寄生獣ミギーの最終回は死亡?最後の言葉は?なぜ消えた?正体や心強い名言解説!いいやつ

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今回は漫画作品『寄生獣』に登場する「ミギー」を紹介します。

 

ある出来事から、主人公泉新一(いずみ しんいち)の右手は、口を生やし喋るようになりました。

 

その右手は、時に右手を刃にして戦います。

 

その右手は、人間とは異なる価値観を持った知的な生物です。

 

その右手は、新一に寄生した寄生生物です。

 

右手の名は、「ミギー」。

 

そんな「ミギー」の最終回はどうなったのか?名言などを用いてご紹介します。

 

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『寄生獣』概要紹介!

『寄生獣』は、岩明均先生による漫画作品です。1988年から1995年まで連載されました。

 

かなり古い作品ですが、2014年にアニメ化されるなど時代を越え根強い人気を持つ作品です。

 

ダイナミックなストーリー展開や超人間的なバトルはもちろん、作中に散りばめられた深いメッセージの数々に思わず引き込まれる傑作です。

『寄生獣』のあらすじ紹介!

時は現代、突如出現した数多の寄生生物は主に人間の脳への侵入を始めた。

 

そんな中、1体の寄生生物は、高校生泉新一(いずみ しんいち)の脳への侵入に失敗し、右手に寄生する。

 

人間である新一と右手に寄生した「ミギー」の奇妙な共生生活が始まる。

 

ミギーとは何者?正体は?どこからきたの?

1体のミミズのような寄生生物が、本能的に人間の脳への侵入を試みます。

 

耳からの侵入に失敗し、右手の手の平から脳へ向かおうとします。

 

その人間はイヤホンのコードを右手に巻き付けることで侵入を防ぎます。

 

結果、寄生生物は右手に寄生しました。

 

翌日、右手に数々の違和感を覚えた人間泉新一(いずみ しんいち)は、右手に包丁を突き立てます。

 

それを防いだ寄生生物。包丁をいともたやすくへし折ります。

 

殺すに殺せない状況の中、奇妙な共生生活が始まります。

 

当初たどたどしかった言葉も寄生生物特有の驚異的な学習能力で習得します。

 

やがて新一は寄生生物に名前を尋ねます。 寄生生物は「ミギー」と呼ぶように答えました。

 

これが右手に寄生した「ミギー」です。

 

ミギーの強さはどのくらい?

「ミギー」ら寄生生物は、寄生した肉体を自由に変形させることができます。

 

某作品のゴム人間のように手を自由に伸ばすに止まらず、人間の原型をとどめない形にまで姿を変えることも可能です。

 

例えば、刃のように変形させた手は、人間を難なく真っ二つにすることも可能です。

 

また、宿主に大きく依存する部分ではありますが、「肉体の潜在能力をギリギリまで引き出せる」と作中にあるので人間を超えた能力を発揮することができます。

 

一方、宿主である人間の活動の停止は、寄生生物の死をも意味します。

 

そのため、人間の急所を狙われるとあっけなくやられます。

 

そうした中、「ミギー」は右手にしか寄生できていないので、右手のみしか変形させることができません。

 

まして、平凡な高校生の新一を守りながら戦う必要があります。

 

他の寄生生物から見て異様ともいえる「ミギー」は、成り行きから多くの寄生生物と戦います。

 

「ミギー」は様々な作戦を使い、他の寄生生物を倒していきます。

 

この頃の「ミギー」は単純な強さでは他の寄生生物より劣っている、と言わざるをえないです。

 

しかし、そのような状況に大きな変化が生じます。

 

「ミギー」は新一の命を救う過程で自らの体の30パーセントほどが新一の体に取り込まれてしまいます。

 

この影響で、1日の内数時間は「眠る」という大きな欠陥をかかえてしまいます。

 

一方、新一は数メートルある壁を乗り越えるなど人間離れした能力を身に付けます。

 

「ミギー」が「眠る」中、他の寄生生物と互角以上の戦いをできるほどに成長しました。

 

それ以降は、右手の「ミギー」と新一という2つの生物が分担しつつ戦うことで、その他の寄生体を超えた強さを見せるようになりました。

 

ミギーの性格は?いいやつ?

「ミギー」は人間ではありません。あくまで寄生生物です。

 

知能や情緒の面で大きく異なっています。

 

知能は、非常に賢く、人間の言葉を数日で覚えてしまう程です。

 

一方、人間から見た場合、情緒的な部分の欠如が見られます。欠落と言ってもいいかもしれません。

 

例えば、襲ってきた他の寄生体を手にかけても悲しむようなそぶりを見せないほどです。

 

それでも生存本能はあるようで死ぬのは「困る」とも発言しています。

 

このような特徴から、他の寄生体との戦いの際、新一に多くの人間を犠牲にする作戦を提案するなど、自らの死に直結する新一の死を避けるため非人道的な面が見られます。

 

ここまでが人間的な視点から見た「ミギー」ですが、寄生に成功した寄生生物(以下、寄生体)と比べても1つ大きな違いがあります。

 

他の寄生体は本能的に「寄生した種(主に人間)を喰い殺せ」と言った欲求を持ちます。

 

「ミギー」にはそれがありません。ただ、生存本能に従っているだけです。

 

物語が進むにつれ、そんな「ミギー」にも徐々に変化が見られます。

 

まず、人間の情緒的な部分を頭で「理解」するようになります。

 

これが如実に表れている会話があるので抜粋します。

 

新一:「どうせ殺すことばかり考えてるんだろ!てめえは」

 

ミギー:「人間を殺すということに君がいかに拒絶反応をおこすかよくわかった(中略)殺すというのはとりあえずおいておいてだな…」

 

この時点で「ミギー」は新一の考えを許容しただけです。

 

時間は進み物語も終盤となると、「ミギー」は情緒を「持つ」ようになります。

 

これもミギーのセリフを引用します。

 

ミギー:「わたしにとってみればこいつは同種で…(中略)私がこいつを殺すということは人間でいうなら「殺人」にあたる」

 

その後、「ミギー」は寄生体に手をかけることを拒否します。

 

これが「ミギー」の性格とその変化についてですが、人間にとって「いいやつ」になったのではないでしょうか。

 

ミギーの最終回は死亡?最後の言葉は?なぜ消えた?

ミギーの旅たち

ミギー:「つまり眠りにつこうと思う」

 

数々の戦いののち、「ミギー」は泉新一(いずみ しんいち)に言います。

 

しょっちゅう眠りについている、と返す新一に

 

ミギー:「今度は少し長い(中略)何年何十年、ひょっとしたら死ぬまでだ。つまり君にとってはただの右手に戻ると思っていい」。

 

と返答します。

 

その後の話から「ミギー」は外面の活動を停止し、「君のいる世界とは少し別の方向」に旅立つことを決めたようです。新一に自分のことを忘れるように言った後、「ミギー」は旅立ちます。

 

ここは新一の夢の中、突然の別れでした。

 

やがて目を覚ました新一、「ミギー」のことは忘れていませんでした。

 

そして最終回へ

ミギーとの別れから1年後、殺人鬼浦上(うらがみ)にガールフレンド村野(むらの)を誘拐された新一。

 

ビルの屋上にて村野を拘束していた浦上は、村野を突き落とします。

 

浦上を一撃で倒した後、新一は落下する村野に右手を差し出しますが、間に合いません。

 

絶望する新一でしたが、右手はしっかりと村野を掴んでいました。

 

新一は確かに「ミギー」の存在を実感していました。

 

ミギーと新一の友情とは?

「ミギー」と新一は共生関係にあります。というより、寄生している「ミギー」は宿主である新一が死なないようあらゆる手を尽くします。

 

これは、以下の言葉にも表れています。

 

ミギー:「それでいいだろう…これからはお互い協力し合い生きることだ。それ以外に道はない」

 

「ミギー」を取り除くこともできない新一は、その意志に関わらず「共生」を受け入れます。

 

これが「ミギー」と新一の基本的な関係です。

 

しかし、物語が進むにつれその関係も変わっていきます。

 

徐々に人間にとっての情緒を理解し始めた「ミギー」、やがて新一に友情を抱きます。

 

ミギー:「さようならシンイチ…これでお別れだ…シンイチ…いちばんはじめにきみに出会ってきみの脳を奪わなくて良かったよ…おかげで友だちとして…いろいろな楽しい思い出を…」

 

「友だち」・「楽しさ」という感情を理解した「ミギー」は、共生関係を越え強い絆を抱くようになりました。

 

ミギーは意外とかわいい?

これは寄生生物全体の特徴ではありますが、「ミギー」はいかなる形もとることができます。

 

人目につくところでは人間の右手の姿を取っています。

 

一方で、新一や他の寄生体といるときは、ボーリングのピンのように拳部分を変形させ先端部分に目、真ん中箇所に人間の唇を生やしたスタイルが基本のようです。

 

まさしく異形と言ってよい形ですが、深海魚のようなかわいさがあると思うのはわたしだけでしょうか?

 

肌色なところもポイントが高いです。

 

…調子に乗ってすみませんでした。

 

『寄生獣』ミギーの名言紹介!

「悪魔というのを本で調べたが一番それに近い生物は人間だと思うぞ。人間はあらゆる種類の生物を殺し食っているが私の仲間たちが食うのはほんの1~2種類だ質素なものさ」

 

「ミギー」の視点から見た人間。「私の仲間」を動物に置き換えると胸に刺さります。

「受験勉強…あれは1種の暗号だろ?わたしがほしいのは生きる上で役立つ知識だ」

 

人間ではない生物だからこそ出る発言ですね

「新一は村野と交尾したい気持ちがありながらアピールの仕方がやたら遠回しなのだ。だから…」

 

1巻での迷言。だからと言ってファストフード店で右手を陰茎型にするのはちょっと…

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