ちひろさんオカジ佐竹マコトの家族が酷い？運動会やお弁当・おにぎりの味をネタバレ！メガネのべっちんとは？

お弁当屋さんで働く不思議な女性・ちひろを描いた漫画『ちひろさん』。

作品中にはさまざまな背景を抱えた人物が登場します。

女子高生のオカジと小学生の佐竹マコトは、ひちろさんが兄弟のように世話を焼いている作中でも重要な人物です。

今回はそんなオカジと佐竹マコトが登場するお話をピックアップしました。

2人はそれぞれどのような葛藤を抱え、ちひろさんとの関係を通してどのように変わっていくのか、オカジとマコトの関係性についても詳しくご紹介していきます。

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昨今、各出版社が漫画アプリに力を入れており、連載中のマンガでも漫画アプリを通して無料で読むことができます。

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しかし、『ちひろさん』に関しては今現在、無料で読める漫画アプリはありません。

見つけ次第、追記いたします。

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ちひろさん1巻　第2話『眼鏡っ子』あらすじネタバレ！ -女子高生ストーカー！オカジとの出会い-

オカジは、成績と将来に若干の不安はあるものの、友達も多く、ちょっと気になる男子もいる普通の眼鏡っ子女子高生です。

ゲームにドラマ、アニメの新作に夢中で充実した生活を送っていました。

ところが心の中には何故かモヤモヤとした気持ちが渦巻いていたのです。

学校帰り友達と別れた後ふと公園に目を向けると、鉄棒にぶら下がって遊んでいる不思議な女性を見つけました。

思わず盗撮をしてしまったオカジ。それが、オカジとちひろさんとの出会いでした。

ある日は公園でシャボン玉を一時間も吹き続け、ある日は何故かホッケを大量に買い込んでいる不思議な女性にオカジは夢中になっていき、女性の姿を見かけては盗撮を続けます。

そして盗撮を続けてしばらくして、ついに女性がのこのこ弁当で働いていることを突き止めました。

なんでこんなにあの人が気になるんだろう？自分に気持ちがよくわからないまま、オカジは思い切ってちひろさんに接触を試みます。

「えっと、のり弁を…」とちひろさんに告げたところで、ちひろさんは「撮る？」ピースサインをしてにっこり微笑みました。

オカジが隠れて写真を撮っていることにちひろさんは気がついていたのでした。

オカジは思わず「ごめんなさいぃ」と謝りお弁当屋さんから逃げ出していきました。

それでもなおちひろさんが気になるオカジは、盗撮した写真を友達とのチャットグループに送ってみます。

「この人面白いよね」「ちひろさんじゃん（笑）」などの返事が続々と届き、不思議な女性は友人の間でも意外と有名人だったことに気が付きます。

その中に一つ、「元風俗嬢だってママが言ってたよ」というコメントを見つけます。

元風俗嬢という言葉にオカジは強い衝撃を受け、友人を置いて一人で帰宅していきます。

どうしてもちひろさんに会いたい、その一心で人伝に情報をあつめ、海辺にたどり着きます。

ちひろさんはふくらはぎまで海に浸かり、海の向こうをぼんやりと眺めていました。

「私は　こんな大人の人を　みたことがない」

オカジもちひろさんに倣って海に入っていき、ふたりで日が落ちるまで海の向こうを眺め続けたのでした。

その後二人で公園へ行き、ブランコを漕ぎながら話します。

オカジはちひろさんがオカジについてなにも聞かないことを不思議に思いますが、ちひろさんは「目を見れば、そこに全部書いてあるわ。だから私はあなたのことが好きよ。私の目が、あなたには読める？」といってオカジを見つめます。

オカジにはちひろさんの目を読むことはできませんでしたが、なぜかずっと会いたかった人に会えたような気がして泣いてしまいました。

ちひろさんと出会ってなりたい大人の姿がはっきり見えたオカジは、どうしようもなくワクワクしているのでした。

ちひろさん1巻　第4話『シングル＆マザー』あらすじネタバレ！ -ちひろさんに子供が？佐竹マコトとの出会い-

お弁当屋さんでの仕事中、パートさんたちの間ではとある話題でもちきりでした。

最近、近所の春山公園では、自転車のタイヤをパンクさせる悪戯が立て続けに発生していたのです。

春山公園はマンションの間にある小さな公園です。

ちひろさんが事情を聞くと、ベンチに虫の死骸が並んでいたりもするようで、近所の人々は気味悪がっているようでした。

「ちょっと面白いじゃん」そう言ってちひろさんは公園のベンチに腰掛けます。

そこへ一人の少年がやってきて、ちひろさんに話しかけます。

「何やっているの、おばさん。ここらへんには毒の生き物がいるから、気をつけたほうがいいよ」サッカーボールを持った少年・マコトは、ちひろさんに注意します。

ちひろさんがふとベンチに目をやると、そこには大きなムカデが這っていました。

マコトに対して危ないから離れるように言ってムカデを追い払おうとすると、そのムカデがおもちゃであることに気が付きます。

ちひろさんがおもちゃに呆気に取られている間に、マコトは「ちっ面白くねーの。返せよ。それ結構高いんだ」と悪態をつきます。

そんな生意気なマコトに対して、ちひろさんは首根っこを掴んで叱りつけます。

ちひろさんの手から逃れられないと感じたマコトは、手に持っていたアイスピックでちひろさんの腕を刺しました。

腕から血を流しながらも怯まず、自転車パンクの犯人が子供だったことに気が付きマコトにさらに一喝するのでした。

冷静になったマコトは、ちひろさんの腕の手当をします。

そしてちひろさんの隣に寄り添って座るのでした。

その後ちひろさんと少年・佐竹マコトと仲を深め、一緒に公園で遊んだり虫を撮ったり、電車を見に行ったりと親子のように過ごすのでした。

そんな二人の姿に、街ではちひろさんが実はシングルマザーだったという噂が流れるまでになっていきます。

マコトはある時、ちひろさんが首から下げていた勾玉に興味を示し、ちひろさんから譲り受けます。

そしてランドセルに付けて大切に持ち歩くようになりました。

マコトが通う小学校の担任の先生は、不思議そうに唸っていました。

なんとあの佐竹マコトが宿題をやってきて、その上名前を呼んだら「ハイ」と返事までしたのです。

他の教員はうそでしょ！と言って驚愕します。

親が心を入れ替えたとしか思えない、でも、あの母親に限って心を入れ替えることなんてないはずだと先生たちはさらに首を捻るのでした。

ちひろさん1巻　第6話『ガラスの城』あらすじネタバレ！オカジの家族が酷い？

食べ物は、舌ではなくて心で味わうもの、というのがちひろさんの考えでした。

オカジはそんなちひろさんの考えに激しく同意します。

いつもちひろさんが持ってくるのこのこ弁当を食べているオカジですが、ちひろさんはオカジが家で夕飯が食べられなくなるのではと心配していました。

オカジの母親が料理下手であることを疑いますが、オカジの母親の料理の腕はそこらの料理研究家並みのようです。

だからこそ、ちひろさんの考えがよくわかる、と歯切れ悪そうにいうオカジに、ちひろさんは何かを察するのでした。

二台の大型車、立派な新築の家、成績優秀な娘が二人いるおしどり夫婦。それがオカジの家族でした。

食卓には栄養バランスが考えられた7品目の食事が揃えられていて、何不自由なくすくすくと育ててもらっていました。

両親は、次の連休に家族で陶芸体験に行く話題で盛り上がっています。

父親がオカジに対して、「次の連休は楽しみだろう？あんなに行きたがっていたペンションだし」と上機嫌で話しかけますが、オカジは内心、楽しみなフリをしていただけだど毒づくきます。

夜の更新お知らせ。安田弘之「ちひろさん」。家で過ごす時間が苦痛だったオカジ。ちひろの一言がきっかけで、ついにその思いを口に出してみます…。#安田弘之https://t.co/VgeFgInAmz pic.twitter.com/UdTNq40GBt

— Souffle*スーフル (@Souffle_life) November 21, 2018

自分の本心に気がついたオカジは意を決して「次の連休は友達と約束があるので３人で楽しんできて」というと、先ほどまでにこやかだった父親の表情が一変します。

父親は怒鳴りながら手当たり次第にオカジに物を投げつけ、母親は「パパに謝りなさい！」と叫びます。

親の顔色を伺うのにうんざりしていたオカジは、決して謝らないのでした。

オカジにとってどんなに料理上手な母親の料理が並ぶ食卓も、親の機嫌を伺う場所でしかなく心で味わうことができない場所なのでした。

ちひろさん2巻　第14話『姉弟』あらすじネタバレ！ -佐竹マコトの運動会、オカジのお弁当-

ある日マコトは小学校の運動会のチラシを持ってのこのこ弁当を訪れます。

ちひろさんが運動会に行こうかともちかけると、「別にいいよ、無理しなくて！」と言いつつも顔は嬉しそうにニヤけます。

しかしちひろさんはどうしてもその日の仕事を抜けることができず、結局マコトは不貞腐れて帰ってしまうのでした。

そんなやりとりと見ていたオカジは「どうせ親が来るでしょ」と言いますが、マコトの親は運動会に来るような親ではないということをちひろさんから聞かされます。

それを知ったオカジは、土曜に友人と行く予定だったライブの約束を取り消し、明け方から起きてお弁当作りを始めるのでした。

人でごった返す運動会の会場でマコトを探すとやはりマコトの親は運動会に来ることはなく、マコトは一人で校舎の陰でひっそりと座っているのでした。

オカジはやっとマコトを見つけ、一緒にお弁当を囲います。

きゃあああ～!!!
大好きな漫画が実写映画化よ♪

ここで気になるのが、ちひろさんがスモーカー設定だけど、有村架純ちゃんとタバコが繋がらず。…映画で吸うのかすら？

あとはマコト（ハゲ）くんとオカジの配役～!!!
とにもかくにもクランクアップ待ちだわ！
ってけ、ちひろさん好き仲間、いねが～??? https://t.co/1r8FoHW4Bv pic.twitter.com/QCvB1IPGgH

— 尼崎まゆみ (@sokoniarukamo) August 10, 2022

素直でないマコトはお弁当を食べ終わると「のこのこ弁当の方がうまい」というのですが、その顔はとても満足そうな笑顔を浮かべていました。

マコトの表情に気がついたオカジは、生意気なマコトを引っ叩きつつもやはり嬉しそうににやけるのでした。

ちひろさん3巻　第21話『メガネとメガネ』あらすじネタバレ！-オカジ、べっちんと出会う-

ちひろさんに感化されて、無理に人とペースを合わせることが無くなったオカジは、かつて仲の良かった友人たちの間で浮いてしまっていました。

友人たちと楽しみに見ていたアニメも、友人たちが面白かったと興奮気味なのに対してオカジはつまらないと感じます。

友人たちと無理に話を合わせるのは自分の本心ではないと考え、つまらないと感じたと友人たちに伝えましたがそれが原因で仲の良かった友人たちとは気まずい状態になってしまいました。

友人関係がうまくいかなくなったことで一人になりたかったオカジは、ちひろさんの隠れ家として教えてもらっていた廃ビルに忍び込みます。

そこに同じように訪れたのが同じ学校の在学生で不登校の「べっちん」という眼鏡の女子高生でした。

べっちんは、ちひろさんが可愛がっている野良猫を手懐けたことをきっかけに、ちひろさんから隠れ家を教わっていたのでした。

べっちんはちょっぴり不真面目ですが、オカジは不思議と話が合うような気がして先日放送されたアニメの話を持ちかけます。

あのアニメ、好きじゃなかった。とあっさり言って退けたべっちんにオカジは強く共感し、仲を深めるのでした。

ちひろさん4巻　第22話『おにぎりの味』あらすじネタバレ！ -ちひろさんの気まぐれおにぎり-

マコトはむしゃくしゃすると、通学時に同級生の古河さんのランドセルを思い切りどついて鬱憤を晴らしています。

そのせいで同じクラスの女子たちからはとても嫌われていました。

ある時マコトは大慌てで探し物をしています。

ちひろさんからもらって大切にランドセルに付けていた宝物の勾玉が見つからないのです。

ちひろさんのことを考えながら泣きながら勾玉を探すマコトに、いつもマコトにいじめられている古河さんが話しかけ、勾玉を一緒に探してくれることになりました。

一方のこのこ弁当では、ちひろさんのまかない用のまんまるでとっても大きいおにぎりが話題になっていました。

和気藹々と話していると、見知らぬ女性がのこのこ弁当に訪れ、ちひろさんに話しかけます。

女性はマコトの母と名乗り、ちひろさんにひどいクレームをつけはじめました。

ちひろさんがマコトに食事を与えていることで自分が惨めな思いをさせられていると泣きながら訴え、ちひろさんの人格否定のようなことを叫び続けました。

弁当屋で働くちひろさん！

ある日弁当屋にやって来たのは、
厄介なお客さん…ではなく…

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— 【公式】マンガトート (@mangatote_offl) March 9, 2021

その剣幕は、のこのこ弁当の他のパートさんもつい身を隠してしまうほどのものでした。

じきにちひろさんが反撃するだろうと誰もが期待しましたが、ちひろさんはあっさりと謝罪し、「マコトにはもうあまりここに来ないように伝えますね」と笑顔を見せます。

そのあっさりとした反応にマコト母は呆気に取られて、帰って行きました。

大丈夫だったかと他のパートさんたちは心配そうにしますが、ちひろさんはけろりと「私何かひどいこと言われてました？」と言ってのけるのでした。

話が通じない、他人を傷つけるためだけに泣き叫ぶマコトの母親に対して、ちひろさんは一切相手にしないと決めて、話を聞き流していたのです。

それからしばらくして、マコトが泣きながらのこのこ弁当を訪れます。

ちひろさんからもらった勾玉は、古河さんとの懸命な捜索も虚しくついに見つかりませんでした。

ちひろさんはそんなマコトに新しい勾玉と大きなまんまるおにぎりをプレゼントします。

「勾玉のことも、おにぎりのこともママには内緒にしといてね。あんたのママ、超めんどくさいから。」

そう言ってちひろさんはにっこりと笑います。

翌日の通学時間、いつものようにマコトは古河さんのランドセルをどついて逃げていきます。

いつもより叩く力が軽かったことに古河さんだけは気がついていたのでした。

ちひろさん9巻　第62話『残響』：あらすじネタバレ！ -最終回！ちひろさんが去った後の2人は-

ある日のこのこ弁当。そこにはちひろさんの姿はありませんでした。

オカジは昔ちひろさんと行った海に浸かって、遠くを眺めます。

最初にちひろさんと海に浸かっていた時は、言いようもないモヤモヤでつらく感じていたオカジですが、今はべっちんという親友もでき、心の底から人生を満喫できるようになっていました。

マコトはちひろと通っていたバッティングセンターに入り浸り、バッティングを続けます。

その腕前はバッティングセンターのおじさんたちからも一目置かれるほどまで成長していました。

打ち込めることを見つけたマコトは昔のような暴れん坊な気性が収まってき、一緒にゲームをする友人もできました。

時は流れ、オカジには恋人ができ、マコトは少年野球の試合で活躍しています。

それぞれちひろさんとは連絡を取り合っており、近況報告をして関係を続けていました。

また、ちひろさんに会えるよね？そんな小さな不安を抱えながら、オカジとマコトはそれぞれの人生を歩んでいくのでした。