この記事では『いぬぼくシークレットサービス（妖狐×僕SS）』の原作漫画の最終回・結末はどうなったのか？を分かりやすく解説します！
また原作漫画『いぬぼくシークレットサービス（妖狐×僕SS）』を1巻から最終11巻（最終回）まで無料で読みたい！という方に『いぬぼくシークレットサービス（妖狐×僕SS）』を合法的に全巻無料で読む方法も併せてご紹介していきます。
最終回のネタバレの前に『いぬぼくシークレットサービス（妖狐×僕SS）』を全巻無料で読む方法です。👇
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【いぬぼくシークレットサービス（妖狐×僕SS）】の大まかなストーリー解説
旧家の令嬢として生まれた先祖返りの少女・白鬼院凜々蝶（しらきいん りりちよ）は、自身の家名の由緒が優先される環境に孤独感を感じ、妖館と呼ばれる高級マンション「メゾン・ド・章樫」へ入居します。
そこでは、入居者1名につき1名のSS(シークレットサービス)が割り当てられるのですが、そこで凜々蝶は御狐神双熾（みけつかみ そうし）というSSと出会います。
実はこのマンションは妖怪の先祖返りたちが住む妖しい館だったのです。
そんな先祖返りたちが輪廻転生を繰り返しながらも、かけがえのない絆を紡いでいくダーク・ラブストーリー漫画です。
【いぬぼくシークレットサービス（妖狐×僕SS）】の主な登場人物紹介
白鬼院凛々蝶（しらきいん りりちよ）
本作の主人公で鬼の先祖返りの少女です。
白鬼院家の令嬢で、希薄な家庭関係がきっかけで、他人に悪態をついてしまう性格になってしまいました。
御狐神双熾（みけつかみ そうし）
九尾の妖狐の先祖返りで、凛々蝶の専属SSです。
凛々蝶に対しては常に誠実で低姿勢な好青年ですが、相手を思い通りに動かすことが得意な、天然黒（ピュアブラック）と呼ばれる一面もあります。
反ノ塚連勝（そりのづか れんしょう）
一反木綿の先祖返りで、雪小路野ばらの専属SSです。
凛々蝶の幼馴染でもあります。
面倒見の良いお兄さんタイプですが、基本は適当な性格です。
雪小路野ばら(ゆきのこうじ のばら)
雪女の先祖返りで、ストイックでクールな美人です。
女性に異様なフェチニズムを持つ残念美人な一面もあります。
普段は、妖怪の起こした事象を解決する「野薔薇霊f障相談所」を開いています。
青鬼院蜻蛉（しょうきいん かげろう）
鬼の先祖返りで、髏々宮カルタの専属SSです。
御狐神双熾の元主人で白鬼院凛々蝶の婚約者です。
どんな時でも仮面を外さず、放送禁止用語を口癖のように連発する変態性を持っています。
髏々宮カルタ（ろろみや カルタ）
がしゃどくろの先祖返りで、物静かな少女です。
頭で物事を考えるより第六感で判断するタイプで、本能で物事の何が正しいかを理解しています。
渡狸卍里とは幼馴染で、友達以上恋人未満の関係でもあります。
渡狸卍里（わたぬき ばんり)
豆狸の先祖返りで、自称不良（ワル）の素直な少年です。
髏々宮カルタに想いを寄せていて、彼女のことで熱くなり周囲とぶつかる場面もちらほら見られます。
夏目残夏（なつめ ざんげ）
百目の先祖返りで、渡狸卍里の専属SSです。
過去未来・前世来世おまけに下着の色までいろいろなものを視ることができます。
能力のせいか使うと疲弊が酷く、時折病弱な様子も見せています。
悟ヶ原思紋 （さとりがはら しもん）
サトリの先祖返りで、先祖返りたちの中の最高権力者です。
過去に攻撃性を持っていた先祖返り達に、他の先祖返りを妖怪から守らせるSS制度の発案者でもあります。
幼い頃にとある事故で犬神命を不死の体にしてしまいました。
周りの人間のすべてを悟ってしまうほどの能力を持っており、家に閉じこもる生活を送るようになりました。
その結果倫理観を失ってしまい、死体から悟る物語に執着するようになってしまいます。
犬神命（いぬがみ みこと）
犬神の先祖返りで、攻撃した先祖返りを人間の姿に戻れなくし、自我を失わせることができる力を持っています。
過去に未練がないにもかかわらず、未練のある過去に戻る千本桜を使ってしまい、不死の体になってしまっています。
悟ヶ原思紋のことを愛しており、思紋の執着心のために多くの先祖返りを殺して届けていました。
この行動が、後に「百鬼夜行」と呼ばれるようになります。
【いぬぼくシークレットサービス（妖狐×僕SS）】最終章に至るまでのあらすじ
第1章「prologue」
メゾン・ド・章樫の面々は平凡で楽しい生活をしています。
何の変哲もない日々を過ごしていく中で、凛々蝶は少しづつ変わっていきました。
やがて凛々蝶と御狐神は結ばれます。
この何の変哲もない日々がずっと続けばいいのに。
誰もがそう思っていました。
ある時、髏々宮カルタが謎の犬型の妖怪に襲われるという事件が起こります。
その妖怪の名は「犬神命」といい、犬神の先祖返りです。
その事件をきっかけに、メゾン・ド・章樫の面々は命の行う「百鬼夜行」に巻き込まれていきます。
死闘を繰り広げる過程で、仲間たちが次々と命を落としていきます。
ついには御狐神までも、凛々蝶への感謝の言葉を遺し、惨殺されてしまいます。
この「百鬼夜行」により、連勝を除く全てのメゾン・ド・章樫の面々が命を落とすことになりました。
そして23年の月日が流れ、彼女らはまた転生します。
第2章「if」
高校進学を期に、凛々蝶はメゾン・ド・章樫へ住み始めました。
前世の微かな記憶と現在に葛藤しつつも、仲間たちと思い出を重ねていきます。
しかし、またもや自分たちの前に命が現れます。
そして命が千年桜の力で23年前に何度も遡り、百鬼夜行を繰り返していたことが判明します。
命の百鬼夜行を止める為、前世(過去)の自分たちにタイムカプセルを残し、百鬼夜行について伝えることにしました。
たとえ未来が変わって今の自分たちが消えてしまっても、前世の自分たちを救うことに決めたのです。
そして最終章「春に目覚める」に繋がります。
【いぬぼくシークレットサービス（妖狐×僕SS）】最終章「春に目覚める」のネタバレ解説
来世から前世に
前世のメゾン・ド・章樫の面々が見つけたタイムカプセルを開けると、そこには自 分たちの名前が記された手紙が入っていました。
夏目が何かを感じ取りそれに触れるとフラッシュバックが起こります。
夏目はあまりのショックに気絶してしまいました。
手紙を読んでみると、そこには来世からの百鬼夜行に関するメッセージが書いてありました。
もう一人の自分の気持ちを汲むために、一行は百鬼夜行を阻止することを決意しました。
そうして時間は、かつての百鬼夜行の始まりである12月31日になりました。
来世からの手紙通りに行動して、かつての失敗を避けていきます。
これから起こる現実にうまく向き合えない者もいましたが、なんとか支え合っています。
だが決戦の日のはずだった12月31日は何も起こらず過ぎ去りました。
メゾン・ド・章樫の面々は、せっかくの元旦を笑って過ごそうと、みんなで絆を深め合います。
楽しいひと時を過ごしていましたが、そこに凛々蝶の父がやってきます。
凛々蝶の父が言うには、各地の妖館が次々と襲われており、危険がもうすぐそこまでやってきているというのです。
「百鬼夜行が始まっている！？」
凛々蝶は、危険だからといって父に連れられて行ってしまいます。
メゾン・ド・章樫の住人たちは、なすすべなくバラバラになってしまうのでした。
黒幕がついに判明…
凛々蝶の帰りを待つ御狐神の元に「奥さま」から一本の連絡が来ます。
妖館のシステムがなぜ出来たのか、御狐神家が彼を何から守っていたのか、と「奥さま」は御狐神自身に考えさせます。
それは百鬼夜行の裏側にいる人物で、SSの発案者である悟ヶ原思紋でした。
妖館を作った理由は、先祖返り達の物語を面白くするための生簀にするためだったのです。
その後、御狐神は薬で眠らされて、実家に連れ戻されて監禁されてしまいます。
同時期に犬神命と対峙している蜻蛉も悟ヶ原思紋の思惑に気づいている様子です。
一方その頃、夏目は自身の能力が使えなくなってきていることから、自身の命が残りわずかだと察していました。
これ以上卍里を守ることができないと、みんなに実家に帰るよう促しました。
場面は切り替わり、凛々蝶が父と話をしています。
何とか父の説得を振り切り、凛々蝶はメゾン・ド・章樫に帰還します。
その頃、蜻蛉が行方不明になったという知らせがメゾン・ド・章樫の面々の元に届きます。
徐々に各自行動を起こし始め、ついにメゾン・ド・章樫の住人たちが揃いました。
御狐神救出作戦
御狐神が実家に監禁されていると知った一同は御狐神救出作戦を実行します。
凛々蝶と野ばらは実家に無事に侵入し、野ばらが増援を食い止めている間に凛々蝶は進みます。
そしてついに御狐神との再会を果たします。
2人はお互いに心から向き合い、抱きしめ合うのでした。
メゾン・ド・章樫の住人たちは再会を喜び合う暇もなく、悟ヶ原思紋の思惑を共有しています。
そこに一本の電話が鳴りました。
「青鬼院蜻蛉が遺体で見つかったって…。」
最終決戦へ
蜻蛉の訃報を聞き、悲しみながらも前を向く面々たち。
その頃、卍里は来世からの封筒に2枚の手紙が入っていて、その1枚が犬神命のものだったと話していました。
戦闘態勢を整え、場面は蜻蛉の先祖返りの儀式のシーンに変わります。
悟ヶ原思紋が怪しい行動をしないか見張る一同でしたが、そこにまさかの犬神命が現れます。
どうやら蜻蛉の遺体を確認しに来た様子です。
悟ヶ原思紋も本性を現し、現場は一気に戦闘モードに変わります。
千本桜の元にむかう命を追いかける凛々蝶ら3人。
命は自身の口から、何度も繰り返し凛々蝶たちと戦ってきたと話します。
「こんな体の俺に終着点はねえよ。」
そしてついに命の真の目的が判明します。
それは、悟ヶ原思紋が死ぬたびに千本桜を使って繰り返すことでした。
もう一度会うために。
「何千回と見てきた物語の最終章だ。」
ついに最後の戦いが始まります。
死闘が繰り広げられる中、やられそうになるカルタをある男が守ります。
蜻蛉です。生きていたのです。
すべては死んだふりをして命を誘い出す作戦だったのです。
全国の妖館の者たちも引き連れ、戦局はイーブンに。
激しい戦闘の中、命と対峙した御狐神が負傷します。
とどめを刺そうとする命に卍里は声をかけます。
「やめろ命―！」
一瞬の隙を見逃さず、御狐神は命を貫きます。
命は倒れながら、過去を思い出しています。
はじまりのおはなし
人のものを盗み、不自由な生活をしていた命は悟ヶ原思紋と出会います。
一緒に過ごす中で、命はどんどん思紋の優しさに惹かれていきます。
ある時、命は思紋に彼女の秘密の場所に案内されます。
そこにはあの千年桜がありました。
これを使って昔の2人に会いに行こうと思紋はもちかけます。
そこで事件は起きました。
千年桜の呪いによって、命は不老不死になってしまいます。
それでも一緒に居続けることを決めた2人でしたが、無情にも思紋だけが年を取っていき、徐々に2人は歪んでいきます。
これが百鬼夜行の始まりだったのです。
命は思紋への愛を心の中でささやきながら息絶えました。
こうして百鬼夜行は終わりを迎えたのでした。
先祖返りたちの物語は続く
戦いが終わり、また平凡な日々が戻ってきました。
各々が幸せな日々を歩む中、凛々蝶と御狐神は結ばれていました。
先祖返りたちの運命は変わりません。
これからも死んでは転生する繰り返しです。
でもきっと、必ずまた出逢える。
そんなハッピーエンドで物語は終わります。