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ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。
違法手段ではないので、安心してください。
『月光条例』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で全巻無料で読める?
いきなり、結論です。
『月光条例』はこちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読むことができます。
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『サンデーうぇぶり』は小学館が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
『サンデーうぇぶり』では『月光条例』を惜しげもなく1巻から最終巻まで全巻無料で公開してくれています。
安心安全に、そしてタダで『月光条例』を読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法が最もお得です。
また『サンデーうぇぶり』では、『月光条例』以外にも
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『サンデーうぇぶり』の基本的な使い方
『サンデーうぇぶり』では、アプリ内アイテムである『チケット』と『ポイント』を使用して読むことになります。
簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』を使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。
『月光条例』も1日に最大5話まで読み進められます。
ここでは『サンデーうぇぶり』で使うアプリ内アイテム『チケット』『ポイント』のそれぞれの使い方を簡単に説明します。
『サンデーうぇぶり』のチケットとは?
『チケット』はチケットアイコン(↓黄色い線で囲んである)が表示されている話に使うことが出来ます。
各作品ごとに1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。
つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読めるシステムがこの『チケット』なのです。
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『サンデーうぇぶり』のポイントとは?
『ポイント』は毎日、5~15秒程度の広告動画を見ることで30ポイント(作品1話分に値する)を取得することが出来ます。
サンデーうぇぶりに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。(※ポイントを使って読む事ができるという意味)
↓『サンデーうぇぶり』のホーム画面に『POINTゲット(黄色い線で囲んである)』アイコンが出てくるので、そのボタンをタップして短い広告動画を見ることでポイントをゲット出来ます。
15秒程度の広告を流しておく(見なくてもよい)だけで、1話分の漫画を無料で読めてしまうので、絶対活用するべきです!
この『POINTゲット』アイコンは毎朝8時に回復し、ホーム画面に表示されます。
【重要】さらに今なら『サンデーうぇぶり』のアプリを新規ダウンロードすることで1000ポイントの特典が付いてきます。※1000ポイント=単行本3冊分
アプリのダウンロードは、もちろん無料です。
操作も簡単なので、すぐに使いこなせますよ!
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『チケット』『ポイント』以外で1日3話分の漫画を読む
『チケット』『ポイント』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります。
その仕組みがこれ、
見たい話の漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む あと3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分を新たに無料で読むことが可能となります。
3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。
ここまでを簡単にまとめると
- チケットを使い1日1話無料で漫画を読む
- 短い広告動画を見て毎日30ポイント獲得し1話分の漫画を無料で読む
- 短い広告動画を最大3本見て、3話分の漫画を無料で読む
以上の事から『サンデーうぇぶり』は、1つの作品において、1日に最大で5話分を無料で読むことが出来るかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。
遠慮なく無料で読ませていただきましょう!!(^^)/
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『月光条例』の世間の評価は?
久しぶりに月光条例を一気読みしてしまった
やっぱり面白いし、シンデレラと赤ずきんのコンビ好き— とうふ(十二)本屋【toofoo】 (@barbonbarbon) November 1, 2021
久々に読み直してたが月光条例より面白い漫画は無い、100点満点中480点はある
— 末松攸斗 (@ssuemmattssu) October 28, 2021
うーん月光条例面白いぞ
藤田作品で一番好きかもしれない、アニメ化しねぇかな— すしごろう (@sushi561) October 24, 2021
月光条例は途中まで読んでる
面白いよねアレ
双亡亭は少し読んだけどまだ合わないかな……読み進めたら合うようになると思う— 折原あんドーナツさん (@laudatoreshelly) October 23, 2021
月光条例も前評判聞いてたから恐る恐る読んだけどいやこれ面白いやんけ!になったな。序盤エンジン掛かるまでは確かにちょっとあれだけどそれはまぁいつものことだし…
— こくまろ (@1A2nJqqvTlDjxp2) October 11, 2021
月光条例面白いなぁ
藤田先生の作品ならこれとうしおととらが好きかなー— 雪風 (@yukikaze292) October 8, 2021
月光条例、めちゃくちゃ面白いけど演劇部のおっパイがどんどんでかくなってる
— aegis (@mackerel_aegis) October 6, 2021
月光条例を全巻読んだんだが、この人の漫画やっぱ面白いな🤗
— クソ部下わからせおじさん (@MachGichi) October 4, 2021
月光条例マジで面白いな pic.twitter.com/FnD9h8Fuyb
— 睂 (@mym_hn) October 2, 2021
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『月光条例』あらすじ紹介!
ケンカが強く、超絶ひねくれ者の不良高校生、岩崎月光(いわさき げっこう)は、友達がいません。
育ての親の「じいちゃん」が経営するラーメン屋の手伝いや、唯一本当の月光を理解している幼馴染の女子高生「エンゲキブ」にからかわれたりと、普段と変わらない生活をしていました。
そんなある日、ブキミな青い月の光が地上に届きます。
青い月の光は「おとぎばなし」の世界に届き、そのキャラクターたちをおかしくしてしまう「月打(ムーンストラック)」を起こすやっかいな光なのでした。
エンゲキブが次の演劇でやる予定だった「鉢かづき姫」を読んでいると、突然本から鉢を被った娘「ハチカヅキ」と、それを追う化け物が飛び出してきます。
ハチカヅキを追っていた化け物は「鉢かづき姫」のキャラクターです。
このようにあらゆる「おとぎばなし」から凶暴化したキャラクターが人間の世界へ暴れに来ます。
ハチカヅキはこの月打によりおかしくなった「おとぎばなし」の世界を救うために、使者として人間の世界へ助けを求めにやって来たのでした。
月打されたキャラクターは「月光条例(げっこうじょうれい)」というプロセスを経て正常に戻ります。
そしてほぼ事故。意図せず月光は、月光条例の執行者にならざるを得ない状況になってしまいます。
最初はいやいやだったものの、実は心根が優しく困っている人を放ってはおけない月光は、「おとぎばなし」の世界を救い始め、徐々に仲間や友達も増えていくのでした。
『月光条例』の見どころ紹介!
「月光条例」は全29巻286話の大作で、独特なタッチのイラストと、独創的な世界観が特徴です。
おとぎ話全体を物語の基盤として取り扱っている漫画は多くなく、その中でも壮大なストーリーながらもキャラクターの個性が際立っているこの月光条例をぜひ読んで頂きたいです。
「月光条例」の見どころは以下の4つに代表できます。
①たくさんの物語が登場
②だんだん増える個性的な仲間たち
③壮大なストーリー
④月光とエンゲキブの正体とは?
それぞれご紹介していきます。
気になった方はぜひ実際に読んでみて下さい!
見どころ① たくさんの物語が登場
「月光条例」にはたくさんの物語が登場します。
多くは皆さんが読んだことのある、もしくは聞いたことのある話が沢山登場します。
日本昔話からは「桃太郎」や「浦島太郎」などを始めとし、「鉢かづき姫」などの少しマイナーな物語も多く登場します。
「おむすびころりん」からは月打された「おにぎり」が出てくるなど、想像の斜め上を行くキャラも出てきます。
海外の昔話では、「赤ずきん」や「シンデレラ」などグリム童話はもちろん、「アラジンと魔法のランプ」や「船乗りシンドバードの冒険」などのアラビアンナイトのキャラクターも重要なポジションで登場します。
それだけではなく、あのアニメ作品でも有名な「フランダースの犬」のパトラッシュも月打されるというシーンもあります。
読んだことのある物語や、知っている物語が出てくると、それだけワクワクしたりどんな位置付けなのか気になってしまいます。
ここには書ききれないほどたくさんの作品・キャラクターが出てくるのでどれくらい知っているか注目して見てみて下さい!
見どころ② 徐々に増えていく仲間たち
もともと月光には友達はあまりいませんでした。
性格も一匹狼のタイプで超がつくほどのひねくれ者でもあります。
そんな月光でしたがハチカヅキやエンゲキブたちと戦いを重ねていく中で、徐々に仲間が増えていきます。
「昨日の敵は今日の友」というように、かつては強敵だった「赤ずきん」や「シンデレラ」など多くのキャラクターが月光との戦いで心を動かされ、強力な仲間になります。
月光がピンチのときに助けに来てくれるシーンはやはり胸が熱くなります。
なにより、仲間のキャラクターの能力がすごく強いのです。
例えば「赤ずきん」は、顔が巨大化し、ブラックホールのように真っ黒な目に物を出し入れ出来たり、劇的に強いおばあさんと、猟師さんを召喚して戦ってもらう事ができます。
一人のキャラクターにこんなに与えて大丈夫かなと心配になってしまうこともありますが、それは敵も同じなので安心して下さい。
このように強く、頼もしい仲間が増えていく様子は、いつの時代でもとてもワクワクします。
見どころ③ 壮大なストーリー
「月光条例」ではおとぎ話の世界がメインというわけでも、人間界がメインというわけでもなく、お互いが深く関わり合って出来ている世界が舞台です。
「月光条例」の中に、何人かの「作者」が登場します。
宮沢賢治やメーテルリンク、アンデルセンなどです。
彼らは伝えたいことが有り、意志を持って物語を作ります。
それが悲劇だとしても。
あるキャラクターが作者に、物語を変えてほしいと頼むことがあります。
しかし伝えたいことがあってできた物語である以上、それを変えるのはその物語自体も作者すらも死んだも同じだ、と拒否されてしまいます。
悲劇の当事者にしてみれば受け入れるしかないと思っていても、そのキャラクターと仲のいい、別の物語のキャラクターの抱える気持ちを想像すると悲しい話です。
このようにおとぎ話の世界と人間の世界が深く関わり合っている世界観なのです。
そして「月光条例」終盤では、おとぎ話だと思っていた昔話が、実はリアルの世界での出来事だったというような、複雑で壮大なストーリーを楽しむことが出来ます。
見どころ④ 月光とエンゲキブの正体とは
じつは月光の出生や、本当の親などは物語終盤まで明かされません。
エンゲキブも同じく本名や両親、出生など明かされないことが多いのです。
何となく読んでいると実は気づかなかったりするくらい自然に、正体はぼかされ続けていました。
言ってしまうと、人間の世界の住人ではないのですが、月光の正体とエンゲキブの正体は、この「月光条例」において最も重要な鍵を握っています。
なぜ月光は月光条例の執行者になったのか、エンゲキブがエンゲキブとしか呼ばれない理由とは何か、その真相が後半で徐々に明かされていきます。
点と点が繋がる衝撃を受けたときには、もうあなたは「月光条例」の虜でしょう。
『月光条例』主要登場人物紹介!
岩崎 月光(いわさき げっこう)
「月光条例」の主人公です。
現(うつつ)高校に通う不良高校生です。
ケンカが強く、目つきも口も悪い、超絶ひねくれ者というのが全面に出てしまっており、友だちも少ないです。
しかし困っている人を放っておけない、いわゆる「根はイイやつ」です。
両親は不明ですが、岩崎 徳三(いわさき とくぞう:通称 じいちゃん)が育ての親で、彼の経営するラーメン屋の手伝いもしています。
エンゲキブとは幼馴染で、あらゆる弱みを握られているので、軽めの脅迫をよく食らっています。
じつはそんなエンゲキブに想いを寄せていますが、その気持に素直になったことはありません。
ひょんなことから月光条例の執行者となり、最初は嫌々だったものの、徐々に執行者としての頭角を現していきます。
しかし実は人間界の住人ではなかったことが明らかになり、その正体からこの「月光条例」の根幹に触れる部分に繋がっていきます。
エンゲキブ
「月光条例」のヒロインです。
月光と同じ現高校似通っています。
性格は明るく活発で、高校では男子のみならず女子からも好かれる人気の女子高生です。
人間界に助けを求めに来たハチカヅキを家に泊めるなど優しい性格の持ち主でもあります。
しかし、両親は多忙でほとんど家に帰ってこず、寂しい気持ちを常に抱えています。
月光とは幼馴染であり、月光のじいちゃんがやっているラーメン屋のラーメンが好きでよく通っています。
じつは月光に想いを寄せていますが、その気持ちに素直になったことは有りません。
物語の途中待まで、何となく謎の多い女の子でしたが、終盤で衝撃的な事実が明かされます。
エンゲキブも人間の世界の人ではなかったのです。
エンゲキブの正体や、時折見せる意味深な行動の意味が終盤で解き明かされます。
鉢かづき姫(ハチカヅキ)
「月光条例」の二人目のヒロインです。
日本のおとぎ話である、「鉢かづき姫」の主人公です。
「鉢かづき姫」のなかで亡き母に鉢を与えられ、頭に大きな鉢を被っています。
その鉢のおかげで、「月打(ムーンストラック)」の影響を受けず、その混乱の際に「執行者」を求めて人間界に使者として来る役割を担っています。
被っている鉢のてっぺんには、月光条例執行のための「極印(ごくいん)」が刻まれています。
飲み込んだ武器に自分が変身できる能力を持っており、その威力は元の武器の10倍にもなります。
そして執行者に自身を武器として使ってもらい、月光条例を執行します。
かつて、宮沢賢治とコンビを組んであり、その時の実績で「伝説の使者」とも呼ばれています。
『月光条例』序盤ネタバレ紹介!
第1条 第1話 「月光条例」
「何十年かに一度、真っ青なお月様の光が地上に届く」
「そうすると、子どもたちの読む『おとぎ話』の世界がおかしくなるんだよ。」
制服をだらしなく着崩した青年が、夜の公園でブキミに青白く光る満月を眺める場面から物語は始まります。
この少年は、主人公の岩崎月光(いわさき げっこう)。
月光はいつものように絡んできた不良をボコボコにしていました。
ひとしきり不良をボコって金品を奪い終わると、家の用事を思い出して大慌てで風のように帰ってしまいます。
そんな強い月光にも苦手なものがいくつかあります。
そのひとつは、「エンゲキブ」
「エンゲキブ」とは、月光の幼馴染で、学校では演劇部に所属しており、その演技力は部一番。明るく気丈で活発な、学校でも人気の女の子です。
そんな彼女は何かと月光のことを気にかけていますが、月光は一匹狼のようなタイプなので自分には不釣り合いだと感じています。
そしてもうひとつは月光の祖父にして育ての親、「じいちゃん」です。
また、その「じいちゃん」が一人で経営する「ラーメン屋 いわさき」の店主でもあります。
月光はそんなじいちゃんがやっているラーメン屋の手伝いをしています。
月光が慌てて帰宅すると、「おそいんでぇ!バカヤローッ!!」と、壁にめり込んでしまうほどのパンチを、じいちゃんからお見舞いされてしまいます。
月光は育ててくれたことに感謝はしているものの、頭の固いじいちゃんとぶつかってしまうことが多々あります。
一方その頃、地上には青い月の光が届き、おとぎ話の世界がおかしくなりつつありました。
「鉢かづき姫」
少女は13歳のとき、病気でなくなった母親からおまじないのかかった大きな鉢を頭に被せられます。
鉢が何故か取れなくなり、少女は「ハチカヅキ」と呼ばれるようになります。
ある時ハチカヅキは殿様の元で「風呂たき」と呼ばれる雑用係をすることになります。
鉢が原因で不幸なことも多々有りましたが、働き者で心優しいハチカヅキはお殿様の息子に好意を持たれ、ライバルの兄嫁たちを差し置いて結ばれます。
鉢が取れ、中からは金銀財宝が出てきて、めでたしめでたし。
という話のはずでしたが、鉢が取れる直前で「鉢かづき姫」の世界に青い月の光が差し込みます。
するとお殿様の息子と、兄嫁たちの顔は恐ろしく歪み、真っ黒な目に三日月が浮かんでいるような瞳をしたブキミな姿に豹変してしまいます。
しかも彼らは正気を失っており、おとぎ話の世界を全て破壊しようとします。
しかしハチカヅキは鉢のおかげで青い月の光が届かず正気でした。
そのハチカヅキはおとぎ話とおとぎ話の間で連絡がとれる黒電話で、かの有名な「はだかの王様」の王様と連絡を取ります。
おとぎ話の世界には「長老会」というものがあり、「はだかの王様」の王様や「白雪姫」の継母(ままはは)、「花咲かじいさん」のじいさんなどを中心にお互いに連絡を取り合っています。
王様によると、「はだかの王様」の国民もすべておかしくなってしまったようです。
この現象は「月打(ムーンストラック)」といい、何十年かに一度の周期で何度も起きています。
おとぎ話の世界と人間の世界は繋がっており、おとぎ話の世界から人間の世界へはある程度自由に行くことができます。
月打の影響を受けないハチカヅキは、人間の世界に行き、自身を武器として戦ってもらうという役目を背負っています。
ハチカヅキは化け物と化した兄嫁たちに追われながらも、助太刀に来た「一寸法師」の鬼に助けてもらいます。
ついでに気を失っていた主役の一寸法師を託され、なんとか人間の世界へと繋がる門へ飛び込みます。
場面は戻り、エンゲキブはいわさき屋でおとぎ話を読んでいるシーンです。
「鉢かづき姫」はエンゲキブが次の劇で演じる話でした。
「ふーん、結構苦労すんね、『鉢かづきちゃん』。」としみじみ読んでいました。
すると突然本から、鉢を被った娘が鬼のような形相をした化け物に掴まれながら飛び出してきます。
突然のことに驚きながらも、エンゲキブと月光はその娘を化け物から引き剥がすために娘の手を引っ張ります。
閉まりつつある本の世界の扉から、「一寸法師」の鬼が投げた金棒が兄嫁に命中しハチカヅキは吹っ飛びます。
吹っ飛んだ衝撃でハチカヅキの鉢のてっぺんと、月光の頭がぶつかり、月光の額に月の模様の刻印が刻まれます。
この刻印は「月光条例(げっこうじょうれい)」の「極印(ごくいん)」といいます。
「月光条例」とは、「青い月の光」でねじ曲がったおとぎ話を、「正しい月の光」の力で修正する行為のことを言います。
そしてこのハチカヅキと契約をし「極印」を授かった人間は「執行者」と呼ばれ、ハチカヅキを武器として扱えるようになります。
ハチカヅキを使った攻撃か、「極印」による直接的な攻撃で「月光条例」を執行することが出来ます。
ハチカヅキは武器を飲み込むことで飲み込んだ武器に変身することができます。
鬼が投げた金棒を飲み込んでハチカヅキは金棒の形になります。
半ば事故で極印を受けた月光は求められるまま、兄嫁をハチカヅキでぶん殴り、「月光条例」を執行します。
第2話 「月光」
戦いが終わり、ハチカヅキから月光とエンゲキブに説明がされます。
「月打」のこと、おとぎ話の世界から助けを求めに来たこと、そして「月光条例」と「極印」のこと。
さらに、「月光条例」が執行されると「月打」されていたキャラクターは正気に戻り、そのキャラクターが暴れたことによる被害も無かったことになることを聞かされます。
しかし、主人公が月打され、長い時間「月光条例」が執行されなかったおとぎ話は、キャラ不在によって物語そのものが消滅してしまいます。
知らないうちに月光条例の極印を得た月光は、ハチカヅキから再度おとぎ話の世界を救うよう頼まれますが、関わりたくないと突き放してしまいます。
そして月光は家に帰ってしまい、ハチカヅキは落ち込みます。
その夜ハチカヅキはエンゲキブの家に泊まることになります。
なおも落ち込み続けるハチカヅキをエンゲキブは大丈夫と励まします。
エンゲキブには秘策があるようです。
リビングでテレビを見ながら二人が話していると、「謎の強風によって日本の各地で重要な建物が損壊している」というニュースが流れます。
ハチカヅキは怪訝な顔をし、「もう来てしまった・・・」と焦りだします。
この突風は月打されたおとぎ話のキャラクターの仕業だったのです。
月光に協力を断られたハチカヅキは一人で戦いに行こうとしますが、エンゲキブが止め、月光のもとに向かいます。
ハチカヅキは、エンゲキブがどんな秘策を持っているのだろうと期待します。
なおも頑固に断る月光を前にエンゲキブは、なんと、月光のじいちゃんに月光の中学生のときの黒歴史を暴露しようとします。
ものすごい勢いで止めに入って、「行きゃいいんだろ!」と叫ぶ月光を見てハチカヅキは思います。
「秘策じゃない!!これは・・・キョーハクだわ!」
かなり強引・・・とはいえハチカヅキは執行者の力を持つ月光の協力を得られました。
ハチカヅキは鉢を高速回転させることで空を飛べるので、三人は飛んで戦場へ向かいます。
その道中も月光は、巨大だったり強そうだったら協力はやめるからな、と渋っていました。
第3話 「3匹のこぶた」
日本の各地で謎の強風により多くの建物が破壊されていました。
金閣寺や国会議事堂をはじめ、首都高までもが粉々に破壊されています。
その元凶は、「3匹のこぶた」のオオカミです。
普通の「3匹のこぶた」のオオカミは、三男ブタのわらの家と次男ブタの木の家を息で破壊する力は持っていましたが、長男ブタが作ったレンガの家は壊せず、罠にはめられてやられるオチです。
しかし、オオカミは月打によって巨大化し、どんな建物も破壊できる息を得ました。
そしておとぎ話の世界を抜け出し、現実の世界で暴走しています。
さらにそんなオオカミから逃げるために現実へ逃げてきた三匹のこぶたたちもなぶった挙げ句に喰おうとします。
最初に長男ブタが喰われ、報復しようとした次男ブタも喰われてしまいます。
大好きな兄たちを殺された三男ブタは、なんとか一矢報いようとオオカミに攻撃します。
しかし弱いものを虐めて食うのが好きなオオカミは、三男ブタをぶん殴ります。
それでも立ち向かってくる三男ブタにオオカミは心無い言葉を吐き捨てます。
ついに三匹全員が喰われてしまいそうになった時でした。
月光がブチギレながら、近くのまだ残っていたビルを駆け下りてきます。
そして渾身の素手パンチをオオカミにお見舞いします。
あれだけ嫌がっていた月光が、飛んでいるハチカヅキから一人飛び降り、誰よりも早く三男ブタを助けに入ったのです。
第4話 「執行」
オオカミは、月光のパンチで少しは後退しましたが、あまり効いていませんでした。
しかし月光は動揺もせず三男ブタを守るようにオオカミに向かって立ちはだかります。
そんな月光を見て、ハチカヅキは自身を武器として使うよう言いますが、月光はそれを断ります。
ハチカヅキはその行動の意味を理解できず心配します。
ですが月光はハチカヅキとエンゲキブを傷つけないため、そして秘策を思いついているためそのような行動に出たのでした。
ハチカヅキを使わない月光は生身のため、オオカミの息によってふっ飛ばされ、ビルに激突します。
致命傷ほどのダメージを負いますが、月光は三男ブタを身を挺して守っていました。
そして力を振り絞って立ち上がり、やさしく三男豚の頭を撫でます。
その後、月光はオオカミを挑発します。
オオカミは怒り、大きく息を吸い始めます。
辺りのものがどんどん吸われていく中、月光も地面から足が離れてしまいます。
ハチカヅキは「もうお終いだ」と絶望します。
ですがそんなハチカヅキにエンゲキブは笑顔で言います。
「あいつはね、勝てないケンカはしないんだよ。」
オオカミの口が近づいてくると、月光はそのままオオカミの鼻先にしがみつきます。
オオカミは丸腰の月光をあなどっています。
しかし月光が顔を上げると、額に「月光条例」の「極印」が光ります。
月光が月光条例の執行者だということを理解したオオカミは慌てて振りほどこうとします。
月光はオオカミの額に渾身の頭突きを決めます。
月光条例が執行され、オオカミは正気に戻ります。
日本中の建物も被害も、全てすっかり元に戻りました。
ですが月光は、「巻き込んでしまったお詫びに使ってもらいたいというハチカヅキの気持ちを考えろ」とエンゲキブに怒られてしまいます。
生き返った三匹のこぶたたちにお礼を言われて、月光は照れ隠しに天邪鬼な事を言いますが、その目はとても優しいものでした。
月光たちは三匹のこぶたとオオカミをおとぎ話の世界へ見送ります。
そして月光は「次からは」うまく飛べよとハチカヅキに言うのでした。
第2条 第1話 「一寸法師、不吉なことを口ばしる」
オオカミとの戦いが終わり、それぞれは家へ帰りました。
ハチカヅキはエンゲキブの家にお世話になっています。
朝起きて二人で朝ごはんを済ませると、エンゲキブは釣りに行く準備をし始めます。
なにやらエンゲキブの「今のカレ」はめちゃめちゃの釣りバカらしく、そのまま出かけてしまいます。
一人になったハチカヅキはお世話になっていることもあり、皿洗いや掃除を始めます。
ハチカヅキがせわしなく掃除をひたすら続けていると、突然どこからか怒鳴り声が聞こえます。
「せわしい女じゃなッ!いつお前に話しかければいーいんじゃッ!?」
その声の主は、ハチカヅキの鉢の中にしまわれていた「一寸法師」の一寸法師でした。
ハチカヅキは、混乱の中「一寸法師」の鬼に一寸法師を渡され、鉢にしまってからずっと忘れていました。
一寸法師は、忘れられていたことを怒りながらも話します。
一寸法師はハチカヅキの鉢の中から先日の月光とオオカミの戦いを見ていました。
しかし、今一寸法師を追いかけている者に比べたら月光は弱すぎるというのです。
オオカミには素手でも勝てましたが、その者には武器を使わないと絶対に勝てないとまで言います。
話を聞いて、ハチカヅキは月光に助けを求めに行きます。
そしてまた月打により、おかしくなったキャラクターが暴れ始めます。