、帰りの交通費も持ってきてくれていたのです。
海岸に戻るとナギは疲れてすでに爆睡しており、目的であった初日の出も一緒に見ることができませんでした。
第4話 「Quest of Avatar」
ハヤテ、ナギ、マリア、咲夜の4人はナギと咲夜の祖父である、「三千院 帝(さんぜんいん みかど)」に会いにヘリコプターに乗って向かっている途中でした。。
咲夜によると帝は「気分を損ねたら借金執事の人生くらい簡単につぶせる」ような人で、ハヤテはナギに気をつけろと注意を促されました。
帝の家は大豪邸で、何人ものメイドと執事がをナギ、マリア、咲夜を出迎えました。
しかしハヤテは不審者扱いされてしまいやはりここでも、貧乏人扱いされてしまいます。
その後ハヤテはナギたちが着替えている間、庭を散歩することになります。
その道中、庭の手入れをしているという老人と出会います。
ちょうどツボを見ていたハヤテは、泥棒と勘違いされたと思い、必死に弁解しますが、その老人は言いました。
「君がそんなことをする人間でないのはわかるよ。」
何やらこの老人は、見た人がどんな人かわかるという特技があるらしいのです。
老人とハヤテが話しているうちに老人はハヤテに親が残した多額の借金があることを知りました。
そしてハヤテは執事として務めて40年かけて返済しようとしていることを聞くと、「つまり、お前の人生はもう限りなく無意味ということじゃな,,,」
表情を変えて言います。
老人は続けて、「ナギの見込んだ男にしては、ずいぶんつまらん男じゃのう,,,」
なんとこの老人こそがナギと咲夜の祖父である「三千院 帝」だったのです。
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第5話 「How much is your life?」
話は前回に続き帝とハヤテの会話の続きから始まります。
「おぬしがまだ自分の人生を価値あるものにしたいのならば,,,」
そう言った後に、ハヤテに謎のペンダントを渡しました。
来るべき時まで持っていればわかる、そういわれたハヤテは何がなんだからわからないままそのペンダントを受け取りました。
帝が部屋に行くと、ナギが三千院家の資産相続をどうするかという話しが始まりました。
ナギが帝に資産が欲しいか聞かれると、「別にいらないけど、ジジイが早めに他界してくれるのは大歓迎だ。」
資産も帝もいらないご様子。
そもそもなぜ急にこの話をしたのかマリアが帝に聞きます。
帝は急に表情を変えて答えました。
「このままではナギが死ぬことになる…」
そのころ外にいたハヤテは、帝に言われた「お前の人生は無意味だ」ということばについて考えていました。
少し歩いていると、ナギが迎えに来ました。
「さっさと帰ろう。」
「これ以上あのくそジジイには付き合いきれん‼」
家に帰り始めた2人でした、が、
「ズドン」
「ぬおっ‼」
轟音とともにハヤテの真ん前に、鋭い刃が振り下ろされます。
現れたのは、ギルバートと名乗るインチキくさい白スーツを着た男でした。
ナギが言うには、その男は三千院家の遺産を継ぐかもしれない人間だというのです。
先ほどのナギと帝の会話の続き。
突如死ぬといわれたナギでしたが、いたって冷静でした。
帝が言うには、このまま帝が死ぬと遺産はナギのものになりますが、親戚の中にはそれを快く思わない人も多いとのこと。
そしてナギの身を案じた帝は、帝が生きている内に、遺産相続の権利を持つものが、ある条件を満たせば三千院家の遺産をすべてナギではなくその者にゆずることを決めたのです。
しかしその条件とは、その相手がナギに泣きながら謝らせることだったのです。
ギルバートはそのことを知っており、襲い掛かってきたのです。
ですがギルバートはナギには襲い掛からず、ハヤテに襲い掛かりました。
ハヤテを助けるためにナギに謝せ用としたのです。
しかし、ギルバートの剣を軽々避けるハヤテ。
頭の中では、もし三千院家の遺産を継げなくなったらナギはどうなってしまうか考えていました。
ハヤテはナギが1人になってしまうのではないかと考えました。
ハヤテが出した結論は、ナギのことを、三千院家の遺産を狙う者たちから守ることでした。
第6話 「黄金の羽のなくし方」
「1ねんももぐみあやさきはやて。」
「僕の将来の夢は,,,」
,,,
目を開けるとそこはハヤテの自室のベッドでした。
三千院帝にいわれた言葉が、頭から離れずハヤテは自分の将来のことについて考えていました。
「将来の夢?」
屋敷の掃除中に、ハヤテはマリアにも将来の夢について聞きました。
ハヤテは将来の夢が、人の生きる原動力になると考え、夢について深く考えたことで、いつもより張り切った様子で、掃除を終えていきます。
ナギが廊下を歩いていると、廊下はいつもより一段ときれいに掃除されており、通りかかったマリアになぜか聞きました。
マリアはナギにハヤテが将来の夢について考えていていることを教えました。
ナギはハヤテの考える将来の夢というのが、自分との未来の事だと考えました。
するとそこにどこからともなく咲夜が現れました。
咲夜はハヤテの将来の夢はお笑いで天下を取ることだと推測します。
さらにそこに執事長のクラウスが現れました。
クラウスはハヤテが次々と完璧に家事をこなす姿から、おヨメさんになることだと推測します。
マリアはハヤテの本当の将来の夢を知るために、直接本人に聞くことにしました。
ハヤテが言うには、ハヤテの夢はけっこうデカイ夢らしく、ハヤテ自身も少し恥ずかしがっています。
そのハヤテの夢というのが。
3LDKの家に住むというものでした。
マリアはあきれてしまいましたが、小学生の頃、作文でそのことを発表したとき、先生は泣いてしまったそうです。
第7話 「不用意な優しさが不幸を呼ぶ」
「お昼頃、大事なお客様がお見えになるので,,,」
マリアはハヤテに客人に出すための紅茶の葉を買ってきてほしいと頼みました。
ハヤテは喜んで引き受けました。
するとマリアは三千院家の使いのものとしてふさわしい服装として、あるコートをハヤテに貸しました。
そのコートとは、カシミアといいとっても高いコートだったのです。
その頃、とある屋敷から「伊澄(いすみ)」という少女がナギの屋敷に遊びに行くと、屋敷から1人で出かけてしまいました。
大勢の警護は急いで後を追います。
早速出かけたハヤテ。
すると道中の公園に、自動販売機の前にたたずんでいる1人の少女を見つけます。
ハヤテが声をかけると、その少女は迷子であることが判明。
放っておくことができないハヤテは、彼女を保護することにします。
しかしそこにいきなり、黒服を着た大人が集団で現れました。
大人たちは伊澄の保護の護衛の人たちでした。
ハヤテはその大人たちを少女の事を狙っている誘拐犯と勘違いしてしまい、とっさに少女を抱えて逃げ出します。
うまく逃げ出せたのはいいのですが、逃げることに夢中で、池の存在に気づくことができず、落ちそうになってしまいます。
ハヤテは、カシミアを脱いで近くにあった木の枝に引っ掛けました。
しかし、カシミアが2人の体重に耐えられるはずもなく、すぐに破けてしまいました。
そのまま池に落ちてしまった2人でしたが、濡れたのはハヤテだけで済み、少女は濡れずに済みました。
第8話 「バッドエンド直行、フラグ立ちまくり」
ハヤテは今日おろしたばかりの、時価百数十万もするカシミアを破いてしまったことに絶望していました。
少女はさっきの黒服の大人たちの事を説明しようとしますが、早口なハヤテに追いつけず、説明することができませんでした。
ハヤテはカシミアの事はいったん置いておいて、まずは少女をナギの屋敷に連れていくことにしました。
屋敷についたハヤテたち。
ハヤテは、少女だけ屋敷の中に入れ、どこかに行ってしまいました。
「おお‼伊澄ではないか、なんだ意外と早かったな。」
その少女の正体こそ伊澄で、今日の客人本人でした。
ナギは伊澄の予想外ともいえる早めの到着に驚き、伊澄になぜそんなに早く到着できたのか聞きました、
伊澄がハヤテと一緒だったことを知ったナギ。
「でも早くしないと死んでしまうかも,,,」
池に落ちてびしょ濡れになってしまったハヤテが風邪になっていて危ないということを伝えようとした伊澄でしたが、ナギはハヤテが、また何か巻き込まれているのかもしれないと思い、ハヤテを探しに行くことにしました。
そのころハヤテは、カシミアを何とかしなくては屋敷に戻れないと考え、屋敷には戻らないでいました。
するとそこで、「お‼綾崎じゃねーか‼」とハヤテを呼ぶ声がして、振り返りました。
するとそこにいたのは、かつてハヤテを売り飛ばそうとした、人身売買のヤクザたちでした。
ヤクザと話していると、後ろから「見つけたぞ‼」という声とともに、大勢の黒服の大人たちが現れました。
ハヤテを探していた伊澄の護衛の人たちです。
ヤクザと一緒にいたハヤテは伊澄の護衛の人たちにヤクザの一味だと誤解されてしまいました。
ヤクザたちも伊澄の護衛の人たちを黒服で怪しかったため、マフィアだと誤解してしまいます。
ヤクザと護衛たちの戦いが始まりそうになったので、ハヤテはそっとその場を立ち去ろうとしますが、1人で逃げようとしたハヤテにヤクザは怒ってしまいます。
ハヤテはヤクザと護衛両方から標的にされてしまいます。
ハヤテは屋敷に帰るために、頑張って逃げることにしました。
一方の屋敷では、伊澄がマリアとナギに、ハヤテがボロボロにしてしまったコートをすごく悩んでいることを話しました。
それとともに、「それだけ、ナギの執事の仕事に真剣なのだと,,,」と、ハヤテの執事に対してとても真剣であることを教えてあげました。
うれしくなったナギは伊澄に、ハヤテが自分の事を何か言っていたか聞きました。
伊澄はと答えました。
それを聞いたナギは怒ってしまいます。
そこにちょうどボロボロのハヤテが帰宅しました。
ナギはハヤテを屋敷の外に締め出してしまいます。
伊澄はそのあとに遅れて「でも優しくて、可愛いと、」と言い続けましたが、ナギにはもう聞こえていませんでした。
第9話
びしょ濡れで締め出されていたハヤテは、風邪をひいて熱を出して寝込んでしまいました。
早とちりしたナギのせいでしたが、負けず嫌いなナギは自分に非があることを認めることができませんでした。
辛そうにしているハヤテを見て伊澄は、ミルクセーキを作ってきてくれました。
ミルクセーキはとてもおいしくて、ハヤテの体はとっても温まりました。
お嬢様の伊澄が料理をすることができることに意外だったハヤテは、そのことを聞くと、と伊澄は返しました。
ナギはそれを聞いて自分も負けていられないと、ハヤテのお昼ご飯を作ってあげることにしました。
ナギは料理を一切したことがないため、みんなハヤテを心配しましたが、ハヤテはせっかく作ってくれるのだからと食べることにしました。
しばらくするとナギができた料理を持ってきました。
ハヤテ早速ナギの作った料理を食べてみました。
すると塩加減など以前に、なんと口の中に洗剤の香りが広がったのです。
とても食べ物とは言えないものを前にしてハヤテは驚きましたが、ナギの作ってくれた料理なので最後まで食べることにしました。
その頃、台所にいたマリアが見つけたのは、油とでっかく書かれた油汚れによく効く食器用洗剤でした。
ナギはそれを油だと勘違いして調味料として使ってしまったのです。
ハヤテの予想通り、ナギの作った料理には調味料として洗剤が入っていました。
ハヤテは頑張ってその洗剤入りの料理を完食することができました。
その夜、ナギはハヤテとマリアの会話から、自分が洗剤入りの料理をハヤテに食べさせてしまったことを知ります。
ナギは、それでも自分のために最後まで食べ来てくれたハヤテに感謝して、寝ているハヤテの顔にキスをしようとしました。
しかし、ハヤテに気づかれて失敗してしまいます。
ナギは次のチャンスを待つことになりました。
第10話 「使用人たちの夜」
夜中に目が覚めてしまったハヤテ。
熱はすでに下がっていたため、とりあえず自室に戻ることにしました。
すると道中、1人でビリヤードをしていたマリアに声をかけられました。
マリアはちょうど対戦相手が欲しかったらしく、2人でビリヤード対決をすることになりました。
そんな中マリアは、ナギと伊澄が親友になった理由が、ナギの書く漫画を理解できたのが伊澄のみだったためだということを話しました。
ナギの漫画を理解できる人間がいることにハヤテは驚きました。
そして話はビリヤード対決に戻ります。
ビリヤード対決をやるうえで、ハヤテは何かかけをしようとマリアに提案しました。
そこでマリアは、かけの内容を負けたら勝った相手の言うことを、なんでも一つだけ聞く、というものにしました。
いざ勝負が始まってみるとハヤテはマリアに手も足も出ませんでした。
しかも、そんな中マリアは、勝負に勝ったらハヤテの借金を1億5000万円から、2億円にすると言い出しました。
絶望するハヤテに対してマリアは、「ナギと結婚するという荒技が,,,」と提案します。
しかしハヤテは、「お嬢様と結婚してそれで借金がチャラになったら僕はまるで、お金のために結婚したみたいじゃないですか。」と提案を断りました。
マリアはナギの恋を後ろから後押しするつもりでしたが、失敗に終わってしまいました。
負ける理由がなくなったマリアは、ハヤテにわざと負けました。
約束通り、ハヤテはマリアになんでも1つお願いをかなえてもあることになりました。
しかしそこに、鬼のごとく怒った様子のナギが現れました。
「マリアに手を出したら許さないと、あれほど行っただろうがー‼」
怒ったナギにハヤテはぼこぼこにされてしまい、結局ハヤテは、コートを破いてしまった件を許してもらうことにしたのでした。
第11話 「振り返った時あれが不幸の始まりだったと思い出す」
次の日、ハヤテはいつものように屋敷を歩いていました。
するとそこで見知らぬ眼鏡をかけたメイドと出会いました。
一見普通のメイドでしたが、歩き出した途端すぐ転んでしまい、起き上がって歩き出したと思ったらまた転んでしまうような、天然なメイドさんでした。
その後ハヤテは、マリアに知らないメイドがいると伝えると、その人は客人で、もう1人客人が来ると教えてくれました。
ハヤテは見かけたら客間に通しておくように頼まれました。
違う部屋ではナギはこのことをマリアから聞きました。
来ている客人はどうやら橘(たちばな)家の人たちらしいのですが、ナギはなぜかそのことをハヤテに知られたくない様子でいます。
その頃ハヤテは庭の掃除をしていました。
すると何やら池のほうから、「地球滅びねーかなぁ,,,」と物騒なセリフが聞こえていきました。
声が聞こえたほうに行ってみるとそこには男の子が1人、池を眺めていました。
ハヤテが話しかけてみるとその子供は「なんだお前は。貧相な顔で着やすく話しかけんじゃねーよバーカ。」と生意気に返しました。
その子は続けて「なんかもーつまんねーからあんた、この家に飛び込んでくれる?」と言って、ハヤテを池に蹴り落としてしまいました。
しかしハヤテは男の子に対して一切怒らず笑顔のままでした。
その程度の事は慣れていて、一切の苦にならなかったからです。
ハヤテが池から上がり水を切っていると、庭のほうから、「若‼」と声がしました。
その声は、さっき屋敷の廊下で出会った天然のメイドが、男の子を呼んだ声でした。
天然のメイドはサキという名でこの少年直属のメイドでした。
そのことを知ったハヤテは、2人を屋敷に案内しようとしました。
しかし突然後ろから、「ゴゴゴゴゴ」という轟音とともに、池に設置されていた防犯ロボットが出てきました。
どうやらこのロボットは、介護ロボのエイトを作った博士が作った別のロボットのようです。
ロボットに侵入者と判断されたハヤテたちはミサイルで迎撃されます。
とっさにハヤテが2人を抱えて急いで逃げだしました。
ハヤテ持ち前の脚力で無事に屋敷に戻ることができました。
ナギの部屋についたハヤテたち。
ハヤテはマリアにこの男の子はだれか聞きました。
するとマリアは、
「あーその男の子は、橘ワタル君と言ってですね。」
「ナギの許嫁(いいなずけ)ですわ,,,」と返しました。
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