人気漫画『宝石の国』。
そんな『宝石の国』は本当に面白いのか？オススメで買う価値があるのか？などについてまとめました！
『宝石の国』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める？
『宝石の国』はこちらの講談社が運営する漫画アプリ『マガポケ』にて無料で読むことができます。
『マガポケ』では、『宝石の国』をこのように全巻無料で公開してくれています。
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『宝石の国』のあらすじ紹介！
この星は六度流星が訪れ、痩せ衰え、陸が一つの浜辺しかなくなった時。
全ての生物は海へ逃げ、貧しい浜辺には不毛な環境に適した生物が現れた。
それが、宝石達です。
美しい体を持つ宝石達を捕えて装飾品にするために、月から月人が訪れます。
月人に対抗すべく、宝石達は戦います。
しかし月人はどれだけ倒しても無限に訪れ、宝石達は多くの仲間が月へと連れていかれてしまっています。
宝石達の中には、不器用さと特異体質により、生まれて300年間仕事を与えられない者がいました。
その彼フォスフォフィライトに、宝石達の長である金剛（こんごう）から、とある仕事を与えられました。
そこから、フォスフォフィライトの物語が始まります。
漫画アニメ『宝石の国』は面白い？おすすめ？見どころ紹介！
先に結論、『宝石の国』は全巻読む価値アリに面白いです！
『宝石の国』の見どころを4つご紹介いたします！
面白い理由① フォスフォフィライト
宝石の国の主人公はフォスフォフィライト(以下フォス)という宝石です。
フォスは弱い存在でありながら、傲慢で素直ででしゃばりで、無鉄砲な行動をとることがよくありますが、そのため周りに負担をかけてしまっています。
そのため、トラブルメーカーとして扱われており、物語当初ではフォスに頼ろうとする宝石は一人も存在しません。
とあるきっかけでフォスはシンシャと出会います。
シンシャは毒液を無意識に出してしまう体質から、自ら宝石達と離れて生活をしていましたが、偶然フォスの無鉄砲なやさしさに触れることになります。
フォスは毒液を顧みず、崖から落ちそうになるシンシャに手を差し伸べたのです。
不遇な立場になっているシンシャを救いたいとフォスは決心しますが、それにはフォス自身が成長し、変わる必要があります。
主人公はどの漫画でも特別ですが、宝石の国においては、彼の変化自体が物語そのものであるといえます。
そんな彼の変化を頼もしく、どこか恐ろしさを感じながら、見つめていくのが、この漫画の楽しみの一つです。
面白い理由② 強くてもろくて美しい宝石達
宝石達は不死であり、どれだけ砕け散っても集めてつなぎ合わせることで復活します。
今まで多くの宝石達が月に攫われていきましたが、彼らは恐れずに戦い続けています。
宝石達は不死のため、物事をあきらめることができないのです。
特殊な価値観を持ちながら、彼ら一人一人には個性があり、人間臭さも備えています。
宝石達それぞれは、モチーフとして現実に存在する宝石が使われています。
もしかしたら、あなたが好きな宝石や、見つけているアクセサリーの中に、宝石の国のキャラクターになっている石があるかもしれません。
面白い理由③ 種族の特性と合わさる独特のデザインセンス
この漫画は美しくはかない世界観が魅力の一つです。
例えば、月人との戦闘シーンです。
宝石達は攻撃を受けると、割れてしまいます。
宝石達は普段はおしろいをしており人間の肌のように見えますが、断面があらわになると、本来の輝きと荒いひびでぎらぎらと美しく輝きます。
敵である月人に押されているはずのシーンなのに、息をのむ美しさと色っぽさがあります。
また、宝石達には性別がなく、上半身が男性的、下半身が女性敵な独特の風貌をしています。
これもまた色っぽく、このようなデザインを考える作者の発想を見れば、この後どんなイラストが出るんだろうとワクワクしますよね。
デザインでほかに面白い点をあげるとするなら、宝石達の住処でしょうか。
シンプルな線で描かれていますが不思議な空間となっており、聖堂のような学校のような、想像力を掻き立てられる画面になっています。
ぜひ読んで体感してください。
面白い理由④ まずは３巻（２０話）まで読んで欲しい！
実は、私も最初に読んだとき、１巻で放置してしまいました。
物語のつかみどころがない、話の意味が分からない面白さが分からない・・・
置いてきぼりにされてしまったように感じたのです。
ですがしばらくたった後、そのあとの巻を読み進め、その深さと面白さにはまってしまいました。
そんな私の視点でお伝えすると、３巻までは一気に読み進めてほしいです！
２巻(１４話）までは世界観の説明の意味合いが大きいです。
３巻(１５話)から大きく物語、そしてフォスフォフィライトの変化が始まります。
永遠にこれが刺さる。
（画像引用・『宝石の国』3巻） pic.twitter.com/fGqk8avKC1
— あさぎ (@cryforthemoon_M) October 18, 2022
それ以降は物語がガンガン進んでいきますし、話や展開もわかりやすくなります。
ハマることは保証いたします！！
『宝石の国』登場人物紹介！
『宝石の国』の主な登場人物を簡単に解説します！
フォスフォフィライト(フォス)
主人公です。
硬度三半、月人好みの薄荷色（はっかいろ）をしています。
宝石達の中で硬度、靭性（じんせい）が非常に低いです。
つまり非常にもろく、くずれやすい性質があり、戦うどころか仲間と触れることすら危険を伴います。
宝石達は鉱物でできているため、それぞれがぶつかると、硬度が低い方が割れてしまうのです。
戦うなんてもってのほかですが、フォスは戦いたいと金剛にいつも言っています。
そしてシンシャを救いたいと思っており、その意思が彼自身、宝石達を変えていきます。
変わり方が「人間では絶対起きえない方法」で起きるのもこの漫画の独特の魅力です。
例えば、宝石達は割れたらくっつければ元通りになります。
しかし、割れた部分が見つからないとき、生命として誕生できなかった宝石を代用して対応しますが、鉱物の種類が近くないと適応せず、補うことができません。
フォスはその適応範囲が広いという特性を持っています。
心の変化だけでなく、姿の変化もある、漫画界でも特殊なキャラクターです。
モデル鉱物は、フォスフォフィライトです。
シンシャ
硬度二、宝石達の中で最低の硬度です。深い赤色をしています。
役割は、夜の見回りです。
聡明で、非凡な才気と戦闘力を持ち、本来なら皆から頼られるような人物になるはずですが、その経験から他の宝石達と会話しても冷たく対応してしまっています。
毒液が吹き出す体質から、自ら皆と離れて暮らしています。
シンシャの受け持つ夜の見回りの仕事は、夜に月人が来たことがないことから、無意味な仕事とされています。
しかし、夜に行動できるのはシンシャだけであり、この仕事をしている限り、毒液で仲間を傷つけることはありません。
先生や宝石達の一部はシンシャを犠牲に平静を取り繕っているだけであることを理解していますし、シンシャを大切に思っていますが、今以上の改善のアイデアがないのです。
シンシャは、その様子を敏感に察知しており、仕事に意味がないこともわかっていますが、意味があるとすがるしかないのです。
自分に新しい仕事を与えると豪語するフォスを冷たくあしらいながら、心のどこかで期待をしています。
モデル鉱物は、辰砂（シンシャ）です。
ルチル
硬度六。黒に黄色が入っています。
他の宝石達はみんな同じ制服を着ていますが、ルチルは白衣を着ています。
医者の役割を担っており、宝石達が割れてしまうと、ルチルのいる医務室に運ばれ、割れた部分を合わせる作業をします。
少々がさつですが物腰は柔らかく、興味のあるものは解剖したがるというマッドサイエンティストの一面もあります。
本質は激しい性格のようですが、怒らせたときに片りんを見セル程度で、誰に対しても敬語で接しています。
今の役割を演じているのは、ある宝石との過去のかかわりがあるようです。
モデル鉱物は、ルチルクォーツです。
ゴーシェナイト(ゴーシェ)/モルガナイト(モルガ)
二人とも硬度七半。役割は見回りと戦闘です。
モデル鉱物は、ゴーシェナイトとモルガナイトです。
ジェード
硬度七。緑色です。
役職は議長です。朝や定例会議のとりまとめ、書類をまとめることを仕事としています。
まじめすぎるせいか、大体フォスに振り回されています。
フォスが一部の記憶を亡くした時がありましたが、他の宝石達のことは覚えていたのに、ジェードだけ存在を忘れられるなど、不憫属性な面もあります。
頼りないくせにでしゃばりで、失敗ばかりする年下のフォスをいつも気にかけています。
モデル鉱物は、翡翠（ひすい）です。
ダイヤモンド
硬度十。ボルツと組んで見回りと戦闘をしています。美しい透明です。
優しい性格でみんなのアイドルです。
ダイヤモンド族なだけあり、強いのですが、一定方向の力話加わると割れやすいという弱点があります。
同じダイヤ族であり、上記の弱点がない最強のボルツを愛しながらも、その強さを妬み、同時にそうなりたいと願っています。
不変性を持つ宝石達には珍しい思想です。
その気持ちを自分で持つからか、フォスに与えられた仕事を応援し、変わりたいと願うフォスに協力します。
モデル鉱物は、ダイヤモンドです。
先生(金剛先生）
硬度は明かされていません。
坊主頭に黒い袈裟姿（けさすがた）、他の宝石達より飛びぬけた等身と、あきらかに異質な体つきをしています。
穏やかで物腰が柔らかな男性のように見えます。
宝石達の長であり、圧倒的な戦闘力を誇り、指をはじくだけで周囲の月人を消滅させることができます。
しかし時たま昼寝と言って長い睡眠に入ってしまい、その時だけは宝石達のみで防衛戦をする必要が出てしまいます。
誰にもきつく当たることはなく、冷静な目線で諭してくれるため、宝石達は先生と呼んで、よくなついています。
モデル鉱物は、金剛という名前からダイヤモンドと思われます。
裏設定ですが、作者の考えるいい男像の姿をしているようです。
アンタークチサイト
硬度三。透明です。
宝石達で1番の特異体質で、冬にならないと結晶化せず、寒ければ寒いほど強くなります。
他の宝石達は冬に行動する事ができず、冬季の守備はアンタークチサイトと先生で行っています。
仕事は大変ですが、冬では先生を一人で独占できることを気に入っています。
そのせいか団体行動が苦手で、軍人のような性格をしており、自罰的な面もあります。
モデル鉱物は、南極石です。
『宝石の国』は最終回完結している？
ネタバレになってしまうかもしれませんが、このページや、初期の巻を読んだだけでは、最終話近く(現在 2023年3月18日）の展開を予想することすらできないでしょう！
そのくらい、我々の日常生活、思考とは離れた展開になっているといえます。
キーワードは「フォスフォフィライトの変化」です。
また、展開には「仏教の思想」の要素も大きく関わってきています。
フォスの最初の目的は「シンシャを闇から救う新しい仕事を与えること」です。
そのために世界を探り、そして自分の仕事や存在についても考えていくのです。
フォスフォフィライトはシンシャを夜の闇から救えるのでしょうか？それとも・・・。
『宝石の国』アニメ化情報！
宝石の国はアニメ化されています！
【祝】本日10月7日でTVアニメ『宝石の国』放送5周年
同名の漫画を原作として、2017年に放送。意思を持つ人型の宝石たちと、月から襲来し彼らを狩ろうとする謎の存在「月人」の戦いなどを描く。原作が持つ宝石たちの美しく、そして儚く脆い輝きを3DCGをメインに用いて魅力的に表現した。 pic.twitter.com/mviI9Tg0ow
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 6, 2022
全12話、漫画では5巻までが放映されました。
それ以降のアニメ化については、現在話はありません。
ですが、公式による12巻発売記念 新CMが公表されています！！（※ガッツリネタバレです！！見る方は注意！！）
2022年11月23日に渋谷ジャックで公開されたCMのようです。
漫画の絵に、アニメ時の声優キャストの声があてられています。（フォスフォフィライトCV 黒沢（くろさわ）ともよさん
シンシャCV 小松末可子(こまつみかこ）さん）
宝石の国は話の面白さと、予想のできない展開から話題となり、人気がとても高い漫画です。
アニメも、作画の美しさとクオリティの高さから好評の声が多いです。
いずれアニメの続編が製作されることもあるのではないでしょうか。期待しましょう。
『宝石の国』の作者・市川春子とは？
宝石の国の作者は「市川春子（いちかわはるこ）」さんです。
子供のころは家の隣の空き地で、宝探しのように花や虫を探している子供だったようです。
大学卒業後はエディトリアルデザイナーをしていましたが、「虫の歌」という作品で漫画家デビュー。
その後は読み切り作品を多く描き、「25時のバカンス」などの短編集を出版していました。
三枝先生 https://t.co/nqRvL8AR8H 市川春子が宝石の国連載前に描いて単行本未収録の三枝先生が単話配信！僕は宝石の国より短編集の方が市川春子作品好きなので嬉しい。飄々としてオトナの女してる保険医と冷めた男子保健委員の親しげな孤独が描かれたいい漫画です。 https://t.co/IlcQfpYwyF 併せて。 pic.twitter.com/eYNmKuwoEF
— 中野 (@pisiinu) November 2, 2022
市川春子さんの経歴の中で強く宝石の国に影響していることと言えば、高校の授業の内容でしょう。
高校は仏教高だったそうです。
キリスト教学校はたまに見かけますが、仏教だとあまり聞かないですよね。
高校の倫理の授業の代わりに、春子さんは親鸞（しんらん ※）について学んだそうです。
※日本仏教の分派の一つである、浄土真宗（じょうどしんしゅう）を始めた人物と言われています。
その中で、浄土真宗の西方極楽浄土（せいほうごくらくじょうど）は、宝石でできていると書かれているそうです。
それを聞いて春子さんは、「「極楽」と言われる“すべてのもの”が助かるような所でも、宝石は装飾にしかならないんだな。仏の力をもってしも、すべてのものを救うというのは難しいんだな。」と思ったそうです。
なかなか考えさせられますね。
そのような思考、経験のある市川春子さんだからこそ作られた世界観、漫画なんですね。
漫画アニメ『宝石の国』読者の評価評判や感想は？
宝石の国面白い！
やっと理解してきたし世界観結構好きだ！— ゲコニャン@イラスト初心者 (@geko_nyan) March 19, 2023
宝石の国めちゃくちゃ面白いし好きなんだが、あまりにも自分の読解力が無いせいでどこが鬱過ぎる部分なのか分からないのがマジ悲しい。絵本たくさん読んで宝石の国を理解する日が来る事を祈る事しかできない。
— ハインド (@haindo_02) March 19, 2023
ここのところ宝石の国やらK2やら面白い漫画を一気読みできて良かった。創作はアニメもいいがやはり漫画が好きなのだな。
— ASC SAITO (@asc_gamefreak) March 18, 2023
宝石の国アニメ見始めたんだけど
面白い…😳😳😳— ｺﾄﾉﾊ (@Chocolate_cat22) March 17, 2023
宝石の国めっっっっっっちゃ面白いんだけど、めっっっっっっっっちゃ情報量多くて混乱する
— ﾓず (@_____kuroo) March 15, 2023