彼岸島 師匠の最後は邪鬼化で死亡?お面の素顔や正体は何者?強さや娘・すまぬ紹介!

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週刊ヤングマガジンにて連載されていた、松本光司による大人気漫画作品『彼岸島』。

 

吸血鬼と人間の戦いを描いたこちらの作品は”吸血鬼サバイバルホラー”と称され話題を呼び、後作品として『彼岸島・最後の47日間』、『彼岸島・48日後…』と存続し続ける超大作となっています。

 

今回は『彼岸島』に登場する重要キャラクター『師匠』について、彼のプロフィールや物語で辿る結末など、ネタバレを含みながらご紹介します!

 

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師匠って何者?その正体は?プロフィール紹介!

《師匠のプロフィール》

 

名前:青山龍ノ介(あおやま りゅうのすけ)

呼び名:師匠、お頭、怪力坊主

特技:丸太振り

好きな事:子供と戯れること

嫌いな事:無益な殺生

 

住職の袈裟を身に纏い、非常にインパクトのあるお面で素顔を隠している大男。

 

吸血鬼でありながらも人間側に身を置き、抵抗組織(レジスタンス)のリーダーを務め、吸血鬼の親玉・雅(みやび)を倒すべく奮闘しています。

 

彼は元々彼岸島で住職をしており、心優しい人物であることから村人達からも慕われていました。

 

戦闘における才能を見抜く力を持っており、主人公・宮本明(みやもとあきら)やその兄・篤(あつし)に才能と可能性を見出し稽古をつけた「師匠」でもあります。

 

吸血鬼とだけありとんでもない怪力の持ち主で、戦闘時には極太の丸太を振り回したり、巨大な岩を持ち上げ投げ飛ばしたりと常人離れした力を発揮します。

 

無駄な殺生は好まず、元村人である吸血鬼達に対しても情を掛けるような様子が見られますが、いざ戦闘となれば一切の容赦なくなぎ倒していく強者ぶりを見せます。

 

《師匠は温厚な吸血鬼?雅や他の吸血鬼との違い》

 

師匠の正体は雅と同じく古来より彼岸島に生息する「吸血鬼一族の生き残り」。

 

しかし師匠は吸血鬼でありながらも非常に温厚な性格をしており、雅と同じ吸血鬼一族であるにも関わらず心根は優しく、また他の吸血鬼達と違って人間を襲うようなことはしません。

 

実は師匠が他の吸血鬼と明らかに違っている理由は、彼の過去にあります。

 

彼はかつて旧日本軍により捕えられ人体実験をされ、冷凍室に封印された雅の見張りとして長い間孤独に生きていました。

 

しかし井上典子(いのうえのりこ)との出会いを機に、自身が後遺症により目や牙を含む外見が人間と同様のものになっているという事に気が付いた彼は、彼女の紹介のもと島の住職として身を置き、穏やかな生活を送りはじめます。

 

本来の心優しい人柄もあり人々からの信頼を得た彼はやがて村長となりますが、ある日雅の封印が解かれてしまい、師匠の暮らしていた村は雅の襲撃に見舞われてしまいます。

 

師匠は必死に村人を避難させ雅を止めようと戦いを挑みますが、全くもって歯が立たず返り討ちにされたうえに致命傷を与えられてしまいます。

 

師匠は吸血鬼としての力が体内に残っていたため生き延びたものの、瀕死の重体で村も壊滅…村もそこに住んでいた村人も守ることは出来ませんでした。

 

そんな悲劇の末に「これ以上犠牲者を出すまい」と心に決めた師匠は、生き延びた人間達と共に雅と彼が率いる吸血鬼軍に対抗するべく抵抗組織を結成し、雅率いる吸血鬼軍と敵対関係になったのでした。

 

師匠には娘がいる!?お面で素顔を隠すのは何故?

《謎多き女性・青山冷は師匠の娘だった!》

青山冷(あおやまれい)は物語序盤から登場し、自身の詳細を明かさないまま明に行方不明の兄・篤が彼岸島にいる事を告げ、彼等を彼岸島へと誘導した人物です。

 

彼女は師匠が出会った女性・典子の娘なのですが、師匠は典子と夫婦関係にあるため彼女の継父にあたります。

 

師匠は村長として暮らしていた際、井上典子と恋仲となり後に結婚を果たことで、冷や妹の楓(かえで)、紅葉(もみじ)の継父となっていたのです。

 

結婚後師匠は彼女達を本当の娘のように可愛がり、また娘達もそんな師匠を本当の父親のように慕ったりと関係は非常に良好だったようです。

《お面は村の皆のため?素顔を隠す理由》

普段から住職の袈裟を身に纏い、素顔をお面で隠している師匠。

 

普段から身に着けているこの面は「死者の面」と呼ばれており、彼はこの面を雅に村が襲撃された後から身に着けるようになりました。

 

その理由は、再び吸血鬼化してしまった自身の素顔を村人達に晒さないようにするため。

 

雅の攻撃で致命傷を負っていた師匠は、吸血鬼である雅に対抗できるだけの力を得るために一か八かで吸血鬼の血液を体内に注入していました。

 

激しい吸血衝動に長時間苦しみ耐え凌いだ末、彼は雅と同様混血種として力を手に入れますが、その際に目は黒くなり、牙は鋭く伸び身体も巨大化…見た目は吸血鬼そのものとなり、時折吸血衝動が起きるという後遺症が残ってしまいます。

 

雅に対抗するための力を手に入れる事に成功したものの、これまで自分を「人間」として接してくれていた村人に吸血鬼となった今の自分を晒すことができず、このまま姿を現しても彼等を怯えさせてしまうと危惧した師匠は、寺に保管されていた面を付け素顔を隠すことにしたのでした。

 

「すまぬ」はもはやギャグ!?師匠のとんでもない強さとは?

 

師匠は元々殺生を好まない性格をしており、その心の優しさと敵対する吸血鬼が元村人であることから、登場当初は「すまぬ」と口にしながら涙を流して戦っていました。

 

そんな師匠ですが、殺生を好まないというだけで戦えないわけではなく、むしろ彼岸島に登場する人物の中でも余裕で上位にランクインする程の戦闘能力があります。

 

その強さは尋常ではなく、とんでもない太さの丸太を振り回して敵を薙ぎ払って粉々にしたり、巨大な岩を軽々と持ち上げたうえに数メートル先へ放り投げたり、時には吸血鬼の首を素手で引きちぎってしまうほど…。

 

「すまぬ」という言動の割に攻撃方法は無慈悲であり、逃げようとする吸血鬼や邪鬼を一網打尽にする様は、身に着けているお面や巨大な身体など見た目のインパクトも相まってなかなかにシュールな絵面となっています。

 

この圧倒的な強さと見た目のギャップは「彼岸島」の読者やファンの間でしばしばネタにされており、彼が口にする「すまぬ」も最早ギャグ要素と化しています。

 

また師匠率いる忍者のような装いの抵抗組織も、作中における戦闘で数が減っても次の回には復活しており、それどころか何故か増えて帰ってきたりすることから、ファンの間では「無限湧き忍者」と称され一時期話題となりました。

 

師匠が鬼化!?愛弟子・明との戦い!

《吸血本能に抗った師匠の末路》

 

師匠は吸血鬼の血液を体内に取り入れた事により、度々後遺症である吸血衝動にかられていました。

 

日に日に発作の頻度が高くなっていたものの、それでもなお人間の血を吸わず衝動に抗い続けた師匠は、雅との決戦を控えたある時、とうとう邪鬼化してしまいます。

 

心優しかった彼は邪鬼となったことで正気を失い、遂に人間を襲い始めてしまいます。

 

その結果、自分の味方だった対抗組織の人間を次々と食い殺してしまい、弟子であり共闘を続けてきた明にさえも襲い掛かってしまうのでした。

 

《愛弟子達を救うため!?師匠の復活!》

 

邪鬼化してしまったことにより、対抗組織の仲間や弟子の明に襲い掛かってしまった師匠は、大きな被害を与えてしまった後に明によりダイナマイトで吹き飛ばされ、瓦礫の下へと封印されてしまいます。

 

しかしその後すぐ明達は吸血鬼の大群に囲まれてしまい、絶体絶命のピンチに陥ってしまいます。

 

絶望的な状況の中で彼らは成す術がなく、瓦礫の下に封印してしまった師匠に助けを求め必死に叫び続けます。

 

するとその声は師匠の耳に届き、彼の意識は再び覚醒…なんと彼は助けを呼ぶ仲間の声によって正気を取り戻し、邪鬼の力を完全にコントロールした状態で復活を果たします。

 

姿こそ邪鬼の姿と成り果てているものの、邪鬼化した師匠は周囲の吸血鬼や邪鬼を次々と喰い殺し、そして雅の従える最強の邪鬼・チワワ様とも死闘を繰り広げ見事撃破に成功。

 

自身の片腕を失うという結果にはなりましたが、明達を含め人間達を窮地から救い出し、彼等を脱出させることにも成功するのでした。

 

邪鬼化した師匠は最後まで生き残る?死亡する?彼の辿る結末をネタバレ!

 

明率いる人間軍の脱出を成功させた師匠は、自身も対抗組織の隠れ家へ撤収しようとします。

 

しかし突如として現れた吸血鬼の親玉であり因縁の相手・雅の登場により事態は急変…。

 

なんと師匠は雅の奇襲により頭部を一撃で斬り落とされてしまい、邪鬼の身体から完全に斬り離されてしまいます。

 

雅に一撃も与えることなく倒れてしまった師匠は、身体を失ってなおも雅へとにじり寄る執念を見せ「お前の野望は必ず明が止める」と告げますが、結局そのまま力尽き死亡してしまうのでした。

 

あまりにもあっけなく無念のまま散った師匠でしたが、その亡骸は彼が率いていた抵抗組織のメンバー達により丁重に埋葬され、そして素顔を隠すため付けていた「死者の面」は弟子である明へ遺品として手渡されたのでした。

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