宝石の国カンゴームはエクメアと結婚？最後をネタバレ！キスやゴースト姫や名前！気持ち悪い？

月刊アフタヌーンにて掲載中の人気漫画・宝石の国は、市川春子先生によるアクション・ファンタジー漫画です。

人間の絶滅後に誕生した種である鉱物生命体・宝石が物語の主役。

宝石たちは、彼らを装飾品にするべく、月からやってくる月人と長きにわたって戦争をしていました。

本記事では、主人公の相棒として活躍するキャラクター「カンゴーム」を紹介します。

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主人公フォスの相棒として活躍！カンゴームの基本情報

どんな宝石？外見や性格を紹介

外見は、短く刈りあげたショートヘアが特徴のクールな宝石です。

目と眉の距離が近めで、常に眉をひそめたような顔をしています。

自由奔放で、奇想天外な行動を繰り返すフォスフォフィライトの相棒として活躍するカンゴームですが、実際はフォスに振り回されがちな不憫な宝石です。

フォスに懐かれ、頼りにされている様子から、彼の面倒見の良い性格がうかがえます。

カンゴーム可愛い pic.twitter.com/8YaRrNeIR2

— りこぴん (@Loki_zoisite) November 24, 2017

鉱物としてのカンゴーム

キャラクター・カンゴームのモデルの石と思われる鉱物が実在します。

その名も、カンゴーム(ケアンゴーム)。

鉱物・カンゴームは、黒水晶であるモリオンとよく似ており、光を通さないものをモリオン、光を通すものをカンゴームと呼びます。

ちなみに、カンゴームの欠けた左腕を補っていた鉱物、スモーキークォーツは、カンゴームに似た鉱物で、同じ水晶です。

また、本作の医療を担当するキャラクター・ルチルの話によると、カンゴームは昔から、修復のための他の宝石の接着が困難であるとのこと。

宝石は光(太陽光)をエネルギー源としていますが、黒色のカンゴームは光を通しづらいため、このような設定を盛り込んだのかもしれません。

2月7日のお誕生日石はカンゴーム。産出される山脈が名前の由来となっている夜の闇のように深い黒色をした水晶です。色の濃淡があり時に光を通さないほどの濃さのものも。深い闇色がミステリアスです。強力な魔除けの力を持ち、降りかかる災難を払い除けてくれると言われます。宝石言葉は「規律と守護」 pic.twitter.com/Z6gJ27GMiu

— MaPRE®︎オーダーメイドジュエリー (@MaPRE14) February 7, 2019

二重人格！？宝石ゴーストの内側の存在カンゴーム

珍しい二重構造の宝石

カンゴームは、本作で唯一の二重構造の宝石です。

ゴーストクォーツという宝石の内側に存在し、表面の白い宝石部分がゴースト、内側の黒い宝石部分がカンゴームというように、ひとつの体をふたりの宝石で共有しています。

体の主導権は主にゴーストが握っており、たまにカンゴームが勝手に体を乗っ取ることがあったようです。

二重人格の性質と似ていますが、カンゴーム自身が他の宝石と会話をする描写はなく、ゴーストとのみ、コミュニケーションをとっているようです。

また、当時のカンゴームに名前はなく、ゴーストからは「中の子」と呼ばれていました。

月人の激しい攻撃により、表面のゴーストが剥されたことで、ついにカンゴーム自身が露出し、周囲から認識されるようになります。

ゴーストを失った分、カンゴームの体の大きさは若干小さく、合金で体を補強しているフォスフォフィライトと並んで立つと、より華奢にみえます。

カンゴームの容姿が、月に連れ去られた宝石・アンタークチサイトとよく似ていることから、フォスフォフィライトのトラウマを刺激してしまい、度々フォスを混乱させます。

カンゴームはフォスに対し、つらい時は、アンタークでもゴーストでも、好きなように呼んで良いと気遣います。

フォスはそんなカンゴームに名前を付けようと金剛先生に提案し、新しく与えられた名前が「カンゴーム」なのです。

命名直後は、アンタークと混ざった「アカンゴーム」などと言い間違えられたりもしましたが、徐々に定着し、新キャラクターとしてのカンゴームが確立します。

ラピスラズリとの関係

宝石たちは二人一組でチームを組んで行動します。

宝石・ラピスラズリは、ゴースト＆カンゴームとペアを組んでいた宝石です。

本作登場時、既に月に連れ去られており、セリフはフォスの頭の中など、非現実的なシーンのみです。

優しいが非常に頭がよく、好奇心旺盛で嘘をつくのが上手い宝石で、集団行動で生活する宝石の中では、異端な存在だったと思われます。

ゴーストやゴーストの中のカンゴームは、そんなラピスを慕っており、頭部を残して月へ行ってしまったラピスの帰還を祈っていました。

ラピスの頭部は長期休養所と呼ばれる部屋に保管されており、管理はゴーストの担当です。

また、ラピスが担当していた図書室の管理をゴーストが引き継いでいます。

宝石の国のラピスの好きなところは、髪の毛のこの金キラキラなところです！
これは本物のラピスラズリのパイライトって言う石を表現したやつだと思うんだけど、めっちゃわかるーーー！！！ってなるから好き… pic.twitter.com/kuNx3fwnzD

— 柚樹(ゆうき) (@kurocat_c) November 24, 2017

アンタークに激似！？新しい名前を手に入れたカンゴーム

剥がされたゴースト

第六巻、フォスを庇ったゴーストは、内側の黒い宝石部分を残し、月へ連れ去られてしまいます。

露出した黒い宝石、後のカンゴームは、フォスに怒りをあらわにし、治療後目覚めたフォスを即座に殴りつけます。

カンゴームはフォスに対し、今後は自分の指示に従うように命令し、ゴーストを回収して、フォスがゴーストに謝るまで許さないと言い放ちます。

気性が荒めで、口の悪い新キャラクター・カンゴームの登場シーンです。

大切なラピスの頭部をフォスに託すカンゴーム

なんだかんだで面倒見の良いカンゴームは、やれやれと言った様子で、フォスの突飛な行動に付き合ってくれるようになります。

そんな二人ですが、第６巻のできごと。

月人に奪われたカンゴームの腕を取り返そうと、カンゴームの静止の声をきかずに月人の元へ飛び込んだフォスは、隙をついた月人の攻撃によって首を砕かれ、頭部を丸ごと奪われてしまいます。

カンゴームは頭を無くしたフォスに、長期休養所で保管しているラピスの頭を取り付けるように金剛先生に提案します。

カンゴームやゴーストにとって、一番大切なラピスの頭。

決断には相当の覚悟を要したことでしょう。

ラピスの頭を接合したフォスは、そのまま１０２年眠り続けます。

エクメアとの出会いで可愛くなった！？月の姫・カンゴーム

本当の自分を取り戻したカンゴーム

カンゴームは、月に移住する宝石の中に、フォスに巻き込まれる形で加えられます。

なんだかんだでフォスに甘いカンゴームは、月に行くことを決断。

この選択により、彼を大きく変えるできごとが……！

それは月の王子こと、エクメアとの出会いです。

第6巻でゴーストが月へ連れ去られ、独立し、体の主導権を得たカンゴームですが、実は瞳の中にゴーストが残っており、彼の行動の最終決定権はゴーストにあったのです。

ゴーストは連れ去られる直前、カンゴームに対し、「フォスを守って」と言い残します。

その言葉を忠実に守ってきたかに思われていたカンゴームですが、実際は全て、瞳の中のゴーストの意思が影響しており、カンゴーム自身に意思決定の権利はなかったのです。

やれやれとフォスに付き合ってくれていたカンゴームですが、本心は別にあったということですね。

ゴーストの呪いとも言える意思に縛られたカンゴームは、誰にもその事実に気づいてもらえずにいました。

そんなカンゴームを気にかけ、瞳の中に残るゴーストの存在に唯一気が付いたのが、エクメアなのです。

エクメアはゴーストを取り除く施術を行い、カンゴームに本当の自由を与えます。

たったひとり、自分の苦悩に気が付き、救いの手を差し伸べてくれたエクメアにカンゴームは好意を抱くようになり、ふたりは恋仲になるのです。

この子が こう 過去の自分を剥いで
三白眼だった目がハイライトの入った艶々した くりっくりのお目々になって さ… 男よりな口調と仕草に ちょっと 乙女チックな感じが入ってさ…可愛い…可愛すぎる……。

正直 今のカンゴーム 、改造済？と推測されてようが断然好きじゃ。 pic.twitter.com/rF48cqSeKr

— TeReSa (@onawaokire) October 24, 2018

宝石の国 9

か、カンゴームが月人の愛人に！！Σ(´□｀;)
ひそめ眉で仕方ねぇなって引き受けてくれるカンゴーム好きだったんだけどな…
本人は苦しかったか…
残念だが、自由が幸せなら仕方ねぇ

しかし、フォスがもう辛すぎて…
この子に幸せになって欲しいのに
誰か支えてあげて…シンシャ早く… pic.twitter.com/gJWdXu86mR

— サレイ (@suna_maru) November 7, 2018

月で人気者のカンゴームは「無」へ行きたい

傍から見ればラブラブのお熱いカップルであるカンゴームとエクメア。

カンゴームは月人たちに受け入れられ、ふたりは何かと注目の集まる月公認カップルとなります。

そんなふたりには最大の壁が待ち受けています……。

それは、宝石は「無」に行けないという現実です。

月人の最終目標は金剛から「祈り」を得ることで「無」へ到達することであり、月人であるエクメアも例外ではありません。

月人が目的を達成したとき、月人と宝石の異種カップルであるふたりは離れ離れになってしまうのです。

カンゴームはエクメアと共に「無」へ行くことを望み、月人の研究者バルバタの知恵を借りながら、「無」へ行く方法を探り始めます。

バルバタからセンスが良いと評されたカンゴームは無事に、「無」へ行くことができるのでしょうか。

宝石と月人が結婚！？前代未聞の異種カップル、誓いのキスを披露！

第１０巻で宝石のカンゴームと月人の王子・エクメアは結婚式を執り行います。

長い年月、戦争状態にあった両種族において、この結婚式という祭典はまったくの前代未聞で、永遠の命を持て余し膿んだ月人の民たちの心を大いに癒しました。

多くの月人や月に移住した宝石たちが出席し、豪華な料理や壮大な装飾で会場は盛り上がり、結婚式はとても華やかな祭典となりました。

美しい花嫁姿で民衆の前に現れたカンゴームは、同じく晴れ着のエクメアと向き合い、誓いのキスを披露。

直に触れ合う習慣のない宝石たちには衝撃的な行動だったようで、黄色い声というよりは、悲鳴に近い声が上がります。

鬱々とした場面の多い本作の中で、この結婚式のシーンは読者の心を和ませる貴重なシーンとなりました。

#いいねの数だけやりたいコス上げるから興味あるのあったらそいつをふぁぼってくれ
その1
宝石の国　エクメア
この仏様？スタイルがやりたい
あと結婚式
マッチョスーツ手に入れたら絶対にしたい pic.twitter.com/zUEZX7L4rd

— 🇲🇰玄米茶🇬🇧 (@genmaicha6) December 4, 2022

カンゴームの最後をネタバレ！

カンゴームの最後をネタバレします！閲覧は自己責任でお願いします。

エクメアと共に「無」に行くことを望み、独自に方法を模索していたカンゴームですが、最新巻でついに、その願いが叶う可能性が芽生えます。

カンゴームや他の宝石と共に月に移住し、月の先進的な技術を学んでいた宝石のアメシストが、宝石や他種族を月人化する装置の開発に成功するのです。

この発明により、多くの宝石が月人となり、月で生活するようになります。

第１巻からは考えられないような展開ですよね……。

月人の体を手に入れたカンゴームは、エクメアと共に「祈り」を得ることができる機会を待ちます。

最新巻では「祈り」を受けるシーンがラストページを飾っています。

カンゴーム、および月人の民たちは無事に「無」に行くことができるのでしょうか。

今後の展開が気になりますね。

嫌い？気持ち悪い？カンゴームに対する読者の評価！

本作の主要キャラクターのひとり、宝石のカンゴームは、主人公フォスフォフィライトに次ぐ劇的な変化を遂げるキャラクターです。

クールな彼は人気も高く、初登場時はきっと読者の皆さんをワクワクさせたことでしょう。

そんなカンゴームですが、読者からは「嫌い」「気持ち悪い」などといった厳しい声があがっています。

エクメアの施術によってゴーストから完全に独立したカンゴームは、ボーイッシュで中性的な印象から一変し、女性的な振る舞いをするようになります。

フリフリした衣装や露出の多い衣装を身に纏い、エクメアと仲睦まじくしている様子がかつての印象と大きなギャップとなり、読者を困惑させているようです。

読者のつぶやきの中には、「カンゴーム、嫌いになれない……。」や「エクカンカップル可愛い！」などといった意見も多く、カンゴームに対する反応は様々です。

このやり取り可愛いし、カンゴームの優しさがしんどい… pic.twitter.com/cQrrz3vDw5

— ちくわぶ (@hmsk42fg) November 24, 2017

カンゴーム可愛い
エクメアに撫でられて嬉しそうなの可愛い pic.twitter.com/aPzfoBhNBR

— リー・マキトータ@占いツクール (@Sumomo_Tomitaka) June 17, 2018