本記事はこんな疑問を解決します。
ご紹介する『ケンガンオメガ』を全巻無料で読む方法は、登録不要でもちろん合法です。
違法手段ではないので、安心してください。
『ケンガンオメガ』は漫画アプリ『マンガワン』で全巻無料で読める？
いきなり、結論です。
『ケンガンオメガ』はこちらの小学館が運営する漫画アプリ『マンガワン』にて全巻（最新話まで）無料で読むことができます。
『マンガワン』は大手総合出版社・小学館が運営する公式の漫画アプリです。
『マンガワン』は公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
『マンガワン』では惜しげもなく『ケンガンオメガ』を最新話まで無料公開してくれています。
というのも『ケンガンオメガ』は、漫画アプリ『マンガワン』にて独占連載されている作品だからです。
毎週、木曜日に最新話が1話ずつ更新されます。
『ケンガンオメガ』は単行本も発売されていますが『マンガワン』を利用して読む方法ならアプリを無料インストールするだけで、お金を一切支払う必要はありません。
仮に書店や有料電子書籍で『ケンガンオメガ』既刊6巻（2020年8月現在）をそろえた場合、3,900円の支払いが必要になります。
1冊650円×6冊＝3,900円
合計3,900円
3,900円は決して安くはない値段です。
単行本を買わずとも『ケンガンオメガ』を無料で読めるのなら『マンガワン』を利用して読む方法がベストです。
また『マンガワン』では、『ケンガンオメガ』以外にも
- 闇金ウシジマくん
- 土竜の唄
- アイアムアヒーロー
- ケンガンアシュラ
- 今際の国のアリス
- アフロ田中
- ブラックジャック
- 火の鳥
- からかい上手の（元）高木さん
- ダンベル何キロ持てる？
- めぞん一刻
- 青のオーケストラ
- プロミスシンデレラ
- 出会って5秒でバトル
- モブサイコ100
などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。
半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです！
- 『マンガワン』は小学館が運営する安全な漫画アプリ
- 『マンガワン』をダウンロードする際も一切お金はかからない
- 『ケンガンオメガ』は漫画アプリ『マンガワン』を使って全巻（最新話まで）無料で読むことが出来る
- 『ケンガンオメガ』以外にも数多くの名作マンガが無料で読める
同じく小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』も特にオススメです。
以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。
- 名探偵コナン
- MAJOR（MAJOR2nd）
- YAIBA
- switch(スイッチ)
- からかい上手の高木さん
- 銀の匙
- ドロヘドロ
- だがしかし
- 犬夜叉
- らんま1/2
- 今日から俺は
- 今際の国のアリス
- 焼きたて!!ジャぱん
- うえきの法則
- からくりサーカス
- マギ
- 烈火の炎
- H2
- タッチ
- 信長協奏曲
- 結界師
などなど！
「無料でマンガを楽しみたい！」という方は『マンガワン』と併せて使ってみてはいかがでしょうか？
前作『ケンガンアシュラ』も『マンガワン』にて全巻無料で読める
『ケンガンオメガ』が『マンガワン』にて連載されているということは当然、前作である『ケンガンアシュラ』も『マンガワン』にて連載されていました！
なお、最終27巻で完結した『ケンガンアシュラ』ですが、現在も『マンガワン』にて全巻無料で公開されています。
👇このように！
前作の内容を知らなくとも『ケンガンオメガ』を楽しむことは出来ますが、前作の知識があれば、より一層『ケンガンオメガ』を楽しむことができます！
未読の方は、まずは『ケンガンアシュラ』から読み進めることをオススメします(^^)/
ちなみに単行本で『ケンガンアシュラ』全27巻を購入すると、16,956円もの大金を支払う必要があります（汗）
1冊628円×27冊＝16,956円
紙の単行本にこだわりのない方は、『マンガワン』を活用してお得に読破してしまいましょう！
読者が無料で読んだ分はしっかり作者に還元される仕組みになっています。
『ダンベル何キロ持てる？』も最新話まで無料で読める！
『マンガワン』では、『ケンガンオメガ』『ケンガンアシュラ』のシリーズだけではなく、同作者・サンドロビッチ・ヤバ子（男性）先生が原作のアニメ化もされ話題となった『ダンベル何キロ持てる？』も全巻（最新話まで）無料で読むことができます！
『ダンベル何キロ持てる？』も『ケンガン』シリーズと同じく『マンガワン』で独占連載されている作品です。
この記事を執筆している2020年4月現在、『ダンベル何キロ持てる？』の単行本は最新第9巻まで発売されています。
『ダンベル何キロ持てる？』も『マンガワン』にて、単行本より先の”話”をいち早く読むことができます。
ストーリーは、自身の体型に違和感を覚えた主人公・紗倉ひびきがジムに通い筋トレに目覚めるといったお話。（超アバウト）
基本ギャグ漫画ですが、筋トレの正しい知識を知ることができたり、可愛らしい女の子たちがセクシーにトレーニングに励む姿は、世の男性読者を虜にすること間違いなしです！
さらに『ダンベル何キロ持てる？』は、『ケンガンアシュラ』『ケンガンオメガ』と同一の世界観で描いており、『ケンガンアシュラ』に登場する人物の血縁者が『ダンベル何キロ持てる？』のメインキャラクターだったりします！
そんな作者の遊び心溢れる作品に仕上がっていて、オススメです(^^)/
また『ダンベル何キロ持てる？』のアニメは、調べたところ動画配信サービス大手の『U-NEXT』で配信されている事が判明しました。
『U-NEXT』には、U-NEXT31日間無料トライアルがついてくるので、タダで『ダンベル何キロ持てる？』を視聴することが可能です。
また、今ならなんと『U-NEXT31日間無料トライアル』に登録することで新作映画やマンガの購入に使えるポイントが600円分タダでもらえます。
この600円分のポイントを使うことで『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』『進撃の巨人』などお好きなマンガを1冊タダで購入できてしまいます！（600円に満たないマンガの購入の場合は、ちゃんとおつりが返ってきます）
『ダンベル何キロ持てる？』を安心安全に、そして高画質高音質で楽しみたい方は絶対に公式な動画配信サービス『U-NEXT』がお勧めですよ。
👇こちらの記事では実際に無料トライアル登録時に付与された600円分のポイントを使ってタダで漫画を購入した方法を画像付きで解説しています。
U-NEXT31日間無料トライアルで貰える600円分のポイントを使って漫画をタダで購入する手順を紹介！U-NEXT登録方法も解説
U-NEXTへの登録方法についても詳しく説明しているので、U-NEXTへの無料体験をご検討している方は、ぜひ一読ください。
次に『マンガワン』の使い方（システム）を簡単にご説明します。
『マンガワン』では1日に読めるマンガの話数に制限があります。分かりやすく説明しているので、読み進めてください。
※3分程度で読めます。
『マンガワン』の使い方を簡単に紹介
マンガワンを無料でお楽しみいただくには、以下の『ライフ』と『SPライフ』の使い方をマスターしておくだけでKOです。
簡単に説明していきます。
『ライフ』とは？取得方法と使い方を解説
- ライフとは、アプリ内で漫画を読むために必要なアイテム
- 朝9時、夜9時に4ライフずつ配布される（1日計8ライフ貰える）
- 1ライフ消費で好きな作品（漫画）を1話無料で読むことが出来る
以上が簡単なライフの取得方法と使い方の説明です。
つまり毎日、計8枚配布されるライフを使って1日に8話分の作品をタダで読めるシステムです。
但し1点だけ注意があり、ライフを4つ以上貯めこむことは出来ません。
朝9時に4ライフが配布され、その4ライフを使わずに夜の9時を迎えたとしても新たにライフが加算されることはないので注意が必要です。
『SPライフ』とは？取得方法と使い方を解説
- SPライフとは、アプリ内で漫画を読むために必要なアイテム
- ライフがなくなってしまった場合でもSPライフを使用することで好きな作品（漫画）を1話無料で読む事が出来る
- 新規ダウンロード特典でSPライフが50枚付与される
- 毎日、短い広告動画を1度見るだけでSPライフが1枚付与される
以上が簡単なSPライフの取得方法と使い方の説明です。
下記画像のように新規ダウンロード特典では、SPライフが50枚無料配布されます。（50話分）
そして毎日、短い広告動画を視聴することで漏れなく1SPライフを取得することが出来ます。（アプリを起動すると↓の画面が表示されます）
つまり『マンガワン』を新規ダウンロードした暁には特典で貰えるSPライフ50枚で好きな作品を50話（巻数にして6～7冊分）を一気に読破できてしまうのです。
控えめに言わずとも読者ファーストの神アプリ。是非、一度試してみる事をオススメします。
続いて『マンガワン』で読むことのできる有名マンガ一覧を紹介します！
読んでみたいマンガが見つかったら『マンガワン』をダウンロードして早速、タダで読んじゃいましょう！
『ケンガンオメガ』のあらすじ
拳願絶命トーナメントの終了から2年が過ぎた。
拳願仕合の存在を知った青年・成島光我（なるしま こうが）は、殺し合いを生き抜く本物の強さを求めて山下商事を訪れる。
また、時を同じくして前拳願会々長・片原滅堂の前に王馬に生き写しの青年・臥王龍鬼（がおう りゅうき）が現れ、闘技者になる手段として山下商事を紹介される。
一方、新会長となった乃木は、拳願会の求心力低下を危惧して最近裏格闘技界の最大勢力となった「煉獄」との吸収合併を試み、相手側の出資者である豊田出光とどちらが団体を吸収するかを賭けて、半年後に代表選手各13名による対抗戦を行うことが決まり、山下たちは候補者の選定に奔走することになる。
その裏では「蟲」と呼ばれる謎の集団が暗躍し、拳願会、煉獄の両陣営に魔の手を伸ばそうとしていた。
『ケンガンオメガ』の世間の評判は？
ケンガンオメガ神の漫画
— a (@wells_sv) April 1, 2020
ケンガンオメガ最新話まで読んだけど熱すぎ
— う め (@umebac_c) April 3, 2020
ケンガンオメガ、王道やけど激アツ展開やなぁ pic.twitter.com/n6mlkMpLJa
— coward (@hatonooyome) April 4, 2020
ワンピも面白いけどケンガンアシュラとケンガンオメガも面白いよ🤣
— 🍮てろてありーな🍮 (@PUBG_tero_tero) April 3, 2020
格闘技漫画は苦手だけど、ケンガンアシュラとケンガンオメガめっちゃ面白いよ…
— utsumitter (@utsumitter) April 2, 2020
鬼滅、ワンピ、ナルト、植木の法則、Ｈ２、最近やと元気くんとか名作やなって思ってたんやけどケンガンオメガの圧勝やったわ。
— 古角 優介 (@kokady_abc) February 12, 2020
今マジにやる事ないなら「マンガワン」をダウンロードして「ケンガンアシュラ」「ケンガンオメガ」一気読みしてみてくれ pic.twitter.com/eSyVuIEhvG
— 山内鉄 (@masahikoyamauci) March 31, 2020
『ケンガンオメガ』の見どころ紹介！
見どころ①主人公の成長に前作のキャラクターが協力！
ケンガンオメガは強いキャラクターが強い敵を倒す！といったよくあるバトル漫画とは違い「主人公の成長」に焦点を当てた画期的なバトル漫画です。
主人公の光我は第0話プロローグにて、威勢よく初登場のシーンを飾ります。
しかし、第一話で中年のおじさんヤマシタカズオ（実はすごいヒト！）から表舞台では見ることのできない”本物”の真剣勝負、
「拳願仕合」を見学させられいきなり戦力外通告をくだされます。
ですが！ヤマシタカズオに前作の主人公、王馬の面影を見出された光我は、見習いとして拳願仕合の世界に足を踏み入れここから壮絶な修行の日々が始まるのでした…
この修行編に前作のキャラクターが次々と登場してくるわけですが、私が特に印象に残っている修行は何といっても「関林ジュン」編です。
関林ジュンは、プロレスラー兼拳願仕合の闘技者で拳願仕合の成績は57勝1敗のトップクラスの実力者です。
その関林が光我に最初にあたえた課題は、なんと「ヒンズースクワット」です！(笑)
しかし侮るなかれ、このヒンズースクワット私もこの作品の影響で実際にチャレンジしてみると一瞬でギブアップしちゃいましたｗ
光我も「こんなもん、一日中やったって余裕だっての！！」
とお得意のビッグマウスを発動したものの約2時間で限界がきてしまいます…
（ホントは光我もめちゃすごいですヨ！）
ここでまた、拳願仕合の闘技者のレベルがいかに高いかを思い知らされた光我でしたがここでめげない不屈の心が光我の良いところ！
関林のプロレスラー門下生と共に、過酷な練習を耐え抜くことを決意します。
このように、前作の個性的なキャラたちが持ち味を活かした方法で光我を鍛えていくシーンはどれも胸アツです！
私は読んでいて、自分も一緒に強くなった気さえもしました！（笑）
見どころ②主人公がふたり！？
そうなんです！
次に出てくる主要登場人物である龍鬼も、主人公といっても過言ではないと思います！
何故なら、光我が肉体的な成長がメインで描かれるのに対して龍鬼は、登場時から圧倒的なセンスと実力を見せつけるものの
精神的な面では子供ようで、人間味の薄い言動が目立ちます。
時には、敵だと分かった人間を何の躊躇もなく殺して、光我からドン引きされることも………
ですが、光我をはじめ周りの人たちの影響をうけて少しずつ精神的に成長していきます(^^)/
メイン主人公の光我だけだと修行の場面ばかりになりそうですが、ダブル主人公にしたおかげで人間味のないクールな心の持ち主龍鬼の精神の成長。
そして闘技者としては未熟ですが熱い闘志を秘めた光我の肉体の成長。
それらの過程を同時に楽しめます！
一粒で二度美味しいマンガです！！
見どころ③拳願試合のウラ側が明らかに！？
※前作のネタバレ注意！
前作、ケンガンアシュラでは主人公の王馬は、最後に亡くなってしまったとされていました。
しかーし！
相棒を亡くし悲しみに暮れていたヤマシタカズオの前に現れたのは死んだはずの王馬（に生き写しの龍鬼）！！！
この龍鬼が拳願仕合の謎を解くためのカギとなるのです！
龍鬼が王馬と生き写しの理由とは？
ヤマシタカズオの目のルーツとは？
謎の組織 蟲 の目的とは？
ケンガンアシュラでは明かされることのなかった拳願仕合の秘密が、解き明かされます！！！
このように、ケンガンオメガでは、バトル要素だけでは飽き足らず、ストーリー性も綿密にもりこまれているのデス！！
普段から、バトル漫画を読んでいる方はモチロン、「あまりバトル漫画は読まないなー…」と食わず嫌いしている方にもきっと存分に楽しめる充実したコンテンツ量！
それが本作ケンガンオメガです！(*^^*)
『ケンガンオメガ』序盤ネタバレ紹介！
0話 プロローグ
総合空手道「拳王会」の中国地方オープン大会の決勝が今まさに行われていました。前年大会王者「忍野修」は白帯の男を相手に組み付くことも出来ず攻めあぐねていました。
そんな忍野に重たいローキックが叩き込まれ、続けてテンプルに強烈な右フックがヒットします。
しかし、頭部への打撃は大会のルール上反則と定められており、審判は待てをかけますが白帯の男はその声に耳を貸しません。
無理やり止めに入った男たちが数人がかりで慌てて白帯の男の動きを封じ込めます。
押さえつけられながら白帯の男は安全性の保持されたルールのもと行われる総合空手を「出来損ないの総合格闘技」と言って馬鹿にします。
そこで館長が「こんな真似しでかして、どうなるかわかってるだろうな！？」と白帯の男に怒鳴りますが、男は「オス、館長」と言ってから「控えめに言ってあんたの空手はクソであります」と言って凶悪な笑みを浮かべました。
男の名前は「成島光我」。
年齢は20歳。光我の友人の「浅利孝介」はまた光我が道場をクビになったことを聞いて呆れていました。
俺より弱い奴に教わることはない、そう言う光我に孝介は「プロになればいいじゃん」と言いますが、光我はプロになりたいわけではなくノールールの殺し合いを生き抜くような本物の強さを求めていました。
孝介は21世紀にそんなことをやっている場所があるのかと言うと、光我は「知らん」と言ってから「だから、お前が探すんだよ」と言いました。
そんな光我に孝介は「ネットは無法地帯じゃない」と言いますが、少し考えてから「ダークウェブ」を活用すればいけるかもしれないと言い始めます。
実質無法地帯の「ダークウェブ」であれば光我が望むものが見つかるかもしれないと物々しく言う孝介に対して光我は「ん、じゃあ早速頼むわ」とあっさり返します。
孝介は早速「飛ばしの携帯」と「盗品PC」を使って情報収集を始めます。どうやら孝介も「まとも」ではないようでした。
検索をかけていく中で二人は「拳願仕合」に出会います。
そこで「拳願仕合」の概要を知り、孝介はさすがにフェイクだと言って笑い飛ばしますが、光我は映像の中のある男を捉えると孝介に「拳願仕合」の情報をなるべく集めてもらうように頼みました。
敵意を剥き出しにした光我の視線は映像に映る「王馬」へと向けられています。「3年ぶりだなァ糞野郎」と言って光我は怪しい顔つきで笑いました。
1話 拳願試合
光我は空港を出てからタクシーに乗り、ある場所を目指していました。
それは孝介が拳願仕合の参加企業を調べる中で見つけ、光我に話しをしていた特徴的な企業である「山下商事」でした。
近くまで来た光我は掃除をするおじさんに山下商事はここか？、と尋ねると、おじさんはここで間違い無いですよ、と答えました。
光我は礼として、これで美味いもんでも食いなよ、と言ってそのおじさんに一万円を手渡しました。
こんな大金もらえませんと慌てる声に見向きもせずに光我は建物の中へと入って行きます。
力づくで情報を集めてやろうと目論む光我は乗り込むような形で「山下商事」のオフィスへと続く扉を開けました。
しかし、中には誰もおらず肩透かしに終わった光我が「誰もいないじゃねぇか」と言うと、先ほどの掃除をしていたおじさんが隣に立って「今日は土曜日ですからね」と言います。
それに驚いた光我に「失敬失敬」と言っておじさんは帽子とマスクを外しました。
掃除をしていた男の正体こそ山下商事の社長である「山下一夫」その人でした。
オーラも何も感じない上にヘラヘラと受け答えをする山下のことを「情けねぇ奴」と光我はやや見下しています。
そこで光我は脅迫をするように「俺を拳願仕合に出せ」と山下に命令します。
すると山下は「わかりました。じゃあ見学に行きましょうか」とあっさりと答えました。
光我はそれにまた調子を狂わされます。会場へと向かう道中、山下は裏格闘技の団体について少し光我に話をします。
団体もいろいろとあるとした上で拳願仕合に次ぐ規模で展開する「煉獄」が業界三位の「毘沙門」と統合して登録闘技者数では拳願仕合を超えたと話しました。
それでも一番レベルが高いのは拳願仕合だと思っていると山下は語ります。
着いた仕合会場はとある倉庫でした。そこで行われていたのは「今井コスモVSジョニー・ウォータース」の一戦でした。
ジョニーは表の格闘技界団体「アルティメットファイト」のライト級二位の有名選手で、怪我がなければチャンピオンに成っていただろうと言われる実力者でした。
PFPランキングではヘビー級王者の「大久保直也」よりも格上の選手だと言って光我は驚きます。
そのことに山下は「空手以外もお詳しいんですね」とボソッと言うと光我は「なんで俺が空手経験者って」と言って動揺します。
仕合開始の合図が出されるまさにその時、山下は光我に言いました「貴方が見るべきは、ジョニーでない」と。
仕合が始まるとコスモはジョニーの顔面へ拳を一発入れ、ジョニーの反撃を躱してから再び頭部に強烈な蹴りを食らわせると、ジョニーは意識を失いそのまま倒れてしまいます。
勝利を収めたコスモは相手をあっという間に沈めてしまいました。
コスモは以前行われた拳願仕合トーナメントから飛躍的に成長していて寝技だけでなく打撃も高いレベルへと進化を遂げていました。
仕合結果に驚愕したままの光我に山下は表の世界では通用した光我の実力も「ハッキリ言って、拳願仕合では通用しない」と言いました。
貴方の来る世界ではないんです、と言う山下に光我は自分の実力はが今はまだ及ばないことを認めた上で「諦めねぇよ」と言って、自分より強い奴がいることが許せねぇんだ、と言いました。
山下はその言葉に王馬の姿を重ねます。そこで山下は光我に闘技者見習いとしてウチで働かないかと提案します。
それに渋るような反応を取る光我でしたが、仕合後に話しかけに来るコスモに加え、山下の存在にざわつく大企業のトップたちの姿を目の当たりにして「このオッサン一体何者なんだ？」と思いました。
一方、場面は変わり拳願会相談役の片原滅堂の屋敷にやってきた侵入者の男と護衛者「天狼隊」隊長の「二階堂 蓮」が対峙していました。
侵入者の男は片原との面会を頼みますが、二階堂は話を聞かず戦いを仕掛けていきます。
二階堂は天狼拳「光打」を放っていきますが侵入者の男はそれをかわしながらタックルを仕掛け、テイクダウンをきめます。
他の人に聞くからもういい、と言う男はマウントポジションから拳を振り下ろそうとします。
そこに「二人ともそこまでじゃ」と言って片原が姿を現します。
「貴方を頼るよう言われたので」と言う男の雰囲気から片原はこの男がかなりの数「殺して」来ていることを察知しました。
男はフードを外して「俺は臥王龍鬼」と名乗り「拳願仕合に出たいんです」と言いました。「臥王」その名に片原は反応します。
かつてトーナメントに参加した「十鬼蛇王馬」、その師である「十鬼蛇二虎」。
「臥王」とはその「二虎」の師に当たる男の名だったのです。
「臥王」の血族であり、王馬に瓜二つな顔立ちの龍鬼を前に「久々に面白くなってきたぞい」と何かを企むような片原は怪しく笑います。
そして片原は龍鬼に山下を紹介し「彼なら必ず君の助けになってくれるじゃろうて」と言いました。
2話 新生活
山下商事で仕事をすることになった光我は山下家で一夫・康夫と共に食卓を囲んでいました。
徒歩で出社する二人が会社に着いて初めに出会ったのは、かつては乃木の秘書を担当していた秋山でした。今は山下商事の秘書になっています。
「マブい」秋山を見た光我はそう口にします。
そして社員三人とされていた山下商事のあと一人の社員はエジプトへ長期出張中だということが明かされます。
この日、山下は拳願会会長との面談があるため会社を早々に離れます。
秋山と二人きりになった光我は早速「アンタ何歳なの？」と質問しますが、秋山は「そういう質問は受け付けていませんから」と即答します。
会社を出た山下が面談として赴いたのは乃木グループの会長室でした。
乃木は乃木グループ会長兼拳願会会長となっていました。
新人秘書の「君島まな」は山下を見て緊張をしています。
山下はかつてのトーナメントで乃木の右腕として活躍し、乃木を拳願会の頂点まで導いた「伝説」のサラリーマンとして語り継がれ、英雄化されていました。
そんな山下をわざわざ呼び出して乃木がした話というのは「拳願会の求心力の低下」についてでした。
「ダークウェブ」に情報を流した内部の人間の存在や、会長の変更と「新ルール」の採用で不穏分子の活動や不満を持つ者などが増加したことで拳願会は今揺れていると乃木は言います。
そこで山下は問題は内部だけではありません、と言って「煉獄」の存在をあげます。
「煉獄」は次々と拳願会の登録闘技者をスカウトし、移籍していく闘技者を続々と増やしていました。
そこで唐突に乃木は秘書の君島に「先方の返事は？」と尋ね、「煉獄」代表の「豊田出光」と会って両組織の合併について協議する旨を明らかにします。
「煉獄」側から提案があったと乃木は経緯を語り、「拳願会」と「煉獄」で対抗戦を行い勝ったほうが敗者を吸収するという、実質の拳願仕合を行うことになったと乃木は山下に話します。
そして乃木は驚く山下をよそに、対抗戦は一年後だと言って、その時の代表闘技者十三人の選出を山下に任せました。
場面は変わり、豪邸らしき場所のプールで泳ぐ豊田がプールサイドに腰掛けると「拳願会の全ては、煉獄が頂くよ」と宣言します。
豊田が見せる背中には和彫りの刺青が入っています。
場面は山下商事にいる光我と秋山の二人に移ります。
光我が秋山にある闘技者について質問しようとしていると突然オフィスの扉が開きます。
そこに入って来たのは「臥王龍鬼」でした。龍鬼を王馬と勘違いした光我は「見ィつけた」と言って敵意を剥き出しにします。
3話 光我と龍鬼
「えーっと誰でしたっけ？」。
何のことか分からずキョトンとする龍鬼に対して光我は着ていたスカジャンを投げて目隠しにしながら龍鬼の顔面に強烈な足刀蹴りを打ち込んでいきます。
しかし龍鬼はそれを事もなく片手で受け止めてしまいます。
「ちょっと落ち着いてってば」そう言いながら龍鬼は光我のラッシュを軽々と受け流していきます。
攻撃が当たらないこと、力を操られているような感覚に光我は動揺していました。外野の秋山も王馬にそっくりな男が現れたことに動揺しています。
光我は龍鬼に両腕を掴まれ動きを止められてしまいます。
それでも攻撃してこない龍鬼に光我は「どこまで俺を舐めてやがる」と言ってから「来いよッッ!!!!虫けらの意地を見せてやるぜ!!!」と叫びました。
龍鬼は「虫けら」という言葉に反応し、お前「蟲」か？、と光我に言うと「じゃあ殺す」と冷たい表情で言います。
そこに「やめるんだ!!!」と言って会社に戻った山下が入って来ます。
「どういう状況なんですか？」と動揺しながらも山下は二人の争いを仲裁します。
龍鬼は山下を一目見て「すごい人だな」と何かを察していました。
「ごめんなさい。俺の勘違いでした」と謝る龍鬼は自己紹介をした後に「拳願仕合に出たいんです」と言いました。
緩い雰囲気を纏いながらも危険な表情を見せた龍鬼を仕合に出していいのかと秋山は警戒します。
しかし龍鬼の話を聞いた山下は見せたことのない厳しい表情を作ると、山下は龍鬼を闘技者として雇うかどうか拳願仕合での戦いを見て決めると言いました。
龍鬼が出場する仕合は二日後で、すでに別の企業の「二徳」という闘技者の出場が決まっていましたが、山下は自分から話して今回は外れてもらうと言い龍鬼を派遣することにしました。
龍鬼の対戦相手はキャリア僅か一年ながら七勝を掲げ、その内三つは二十勝以上を挙げている闘技者から得た白星となっており、確かな実力者でした。
昨年デビューの闘技者ではダントツの戦績を挙げ、闘技者の新人王とも言えるその男の名は「打吹黒狼」。
「よっしゃ、熱くいくぜ」黒狼はそう呟きました。
4話 光我の狙い
次の日の朝、光我は自分を差し置いて龍鬼が闘技者として拳願仕合に出場することに納得いかず激昂していました。
さらに光我は龍鬼がリビングで朝食をとっている姿を見て、龍鬼がそこにいること、そして自分と同様に山下家に居候することなったことを知ります。
光我はそれを必死で拒否しようとしますが、社長である山下は時すでに家を出た後であり、どうすることも出来ませんでした。
光我は馴れ合うつもりはねぇと言って龍鬼に「俺も、必ず闘技者になってみせる」と言います。
龍鬼はそれに対して「やめといたほうがいいよ。君、弱いし」と言いました。
その言葉に過去、王馬にやられ「お前ら、弱えよ」と言われたことを思い出した光我は食いしばりながら黙って家を出て行きます。
龍鬼は「苦手だな・・人と話すのって」と言い悪気はない様子でした。
場面は変わり、夜の街のあるキャバクラで黒狼が一本10万円するウイスキーの瓶に素手で穴を開け、それを両隣の女性たちに披露していました。
そこに非通知の着信が入り、黒狼は裏路地に呼び出されます。何処かから聞こえてくる声は黒狼のこれまでの対戦相手をバカにしながら黒狼に対して調子に乗るなと言って挑発をします。
黒狼は「俺と闘った連中を侮辱するんじゃねぇ。訂正しろよ」と言いました。
「だったら訂正させてみろよ」と路地の奥から姿を現した光我が言います。
そして光我は「テメェを倒して、明日の仕合は俺が出る」と言うと、それに黒狼は「へぇ熱いじゃねぇの。なら俺も、応えてやらねぇとな♪」と返しました。
5話 VS.黒狼
黒狼は「俺に勝ったらうちの社長に闘技者交代を頼んでやるよ」と言います。
「横綱気取りか」と言った光我は「刻み突き」を繰り出します。
黒狼はそれを弾いて反撃していきます。
手数の多い黒狼の反撃は光我にヒットしますが光我は「当てる打撃」だとしてスピードはあるが威力はそこまで無いと感じていました。
光我は黒狼の情報を会社のPCであらかじめ確認していました。
黒狼のファイトスタイルのベースとなっているのは「防具空手」。
黒狼は防具空手の名門「月輪会」の全国大会を五年連続で制覇していました。
攻撃を受け続ける光我は「当てる打撃」であっても黒狼のガタイとパワーでまともに受け続けたら押し込まれてしまうと感じ、攻撃を躱すとタックルを仕掛けていきました。
光我を空手家だと思っていた黒狼は「タックル!?」と警戒してバックステップを踏み距離をとります。
光我はタックルをフェイクに下がった黒狼にハイキックをヒットさせます。
光我は心の中で「三年前とは違うぜ」と思い、いつかの王馬を思い浮かべながら黒狼の顔面に拳を打ち込んでいきます。
黒狼は光我を突き飛ばして距離を取ると瓶に風穴を開けたあの技を光我に放ちます。
光我はなんとか狙いをずらしますが、それは光我の右肩を捉え穴のような傷跡を残しました。
畳み掛ける黒狼は勝負を決めようとしますが、残った左手でなんとか反撃して猛攻を凌ぎます。
物心ついた時から何かにイラついていた光我は「力」を手に入れて一度はそのイラつきを治めるも、王馬と出会い負けたことで再び生まれたイラつきは王馬を倒さないと治らないのだと心の中で強く思います。
そうして黒狼へ飛び込んでいく光我に黒狼は先ほどの技を今度は狙い通り眉間に打ち込みました。
直撃し吹っ飛んだ光我は意識を失い敗北します。
黒狼は光我の携帯で救急車を呼び、「呆れた馬鹿野郎だ」と言って笑いました。
武器になるものやトラップに使えるものがごろごろ落ちているのに光我はそれを使わなかったと。
「お前いい感じだよ」と黒狼は光我を認めた上で「お前の無念は勝手に貰っとくぜ、明日も、勝つのは俺だ」と言って去って行きました。
6話 龍鬼の初陣
拳願仕合当日。
光我は秋山と共に仕合会場に向かっていました。
「本当に平気なんですか？」と言う秋山に「ちょっと救急車に轢かれただけだ」と光我は言います。
光我は敗戦の悔しさから病室をめちゃくちゃに壊した後に病院から抜け出して来ていました。
医者は驚きながら「鈍器」で殴られて下手すれば死んでいたはずなんだけど、と言います。
光我のレントゲンには額の部分に入ったヒビが写っていました。
場面は仕合会場のクラブ「TAX」に移ります。
山下は都合をつけてもらったゼネラル食品の社長「瀬根 螺留丸」と話をしていました。
そこにリングインした黒狼が姿を現します。黒狼は光我を見つけると「やっぱり来たか」と言って手を振りました。
悔しさにまみれながら光我は「あの技」が見抜けなければ何度やっても黒狼に勝つことは出来ないと思い、光我は観戦し技の正体を見切ろうとしていました。
そして次に龍鬼が登場します。
すると会員たちは「王馬だァァァ!!!!」と言って驚きます。龍鬼は「人違いだってば」と言って顔をしかめました。
相手が王馬だと勘違いする黒狼の雇い主「谷石団子」は慌てて黒狼に、まともにぶつかって敵う相手ではないから仕合開始と同時に「スティンガー」を打って見切られる前に勝負を決めろと指示を送ります。
それしか勝つ方法はないと。
黒狼は「大金を賭けているアンタの気持ちはよ～くわかるぜ」とした上で「けどよ。勝手に俺を格付けすんじゃねぇ。不愉快だぜ」と凄みました。
気合いの入った黒狼に対して自然体で余裕のある龍鬼。対照的な二人を前に審判の「始め」の声が響きます。
先手を仕掛けた龍鬼は軽快に飛び上がると黒狼の頭部めがけて鋭い蹴りを打ち下ろしていきました。
7話 スティンガー
龍鬼の回し蹴りは黒狼のガードに阻まれますが、すかさず龍鬼は左手で黒狼の目を攻撃しながら同時に左後ろ回し蹴りを打ち込みます。
しかし黒狼はこれも躱してしまいます。
黒狼は龍鬼が着地する瞬間を狙って足を払い龍鬼の体勢が崩れたところにラッシュを仕掛けていきます。
これは黒狼の必勝パターンでした。
手数で相手を圧倒し足が止まったところに渾身の一撃をヒットさせるというシンプル故にハマると攻略が難しい戦法でした。
しかし「当てること」に特化した黒狼の攻撃が龍鬼には全くヒットしておらず楽々と捌かれてしまいます。
その必勝パターンが通用しないとなると黒狼はすぐさま戦法を変えます。
キックボクシング主体の動きに変えた黒狼ですがこれも龍鬼にあっさり攻略されてしまいます。
「だったらこれだ」とさらに戦法を変えて右フックを放とうとしたところに龍鬼のカウンターが黒狼の鳩尾に突き刺さりました。
それでも倒れない黒狼に頑丈だなと龍鬼は驚きます。
黒狼は龍鬼が追撃してこないことから格下に見られているのだろうと考えますが、黒狼はそれに逆上することなく冷静に戦況を読みます。
黒狼が闘技者の上位層に食い込めたのはこの冷静な判断力によるところが大きく、それが実力に奢らない黒狼の長所でした。
黒狼が龍鬼に勝つために切るであろう切り札の「スティンガー」が放たれるのを光我は待っていました。
黒狼は一気に龍鬼へと距離を詰めていきます。
龍鬼は攻めてくる黒狼が打撃ではなく掴もうとしていることに気が付きます。
この間合いではいづれ捕まると感じた龍鬼は一旦距離を取ることにします。
そこを追ってきた黒狼に龍鬼はカウンターで決めていこうとしますが、急に立ち止まった黒狼は龍鬼に言います。
「ぶち抜くぜ」。
次の瞬間「スティンガー」が放たれます。
それを食らった龍鬼は後方へ吹き飛んでいきました。
その瞬間を見ていた光我は「見えたッッ!!!」と凶悪な表情で笑います。
「スティンガー」の正体は蹴りの威力を拇指の一点に集中させた「必殺の前蹴り」でした。
それはガラス瓶を穿ち骨を砕く鈍器と化します。
黒狼はジャブをも上回る高速の前蹴りを長年の鍛錬の末に手に入れていました。
しかし龍鬼はそれでも「痛ぅ・・・」と攻撃を受けた箇所を手で押さえるだけで倒れてはいませんでした。
ダメージを負いながら「反応が遅れちゃったよ」と言う龍鬼ですが、戦闘を続行するのに支障はありません。
黒狼は完璧に決まった「スティンガー」を受けて尚立っている龍鬼に戦慄を覚えます。
「外」にもこんなに強い人がいるんだ、と龍鬼は言います。
それから雰囲気が変わった龍鬼は「飛ばすよ。アンタはついてこれるかい？」と言ってギアを上げていきました。
ここで1巻は終了し2巻へと続きます。
まとめ
- 『ケンガンオメガ』はマンガワンで全巻（最新話まで）無料で読める
- 前作『ケンガンアシュラ』もマンガワンで全巻無料で読める
- 同作者・サンドロビッチ・ヤバ子原作『ダンベル何キロ持てる？』も全巻（最新話まで）無料で読める
- マンガワン新規無料ダウンロード特典で50SPライフ貰える（＝50話分）
- マンガワンは毎日最大で9話分の作品が読める
- 『ケンガンオメガ』以外にも豊富な名作がタダで読める