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『メジャーセカンド（MAJOR2nd）』2巻 ネタバレ紹介！
第9話 野球を好きな才能
学校での光との会話を思い出す大吾。
光は、大吾が「野球を好きな才能」はしっかり父親から受け継いでいると言い、もし大吾のことをバカにするやつがいたらぶっとばすから一緒に野球をやろうと言いました。
大吾の母親が買い物から帰宅すると、庭にあるバッティングゲージで大吾がティーバッティングをしていました。
やっと大吾がやる気になったと喜ぶ母親。
新しいグローブを買うという母親でしたが、大吾は捨てたと言っていたグローブをまだ持っていました。
一度はグローブを川に投げ捨てたものの、肩が弱いため遠くに投げることができず、すぐ岸に戻ってきてしまったため、部屋のガラクタ入れに保管してあったようです。
土曜日、大吾は光と一緒にドルフィンズの練習場にきました。
早く着いたため二人以外はまだグラウンドにはおらず、練習が始まるまでの間キャッチボールをすることになりました。
光は大吾に、野球の花形であるピッチャーを目指すと宣言しますが、相変わらずコントロールが悪く大暴投をします。
そんな二人を、ドルフィンズのユニフォームを着た二人組が見ています。
第10話 エースの洗礼
二人組は卜部とアンディという名前で、キャッチボールをしていた光に話かけてきました。
卜部とアンディは前回の練習試合をインフルエンザで休んでおり、ドルフィンズに加入したのも１年前だったため、大吾とも面識がないようです。
卜部はドルフィンズのエース、アンディは正捕手で、大吾と光がプロ野球の二世と聞いて対戦を持ちかけてきました。
恥をかくだけだと渋る大吾でしたが、恥をかくことを気にするのはいい加減やめたほうがいいと光が言い、対戦することになりました。
対戦は、卜部がマウンドに立ち、光がバッターとして打席に立ちます。
卜部が投げた1球目は、光の顔面に向かってきて、光はこれをギリギリかわします。
明らかに顔面を狙って投球した卜部を、光は「こんなにノーコンなら、僕でもエースになれるかな」と挑発します。
挑発された卜部は、アウトコース低めにしっかりコントロールされたストレートを投げてストライクを取りました。
続く３球目を光が空振り。
追い込まれた光ですが、４球目を完璧に捉えます。
しかし、これは運悪く卜部の正面に飛び、ピッチャーライナーでアウトになります。
アウトだから自分の負けだと言う光ですが、卜部は自分の球を一打席で捉えられたことに驚きを隠せません。
ここで監督たちがグラウンドにきて、対戦は終了になりました。
アンディは監督に、最後の大会前に新しいメンバーを入団させるのは反対だと言います。
第11話 ピッチングテスト
大吾と光の入団に反対するアンディでしたが、監督は野球をやりたいやつを入団拒否なんてできないと言います。
そこに卜部が「みんなで仲良くやっていこう」とアンディをたしなめます。
卜部も大吾たちの入団に反対すると思っていたアンディは卜部に理由を聞きますが、「たとえ二人が入団してもエースの座を守り、親の七光りが通用しないと教えてやる」とのこと。
練習中、監督が大吾と光を呼んで希望ポジションを聞きます。
光はピッチャーを希望しますが、大吾は出られるならどこでもいいと言います。
大吾は練習に戻り、光は監督に球を受けてもらい、ピッチャーの適性があるかテストすることになりました。
1球目はストライクに投げることができ、卜部より速いストレートにチーム全員が驚きます。
しかし、1球目にストライクが入ったのはマグレで、そのあとは1球もストライクが入りません。
光の投球を見た監督は、素質はあるが大会までの1ヶ月でピッチャーになるのは厳しいから外野手で頑張れと言います。
光はとりあえず外野手をやるが、大会前にもう一度ピッチングテストをしてくれと頼みます。
第12話 付き合ってよ
大吾の母・薫は、大吾がまた野球をやってくれたことを喜んでいます。
「寿也くんの息子であり、大吾と似た境遇の光が大吾にいい刺激を与えてくれたに違いない。ゲームなんかより野球の方が楽しいってことを教えてくれたんだわ」と薫は、思います。
しかし、朝早くからケラケラを笑いながらゲームに勤しんでいる大吾を見て唖然とします。
朝食中、薫は大吾に「久しぶりの練習は楽しくなかったのか？」と訊ねます。
大吾は「楽しかったけど、多分レギュラーは取れないよ」と浮かない顔をしているのです。
なんでも、大会まで残り1ヶ月で大吾のように駆け込み入団したやつが簡単にレギュラーをとれるほど甘くないとのこと。
けれど、才能ある光は別だと言います。
母は買い物へ行き、大吾は自宅で宿題をしようとしていると、光と同級生の睦子が自宅を訪ねてきます。
睦子は光に大吾の家を案内しただけだと言ってすぐ帰り、光は大吾にピッチング練習に付き合うように頼みます。
コントロールが悪い光の球を防具なしで受けることにビビっていた大吾ですが、光はノーコンを克服し、すべてストライクを投げてきます。
光はインターネットで調べた結果、自分はボールの握り方が適当だっとことに気づき、正しい握り方をしたところコントロールが良くなったようです。（光は、今までボールを鷲掴みで握っていました！ｗ）
そのあと、光の全力のストレートを見た大吾は、危ないから練習には付き合いたくないと言いました。
すると光は、大吾がキャッチャーを練習して、一緒に卜部とアンディに挑戦しようと提案します。
第13話 特訓開始？
光にキャッチャーをやるように勧められた大吾。
光は「二人で卜部とアンディからレギュラーバッテリーの座を奪おう！」と言うのです。
しかし大吾は、肩の弱い自分ではできない、ある意味一番難しいポジションだから自分にキャッチャーは無理だと言います。
大吾の話を聞いた光は「大吾とバッテリーで試合に出られたら楽しそうだったのに。でも現実的に無理なことならしょうがない。だったら僕は一人で練習するよ」と言って帰ってしまいます。
光の言葉を気にしている大吾は、野球経験者の姉に「自分がキャッチャーやりたいって言ったらみんな笑うよな」と聞きます。
しかし、大吾の姉は少年野球のポジション適性は本人のやる気だけだと言い、性格的な適性では大吾はキャッチャー向きではないかと言います。
姉の話を聞いた大吾は、キャッチャーを目指してみることを伝えるため光の家に向かいます。
光のマンションに行くと、ピッチング練習をしている光がいました。
光にキャッチャーを目指すことについて伝えようとしますが、光は睦子とピッチング練習をしており、もう大吾がやらなくても大丈夫と言います。
睦子は光の全力投球を捕ることができて、ドルフィンズに入ってもいいと言います。
第14話 見返してやる！
光の剛速球を女子の佐倉睦子がわけもなく捕球していることに驚く大吾。
どうやら、睦子の兄が野球をしていて、その練習相手として睦子も野球をかじっていたのだとか。
光の練習相手になるためにキャッチャーをやってもいいという大吾に対して、その消極的で自主性がない態度を指摘する光。
自分の練習相手は睦子がいるから無理して付き合わなくていいと言います。
さらに「大吾君じゃ僕の速い球は捕れないでしょ。キャッチャーなんて難しいポジション大吾君に勧めた僕が間違っていたよ」といきなり冷たく大吾に接する光。
「そうかよ！わかったよ！」と光に突き放された大吾は怒って帰ります。
大吾を怒らせたことを心配する睦子でしたが、光は「これくらいで心が折れるなら最初からやらないほうがいい」と言います。
大吾は母親にキャッチャーミットを買ってくれるように頼み、インターネットでキャッチャーについて調べ始めました。
大吾は光の言動を思い出しながら「人のことを馬鹿にしやがって！光の球なんか涼しい顔で捕って絶体に見返してやる！」とキャッチャーを本格的にやってみることを決心します！
次の日、学校が終わって帰宅すると、母親がキャッチャーミットを買ってきており、ドルフィンズの元監督であるスポーツ店の店主からキャッチャー防具一式を借りてきていました。
母・薫は野球とソフトボールを10年経験していた元スポーツウーマン！
「野球に目の色が変わってきた愛する息子のために野球の練習相手になってあげる！」と大吾のキャッチャーの練習に付き合ってくれるのだと言います！
さっそく母親とキャッチャーの練習を始める大吾。
一通り基礎練習をしたあと、母親の投球を受ける練習をしようとしましたが、母親が四十肩になり中断してしまいます。
第15話 バッセン特訓
母親が四十肩で練習に付き合えなくなったことで、一人で練習をする大吾。
母親に「知り合いで速い球を投げられる人を知らないか」と聞きますが、全員仕事をしていて大吾の練習に付き合える人はいないとのこと。
母親は大吾にお小遣いを渡し、バッティングセンターでキャッチャーの練習をするように提案します。
バッティングセンターで、球速120キロのマシンを使って捕球の練習をする大吾。
しかし、球が速くてうまく捕ることができません。
すると、大吾の背後に男性が現れて、アドバイスをし始めます。
大吾は最初「コーチ気取りの草野球じじー」だと思って迷惑がっていましたが、その男性のアドバイスにしたがってやってみるとそれまで捕れなかった120キロの球を楽に捕ることができました。
何も言わず去って行く男性に大吾がお礼をいうと、その男性は光の父親で元メジャーリーガーの佐藤寿也でした。
寿也は大吾の父親に頼まれて大吾にキャッチャーを教えることになったとのことです。
第16話 捕手の魅力
自宅に帰った大吾は、家族と寿也がコーチになってくれたことについて話しています。
大吾の姉は、大吾に指導している暇があるなら自分の息子に指導すればいいのに言います。
大吾も、光がピッチャーをやりたいなら、自分や睦子じゃなくて、父親に頼めばいいのにと思います。
睦子にキャッチャーをしてもらって投球練習をしている光。
睦子にドルフィンズ入団の話の進捗を聞くと、睦子は親に反対されたと言います。
光のリアクションを見て、光が自分に興味がないという睦子。
本当は大吾がちゃんとキャッチャーの練習をしているか気になってしょうがないと指摘されます。
大吾はバッティングセンターで寿也の指導を受けています。
休憩中、大吾は寿也に「光にコーチはしてるのか」と聞きます。
寿也は、５年前に離婚して、何年もキャッチボールすらしていないと言います。
そんな話をしていると、バッティングセンターに光と睦子がやってきました。
第17話 笑顔なき再会
久しぶりの親子の再会も少しぎこちない寿也と光。
大吾は光に「２人で一緒に教わろう」と提案しますが、光は断って帰ってしまいます。
次の土曜日、大吾は田代監督からライトのスタメンで試合に使うと言われます。
どうやら、ライトを守っていた高橋と大吾の打撃力は互角、守備面では大吾の方が安定感があるからというあくまで実力でのスタメン採用でした。
卜部は「おう、七光！その実力でよくスタメン取れたな。お前の親、監督にいくら渡したんだ？」といつもの嫌味を大吾に言ってきます。
いつもなら、臆する大吾ですが「そんなことしなくても、佐藤、茂野バッテリーがお前らをベンチ送りにする準備は着々と進んでいるっての！！！」と言い返す余裕を見せるのです。
試合に出られることで喜んでいた大吾ですが、練習場に光の姿はありません。
寝坊しただけだと思って気にしていなかった大吾でしたが、練習が終わるころ監督に電話があり、光は群馬に引っ越すためドルフィンズを辞めることになったと言います。