「薬屋のひとりごと」は中世の東洋をイメージした舞台で、ひょんなことから後宮で下女として働くことになった変わり者の少女である猫猫(マオマオ)が、煌びやかな後宮で次々と起きる不可解な事件を、薬や毒の豊富な知識で解決していく中華風ミステリーファンタジー小説です。
今回は、主人公である猫猫の年齢や本当の両親、壬氏との関係などについて徹底解説していきます!
薬屋のひとりごと完結最終回はした?結末やラスト・その後を予想!
玉葉妃は無事子供を出産できた?リファ(梨花妃)や侍女・紅娘(ホンニャン)との関係は?
『薬屋のひとりごと』を全巻無料で読む方法は?
日向夏による原作小説『薬屋のひとりごと』は、2つの漫画雑誌にてコミカライズされています。
1つ目は「月刊サンデーGX」に連載されている『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』です。
原作:日向夏
作画:倉田三ノ路
キャラクター原案:しのとうこ
もう一つは「月刊ビッグガンガン」にて連載されている『薬屋のひとりごと』です。
原作:日向夏
作画:ねこクラゲ
構成:七緒一綺
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』は、こちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』もしくは同じく小学館が運営する『マンガワン』にて無料で読むことができます。
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『サンデーうぇぶり』『マンガワン』共に公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
漫画アプリの『サンデーうぇぶり』『マンガワン』では、『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』第1巻から最新巻(最新話)に収録されているすべてのエピソードを無料で読むことが可能です。
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『薬屋のひとりごと』(月刊ビッグガンガン)は漫画アプリ『マンガUP!』で読める
月刊ビッグガンガンで連載中の『薬屋のひとりごと』は、スクウェア・エニックスが運営する公式漫画アプリ『マンガUP!』にて最新巻まで無料で読むことができます!
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月刊サンデーGXの方と読み比べてみて、お好きな方を読み進めみてはいかがでしょうか?(^^)/
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マオマオの年齢はいくつ?人物像について徹底解説!
おめでとうございます!!🎉 #薬屋のひとりごと pic.twitter.com/eX3r5e9AgD
— しのとうこ (@touco_shino) February 16, 2023
猫猫は身長153cmと小柄でかつ細身の体格のため幼く見られることが多いですが、実際は初登場時点で17歳の少女です。
花街で生まれ養父の羅門(ルォメン)の元で薬屋として育ったため、薬や毒、病気に関する知識が豊富です。
その一方、薬や毒に対する研究心や好奇心が強すぎるがあまり、自分の身体を使った人体実験を繰り返し行ったり、大量の薬を目にすると思わず踊りだしたり、貴重な妙薬についての話が持ち出されると興奮するなど、周囲からドン引きされるほどの変わり者でもあります。
若い年齢でありながら達観的でドライな所がありますが、人並みの正義感も持ち合わせているので面倒事と思いつつ持ち前の知識と閃きで事件の解決へと導いていきます。
また、理不尽な事や他人が故意に傷つけられる様を見ると黙っていられず、自発的に行動を起こすこともあります。
本人は出来るだけ厄介事を避けようとしているつもりなのですが、壬氏(ジンシ)に能力を買われてから色々な人に何かと頼られることが多いです。
猫猫は容姿や顔立ちは整っている方ではありますが、余計なトラブルを避けるためにあえて普段からソバカスやシミを化粧で付けて醜女(しこめ)を演じています。
猫猫が後宮にやってきた理由として、ある日薬草を探しに出かけた所に人売りに誘拐され売り飛ばされたためです。
人売りの懐が潤うのを嫌い無能を演じていましたが、玉葉(ギョクヨウ)妃に匿名で忠告し彼女の娘である鈴麗公主(リンリーひめ)の命を救ったことが転機となり、毒見役の侍女として抜擢され頭角を現すようになります。
マオマオの母親と父親は誰?養父である羅門の正体は?過去に何があったの?
序盤では猫猫の家族は養父である羅門しか紹介されていませんでしたが、中盤にて両親が何者であるか明らかになります。
また、羅門が何故養父となったのか、過去に何をしていたのかもご紹介します。
マオマオの母親の名前と過去とは?
「薬屋のひとりごと」(原作:日向夏、作画:ねこクラゲ) 8巻
羅漢のお相手の妓女(鳳仙)の絵が最高な巻です。そして倉田先生版も読んで物語を知っているので、綺麗さが尚更悲しい。
表紙にもなっている塀の上で踊る猫猫も凄く良く、もしアニメ化したら楽しみなシーン!
(修正して再Upしました) pic.twitter.com/4CgZ0oMl7Q
— 枝📚 (@edacomicdiary) May 25, 2021
猫猫の母親は鳳仙(フォンシェン)という名前で、緑青館の妓女であり囲碁や将棋が得意な人物です。
特に囲碁は負けなしと言われるほどの強さで、作中の登場人物の中でも屈指の実力を持ちます。
大変整った容姿をしていますが、人を寄せ付けず当たりが強い女性としても有名。
羅漢(ラカン)と初めて出会ったのは、緑青館で盤面勝負をした時でした。
羅漢は鳳仙のところに通いつめ、二人はいつも囲碁か将棋をしていました。
やがて鳳仙は羅漢に少しずつ心を開くようになったのですが、時が経つにつれ鳳仙は人気妓女となり複数の身請け話が持ち上がったため、二人の会う機会が減ってしまいます。
素直になれずとも羅漢に惹かれていた鳳仙は、賭け碁を持ちかけ勝負の結果が曖昧なまま一夜を共にしました。
自身の狙い通りに妊娠することに成功しますが、その後諸事情により羅漢が3年間音信不通となってしまいます。
妊娠したことで身請け話は白紙になり緑青館の信用も失墜させてしまった鳳仙は、やがて夜鷹のような仕事に手を染めざるおえなくなり、不運にも梅毒に感染してしまいます。
やがて病気が進行し梅毒の末期症状を起こし、健康も美貌も失い病床に臥せることになります。
マオマオの父親の名前と過去とは?
本日発売のビッグガンガン今月号、『薬屋のひとりごと』はお休みです>< 夏発売予定の単行本に向けて鋭意作成中、がんばります(`・v・´)
個人的に羅漢さんのデフォルメがすごく描きやすいのでらくがきしちゃう☆ pic.twitter.com/FgcSm9Ybo1— ねこクラゲ✽薬屋⑪発売中 (@nekokurage_) May 25, 2019
猫猫の父親は漢 羅漢(カン・ラカン)という名前で、軍部の最高幹部の地位にいる人物です。
狐目に片眼鏡をかけているのが特徴的で奇抜な言動が目立つことから、「変人軍師」とも呼ばれています。
囲碁や将棋が得意で、軍部の中では負けなしの強さを持っています。
人材を登用し適切な場所に配置する能力に長けており、軍の適切な運用を行っています。
実は先天性相貌失認(せんてんせいそうぼうしつにん)俗に言う失顔症を患っており、生まれた時から人の顔を正しく認識することができず、皆同じような顔に見えてしまうのです。
そのため、人の顔を将棋の駒に当てはめることで、その人物が何者であるのかを認識しているのです。
しかし鳳仙や猫猫など、例外的に顔を正しく認識できる人物もいます。
先述したように、鳳仙と出会ったのは緑青館で盤面勝負した時でした。
囲碁で鳳仙に惨敗するもその打ち筋に感銘を受けると同時に、鳳仙の顔を正しく認識できるようになります。
二人は盤面勝負を繰り返す内に惹かれ合い一夜を共にしたのですが、諸事情により羅漢は父親の命令で都から追い出されてしまいます。
それから都に戻るのに3年かかってしまい、その後に鳳仙が妊娠していたことを知ります。
鳳仙と子どもの行方が分からなくなり、一夜の過ちへの自責と後悔の中で何度も緑青館を訪れますが、その度にやり手婆に箒で叩かれ追い出されます。
ある日、偶然にも街中で猫猫を見つけたことで、自分と鳳仙の子どもであることを確信します。
その後は娘を引き取るために、軍部で出世し緑青館への賠償を倍の金額で支払い、やり手婆に猫猫の身請けを求めていました。
17年の時を経て猫猫の計略と梅梅(メイメイ)の手引きにより、鳳仙と再会し涙を流しながら迷わず身請けします。
羅門(ルォメン)は何者?
今月の薬屋のひとりごとラストで後宮に羅門登場。この小説(漫画)の良心。猫猫はヒーローなので良心ではないですね。ただ一人猫猫と羅漢を御する事のできる人。 pic.twitter.com/JLv8OcS7wh
— ふうい (@strange_taste) June 22, 2022
序盤から猫猫の養父として登場していた羅門ですが、薬に精通しているだけでなく医学の知識もあるため花街で医者をやっています。
西方の国の医療を学ぶために留学をしたことがあり、彼の文字を真似れば科挙(官僚登用試験のこと)に合格できると噂が出回るほど大変優秀な人物です。
猫猫曰く、一の情報から二も三も知ることのできる人間とのこと。
過去には後宮医官の宦官として働いていた時期があり、現皇帝が誕生する際に帝王切開を行うなど医師としての実力は本物です。
しかし、生まれたばかりの皇子を不運が重なって死なせてしまったことにより肉刑を受けて後宮から追放されており、それ以降は猫猫が生まれ育った花街で医者業を営むことになります。
羅門の性格は温和かつお人好しで、宦官だったということもあり丸い身体つきと仕草から「老婆のよう」と例えられています。
書籍版4巻にて、玉葉妃が2人目の子どもを出産する際に逆子の可能性があったため、猫猫からの提案により羅門は後宮へ呼ばれることになります。
無事に出産を終えた後も、医者として稀有な才能を持つ羅門は引き留められ、猫猫と入れ替わる形で再び医官として後宮へ戻ることになります。
マオマオはジンシをかばって倒れたことがある?どんな事件が起きたのか徹底解説!
11/19 GX版『薬屋のひとりごと-猫猫の後宮謎解き手帳-』6巻、冊子版・電子版同日発売です!ぜひぜひよろしくお願いいたします🐈 #薬屋のひとりごと #サンデーGX pic.twitter.com/IkfPs8I4rx
— 倉田三ノ路🍌 (@minozy_k) November 11, 2019
後宮では複数の事件が起きており、小火と同時に起きた窃盗、倉庫管理者の食中毒事件、高官の不審死、どれも事故か事件か判断が付かない案件ですが、いずれも何らかの繋がりがある可能性があるとして、事件の調査をすることになった猫猫。
過去の事件について調べるうちに、事件の被害者は祭事に関わる人物であり、小火騒ぎは確実に祭具を盗むためなのではという推測を立てます。
猫猫は盗まれた祭具は作り直されていて、祭事の際にあえて壊れやすくなっているとしたら、「やんごとなき方(高貴な身分の人のこと)」の命が狙われると考えます。
その祭事が今日であると聞くと、猫猫は祭事が行われている会場までなりふり構わず駆け出していきます。
警備を担当する武官に止められ殴られるも、猫猫は食い下がります。
そこに羅漢がやってきて、猫猫はなんとか祭事場の中へ入ることができました。
間一髪のところでやんごとなき方を庇い助けることができましたが、金具が壊れ天井から落ちてきた金属柱が猫猫の足に当たってしまい、大怪我してしまいます。
助けたやんごとなき方の顔を見ると、なんとそこには壬氏の姿が。
猫猫は武官に顔を殴られた影響で、そのまま意識を失い倒れてしまいます。
その後、猫猫は医官の治療を受けて事なきを得ます。
壬氏に「仕事次第では貴重な妙薬をやる」と言われて調査を始めた猫猫ですが、我が身を顧みずに壬氏を助ける姿はとてもカッコいいですね!
マオマオとジンシとの関係はどうなる?両想いになる?結婚する?最新刊のネタバレ紹介!
壬氏は序盤から猫猫に興味がありやがて恋愛感情へと変わっていきますが、猫猫の方は恋愛についてはドライかつ鈍感なようで、なかなか壬氏の想いに気づきません。
しかし、書籍版5巻から二人の関係に変化が訪れます。
猫猫は壬氏と共に皇弟の嫁探しも兼ねて西都へ向かうことになるのですが、またもや様々な陰謀に巻き込まれていきます。
そして、最終章では壬氏が猫猫にプロポーズに近しい言葉を口にしながら、二人はキスをします。
しかし、猫猫は花街の小姐から仕込まれた技で、壬氏を返り討ちにしてしまいます。
書籍版7巻第18話にて前回うやむやになったプロポーズを、売り言葉に買い言葉といった形で壬氏はハッキリと猫猫を妻にすると宣言します。
プロポーズの後ですが、壬氏は多忙により疲れてそのまま寝てしまい、猫猫は翌日以降も以前と変わらない態度で接するので、本当にプロポーズした後なのかと思うほどあっさりしています。
書籍版8巻20話にて、現皇帝と后になった玉葉后そして猫猫の目の前で、壬氏は奴隷の焼き印を自らの脇腹に刻むという強硬手段に出て、皇位継承を破棄する事と猫猫以外の女性と結婚するつもりはないと宣言します。
書籍版9巻からようやく、猫猫にも変化が訪れます。
猫猫は焼き印を刻んだ壬氏のために医学を学ぶため奮闘したり、苦労人の羅門と壬氏の姿を重ねてどちらも自分にとってどうしても放っておけない人であると自覚します。
「薬屋のひとりごと 13」
日向夏1年ぶりに中央に帰ってきた猫猫たち。今回はそれぞれの視点から人生を見ていく…
羅半兄の日記…大変だったはずなのに面白いのはなんでですかね?wとりあえず無事に戻ってこれて良かった
そしてついに猫猫と壬氏の関係がグッと進展!!…した…か…?#読書 #読了 pic.twitter.com/oeOMKFOH9Q— ももうさりん (@momousarin_2099) March 5, 2023
この頃から猫猫から壬氏に時々アプローチをすることもあり、書籍版13巻にて紆余曲折を経てついに猫猫は壬氏の想いに素直になり二人は両想いになります。
しかし、以前から壬氏の身分が問題となっており、二人の恋はむしろこれからが本番といったところ。
物語の最後には、二人は無事に結ばれてほしいものです。
マオマオのセリフは名言がいっぱい!名言を紹介!
猫猫は頭の回転が良く、客観的で冷静な判断ができる人物です。
そのため作中に登場する彼女の台詞は、とてもためになるものや、ハッとするものが多いのです。
そこで、猫猫の名言をご紹介します!
「世の中は無知なふりをしていた方が立ち回りやすいのだ」
物語序盤にて現皇帝の御子が連続で死ぬ事件が発生し、原因が鉛入りのおしろいであることに気づいた猫猫が、匿名で玉葉妃と梨花(リファ)妃に簡単な文を人目につかぬよう置いていきました。
その後、壬氏の策略によって匿名の主が猫猫であることがバレます。
壬氏は字が読めないことになっているはずと指摘すると、猫猫は心の内で上記のセリフを言います。
年季が明けるまで面倒事を避けたかった猫猫にとって、無能者として振舞う方が都合が良かったのでしょう。
結局、自身の好奇心に負けてしまいましたが。
「なんで禁止されたかわかってんのか?毒だっつってんだろが。何も考えてないくせに、自分が一番正しいってか」
現皇帝の命令により衰弱している梨花妃を看病するように言われた猫猫は、水晶宮に訪れるも梨花妃の侍女から邪険に扱われます。
そこに壬氏がやってきて、彼の計らいによりようやく梨花妃に近づけた猫猫ですが、梨花妃の肌には禁止されたはずの毒入りおしろいが塗られていました。
独善的な理由で梨花妃の容体悪化の要因を作った侍女に、猫猫が人目もはばからず激昂し折檻した時に放ったセリフです。
「私を処刑する場合、毒殺にして頂けませんか?」
後宮の外堀に水死体が発見される事件が起き、自殺か他殺か猫猫が推理していたところ、ふと自分が死ぬとしたらどうするか考えます。
自分から命を絶とうとも思わないし、他人に殺されたくはないが、もし死ぬとしたら毒で死にたいという思いから、猫猫が壬氏に頼んだ時のセリフです。
毒に侵される快感を覚えてしまった猫猫らしい言葉ですね。