本記事はこんな疑問を解決します。
ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。違法手段ではないので、安心してください。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』は「月刊サンデーGX」と「月刊ビッグガンガン」の2つのマンガ雑誌でコミカライズされています。
「月刊サンデーGX」は『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。＠comic』を連載。
「月刊ビッグガンガン」は『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。ー妄言録ー』を連載しています。
結論！『俺ガイル（やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。）』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』or『マンガUP』で読める
いきなり、結論です。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』はこちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』とスクウェア・エニックスが運営する『マンガUP』にて全巻無料で読むことができます。
冒頭でも述べた通り、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』は2社のマンガ雑誌でコミカライズ（マンガ化）されています。
「月刊サンデーGX」＝『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。＠comic』
「月刊ビッグガンガン」＝『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。ー妄言録ー』
原作小説を元にマンガ家が作画しているため、ストーリー自体は同じですが、コマ割りや画風はもちろん異なります。
どちらのマンガ家も優劣つけがたい画力です。比較してみましょう。
👇こちらが月刊サンデーGXに掲載されている『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。＠comic』。作画は伊緒直道先生。
👇そしてこちらが月刊ビッグガンガンで連載されている『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。ー妄言録ー』。作画は佳月玲茅（かづき れち）先生。
どうですか？どちらも甲乙つけがたいほど、上手ですよね。
両先生とも巻を重ねるごとにどんどん画力が上達していく所も見どころの一つです。
「結局、どっちを読んでいいのか分からない」と思う方は、一度、両作品を1話ずつ読み比べてみることをオススメしています。
1話を読めば、どっちのマンガが自分好みか判断しやすいと思いますよ。
ちなみに『サンデーうぇぶり』『マンガUP！』は公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
安心安全に、そしてタダで『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。（俺ガイル）』を全巻無料で読破したい方は『サンデーうぇぶり』もしくは『マンガUP！』を使う方法がベストです。
ちなみに筆者は、佳月玲茅先生作画の『マンガUP！』にて『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。（俺ガイル）』を読んでいます。
また『サンデーうぇぶり』では、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』以外にも以下のようなサンデー誌が誇る名作マンガの数々を無料で読むこともできます！
- 名探偵コナン
- YAIBA
- 犬夜叉
- MAJOR（MAJOR2nd)
- switch(スイッチ)
- からかい上手の高木さん
- 銀の匙
- ドロヘドロ
- だがしかし
- らんま1/2
- 境界のRINNE
- うる星やつら
- 今日から俺は
- 今際の国のアリス
- 焼きたて!!ジャぱん
- うえきの法則
- からくりサーカス
- 烈火の炎
- ゾン100
- H2
- タッチ
- 信長協奏曲
- 結界師
- 魔王城でおやすみ
- トニカクカワイイ
などなど…
半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです！
また同じく小学館が運営する漫画アプリ『マンガワン』も特にオススメです。
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- 闇金ウシジマくん
- 土竜の唄
- アイアムアヒーロー
- ケンガンアシュラ
- ケンガンオメガ
- 今際の国のアリス
- アフロ田中
- ブラックジャック
- 火の鳥
- 薬屋のひとりごと
- からかい上手の（元）高木さん
- ダンベル何キロ持てる？
- めぞん一刻
- 青のオーケストラ
- おやすみプンプン
- 灼熱カバディ
- 送球ボーイズ
- 出会って5秒でバトル
- モブサイコ100
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『俺ガイル（やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。）』2巻 ネタバレ紹介！
7話
テニス勝負をすることになった奉仕部一行ですが、開幕早々由比々浜が負傷のため戦線離脱を余儀なくされます。
しかしそこへ新たな助っ人、雪ノ下が参戦します。
テニスウェアを身に付け堂々とした出で立ちでコートに上がり挑発します。
両者挑発を繰り返す中、試合が続行し優美子のサーブから始まります。
県大会選抜者とあり素早いサーブが繰り出され、さしもの雪ノ下でも流石に取れないかと思われましたが、何とこれを悠々と返し点を奪います。
渾身の一球が返され困惑する優美子に「私もテニスが得意なのよ」と冷静に言い放つ雪ノ下。
その後両者一歩も引かず段々と白熱しています。
想像以上の雪ノ下の活躍により優美子＆葉山ペアが押され始め、さらに雪ノ下がジャンピングサーブという高等テクニックを見せつけ完全に優位に立ちます。
試合も終盤に突入し、このペースならば勝てると意気込む八幡ですが、雪ノ下ここでまさかの体力切れで再起不能になってしまいます。技術はありますが、体力はないみたいです。
要が陥落したことで瞬く間に劣勢になる奉仕部。頼みの綱は八幡だけとなり、まさに絶体絶命の状況。
しかし八幡が勝つという事実を雪ノ下は信じていました。だから最後は八幡に全て託すことに決めたのです。
その期待に応えるべく八幡は、一つの作戦があり、それで対抗しようとします。
それは昼下がり、この付近でのみ発生する特殊な潮風。八幡が放った明らかに取れると思われたサーブは、この潮風によって軌道を変え、見事マッチポイントを取ることに成功します。
一年間一人このテニスコート付近で昼ごはんを食べていた八幡にしか分からない風を感じ取った故の魔球が決まりました。
これには流石にギャラリー含め周囲の人たちも困惑を隠せず、葉山からは賞賛を受けますが、そこへ唐突に八幡は野球は何人でやるか？という質問を葉山にします。
もちろん18人と答える葉山ですが、八幡は俺は一人でよく野球をやってた、意味深に返します。
いつも一人で過ごしてきた八幡はあらゆる困難を一人で切り抜けて来たこと。
テストの度に一喜一憂していた奴らとは違い、一人で黙々と勉強をして、点数が低い、高いなど傷の舐めあいをすることはせず、全てを真っ向から受け止めていたこと。
どんなことがあっても常に一人で切り抜けてきた八幡だからこそ編み出せた技、それがラケットのフレームで球を高く打ち上げ、サーブから擬似的なボレーショットを打ち出すという荒業です。
八幡いわく、一人野球で会得した‘‘キャッチャーフライ‘‘によりボールは高く打ち上げられます。そしてそのボールは重力により地面を強く叩き付け、再び高く飛び上がります。
そしてそれを追いかける優美子はテニスコートのフェンスに気付かず葉山に体を受け止められ、勢いをなくしたボールは地面を転がります。
これにより試合は奉仕部の勝利で終わりますが、この一連の流れを見ていたギャラリーは葉山コールでコート全体を包み、何とも言えない終わり方を迎えます。
試合に勝って勝負に負けたと雪ノ下は言いますが、八幡自体初めから葉山相手に勝てるとは思ってはいなく、葉山相手には搦め手を使わないと勝てないことは十分承知していました。
だからこそ自分が持ち上げられるとは思っていないし、当然の結果だと感じていました。
しかし理解してくれる人はちゃんといて、雪ノ下は皮肉りながらも助かったと述べ、戸塚からはきらきらとした瞳でお礼を言われます。
八幡は突然のラブコメ展開に少々照れますが無事テニス対決は終わります。
と思いきや運悪く部室で着替えていた雪ノ下と由比々浜に遭遇してしまいテニスラケットをぶつけられ、ぶっ倒れるというオチで本当の終幕です。
うわぁー大きいですねー・・・。何がとは言いませんが笑
というのは置いといて、文学少女と思っていた雪ノ下が運動も得意ということにびっくりしました。胸部以外は完璧なんですけｄ…いやなんでもないです。
そして八幡かっこよかったです。八幡も運動しっかり出来るんですよね。そういうとこほんと高スペックなんですけど全ては目つきと性格が邪魔しているんでしょうね笑
そこがいいんですけど！
8話
場面は八幡の妹であり中学3年生の比企谷 小町（ひきがや こまち）が朝ごはんの食パンを食べているシーンから始まります。
偏差値が低そうな雑誌を見ながら共感している妹に辟易しつつも、もうそろ時間が来てると忠告し、さり気なく自転車の後ろに乗り込んでいる妹に心の中で文句を垂れる八幡ですが、渋々ながら共に家を出発します。
登校中、八幡が事故を起こしたときの会話が繰り広げられます。
入学式当日、新生活にわくわくを隠し切れず早めに家を出た八幡は、車道に飛び出してきた犬を助けたせいで左足を骨折し入院する羽目になってます。
そんな話をしていると、ふと思い出したかのように「事故の後ワンちゃんの飼い主さんがお礼に来た」、と小町が切り出します。
どうやら八幡と同じ総武校の生徒らしく、本人には学校でお礼を言うと残して帰ってしまったとのことです。
名前を聞いていないか問いますが、忘れたと返され結局正体はわからず仕舞いに終わりました。
場面は変わり、平塚先生に職員室に呼び出されている八幡の姿があります。
職場見学の希望調査票で「自宅」と書いた結果説教を受けています。言い訳としてつらつらと御託を並べたものは良いものの、どれも一言で却下されています。
最後に「職場見学は三人一組だ」と告げられ、絶望します。
その後遅れて部室に向かった八幡は、雪ノ下に開口一番「会わなかったの？」と聞かれ、誰と聞こうと瞬間に由比々浜が部室に来ます。
どうやらいつまでも部室に来ない八幡を探しに由比々浜が校内を駆け回っていたようです。
そして今後このようなことが起きぬよう八幡と由比々浜は携帯のアドレスを交換します。ここは多分何か理由を付けて八幡と携帯を交換したかっただけに見えますね。
その後女子とメールという八幡お得意の黒歴史を話していると、唐突に由比々浜が携帯を見てため息を吐きます。
どうしたのか尋ねると、変なメールが届き少し引いているみたいです。
雪ノ下は真っ先に八幡を疑いますが、自分のクラスの内容だからヒッキーは違うと正します。
そんなやり取りをしていると誰かが部室のドアをノックし、誰かと思えばサッカー部エース、または上位カーストグループの葉山が入室してきます。
相談があり奉仕部を頼りに来たと言います。
その相談とは、変なメールが届いて困っているらしく、
その変なメールの内容というのが、葉山グループの周りにいる男子三人（戸部、大和、大岡）の悪口、いわゆるチェーンメールがクラス内で出回っていて、これのせいでクラスの雰囲気が悪くなっているから事態の収集をお願いしたいとのことです。
これついて犯人探しはしなくていいと葉山は言いますが、雪ノ下は犯人を特定し、その大元を根絶やしにしないと効果が無いと一蹴します。
本人に一言言ってその後の対処は葉山に任せるという方針に決まりました。
そこで更に話を掘り下げていくと、メールが送られ始めたのは先週末で、クラスでは特に何もなく怪しいことは何もないと思われましたが、違和感を感じた八幡はグループで職場見学に行くという話をしました。
それを聞いた由比々浜が閃きます。
8話はこれで終了です。
一体誰が犯人なのか、なぜ由比々浜が犯人に心当たりがあるのか9話に続きます。
9話
チェーンメールの犯人が分かったと発言した由比々浜に詳しく話を聞くと、職場見学グループが関係していて、グループ分けは今後の関係性に響き、葉山一派は四人集団なため三人一組の職場見学ではグループから一人ハブられる可能性があるため、これらの理由から自分は外されないよう三人の内誰かがチェーンメールを用いて蹴落とそうとしている、と考察します。
流石に仲間内にそんなことをする輩がいると思えないし、自分のことを悪く言うメールを書くわけないと葉山は否定しますが、それは自分に疑いがかからないようにするためだと八幡は反論します。
その後三人の特徴を葉山から聞いたものの、どれも犯人特定に繋がる要素は見つからず、同じクラスの八幡と由比々浜が調べることになります。
早速仕掛けた由比々浜は直球に聞き出そうとしますが、かえって不自然になり結局聞き出すことは出来ず、何も得られませんでした。
続いて八幡は特技の一つ「人間観察」によって正体を特定しようとします。普段の仕草、態度おかしい点がないか見極める作戦です。
その中で分かったことは、あのグループは葉山のグループ、ということが判明します。
つまり何が言いたいかというと、あのグループは葉山がいるから成り立っているのであって、あくまで葉山がいなければ他の三人は仲良くも何とも無いということです。友達の友達理論ですね。
それが分かったところで犯人を突き止めなければ事態の収拾はしない、と雪ノ下は反論します。
そこで八幡は誰も揉めることなく犯人を捜すこともない、そしてあの男三人が仲良くなれる解決策があると提示します。
その解決策というのが葉山を除外し、あの三人でグループ見学させるというものでした。
揉める元凶である葉山を取り除くという八幡ならではの発想で、無事事態は収拾することになり、何事も無く依頼を達成します。
第9話終了です。
ちなみに葉山は誰と組んだのかというと、八幡、戸塚と幕張に行きました。
そして黒板に行きたい場所と名前を書くのですが、葉山が名前を書いた瞬間クラスの皆がそれに気付き、こぞって隣に名前を書き始め元々書いてあった比企谷の文字がなくなってしまうというオチが付きました。こういう役回りホント多い八幡…。
そりゃ捻くれるわなと。
10話
場所は教室、遅刻をした八幡が平塚先生に殴り倒されています。毎回怒られてる気がしますが八幡と平塚先生はそんなもんです。
そこへ八幡と同じく遅刻をしてきた少女、川崎 沙希（かわさき さき）が登場します。
（八幡ちゃっかりパンツ見てます）
放課後、また小一時間ほど説教を受け、予備校の帰りにカフェに寄って勉強しようとする八幡ですが、そこには雪ノ下、由比々浜、戸塚の姿がありました。
勉強会をしているとのことで、八幡は呼び出しを食らっていたので誘わなかったみたいです。
由比々浜が八幡が手にしている紙を見て持っているか聞くと、八幡は今のうちに夏期講習の資料を集めていると答えます。
その返答に驚く由比々浜ですが、続けて予備校のスカラシップも狙っていると言います。
スカラシップとはなんぞやとなっている由比々浜に雪ノ下が奨学金のことと教えます。
八幡の狙いは奨学金を受け取りながらさらに親からの学費をもらえば金がたくさん手に入るといった算段です。
そんな雑談をしていると、そこへ八幡の妹こと小町と川崎沙希の弟である川崎 大志（かわさき たいし）がやってきます。
突然見知らぬ男子生徒と妹が現れたことに動揺が隠せない八幡をよそに、小町がその場のメンバーに挨拶をしていきます。
もちろん由比々浜にも自己紹介をするのですが、由比々浜を見て何やら小町は訝（いぶか）しんでいます。何か言いた気な表情です。
と、ここで話は川崎弟に向けられ相談内容に入ります。
話によると最近姉の帰りが遅く、不良化してしまったとのことです。
姉が帰ってくるのは朝の五時と随分遅く、このままではいけないと思った雪ノ下は、成り行きとはいえ同じクラスメイトの弟からの相談で、そしてそれが本校の生徒という理由で、その相談を受けることにします。
まず始めに誰かに強制されるより、自分で何とか解決する方がいいと考えた奉仕部一行は、アニマルセラピーと称して八幡の家の猫「かまくら」を使い彼女の心優しい感情を引き出して心を動かそう作戦に出ます（雪ノ下案）。
早速放課後、校門前に猫をダンボールに入れておびき出そうとするも、発案者の雪ノ下が引っかかってしまい、あえなく失敗します。
さらに大志からの電話で姉は猫アレルギーということが発覚し、端からこの作戦は破錠していたことに気付きます。
次は平塚先生が校内で注意することになります。
親に迷惑をかけることになるかもしれない、とそれらしいことを言いますが、独身の癖に親の気持ちが分からないでしょ、と逆に言いくるめられ撃沈してしまいます。ホントかわいそうな先生です。
次に葉山イケメン力を使って何とかしようという「ジゴロ葉山のラブコメきゅんきゅん胸きゅん作戦」を実行しますが、川崎は興味なさそうに去って行き、これも失敗に終わります。
諦めかけていると、そこへ小町から電話があり、川崎宅へいかがわしいお店から電話が来たと報告を受けます。
第10話はここで終わります。
果たして川崎が毎晩何をしているのか次話で判明します。
11話
いかがわしい店から電話があったと聞き、一度集まり八幡らは詳しく話を聞きます。
電話の内容は「エンジェル何とかという店長から電話がかかってきた」、ということは分かりましたが、それ以上のことは分かりませんでした。
後にそれらしい店を探ってみると、千葉市内で朝方まで営業しているエンジェルと付く飲食店は2軒あるらしく、その内の一店舗がメイドカフェになります。
助っ人としてその手に詳しい材木座を呼び、川崎姉が働いていないか実際に入店し、体験メイドなるもので雪ノ下と由比々浜が実際にメイドになり調査しますが、シフト表には名前はなくこの店ではことが明らかになりました。
残りのもう一軒である少しお高そうな夜の街に鎮座するホテルの最上階へ正装をして潜入します。
いざ入店するとそこにはカウンターの店員として働いている川崎の姿がありました。
とりあえず弟が心配している旨を伝えると、川崎はお金が必要だから辞めないの一点張り。仮に辞めたとしても別の場所で働くと返します。
なかなか引かない八幡らにイラつき出した川崎は県議会議員を父親にもつ雪ノ下にはわからないだろうと言ってのけます。
これに雪ノ下は激しく動揺し、咄嗟に由比々浜が雪ノ下の家のことは関係ないでしょ、と反論しますが、川崎もならばこっちも関係ないと返しちょっとした口論になります。
このままだと平行線になる一方だと判断した八幡は一度引こうと提案します。
それと同時に、「大志のことで話がある」と早朝にファミレスで川崎に待ち合わせを取り付け、その場を後にします。
約束どおり朝の5時にファミレスのワックに来た川崎は、大志と顔を合わせます。
何故こんな時間にここに大志がいると驚く川崎に、大志はこっちのセリフだと詰め寄ります。
あんたには関係ないと言い逃れしようとする川崎でしたが、そこへ八幡が学費を稼ぐためだろ、と核心を突きます。
正確には姉と弟、両方の学費を稼ぐためと雪ノ下が付け足し、それを知った大志は自分のせいで、と慌てて姉に問いかけます。
沙希はそれを優しく宥めながら、心配をかけたくないし、そのことで親や大志に迷惑をかけたくなかったと自身の心情を打ち明けます。
そこへ突然小町が口を開き八幡との思い出を語り始めます。
家に帰ると自分一人しかいないのが嫌で、家出をしたことがあった。でも迎えに来てくれたのは両親ではなく兄だった、と。
これに対し、結局何が言いたいのかと川崎が聞きます。
小町が伝えたいのは「大志君だって沙希さんには迷惑をかけたくない」と思っているということです。
家族に迷惑をかけたくない、自分ひとりだけがそう思っていると考えないで欲しいと言います。
この言葉により姉弟の仲が戻りつつありましたが、肝心な学費の問題は残っています。
それを八幡は10話で用いたスカラシップ制度を提示します。
このスカラシップを使えば川崎は朝まで働かなくとも勉強をして奨学金をもらえば問題ないという方向に落ち着きました。
無事一件落着し、小町との帰りにとあることを話し出します。
「いやーーよかったね、骨折ったおかげで結衣さんみたいな可愛い人と知り合えて」
犬を庇って事故を起こし、今までずっと謎だった犬の飼い主は由比々浜結衣だったのです。
職場見学の日、見学が終わり皆が解散した後、一人になった八幡を由比々浜が気にかけ声をかけます。
それに対して八幡は由比々浜を「由比々浜は優しいよな」と返します。
照れる由比々浜に続けて言います。
俺のことはもう気にする必要は無い、お前が気に病むことなんてない。
そしてこう締めくくります。
「気にして優しくしてんのなら、そんなのはやめろ」
これに由比々浜は何とか言葉を紡ごうとしますが、結局何も出て来ず涙を浮かべ悲しい表情を見せた後「・・・バカ」と言い残し走って去って行きます。
比企谷八幡は決して勘違いしない。ほんの一言交わせば気になるし、メール一通で心がざわつき、電話一本で着信履歴を見て頬が緩んでも、その優しさは自分だけに向けられたものではないということは身に染みて理解しているからです。
それは由比々浜も例外でありません。
自分に優しい人間は他の人に優しい。それが分かっているからあえて自分から遠ざけるのです。
同じ失敗は二度と繰り返さない。
誰よりも優しく、自分のために涙を流したあの子のことでさえ八幡は心を許すことはないのです。
ということで11話終了です。
そして『やはり俺の青春ラブコメは間違っている－妄言録－』２巻もここまでとなっております。
川崎姉弟がハッピーエンドとなったそばからこういうオチですよ！何といっていいのやら……。ものの見事にすれ違っていますね。
この最後のコマの優しい女の子は嫌いだというセリフが八幡の感情、トラウマを全て物語っていますね。
誰にも心を開かない比企谷八幡ですが由比々浜との関係はどうなってしまうのか、この先奉仕部は大丈夫なのか？
この続きは『マンガＵＰ！』から無料で読めるのでぜひお読みください！