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『お茶にごす。』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で全巻無料で読める?
いきなり、結論です。
『お茶にごす。』はこちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読むことができます。
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『サンデーうぇぶり』は大手総合出版社・小学館が運営するサンデー公式の漫画アプリです。
『サンデーうぇぶり』は公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
このように👇『お茶にごす。』最終11巻まで無料で公開されています。
安心安全に、そしてタダで『お茶にごす。』を全巻読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法が最もお得です。
また『サンデーうぇぶり』では、『お茶にごす。』以外にも
- 名探偵コナン
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- からかい上手の高木さん
- ドロヘドロ
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- 今日から俺は!!
- 天使な小生意気
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などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。
半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです!
- 『お茶にごす。』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読める
- 『サンデーうぇぶり』は小学館が運営する漫画アプリなので安心安全
- 『サンデーうぇぶり』をダウンロードする際にも一切お金はかからない
- 『お茶にごす。』以外にも数多くの名作マンガが無料で読める
以上がここまでのまとめです。
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「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『サンデーうぇぶり』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?
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『今日から俺は!!』などの西森博之が数多く無料で読める!
漫画アプリ『サンデーうぇぶり』では、『お茶にごす。』の作者・西森博之先生が生み出したサンデー不朽の名作マンガを数多く無料で読むことができます!
例えばドラマ化や映画化され再び人気に火が付いた『今日から俺は!!』や以下のような作品が無料で読む事ができます。
- お茶にごす。(全巻無料)
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以上のような西森博之作品が無料で読む事ができます。
どの作品も面白いので、『サンデーうぇぶり』をダウンロードしたら絶対に読むべきです!
個人的には『天使な小生意気』をオススメします(^^)/
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『サンデーうぇぶり』では1日に読めるマンガの話数に制限があります。分かりやすく説明しているので、読み進めてくださいい。
※3分程度で読めます。
[/aside]1日に読める話数に制限があると言っても毎日、かなり多くのマンガを読み進めていくことができるシステムですので、満足して頂けるハズです。『サンデーうぇぶり』の基本的な使い方
『サンデーうぇぶり』では、アプリ内アイテムである『チケット』と『ポイント』を使用して読むことになります。
簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』を使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。
『お茶にごす。』も1日に最大5話まで読み進められます。
ここでは『サンデーうぇぶり』で使うアプリ内アイテム『チケット』『ポイント』のそれぞれの使い方を簡単に説明します。
『サンデーうぇぶり』のチケットとは?
『チケット』はチケットアイコン(↓黄色い線で囲んである)が表示されている話に使うことが出来ます。
各作品ごとに1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。
つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読めるシステムがこの『チケット』なのです。
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『サンデーうぇぶり』のポイントとは?
『ポイント』は毎日、5~15秒程度の広告動画を見ることで30ポイント(作品1話分に値する)を取得することが出来ます。
サンデーうぇぶりに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。(※ポイントを使って読む事ができるという意味)
↓『サンデーうぇぶり』のホーム画面に『POINTゲット(黄色い線で囲んである)』アイコンが出てくるので、そのボタンをタップして短い広告動画を見ることでポイントをゲット出来ます。
15秒程度の広告を流しておく(見なくてもよい)だけで、1話分の漫画を無料で読めてしまうので、絶対活用するべきです!
この『POINTゲット』アイコンは毎朝8時に回復し、ホーム画面に表示されます。
【重要】さらに今なら『サンデーうぇぶり』のアプリを新規ダウンロードすることで1000ポイントの特典が付いてきます。※1000ポイント=単行本3冊分
アプリのダウンロードは、もちろん無料です。
操作も簡単なので、すぐに使いこなせますよ!
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『チケット』『ポイント』以外で1日3話分の漫画を読む
『チケット』『ポイント』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります。
その仕組みがこれ、
見たい話の漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む あと3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分を新たに無料で読むことが可能となります。
3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。
ここまでを簡単にまとめると
- チケットを使い1日1話無料で漫画を読む
- 短い広告動画を見て毎日30ポイント獲得し1話分の漫画を無料で読む
- 短い広告動画を最大3本見て、3話分の漫画を無料で読む
以上の事から『サンデーうぇぶり』は、1つの作品において、1日に最大で5話分を無料で読むことが出来るかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。
遠慮なく無料で読ませていただきましょう!!(^^)/
↓さらに詳しく『サンデーうぇぶり』の使い方を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください!
【最新版】サンデーうぇぶりの使い方やメリット・デメリットを徹底解説!おすすめ漫画ランキングも紹介!
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『お茶にごす。』あらすじ
高校1年の船橋雅矢(ふなばしまさや)は、悪魔のような顔の怖さとケンカの強さから「悪魔(デビル)まークン」と呼ばれ恐れられる最強の高校生。
しかし、人から避けられたり、ケンカを仕掛けられる日々にうんざりしており、開架高校への入学を機に平和な生活を手に入れようと考えていました。
相棒的存在の山田航(やまだわたる)と一緒に部活勧誘の場に行くも、恐れられてまったく話しかけられない船橋。
しかし、茶道部の部長・姉崎奈緒美(あねさきなおみ)だけが「よかったら茶道を勉強してみませんか?」と話しかけてくれます。
姉崎の、自分に分け隔てなく接してくれる優しさに興味をもち、船橋は茶道部への入部を決めます。
こうして、船橋の平和な日常を手に入れるための高校生活が始まったのでした…。
『お茶にごす。』見どころ紹介!
見どころ① 主人公・船橋雅矢の破天荒っぷり
本作の原作者は西森博之(にしもりひろゆき)先生。
ドラマ化もされ人気を博した「今日から俺は!!」と同じ作者です。
「今日から俺は!!」では主人公の三橋、伊藤の破天荒っぷりが人気の理由の一つでしたが、本作の主人公・船橋も相当な破天荒っぷりを見せてくれます。
本作はヤンキー漫画というより、ギャグ漫画としてのテイストが強い作品。
ケンカ最強の船橋は高校入学を機にケンカをしない平和な生活を送ろうとするのですが、誰かがひどい目にあわされているのは見過ごせないタイプのため、ひとたび友達が酷い目にあったりすると躊躇なく不良をボコボコにしたり、時にはバイクを燃やすなどかなり滅茶苦茶なことをします。
他人のためにやっている、という点では船橋が持つ優しさも垣間見えるのですが、破天荒な所業を躊躇なく行うさまが爽快で面白いです(笑)
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見どころ② 濃いキャラクターたちが織り成す展開が面白い
主人公・船橋以外の、山田を始めとした人物たちも非常に濃いキャラを持っているのが本作の魅力のうちの一つ。
常識人で船橋をサポートするも、時には船橋よりケンカっ早い山田、正義感が強すぎる上に暴走する夏帆、豊かな妄想力の末に船橋を追い出そうとする珠美などなど…他にも強烈な個性を持ったキャラクターが登場し、そのキャラたちが絡み合うことでアクの強いストーリーが展開されていきます。
特に、主人公たちを脅かす存在なはずの不良たちの方が、強烈なキャラクターたちにより翻弄される姿は笑えること必至です(笑)
見どころ③ 不良×茶道?意外な組み合わせが面白い
中学時代までは荒れた生活を送っていた船橋。
しかし、茶道や姉崎との出会いによって、今まで知らなかった思いやりの心などを学んでいきます。
しかし、時には茶道の心得について見当違いな解釈をし、話がこじれていくのもまた面白いです。
最初は部長以外の茶道部員たちは船橋を恐れて警戒しているのですが、徐々に打ち解けていく船橋がなじんでいく様子を見るのも本作の楽しみの一つです。
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『お茶にごす。』登場人物紹介!
船橋雅矢(ふなばしまさや)
本作の主人公。開架高校1年。高い身長に逆立った髪、鋭い目つきなどの強烈な風貌で、その姿を見ただけの人にもしばしば「悪魔」と評されます。
性格は天然バカ寄りであり、本来は優しい性格をしているのですが、中学時代は因縁をつけてくる不良をぶっ飛ばし、ぶっ飛ばした不良の報復に来た仲間をさらにぶっ飛ばし…というのを繰り返しているうちに「悪魔(デビル)まークン」の異名で恐れられるようになってしまいます。
ですが、そんな暴力にまみれた日常に嫌気がさし、高校入学を機に穏やかでロハス(?)な生活を目指すことを決意。
部活動勧誘で唯一声をかけてくれた姉崎が部長を務める茶道部に入部することを決めます。
そして茶道の教えや姉崎の言葉に感化されて少しずつ成長していき、姉崎にも好意を抱くようになります。
凶悪な見た目とケンカの強さで恐れられる船橋ですが、実は暴力を振るうのは基本的に自分以外の誰かがひどい目にあわされた時のみであり、(過去は因縁をつけてきた不良もぶちのめしていましたが)他人想いの性格をしています。
ですが天然であまりモノを知らず、感性も普通の人と比べるとだいぶズレているため、しばしば勘違いをしたまま突き進み、知らないうちに周りを恐怖させていることも。
しかし、本人は自分のことを「普通」と思っているため、ズレている事実を知るとショックを受けたりもします(笑)
山田航(やまだわたる)
船橋の親友であり、相棒的な立場ともいえる存在。開架高校1年。
茶髪の長めの髪をしており、爽やかな見た目をしたイケメン。
船橋とは小学校3年生の頃、山田が悪ガキに珍しい虫をとられたのを一緒に取り返そうとした時からの仲。
子どもの頃は普通だったものの、当時から破天荒だった船橋に影響されてアウトローな側面を持つようになっていきます。
茶道部の部長・姉崎に惹かれる船橋の様子に興味を持ち、遅れて茶道部に入部します。
普通以上の教養を持ち合わせている常識人であり、船橋のよき理解者。
船橋の失敗などを基本的に楽しんではいますが、時には的確なアドバイスやサポートをしたり、彼を腫れ物のように扱う周囲の態度にイラついたりと、友人として大切に思っているようです。
実は船橋よりも沸点が低い疑惑があるほどケンカっ早く、船橋にも「1500Wの電子レンジ」と評されるほど。(すぐ熱くなるため)負けず嫌いであり、謝ることも嫌いなため、茶道部の顧問・縦島に作法として土下座のような礼を強要された際も、最後まで抵抗する意固地さを持っています。
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浅川夏帆(あさかわかほ)
本作のヒロイン的な存在であり、船橋たちと同じ開架高校の1年。
非常に正義感が強く、悪い行いを許せない優しい性格をしているものの、腕力で敵わなそうな不良にも後先考えずに噛みついたりと、突っ走ってしまうことも多い。
基本的にガンコですが、自分に非があった時には自己嫌悪に陥ることもあります。
高校入学時、船橋と不良とのいざこざの場面に出くわしたことが船橋とのファーストコンタクト。(しかし船橋は覚えていませんでした)そこで夏帆は不良に目をつけられそうになりますが、直後に船橋が不良をボコボコにしたことで助かっています。
が、当の夏帆は船橋の顔が怖すぎて現場から逃げてしまったため、彼に悪い印象を抱きます。
友人の飯倉に誘われるがまま茶道部に入りますが、部長である姉崎の誰にも分け隔てなく接する優しさに憧れ、彼女のような人間になることを目標とします。
ですが、同時に入部した船橋が姉崎を狙って近づいてきたと判断し、敵意をむき出しにして叩き出そうとします。(船橋にも「初対面の女に睨まれたのは初めて」と恐れられます)
しかし、彼の純粋さや、アニ研や不良の北沼との一件で見せた「完璧な強さ」に触れて、認識を改めていき、徐々に打ち解けていきます。
姉崎奈緒美(あねさきなおみ)
開架高校茶道部の部長であり、船橋が茶道部に入部するきっかけとなった女性。開架高校3年。黒神のキレイな長髪をした美人で、言葉遣いも美しく、誰にでも優しい穏やかな性格。
部活動勧誘で誰も船橋に声をかけないなか、唯一話しかけ、茶道部に勧誘した。
船橋も「初対面で『表に出ろ』という以外に初めて誘ってくれた人」と強い興味と好意を持ち、茶道部に入部を決める。
当初から、船橋の凶悪な見た目や悪いウワサに恐怖し震えることこそあったものの、偏見で評価することなく船橋に分け隔てなく接していた。
茶道の知識のみならず一般常識にも疎い船橋に対し、茶道の作法や精神を通じて多くの教えを説いていきます。
その様子に船橋はもちろん、夏帆も憧れ、尊敬の念を抱かれるようになります。
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飯倉智花(いいくらちか)
夏帆と友人であり、一緒の中学から開架高校に入学した1年。
茶髪のショートカットで後ろ髪が跳ねている。
「夏帆にはあの道が必要」と茶道部への入部に誘った張本人。
暴走しがちな夏帆を諫める役割も担っており、基本的には仲は良いのですが、何か問題が起きた際に調子よくコロコロと意見を変えるダブルスタンダード(二枚舌)的な一面を持っており、逆にそれを夏帆に諫められたりもしています。
当初は船橋のウワサを積極的に茶道部内で話したりと、船橋を怖がっていましたが、根っから悪い人ではないと分かると夏帆よりも早く船橋や山田とも打ち解けていました。
慎大寺珠美(しんだいじたまみ)
開架高校茶道部の副部長を務める、茶髪のロングヘアーの女性。開架高校2年であり、ニックネームは「タマちゃん」。
船橋の入部当初から良い印象を抱いておらず、山田まで入部した際には「不良たちの乗っ取り計画が始まった…」と妄想を繰り広げ、そうなる前に船橋を追い出そうとしたことがあります。
夏帆や飯倉にも「大変な想像力の人だ」と思われるなど、少し思い込みが激しい面がありますが、後に船橋たちとも打ち解けていきます。
縦島洋(たてじまひろし)
開架高校茶道部の顧問を務める、眼鏡をかけた中年の男性教師。
茶道についての理解はあるものの、女性部員に茶道の作法として土下座に近い礼をさせることに優越感を抱いており、茶室を「オアシス」と表現しているなど問題点が見受けられる教師です。その本性は姉崎以外の部員に見破られており、嫌われています(笑)
これまで女性目当てで入部してきた男性部員をことごとくイビって追い出してきたものの、船橋と山田には通用せず追い出すことができませんでした。しかし、後にその二人とも打ち解けていきます。
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沢村崇(さわむらたかし)
茶道部の横に部室を構える「アニメ研究会」の一員。開架高校2年。小さい目をした大人しい雰囲気の青年。船橋が不良とのケンカを避けるためにアニ研の部室に逃げてきた際に、船橋と知り合います。
自作の漫画を描いており、あまり自信を持ってはいないものの、自分の作品は大切にしている様子。船橋に漫画をくれと言われた際も、怯えながらハッキリ拒否するほどです。
結果、その想いを理解した船橋と仲良くなります。
やつあたりで、不良の北沼に大切な漫画原稿を破られてしまいます。
それに対して北沼に「想い出のバイクを燃やす」という凶悪な仕返しをした船橋を「やり過ぎだ」と諫めてはいたものの、自分のために動いてくれた船橋のことを「タメ口きかれるけど良い奴だよ」と好意的に思っています。
ちなみに、彼曰く「アニ研の奴は皆、船橋が好きだよ」とのこと。
柏井卓(かしわいすぐる)
茶道部の隣に部室を構えるアニメ研究会の部長。眼鏡をかけており、地味な風貌の青年。研究会から部への昇格を目指しています。たまに寒いギャグを飛ばしますが、船橋を始め他の人にはスルーされがちです。
当初は船橋の見た目や強引さに驚いていたものの、絡んできた不良を船橋がボコボコにした際は、彼の立場や心境を思いやって「勝手に不良同士でケンカをしだした」とウソをついてかばいます。
船橋は、初対面の柏井が自分をかばってくれたことで、姉崎からの教えである「一期一会」の考え方のすばらしさを痛感し、以後アニ研とも仲良くなります。
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北沼(きたぬま)
開架高校に通う、黒髪で目つきの悪い顔をしている不良高校生。悪い事をするのに躊躇しない、倫理観に欠けた性格をしています。
当初は上級生の不良に命じられて、船橋に挨拶をしにくるよう促す伝言係をしていましたが、暴力を振るうのを避けようとする船橋にさんざん逃げられたあげく、アニ研との一件で船橋にワンパンでKOされます。
それ以来、船橋に恨みを抱くようになり、彼に怯える上級生の不良や仲間にもイライラしはじめ、あげくにアニ研の沢村が大切にしている漫画原稿を破り捨てます。
しかし、これが船橋の逆鱗に触れ、自分が大切にしている(とウソをついた)兄との想い出のバイクを船橋に躊躇なく燃やされます。
その一連の事件によって船橋に対してトラウマを抱え、「まークン」と聞くだけで悲鳴をあげて逃げ出すようになってしまいました…(笑)
樫沢光輝(かしざわこうき)
3巻から登場する、軽挙高校の1年。両親が高校のオーナーであり家はお金持ち、成績優秀、ケンカが強くておまけにイケメン、一見すると「完璧」な青年ですが、そのハイスペックさからか自意識過剰な面があり、自分を特別な人間だと思ってやみません。
開架高校の茶道部部長である姉崎に惚れて以来、アプローチをしかけてはいるものの、それに怒った船橋に妨害をされています。
また、唯一「ヒゲが濃く、アゴが青い」というコンプレックスがあるのですが、船橋にそれを看破されたことで「ブルー樫沢」と罵られるようになってしまいます。
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『お茶にごす。』序盤ネタバレ紹介!
お茶にごす。の1巻では、船橋と山田が開架高校に入学し、茶道部に入部するところから始まります。見るからに悪(ワル)である船橋を警戒する茶道部員とのいざこざや、船橋を受け入れる部長・姉崎の優しさ、不良たちに対する船橋の凶悪な所業など、早くも見どころ満載です!
※話数は、お茶を飲み休憩する「一服」に由来して「○服」と数えていきます。
第1服 茶道部
舞台は街中。あるサラリーマンが、目覚まし時計の故障によって遅刻してしまったと憤りながら歩いていました。
「触るもの皆傷つけそーだぜ…オラオラどけやー!!」と怒りに身を任せてズンズンと歩くサラリーマンでしたが、目の前から恐ろしい顔をした長身の高校生が歩いてきます。
サラリーマンはその高校生の迫力に「ナイフ!!ってゆーか悪魔!?」と恐怖し、慌てて道を譲ります。
その高校生の名は、船橋雅矢。「何故避ける…何故だ?俺が何したってんだ」と悩む船橋。と、そこにガラの悪いチンピラが絡んできます。
なんでも船橋の無敵伝説を破りに来たとのこと。船橋はケンカが強く、こうして因縁をつけられることが多いのでした。
ケンカを避けるように立ち去ろうとする船橋に対し、「オマエ、昔俺の後輩のダチをイジメてくれたらしーじゃん」と言うチンピラ。
それに対し、船橋は心の中で「やったの?」とつぶやきます。思い当たる節が多すぎて、もはや誰のことなのか分からないようです。
問答無用で殴りかかろうとしてくるチンピラ。船橋は「待てよ、もう止めよーじゃねーか!?」と止めつつ攻撃を避けるだけで反撃してきません。
それを見て、「この野郎ビビっちまって全然たいした奴じゃねーぞ!何が悪魔(デビル)だ!!」と調子に乗り始めるチンピラ。
後輩にいいところを見せようとヒートアップしていき、振り上げた拳が危うく通りかかった女子高生の顔にあたりかけます。
「おっと、顔がグチャグチャになるところだったな」と女子高生に言うチンピラ。それに対し、女子高生は小さく「バカじゃない」とつぶやきますが、それを聞かれてしまいます。
「オメー、今『バカじゃない』って言ったか?」とつっかかってくるチンピラに冷や汗をかきつつも、毅然とした態度で「言ったけど、何か?」と返す女子高生。彼女の名前は浅川夏帆。曲がったことや人が許せない勝気な性格で、船橋と同じ開架高校の新入生です。
「ケンカごっこするならもっと別のところでやってよ、迷惑よ」と啖呵を切る夏帆。それに対し、チンピラは「ツラ覚えたぜ、開架高(カイコー)の新入生だな 人気のない帰り道には気をつけろよ」と脅しをかけるチンピラ。さすがに夏帆の顔も引きつります。
すると突然、船橋の態度が豹変!あれだけケンカを避け、なだめようとしていたチンピラの耳をちぎらんばかりに引っ張り始めました。
ミチミチと音をたてるチンピラの耳。「ひぎゃー!!」と叫び、痛みに顔を歪めます。その相当痛そうな様子に思わず、やめるよう促す夏帆。それに対し、船橋が「ハイ!?」の声と共に振り返ります。
その顔はまさしく悪魔。元々怖い顔がさらに迫力を増し、背後には悪魔の幻影すら見えます。ひっと小さく悲鳴をあげ、(悪魔!!!)と心の中で叫びながら逃げる夏帆。他のチンピラが船橋に殴りかかりますが、あっという間にボコボコにしてしまいます。
しばらくし、「えーと、どーしてこんな事に…」と我にかえる船橋。そこに相棒である山田航が現れます。「入学早々始めたのかー」と面白がる山田いわく、ボコボコにしたチンピラは「軽挙高校」という不良の多い高校の生徒だそうです。
すると、突然「うわあああああー!!!どーしてこーなるんだ!?俺が一体何したってんだー!!」と大声で叫ぶ船橋。本当は自分は心のキレイな素敵な男で誰かを殴りたいわけじゃないのに、どうしても絡まれて仕方なくケンカしてしまう…船橋はそんな悩みを抱えているのでした。
昔から顔が怖く、ケンカが強かった船橋は因縁を付けられては返り討ちにし、それの敵討ちにきたやつもまた返り討ちにし…ということを繰り返すうちに「悪魔(デビル)まークン」という異名がつき、勝手にチンピラが寄ってくる負のスパイラルにはまっていたのです。心がキレイとは言うものの、ケンカっ早い性格が災いしただけのような気がします…(笑)。
思えば小3の時、珍しい虫を盗られて泣いていた山田を助けるために、盗んだ中学生を殴り倒したのが始まりだったと回顧する船橋。
あの日の過ちを正したいと船橋がカバンから取り出したのは、コーカサスオオカブト…の死体。それを無理やり山田に押し付け、「俺はあの時中学生を殴らず、お前に俺の虫を譲ってやった。俺はあの時ケンカをしなかったんだ」と現実逃避をするのでした。船橋は、高校入学を機に新しい平和な人生への再出発を切ろうと考えていたのです。
場面が変わり、開架高校の掲示板。張り出されたクラス表を見て、夏帆とその友人の飯倉智花が同じC組になったと喜んでいます。
そして話題は同じ高校の新入生であり、D組に入る船橋の話題へ。飯倉は船橋の過去のウワサをすでに知っており、以前その邪悪な顔を見た時は夢に見たほど衝撃だったという。飯倉が出した悪魔(デビル)まークンの異名に反応する夏帆。今朝出会った男が船橋かも…と勘づきます。
当の船橋は、山田と一緒にベランダで談笑中。クラスではすでにウワサが広まっており、恐れられ距離をとられています。それにはまったく気づかず、ここならほのぼのスクールライフが送れそうだと希望を抱く船橋。
山田はその様子に少し呆れつつ、自分もモメ事を持ってこないよう協力するよと言ってくれます。ですが、そんな優しい言葉に「できるかナ?オメーに。オマエは本当にケンカっ早いからな。」と返す船橋。当然山田はキレますが、船橋は「怒ってるな?ロハスじゃないなー」と流します。
船橋は「ロハス」という言葉の意味をどこか勘違いしているようです。
その後、二人が行ったのは部活動勧誘が行われている校庭。船橋は自分に足りていない「ヒョーキンさ」を足すために部活動に入る気まんまんですが、みんな船橋を怖がって勧誘しません。
背が高いのに、運動部もまったく声をかけてこないほど…その様子に「つまんねぇ奴らだなオイ!」と山田の方がイライラしてきて、周りにガンをつけはじめます(笑)
そんな山田を「なんてロハスじゃねー野郎なんだ!」とたしなめる船橋。と、そこに「お茶…いかがですか?」と声をかける女性が。
その女性こそ、茶道部の部長・姉崎奈緒美でした。「頂きましょう」と答え、お茶を一気飲みする船橋。それを見て、姉崎は入部して茶道を勉強してみないかと勧誘します。
すかさず反対する茶道部員。たまたま見学していた夏帆も思わず「ダメですよこんなの入れちゃ!!」と声をあげますが、姉崎はそれを「こんなのなんて言い方は失礼ですよ。仮にも茶道を教わろうとする者が、人を見た目で判断してはいけません」と諭します。
その様子を見た船橋は「入部します」と即答。茶道部を含め、まわりの人みんなの顔が青ざめます(笑)姉崎の、偏見を持たない姿勢に感動する夏帆。
しかし、姉崎は内心では恐怖を感じており、足がガタガタと震えていたのでした…。
第2服 部活初日
茶道部の部室である茶室を訪れる夏帆と飯倉。
中に入ると、畳に姉崎部長が座っていました。
改めて挨拶をする姉崎のあまりに美しい佇まいに、思わず土下座のような姿勢で挨拶を返す夏帆。
今度おじぎのお稽古をしましょうねと言われてしまいます(笑)皆で楽しくやりましょうねと言う姉崎ですが、それに副部長である慎大寺珠美(愛称はタマちゃん)が異論を唱えます。
それはもちろん、船橋のことについて。
「なんであくまークンとか呼ばれてるあんなのを誘ったんですか?」と聞く珠美ですが、姉崎は「あくまークンなんて可愛い愛称ね」と危機感を持っていません。
そこに、飯倉が正しくは悪魔(デビル)まークンであると訂正しつつ、船橋の異名について語ります。なんでも、船橋とモメた人はその悪魔のような強さ、凶悪さがトラウマとなり、恐怖心をごまかすためにわざと可愛い名前がつけられるようになったとのこと…
姉崎もこの話にはさすがに顔がひきつりますが、それでも「茶道を勉強すると言ったならそれ以外は関係ないこと」と姿勢を変えません。
怖くないのかと珠美に聞かれても「何も怖くありません。私たちは彼に何もされてませんよ。」と返しますが、その体はフルフルと震えています。
姉崎は、内心は船橋に恐怖を抱いている面はあるものの、なんとか理解をしようとしていたのでした。夏帆はそんな姉崎の様子に気づいていました。
一方、廊下で話している船橋と山田。本当に茶道部に入るのかと聞く山田に、船橋は当たり前だと返します。悪魔まークンのウワサを知った先輩たちに呼び出されていた船橋ですが、自分はもう生まれ変わったと完全に無視をする姿勢。部長(姉崎)のようになるんだと息巻きます。
「外見をか!?」と驚愕する山田に「中身に決まってんだろ」と返す船橋。どうやら、昨日の姉崎の自分への態度に何か感銘を受けたようです。山田は内心で(中身はもっと無理だろ…)と毒づきます。
「チーッス!」と勢いよく茶室に入ってくる船橋。茶道部員の顔は引きつりますが、姉崎は笑顔で「こんにちは、船橋君。」と挨拶を返してくれます。
名前を覚えてもらっていたことにときめく船橋。
「初対面で『表に出ろ』という以外に初めて誘ってくれた…」と、姉崎の分け隔てなく接してくれる優しさ、内面の美しさに船橋は惹かれ、そんな姉崎がやっている茶道とはどんなものなのかと興味を持って船橋は入部を決めたのでした。
ふと、茶道部員を見渡す船橋。女ばかりだなと眺めていたら、夏帆がこちらを鋭く睨み返していることに気づきます。夏帆は、部長が内心では船橋を怖がっていると考え、「私が部長サンを守ってあげなくちゃ!この毒ヘビ野郎から!」と使命感に駆られていたのでした。
初対面(と思っている)の女性に睨まれたことでたじろぐ船橋。「茶道は奥が深(ふけ)-ぜ!!」と感心します。
茶道について説明していた姉崎は、よそみをしていた船橋に「あれを知っていますか?」と掛け軸をさします。そこには、「一期一会」の文字が。
ハッキリとした声で、「いっきいっかい」と読み上げる船橋…。姉崎は「いちごいちえ」と読むのだと訂正しつつ、この言葉・考えの素晴らしさを説きます。
「一度きりの人との出会いを大切にする。それは今日この時この場でも同じこと。相手の言葉を真剣に聞き、人を知り、出会いを喜ぶ…素敵な言葉だと思います」と語る姉崎に、船橋も素直に「いい言葉ですね」と返します。微笑み合う姉崎と船橋、一見ほほえましい光景ですが、それを見た夏帆は「この毒ヘビ野郎がーッ!!部長サンを狙ってんのねー!!」とさらに警戒心を増して睨みつけるのでした。
姉崎が説明してくれた「一期一会」の考えのすばらしさを噛みしめながら歩く船橋。「こういう言葉が聞きたかったんだ。」と満足気ですが、そこに夏帆が立ちはだかります。どうやら姉崎の「私たちは彼に何もされていない」の言葉から、「では何かをされればこいつを追い出せる」と思い立ったようです。
「『いっきいっかい』とかふざけてんの!?アンタは茶道ナメてんでしょ!」と凄い剣幕で怒鳴られ、船橋は「いや…そんなお茶会があるのカナと…」としどろもどろに。さらに夏帆は「あんたは『壱忌遺会(いっきいっかい)』とかそんな暴走会でも作って海沿いやら走り回ってりゃいいのよ!!」とまくしたてます。
これには船橋も怒るかと思いきや、「ひどい!非道いこという女だ!!一体なんのつもりだ!?」とダメージを受けています。どうやらチンピラはともかく、女性にここまで言われるのはショックのよう…夏帆は正義感が強すぎるあまり、どうにか船橋を追い出そうと強気に出ていたのでした。
と、そこで「一期一会」の言葉を思い出す船橋。(一度きり。人の話を聞く。心を知る。)と心の中で繰り返しつつ、汗だくになりながら「君は俺があの部にいるのが嫌なのか?」となんとか聞き返します。夏帆は「うっ意外とマトモなことを!」とたじろぎますが、いまさら後には引けません。
「嫌に決まってんでしょ!適材適所を守りなさいよ!皆とってもマジメッ子なんだからトラブル起こされちゃたまんないのよ!」とまくしたてます。
これには怒るかとビクッとする夏帆。しかし、船橋はかなりショックを受けていそうな顔で「俺は茶を知りたいだけだ、迷惑かけたりしねーよ…」と立ち去ります。
その背中に「あっそーー!!じゃあなんかあったらたたき出してやるからねー!!」と叫ぶものの、ふと「アタシの方が悪じゃ…」と思いなおす夏帆。ウワサと違う船橋の反応に焦りを感じ始めました。
一部始終を後ろで見ていた飯倉は、「言ったじゃない、部長が人をみかけで判断しちゃダメだって!夏帆はいっつも先走って考えなしで退かなくて、人の話をよく聞きなさいよ!」と夏帆にダメ出しします。
飯倉が船橋のウワサについて率先して語っていたんですけどね…これには夏帆も「私って…」と自己嫌悪でうなだれるのでした。
校門で船橋を待っていた山田。
遅れてきた船橋に「どうだった?」と聞くと、船橋は「ひでーんだよ、凶犬女がいるんだよ」と返します。
それを見つめる数人の不良が…。彼らは、船橋を呼び出した先輩が差し向けた、いわば下っ端の不良たちでした。
怖がる気持ちもあるものの、船橋を気に入らないと思っていた不良たちは、うまいこと船橋をシメてやれないかと画策し始めます。なにやら、波乱が起きそうな予感…。
第3服 アニメ部
学校から帰ろうとする船橋、山田に「おめーらがアイサツに来ねーから先輩方は怒ってらっしゃるよ」と絡んでくる不良たち。名前が知れ渡っている船橋はすでに上級生にもマークされていたのでした。
と、突然駆け出す山田。「逃げんぞ!」と叫ぶその声に、船橋も従って逃げ出します。不良たちはまさか逃げられるとは思わずキョトンとするも、すぐに追いかけます。
なんとか不良を振り切った二人。山田はほっとしますが、船橋は何で逃げるんだ?と意図がわかってない様子。ケンカしたくないなら逃げるのがベストだろと説明する山田に、船橋は「話せばわかんじゃねーの?俺はもう暴力の世界から引退したって」と自信満々に言います。それを聞いて、爆笑する山田。笑いが止まりません(笑)
その様子が気に入らない船橋は、どうせこいつは知らないだろうと「一期一会」の文字を見せて読み方をしっているか聞きますが、山田はあっさりと読み方も言葉の意味も答えてしまいます。それにショックを受ける船橋。「俺は普通の常識を持っていると思っていたが…実はアホなのか!?あの女の適材適所で言うと俺は…あっち側なのか!?」と、思わず自分が暴走会・壱忌遺会(いっきいっかい)を結成する妄想を抱いてしまいます。
そんな船橋の様子には構うことなく、茶道部に興味を持ち始める山田。特に、船橋を追い出そうとした夏帆に興味を持っているようです。そんな山田に船橋は「オマエみたいな不良を連れていけるか!適材適所を守れ!」と抵抗するのでした…。
後日、船橋と山田を不良たちが探していますが、また見失ったようです。夏帆も船橋が不良を返り討ちにせずに逃げていることを不思議がっていましたが、船橋は山田の言うことを聞いておこうと逃げに徹していたのでした。その理由は、山田が「一期一会」を知っていたから、とのこと(笑)
不良たちの目をかいくぐり、茶室のドアを開けて挨拶をする船橋…が、そこには知らない光景と知らない人たちが。隣のアニメ研究会の部室に間違って入っていたのでした。船橋がアニ研の部室を出ると、そこには不良たちが待ち構えていました。そのしつこさに船橋はうんざりしてきましたが、不良も不良で船橋の恐ろしいウワサにビビッてしまい、手出しはしてきません。
ふと姉崎部長の「一期一会」の教えを思い出した船橋は、逃げることをやめて「暴力を引退して普通の人になるべく文化部に入ったんだ」と説明します。何部なのかを聞かれて「サド…」まで言いかける船橋ですが、そこでまたしても姉崎の「相手をよく見てお互いをよく知ることが大切」という言葉を思い出し、不良たちをじっと見つめます。
見た目はガラが悪そうだし、バカそうだし、おまけにタバコ臭い…こんな奴らに茶道部に入ったことを言ったら、茶室に入り浸られて部長に幻滅されてしまう!という結論に至った船橋はつい反射的に相手を殴りかけますが、なんとか思いとどまります。当の不良たちは、船橋が「サド…」まで言いかけてやめたことで「サド部!?」と勘違いしています(笑)
すると、茶道部の入り口に夏帆の姿が。どうやら、船橋がモメ事を起こさないか見ているようです。茶道部を追い出されるのを恐れた船橋は、不良たちに「茶道部の隣のアニ研に入った」とウソをつき、再びアニメ研究会の部室に入ります。
「さっき入部した船橋デース」と挨拶をしてきた船橋に、アニ研部長は茫然…なんとか「聞いてないよー」と体をクネクネさせるギャグで返しますが、船橋にはスルーされてしまいます、哀しい(笑)
船橋は近くにいた沢村というアニ研部員の描いた漫画のクオリティを褒めつつ、これはお金になるのかを聞きます。それに沢村が「ボクのなんかダメだよ」と謙遜すると、「じゃ、チョーダイ」と言い出す船橋。沢村は慌てて「だめだよそんな!」と声を荒げます。
「なんで?」と聞き返す船橋。沢村が怯えながらも、「お金にはならなくてもボクには大切な物なんだ」と伝えると、船橋は納得して漫画を返します。一期一会の実践のために、沢村の話をよく聞こうとしていたのでした。
そこに、外から見ていた不良のうちの一人・北沼がアニ研部室に入ってきて、沢村の持っていた漫画を奪います。変な漫画と言いつつ落書きをしようとする北沼。
アニ研部長が止めても聞く耳を持ちません。卑劣な笑みを浮かべつつ、漫画にペンをおろす…しかし、ペンは紙ではなく、漫画を守ろうとした船橋の手にブスリと刺さります。
次の瞬間、宙を舞う北沼。船橋に、体が浮くほど思いっきりアッパーをぶちかまされたのでした。そののけ反りように、後ろにいたアニ研部長も思わず「イナバウアー」とつぶやきます。
「やっちまった!!」と青ざめる船橋。ですが、もう止まりません。もう一人の不良が殴りかかってきたのもあっさり返り討ちにします。
隣の茶室にいた副部長の珠美と夏帆が音を聞きつけて廊下に出ると、不良のうちの一人が悲鳴をあげながら逃げていきます。珠美がアニ研部室を覗くと、そこにはノビている不良たちの姿が…。
ケンカがあったのか問う珠美の声に、「船橋じゃない?さっきこの人たちといたわ」と反応する夏帆。当の船橋は、ロッカーの陰に隠れて縮こまっています。
ケンカをしたことがバレたら茶道部を追い出される…と怯えているようです(笑)
「彼の心がわかる。顔は怖いがわかる。」と無言で船橋の心境を察するアニ研部員たち。話を合わせて、船橋の存在を隠してくれました。船橋は、会ったばかりの人が自分をかばってくれたことに「本当だ…一期一会。出会いは大切。」と感動します。
その後、改めて茶道部の茶室に入る船橋。姉崎に、アニ研の人たちと一期一会してきたと報告をしますが、夏帆に「さっきモメ事があったトコね」と探りを入れられ、固まってしまうのでした。まだまだ夏帆からの疑惑の目は拭えないようです。
部活終わりに山田に事の顛末を説明する船橋。とにかく茶は最高だ、と締めくくりますが、山田には相手を殴ったことを追及されます。「負の鎖をつないじゃったわけね!」の声に、船橋は顔をひきつらせるのでした。
第4服 土下座
船橋が結局、不良を殴ってしまったことをちくちくと責める山田。極細ペンで刺されたからだと弁明する船橋だが、山田は続けます。
「刺されたから殴った。そして奴らは殴られたから復讐に来る。これを連鎖って言うんだよ!暴力は次の暴力を生み、怒りと憎しみの輪は限りなくつながっていく…君はもはやこの輪から抜け出せなくなったのだ!!」
山田に言い負かされ、トボトボと歩く船橋。「おかしい…どこで間違えたんだろう。茶道を習い優しい道へ進もうとしている俺が…」と悩みますが、事態を収めるためにアニ研の沢村の漫画原稿を、落書きをしようとした北沼に渡せば無かったことになるんじゃ!など見当違いなことを考えています(笑)沢村にとって大切なものだという認識はあるようですが…。
解決策が思いつかず、再度山田に相談する船橋。そんな姿に呆れつつ、山田は解決策を示します、「謝れよ」と。理解ができず固まる船橋…、少し考えてから「なんで俺が謝るんだよ!!俺は被害者だろーが!!」と叫びます。
ペンで刺されて黒いあとがついてしまったところを見せつけて「見ろコレを!イレズミだぞ!!俺はもう温泉入れねーかもしれねーんだぞ!!」と相当納得がいかない様子(笑)謝れば負の連鎖は断ち切れる、ロハスな暮らしがしたいんだろと諭す山田。ついでにロハスの正しい意味(健康的で資源を大事にする暮らし)まで教えてきます。
船橋は、山田に中2の夏のことを覚えているかと聞きます。山田はトーゼンだろと返しながら、当時のことを思い起こします。事務所のような場所で強面の男たちに囲まれ、「とりあえず土下座しろや」と促される船橋と山田。見るからにヤクザといった感じです…が、ふたりは「やだ」「同じく」と拒否。回想はここで終わりますが、のちのち語られそうなエピソードです。
「あの時も謝らなかった、その俺らが謝んのか…」とうなだれる船橋に、「オマエだけだ」とツッコむ山田。部長も悪くないのに謝ったりするのかと船橋は気にしますが、山田はその部長のことが気になりだします。
その後、船橋が茶道部に参加しに行くと、すでに山田がいました。なんでも、船橋から話を聞いているうちに、茶道部に興味がわいて入部を決めてしまったとのこと。
山田のことを茶道部にはふさわしくないと思っている船橋は、お前には向いていないなどの言葉を向けますが、それを珠美が恐怖に満ちた顔で見つめています。
「始まったわ…」とつぶやく珠美に、何が始まったのかを聞く夏帆。「乗っ取りよ…これで二人…奴らは一人、また一人と気づかれないように数を増やして、いつの間にやら茶室も様子が変わっていくのよ…」そう語りだした珠美は、さらに妄想を続けます。
「畳の上にはポテチの空袋とか飲みかけのビール缶とかタバコの吸い殻とかが散乱するよーになって…シンナー臭い空き缶とか普通にあって…いつしか手がつけられない悪ガキのために親が近所に借りたアパートの一室みたくなるのよ!!」と恐怖する珠美に、キョトンとする夏帆。
「のんきに構えてる場合じゃないのよ!その場にセットみたいな女にはアナタがなるのかもしれないのよ!?」となおも続ける珠美に(大変な想像力の人だ…)と思う夏帆と飯倉なのでした…。どうやら、珠美は妄想グセの激しいキャラのようです(笑)
すると、茶室に入ってきた一人の男が。茶道部の顧問・縦島先生です。見慣れない船橋と山田の二人を怪訝な顔で見て、「なんだオマエら?」と聞く縦島に、珠美が新入部員であることを説明します。
「チース」「ドーモ」と軽い挨拶をする二人に対し、「なんだその挨拶は?」とさらに顔をしかめる縦島。心中では(この軟派ヤロー共が私の花園に…!!)と毒づいています(笑)どうやら茶道部を自分のオアシスのように思っている、下心を抱えた顧問のようです。
「慎大寺、挨拶の手本を見せてやれ。『真』だ。」と言うと、珠美はハイと応え、縦島に向かって正座の体勢から手を畳につけ、頭を深々と下げます。その姿に(土下座じゃねーか!!)(土下座だよ!!!)と衝撃をうける船橋と山田。「君タチ、茶道に礼の仕方は『真』『行』『草』の三つがある。今、慎大寺がやったのは一番丁寧なやり方だ。やってみなさい。」と新入部員の四人に促す縦島。
言われるままに、夏帆と飯倉は『真』の礼をやります。「よっしゃよっしゃ、合格合格。」と満足気な縦島に、夏帆は心中で納得いかない様子。縦島の、女子に礼をされるのを喜んでいる面を見抜いているのかもしれません(笑)
そんな女子たちの様子を見て、再度(やっぱ土下座だよ!!間違いねえよ!!)と顔を見合わせる船橋と山田。この二人にとって頭を下げる行為、ましてや土下座なんてプライドが許さない屈辱的な行為に他なりません。「なんのつもりでオマエらみたいのが入ってきたのか知らんが、茶道とは礼に始まり礼に終わるもの。
まともな挨拶ができないのなら出ていってもらおう。」とすごむ縦島。さて、二人はどうするのか…。
第5服 漢の意地
顧問の縦島に、茶道の作法である礼=土下座をするように促される船橋と山田。まず態度がなっていないと、あぐら座りでなく正座をするように言われます。そこでも衝撃を受ける二人。これまで正座というと、悪いことをして叱られる時ぐらいだったため、「信じらんねぇ…」という顔をします。
しぶしぶ正座をする二人。その調子だ、と縦島に促され、次は『真』の礼をするように言われます。それは、先ほど副部長の珠美がやったような土下座のような礼。この男にそれはしたくない…と固まります。「お茶飲むだけの楽しいところとでも思ってたのか?早くやれ」という縦島の言葉に、今度は頭を軽く下げる二人。これでも二人にとっては精いっぱいの礼ですが、縦島は怒ります。
「ふざけてんのか!?やる気がないなら出ていけ!!」と怒鳴る縦島に、「まだ初心者ですから…」と弁明する船橋。
その様子を、珠美がホッとした顔で見つめます。どうやら、これまで入部してきた男子部員もこうして縦島がネチネチといじめて退部させてきたとのこと。姉崎部長以外の部員には、下心を見透かされて嫌われている縦島ですが、このままいけば船橋と山田を辞めさせてくれるかもと期待の目を向けられています。
もう一度見本を見せるように女子たちに促す縦島。部員がそれに応え、真の礼をすると縦島は心中で(メイド喫茶なんか目じゃないよォ~!!)とご満悦。その様子に、夏帆と飯倉を含めた女子部員もいい気はしていない様子です。特に夏帆は、(この男がイイ気になってる感じがするからイラツクのでは?)と少し苛立っています。
そんな中、「先生はなんで正座しないんですか?」と聞き返す山田。たしかに、縦島はずっとあぐら座りです。(よく言った!不良!!)と心中で称賛する夏帆。しかし縦島は「立場が同じだと思ってんのかバカヤロー!教えてやってるんだよ!!」とさらに体勢を崩し、足を開いた不遜な態度の姿勢で座りました。
それにキレる山田。先生にすごんで立ち去るシミュレーションをして、いざ実行しようとした瞬間、山田が見たのは、船橋が再度頭をさげる姿でした。(まークン!?)と驚く山田。てっきり、船橋もそろそろキレるかと思っていた山田は、もしかして自分の方がキレやすいのか、自分が暴力のチェーンの大元なのか!?とショックを受けます。
いや、そんなわけねえ!と思いなおし、自らも頭を下げる山田。「俺の方がロハスだ!」と、船橋に張り合うつもりのようです。二人のしぶとさに業を煮やした縦島は、「そんなんじゃないって言ってんだろ!!」と、山田の頭をグイ!!と押さえつけます。
その行動に焦る船橋。(バカ野郎、死にてーのか!?そいつは1500Wの電子レンジと言われてる男だぞ!)と、山田のすぐ熱くなる短気さが発揮されることを恐れます。
しかし、船橋には負けていられない山田。「アレェ!?ダメデスカァ?」と、理性ギリギリのところで踏みとどまります。そんな山田の姿に感心する船橋。(なんて気の長い野郎だ!!ヘラブナ釣りのジジイかよ!?)と独特の例えで称賛します。
縦島も、山田の雰囲気にこれまで茶道部に入ろうとしてきたチャラい輩とは違う迫力を感じ始め、今度は船橋をターゲットにします。同じように頭を押さえつけようとする縦島…でしたが、船橋の頭はビクともしません。抵抗の意味で、首に力をいれていたのでした(笑)「スンマセン、体かたくて…」と、キレながら静かに返す船橋。(ヤーマダには負けられん。俺はロハス!!)と対抗心ギラギラです。これには山田も(キレねーとは…なんて気が長いんだ!!雲の流れを見てるジジイかよ!?)とこれまた独特な表現で称賛します。
予想外に押さえつけに抵抗された縦島は動揺しますが、教師であり顧問としての権利を用いようと思いなおし、「出てけ!キサマらの入部は認められん!」とすごみます。しかし、ペコリとお辞儀を続ける二人。再度、出てけ!と縦島が言うも、二人はなおもペコリとお辞儀。二人の迫力に焦りながらも、縦島が「そんなんじゃ礼って言えないんだよ!!」と叫ぶと、ついに二人が畳に手をつけて礼を…と思いきや、よく見ると手は畳につけていません。手は決して下につけず、凶悪な顔で見上げてきます…。(頭さげてねーだろ…手ぇつけよ…)と納得のいかない縦島ですが、とうとう二人に気圧されてギブアップ。「まァいいだろ…練習しとけよ」と言い残し、そそくさと退散します。その姿に、「やる気はあるみたいね、変なこだわりがあるみたいだけど」と、珠美は少し二人を見直すのでした。
険悪なムードが去り、ゆっくりとお茶を飲む船橋と山田。姉崎部長は「先生も悪気はないと思うんだけど、お互いに頭を下げれば気持ちいいものですよ。少しずつ慣れましょうね。」と言いつつ、「とにかくごめんなさいね。」と二人に謝ります。「なんで部長が謝るんですか?」と不思議がる夏帆に、「茶道のお稽古に来て不愉快な思いをすることないのよ。」と返す姉崎。その言葉を聞いた船橋の目は感動で輝いています。
帰り道、「聞いたか?」と山田に問う船橋。「部長は謝った、何も悪くないのに。俺も部長のように謝って、暴力のチェーンから外れるんだ」と、不良とのアニ研部室での一件を謝ろうと決意します。そんなことお前にできるのか、と山田に言われいがみ合う二人。しかし、同じく下校中の飯倉に「バイバーイ。」と声をかけられたとたん、笑顔で挨拶を返し、「ロハスにイケそーだな!」「ロハスだよー。」と和やかな雰囲気になるのでした。
第6服 怒り
船橋にボコボコにされた北沼が、上級生の不良たちに事の顛末を報告します。しかし、挨拶に来るように言っただけで船橋がボコボコにしてきたと思った上級生たちは(やっぱり悪魔まークンはやばい奴だぜ!)とビビってしまい、制裁をするかどうかもはぐらかしてそそくさと行ってしまいました。
上級生のビビリようにイライラする北沼。彼だけは、船橋の凶暴さを目にしてもなお戦意を失っていないようです。しかし、他の不良たちは船橋は実は悪でもなんでもないのでは?と話し始めます。アニ研での一件は北沼に過失があっただけで…と。北沼はそんな仲間の態度にもイライラし始めます。
そんな不良たちの話を立ち聞きする夏帆と飯倉。飯倉が「ウワサほど悪魔(デビル)じゃないんだって、船橋クン。叩き出してやるーとかタンカ切ってた人がいたなー。かわいそーに、何もしてないウチから。」と、夏帆の突っ走りをチクチクと責めます。謝ることを提案する飯倉に、「必要ない、そのうち本性を現すわよ」と素直になれません。
そこに山田が通りかかり、二人に挨拶をしてきたため、飯倉は山田にズバリと「船橋クンっていい人なの?」と聞きます。それにズバリと「うんにゃ、いい人じゃないよ。」と返す山田。「よかったね、いい人じゃないって。」飯倉の言葉に複雑な気持ちになる夏帆ですが、「とにかくアイツも友達の悪口言うようなロクでもない奴だわ!!ロクな奴じゃない奴しか友達がいない船橋もロクな奴じゃないわ!!」とトンデモな暴論で納得します。
一方、船橋は姉崎部長を見習って北沼に謝ろうと探しますが、そもそも北沼が何年生の何組なのかもわからず校舎内をうろつき、色んな人に怯えられています。当の北沼は、不良仲間と下校しようとしているところでした。そこに出くわしてしまったのは、アニ研の沢村。北沼が船橋に殴られたきっかけになった漫画を描いた人物です。北沼は沢村を見つけるなり、悪意に満ちた笑顔で「ねぇ、またあの漫画見せてよ。」と言います。
場面は変わり屋上へ。そこで、北沼が笑いながら紙を破っています。沢村の漫画原稿でした。やめろよー!!と掴みかかろうとする沢村でしたが、北沼に腹を蹴られてうずくまってしまいます。「こんなモンの何が大事だボケが!!」と原稿をさらにグシャグシャにし、立ち去る北沼。その仕打ちに他の不良たちの顔もさすがに引きつります。
校庭でなおも北沼を探していた船橋のもとに、頭上から紙の破片が。船橋はそれを見て「沢村(あいつ)の大切なモンだ…」と気づきます。船橋が屋上に行くと、アニ研の部員たちが沢村を気遣いながら紙の破片を拾っていました。船橋が事情を聞くと、「大切なモンじゃなかったの?」と沢村に問います。しかし、沢村はうずくまったまま応えも動きもしません。「ブン殴ってやったの?」と再度問うと、沢村はすこし間をおいてから、やっと「いいよ、そんなの。もうどーやっても戻らないし。」と声を絞り出します。その姿を見た船橋は、静かな怒りを燃やします…。
アニ研部員たちが部室に戻ってくると、通りかかった茶道部員たちがその様子を見て事情を聞きます。なんてヒドイ…と青ざめる珠美でしたが、それ以上に反応していたのは夏帆。先日の不良たちとアニ研との一見の現場を見ていた夏帆は、「この前のアイツらね…絶対許さない!!」と駆け出していってしまいます。夏帆の正義スイッチが入ってしまったのでした。どうしよう…とオロオロする飯倉に、どしたの?と山田が聞きます。事情を聞いた山田も北沼の所業に憤慨しますが、それ以上に船橋がその場にいたかどうかを気にします。アニ研部長から、船橋が破片を拾うのを手伝ってくれたこと、さっきから姿が見えないことを話すと今度は山田が焦りだします。船橋も、そういった曲がったことを許せないタチなのを山田は知っていたのでした…。
第7服 大切なモノ
不良のうちの一人が下校しようと下駄箱にいたところに、船橋が現れます。異様なオーラを放ちながら「アイツの大切なモンだって分かってて破ったんだよな…」と聞いてくる船橋に、不良はビビりながらも「待ってくれ!!北沼が一人でやったんだよ!オレはあんな事しねーよ!!オレだってヒイたし、奴にゃつきあえねーと思ってよ!」と釈明します。
止められなくて悪かったと謝る不良に、船橋が静かに「北沼…どこ行った?」と問うと、家に帰ったのではないかと答えます。学校の近所だと場所を教える不良に、さらに船橋は「アイツ…なんか大事なモン持ってるか?」と問うと、「え…バイクかな…」と答えます。そして、その会話を陰で聞いていた夏帆は、どこかに走っていきます。
船橋に見逃してもらった不良は、仕返しにいくのかな…やっぱり北沼のが悪かもな…と考えながら歩いていましたが、急に肩に手をかけられ呼び止められます。山田でした。すっかりビビッてしまった不良はわっ!と大声をあげます…。
一方、すでに帰路についていた北沼。不良仲間とバイクを買ったことについて話しており、お金はひったくりで工面するかなどと笑いながら話しています。そこに「何ヘラついてんのよ!!」と叫ぶ声が。北沼たちに追いついた夏帆でした。
「アンタ自分が何したか分かってんの!?やってもいい事とダメな事、わかんないの!?」と怒りの表情で詰め寄り、沢村があの漫画を描くのに半年かかったことなどを話しますが、北沼は反省するそぶりも見せません。「オマエがオレのことボコったら満足するの?そしたらマンガくん(沢村)は満足するの?」とヘラヘラと返す姿に、さらに怒りを増す夏帆。相手が女だからと余裕をこいていた北沼ですが、もう一人駆け付けてきた姿に気が付きます。それは、冷たい表情をした船橋でした。
一転、顔がこわばる北沼。やりすぎたと思っていた、ついイキオイでさ…と弁明をしますが、内心ではアニ研の部員のためにわざわざ追ってきた船橋を「正義マンかよ!?」とあざ笑っています。表面上は反省するそぶりを見せる北沼に対し、船橋は静かに「バイク見してよ。オマエの大事なバイク。」と言います。
腕力ではかなわないと理解している北沼は、船橋を家に案内しながら考えます。(バイクを盗ろーってのか!?…バカだね、オレは泣き寝入ったりしねーよ!サツに言っちゃうもんね!!)と反抗心を失ってはいません。家に着き、バイクを船橋に見せる北沼。兄のお古ということで、ずいぶんとボロボロなバイクです。これから部品をつけるなど改造していき、仕上げていく予定とのこと。それを聞き、バイクのガソリンタンクを開けながら、北沼に「オマエ、ライター持ってるよな?」と聞く船橋。その様子に、成り行きでついてきた夏帆も焦ります。言われたとおりライターを渡しながら、歳の離れた兄貴にもらった大事な想い出であり、憧れのバイクなんだということを説明します。
想い出のバイクか…と確認する船橋の様子に北沼は、(船橋は大事なバイクを燃やされるのを恐れた自分が謝るのを待っているだけだ!)と推測します。(やれるモンならやってみろ、悪魔(デビル)!!だいいちソレ兄貴が捨ててったモンだし!!)とほくそ笑む北沼。そこまで思い入れはないものだ、と余裕の表情です。
次の瞬間、船橋はドカッ!とバイクを蹴り倒し、躊躇なくライターを放り投げるのでした…。
こぼれたガソリンに引火し、ボァァァアアと激しく燃え上がるバイク。やってみろ!と内心すごんでいた北沼は、目の前で燃えるバイクを見て呆然としながら、幼き日々を思い出します。憧れの兄が乗っていた想い出のバイク…、ずっと乗りたかったバイク…兄から譲り受けたバイク…。「わあああああ!!何すんだー!!兄貴の想い出って言ったじゃんか!」と叫び、船橋につかみかかろうとしますが、「うるせーなボケ!!」とはねのけられてしまいます。鬼畜すぎる…(笑)
自分が描いていた筋書きに感情移入して泣いてしまった自分を恥ずかしく思いつつ、本当にバイクを燃やした船橋の悪魔(デビル)っぷりに恐怖する北沼。思わず号泣します。と、そこに「船橋―!!」と呼ぶ声が。不良仲間から北沼の家を聞いた山田が、沢村や飯倉、珠美を引き連れながら駆け付けてきたのでした。
第8服 炎上
燃え盛るバイクを見つめる一同。駆け付けた沢村たちも呆然としています。一方、山田はこうなることを予測してか、手に持っていた消火器で消火活動にあたり、なんとか鎮火させます。「何すんだよヤーマダ。」と言う船橋。さすがに山田もいつものクールな態度はなく、「何すんだじゃねーよバカ!!ロハスはどーしたんだよ!!」と強く言い返します。それに対し、「だってよ、コイツがマンガくんの大切な落書きを二度と戻ってこなくしたのよ」とあっさり返す船橋。消防も警察も来ちまうぞ!と山田に怒鳴られても平気な顔をしています。
燃えたバイクやうなだれる北沼を見て呆然とする夏帆。沢村は、「船橋君、だめだよこんな事しちゃ。いくらなんでもコレはひどいよ…」と諫めますが、それに北沼が付け入ろうとします。「いや、マンガくん。オレが悪いんだよ、君の大切なモン破いたから!想い出のバイクだったんだけど仕方ないよ!」と被害者ぶり、沢村が船橋を責めるような雰囲気に仕向けます。そして、その思惑通り「想い出のバイクだったの…ひどいよこんなの。このバイクに罪はないのに。」と船橋に言う沢村。自分のためにやってくれたこととは言え、やりすぎだと感じているようです。しかし、船橋はそれに対し「罪はあるよ。」と返します。「えっどんな?」と聞く沢村に、船橋は答えます。
「コイツのバイクだからな。」
その言葉に呆然とする沢村、北沼。「おっ…想い出のバイクなんだよ…」と思わず沢村が返しますが、船橋は笑みを浮かべながら「そーだ。もうコイツの兄貴の想い出は二度と帰ってこねー!!カカカカカ!!ザマーみろ!」と言い放ち、高らかに笑いだしました(笑)「悪魔(デビル)…」とドン引きする一同…。頭を抱える山田…。
船橋の悪魔のような所業に呆然としながら帰路につく夏帆と飯倉。「悪魔(デビル)の伝説は本当だったね…」と夏帆に話しかける飯倉ですが、夏帆はどこか上の空。「アタシって実は何もできない…アタシってショボイ。」とつぶやきます。何が?と返す飯倉ですが、夏帆はどうやら自分が北沼に対し何もできなかったのに対し、あそこまでやり返した船橋の強さに悔しさを感じているようです。
「完璧な強さだよね…あの男。」という夏帆の言葉に驚く飯倉。「普通あーまでできないでしょ。あの男、まったく躊躇しなかったのよ。少しも反省してないし、気が強いってのはあーゆーのを言うのよ。」と続ける夏帆に、飯倉は「何も考えてないだけよ!」と激しく否定します。
一方、バイクを燃やされた北沼は不良仲間とともにまだ怯えていました。実は北沼はすでに新品のバイクを買っており、それを悟られまいとすでに壊れているどうでもいいバイクを大切な物だと偽って船橋に見せていたのでした。しかし、それを船橋はまるで躊躇なく燃やした…ベテランのレジ打ちのようにスムーズな動作で!不良仲間に「これを問題にすりゃアイツを学校から叩き出せるぜ。」と言われる北沼でしたが、山田に去り際に言われた「イロイロよく考えんだな…」の言葉にビビっている様子です。
一方、山田に強く諭される船橋。「まークン、もうあんな事やっちゃダメだ!」と言われますが、船橋は「なんで?」とキョトン顔。はやく茶道部に行こうと促します。少し考える山田…。そして、「俺の話を聞け!あのバイクを作った人の話だ!!」と船橋に語ります。
「その人は毎日、朝の6時から夜の11時まで働く昔カタギの職人サンだ。数えきれないほどの単車を世に送り出した。オイルとガソリンで荒れた手を持つオヤジだ…」どうやら、バイクをつくった人の架空の話をして、船橋に自分がしたことの重大さを分からせるつもりのようです…。
「お父さん、ご飯よ。」と職人に話しかける妻。しかし、職人はバイクのタイヤにキズがあるので取り換えると言います。見ると、少しのキズだったため「こんなのいいじゃない」と言う妻。しかし職人は、「この単車に乗るため必死で金を貯め、コイツにまたがる瞬間を夢見て夜も眠らんほど憧れとる…そんな若人(わこうど)に胸張って引き渡してやりてーんだ。」と爽やかな笑顔で語るのでした…。
「アレは、そんなオヤジが世に送り出した単車だったんだ。」と話を〆る山田。それを聞いた船橋の顔はみるみる青ざめ、「うわあああああああ!!俺はなんて事したんだー!!」と叫びます。「俺はなんてひどい男なんだ…デビルと言われるだけの事はある…」と罪悪感にさいなまれる船橋。どうやら、悪い事をした人はどうなってもいいと思っているものの、悪くない人を傷つけるのはよくないことだと認識しているようです。倫理観がズレている船橋に「話が通じた…」と、山田は感動するのでした。
ショックのあまり茶道部の活動をサボった船橋。そこに、活動終わりの姉崎部長が通りかかります。なぜ活動に来なかったのかと問う姉崎に、船橋は「俺は大切なモンを壊しちまったんです…俺はもうお茶を習う資格はないです…」としょんぼりした様子で答えます。
そんな船橋に、姉崎は「形のある物は必ず壊れます。茶道では道具を大切にしますが、壊れた物も修理して使います。修理の技が優れていれば、人の心を動かす逸品となります。」と声をかけます。「形のある物はたいてい補修がききます。それだけ反省できる心が大切ですよ。明日はいらっしゃい。」そう優しい言葉を残して去る姉崎。船橋は茫然とその場に立ち尽くします…。
一方、アニ研の部室で修復された沢村のボロボロの漫画を「スゲーな、部長さんマジ上手。」と眺める山田。アニ研の部長がうまく貼りなおし、修復したのでした。そこに突入してくる船橋。「俺は部長のよーになるぞ!!マジでなる!!」と叫び、それにアニ研部長が「貸そうか?」とメガネを差し出すと「アンタじゃねー!!」と返します(笑)
「俺は謝りに行くぞ!山田!!」と意気込む船橋。姉崎の教えに感化され、「悪い事をしたら謝る。これは人の道だ。そんな気がしてきた。」と言う船橋。別に謝る必要はないと山田は感じつつ、正しい道に進もうとする船橋を見守ろうと山田もついていきます。
一方、北沼の自宅の前で話す北沼と不良仲間。船橋を恐れて、もう関わらない決意を固めていたところ、塀の向こう側に船橋本人がひょっこりと現れて驚愕します。「ごめんよ。俺が悪かったぜ、カンベンしてくれ。」とうつむきながら謝る船橋。北沼は貸しをつくるチャンスと思い「謝りゃ済む問題じゃねーぞ」とすごみますが、その言葉に船橋は「テメーにじゃねーよ!!バイクに謝ってんだよ!!なんでテメーなんかに謝るか、クソが!!」と返します。船橋は、塀の下に置いてあったバイクに謝っていたのです(笑)その様子を陰で見守り、「おおっ上手にできた。」と拍手を送る山田なのでした。
第9服 痛車(いたしゃ)
燃えて黒コゲになったバイクを見つめる船橋と山田。「ガソリンが燃えただけでわりと平気そーだ。アイツんとこ行こーぜ、機械詳しーし。」と、燃えたバイクを誰かに見せるつもりのようです。バイクの持ち主である北沼は、船橋が怖くて気が気ではありません。早くいなくなってほしい一心で、「もともと俺が沢村君の漫画破いたのがいけないんだから、もう気にしないでくれよ」と言います。その言葉に「大事なバイクじゃなかったのかよ」と返す山田。北沼は「しょーがないじゃんか」と言いつつ、(オマエらにこの辺をうろつかれちゃ都合が悪いんだよ!)と内心で毒づきます。新しいバイクがもうすぐ届く北沼は、それを見られるわけにはいかないと焦っているのでした。
結局、バイクを押して運んでいく船橋。沢村が自分も手伝うと言いつつ、なんでそこまで?と聞くと、「あいつのために直すんじゃねーからな。」と船橋が返します。バイクのために、という気持ちに納得する沢村。「見てろよバイク屋のオヤジー!!俺はお前の愛のバイク直すぜ。」と息巻く船橋ですが、山田は(それは架空の人物だから)と内心でツッコミます。
一方、茶道部の活動中に船橋の悪魔の所業を茶道部の面々に説明する副部長の珠美。その話に当然、みんなドン引きしています。「恐ろしい光景だったわ。やっぱり彼には辞めてもらいましょう。」と言う珠美に、「あれはでも…」と食い下がる夏帆。しかし、飯倉に「あんな奴をかばうの?」と聞かれ「かっ、かばわないわよ、あんなの!クビよクビ、あんなモンは!」と強がります。
山田を呼び出し、バツの悪い顔をしながらも、船橋に部を辞めるよう伝えてくれとお願いする珠美。立ち会う茶道部員たちも気まずそうです…。山田は少しの沈黙ののち、笑顔で「OK。いいよ、茶道部もう行かねーように言っとくよ。」と答えます。その言葉にホッとする珠美。しかし、夏帆はどこか罪悪感を抱えたような表情をします。謝る珠美に、「いーのいーの、そりゃヒクよね、気にしないでよ。あいつがバカなんだから。」とあっさり返す山田。しかし、「でも、アイツ(船橋)は人のためにしかやらないんだよ。」と去り際に言い残していきます。
その言葉にハッとする茶道部員たち。「あの一件も、アニ研の人たちのためでしたしね…」と、飯倉と珠美は少し顔が青ざめます。不安になり、アニ研の沢村に話を聞きに行く珠美たち。どうやら、自分たちの判断が正しかったかを確認したいようです。
船橋の行動をどう思ってるかという質問に「ハハハ、完全にやり過ぎですよねー。」と答える沢村。その言葉に珠美は「そうよね。ムチャクチャだし怖いし、最悪ってヤツだったよね。」とホッとした様子でまくしたてますが、沢村は「でも、そんだけ大切なモノだって思ってくれたって事なんだよね。ボクの描いた漫画。」と続けます。珠美がその言葉に「奴の事、イイ奴だと思ってんの…?」とおそるおそる聞くと、沢村は「ボクはイイ奴だと思うよ。タメ口きかれてるケドね。アニ研の奴は皆好きだよ。これから彼とバイク直しに行くんだ。」と笑顔で答えます。(沢村は船橋の一つ上の2年生です。)
沢村のまさかの言葉に、珠美は早まった判断をしたかも…と青ざめます。部長である姉崎に内緒で独断で動いていたため、焦りが出てきたのでした。それに「かわいそーな事しましたね。確かにやり過ぎだったケド、彼の善意から出た行為だったのに…」とつぶやく飯倉。どうやら飯倉はコロコロと意見を変える結構な二枚舌の性格のようです(笑)夏帆もその様子に内心ツッコミをいれます。
もう少し様子を見るべきか…と悩む珠美に、「もう言っちゃったじゃないですか。彼は傷つきましたよ…時間は元に戻せませんよ。」と言う飯倉。その手のひらクルクル具合に、夏帆は思わず飯倉を突き飛ばします(笑)他の茶道部員の「山田君が船橋君に言う前なら間に合うんじゃ…」の言葉に、夏帆は何かを決意したような表情をします。
一方、退部勧告が出たことを伝えようと船橋を探す山田。(しょーがねーけど…ガッカリすんだろーな…)と船橋の心境を思いやっています。そして、バイクを直してくれる生徒と話している船橋を見つけ、珠美に言われたことを伝えようとします。
瞬間、誰かがバン!と山田の肩を叩きます。それは、走ってきたのか息を切らした夏帆でした。髪は乱れ、激しく咳き込みながらも、夏帆はなんとか「なひ(なし)になったから、アレ!もういーから!!」と山田に伝えます。そしてクルリと身をひるがえし、去っていくのでした…。
「なんだオマエ、あの茶道の心がない女にからまれてんのか?バーンとか叩かれちゃって」とニヤつく船橋。裏で何があったかも知らずのんきに構える船橋に、山田は「茶道の心がないかどーかわかんないケドな。」と嬉しそうに返すのでした。
場面変わって、ある自動車部品工場。船橋や沢村が、工場の関係者である生徒と共にバイクの修理にあたっています。おおかた修復できたところで、「前より良くしないとダメじゃねーの?」と言いだした船橋に、理由を聞く沢村。「修理技術の高い物は人の心を動かす逸品になる!茶道の伝説の言葉だ。」と、姉崎部長からの受け売りを語る船橋に、沢村は納得します。
一方、バイクを燃やされた北沼は、やっと届いた新品のバイクを川の側の道路で愛でていました。とても嬉しそうな表情ですが、そこに船橋がオーイ!!と声をかけながら近づいてきたことで一気に恐怖の表情に変わります。(直しやがったのか…アレを…!!)と顔が引きつる北沼。
もしこの新品のバイクが本当に大切なバイクだと気づかれたら?必死で直したバイクが別に大切なものではないと知ったら…悪魔(デビル)は!?悪魔(デビル)は!?と恐怖が極限に達した北沼は、(大丈夫…草ムラに倒せば大したダメージにゃならない…燃やされるよりマシだ!!)と、まだ遠い位置にいる船橋から隠すように新品のバイクを土手に放ります。ですが、バイクは偶然倒れずにスルスルと走行を続け、川にボチャン!と沈んでしまったのでした…(笑)「ウソッ!!」と鼻水を出しながら心の中で叫ぶ北沼。
当の船橋は、そんな北沼の画策や悲劇にはまったく気づかず、「どーだ、カッチョイーだろ!?ズバっと心を動かせ!茶道の法に従え!」と直したバイクを自慢しながら見せます。直されたバイクは、おそらく沢村の手によって可愛い魔法少女のようなイラストが描かれた「痛車(いたしゃ)」になっていました…(笑)
思わず(痛ッ!!)と心中で叫ぶ北沼。「心、動いたか?返したぞ。」という船橋に、「ハイ、確かに…」と返すほかありません。「じゃ、オマエも沢村の漫画返せ。」の言葉に、青ざめ震えあがる北沼…。それ以来、「まークン」という言葉を聞くたびに逃げ出してしまうほどのトラウマを抱えたのでした。
さて、お茶にごす。1巻の内容はここまでとなります。船橋が北沼のバイクを燃やすシーンは、船橋の狂気がよく表れているので必見です!文章だと恐ろしく見えるかもしれませんが、漫画で読むと燃え盛るバイクの絵もあいまって、船橋の破天荒さがおかしくなってくるはずです(笑)
さて今後、船橋と山田は茶道部に溶け込んでいくことができるのでしょうか?船橋はロハスな生活を手にすることができるのでしょうか?それでは次巻をお楽しみに!