推しの子を全巻無料で読む方法解説!漫画アプリでタダ?赤坂アカ,横槍メンゴ作!このマンガがすごい2021受賞!

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悩んでいる人
『推しの子』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。

 

違法手段ではないので、安心してください。

 

『推しの子』は漫画アプリ『ヤンジャン!』にて全巻無料で読める?

いきなり、結論です。

 

漫画『推しの子』はこちらの集英社が運営する漫画アプリヤンジャン!にて全巻無料読むことができます。

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『ヤンジャン』は、集英社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

 

『ヤンジャン!』では、『推しの子』を惜しげもなく第1巻から最新巻まで無料公開してくれています。

 

安心安全に、そしてタダで『推しの子』を全巻無料で読破したい方は『ヤンジャン!』を使う方法が最もお得です。

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また『ヤンジャン』では、『推しの子』以外にも

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などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。

 

ここまでのまとめ
  • 『推しの子』は漫画アプリ『ヤンジャン!』にて全巻無料で読める
  • 『ヤンジャン』は集英社が運営する合法な漫画アプリなので安心安全
  • 『ヤンジャン』をダウンロードする際にも一切お金はかからない

以上がここまでのまとめです。

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次に『ヤンジャン』の使い方(システム)を簡単にご説明します。

『ヤンジャン』の基本的な使い方

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漫画アプリ『ヤンジャン』では、多くの人気マンガがすべてではないですが、大方無料で読むことができます。

 

以下の画像のような「無料」と記載されたアイコンが表示されているエピソードは、いつでも時間制限なく無料で読むことができます。

 

 

気になる漫画を見つけたら、まずは、このシステムで無料で1話目を読んでんみてください。

 

「無料」アイコンは、すべての漫画作品の1話~3話程度に表示されています。

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チケットを使って無料で読む

 

 

次にアプリ内アイテムであるチケットを使って1日に1話ずつ漫画を無料で読みましょう。

 

読みたい漫画作品をタップすると、以下の画像のように「無料で読む」と表示されます。

 

ここをタップすることでお好きな漫画作品を1日1話無料で読むことができます。

 

この「チケット」使用後、23時間で「チケットチャージ」が回復し、次のエピソードを無料で読めるようになります。

 

この「チケット」は、各作品ごとに1日に1回使用できるアイテムです。

広告動画を見て1話無料で読む

「チケット」を使用してしまった場合でも、以下の画像の↓「動画を見て無料で読む」をタップし、数十秒の広告動画を視聴することで新たに漫画作品を1話無料で読むことができます。

 

この「動画を見て無料で読む」は、各作品ごと1日1回利用でき、翌日の0時にリセットされ、再び利用することができます。

 

『ヤンジャン』で多くの漫画を無料で読むには、気になる漫画を複数選択し、同時に読み進めることをオススメします。

 

以上のシステムを使うことで1日に2話ずつ漫画作品を読み進めることができるため、ゆっくりでもいいから、タダで読みたい。という方に特にオススメです。

 

私は、1日に読める話数に制限がある方が生活にメリハリがつくので『ヤンジャン』を愛用させてもらっています。

 

何より有名な新作&旧作漫画を合法的に完全無料で読める『ヤンジャン』をダウンロードしないのは、もったいなさすぎます。

 

これから、もっと無料で読める漫画作品が増えると思いますので、今のうちにダウンロードしておくことをオススメします。

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『推しの子』の世間の評価は?

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『推しの子』見どころ紹介!

見どころ① 序盤から予想を裏切る急展開が目白押し!!

この作品の1巻の表紙がメインキャラクターの一人であるアイの可愛らしいアップのイラストなので、才能溢れる美少女のサクセスストーリーを想像して読み始める人が多数なのではないでしょうか。

 

ですが読み始めてみると主人公はアイドルにドハマリした愛想のないゴローという医者の男。

 

しかもそのハマったアイドル本人が、世間に妊娠したことを隠しながらも出産させて欲しいとゴローの元に来るという、およそアイドルを取り上げる作品としては異例な始まり方をします。

 

更にそこから医者として推しのアイドルの為に、アイの子供を無事に出産させようと決意した矢先に、アイのストーカーによってゴローは殺害されてしまい、アイの双子の子供として生まれ変わるという、まさかの展開が序章なのです!

 

そして世に言う転生モノとしても本作は異例で、転生後に周囲から褒め称えられながら前世の不幸が嘘かのような素晴らしい人生がゴローに訪れるわけではないのです。

 

ゴローはアイの息子であるアクアとして生まれ変わり、アイがトップアイドルとして順調に進んでいる最中、前世でゴローを殺害したストーカーがアイの住所を知ってしまい、今度はアイを殺害し、自分も自殺するというハードな展開となっていきます。

 

そしてアクアはストーカーに情報を提供した人物がいることを確信し復讐を誓うという、表紙イラストからは全く思いもよらないまさかの展開が1巻の中だけでも頻発していきます!

見どころ② 芸能界の清濁両面を描いたストーリーから来るリアリティ

一般的な生活を送っている人から見れば華やかな面が強調される芸能界ですが、一つの作品が出来上がるまでに様々な人々の夢や野心などの思惑が入り混じっていることを各所に活かした描かれ方をしているのが本作品の魅力の一つでもあります。

 

制作陣の都合でキャスティングされた役者同士での演技力の差、そんな現場の中でのカメラワークの使いよう、そしてそれらの環境から求められる演技の質など、作品が世に出るまでの過程に登場人物たちが身を置いていることからの苦労が描かれることによりキャラクターそれぞれに魅力があるのです。

 

そのため主人公のアクアなど、主要キャラクターを利用するためだけの存在かのように見ている人物たちにも、どこか憎めず嫌なシーンと感じずに読み進めることが出来ます。

 

また、ドラマや映画などの作品がどのような雰囲気で作られていくのかがデフォルメされながらも描かれることによって、その状況などを簡単に想像できるのも楽しみの一つです。

見どころ③ 二人の主人公の今後に注目!!

この物語は主人公アクアの視点から描かれることが多いのですが、もう一つの注目点として、アクアの双子の妹であるルビーの存在があります。

 

ルビーはアクア同様に生前の記憶を残したまま転生した存在です。

 

しかも生前の二人の関係性は担当主治医と生まれながらに病弱で闘病生活の甲斐なく短い生涯を終えることになった患者という関係で、物語序盤ではお互いに生前の接点があったことなどを打ち明けていないため、今後二人がどこでお互いの存在に気づくのかが注目ポイントの一つです。

 

他には勿論、生前から二人とも母親となったアイの大ファンだったこともあり、ルビーは母のようなアイドルに、そしてアクアは役者として歩みを進め、どのような快進撃をするのかが楽しみな要素となっています。

見どころ④ 復讐劇としての一面も

昨今では転生して所謂無双する作品が増え続けていった中、この作品で主人公のアクアは、前世の知能や記憶が残されているだけで現代人の範疇を超えずに現実的な手段で目標を達成しなくてはなりません。

 

そしてその目的とは、前世で自身と注目のアイドルであり母親となったアイを計画的に殺害した犯人に復讐することです。

 

その点も転生モノとしては異例と言えるのではないでしょうか。

 

派手なチート能力もなく、明確にネガティブな目的を遂行しようとする転生モノの主人公は中々世に出回っていないので新鮮な展開が今まで見たことのない作風に仕上がっており、今後の展開が全く予想出来ない所も読み進めたくなる要員と言えるでしょう!

『推しの子』の登場人物紹介!

星野アクア

本名は星野愛久愛海(ほしの あくあまりん)で、ゴローという医者が転生した子供です。

 

作中ではアクアと略されて呼ばれています。

 

前世の頃から幾分世の中を達観し冷めた性格をしていましたが、自身が担当していた少女のさりなの影響でアイドルオタクな面があります。

 

そんな彼でも転生後に母親となった推しのアイドルのアイや妹のルビーは大切に想う気持ちがあり、アイを死に追いやった父親の存在に復讐することを目的としていたり、ルビーには自分の復讐に巻き込まれないよう芸能界に関わらせたくないと考える一面も窺えます。

 

前世で医大を卒業した豊富な知識と病院内で得た人間観察力を駆使するので、切れ者としてずば抜けた存在感があります!

星野アイ

芸能事務所苺プロの看板アイドルです。

 

卓越したルックスと表現力を持ち合わせており、その才能を遺憾なく発揮しトップアイドルへの道を駆け抜けていきます。

 

ですが不幸な生い立ちから保護施設で育っていくおり、本当の愛情を理解出来ないまま嘘の愛をファンに与える仕事をしていることに対して割り切れていない部分があり、その疑念は自身が産んだ子供たちにもあったほどです。

 

悲しいことにその疑念が晴れたのはストーカーに刺され息絶える寸前でした。

 

自身の幸せを、最大の不幸の中から見つけることになってしまった悲しいキャラクターです。

星野ルビー

本名は星野瑠美衣(ほしのるびい)で、作中ではルビーを呼ばれています。

 

彼女もアクアと同様に、さりなという少女がアイの娘として転生しています。

 

前世は生まれつき病弱で、その短い生涯を病院のベッドの上で過ごしていたことを転生後も気にしており、幼少期は運動をすることに対する恐怖がありましたが後に克服し、前世の反動のように明るく活発になっていきます。

 

前世から後に母親となるアイの大ファンで、将来はアイのようなアイドルになることを夢見て陽東高校の芸能科に進学するのでした。

 

アイ譲りの才能を持っていますが今の所歌は下手なようです。

斎藤壱護

芸能プロダクション苺プロの社長です。

 

町中で偶然見かけたアイを見て、すぐにその才能を見抜いた人物でしたが、アイが殺害されたことに絶望し芸能界から逃げ出しまい、その後消息不明となっています。

斎藤ミヤコ

苺プロ社長の斎藤壱護の戸籍上の妻です。

 

当初は立場を利用して若い男性芸能人に近づくことが目的で偽装結婚のような状況でした。

 

そのためアイの持ち込んだスキャンダルを週刊誌に売ろうとしたこともありました。

 

アクアとルビーは壱護との子供として保護していましたが、アイの死後は本当の子供ように育てています。

有馬かな

子役時代は天才子役として名を馳せていた少女です。

 

幼少期は「10秒で泣ける天才子役」として色々な現場で仕事をしていました。

 

ただしその肩書を撮影現場で振りかざしていたことにより次第にキャスティングされなくなっていき、成長してからはその事を反省し協調性を覚え、自分より演技力がない共演者にも気遣いをする苦労人となっています。

 

子役時代にアクアの演技に負けたと思ってから、彼のことをずっと気にかけていたようです。

五反田泰志

愛想の悪い映画監督です。

 

アイとかなが出演している作品を手掛けていたこともあります。

 

その中で知り合ったアクアには、彼が芸能界に関わることを目標にしているので弟子入りを志願され何度か役者として配役したり、撮影した動画の編集の手伝いをさせています。

 

中年ですが実家で撮影した動画の編集作業などを行っている子供部屋おじさんだったりします。

『推しの子』序盤ネタバレ紹介!

第1話

この物語はフィクションである。

 

という冒頭から始まるのは、主人公である産婦人科医のゴローのモノローグです。

 

自分の推しのアイドルに、上手な嘘を吐いてほしいと思いながら、ゴローは患者の病室でアイドルのDVDを流し熱狂しています。

 

見ていたDVDはアイドルグループ「B小町」、そしてゴローの推しはそのB小町の不動のセンター「星野アイ」です。

 

ゴローは美しいものを見ると健康に良いとし、患者に布教するために病室でDVDを流しているのでした。

 

ところが、その熱狂的に推していたアイの活動休止が発表されたことを病室に来ていた看護師から伝えられ、ゴローは落ち込みます。

 

その様子を見た看護師はゴローをロリコン呼ばわりしてくるので、理由があるのだとゴローは言います。

 

4年前、ゴローがこの病院の研修医だった頃、さりなという患者がいました。

 

さりなは同い年で活躍しているアイが大好きで、生まれ変わったらこの顔がいい、芸能人の子供として生まれたいと言っていました。

 

そんなさりなにゴローは

 

「さりなちゃんも可愛いじゃん?生まれ変わる必要なんてない」

 

と言い、退院してアイドルになれば推すと言ってさりなを元気づけようとします。

 

その言葉にさりなは感激してゴローに結婚してと言いますが、ゴローは12歳のさりなが16歳になったら真面目に考えてやると答えます。

 

ですがさりなは「退形成性星細胞腫」によりこの世を去ってしまうのでした。

 

今でもさりなが生きていればアイと同じ16歳なので、さりなが好きだったアイドルと重ねて見ることで、彼女が夢見た姿を見届けたいのだとゴローは言います。

 

話を聞いていた看護師は、結果ロリコンになったと言い放ちますが、付け加えてアイに付き合ってと言われたら付き合うんでしょ?とゴローに問います。

 

ゴローは答えず無視して昼休みが終わったと仕事に戻ります。

 

ある日、アイが体調不良により休業したことを心配に思いながら、ひとりの患者の診察をします。

 

16歳の妊婦で、すでに懐妊してから20週ほどで、誰にも相談できないままここまできてしまったのだとゴローは推察します。

 

その患者は診察室に帽子をかぶったまま入っていたのですが、診察が始まった時に帽子を取ります。

 

その患者は、ゴローの推しのアイドル、星野アイでした。

 

推しのアイドルが妊娠していることにショックを受けるゴロー。

 

ですが医師として診察を続けていくうち、アイのお腹の中には双子の子供がいるということがわかります。

 

孤児だったアイの後見人を名乗る男が、世に知られたらお前もウチの事務所も終わりだとアイに本気で生むつもりか問いかけます。

 

アイはゴローにどう思うかと聞いてきます。

 

最終的な決定権はアイにあるのでよく考えて決めるんだとゴローはその質問に答えます。

 

その夜、ゴローは病院の屋上にいました。

 

そこでアイドルのファンの意見は身勝手なものだと物思いに耽っている所にアイが現れます。

 

アイは東京と違い、夕暮れでも星が良く見えて良いところだと、この病院を気に入りますが、ゴローはアイドルをやめるのかと問います。

 

ですがアイはやめないと答えます。

 

続けてアイは家族に憧れを持っており、双子を生んだらきっと賑やかで楽しい家族になると笑顔で言い放ちます。

 

その答えに驚くゴロー。

 

アイは世間に公表せずに子供を生み、アイドルを辞めないつもりなのでした。

 

アイドルは嘘に嘘を重ねて、どんなに辛いことがあってもステージの上で幸せそうに歌う仕事だが、幸せのところだけは本当でありたいとアイは願っていました。

 

そしてアイドルとしての幸せと、母としての幸せのどちらも欲しいので、自分は欲張りなんだと言うのです。

 

そんなアイを見て、ゴローは自分が思っていたよりもずっと図太く、ずるくて強く、そして一番星のように眩しい少女だと思い、安全に元気な子供を産ませると、アイに自身の決意を語ります。

 

より一層アイのファンとしての自覚を強めつつ、それでも知らない人間との子供を身籠った事に複雑な心境があったゴローでしたが、それを全力で隠し、絶対にアイの家族を守ることを誓います。

 

時は流れてアイの懐妊40週目。

 

もうすぐ子供が生まれそうなので、これが終わればアイとの繋がりがなくなり、ただのアイドルとファンに戻ることに寂しさを覚えつつも、素のアイを知ってますます好きになり、アイのことを心の底から応援したいと考えるようになっていたゴロー。

 

ですがそこで、外で怪しげな人物にアイの担当医かと話しかけられます。

 

受信する際は偽名を使っていたアイのことや、公表されていない名字まで知っていることをゴローは不審に思い、名前を聞こうとしますが、その人物は逃げ出します。

 

出産が近いタイミングで危険なストーカーが現れたのかと思い、ゴローは追いかけますが見失ってしまいます。

 

そこで突然背後からゴローは隙を突かれ気絶してしまうのです。

 

その後気がついてアイの出産に向かおうとしますが、目は見えず体も動かない状態にゴローは陥ってしまっていました。

 

そして、さりなの言葉を思い返します。

 

「もし芸能人の子供に生まれていたらと考えたことはある?」

 

ゴローはこの言葉い対し、真面目に考えたことはありませんでした。

 

それは、自分の話だと思っていなかったからです。

 

そしてその頃、アイの双子の子供が無事に生まれている所で第1話が終わります。

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第2話

ルビーというアイドルが女優として初挑戦するインタビューを受けるシーンで第2話が始まります。

 

その側には世界で一番信頼できる兄がいるのでなんとかなるとルビーは答えるのでした。

 

場面は変わり、前回のあらすじとしてゴローが回想をします。

 

好きだったアイドルの妊娠を知ってショックを受けて死んだと要約します。

 

死んだ時の記憶が曖昧になっていたり、自分は地獄に落ちると思っていたゴローでしたが、目覚めた時に自分の推しだったアイドルの星野アイの子供として抱きかかえられており、ゴローにとっての天国にいました。

 

しかし、新しい名前は星野愛久愛海(あくあまりん)という凄い名前でした。

 

どういう理屈で転生したかは定かではありませんが、いずれ医者の端くれとして転生の仕組みを解き明かすつもりのゴロー。

 

ですが今は推しのアイドルが思い切り甘やかしてくれる環境を堪能したいと思うゴローなのでした。

 

アイに甘えるゴローでしたが、隣のベッドにはもう一人子供がいました。

 

それは、双子の妹の星野瑠美衣(るびい)でした。

 

自分よりもダメージの少ない名前をしているので今からでも変えてほしいと思ってしまうでしたが、アイは瑠美衣が泣いてるのをあやす時にアクアと呼んで間違い、それを病院で後見人として名乗っていた事務所の社長、斎藤一護が指摘します。

 

ゴローは前世から関わりがあるので、社長の斎藤とその夫人、斎藤ミヤコが何者かを認識します。

 

アイがアイドルとして復帰する日だったので、今後の活動について打ち合わせをしに社長夫妻は来たのでした。

 

復帰第一弾として、歌番組の生放送に出演と、仕事の間、妻のミヤコが双子の面倒を見ることとなります。

 

ですがアイは子供を現場に連れていきたいと聞いてきますが、斎藤は事務所も含め全てが終わってしまうとNGを出します。

 

その他にも役所の手続き、買い物にも子供を連れてあるくのはNGであり、用事があるときは斎藤夫妻の子供を預かっているという設定で出る事を徹底させようと斎藤はします。

 

それに対しアイは面倒で困っちゃうよねルビーとアクア(ゴロー)に呼びかけますが、またしても斎藤に間違いを指摘されます。

 

ゴローは母親としてのアイのダメっぷりや危なっかしさに不安を募らせてしまいます。

 

シーンは変わり、ベビーシッターの経験がなく疲れ果ててミヤコが眠ってしまう横で、テレビにアイがメンバーとして所属しているB小町が映し出されます。

 

司会者に活動再開でちゃんとご飯は食べているか聞かれいっぱい食べているとアイは言います。

 

続けて話を広げるためにアイは、

 

「ご飯と言えばこないだウチの子が」

 

と口を滑らせてしまい、ゴローはビックリして吹き出します。

 

すぐにウチの子猫がと言い直し事なきを得ますが、ゴローはますます不安になっていきます。

 

そんなやり取りの裏側で、番組制作スタッフはB小町を興味なさげに見ながら準備を進めています。

 

ですがそんなスタッフらも、演者から最高のパフォーマンスを引き出せるよう嘘の笑顔で対応していきます。

 

嘘と打算が隠れている世界で、お偉方も良いモノを作るフリをして数字しか見ていない、そんな世界。

 

誰しもが嫌々ながら嘘を吐く世界に、斎藤は上等だと思うのでした。

 

そして、

 

「うちのアイは本物の嘘吐きだぞ」

 

と、現場の評価を覆すアイのパフォーマンスを、自身を持って見届けます。

 

テレビの前でゴローは、アイのパフォーマンスにアイを近くで見守れるのが僕を殺してくれた奴に感謝しちゃってる位嬉しい、と思ってしまうのでした。

 

普通の子供を産ませたかったけど、自分がアイへの執念で生まれ変わることが出来た奇跡に満足するゴローでしたが、横でもう一人の生まれ変わりの瑠美衣が眠りから目覚めます。

 

瑠美衣もアイのパフォーマンスに大興奮でおむつを変えたばかりなのに失禁しそうだと言います。

 

そして録画したものをすぐに見返そうと思う瑠美衣でしたが、生放送はリアルタイムで視聴するのに意味があるのに起こしてくれなかったゴローに瑠美衣は不満を言います。

 

何度か起こしたと反論するゴローは、ルビーの反応を見て、つくづくアイには普通の子供を産ませてあげたかったと思い、第2話が終わります。

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第3話

第3話の冒頭は、アイドルであるルビーのマネージャーがインタビューを受けているシーンが始まりです。

 

ルビーともう一人、二人のマネジメントが大変だと語りますが、その二人は神に寵愛と試練を与えられ導かれたかのようだと続けて答えていく所でルビーに電話で呼び出されてしまい、インタビューが途切れてしまいます。

 

そしてシーンはアイが双子を生んだばかりの時代に戻ります。

 

アイからの授乳を大人の男の意識があるためゴロー(アクア)は拒み、この日も哺乳瓶でお腹を満たします。

 

対象的にルビーはゴローに見せつけるようにアイから授乳をしています。

 

ここからゴローは思い返し、回想します。

 

自分たち双子がアイの最大のスキャンダルであること。

 

その自分たちは前世の記憶を持った生まれ変わりであり、その気になれば喋れるし歩けることを隠すために赤ちゃんのフリをしていること。

 

妹が自分と同じような存在だと割と早い段階で気づいた時のことを思い出します。

 

ある日の深夜、アイが寝静まった深夜に、ルビーがスマートフォンで「アイ B小町」と検索し、そこで見つけたアンチとリプ合戦を汚い言葉を吐きながら繰り広げていたのです。

 

それを見たゴローは自分と同じ存在なのかとルビーに話しかけると、自分のことを差し置いて、

 

「赤ん坊がしゃべった!キモーッ!」

 

と言いますが、ゴローは冷静にお前もだろと返します。

 

ここで回想は終わり、場面はルビーの授乳を終えた所に戻ります。

 

ちょっとは遠慮しろと言うゴロー。

 

対してルビーは与えられた自然の摂理と言い切ります。

 

そのまま話を続けているうちにルビーは、ママも息子がキモいオタクで可愛そうだなどと言っていますが、ゴローは絶対お前のほうがキモいと返します。

 

そしてルビーの前世を、あまり見目麗しくない女性として想像するゴローでしたが、熱心なアイドルファンが自分の周りに以前一人だけいたと、自分が救うことの出来なかったさりなを思い出します。

 

そんなことをゴローが考えている時ルビーが、ベビーシッターをしているミヤコにおむつを変えてもらうために赤ちゃんらしく泣き出します。

 

嫌々ながらおむつを取り替えるミヤコは、美少年と一緒に仕事ができると思って斎藤と結婚したのに16歳のアイドルが生んだ子供の世話係にされてしまっていることに我慢の限界が来ているようで、変えたおつつをゴミ箱に勢いよく投げつけます。

 

そして今置かれている状況を週刊誌に売りつけてしまおうとし、スマートフォンで写真などを取り始めるミヤコ。

 

危機感を覚え、ミヤコを阻止するべくゴローは行動に移ります。

 

それはしゃべるはずのない自分の体で天使を名乗り、ミヤコを諌めようとするのでした。

 

ですがミヤコは同様しながらも信じてくれません。

 

そこで今度はルビーが

 

「慎め、我はアマテラスの化身、貴様らの言う神なるぞ」

 

と言い、ミヤコを聞き入れさせます。

 

ルビーは続けてアイは芸能の神に選ばれた娘であること、そして自分たち双子も大いなる宿命を持った子供で、それらを守護するのがミヤコの天命であり、週刊誌にスキャンダルを売り込もうとするのは背信行為で天罰が下り、ミヤコは死ぬと言い、ミヤコを怯えさせることに成功します。

 

どうすればいいのかと涙ながらに訴えかけるミヤコに、自分たちを可愛がり言うことを全部聞けばイケメンと再婚できると言い聞かせ、ミヤコにベビーシッターのやる気を出させます。

 

ルビーの迫真の演技にゴローは前世で演劇経験があったのか聞いてみますが、ルビーは初めてだと言い、それなら将来は女優だなとゴローは言います。

 

ルビーはそんな自分の才能を考えたこともなかったようです。

 

その夜、アイとルビーが寝ている時にゴローは起きています。

 

ゴローは、ソファーの横で眠っていたルビーのシーツを掛けながら、

 

「アイについて語る時の熱量は君にそっくりな子だよ、さりなちゃん」

 

と口に出すと、ルビーは自分を呼んだかと思い目を覚まします。

 

呼んでないと否定するゴローを背に、ルビーは自分の前世の名前で呼ぶわけないかと言いながら床に就こうとするところで第3話が終わります。

第4話

第4話冒頭のインタビューは町のドルオタです。

 

人生で好きなアイドルにB小町のアイを外せないと語ります。

 

元々オタ界隈では熱かったと言いますが、「一般に見つかった」と思ったのは双子の赤ちゃんが出てくる動画からだったとインタビューを受けたドルオタは、ルビーのうちわを持ちながら懐かしむのでした。

 

ここでシーンは変わります。

 

アイが復帰してからもB小町は給料面で快進撃を遂げるような活躍が出来ていないようでした。

 

シングル曲がオリコン3位にまでなったようなのですが、給料が少ないとアイはミヤコに愚痴ります。

 

アイドルに楽しさを感じているけれど、子供たちの養育費や今後の学費などを考えると、自分が子供たちを幸せにできないと言ってレッスンに出かけて行きます。

 

アイがいなくなってから、ルビーはゴローにアイドルは月給100万くらい稼げるものじゃないのかと聞いてきますが、ゴローは他のグループと山分け、物販の制作費、衣装代などで手取りで100万を超えるのが一握りしかいない現状をルビーに教えます。

 

そんな中でもアイには才能とそれを磨く努力を続けているのに、どうしてもっと仕事が回って来ないのかとゴローとルビーはミヤコに文句を言います。

 

事務所のマネージャーをしているミヤコは、アイドルグループが一人の芸能人と束になってやっと仕事の取り合いが出来ており、グループの一人だけで勝負というのが難しい現状を二人に説明します。

 

そして、アイをアイドルという分野で認めているけれど、一人で戦える何かという面が足りず、アイドルとして優等生なだけでは駄目なのだと付け加えます。

 

自宅ではそんなやり取りが行われていた所で、アイはレッスン中、気分が乗れずに上手くレッスンをこなせていませんでした。

 

アイは気分転換に休憩時間中スマートフォンでエゴサーチをすると、タヌ次郎というアカウント名で、アイの笑顔に人間臭さがなくイマイチ推せないというコメントがあるのをを見てしまい、痛い所を突かれたとアイは感じてしまいました。

 

またシーンは変わり、今度はB小町の抽選でしか参加できないミニライブ。

 

その場にどうしてもとミヤコに頼み込んでゴローとルビーは観客席に来ていました。

 

おしゃぶりを付けて大人しくしていてくれと念を押すミヤコ。

 

ゴローも目立つ事だけは絶対に駄目だと同意しルビーに言い含めます。

 

ルビーはアイが心配でここに来ているのだからわかっていると答えます。

 

そんな中ライブが始まります。

 

アイはライブ中にも内心ではエゴサーチしたコメントのことを考え、人間っぽくないのをファンが求めているからこそ、研究して喜んでもらえる嘘の笑顔をやっているのだと思いながら、この日もいつもどおりのパフォーマンスを続けます。

 

しかし、そんな中で観客席にいる子供たちが乳児とは思えない物凄いキレのあるヲタ芸をしているのを目撃します。

 

つい本能でやってしまったと焦る双子でしたが、ステージから見えたその子供たちの可愛さから、今までアイドルとして見せたことのない笑顔をアイは出すことができたのでした。

 

後日、SNSで双子のヲタ芸がバズっていることを事務所でミヤコは不安視しています。

 

そして双子を会場に連れ出したことを言及するべく社長の斎藤にミヤコは呼び出されてしまいます。

 

その横でアイはまたエゴサーチをしてみると、推せないと言っていたタヌ次郎のコメントが

 

「これだよ!!!!!これ!!!!!!!!」

 

と書いてあり、アイはコレがイイのだと言うことを覚えます。

 

ここで第4話は終わりです。

ヤンジャン!

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第5話

冒頭のインタビューシーンでインタビューを受けるのは映画監督の五反田泰志。

 

五反田は監督賞にノミネートされ、今回のインタビューを受けています。

 

ノミネート作品は15年前に制作中止となった作品のセルフリバイバルで、メインキャストは赤ん坊の頃から見ている孫のような存在だと言います。

 

そして最後に一言、この映画をアイに捧ぐと言い、インタビューを終わらせます。

 

シーンはインタビューから15年前に戻ります。

 

ゴローとルビーが生まれてから一年が経ち、二人は立ったり喋ったりしても怪しまれない程度に成長しました。

 

ルビーはアイに積極的に甘え、優しくされてつい「極楽浄土」と言ってしまい、アイはそれを聞いてヤバいくらい天才だと感じるのでした。

 

アイはこの一年で着実に仕事を増やしてきており、この日、初ドラマのロケがあります。

 

そこへ子供たち二人もマネージャーのミヤコの子供という設定で連れて行くのですが、現場で初顔合わせをした監督の五反田は、目つきと愛想の悪い態度で子供連れのマネージャーがいることに対し、働き方改革か思い、時代の流れを感じるのでした。

 

控室ではアイ以外の出演者にゴローとルビーは可愛がられますが、ゴローはその扱いに疲れて控室を出ます。

 

すると五反田がゴローに話しかけます。

 

現場に居るのは良いが泣き出して収録を止めたら締め出すと脅してくるのです。

 

ゴローは社会人の言葉でそんなことはしないのでアイをこれからも贔屓にしてくれと言いますが、それに五反田は驚き興味を示し、ゴローに名刺まで渡します。

 

ただゴローとしては仕事を振るのは自分ではなくアイにしてくれと言います。

 

そんなゴローに五反田は、アイの、新人役者としての立場をゴローに教えます。

 

画面に新鮮さを出してくれるだけで及第点であり、次のスターに経験を積ませる、言わば業界全体の投資であり、客か現場に好かれることで生き残りをかけているのだと言います。

 

ですがゴローはそれを聞いて、アイは一流のアイドルだから平気だと言います。

 

そして五反田は撮影に入った時、アイの存在がいやに目を引くのだと知るのです。

 

関心している五反田にゴローは、アイがステージでは客全員に可愛くしなければいけないが、収録現場ではカメラにだけ可愛く見せるので得意分野だと語っていたということを得意げに話します。

 

収録から一ヶ月後、ドラマがオンエアーされる為、双子とアイは家族でテレビを見ています。

 

アイが出ているシーンが映し出されましたが、それはワンシーンだけで終わりでした。

 

使われたシーンが少ないことに納得が出来ないゴローは五反田に電話で抗議します。

 

五反田は、今回の作品で売り出しているのは「可愛すぎる演技派女優」の触れ込みで売り出している別の女優で、同じシーンに出ているアイがそれ以上に可愛すぎた為、収録したシーンが制作会社の意向で削られてしまったのだと説得します。

 

それでも納得がいかないゴロー。

 

さらに五反田は芸能界はアートの場ではなくビジネスの場なので夢を見るのはよした方がいいといいつつも、ゴローの主張も理解しているので、改めてアイに映画の仕事を振りたいと申し出ます。

 

その申し出に驚くゴローでしたが、五反田は条件を提示してきます。

 

「お前も出るのが条件だ」

 

このセリフで第5話は終わります。

第6話

第6話冒頭のインタビューは女優、有馬かながインタビューを受けています。

 

天才役者と評判の有馬かなはそれを否定し、むしろそれに早い段階で気づけたからこそ芸能界にいられると思っているそうです。

 

ですが、他の誰かをその言葉の間に想像したらしく、自分は負けていない、天才だってナイフで刺せばなど過激な発言をうっかりしてしまい、取り乱しはじめます。

 

すぐに自分の発言を撤回しますが、自分が感情が高ぶると口が悪くなることに落ち込んでしまうことを吐露し、その発言もカットしてくれと言って、今回のインタビューは終わります。

 

場面は収録現場に変わります。

 

監督の五反田はキャスティング権のある監督は一部の超大物監督か、小規模映画の監督で、自分がどちらかをゴローに問います。

 

ゴローは超大物と答えようとしますが、五反田は遮ってここは低予算の現場であると教えます。

 

会話を終えた横から親としての設定で五反田に挨拶をするマネージャーのミヤコ。

 

そのミヤコに五反田は事務所に所属したかどうかを確認し、いちおう所属したことをミヤコは告げます。

 

ですがゴローは自分より妹の方が演技は上手いのでどうせならそっちにした方がいいと言おうとしますが、五反田はそれを制し、ゴローの出演を引き換えにアイを使う、業界用語でアイがバーターであることを忠告してきます。

 

どうしたらこうなったのかミヤコはゴローに問います。

 

ゴローは前世で高齢者の扱いに慣れていたので敢えて目上として扱わないことで喜ばれる傾向を利用したのだと答えます。

 

話をしていると一緒に現場についてきたルビーがアイがいないことを不服に思い泣き叫びだします。

 

その様子に

 

「ここはプロの現場なんだけど!遊びに来てるんなら帰りなさい!」

 

と、怒鳴りつけてくる者がいました。

 

子役時代の有馬かなです。

 

かなは10秒で泣ける天才子役として評判でしたが、ルビーは作り物じみた演技が生理的に無理だと、かなに聞こえないようにゴローに言います。

 

その後かなは、台本にアイとゴローの出番がなかったのにゴリ押しで入ってきたことに不満を言ったり、前回のアイが出演したドラマでもアイの出番がなかったので媚を売るのだけは上手いアイドルだと言って立ち去っていきます。

 

その言葉に双子は相当頭に来る様子です。

 

その後、収録は始まります。

 

今回の映画のあらすじは、自分の容姿に自信のない女が、山奥の村にある怪しい病院で整形を受けるというもののようです。

 

ゴローとかなはその村の入り口で主人公と出会う気味の悪い子供の役でした。

 

かなのセリフも横で聞いて、ゴローはさすがだと思います。

 

そして自分が同じことを求められていない、監督の欲しい演技はと考え、演じるのではなく、普段どおり子供らしからぬ流暢な喋りをすることで十分気味が悪いと思って貰えるのだとわかり、それを実行します。

 

一発でOKが出て、主演女優もぞくってきたとゴローに感心します。

 

ですがかな自分がゴローよりだめだったので取り直して欲しいと何度も泣きながら五反田に訴えます。

 

時間は進み、撮影後に五反田はゴローに役者に一番大事な要素は何かを質問します。

 

実力、センス、やる気、努力の量と思いついたことを言っていくゴロー。

 

それも大事だと認めつつ、五反田は、コミュ力と明言します。

 

あいのように子役の時から大御所を気取ったような態度でいると、現場の人間に嫌われ未来がなくなってしまうのだと言うのです。

 

そしてゴローには想像の演技ぴったりだったと褒めます。

 

あいと違って自分はいつも通りの自分をやっただけだとゴローは言いますが、五反田はそうしろと指示していないのに自分の意図を読み取ったコミュ力を称賛し、ゴローにはすごい演技より現場が要求するぴったりの演技が出来る役者を目指せと言います。

 

別の場所、あいは車の中で台本にある出演者の名前を見返します。

 

そしてアクア(ゴロー)の名前を覚え、次は負けないと誓うのでした。

 

ここでゴローのモノローグが入り、ここから2年経過し、アイが二十歳で大きく飛躍すると語って第6話が終わります。

ヤンジャン!

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第7話

今回の冒頭インタビューは幼稚園職員。

 

双子のことをよく覚えていて、兄は難しい本を読んでいて、妹の方も小・中学位の知性があったと言います。

 

年長の時に転園してしまい、それきりだったのでもう一度顔を見たいと職員は言います。

 

それに対し、インタビュアーが雑誌を見せると、職員はあらあらと言って驚きと喜びを内包した表情を見せ、インタビューシーンが終わります。

 

前話から3年。

 

前回撮影した映画はそこそこ評判が良かったようで、監督の五反田は監督賞にノミネートされたとのことでした。

 

ゴローは自分でも中々冴えた演技をしていたと思い返しますが、けっきょくアイが評価を全部持っていったようです。

 

それからというもの、アイは仕事が順調に増えて売出し中のアイドルタレントの地位にまで登ったのでした。

 

そんなアイももうすぐ二十歳になります。

 

それはゴローが転生して数年経過したことを意味しますが、ゴローの転生前の死体はまだ見つかっていませんでした。

 

場面変わって、双子が幼稚園に入園することとなります。

 

園内で遊んでいる時、ふとゴローはルビーに前世の年齢を訪ねます。

 

ルビーは自分が年下だった場合、ゴローに命令される立場になってしまうのを恐れ、余計な詮索をするなと言います。

 

今の人生の方が気に入っているゴローも、それもそうかと納得します。

 

医者をやっていた頃の激務と比べ、幼稚園児は楽だと思いながら京極夏彦の本を読むゴローなのでした。

 

そんなある日、幼稚園で保護者が見に来る遊戯の練習の時間がやってきます。

 

ルビーは自分はダンスが下手だからと怯えて逃げ出します。

 

そしてルビーは前世でほぼ寝たきりの状態で、立って歩くこともままならなかった、さりなだった時の記憶を思い出してしまいます。

 

前世で重病を患っていたことを話さず、ただ運動は苦手だっただけと、ルビーはゴローに言いますが、ゴローは人生これから長いからそれでいいのかと言い返します。

 

ある時、ルビーは鏡の前でダンスの練習をしてみます。

 

ですが上手く踊れずコケてしまいます。

 

その様子を見ていたアイが、一緒に昔の曲をライブでやるので練習すると言ってきます。

 

そして隣で練習を始めるアイでしたが、ルビーは前世からずっと見続けているライブ映像と振りが違うことを指摘していきます。

 

その中で身振り手振りでどんな感じだったのかを説明しようとルビーはします。

 

しかしそこでもすぐにコケてしまいます。

 

アイはルビーの倒れ方が、倒れる準備をしているようだと感じました。

 

ルビーには前世ですぐに倒れても受け身を取れるよう準備してしまう癖が転生しても残っていたようです。

 

当時のことをまた思い出し涙ぐむルビー。

 

その体をアイは優しく起こし、転ぶのを恐れるともっと転んじゃうので堂々と胸を張って立つように言います。

 

そして続けてこう言います。

 

「大丈夫だよ、ママを信じて」

 

と。

 

他の家族が寝静まった頃、ルビーはまたさりなの記憶を思い返します。

 

その生涯のほとんどを病室で終えたこと、その中でアイの映像を見続け、ずっと憧れていたこと。

 

あんな風にもっと自由に自分の体を動けと、アイの動きをイメージしながら鏡の前でダンスの練習をし、自分の体がちゃんと動いてくれることに感動したルビーは、

 

「―ああ、私も踊っていいんだ!」

 

と感じながら踊り続けます。

 

それを気付かれないように覗いていたゴローは、ルビーにアイドルとしての才能があると思い、未来でルビーがライブをしている姿を想像します。

 

ここで第7話は終わりです。

第8話

今回の冒頭インタビューは元経営者編と題されています。

 

その人物は元苺プロの社長、斎藤一護。つまりはアイの事務所の社長です。

 

斎藤は名前を尋ねられても知らないと否定します。

 

インタビュアーは、斎藤の手腕があってこそアイは活躍したと聞いているといい、その社長が何故今、という質問を投げかけますが、その言葉は斎藤に遮られます。

 

アイを失った瞬間に自分の人生は終わったので、もう自分とアイには関わらないでくれと言って、斎藤は無理やりインタビューを終わらせます。

 

そしてシーンは、アイが公衆電話で別れた男と連絡を取っている所になります。

 

連絡しようと思ったきっかけは、双子たちが自分たちの父親が誰かという話をしているのを聞いてしまったからです。

 

この頃のアイは順調に仕事が増えており、フォロワーも100万人を超え、東京ドームでのライブが決定し、B小町を含め苺プロは絶頂期に入っていました。

 

アイがドームでライブ出来るのがそんなに凄いのかミヤコに質問してきたので、ミヤコは様々な実績や審査が必要な為、選ばれた一握りのアーティストだけが上がれる舞台だと説明します。

 

ドームライブが決まり、事務所のみんなが嬉しそうにするので同じように嬉しそうにしているだけのアイ。

 

そんなアイの心境を知らずに、スキャンダルがないよう、くれぐれも双子の父親と会おうとはするなと酔いながらも釘を刺す斎藤。

 

アイはもちろんと答えますが、いつもの自分のように、考えるより先に嘘を吐いてしまうのでした。

 

子供たちをあやしながらアイは斎藤に初めて会ってスカウトされた日のことを回想します。

 

抹茶ラテに釣られて話を聞いてあげることにしたアイ。

 

斎藤は中学生アイドルユニットを結成するためにアイがアイドルに向いていると言うのです。

 

そんな斎藤に、アイは身の上話をして諦めさせようとします。

 

アイは片親で、小さい頃に母親が窃盗で捕まり、その間施設に預けられていたのですが、母親は出所後も向かえに来なかったのだと言います。

 

人を愛した記憶も愛された記憶もない自分にアイドルなんて出来るわけないと続けます。

 

対して斎藤は、そもそも普通の人間に向いてないからそういう経歴も個性でしかないし良いんじゃないかと平然としています。

 

そしてアイドルは綺麗な嘘を求めているのでどんどん嘘を吐いて良いと斎藤は言いくるめようとしていきます。

 

嘘でも愛してるなんて言っていいのかと問うアイ。

 

良い表情になってきたアイに、斎藤はどんどん話していきます。

 

本当はやり方がわからないだけ、その対象が見つからないだけで、君も人を愛したいと思っているのではないか。

 

そして愛してるって言っている内に嘘が本当になるかもしれない。

 

アイはその言葉を聞いてアイドルになる事を決めたのでした。

 

心の底から愛してると言ってみたくてアイは嘘を振りまいてきました。

 

さらに母親になれば子供を愛せると思っていたアイだったのですが、まだその言葉を子供たちにかけることが出来ないでいます。

 

その言葉を口にした途端、それが嘘だと気づくのが怖いから言えずにいたのです。

 

嘘の代償がいつか訪れることになっても今はそれが本当になるのを信じて、アイは嘘を吐き続けるのでした。

 

ある日、アイの家に来客が訪れます。

 

それは黒いパーカーにフードを目深に被った男でした。

 

男は、

 

「アイ……ドーム公演おめでとう。双子の子供は元気?」

 

と言って持っていた花束からナイフを取り出し、そして…

 

アイにナイフを突き刺します。

 

ここで第8話が終わります。

第9話

冒頭のインタビューは役者編になります。

 

その少年は、自分の演技で誰かを幸せにしようとは思っていないこと、誰も愛さないし誰かに愛されても何かを返すことはない、それでも良いって人だけ好きになってくれたら良いと答えていきます。

 

そして最後に、

 

「演じる事は僕にとっての復讐だから」

 

と、アイと右目の特徴が同じ少年は答え、インタビューは終わります。

 

ここで前話の続きに戻ります。

 

フードを被った男は手にナイフを持ったまま、アイよりも自分の方が痛くて辛かったのだと叫びだします。

 

アイドルの癖に子供を作り、ファンを裏切った嘘つきだと罵ります。

 

その言葉にアイは、自分が他人に夢を見せるには嘘しかなかったと思い返し、そのうえで人を愛することが出来ない代わりに皆が喜んでくれるきれいな嘘を吐いてきたのだと男に告げます。

 

いつか本当になることを願って全力で吐いてきた自分の嘘は、自分にとっての愛であり、自分なりに愛を伝えてたつもりだと、アイは言葉にしていきます。

 

愛したいと思って愛の歌を歌い続け、今も君のことを愛したいと、アイは男に手を差し伸べます。

 

男は自分のことを覚えていないんだろと反論しますが、アイはよく握手会に来てくれたリョースケ君だよねと、人の名前が苦手な為違っていたらごめんと言います。

 

さらにアイは、以前貰ったお土産で貰った星の砂が嬉しくて、今もリビングに飾っていることを伝えます。

 

その話を聞いて動揺し、錯乱した男は叫びながら逃げていきます。

 

アイが刺されたことを目撃したゴローは救急車を呼びました。

 

必死に応急処置をしようとゴローはしますが、前世の医療の知識から、大動脈からの出血により、厳しい状況だと理解しており、そしてアイもこれは無理だと言ってゴローを抱きしめます。

 

胸に抱いたまま、アクア(ゴロー)は怪我してないかを聞いてくるアイに、ゴローはしてないと返します。

 

そんな中、不穏なことが起きているのがわかったルビーは、閉められたドア越しに何が起きているのか聞いてきます。

 

自分の状態のことを話さず、アイはルビーのお遊戯会が良かったこと、いつかルビーもアイドルになって親子共演したら楽しそうなこと、アクアは役者になるのか、二人はどんな大人になるのか、小学校の入学式がみたいこと、二人の成長を側で見たいこと、二人を産んで良かったと思っていることを話していきます。

 

さらにこう言います。

 

「ルビー、アクア、愛してる」

 

やっと言えて良かった、この言葉は絶対嘘じゃないとアイは涙を流します。

 

そしてアイはゴローに笑顔を向け、そのまま事切れます。

 

こうして双子の子供時代が幕を閉じます。

 

この事件は世間を騒がすニュースとなっており、アイを刺した男は自殺を図って病院で死亡が確認されたこと、そして引っ越しを行ったばかりの為、協力者がいる可能性をみて警視庁は捜査しているというニュース記事がスマートフォンに映し出されているシーンで第9話は終わりです。

第10話

冒頭のインタビューは母編です。

 

それは生まれたばかりの双子を抱きながら将来を語るアイでした。

 

アイはその映像の最後にこう言います。

 

「元気に育ってください。母の願いとしてはそれだけだよ」

 

と。

 

事件のことは発生から1時間もしないうちに世間に出回っていました。

 

SNSで様々な反応がある中、アイドルが恋愛していたことに仕方がないというコメントもあり、ルビーはネットの世界に憤りを感じながら泣き叫びます。

 

ですがそのようなニュースも3日ほどで世間からは忘れられてしまいます。

 

世間での扱いとは裏腹に、ゴローには取り調べや被害者向けのカウンセリングなどがその後行われていました。

 

その後、ミヤコから本当の子供ならないかと言われ、ルビーはミヤコに抱きつきます。

 

アイの葬儀が終わって、車の中からファンがアイの死を悼んでいるのを見て、ルビーは自分がアイドルになれるんじゃないかとアイが言っていたことをどう思うか、ゴローに聞いてみます。

 

ゴローはファンは身勝手なのでなってもしょうがないと答えます。

 

そんな答えにルビーは

 

「それでもママはキラキラしてた」

 

と言います。

 

その言葉を聞いたゴローは、ルビーは立ち直っていくことを確信しました。

 

自分はアイのいない世界に耐えられないと思っている時、前世の自分を殺したのもアイを殺したストーカーだったことに気付きます。

 

ストーカーの招待は22歳の何のスキルも持たない学生でしたが、なぜアイが身籠った際に入院した病院が特定出来たのか、引っ越したばかりの新居がわかったのかを考え、情報提供者がいると結論づけます。

 

アイの連絡を取り合うような関係の人物を考えていくと、それは双子の父親であるとゴローは断定します。

 

そしてアイの交友関係の狭さから芸能人である可能性が高いく、父親は芸能界にいると考え、ゴローは必ず見つけ出して自分の手で殺すことを決意し、葬儀会場に来ていた五反田に自分を育てる気はないかと交渉をします。

 

こうしてプロローグは終わり、二人は成長して大きくなり、芸能界で初めての挨拶をする所でアクアとなったゴローの復讐劇始まることを宣言する所で第10話は終わりです。

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