なれの果ての僕ら最終回結末ネタバレ【漫画完結ラスト】その後の最後はどうなった?犯人みきおの目的とは?

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「週刊少年マガジン」にて連載された人気マンガ『なれの果ての僕ら』。

 

この記事では、そんな『なれの果ての僕ら』の最終回・結末はどうなったのか?について分かりやすく簡潔にまとめていきます!

 

『なれの果ての僕ら』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める?

いきなり、結論です。

 

『なれの果ての僕ら』はこちらの講談社が運営する漫画アプリマガポケにて無料読むことができます。

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『マガポケ』では、『なれの果ての僕ら』をこのように全巻無料で公開してくれています。

 

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『なれの果ての僕ら』あらすじ紹介!

四ノ塚小学校元6年2組の27人は同窓会をするために旧校舎に集まります。

 

しかし、実際は同窓会は行われず、一同は、同窓会の主催者であり事件の首謀者でもある夢咲みきお(ゆめさきみきお)に監禁されることになってしまいます。

 

みきおはクラスメイトを三日間監禁し、実験をすると言います。

 

目的は、「人の善は極限状態でどこまで耐えられるか」を調べるため。

 

52時間にも及ぶ監禁と、繰り返される実験で人はどうなってしまうのでしょうか。

 

『なれの果ての僕ら』主な登場人物紹介!

真田透(さなだとおる)

出席番号15番、6月1日生まれのふたご座で、身長166㎝、体重58㎏のB型です。

 

みんなからはネヅと呼ばれていて、桐島未来と付き合っています。

 

責任感が非常に強く、狂気とも思える善性の持ち主で、実験中も幾度となく周囲を守るために動きます。

 

みきおから特別扱いをされていると周囲に度々指摘されています。

桐嶋未来(きりしまみらい)

出席番号9番、2月27日生まれのうお座で、身長156㎝、体重47㎏のO型です。

 

才色兼備の美少女で、ネヅと付き合っています。

 

ネヅと同様に責任感が強い人物です。

 

実験中も取り乱して周囲を傷つけることなどなく、冷静にみんなを守るために動いていて、実験を終わらせるためみきおを殺そうと試みます。

 

その心の強さから、みきおに「恐ろしい子」とまで称されています。

 

夢崎みきお(ゆめさきみきお)

出席番号26番、9月27日生まれのてんびん座で、身長176㎝、体重63㎏のAB型です。

 

事件の首謀者で、実験の途中で死亡したことが最初に明らかになっています。

 

小学生のころから周囲をよく観察しており、それにより支配にも近いクラスの団結を生み出しました。

 

ネヅのことを特別扱いしていると指摘されることが多いですが、理由は不明です。

谷口純太(たにぐちじゅんた)

同窓会の参加を拒否したため、実験の開始前にみきおにより殺されました。

 

バラバラの状態で死体が見つかります。

橘公平(たちばなこうへい)

みんなから委員長と呼ばれています。

 

頼れるリーダー的存在でクラスメイトからも信頼されていましたが、ある実験により裏の顔が明らかになります。

雨宮鈴子(あまみやすずこ)

小清水唯の親友です。

 

委員長と過去に因縁があります。

 

ネヅのことを好きな様子です。

長谷部弘二(はせべこうじ)

中盤まで特に目立った行動もありませんでしたが、付き合っていた葉月に振られたことで完全に豹変し、暴走してしまいます。

杉田将矢(すぎたしょうや)

みんなからはしょーやんと呼ばれていて、動画配信者として成功しています。

 

承認欲求が強く、すぐカッとなる性格も相まって実験中に周囲から孤立していきます。

早乙女菊也(さおとめきくや)

がたいがよく空手も強いですが、小学生のころは女子と間違えられるほど華奢でかわいらしかった人物です。

 

真面目な人柄で、周囲からも信頼されています。

 

葉月に強い恩を感じているようです。

 

葉月依利奈(はづきえりな)

正義感が強く、冷静な立ち振る舞いで周囲から信頼されています。

月岡小紅(つきおかこべに)

まじめで責任感が強く、賢い人物です。

 

しかし、追い詰められてパニックになってしまい、実験でひどい結果を引き起こします。

石井礼夏(いしいれいか)

月岡小紅や桐嶋未来のような強くて賢い女性に憧れています。

 

月岡に昔褒められたため、ショートカットのままでいるほど尊敬しています。

 

しかし、実験でひどい目にあい精神が崩壊してしまいます。

桜庭橋子(さくらばきょうこ)

周囲に流されやすく、みきおからは無能だと罵倒されてしまいます。

 

しかし、みんなからは認められ好かれている人物です。

夢崎亜夜子(ゆめさきあやこ)

みきおの母親で、心理学者をしています。

 

過去に殺人事件を起こしており、みきおに実験を行うよう提案した人物でもあります。

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『なれの果ての僕ら』最終回までのおさらい!

第一の実験

監禁され、状況を理解する時間も与えられないまま第一の実験が始まります。

 

第一の実験は毒のリレーです。

 

まず一人目が毒を飲み、その毒が効き始め死んでしまう10分以内に、次に指名された人が毒を飲みます。

 

二人目が毒を飲んだ時点で、一人目は解毒剤をもらい助かることができます。

 

同じことを7回繰り返せたら実験は成功です。

 

また、毒を飲む人はみきおがくじを引いて指名します。

 

最初に毒を飲んだのは溝口隼也人(みぞぐちはやと)でした。

 

次に指名されたのは委員長こと橘公平(たちばなこうへい)です。

 

橘公平はみんなから慕われる、クラスの頼れるリーダー的存在。

 

みんなからの期待を背負い毒を飲み、難なくクリアします。

 

三人目に指名されたのは、雨宮鈴子(あまみやすずこ)です。

 

雨宮は、小学生のころ委員長にいじめられていたことを告白。

 

委員長が土下座して謝らなければ、毒は飲まないと言います。

 

委員長の形だけの謝罪に雨宮が怒ると、委員長は豹変し、雨宮を汚い言葉で罵倒します。

 

雨宮は、委員長の裏の顔をみんなに知ってもらえたことに満足し毒を飲みます。

 

しかし、委員長の信頼はこの実験により一瞬にして崩れてしまいました。

 

四回目は、みきおが指名した三人の中の誰か一人が毒を飲めばよいというサービスカード。

 

先ほどのように一人から恨みを買っていても、ほかの人から好かれていれば助かるということです。

 

選ばれたのは、長谷部弘二(はせべこうじ)、水野カイト(みずのかいと)、黒田大樹(くろだだいき)の三人です。

 

三人は色々と理由をつけて、毒の押し付け合いを始めます。

 

タイムリミットが迫る中、雨宮は黒田を連れて二人で空き教室に行き説得をするようです。

 

教室へ戻ってきた黒田は、あっさり毒を飲むことを承諾し、四回目も成功です。

 

次に指名されたのは小清水唯(こしみずゆい)です。

 

小清水は雨宮と仲が良いので、雨宮の弱みに付け込んだ黒田に対して怒っていました。

 

しかし、「あたしはアンタみたいに人の弱みにつけ込むような卑怯なマネはしない!」といい毒を飲みます。

 

次に引かれたカードは、親友カードです。

 

これが出たら、次に毒を飲む人は親友でなければありません。

 

しかし、親友の雨宮さんは一度参加したため立候補することができません。

 

再び、毒の押し付け合いを始める一同。

 

そんな中、ネヅ(真田透さなだとおる)が名乗りを上げます。

 

一件落着かと思いきや、みきおは、親友クイズに正解しないと親友として毒を飲むことを認めないというのです。

 

クイズの内容は生年月日と血液型を答えるだけ。

 

確かに、親友ならあっさり答えられそうですが、ネヅは答えることができません。

 

人の命がかかっている場面で一か八かの答えなど言えるはずもなく、何も答えられないまま小清水さんは毒によって死んでしまいます。

 

小清水の死を目の当たりにし、パニックになる一同をよそに、みきおは笑いながら「もう一回最初からやり直しだね」というのでした。

 

小清水が死んだのは自分のせいだと自分を責めるネヅでしたが、みきおはネヅのせいではないと言います。

 

「むしろ悪いのは、本当は小清水と仲が良かったのに自分の命惜しさに立候補しなかった人だ」と。

 

昔、倉本由美(くらもとゆみ)が小清水に誕生日プレゼントをあげていたのを見たとみきおは言います。

 

小清水の誕生日は7月7日。

 

こんなに覚えやすい日付を忘れることがあるでしょうか。

 

ということで、二回目の毒のリレーのトップバッターは倉本に決定しました。

 

その後、二回目の毒のリレーは無事成功し、第一の実験は終了しました。

 

夕食

第一の実験が終わり、夕食の時間になりました。

 

一同は調理実習室で、みきおが用意したカレーを食べながら脱出する方法を話し合います。

 

ですが、皆の精神はもうボロボロで、すぐに喧嘩に発展してしまいます。

 

その場にいるのがいたたまれなくなりネヅは教室に戻ります。

 

すると、教室にいたみきおから毒のビンが二本、誰かに盗まれたことを告げられます。

 

慌てて教室に戻り、誰かがクラスメイトを殺そうとしていることを一同に伝えるネヅでしたが、時すでに遅し。

 

相沢すみれ(あいざわすみれ)のコップに毒が入れられていて、相沢は死んでしまいます。

 

すると水野が、今から身体検査をすると言い始めます。

 

身体検査をしていくと、毒を持っていたのはなんと、ネヅの彼女の桐嶋未来(きりしまみらい)でした。

 

思わぬ犯人に騒然とする一同でしたが、未来の持っているビンにはまだ毒が入ったままでした。

 

未来は相沢を殺した犯人ではなかったのです。

 

未来は、すきを見てみきおを殺すために毒を盗んだことを打ち明けます。

 

その後、しょーやん(杉田将矢すぎたしょうや)が撮っていた動画から相沢を殺した犯人が山口茉莉花(やまぐちまりか)であることが判明します。

 

殺人犯である山口をこのまま野放しにしてくのは危険だと判断した一同は、山口を罰するために学級裁判を開くことを決めます。

 

一部始終を見ていたみきおは、学級裁判に賛成し、それを第二の実験にするというのでした。

 

学級裁判

山口が相沢を殺したのは、小学生の頃のいじめが理由でした。

 

第一の実験で、雨宮が委員長の裏の顔を暴露したのを見て、羨ましく感じたといいます。

 

過去に山口が相沢すみれ、倉本由美、小山内彩(おさないあや)にいじめられていたという話を聞き、死んだ相沢を除く倉本、小山内の二人の罪も同時に裁判にかけられることになりました。

 

三人の目と耳をふさぎ、話し合いを進めます。

 

そして、山口は片腕・片足の骨を砕く刑、小山内、倉本の二人は両手の指を一本ずつ砕く刑に決まりました。

 

みきおは一番ノリノリで話していた梶原弦(かじわらげん)にこれらの刑を実行するように言います。

 

しかし、実際に人の骨を砕くとなると怖くなり中止にしようという梶原。

 

そんな梶原にみきおは「気持ちよかっただろう?安全圏から石を投げるのは。自分は無関係と思いながら罪を責めるのは。でも、そうじゃない。君は無関係じゃない。さあ、正義の鉄槌で彼女たちの罪ごと砕くんだ。逆らえば殺す。」と言い放ち、梶原に骨を砕かせます。

 

しかし、途中で梶原が泣き出しさらに悲惨な状況に。

 

するとそれを見ていたネヅが飛び出し、残りの骨を砕いたのです。

 

ネヅは勝手なことをした罰として、みきおに殴られ気絶してしまいます。

 

監獄ロックでロックンロール実験

ネヅが目を覚ますと、夜の八時半になっていました。

 

レクリエーションタイムとして5∼6人の班に分けられ、それぞれ別の教室で夜を過ごすようです。

 

9時半になり、各班で選ばれたリーダーと副リーダーが集められます。

 

リーダーと副リーダーは教室ごとにそれぞれ、6-2が月岡小紅(つきおかこべに)と長谷部、6-3がネヅと先生(桜庭橋子さくらばきょうこ)、6-4が橘と梶原、5-1が早乙女菊也(さおとめきくや)と葉月依利奈(はづきえりな)です。

 

集まったメンバーにみきおは、今から新たな実験をすると告げます。

 

その名も、監獄ロックでロックンロール実験。

 

集められたリーダーたちは看守、それ以外は囚人となり、グループでポイントを競い合います。

 

顔を殴れば10ポイント、爪をはいだら70ポイントという風に、看守が囚人に与えた肉体的ダメージに応じてポイントを獲得でき、一番ポイントが低かったグループの看守はペナルティとして殺されてしまいます。

 

ただし、全チームが何もせず0ポイントで同点だった場合は、残りの実験を中止して全員を解放するというのです。

 

各教室に戻ったリーダーはそれぞれ、自分の腕を縛ったり、何も言わず遊んで過ごしたりして、結果発表の時間になりました。

 

結果は、ネヅ・先生チーム0点、早乙女・葉月チーム0点、委員長・梶原チーム0点。

 

そして、月岡・長谷部チーム2530点。

 

月岡チームの教室へ向かうとそこには悲惨な光景が広がっていました。

 

石井礼夏(いしいれいか)一人を犠牲にし、多くのポイントを得たようで、石井はボロボロで意識も朦朧としていました。

 

そのまま一日目が終わりました。

 

不人気投票と二者面談

二日目の朝、ネヅは廊下で頭がつぶされた坂本大聖(さかもとたいせい)の死体を見つけます。

 

みきおもこの死体について何も知りませんでした。

 

しばらくして、二日目最初の実験、「不人気投票」が始まります。

 

全員がそれぞれ、誰か一人の名前を投票し、一番票を集めた人が罰を受けるというものです。

 

しかし、ネヅが、全員自分の名前を書くという解決策を見つけたため実験はあっさり成功しました。

 

休憩の時間になり、ネヅはみきおのもとに向かいます。

 

二日目の実験が開始して以降、みきおが焦っているように思えたからです。

 

すると、みきおはこの会話は誰かに聞かれている可能性があるとメモを見せ、さらに、何者かが実験を乗っ取ろうとしていることをネヅに伝えるのでした。

 

みきおは坂本殺しなどの様々な状況を整理するため、全員と二者面談をすると言います。

 

そこで聞かれるのは、「嫌いな人」と「気になる人」です。

 

花いちもんめ改

二者面談が終わり、新たな実験が始まります。

 

ネヅ、未来、先生、雨宮、水野、溝口、黒田、月岡、長谷部、山口、しょーやんの11人がみきおに呼ばれて拘束されてしまいました。

 

この11人は先ほどの二者面談で「嫌いな人物」として名前が挙げられた人たちでした。

 

この11人は罪人、それ以外の10人は天使という立場です。

 

天使はそれぞれ罪人の中から「一番助けたい人」と「一番不要な人」を一人ずつ選びます。

 

その際、天使は不要な人として選んだ人の肌をナイフで切りつけなければいけません。

 

また、最後に残ってしまった罪人は罰を受けることになります。

 

不要な人とみなし傷つけることをためらう天使のみんなに、ネヅは不要な人として自分を選び、切るように言います。

 

ネヅの言うとおりに、ネヅを不要として一人、また一人と罪人が助けられていきます。

 

そんななか、安藤いろは(あんどういろは)がしょーやんが不要だと思うと主張したことで流れは一変。

 

それまでの言動でしょーやんへの不信感を募らせていた一同は、次々にしょーやんを不要な人として選択するのです。

 

そして、最後の一人に残ったのも、もちろんしょーやんでした。

 

しょーやんは、その承認欲求の高さから幼少より周囲を楽しませるお調子者で、現在も動画配信者などをしているほどでした。

 

そのため、自分が一番不要であると告げられ、精神が崩壊してしまいます。

 

しょーやんは叫びながら教室を飛び出していってしまいます。

 

さすがに心配になり、捜すとしょーやんは屋上にいました。

 

しょーやんが消火器を持ち暴れ、ネヅを殴り殺そうとしたその時。

 

未来がネヅのことをかばって、殴られてしまいます。

 

その後、ネヅも殴られて気を失います。

 

最後の実験

ネヅが目を覚ますと、暴走したしょーやんはみきおに殺されていました。

 

そして、未来がしょーやんに殴られたことで死んでしまったと聞かされるのです。

 

ショックを受けながらも一度教室へと向かうネヅ。

 

するとみきおが待っており、これまでの出来事を思い出し思わず涙するネヅに、みきおが実験を思いついた本当の経緯を話し始めます。

 

みきおの母、心理学者の夢崎亜夜子(ゆめさきあやこ)は殺人犯であり、みきおはそんな母と会い、話しているうちに実験をしようと思うことになります。

 

「人の善性が極限状態でどれだけ保てるか」を調べるためには、自分が一番善人だと思う人を使わなければすぐに心が折れてしまうだろうと母親にアドバイスされ、みきおが選んだのがネヅでした。

 

さらに、この実験はネヅを試すためだけのもので、死ぬのも誰でもよかったと言うのです。

 

そして、みきおは最後の実験としてネヅに銃を渡し「君は僕を殺せるか」と聞くのでした。

 

しかしネヅは、「復讐は何も生まない」といいみきおを殺しませんでした。

王様ゲーム

みきおを殺さなかったことでみんなから白い目で見られ、さらにはみきおの仲間なのではないかとまで疑われ始めたネヅ。

 

そんななか、さらにクラスは混乱し、その様子を見ていたみきおは、そのまま次の実験に移ることにするのでした。

 

グループ分けを行い、各グループの中から一人王様を決めなければなりません。

 

王様はグループメンバーに対して絶対的な権力を持つことができ、さらにはみきおから拳銃を譲り受けることができるというのです。

 

王様は、長谷部、早乙女、葉月、黒田の四人。

 

みきおは王様に、メンバーが装着した腕輪に電流を流すことができるリモコンを与えました。

 

そして、一時間したら王様の中の二人に銃をあげるというのでした。

 

リモコンを手に入れるも、何もせず時間が過ぎていきます。

 

そんななか、長谷部が暴走。

 

リモコンを利用してグループのメンバーを傷つけ、服従させるのでした。

 

そんな地獄の時間が続く中、一時間たってもみきおが現れません。

 

長谷部の暴走に気づいた他のグループのメンバーが協力して、長谷部からリモコンを奪うことに成功しました。

 

一方、みきおを探していると、なんとみきおが図書室で死んでいたのです。

みきおの死

みきおの死体には首を絞められた跡があり、誰かがみきおを殺したこと、さらにはみきおが持っていた銃がなくなっていることに気づく一同。

 

その後、みきおを殺したのは死んだはずの未来であることが判明し、事態は急速に変化していきます。

 

本当は、未来はしょーやんに殴られた時に死んでおらず、死んだふりをしてみきおを殺すためにずっとその時を待っていたのです。

 

安藤、雨宮、葉月の三人はその計画を聞いており、協力していました。

 

しかし、当初の計画ではみきおを殺した後、連絡を取り合う予定だったと言います。

 

すると未来が屋上で死んでいるのが見つかったのです。

 

各々の暴走

恋人を殺され、ネヅは豹変してしまいます。

 

ネヅは未来が持っていた銃を持ち、未来が殺された理由、犯人が分かるまでみんなを解放しないというのでした。

 

一方、みきおが死んでいた部屋のパソコンを調べていた月岡と溝口は、自分たちのこれまでの言動が動画として残っており、そのデータがクラウド上にアップされていることに気づきます。

 

そして、パソコンの電話でみきおの母と接触、脅迫され、身動きが取れなくなってしまいます。

 

また、どさくさに紛れて石井礼夏が長谷部に攻撃するも力量差で抑え込まれてしまいます。

 

長谷部は自分の言いなりになっている及川とともに、黒田を襲いリモコンを奪います。

 

そして、安藤いろはと石井礼夏に暴行を加えるのです。

 

石井礼夏は小学生のころから、強くて優しい未来と月岡に憧れていました。

 

そのため、自分も強い人間であることを示そうと、安藤をかばい、長谷部に性的暴行を加えられることになるのでした。

 

みきおの母から解放された月岡が駆け付けると、石井が襲われていました。

 

なんとかリモコンを奪い、長谷部を引き離すことに成功しますが、長谷部はそのまま逃げていきます。

 

月岡は、前日の実験で石井を傷つけたことを非常に後悔しており、石井に寄り添って慰めます。

 

しかし、心身共にボロボロの石井は同情されたことに怒りを募らせます。

 

長谷部を追い詰めたところで、石井が月岡に対し自分を下に見ていると怒りをあらわにし、長谷部に飛びつき二人は階段から落ちて死んでしまいます。

 

月岡はせめてもの償いとして、石井と長谷部が心中したことにするのでした。

犯人捜し

未来を殺した犯人が見つかるまで、皆を解放しないことを宣言したネヅ。

 

ネヅはみきおの母とも接触し、協力してその場を支配していきます。

 

ネヅは未来が殺されたと思われる時間のアリバイを調べていきます。

 

そして、アリバイ確認をしていく中で嘘つきを見つけたと言うのです。

 

それは、早乙女でした。

 

早乙女の証言が周囲の証言と食い違ったのです。

 

何も話そうとしない早乙女にネヅが銃を向けたその時、誰かがネヅを止めたのでした。

 

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漫画完結ラスト『なれの果ての僕ら』最終回結末ネタバレ!その後の最後はどうなった?犯人みきおの目的とは?

坂本の死の真実

未来を殺したのが自分であることを告白した葉月。

 

ネヅは葉月が未来を殺した理由、早乙女が葉月をかばっていた理由を尋ねます。

 

するとなんと、坂本を殺したのも自分であると葉月が言うのでした。

 

一日目の夜、夜中に目が覚めて教室を出た葉月は、偶然にもみきおと坂本が共犯者であることを知ります。

 

葉月は坂本に、共犯者であることを利用してスパイになるようお願いしますが断られてしまいます。

 

それだけでなく、坂本は事実を知ってしまった葉月を殺そうとしたのです。

 

二人はもみあいになり、葉月がとっさに振りあげた髪留めが坂本の目に刺さり、坂本は死んでしまいます。

 

早乙女がトイレに行く途中で悲鳴を聞き、屋上に駆け付けたころには坂本は死んでいました。

 

葉月はすぐに、自分の罪をみんなに打ち明けようとしましたが、「共犯者の坂本を殺したとなるとどんなペナルティがあるか分からないから」と早乙女に止められ、二人は証拠を隠ぺいすることに。

 

そして消火器で坂本の頭を砕き、死体を屋上から廊下へと運び出したのでした。

 

しかし、なぜリスクを冒してまで頭を砕き、死体を運んだのか。

 

それは、葉月を守るためでした。

 

早乙女は小学生のころ細くて髪も長く、女の子に間違われるほどでした。

 

そんな早乙女が他クラスの先生に理不尽に怒られているのを葉月に助けてもらい、それをきっかけに早乙女は今のように強く成長したのでした。

 

そのことをずっと感謝していた早乙女は、女一人の犯行だと気づかれないようにわざわざ頭を砕き、腕力のある男の犯行だと思わせたのです。

 

未来の死

葉月と雨宮、安藤の三人は、未来が死んだふりをし、隙をみてみきおを殺すという計画を知っており、協力していました。

 

そのことは早乙女も知っていました。

 

みきおが死んでいることを確認し、実験が終わることを実感した時、葉月は自分が坂本を殺したことが警察にバレたらどうなるのかと不安になります。

 

そして、証拠を完璧になくすために屋上へ向かいました。

 

すると、屋上には未来がいました。

 

未来は、人殺しの彼女など嫌われてしまうのではないかと、ネヅと顔を合わせるのが怖く逃げてきたと言います。

 

そして、未来は屋上で葉月が坂本を殺した証拠を見つけていたのです。

 

未来は、「もう終わりにしよう。みんなに全部話して、そして一緒に罪を償おう。」と葉月に言います。

 

罪を認めるのが怖かった葉月は未来を突き飛ばしてしまいます。

 

そして、未来が銃を手にしていたことでパニックになり、未来を殺してしまったのです。

 

みきおの遺言

 

全てを聞いた教室では、及川が解放してほしさに「さっさと葉月を殺せ」と言ったことをきっかけに、殴り合い、罵倒し合い、散々な状態になってしまいます。

 

そこに実験を乗っ取ろうと、銃をもったみきおの母親が入ってきたその時。

 

全てを知っていたかのように、ネヅはみきおの母を撃ったのでした。

 

状況が読めない一同をよそに、ネヅはみきおの遺書について話し始めます。

 

みきおが遺書としてビデオを撮っていたのは、ネヅに自分を殺すよう言った実験の前でした。

 

みきおは「幼少期に植え付けられた感情から人は解き放たれるのか」というのが本当の実験だと言います。

 

そしてこれを見ているということは、ネヅは親友という呪縛を解き、みきおを殺し、実験が成功したということだと言っていたのです。

 

そして、みきおの母が近くに潜伏しみんなを監視しており、みきおの死後実験を乗っ取るつもりでいるため逃げるようにと言っていたのです。

 

「僕の実験は僕だけのものだから」と。

 

しかし、みきおの遺書はもう一つありました。

 

それは、みきおの誤算について書かれていました。

 

一つ目は、ネヅが自分を殺さなかったこと。

 

二つ目は、みきおがそのことをうれしく思ってしまったこと。

 

殺人を何とも思わない母に育てられたみきおも、母に植え付けられたその価値観の呪縛から脱却するため、母を殺して人生をリセットするといいます。

 

「彼女には罠の解除法を教えた。みんなには悪いけどもう少しだけ実験をしているフリをしてもらうよ。そして、意気込んで乗り込んで来た母を殺そうと思う。早く見たいよ。僕が母を殺したとき、君がどんな顔をするか。ねえネヅ。それでもまだ君は僕を友達だと言ってくれるかな?」

 

遺書を読んだネヅは全ての元凶であるみきおの母を殺すために、今までみんなを拘束していたのだと言います。

 

みきおの母を殺そうとしますが、逃げられてしまいます。

 

しかし、みきおは母を殺すつもりだったため、母に嘘の解除コードを教えていて、みきおの母は罠にかかり死んでしまうのでした。

 

一人の人間

全てが終わり脱出する方法を考えようとしたその時。

 

なんと先生が銃を持ち、皆を脅し、教室に戻るように言ったのです。

 

そして先生は6年2組の生徒のことを死ぬほど憎んでいたと告白します。

 

親に罵倒されたり、土下座を要求されたりしたこと。

 

そして、ネヅのいたずらで子供を流産したことを告げます。

 

「大人だってただの人間。弱いところもある。教師だって所詮ただの人間よ。何を期待しているの?」

 

先生は世間のバッシングや先生だからと過剰なまでに完璧を求められる風潮に疲れていました。

 

そして、葉月を人質に取り、葉月を殺されたくなければ私を撃てとネヅに言うのでした。

 

もう生きていたくないから、そしてどうしても許せないネヅに罪を背負わせるためでした。

 

ネヅが先生を撃った直後、機動隊が突入し事件は幕を閉じました。

その後

事件の二年後、水野、安藤、溝口、犬飼、黒田、梶原、倉本、月岡、委員長、ネヅはあの場所に集まっていました。

 

それぞれが色々な思いで花を手向けます。

 

そして、みんなを誘った水野がこう言います。

 

「だから今日ここに来た。みんなと一緒にあの事件の呪縛から決別するために。地獄のような体験をした。俺たちは互いに傷付けたり、傷付けられたり。でも、その体験とどう向き合って生きていくかを決めるのは俺たち自身だ!もう誰にも流されない。これが俺の人生だ!その覚悟をするためにみんなとここへ来た。何も無くなったこの場所に。」

 

世間は不確かな言葉に踊らされる、まずは世の中の一部である自分たちから変わることを心に決めるのでした。

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