モブサイコ100全巻無料で読む方法を紹介！漫画アプリで最終16巻までタダで読み放題？作者ONEの経歴やアニメ3期の可能性も調査

『モブサイコ100』を全巻無料で読む方法が知りたい。

本記事はこんな疑問を解決します。

ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。違法手段ではないので、安心してくださいね。

『モブサイコ100』は漫画アプリ『マンガワン』で全巻無料で読める

いきなり、結論です。

『モブサイコ100』はこちらの小学館が運営する漫画アプリ『マンガワン』にて全巻無料で読むことができます。

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『マンガワン』は大手総合出版社・小学館が運営する公式の漫画アプリです。

こんな感じに『マンガワン』では『モブサイコ100』全16巻（最終101話まで）を惜しげもなく無料公開してくれています。

というのも『モブサイコ100』は、もともと漫画アプリ『マンガワン』で連載されていた作品です。

ゆえに、『マンガワン』にて全巻無料で読めてしまいます。

仮に書店や有料電子書籍で『モブサイコ100』を全巻そろえた場合、9,820円もの大金が必要になってきます。

9,820円は、普通に大金です。

安心安全に、そしてタダで『モブサイコ100』を全巻読破したい方は『マンガワン』を使うのがベストです。

また『マンガワン』では、『モブサイコ100』以外にも

などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。

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同じく小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』も特にオススメです。

以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。

「無料でマンガを楽しみたい！」という方は『マンガワン』と併せて使ってみてはいかがでしょうか？

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アニメ『モブサイコ100』を無料で見る方法は？

『モブサイコ100』のアニメを無料で見たい。

そんな方もいると思います。

マンガも良いですけど、アニメも良いですからね～！

モブサイコ100 完走

1期で既に面白いのに2期が異次元の面白さ

これ1年前のこの時期にやってたんだって
信じられねえ

簡易なキャラデザでもバトルシーンは圧巻。動きすぎ！映画ですか？

シリアスと突然来るギャグの落差がクセになる

これはただの戦闘アニメではなくてモブの成長物語。感動した！ pic.twitter.com/n54RQf1pfl

— ゆうδ (@djokyoto) March 14, 2020

『モブサイコ100』のアニメは、2016年7月から第1期がスタートし、単行本6巻（50話）までのストーリーが12話にまとめられました。

2019年1月には『モブサイコ100』第2期が放送開始され、単行本12巻（73話）までのストーリーが全13話にまとめられました。

『モブサイコ100』3期（完結編）が制作されるという予定は、まだ発表されていません。

しかし、DVDやBD（ブルーレイディスク）の売り上げが好調。それに加え原作マンガの人気も十分なため、完結編として第3期が放送される可能性は高いです。

調べたところ『モブサイコ100』1期は、動画配信サービス大手の『U-NEXT』で配信されている事が判明しました。

そして続編の『モブサイコ100』2期は、動画配信サービス大手の『FODプレミアム』にて配信されている事が判明しました。

『U-NEXT』『FODプレミアム』共に、31日間の無料トライアル期間がついてくるので、タダで『モブサイコ100』を視聴することが可能です。

また、今ならなんと『U-NEXT31日間無料トライアル』登録時に新作映画や新作マンガの購入に使えるポイントが600円分タダでもらえます。

同様に『FODプレミアム1か月間無料トライアル』に登録することで新作映画や新作マンガの購入に使えるポイントが1300円分タダでもらえます。

『モブサイコ100』1期&2期を安心安全に、そして高画質高音質で楽しみたい方は絶対に公式な動画配信サービス『U-NEXT』『FODプレミアム』がお勧めですよ。

※もちろん、無料お試し期間内（1ヶ月以内）に解約手続きをすれば、お金を支払う必要はありません。

👇こちらの記事では実際に無料トライアル登録時に付与された600円分のポイントを使ってタダで漫画を購入した方法を画像付きで解説しています。

U-NEXT31日間無料トライアルで貰える600円分のポイントを使って漫画をタダで購入する手順を紹介！U-NEXT登録方法も解説

U-NEXTへの登録方法についても詳しく説明しているので、U-NEXTへの無料体験をご検討している方は、ぜひ一読ください。

次に『マンガワン』の使い方（システム）を簡単にご説明します。

『マンガワン』の使い方を簡単に紹介

マンガワンを無料でお楽しみいただくには、以下の『ライフ』と『SPライフ』の使い方をマスターしておくだけでKOです。

簡単に説明していきます。

『ライフ』とは？取得方法と使い方を解説

以上が簡単なライフの取得方法と使い方の説明です。

つまり毎日、計8枚配布されるライフを使って1日に8話分の作品をタダで読めるシステムです。

但し1点だけ注意があり、ライフを4つ以上貯めこむことは出来ません。

朝9時に4ライフが配布され、その4ライフを使わずに夜の9時を迎えたとしても新たにライフが加算されることはないので注意が必要です。

『SPライフ』とは？取得方法と使い方を解説

以上が簡単なSPライフの取得方法と使い方の説明です。

下記画像のように新規ダウンロード特典では、SPライフが50枚無料配布されます。（50話分）

そして毎日、短い広告動画を視聴することで漏れなく1SPライフを取得することが出来ます。（アプリを起動すると↓の画面が表示されます）

つまり『マンガワン』を新規ダウンロードした暁には特典で貰えるSPライフ50枚で好きな作品を50話（巻数にして6～7冊分）を一気に読破できてしまうのです。

控えめに言わずとも読者ファーストの神アプリ。是非、一度試してみる事をオススメします。

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続いて『マンガワン』で読むことのできる有名マンガ一覧を紹介します！

読んでみたいマンガが見つかったら『マンガワン』をダウンロードして早速、タダで読んじゃいましょう！

『マンガワン』で読める作品一覧

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『モブサイコ100』のあらすじ

以上が簡単なあらすじです。

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『モブサイコ100』の世間の評判は？

好きすぎて買ってしまった#モブサイコ100 pic.twitter.com/orARpEpJah

— *°yukki 。ﾟ+ (@yukkigen) March 13, 2020

モブサイコ100神作品すぎるなマジで

— リョーキ (@orega_ryoki) March 14, 2020

モブサイコ100、とても好きで離れがたい。ぜひ結末までアニメを作ってほしい。こんな純粋に尊敬したり好きになったりできる漫画を他に知らない(そんなにアニメ漫画知らないけど)#モブサイコ100

— まとはら (@T_matohara) March 20, 2020

モブサイコ100くっそおもろい
漫画の魅せ方は絵だけじゃないなぁ

— 佐々木 (@Uxyt7wVh8tVcTcV) March 18, 2020

モブサイコ100は読むにつれてどんどん面白くなる漫画だなぁ

— もゆ×2 (@kasankasanso_39) March 16, 2020

モブサイコ100をAbemaTVで初めて観たけど面白いな。アニメ本編のテンポ感が良い。動きも良い。OPのセンスが極まっている。軽い気持ちで観始めたのにいつの間にか集中して真面目に観ている自分がいる。

— あとぴ (@atopi_) March 14, 2020

アニメの方から来たんですけど、原作の漫画もとても面白くて全巻購入しました。巻を追うごとに面白くなっていって読み終わった後もずっとドキドキしていました。主人公の成長も人間関係もとても素晴らしい作品です。ONE先生の作品大好きです‼︎

ギャグセンスがとてもツボで、めちゃくち面白いです！でもそれだけでなく、どんどん読み進めていくにつれて、登場人物の心の変化や成長や葛藤など、ギャグだけではなく、心に響く言葉もたくさんあって、生きるとはなにか？など深いことをとても考えさせられました。200字では語りきれないたくさんの魅力が詰まった作品です！迷っている方はぜひ読んでみてください！何かが変わるかもしれません！！

絵で判断しないでほしい！最初は抵抗あるかもだけど、読み進めるうちにこの絵じゃなきゃダメになる！話も最高！

最終話まで読んだけど、泣ける展開がありすぎて本当にいい話だった。ストーリーの構成がすごく緻密で作者さんの天才的能力に感動した。「絵が〜」ってよく言われるけどこの話でこの絵だから面白いわけで、ちゃんとキメるコマのところはすごい丁寧に書き込まれてるのを見れば「画力がない」なんてコメントは出てこないはず。

凄く面白くて一気に全巻集めました…絵に抵抗ある方もいらっしゃるかもしれませんがそれ以上にキャラやストーリーに惹かれます…アニメもとても完成度が高いけどやはり原作が一番だな。読んだらこの絵じゃないとダメになる（笑）

『モブサイコ100』見どころ紹介！

見どころ①シュールなギャグから激しいバトルアクションまで、ふり幅の大きい内容が絶妙！

モブサイコ１００は、序盤はシュールなギャグが多いです。

はじめは読んでいて、「あれ？これってギャグ漫画なの？」と思うくらい本当にコメディタッチです。

ギャグ漫画感を助長させているのが、登場人物の一人である霊幻新陸です。

霊能力者という設定であるにも関わらず、初見でもお前絶対霊能力とかないだろ、ってわかる対応をしています。

第２話では、最近肩が重いと訪問した男性に対して意味不明な呪いにかかっていると断定し、マッサージをして帰らせます。

相談者の人がマッサージに満足して帰っているのでとりあえずはいいですが、傍から見たらただの詐欺師です。

これは詐欺師と本物の霊能力を持つ中学生のちょっと変わった日常ギャグ漫画なんだな、と読み進めていくと、物語はどんどんシリアスな方向に進んでいきます。

「モブサイコ１００は絵柄が残念」と言われがちですが、アクションシーンは迫力があって、しかもどんどん画力が向上しているのが読んでてわかります。

絵柄の変化を楽しめるところもモブサイコ１００の魅力のひとつかもしれませんね。

アクション中でも時折、要所要所にギャグ感はあって、少し緩さが出るところもモブサイコ１００ならではです。

見どころ②モブの成長が感動的

主人公のモブは超能力だけが取り柄の中学生です。

運動もできない、勉強もできない、顔もカッコよくない、周りの空気も読めない、おまけに身長も低いです。（公式では１５７．７ｃｍの設定です）

しかし超能力の力は他の超能力者を圧倒するほどの力です。

そんなモブも男子中学生。思春期真っただ中です。

モブは女の子にモテたいという一心で、肉体改造部という筋肉体操をガチでやっているような部活に入部します。

女の子にモテたいなら超能力使って相手の心読んだり、自分の姿がめちゃくちゃカッコよく見えるように洗脳するとか、超能力でどうにでもできそうですよね。

モブは自分自身を変えるため、苦手な運動に取り組んで地道に努力をします。

楽なほうへ流れるのではなくて、自分の弱い部分をなくすように努力をする、その姿に心打たれます。

例えば第７５話、モブはマラソン大会で１０位以内になったら好きな女の子に告白する、そう決めてマラソン大会に臨みます。

毎回マラソン大会ではビリに近い順位だったモブ。

マラソン大会スタート直後から集団に押されて転んでケガをし、一気に順位は最下位まで落ちます。

膝から流血し、鼻血も出ています。

それでも諦めずに前を向いて走り続けるモブ。

途中順位は７０位台と、全体の真ん中くらいまで登ってきていました。

最後はラスト１ｋｍ地点で意識を失ってしまい、棄権という形で幕を終えますが、超能力に頼らず、努力してきた力で懸命に走るモブの姿は心にくるものがあります。

モブサイコ１００はモブの頑張りが伏線のように後々結果として表れていて、それはマラソン大会のような体力に限ったことではなく、精神面でもモブの成長を垣間見ることができます。

特に精神面に関しては戦いの中で目まぐるしい成長を遂げているので、その点も読んでいて胸が熱くなること間違いなしです。

見どころ③霊幻新陸という一人の人間

この作品で超能力を持たないのになぜか超能力者同士の戦いに参戦している人です。

この人の始めの認識は、ただの詐欺師のクズ大人でした。

モブのことは時給３００円で自分の会社でバイトさせるし、あることないことばっかり言うし、正直存在謎でした。

確かに詐欺師なんですが、人への観察力と洞察力が優れていて、その上口がめちゃくちゃ達者です。

そしてこの作品の中で一番モラルのある大人だと、読み進めていくうちに思いました。

第４６話、モブは律を守るために敵の超能力者に攻撃をしなければならない状況に陥ります。

しかし、モブは過去に弟を自分の超能力でケガをさせてしまい、その日から人に向けて超能力は使わない、と師匠である霊幻と約束していました。

敵に勝てるのは自分しかいない、でも人に超能力は使いたくない…。

モブが葛藤して苦しんでいるとき、霊幻が言います。

「ここは大人の俺がなんとかするから！モブはあいつらと同じ土俵に立つ必要はねーぞ！嫌な時はなあ！逃げたっていいんだよ！」

いつもならば危険な時一目散に逃げてモブの力に頼る霊幻ですが、モブが本当にピンチに陥ったときは師匠らしくモブのことを助けてくれるのです。

また、第７３話、モブと霊幻の初めての出会い。

超能力のコントロールができず、悩んでいたモブを霊幻が慰めるシーンです。

この言葉があるからこそ、モブは超能力に頼らず自分を磨く、努力をするということを覚えたし、その結果が前述したマラソン大会の例につながっていると思います。

霊幻には超能力は確かにないですが、モブの心の師匠であり救世主であったのかもしれません。

この霊幻新陸という人物はモブサイコ１００のもう一人の主人公と言える人物であり、スピンオフ漫画も発売されています。

モブサイコ１００のその後が描かれていて、主に霊とか相談所で働く霊幻の突っ込みどころ満載な日常が描かれています。

霊幻新陸というキャラクターが好きな方は是非読んでみてください。

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『モブサイコ100』の作者・ONEの経歴　アニメ3期の可能性は？

『モブサイコ100』の作者・ONE先生は、1986年10月29日生まれの現在（2020年）34歳！若い！

出身は、免許センターしかない街、埼玉県鴻巣市です！（実は管理人も埼玉県出身です。鴻巣市はマジで免許センターに行くくらいしか行く用事がない街ですｗ）

ONE先生がどんな顔をしているのか、気になりませんか？

ONE先生の顔写真がこちら！

評判通りのイケメンさんですね(^^)/

そんなONE先生が、マンガを描くきっかけになったのが、子供の頃に読んでいた大人気マンガ「クレヨンしんちゃん」だったと言います。

中学生・高校生の頃からマンガを描き始めたものの、「マンガを描くことは恥ずかしい」という思いが強く大学に進学するまでは親にもマンガを描いていたことを内緒にしていたそう。

そんな控えめな性格だったONE先生ですが大学在学中には、思い切って個人のWebサイトに自身が描いた四コマ漫画を載せるなど意欲的に行動します。

また同時期には、週刊少年ジャンプに持ち込みに行くも、好感触は得られなかったと言います。

その後は、個人のWebサイトでマンガを公開することに注力し、何作か作ったうちの一つがヒットします。

そのマンガが『ワンパンマン』です。

後に『アイシールド21』の作者・村田雄介先生が作画を担当し、「となりのヤングジャンプ」で連載され、アニメ化もされる超人気作になる元の作品です。

2012年には、小学館が運営するWebコミックサイト『裏サンデー』にて、『モブサイコ100』の連載をスタート。

絵柄で劣る『モブサイコ100』をONE先生のストロングポイントであるストーリー設定でカバーし、アニメ化、ドラマ化にも発展する超ヒット作にまで昇り詰めます。

『モブサイコ100』は連載が終了しましたが、ONE先生が原作を務める『ワンパンマン』は2020年3月現在も絶賛連載中です！

『モブサイコ100』のアニメ3期についてですが、1期2期共に好評で、DVDの売り上げも好調であることが発表されています。

原作は、最終回を迎えましたが人気は衰えている感じはなく、このままいけば、最終章であるアニメ第3期が制作される可能性は極めて高いと個人的には思います。

『モブサイコ100』1期が始まったのが2016年、2期が2019年です。

既に完結された作品であるため、アニメ3期が作られ始めるとしたら早くても今年2020年、そして放送が開始され始めるのが翌年か翌々年と考えると、早くとも2021年には第3期の放送が開始されるかもしれません。

『モブサイコ100』ファンの方々は、もう少し辛抱して待ちましょう！

『モブサイコ100』序盤ネタバレ紹介！

第1話

世の中には科学で解明できない怪奇現象が確かに存在する。

その闇に一筋の光を射すべく日々戦い続ける者達がいた。人々は彼らをこう呼んだ『霊能力者』と。

「その依頼…この霊幻新隆(れいげんあらたか)が引き受けた」

この人物は怪奇現象を主に請け負い、事務所をかまえる自称霊能力者。

そんな霊幻の元へ怪奇現象に悩む一人の女性、花子とその恋人である太郎が訪ねて来ます。

花子は色々な霊能事務所で断わられ続けようやく霊幻の元へ辿りつき、涙ながらに依頼内容を話します。

その依頼は、先週肝試しをしてからというもの毎晩怖くて気味の悪い夢を見てしまうという内容でした。

霊幻は軽く二つ返事でその依頼を受けます。

そして、目を輝かせながら事細かに報酬の説明をしていきます。

「霊というのは二酸化炭素的なアレですから、そんなニュアンスの存在を完全に消すということは困難です。」と説明し、「今回除霊しきれなくても、また出た時に依頼していただければ2割引きサービスで請け負います」と話します。

その説明を聞いた花子は、それでも助かります！と言い霊幻に依頼をお願いをします。

近くで聞いていた太郎は胡散臭い話しだと花子に考え直すよう言いますが、それを押し切り肝試しをした場所へ三人は足を運びます。

依頼人である花子の案内でたどり着いたのはビルが立ち並ぶ場所です。

霊幻はさっそく霊気を感じ始めるも、そこは花子の言う場所ではなく一つ隣にある無人のビルでした。

すぐさま霊幻が「太郎さんの横を今悪霊が…」と言うもそれは道行く一般人。

道を歩く一般人に「妖怪ケツあご。」と失礼を言い、そのうえ言い訳をする霊幻にますます怪しさが増す太郎は不信感を隠しきれない様子。

それを気にも留めず、霊幻は行きましょうと言い無人ビルへ入っていきます。

中へ入ると花子は噂話を始めます。

「その土地には昔、ゴキブリに驚いてジャンプしたら天井に頭が突き刺さって死んだ男の霊がいるという噂がある」

その噂話で一気に緊張がはしります。

依頼人二人は幽霊への恐怖で体が震えてきます。

霊幻は「ここにあまり長居しない方がいい。危険すぎる。」と言います。

ですが、霊幻はゴキブリの恐怖に体を震わせ思わずゴキブリ怖えぇ～と声が出ており、幽霊とはまた違う恐怖を味わっていました。

それを聞いた太郎は霊幻が偽物だと確信します。

そんななか後ろから声が聞こえてきます。

「お前の夢にも出てやろうか」…どこからともなく花子の夢で頭突きをしてきていた幽霊が姿を現します。

「俺様の呪いで、てめぇんちの天井も突き破ってやろうか」悪霊、天井破りが言います。

本当に幽霊が出てくるとは想像をしていなかった霊幻ですが、ここで霊能力者の力を発揮します。

食塩を激しく撒き散らす必殺技。『ソルトスプラッシュ！！！』

ですが、悪霊に効果は無く、スーパーで売っている食塩じゃ効果が無いことを悪霊に教わります。自分の知識不足に冷や汗をかく霊幻。

食塩で悪霊が溶けないことを知った霊幻は電話をかけはじめます。

「あ、モブ？悪いけどすぐ来てくれるか？お客さんと悪霊待ってるから早めにな。」

そこで駆け付けたのが、影山茂夫(かげやましげお)通称モブ。

霊幻の弟子であり、本物の超能力者でもある、この物語の主人公で霊幻の最終兵器。

急に呼びだされることを迷惑がりながらも、悪霊を一瞬で消し去ります。

除霊が出来ていない霊幻に、本当に霊能力者なのか疑うモブ。

悪霊の気配が薄すぎて気づかず、俺くらいになると力が強すぎて周りの人までも溶かしてしまうと必死に説明をする霊幻。

溶けるの意味を理解できないモブにたたみかけるように言います。

モブの力は使わないともったいない。

だが、「強大すぎる力は使い方を誤れば己の身を滅ぼす。

暴走しないように俺がしっかり力のコントロールの仕方を教えてやる。」と。

モブの爆発まで22％

第2話

影山茂夫、通称モブ。

最も多感な時期であり青春時代の真っただ中であろう中学2年生。

青春といえば、強い気持ちを持ち若さ溢れる肉体で汗を流してスポーツに捧げる者。

将来を見据え熱心に勉強をし周りと差をつけようとする者。ゲームなど自分の趣味に没頭する者。

自身が持つ能力、才能を磨く者。授業をサボり学校や親に反発する者。

そして、異性に恋をし甘酸っぱい恋愛を味わう者。

モブはクラスメイトである、ツボミちゃんを眺め可愛いなぁとただただ眺めていました。

若者たちが様々青春を謳歌するなかモブはというと…

「肩が重い？それ呪われていますよ。肩凝りの９割は呪いのせいですから。」

霊幻新隆の事務所『霊とか相談所』に今日もまた悩める依頼を相談しに来る男性がいます。

呪われるような心当たりが無い男性。

霊幻は「恨みを買わない人なんて滅多にいません。

この半年以内に誰かと喧嘩しましたよね？」とその男性に問います。

高鳴る鼓動が今にも聞こえそうになりながらも男性は「していません。」とハッキリ答えます。

霊幻は「些細な口論もありませんか？仕事で上司や部下、接客業でしたらお客様の可能性もあります。お仕事は何を？」と次に質問をします。

些細な口論もしておらず、そもそも仕事をしていなかった男性。

ことごとく予想を外していく霊幻だが、まだ思い当たる節があるようで質問を続ける。

「ご家族にあなたを良く思っていない人物がいるようですね。原因は夫婦関係の…？」と話していると「妻は、私が宝くじで当てた３億円で海外旅行中です。」と夫婦は円満な事がわかります。

思わず舌打ちをする霊幻は最終的に「じゃあそれはもうほぼ間違いない。呪いをかけた犯人は赤の他人だ。」と言いだします。

三カ月程外出しておらず、お金があり何一つ不自由も無くネットサーフィンをしながら生活する男性はついに自ら口を開きます。

「さっきから無理矢理私が誰かに呪われてるって事にしようとしてませんか？」看板を見て興味本位で肩凝りの相談にきた男性はストレートに言います。

「やっぱり胡散臭いですね。」と。

頭に矢が刺さったような衝撃に体を震わせながらも霊幻は懲りずに、ネットサーフィンはどのようなサイトを見るのか質問をします。

なぜそのような質問をするのか戸惑いながらも、掲示板やエッチなサイトを見ると答えると、「エロサイトが原因だ！」と机を叩き声を大にして言いました。

ワンクリック詐欺ならぬ、ワンクリック呪いが流行っていて呪いも電子化が進んでいると言う霊幻。

男性はその話しを信じられずお金を払わないと言いかけた時、その言葉をかき消すように霊幻はその呪いを消しますと肩を叩き始めます。

そのまま肩を叩いたり揉んだり施術を行う霊幻。

男性が、あれ？気持ちいと思ったとき霊幻の必殺技が出る。

『呪縛クラッシュ！！！』

肉体疲労からくる負担をほぐし、肩凝り・腰痛などを解消する技です。

霊能者としての力を使い切った霊幻。呪いは消えたと言い、肩の調子を聞きます。

男性は明らかに見違えて心が晴れた顔をしており、肩が重くなったらまた来ますと会計をします。

受付に座っていたのは漫画を読んでいたモブ。

マニュアルを読みながら「マッサージ代は４０分コースで３８００円です。」と正直に言ってしまうもお金をもらい、お客さんを帰します。

モブの貴重な青春。時給３００円の霊能商法アシスタントに費やしていました。

お客さんが帰った後、霊幻はたこ焼きを買いモブと一緒に食べます。

マッサージがどんどん上手くなっていく霊幻に関心するモブ。

マッサージを上達するため色んな努力をしつつ霊能力の効果ありきと協調しながら言う霊幻。

二人で話していると霊幻はたこ焼きを落とします。モブが床につく前に超能力で上へ持ち上げて言います。

「本当にこれでいいのかな…って思うんです。」

超能力が使えて少し人と違う事を自分でわかっているモブ。

たまたま『霊とか相談所』を見つけ霊幻にそのことを相談しそのまま弟子入りしたのです。

不安な気持ちもあり、色々教えてくてお金ももらえて感謝の気持ちを持っていましたが、今しかできない事が他にあるのではないかと考え始めました。

霊幻は『霊とか相談所』のあり方の話かと少し焦りを見せますが、安心した表情で帰宅部が最強でダラダラしているお前が勝ち組だとモブに言います。

このままダラダラしながらたまに俺の手伝いをして稼ぐ事をすすめる霊幻。

その頃学校では、部員が少なく困っている部活が暇そうな人を探す声があがっていました。

モブ爆発まで３１％

第3話

調味市塩中学校の校舎内で、学生達の話し声が聞こえる。

「だからさ…悪いけど、俺は抜けさせてもらうわ。」と一人の男子学生が話している。

人が少なく人数合わせで部活に入った竹中。

だがその部活にいると他の人に変人扱いされ、その部活にはついていけなくなり抜ける事を決意していました。

部員がそんな竹中を引きとめようとしますが、竹中は部室から出て行ってしまいます。

部の成立条件は５人以上と決まっているなか、竹中が辞めてしまった事で４人になり部長にどうするか問う他の部員達。

「どうもこうもないわよ。新入部員を探すのよ…死ぬ気で！」と焦りを見せながら言う、その名も『脳感電波部』部長の倉田トメ。

またも人数合わせで入部届にサインをさせる作戦で部活無所属の生徒をリストアップするよう指示する倉田。

勧誘シーズンが過ぎており、他の部活動が盛んな塩中は帰宅部自体が少ない。

いまさら脳感電波部が相手にされるか心配していました。

それでも弱音を吐かずに片っ端から勧誘したら一人くらいは引っかかると倉田が言っていると、扉をノックする音がします。

「竹中ぁ！お前は俺達を見捨てないって信じてたよ！」と部員が扉にかけより開くと、そこには生徒会がいました。

２年２組の竹中から先ほど退部届け受理したことを報告に来ており、それを受理した事により廃部も言い渡されてしまいます。

部員達はいきなりの廃部に動揺します。

部が成立するのは５人からであり、ちょうど新しい部活から部室の要請があるため荷物をまとめて出ていくよう言われます。

脳感電波部の絆は固く、勝手に話しを進められた事もあり絶対廃部にさせないと言う倉田と他の部員達。

だが、部室に来ていたのは副会長の徳川。徳川から部員達に圧がかかります。

徳川は脳感電波部の部室を見渡すと机の上にはスナック菓子と湯呑みが置かれており、倉田は活動報告書をもう何か月も出してはいない。

そんな部活にも毎月部費が２０００円払われており、部室も余っているわけではない状況です。

脳感電波部の実態は何かを問う徳川。脳感電波部は、脳を活性化させてテレパシーを受信する活動だと倉田が説明する。

徳川には理解できず、逆に不信感を抱きます。危ないことを起こす前に廃部にするのは正解だと言う徳川に倉田が言います。

「活動報告を出せないのは、マジで何も活動してないからよ！」と本当の事を話してしまいます。

その言葉を聞き、明日正式に廃部の手続きをすることにした徳川。

どうしても存続をしたいなら明日の放課後までに新入部員を連れてくることだと言い部室から出ていきます。

事実上、今日が最終日になってしまった脳感電波部。

部員は明日までなんて無理だと困惑しているが、倉田は明日中に新入部員を探すと意気込んでいました。

部員達は部活に入っていない生徒達に次々と声をかけていきます。

バイトをしていて入れない生徒や、脳感電波部の意味が分からない生徒。

そして、大半は「気持ち悪いから無理。」と断られてしまいます。

中々見つからず倉田は奇声をあげ壊れてしまい、他の部員達も諦めかけていた頃「…実はまだ一人だけ、俺と同じ二年で帰宅部の奴がいるんです。」と部員が言います。

その子を誘わなかった理由があるようですが、倉田は絶対に逃がしちゃダメと放課後連れてくるよう言います。

部員は誘って大丈夫かなと思いながら倉田のもとへ連れて行きます。

部活にも委員会にも入っておらず、彼女も友達もいなさそうで暇そうな塩中最後の帰宅部連れてきました。と紹介されたのはモブでした。

部員達はそんなモブに自己紹介をしていき、倉田は逃すまいと必死にアピールをしていきます。

紹介をした部員が神妙な面持ちで言います、モブが超能力者だと。

廃部まで残り３０分…！！！

第4話

副生徒会長の徳川が脳感電波部を廃部にするべく動いており、存続させるためには今日中に一人いれなければなりません。

塩中では部活の掛け持ちは禁止で部活に入っていない生徒に声をかけたが皆に断られてしまい、最後の望みは影山にかかっています。

入部届けにサインして廃部の危機を救ってほしいと言われモブは即答で「今日は無理です。」と断ります。

あまりの返答の早さに倉田と部員は驚きます。

もうすぐ行かなきゃと言うモブに、入部届に名前書いて生徒会に持って行くだけだからと必死で止めようとする部員達。

それでも本当に急ぐモブに何の用があるか問うと、１６時半には除霊のお客さんが来ちゃうと言うモブ。

除霊と聞いて不信がる倉田に部員がモブについて話します。

小学生の時から一部では有名で、スプーンを曲げたり消しゴムに触れずに動かしたり。モブが超能力者だということを。

信じようとしない倉田は、除霊の時間をずらしてもらい入部してよとモブにお願いします。

モブは除霊は師匠に聞かないと分からないと言い、霊幻に電話をかけます。

師匠の存在にを知った倉田は詐欺師に騙されているんじゃないかと言いながらも、時間気にして早くするようにモブに言います。

霊幻に電話しているモブ。部活の勧誘を受けていて除霊に行くのが遅くなることを説明します。

生徒会は１６時半まで会議をしており、入部届けは本人が出さなければ受理されません。

霊幻はモブが部活にはとくに興味が無い事を知り、帰宅部の下校の早さを見せつけてやれとすぐ来るように言います。

それを聞きモブは帰ろうとしますが、倉田はモブの携帯を奪い霊幻にモブを入部させないと廃部になる事を伝えます。

モブはスポーツをする柄ではなく、無理強いはよくないと言う霊幻に、運動部ではなく脳感電波部といってテレパシーを感じる修行をする部活だと説明します。

テレパシーという言葉に胡散臭いという霊幻に、あなたのような人に言われたくないと反発していきます。

自分が偽物だからモブの能力を使って客寄せしていると見た倉田だが、モブ俺の弟子で手伝いをさせているだけだと言い張る霊幻。

廃部になって部室を追い出されるんですよ？と泣きそうにながらに言う倉田を見てモブは、入部してあげようかと思い始めます。

騙されるなモブと霊幻が話し始めます。

それは嘘泣きであって、「絆」「友情」「思い出」は廃部ごときで脆く崩れるものではない。手放したくないのは、「部費」「部室」であってグダグダな放課後を過ごすことになるぞと室内が見えているかのように言います。

目の前にいる人間の役に立つことが必ずしも役に立つとは限らないから、疑うことを知れ。そして、わかったらさっさと来い！と電話を切る霊幻。

霊幻の言う通り、居心地のいい空間でダラダラしたいだけの部員もおり部費で買った茶菓子を食べながら漫画を読みどうしようもない部活です。

放課後を使ってダラダラできるのも今だけだから、お前もこい！とモブを誘いますがモブは霊幻の手伝いをすると３００円がもらえます。

３００円は安すぎる、悪いことは言わないからと必死に誘っていると黒い影が音を立てて部室へ向かっていきます。

扉が開くとそこには副会長の姿がありました。

ミーティングを途中で抜け、新しい部活を部室へ案内に来ていました。今日からこの部屋は『肉体改造部』の部室として利用することになりました。

倉田はモブが入部する可能性を信じていました。たたずむモブに生徒会長は次々と質問をしていきます。

やりたいこと、目標はあるのか、そして今何を考えているのか。興味の無い部活に流されるまま入部して、何か残る物があるのかを問います。

「自分で道を切り拓かねば、幽霊部員ではなく幽霊そのものになるぞ。キミに意思はないのか？」徳川の言葉に周りは口を出せずにいました。

モブは霊幻の言葉を思い出していました。

「他人の顔色を窺って選択するな。自分の考えを持って行動するんだ。」自分の意思について考えます。

頭の中で色々な思考が巡る中、モブには唯一夢がありました。初恋であるツボミちゃんと手を繋いで一緒に帰ることです。

小さい頃よくツボミちゃんに超能力を見せていましたが、超能力より足が速い男子に夢中だったツボミちゃん。

そのことがキッカケで人前で超能力を見せることを控えたモブ。

自分に自信をなくしていたモブが部活に入ることで何か変わるかもしれいと考えが変わりました。

「僕、入部します！肉体改造部の皆さんよろしくお願いします！」

モブ爆発まで４０％

第5話

肉体改造部は河川敷を走っていました。そしてそのなかにモブの姿もあります。

今にも死にそうな顔をしながら必死に走るモブに、全然声が出てないぞと熱い声が聞こえます。

男の魅力は、超能力に非ず。

自分を変えるために、モブは肉体改造部に入部しました。

貧血で倒れるモブ。

「まだ走り続けて５分も経ってないぞ。」と言うのは肉体改造部部長であるムサシです。

ムサシは倒れたモブを部室まで運んでいきます。

その頃、脳感電波部は肉体改造部のはからいで使わせてくれている部室でオセロをしていました。

倉田はモブが肉体改造部に入部したことを理解できずにいます。

他の部員達は、生徒会の目を逃れられ不死身の部活だと言いながら安心していました。

お～いと言う声と同時に扉が開きムサシが姿を現します。

脳感電波部は即座に土下座で迎え入れ、部屋を使わせもらっている感謝を伝えます。

倉田がムサシの肩にいるモブに気づきます。

ムサシはトレーニングに戻るため、モブを見ていてくれとモブを肩からおろし部室を出ていきます。

脳感電波部は関係ないのにと思いながらも水を用意してあげ、意識を取り戻したモブに倉田がどうして肉体改造部に入部したのか問います。

昔から運動音痴で足が遅いモブ。今まで超能力に頼って生きてきたが、肉体改造がしたくてと答えます。

その答えに、言い訳がダサいと言う倉田。本当に超能力があるなら見せてみてと半信半疑で言います。

モブは周りを見渡してから、肉体改造部のダンベルを見つけ器用に飛ばしてみせたのです。

疲れていて少しのしか力が使えないというモブ。

小学生からの友達である部員はスプーンを曲げる程度だと思っていた力が成長していると驚愕し、倉田は開いた口が塞がりません。

モブの力を目の当たりにした倉田は、宇宙の何処かにいる地球外生命体との交信・接触をするという夢を手伝ってほしいとモブにお願いします。

脳感電波部も最初は色々な本を読んだり実践を試みてきたが成果がでず、ダラダラ過ごすようになっていたがモブのお陰で突破口が見つかり無限の宇宙との邂逅を果たす夢がまた倉田にはできました。

だがモブは男の魅力を身に付けたいために、筋トレを優先しようとします。

モブがモテたいんだと感づいた様子の倉田は、筋肉を付けてもモテないと公言します。

どうしたらモテるのかを倉田に聞くと、テレパシーで女の心を読むことがいいと言われたモブ。

その足で霊幻の事務所に行くと、霊幻にテレパシーについて話します。霊幻はテレパシーは使えないため助言はできないと言われてしまいます。

急にテレパシーについて話してくるモブを不信に思い、心を開きたい相手がいてそれは女なのでは？と言う霊幻に隠しきれない表情を見せるモブ。

分かりやすいモブに、モテたいと思うのは恥じる事ではないがそういう悩みは他で聞けよと言われモブは事務所を後にします。

外を歩きながらモブは考えます。モテなくたっていい、ツボミちゃんと仲良くなれれば。そう思っていると「ちょっとそこの少年…悩んでますね？あなた悩んでる！」とマスクを被った人に声をかけられます。

第6話

あなた、すごく悩んでいると急に声をかけてきた人がいます。

モブが誰だろうと思うのをお構いなしに次々と質問してきます。

勉強で悩んでいるのか、家庭なのかお金なのか、あなたには笑顔がないから一目見たらすぐわかるよと言いながら最後に恋の悩み…と言うとモブは不思議そうにしている。

私についてきたらその悩み解決します、モテますよという言葉に帰ろうと思っていたモブはついて行くことにしました。

連れてこられたのは地下にある集会所と呼ばれるところです。

エレベーターの中でどういうところか説明を受けています。

先月できたばかりの世界中がハッピーになれる全く新しい宗教との説明を受けます。

その新しい教団名『カッコワライ』は人類を救うため降臨した現人神（あらひとがみ）、教祖エクボ様が設立しました。

モブは言っていることをあまり理解出来ていないようだが、カッコワライに入るとなぜモテるかを聞く。

教祖様はどんな者もたちまち笑顔にしてしまうのです…とあやふやな返事をされてしまう。

真相は分からないままだが、ツボミちゃんと仲良くなれるのならと思いながらエレベーターは目的地に到着します。

扉が開くと声をかけてきた人と同じマスクを被った人達がそこには沢山いました。

皆モテたいのかな？と思いながら、皆に誘導されるがまま胴上げされステージにあげられます。

ステージにあがると、勧誘されたのか同じクラスの新聞部に加入している米里イチがいました。

少し会話をしていると、皆がエクボ様だ！と声をあげます。

歓声の中現れたエクボ様は笑ってますか？と笑顔で言います。

周りが大笑いを始めるなか、モブは一人笑わずに立ち尽くしていました。

温まってきたから『スマイルマスク』はずしちゃおうかというと顔につけていた不気味な笑顔のマスクを外すと男性の顔があらわになります。

他も同様にマスクをはずし笑顔を見せています。

みんな良い笑顔だ、幸せいっぱいの証拠ですね。と言うエクボ達を見てステージに立っていた一人の男性が不気味な連中だなと一言。

周りが大笑いするなか、モブは早く本題に入らないかなとその時を待っていました。

するとエクボから笑顔がなくなり、「ストップ！」と言うと周りはさっきまでの大笑いが嘘のように静まり返ります。

３人の新たな仲間が加わる事になりました！拍手！と言うと、拍手が鳴り響きますがステージに立たされた３人は困惑しています。

幸せの種を育てるためには、まずは土壌を開拓しなければならないと言いエクボはそのまま話し続けます。皆の心は塞ぎきっている、これでは幸せの芽が出てきません。

そして、導かれし不幸な植木鉢ちゃんと呼ばれる３人の顔には笑顔が無い。見るからに不幸だと言われてしまいます。

笑いなさい。

苦しくても笑っていれば心が豊かになる、豊かな心は幸せの栄養で笑顔でいれば幸せになれるというのが『カッコワライ』の教えだと言います。

逆に、笑わなければ不幸な人生が続く…死ぬまでと話します。

ステージ上の男性は笑って幸せになれるなら人生楽なもんだと、昼間ベンチに座っていたところを勧誘されつれてこられた男性でした。

エクボは不景気の犠牲者だと笑顔で言い、笑顔力を込めた『スマイルマスク』を被ると矯正できて笑顔を取り戻せると説明すると信者達はそのおじさんを取り囲みマスクを被せて「これであなたも（笑）の仲間です。」と言います。

隣の少年も笑いそうにないとモブを見てマスクを被せます。最後にモブのクラスメイトの米里は何か言いたそうだと言われ口を開きます。

先月設立した（笑）。

たった一か月で沢山の信者を作ったことが信じられず怪しいと言います。信者に勧誘されたわけではなく自ら訪れていた米里。

悪い噂を聞き、自ら検証した記事を学校新聞に載せるため取材をしにきていた。

エクボは悪い噂とはなんのことかを問います。

この空間の空気が異常だと思い、集団催眠、洗脳、脅迫観念の植え付けなどがないか調査がしたいという。

すると、その姿勢に素晴らしいと思ったエクボは証明します。自分がインチキでないことを。

先ほどマスクを被せられていた男性がマスクを外すとそこには笑顔を見せる男性が立っていました。

モブ５０％

第7話

小学校の卒業式、先生が振り返り泣いています。他の生徒達は手をあげ学校での思い出を話しているなかモブも手をあげます。

先生も手をあげるモブを珍しいと思いながら聞きます、「えっいや…トイレ行っていいですか？」塩中新聞部である米里イチは、積極的な勧誘活動を展開し始めた新興宗教団体『(笑)』に潜入取材を始めていた。

その実態は、スマイルマスクを被せられていた男性が楽しくもないのに笑ってしまうという不思議な現象。

いい笑顔です！これであなたは不幸の連鎖脱することができました！と話すのは教祖であるエクボです。

周囲から素敵な笑顔ですと言われる男性は、気分がよくなり笑いが止まりません。

幸せを掴んだ男性の横にいたイチはどうして男性が笑い出したのか、この空間にはまだ何かあると思いながらも一旦退いて洗いなおそうと思います。

笑顔になった男性を目の当たりにし、正直に驚きこの取材自体自分の手に余ると判断したため一度失礼しますと言うイチに駄目ですと帰らせようとしないエクボ。

言いがかりを付けられたが謝罪はいらいから誠意を見せろと言うエクボ。我々に筋を通すにはどうすべきか賢そうなキミには解るでしょ？と問います。

全面的に謝り、学校新聞の記事にもしないことを約束するがそれは中立な意見ではなく放置だと言い引きません。

悪戯に『カッコワライ』に踏み込み我々の笑顔に疑問を呈しそのまま帰ろうとする事に後腐れができると、笑うまで帰す気がないことを怒りあらわに言います。

笑う気分ではないイチは、愛想笑いでは失礼にあたる。自分には嘘をつきたくないと強い意志を見せます。ですが信者の一人にマスクを被されてしまいます。

マスクを被るとたちまち勝手に口角があがり笑ってしまう。周りの信者も盛り上げるかのように、おめでとう！印象が変わったよ！と声をかけていきます。

皆も笑っていて徐々に心地よさを感じ始めるも頭のどこかできっと洗脳なのだ、助けてと思う気持ちと葛藤していました。

マスクを被ったモブが手をあげて問います。笑顔とか幸せがテーマでモテるかどうかは別の話しなら帰っていいですかと。マスクを自分の手で取ると以前と何ら変わりのない顔で別に悩んでないですと言います。

力が効いていないことに驚くも、不安因子を素のまま帰すわけにはいかないエクボは言葉巧みに言います。浮かない顔で生きていくより、ここの皆と薔薇色の気分になれる。笑わない人生は損をしているから、これを機に変わってみようと。

モブの父親は煙草を知らない人は損をしていると言っていた、損って感覚も人によって違うんだと思ったモブ。

こんな子供に躓いている場合ではないエクボはモブと睨めっこをしようと提案します。

幹部３人との睨めっこ、牛乳を口に含んで先に笑って牛乳を吹き出したら負けという簡単なルールだが近くで見ていたイチは罠だと確信していた。

１人め、２人めと場の空気で笑わせて心えおつかもうと思う幹部達だが普段から笑顔を作るよう矯正していたため自ら笑いが止まらなくなっていました。

３人目の幹部は２人とも情けないなと言いながら格の違いを見せつけてくれるかと思いきやそんなこともなく負けてしまう。

幼少より無表情が板に付いているモブは何もしていないのに３連勝することになります。

勝負に勝ったので帰ろうとするモブに、私が相手だ！とエクボが出てきて信者達は嬉しそうにそれを見守ります。

牛乳を口に含んだ瞬間モブの表情が躍動する。その牛乳には明らかに何かが混ぜられていて口から牛乳を吐いてしまいます。

その姿を見たエクボは笑ったと言い、信者達もそれを見てエクボをやはり凄い人だと思い改めていました。

うつむいていたモブが顔あげいいます。「僕は笑ってない。」すると皆の笑顔が一瞬にして解けていきます。笑顔が解けるとなぜここにいるんだろうとそれぞれが考え始めるのです。

その瞬間エクボ怒りをあらわにしたかと思うとまた皆が笑い出します。

私の催眠術をかき消すなどありえない、でも笑わせられないのならこのさい力技だと思いエクボは次の手に出ます。

信者達にモブが哀れでこのままだと不幸すぎる、皆の力を合わせて彼の笑顔を救い出してあげましょう。と声をかけると信者達がモブの周りにかけより体を抑えます。

助けるためにはやむを得ない、スマイル矯正施術を強行するというエクボに困惑するモブだが「私の真の力、神通力お見せしますよ。」と言い手が目の前まで伸びてきていました。

モブ８２％

第8話

笑いましょう！笑顔で素敵な人生を！皆で笑わせよう！表情が明るい子は友達も増えるぞ！と言う信者達の中に無表情のモブがいました。

どうして笑わないの？私達が幸せそうに見えないの？心配ないんだよ！皆で笑うのってすごく良いことだと思うの！と言う信者達に今にも飲み込まれそうになります。

それを見ていたエクボは、頑なに笑わないモブに愛想笑いをするのは嫌いなのかと言う。長い人生それじゃ上手く人生を渡っていけない。皆も笑顔で迎えいれてくれている、皆さん厚意を無化にするつもりかと責め立てていきます。

ここに敵は誰一人としていないのに、一体何と戦っているのか。空気を読みなさいと言うエクボにモブは昔を思い出していました。

過去にも、なんでつまんなそうにしてるんだ、退屈そうなら帰れよと言われたことがあるモブ。周りは楽しそうに笑っていました。

ツボミちゃんの笑顔が浮かび、空気読もうよという言葉が頭に残ります。

周りからの笑えという声に、エクボ様が『神通力』という力を発揮する。スマイルマスクに込められている不思議な力を直接モブに送り精神を昴揚させ幸せの正解から抜け出させないようにしようとしました。

８８％

だが、モブには効きませんでした。自分の力が効いていないことに驚き、顔を掴み笑わせようとします。モブの表情が一切変わらず死体なのではと疑問を持つほどでした。

９３％

「僕は…愛想笑いができないんだ。」

モブはやっと気づきました。エクボもまた超能力を使っていることに。

９６％

愛想笑いが嫌いじゃなく、できないモブ。他人に流される事すら上手くできず、教祖様の力でさえも笑う事ができなかった。

でもそれは悪気があるわけじゃなく、生まれつきこういう人間なのだと教祖様に話します。

感情が無いと知る教祖はモブに言います。恋の悩みと言っていたが、そんな性質じゃあ好きな女が笑っている時も一緒に笑えないだろうと。

これまでにもなかなか笑わない人を見てきた教祖だが、無理矢理笑わせるとそのあと暗示にかかる者、周りが楽しそうだと自分の気持ちも楽しい気持ちになってくるもの。

逆を言うと、感傷やイライラも伝染しやすいものだと言います。それがないモブは、一緒に泣くこともできず、感動もできない。

部屋に引きこもって青春を終え、お前は永久に孤独だと言われてしまいます。将来が不安になるのなら、最後のチャンスとしモブに笑えと言います。

モブはうつむきつつ言います「その超能力で、笑わせてくれよ。」そう言うと笑っていた周囲がピタっと止まります。エクボが神という存在になれる場所、広間に充満する力の流れ鉄壁の集団心理をモブが崩していました。

似た力を持っていることがわかり、平和で血の流れない宗教形態を選んではいたがモブが邪魔になるエクボ。自分が神様になるには、環を乱す異分子を排除せねばと言います。

モブは安心したように「よかった。ヒトじゃないんだね。」言うと力を発揮します。

僕に空気を読めなんて恐ろしい事を言ったのが、悪霊で良かった…と。

信者達よ…そいつを生かして帰すなとの強い命令信号が流れると信者達はたちまちモブを取り囲みます。

「モブ君空気読もうよ」モブの頭の中で聞こえる声。

超自然的現象を引き起こす力『超能力』科学では証明されていないが、目撃情報や体験談が跡を絶たないなか決まった儀式があるわけでもなく超能力も十人十色です。

ここに一人の超能力者がいる、周囲からモブと呼ばれる中学生。強力な力を持っていながらも自らそれを披露する事を避けるようになっていました。

成長を重ねていくうちに自分の力が危険である事に気づき始めたモブ。抑圧された感情がモブの心の奥深くで少しずつ膨らんでいました。

内で溢れ出し暴れる感情のセーブにも、一定の限界許容量がある。渦を巻く感情が遂に限界を超えようとしていた。今まさに、それは…

１００％『怒り』

周囲を持ち上げるほどの力、雷が鳴り竜巻ができていました。モブの力を見たエクボは、これだけの強大な力に自分の力が通用しないはずだと言います。

力が微力すぎてマスクに細工されていたことに気づかなかったモブだが、そんなことはどうでもいいと言いグループの仲間外れを殺すのが宗教の方針なら本気で来いと戦いを挑みます。

その言葉に笑うエクボが本来の姿を現します。『上級悪霊エクボ』お前を消すのに２秒ありゃ足りるぞ小僧！！と言い放つ。

感情のない家畜とモブを呼び、次は泣いてみるか？と襲い掛かります。前が見えないほどの光を浴びてエクボは後ろに下がるが片手片足がなくなっています。

片手片足を新たに再生させ中学生相手にフル霊力で戦うこと決めたエクボ。この先も本当に生きづらいであろう、ここでくたばんな！と言うがすぐさま片手を落とします。

片手を落としたと思いきや両足両腕がなくなっていたエクボの頭を踏みつけるモブ。感情に身を委ね出てきた姿は普段とはまるで違い化け物だとエクボが言う。

隙を見つけ『霊ザービーム』を直撃させるエクボに、「僕は最低だ。」とエクボの前に現れ２本指を額にあてると円を描くように割れてしまいました。

戦いを終え、霊幻の元へ行ったモブは空気が読めるようになりたいと相談します。上等な処世術お前には無理だろとハッキリ言う霊幻に落ち込むモブ。

非常識なお前には無理だが今更凹むなよとなだめながら、深刻そうな顔のモブを気にかけます。

自分のノリが悪いせいで楽しそうな人達の空気を台無しにしてしまった自分を責めており、霊幻に今日あった出来事を説明していく。

典型的なマインドコントロールからなる宗教で、救いとは違い依存させていただけの詐欺に多い手口を利用していたエクボ。

「お前は今日、お前にしか助けられない人々を偶然に助けたという事になる」と霊幻がモブに声をかける。

０％

信者達は目を覚まして何があったのかを思い出していく。そして、あの少年こそが神の使いかもしれないと言い探す事になります。

翌日モブが目を覚ますと「おはよう。いい朝だな相棒。」と目の前に火の玉が現れる。

モブ２０％

第9話

「起きたら俺様がいて驚いたか？まぁ、昨日の敵は今日の友ってよく言うしな。」と目の前の火の玉が話しています。

下の階から着替えてご飯を食べなさいと母親の声がする。呼んでるで、シゲちゃんと言う火の玉のさきっちょ部分を掴むとそままぶん回し叩きつけるモブ。

この状況が夢なのか現実なのか確かめようと思ったがどうやら現実のよう。傷つきながらもその火の玉は話します。昨日敗北して気づいた、上には上がいる事を…。

モブは言います「誰…？」驚いた表情でエクボだよ！昨日死闘を繰り広げた！と言うとモブは消し残しだと思い除霊を開始しようとするもそれを止めようとするエクボ。

幽霊として一生を終わらせたくないエクボには夢がありました。その夢とは、世界中の脚光を浴びる存在になりたいと幽霊だが野望を持っていると話します。

エクボが最終的に目指すのは万物の中で最上位存在である神だといい、神になる日を夢見ているのだそう。

モブが１日で潰してしまった宗教もその一環であったが、本当に人の心を掌握するためにはマインドコントロールや集団心理ではいけない事に気づきモブの元へ訪れた。

説得力のある神秘の力を見せびらかせば、誰でもついてくると考え、一緒に頂点を目指してくれないかとモブを誘う。

他に言い残すことはないかと除霊しようとするモブに、体を震わせながらもう悪いことはしないからまだ消えたくないと願うエクボ。

家や学校で悪さをしないことを約束にとりあえず消すのをやめ、放課後霊幻に相談しに行くことにしました。

ひとまず助かったエクボだが、隙を見つけてモブの体を奪おうと考えていました。

部屋を開け弟の律が入ってきます。いま誰かと話していなかったか？と聞かれるが、モブは話していないよとその存在を隠します。

モブが学校へ行きそれについて行くエクボは考えます。

機嫌を損ねたら消されるかもしれない、まずは懐柔する必要がある。モブの思考展開は読みにくいため、私生活を一緒に過ごして内情を把握するんだ。

理解者になることによって、自分を頼ってくれるようにする。

「ねぇ、影山くん。１年３組の影山律くんよね？」と声をかけるのはモブと同じクラスで新聞部の米里トメ。

面白い話しがあるから少し話さないかと律を誘う。兄さんに何かあったのかと気になる律。

一方その頃、モブ達が通う塩中学校と同じ市内にある黒酢中学校。少数で乗り込んだ塩中の不良、準備運動にもなりゃしねぇと言うのは『塩中番長・鬼瓦天牙（おにがわらてんが）』

黒酢中は鬼瓦に手も足も出ない状態で裏番長を呼ぶと、鬼瓦は無残な姿になってしまう。

黒酢中の不良達も流石にやりすぎだと思うなか、「しょうがないだろう。刃向かって来たんだから。」と言うのが黒酢中２年裏番長である『花沢輝気（はなざわてるき）』通称テル。

徹底的な差を見せつけてやれば別人ようにへりくだる、今のキミたちと同じさと言われ他の不良たちは冷や汗を流す。

他人も力も利用できるものは全て利用するのが花沢のやり方であり、自分を世の中の主役だと思っているのです。

事務所にて、心霊写真をお祓いしてほしいとの依頼を引き受けます。依頼主に２時間後また来るよう伝え取り掛かる。

霊幻の必殺技の一つである『お祓いグラフィック！！！』、ＣＧソフトを用いて写真を不自然なく合成処理する技。

黙々と作業をするなか、師匠とモブが呼びます。一緒についてきていたエクボは霊幻から霊力を感じず霊能力者は嘘だろと呆然とします。

そんななかモブは横を指さし、この霊が今朝からついてくるがどうしたらよいか相談します。霊幻は悩んだ結果、弱すぎて見えないと言いモブにとっても肩にテントウ虫がくっついてる程度だから好きにしていいと言われます。

それを聞いたモブはエクボをまだ消さないでいてあげるのでした。

モブ爆発まで２５％

まとめ