週刊少年チャンピオンにて2016年から2020年まで連載されていた「ビースターズ」。
世界は肉食動物と草食動物がともに学園生活をおくる獣人化した動物たち。
ハイイロオオカミのレゴシが主人公です。
とはいえ、青春のほのぼの系ストーリーではなく、獣人化した登場人物たちのヒューマンドラマが描かれています。
肉食獣が草食獣を捕食することが食殺とよばれ重罪とされる世界で、ある日レゴシが所属している演劇部のアルパカが食殺されてしまいます。
この事件をめぐる中で重要な登場人物となるヒグマのリズ。
今回は、そんなリズについて紹介していきます。
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リズはテムが殺された事件の犯人?犯行を暗示する伏線も解説
テムを殺した犯人はリズ!
リズは、チェリートン学園でアルパカのテムが殺された食殺事件(肉食獣が草食獣を殺し、食べてしまう事件)の犯人でした。
リズはテムと同じ演劇部に所属しているヒグマの雄、2年生です。
週チャンで連載中のBEASTARS(ビースターズ)11巻、11/8に発売です。今回はプーみのあるリズ!🐻🐻🍯🍯良い笑顔だね。カバー下のおまけ漫画もお楽しみに〜 pic.twitter.com/7wChoOCJB9
— 巴留/SANDA🆕11/8発売 (@itaparu99) October 18, 2018
リズは“大人しくて大きなくまさん”として学園内では通っていて、犯人であることはなかなか判明しませんでした。
しかし、主人公であるハイイロオオカミのレゴシがリズこそが犯人であることを突き止めるのです。
リズが犯人であると判明するまでには、こんな伏線が?
結論から述べますと、ほとんど伏線はありませんでした。
しいて言えば、犯人の目線がレゴシよりも高く描かれていたことくらいでしょうか。
巧妙に隠されるリズが犯人であるとの事実は、レゴシによって暴かれます。
レゴシがテム食殺事件の犯人捜しを始めたことを悟ったリズは、レゴシを口封じのために襲います。
その場面でも、犯人像は黒く描かれ、シルエットもはっきり描かれておらず、レゴシと同程度の体の大きさであることしかわかりません。
レゴシは襲われて目隠しをされた状態から、ディープキスをするという妙案により、歯列や唾液の情報を得、犯人はリズであることを明らかにしました。
リズの犯行は仲良くなりたい妄想がひき起こしたもの?テムと仲良くなるための食殺?
犯行の動機は?リズとテムは仲が悪かったからこの事件が起きた?
リズとテムは仲が悪いわけではありませんでした。
むしろ、リズはテムこそが自分を理解してくれている存在だと思っていたのです。
そして、食殺を終え、テムと一番繋がっているのは自分だと考えています。
リズは、学園内では“大人しくて大きなくまさん”を演じています。
体が強すぎるヒグマは筋肉を委縮する薬の服用を義務図けられています。
薬を飲んで体を抑え、大人しいくまを演じていたリズに、ある日テムが「リズってなんか怖いよね」と発言します。
自分を抑え、隠していたリズにとって、その言葉は本当の自分を見てもらえた言葉のように感じたのでしょう。
本当の自分を見てくれているテムに、リズは心を開いていきます。
もっとありのままの自分を受け入れてもらいたかったリズは、強すぎる体を抑える薬を飲むことを辞めてしまいます。
そして、事件は起きました。
リズはテムと仲良くなりたかった!なのになぜこんな事件に?
上記でも述べましたが、リズはテムのことを本当の自分を見てくれている・受け入れてくれる存在だと思っています。
リズは、テムと親友になりたかったのです。
しかし、本当の自分を受け入れてもらいたくて飲むのを辞めてしまった薬で抑えていた体と本能が、牙をむいてしまいます。
テムの腕をつかんだ拍子にリズの爪はたやすくテムの皮膚を破ります。
傷つけられたテムは「お前ら肉食獣なんてみんな怪物だ」とリズに告げました。
この言葉を、リズは「あぁ、本当の自分を、怪物である自分を受け入れてくれたんだ」と解釈したのだと思います。
苦しまなくていい・本当の自分を出していい。
その結果の「肉食獣が草食獣を捕食する」という結末だったのです。
リズの犯行はそのサイコパスな性格から?リズは怖い性格を持っていた?
リズは食殺事件を起こすような性格だったのか?ほかの部員からの印象は?
リズは学園では、「大人しくて大きいくまさん」を演じていました。
いいくまを演じ慣れていましたので、ほかの演劇部員も食殺事件の犯人がリズかもしれないなんて感じていませんでした。
サイコパスを「反社会的または暴力的傾向をもつ精神病質者」と定義しますと、リズの性格は少し違うように思います。
ただ、本当の自分をひた隠しに生きてきた孤独から、つながりを捕食に求めてしまった結果なのです。
なぜそんな性格のリズが犯行をしてしまったのか?
上述のように、リズは殺しを楽しむ、とか、暴力を楽しむような性格だったわけではありません。
それなのに、何故リズが食殺事件を起こしてしまったのか気になりますよね。
リズは“捕食行為こそが本当の友情”だと考えていたのだと思います。
ヒグマの強すぎる力を抑え込んで、本能を抑え込んでいる状態で仲良くなってもそれは上っ面の付き合いでしかなく、それらもすべて見せることで本当の友情だと考えたのではないでしょうか。
彼の中では、食欲に負けたとかではなく(最後は本能でテムを殺したのでしょうけど)、本当の自分をすべてさらけ出した結果が、テムの食殺だったのです。
テムは自分を受け入れてくれるのだから、捕食することで、本当の友情になると感じたのだと思います。
リズとの対決編で暗に活躍!ピナについて解説!
他にはいないキャラ、お調子者ピナ?レゴシやリズにとって絶妙な存在に!
ピナは妖艶で華のある容姿をもつドールビッグホーンの雄です。
時期でもないのに演劇部の役者チームに入部してきた一年生です。
悟り世代系の現代っ子といった雰囲気で、熱く何かを頑張るタイプとは無縁な印象です。
しかし、彼は食殺事件の犯人がリズであることを知ってしまいます。
リズにより命を狙われることとなりますが、ピナはリズとレゴシの対決の決着がつくまでキーとなる存在となります。
リズの活躍!戦っていないのにどんな活躍をした??
ピナは自分が事件の解決に役立つのだ!といった気概を持ち合わせているわけではありません。
いわゆる悟り系で、達観したものの見方をしています。
前述の通り、彼は「僕が事件を解決するんだ!」といったようなキャラクターではありません。
しかし、レゴシとリズの戦いの要所要所で頭角を現す、キーパーソンです。
レゴシとリズが1度学校で戦おうとしたとき、ピナはレゴシを救いました。
また、最後の決闘の際には警察を呼ぶなど手助けをします。
レゴシとリズの戦いでは、どちらかというとレゴシの味方をしますが、最後はリズと友達になるようなシーンもありました。
リズとレゴシの最後の戦い!リズのその後は?死亡してしまう?
リズとレゴシの最後の戦いはどんなもの?場所や時間は?
リズとレゴシは数回学校で戦いますが、最後の決闘は大みそかに行われました。
場所はチェリートン学園前のカズラ高架下。
リズはレゴシに本気でぶつかってきてもらうために、ピナの血を身に着けて戦いに挑みます。
リズはピナを食殺したように見せかけますが、レゴシは見抜きます。
見抜いたうえで、本気の戦いがはじまりました。
リズはこの決闘のために筋肉の肥大を抑える薬を飲むことを辞めており、体は肥大化していました。
一方レゴシは肉を食べていないので、力負けしてしまいます。
しかし、いったん休戦ののち、レゴシはアカシカのルイの右足を食べてパワーアップし、リズに勝利します。
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— 未来 (@miki62961031) March 24, 2021
戦いの後、リズやレゴシはどうなった?更生した??
リズは戦いの後、食殺犯として警察に逮捕されました。
捕食こそが肉食と草食の間の友情だと考えていた彼でしたが、レゴシとルイの友情をみて、考えは変わったのではないでしょうか。
ビースターズ最終巻では、拘置所にて面会に来たピナと仲良さそうに話をしているシーンもありました。
レゴシはルイの足を食べたことで食殺前科獣となりましたが、のちに前科はとかれます。
このように、リズはテムを食殺した犯人でした。
彼は、ただただテムと友情を築きたかった、ひとりの少年でした。
しかし、草食獣を食べることなく本気の友情をはぐくむレゴシとぶつかりあったことで、捕食せずとも絆は築けることに気づいたことでしょう。
食殺犯ではありますが、彼が、だれかと本当の友情を築ける未来が来ることを願います。