左利きのエレン全巻無料で読む方法を紹介!漫画アプリでタダ?面白い?ドラマも最終回完結まで見る方法も解説|まこなり社長オススメ

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悩んでいる人
『左利きのエレン』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。違法手段ではないので、安心してください。 

『左利きのエレン』を全巻無料で読む方法は?

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『左利きのエレン』実写ドラマを無料で視聴する方法は?

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そんな『左利きのエレン』のあらすじや見どころ、登場人物を以下では紹介いたします!

 

漫画やドラマを見る際の予備知識として活用してください(^^)/

『左利きのエレン』あらすじ紹介!

「いつか何かになってやる」誰もが一度は思ったことではないだろうか。

 

ここにも1人、そんな夢をもった人物がいます。

 

朝倉光一(26)大手広告代理店で働いています。

 

高校時代、とある少女・山岸エレンとの出会いが彼の人生を大きく変えました。

 

きっかけは、横浜の美術館で彼女の絵を見たことです。

 

デザイナーになる、という夢を抱いていた光一。

 

しかし、美術館の壁に描かれた絵を見て、光一は衝撃をうけます。

 

彼女の絵があまりにもうますぎたため、光一は彼女に興味を持つようになりました。

 

そして、ある日、光一とエレンは出会います。

 

エレンに見せつけるために光一が描いた絵を見て、エレンは激怒します。

 

「向いてない人間が人生かけたって不幸になるだけだ」

 

とエレンは言います。

 

しかし、光一も「やってみなきゃわかんねぇだろ!!オレは、何かになるんだ」と強く言い返します。

 

この衝撃的な出会いが光一のやる気に拍車をかけます。

 

そこから、高校・大学をへて、光一は大手広告代理店に入社します。

 

一流のデザイナーになるという目標を掲げ、日々仕事に打ち込む光一。

 

しかし、働いていくなかで、光一は様々な業界の天才達と出会いきます。

 

光一の上司で独立をした神谷雄介・トップモデルの岸あかり・世界トップクラスのカメラマン佐久間威風

 

そんな天才たちを前に、光一は自信をなくしていきます。

 

「オレは天才になれなかった」

 

自分の才能に限界を感じていく光一。

 

それでも、「何者かになる」という夢をあきらめず、自分の道を突き進んでいきます。

 

その先に光一が見た景色とは?

 

何者かになるってどういうこと?

 

「天才になれなかった全ての人へ」

 

本作のキャッチコピーであるこの言葉は、おおくの読者に共感をよぶと思います。

 

「何者かになりたい」私たちに、どう生きていくべきかを教えてくれます。

 

この本は、そんな凡人の葛藤を描いた本です。

 

『左利きのエレン』登場人物紹介!

朝倉光一

「いつか何かになってやる」そんな思いを抱えた本作の主人公。

 

天才画家・エレンとの出会いが光一の人生を大きく変えます。

 

初めは、エレンに追いつきたくて必死に努力をしていきます。

 

そして、そこそこの大学を出て、大手企業に就職します。

 

普通ならここで、満足してしまいそうですが、光一は違います。

 

「何者かになりたい」その思いだけが、彼を駆り立てます。

 

しかし、いろんな分野の天才たちと出会うなかで、光一は自分には才能がないと気づくのです。

 

「何かにならないと退屈で生きていけない」

 

そんな思いを抱えた光一(凡人)が悪戦苦闘しながら、天才たちの領域を目指していきます。

 

そんな光一が、最終的にだした答えとは?

山岸エレン

光一が対抗心を燃やす天才画家。

 

小さい頃に画家である父を無くし、絵に興味をなくしてしまいます。

 

そんな彼女は光一との出会いをきっかけに、再び絵を描いていこうと決心します。

 

高校卒業後、東京藝術大学に入学。

 

卒業後は、幼馴染の加藤さゆりと渡米。

 

海外で自身の創作活動に注力していきます。

 

そこでも、エレンは個性的な仲間に囲まれ、自身の才能に磨きをかけます。

 

光一と違い、天才であるエレン。

 

しかし、絵を描くことしかできない彼女にとって、普通の人に憧れをいだいていました。

 

大学時代はそれに悩みますが、最終的に絵を描いていくことだけにエレンはすべてをかけていくのです。

 

加藤さゆり

エレンの幼馴染で光一の元カノ。

 

超冷静で現実的な女性。高校時代は、光一に好意をよせていました。

 

自分には夢がないと思っていた彼女は、光一のお嫁さんになるという夢を抱いていました。

 

そこから、光一を観察し、光一をデザイナーにするための計画をひそかに立てていたのです。

 

大学時代に光一と付き合いますが、トップモデルの岸あかりに光一をとられてしまいます。

 

人生の中心であった光一を失った彼女は、幼馴染のエレンのアートプロデューサーになります。

 

そして、エレンと海外を拠点に活動していきます。

 

客観的な視点から他人や現実を分析できる彼女ですが、自分のことになると上手く自分を表現できません。

 

そんな彼女だからこそ、絵の才能しかないエレンのサポート役を買ってでたのでしょう。

岸あかり

世界で活躍するトップモデル。

 

超有名なファッションデザイナーである岸アンナを母に持ちます。

 

また、高校時代に自身のブランドを立ち上げている姉(岸あやの)もいます。

 

そんなハイスペックな家庭に、彼女は生まれたのです。

 

エレンと同じように、彼女も天才の1人です。

 

「私は、服を着て歩くことしかできないから、その道の世界一になるの」

 

とあかり自らもそう言っています。

 

あかりの才能は、「集中力」です。

 

「超没入」

 

本作ではこのように説明されています。

 

一瞬にして、深い集中力状態に入ることができます。そして、一部の感覚が研ぎ澄まされパフォーマンスが爆発的に向上します。

 

実際、ランウェイを歩く前のあかりは、友達と電話をするぐらいリラックスしています。

 

それが、彼女のルーティーンであり、「超没入」に入るために必要なことだと姉のあやのは言っています。

 

大学はエレンと同じ東京藝術大学に通っていました。

 

そこで、エレンと出会い、エレンに興味を持ちます。

 

しかし、当時のエレンは光一のことを考えていました。だから、あかりも光一に興味を持ち始めます。

 

そして、あかりは、光一がさゆりと付き合っていたにも関わらず、光一と付き合います。

 

また、大人になるとあかりは、「私は27歳で死ぬ」と家族の前で宣言します。

 

この背景には、27歳がモデルとしてのピークそれ以降は衰えていくだけだ、とあかりは感じていたからです。

 

神谷雄介

光一の元上司であり、光一の憧れの人物。

 

目黒広告代理店に在籍していた当時は、会社のエースとして活躍していました。

 

光一・みっちゃん(光一の後輩)・神谷の三人でチームを組み、いくつかの案件を担当した時もありました。

 

退社後は独立し、大学時代の先輩と広告会社「アントレース」を立ち上げます。

 

神谷は父が広告の仕事をしていたため、幼いころから広告の仕事に興味を持っていました。

 

広告のデザインや斬新なアイデアを生み出す才能は、他の人とは並外れていました。

 

大学1年次には、すでに、4年生の先輩をうならせるほどの広告デザインを作成しています。

 

神谷は広告の仕事に人生のすべてをかけています。

 

結婚願望もありません。

 

妹のマリに「1人で、寂しくないの?」と言われた時も、

 

「孤独の何がわるい」

 

と言い、ひたすら広告という仕事に人生をかけていきます。

『左利きのエレン』は面白い?見どころ解説

見どころ① 天才 vs 凡人

本作のキャッチコピーは、「天才になれなかった全ての人へ」です。

 

本作は、様々な業界の天才が登場してきます。

 

そんななかで、いろんな分野の天才たちと出会っていく朝倉光一。

 

彼には、人よりも秀でた才能はありません。

 

ですが、「何者かになる」という強い思いをかかげ、自分の目標につき進んでいきます。

 

この話は、主に光一(凡人)視点で描かれている場面が多いです。

 

光一は、ところどころで大きな壁にぶち当たります。

 

それを見ていると、私たちにも共感できる部分が非常に多いです。

 

私たちも、小さい頃は夢・目標がありました。

 

でも、大人になっていくにつれ、忘れていきます。

 

現実と向き合うなかで折り合いをつけた人がほとんどだと思います。

 

そんなあなたに、本作を一度手にとっていただきたいです。

 

夢をあきらめてしまったあなた、何をしたいのかわからないあなたもきっと光一の姿勢から勇気ややる気を受け取るでしょう。

見どころ② 広告業界を知れる

本作は、広告業界がメインで登場してきます。

 

広告に対する知識がなくても読みやすい作品となっています。

 

街中や駅でよく見かける広告がどうやって生み出されていくのかがわかります。

 

一見、派手できらびやかな広告業界ですが、その裏には壮絶な物語があります。

 

キャッチコピーを一つ考えるのに、何百のアイデアを出さなければいけません。

 

また、デザインもいくつもの案を考え、そのなかで一つのものにしぼらなければなりません。

 

本作を読むと、広告業界の裏側を知ることができます。

 

広告業界でしか聞かないような言葉もとびだしてくるので、知見を深めるうえでも勉強になります。

 

就活をむかえる人、広告業界に転職を考えている人は、もってこいの作品です。

 

『左利きのエレン』序盤ネタバレ紹介!

第1話「オレは、オレの事ばっかりだ」

「天才になれなかった全ての人へ」

 

物語は、この言葉から始まります。

 

主人公、朝倉光一(26)は都内の広告代理店(目黒広告会社)でデザイナーとして働いています。

 

「いつか何かになってやる」

 

そんな思いも持ち、光一は一流のデザイナーを目指して仕事に打ち込んでいきます。

 

そんな中、光一がデザインしたロゴのプレゼンがありました。

 

3億ものお金が動く、いちだいコンペです。

 

結果、光一のデザインは採用され、3億の案件の仕事を勝ち取ったのです。

 

この知らせを光一の上司である神谷雄介から聞きます。

 

自分がデザインした広告が選ばれ、喜ぶ光一。

 

「目黒広告会社の若手朝倉光一は要チェックだ!なんつって」と心をおどらせていました。

 

しかし、突然、光一は部長から呼びださます。

 

「今回ははずれてくれ、さすがに経験が足りん。」

 

部長からこう言われ、光一は自らがデザインした広告の仕事をはずされてしまいます。

 

「なんで……..。」

 

自分で手にいれた仕事を外され、ショックを受ける光一。

 

その後、上司の神谷から飲みに行かないかとさそわれます。

 

光一、神谷、みっちゃん(光一の後輩)の3人で居酒屋にいきます。

 

光一のことを心配した神谷は、光一をなぐさめようとしました。

 

「あの箭内道彦だってAD(アートディレクター)になるのに8年かかったんだ」

 

※箭内道彦:日本を代表するデザイナー

 

「またがんばろうぜ」

 

神谷からの言葉を受け光一は、

 

「がんばってるよ」

 

と心のなかでつぶやきます。

 

「あれは、オレの仕事だ。オレの仕事だ。オレの…」

 

光一は、心のなかで何度も自分に言い聞かせました。

 

そして、自分が情けなくなったのか、光一は途中でかえってしまいます。

 

かえっている途中でみっちゃんからメールが届きます。

 

内容は、神谷が光一のために部長を説得しようとしていたことについてでした。

 

「神谷さんの気持ちもわかってあげてください。」

 

みっちゃんに言われ、光一は

 

「ダセェ、ダセェ」

 

「オレは、オレの事ばっかりだ。」

 

自分がみじめだと感じ、泣き出す光一。

 

帰り際のタクシーのなかで、光一は途方にくれていました。

 

運転手から

 

「このままだと、海までいきますよ。」

 

タクシーは、横浜方面にむかっていました。

 

その時、光一の頭には高校時代の記憶がよみがえっていました。

 

高校時代、光一は友人のたけちゃんにつれられ、横浜の美術館に行きました。

 

美術館にラクガキされた絵を見に行くためでした。

 

光一は、そこでとんでもない光景を目の当たりにします。

 

美術館に落書きされた絵は、芸術家顔負けの絵だったのです。

 

それを見て、光一はこの絵を描いた人を探します。

 

その絵を描いた人物こそが、本書のタイトルになっているエレンという女性でした。

 

このエレンと光一の出会いが二人の未来を大きく変えていくのでした。

 

第2話「パパの手はそうじゃなかったんだ」

ここで、物語はエレン視点で語られています。

 

エレンの絵は、多くの人をきょうがくさせるほど素晴らしい絵です。

 

しかし、エレンは絵を描くことが好きではなかったのです。

 

その原因は、画家であったエレンの父親でした。

 

画家である父を見て育ったので、当時エレンは絵を描くことが大好きでした。

 

そんなある日、父がこんなことを口にします。

 

「エレン、君の左手は何のためにあると思う?」

 

当時のエレンは、答えることができませんでした。

 

エレンの父は続けてこう言います。

 

「絵を描くためだけにある人もいる。」

 

「でも、パパの手はそうじゃなかった…」

 

泣きながらエレンに言います。

 

エレンの父は、エレンが幼い時に他界しています。

 

父が他界したのは父に絵の才能がなかったからだ、とエレンは思っていました。

 

高校生になっても、そのことを引きずっていたエレン。

 

ある日、学校の帰り際、横浜の美術館に立ち寄ります。

 

「こんな所で展示するヤツは、さぞかしすごい才能が…」

 

そう期待していたエレンでした。

 

しかし、壁にはられていた広告を見て、

 

「新進気鋭?こんなもんが?」

 

エレンは、落胆してしまいます。

 

「こんな絵よりもパパの方がもっと上手かった。」

 

そな怒りから、エレンはもっていたスプレー缶で美術館の壁に絵を描きました。


左ききのエレン第1巻

 

自身の怒りを壁にぶつけながら。

 

その描かれた絵こそ、光一が衝撃を受けた絵だったのです。

第3話「それを知ってる人を大人って言うのよ」

物語は、高校時代の光一たちの話に戻ります。

 

光一は、美術館にラクガキをした犯人を探していました。

 

「横浜のバスキア」

 

光一は、犯人のことをそう読んで、ライバル視していました。

 

目撃情報によると犯人は、同じ学校に通う生徒だということがわかっていました。

 

そして、光一は友人のたけちゃん、さゆり(光一に好意をよせている女性)と横浜のバスキアを探します。

 

さゆりと光一は同じ美術部員でした。

 

さゆりは、いつも光一からデザイナーになる夢を聞かされていました。

 

さゆりは、冷静で現実的な女性でした。

 

光一がデザイナーになる夢を聞き、

 

「光一はわかってる、ちょうど届くくらいの夢が」

 

「それを知っている人を大人っていうのよ」

 

冷静に光一の将来を分析していたのです。

 

だから、だれにも光一の夢を邪魔してほしくなかったのです。

 

光一は、「横浜のバスキア」にライバル心をもやしています。

 

さゆりは、それが心配でした。

 

なぜなら、さゆりはすでに「横浜のバスキア」はエレンだということを知っていたのです。

 

エレンとさゆりは、幼馴染でした。

 

当時からずば抜けてうまいエレンの絵をさゆりは、目にしていました。

 

だから、犯人がエレンだということはすぐにわかっていました。

 

ある日、書店で偶然エレンと会うと、エレンの耳元でささやきます。

 

「あんたでしょ。横浜のバスキア」

 

エレンは、必死に隠しとおしますが、さゆりに見抜かれてしまいます。

 

「あんな絵描けるのエレンしかいないじゃん。」

 

「もうしないでね。」

 

と言い残し、エレンのもとをさります。

第4話「ちゃんとしなきゃ」

光一は、まだ「横浜のバスキア」(エレン)に会っていません。

 

そこで、光一は取り壊しがきまった学校の美術室でアートをひらこうと考えます。

 

そうすれば、「横浜のバスキア」がやってくるとおもったのでしょう。

 

でも、エレンはいくらまってもあらわれませんでした。

 

美術室を出て廊下を歩きながら、進路について話すさゆりと光一。

 

光一は、デザイナー志望だったので、美大を受けることを決めていました。

 

それをさゆりは、知っていました。

 

「ねえ、わたしも光一と同じ美大受けようかな…」

 

すると光一は、

 

「なに言ってんだよ。」

 

「そんな美大を目指すのは、簡単じゃないぜ。」

 

そして、光一は続けてこう言います。

 

「オレはなぁ、この道に命懸けてるんだ!」

 

その瞬間、さゆりの表情が固まります。

 

光一のうしろには、エレンがいたのです。

 

エレンは、光一をにらみ続けたまま黙っています。

 

自分の父親が絵に命をかけ、その結果死んでしまった。

 

それをしっているエレンだからこそ、光一の言葉は頭にきたのでしょう。

しかし、ここではなにも起こらずエレンはその場をさります。

第5話「名前はまるで呪いだよ」

「朝倉センセ、今回の絵は…」

 

「パーフェクツ」

 

学校の帰り際、たけちゃんが光一に言いました。

 

三人は、エレンをおびき寄せるための絵を完成させました。

 

「こりゃー、横浜のバスキアも黙ってないぜ!」

 

得意そうに言う光一。

 

その光景を後ろから不安に見守るさゆり。

 

さゆりは、エレンの父が亡くなったことを知っていました。

 

「この道に命かけてるんだ!」

 

エレンの前で言ったこの言葉に、さゆりは不安をかかえていました。

 

「光一にはまっとうな大人になって欲しい。」

 

「私と幸せになる…」

 

そんな思いをさゆりは、かかえていました。

 

光一に刺激をあたえないでほしい、と願っていました。

 

しかし、運命はとつぜん訪れます。

 

携帯をわすれた、と学校に戻りにかえる光一。

 

その時、エレンも学校にきていたのです。

理由は、光一の絵を見るためでした。

 

あそこまで言うのだから、さぞかしすごい絵だろうとエレンは思っていました。

 

光一の絵を目にすると、エレンはこう言いました。

 

「は?」

 

「下手じゃん。」

 

光一の絵に期待していたエレンだったので、ひどく落胆してしまいます。

 

「あの…」

 

落胆するエレンの後ろには、光一が立っていました。

 

一呼吸おいてエレンは光一に、

 

「言えば?」

 

「わたしが”横浜のバスキア”だって。」

第6話「何かにならなきゃ」

「ラクガキ見つけてヒーローになりたかったんでしょ?」

 

エレンに言われ、戸惑いながら光一は、

 

「ち、違う。そんなつもりじゃ…」

 

エレンは強めの口調で

 

「じゃあ何なんだよてめーは!?」

 

「何が楽しくてこんなうざったいこと毎日毎日…」

 

「何のつもりだよ!」

 

しかし、光一はひかずに言います。

 

「エレン…いや…横浜のバスキア」

 

「オレは、もっと上手くなるぜ!」

 

その瞬間エレンは、光一に殴りかかります。

 

倒れた光一の胸ぐらを掴んでエレンは光一に問います。

 

「現代のアーティスト何人言える?」

 

「10人は言えるか?そんぐらいだろ…」

 

口ごもる光一。

 

続けてエレンは言います。

 

「せいぜいそのぐらいだ。残る人間ってのは…」

 

「向いてない人間が絵に人生かけたって不幸になるだけだ、自分も、周りも」

 

それに対して光一は、

 

「やってみなきゃわかんねーだろ!!」

 

「オレは何かになるんだ」

 

「何かにならなきゃ、退屈で生きていけねぇよ」

 

目に涙をうかべなら、光一は言いました。

 

あきれた表情を浮かべながら、エレンはその場をさります。

第7話「サラリーマンやれよ」

光一の務める目黒広告会社の話に戻ります。

 

営業部とクリエイティブチームでの新しい案件の打ち合わせをしているところから始まります。

 

※光一のデザインしたロゴが採用される前の話です。

 

「いょおし!」

 

「勝てるよ今回」

 

会議室にひびきわたる声で、営業部長冬月は言います。

 

案件内容は、P社の新商品のCM企画でした。

 

この案件を勝ち取るために、広告企業同士で、コンペを開き、そこで採用された企業はこの案件を任せられます。

 

光一・神谷・みっちゃんのクリエイティブチームは、P社のプレゼンに向け案を考えていきます。

 

三人で案を話し合っている時、光一は納得のいかない表情でした。

 

打ち合わせの時にいた、営業チームの流川が一言も話さなかったからです。

 

「流川さんどういうつもりなんだろう。自分の担当なのに一言も話さずに…」

 

神谷はそれに対し、

 

「たまにあんだよ。担当者がおきざりにされる案件。」

 

しかし、光一はどうも納得がいってませんでした。

 

光一がタバコを吸いに喫煙所に行くと、流川がいました。

 

光一が流川に話しかけようとすると、

 

「お前さ。広告代理店の主役はクリエイターだとかカン違いしてるタイプだろ?」

 

「違ぇから、代理店は営業の会社なんだよ!」

 

強い口調で流川に言われる光一。

 

流川は、クリエイターに対して、強い嫌悪感をもっていました。

 

なぜなら流川は、コピーライター志望で目黒会社に入社したからです。

 

1巻はここで、幕をとじます。

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