チ。ラファウは生存で生きていた？別人？最終回で再登場？死亡？モデルや最後ネタバレ考察

「チ。－ 地球の運動について ―」は、天動説(地球の周りを他の星が回っている)を信じるC教が大きな権力を持っていた時代に、地動説(地球が太陽の周りを回っている)を証明するために命をかけた人たちの物語です。

ラファウは、本作の1章の主人公です。

C教が力を持つこの時代、C教に逆らうことは「愚か」な行為でした。

C教に異端とみなされれば、拷問や死刑が待っています。

ラファウは優秀ですがまだ12歳の少年です。

幼いラファウは、どのように地動説と関わり、生きたのでしょうか？

今回はラファウの生い立ちや生涯ついて紹介します。

『チ。地球の運動について』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で全巻無料で読める

『チ。地球の運動について』は、こちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読むことができます。

サンデーうぇぶり-小学館のマンガが毎日読める漫画アプリ

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

この記事を執筆している現在では第1巻から最終巻まで読むことができます。

安心安全に、そしてタダで『チ。地球の運動について』を第1巻から最終巻まで読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法がベストです。

また『サンデーうぇぶり』では、『チ。地球の運動について』以外にも以下のようなサンデー誌が誇る名作マンガの数々を無料で読むこともできます！

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

↓『サンデーうぇぶり』の使い方に関しては以下の記事を参考にしてみてください。

【最新版】サンデーうぇぶりの使い方やメリット・デメリットを徹底解説！おすすめ漫画ランキングも紹介！

オススメ漫画アプリ紹介

漫画アプリに関していうと、講談社が運営する『マガポケ』や小学館が運営する『マンガワン』も特にオススメです。

マガポケ – 人気マンガが毎日楽しめるコミックアプリ

Kodansha Ltd.無料posted withアプリーチ

マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

「無料でマンガを楽しみたい！」という方は、ぜひダウンロードしてみてはいかがでしょうか？

もちろん、ダウンロードする際もお金はかかりません。

マガポケ – 人気マンガが毎日楽しめるコミックアプリ

Kodansha Ltd.無料posted withアプリーチ

マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

ラファウってどんな人？プロフィールを紹介！

「チ。－ 地球の運動について ―」は、天動説(地球の周りを他の星が回っている)を信じるC教が大きな権力を持っていた時代に、地動説(地球が太陽の周りを回っている)を証明するために命をかけた人たちの物語です。

本作の第1章の主人公であるラファウはどんな人物なのでしょうか？

「チ。」を出てる分全部読んだ。2話まで無料公開してたやつ。いや凄いね、1巻でこの密度。非凡な知性故に禁忌である地動説に真理を見出して惹かれてしまうラファウくん、2話からこの先どうなるのか、と読んでたら1巻の終わりには本に対して前のめりになること請け合い。 pic.twitter.com/lGWQT7K8JG

— ピンフスキー (@hideyosino) June 20, 2021

ラファウの本当の両親は？ラファウの生い立ちとは？

ラファウは、神父であるポトツキの養子として暮らしていますが、もともとは孤児でした。

このことは作中でラファウ自身が語っています。

しかし、ラファウがどのようにしてポトツキの養子になったのかは、作中では明かされませんでした。

頭脳明晰でも性格が悪い？ラファウの性格とは？

ラファウは非常に頭のいい少年です。

どのくらい頭がいいかというと、12歳で大学へ進学することが許されるほどです。

そんなラファウの信条は「合理的に生きる」ことで、感情や欲望に惑わされず、常に合理的な判断をします。

その結果、ラファウは周りの友達からは「清廉で聡明で謙虚で有力」という評価をされています。

ラファウは、自分の計算通りに動いてくれる周りの友達を少し見下していて、「世界はチョロい」と思っています。

本当は情熱家だった！地動説と出会った後のラファウ

計算高く生きてきたラファウでしたが、それは地動説と出会う前の話です。

地動説と出会ってからのラファウは全く違います。

「地動説を証明したい」という情熱を抑えきれず、衝動的な行動をとることが多くなります。

例えば、ラファウはフベルト(ラファウに地動説を教えた人物で、異端者として処刑されました)の遺言に従って、地動説の資料を燃やすつもりでした。

地動説の研究などやめて、C教の教えに従っているほうが安全だからです。

しかし、地動説を信じたいという気持ちに逆らうことができず、ラファウは資料を燃やさずに残します。

他にも、フベルトからもらったネックレスを堂々と身に着けていたせいで、異端審問官のノヴァクに目をつけられたりもしています。

ラファウの最後は死亡？最終回はどうなったのかネタバレ！

ラファウと地動説の出会い

ラファウは12歳で大学への進学が決まり、順風満帆な人生を歩んでいました。

ある日、ラファウは養父のポトツキから、城に行ってフベルトという人物を引き取るように頼まれます。

フベルトはC教の教えに反する研究をしていたために、異端者として捕まっていた人物です。

フベルトが改心したため、知人であるポトツキが引き取ることになったのですが、実はフベルトは改心などしていませんでした。

フベルトは、ラファウが天文に詳しいことを知り、無理やり自分の研究を手伝わせます。

そしてフベルトは地動説を研究していることをラファウに打ち明けます。

C教では「地球は宇宙の中心であり、他の星が地球の周りを回っている」という天動説が信じられていましが、天動説に基づいた星の動きはとても複雑でした。

一方、地動説に基づいた星の動きはとても「合理的」で、ラファウは地動説に魅了されます。

それから数日後、異端審問官のノヴァクは、ラファウが地動説を研究していることを嗅ぎつけ、ラファウを問い詰めようとしますが、そこにフベルトが現れ「研究は自分が一人でやった」とラファウをかばいます。

そして、フベルトはラファウの身代わりとなって処刑されました。

ラファウはベッドに寝転びながら、ネックレスを眺めていました。

そのネックレスは、フベルトが連行される前にラファウに渡したものでした。

ラファウはネックレスに描かれている3つの点を見て、フベルトとの会話を思い出し、そしてその点が「ある山」を示していることに気がつきます。

ラファウは山に向かい、そこでフベルトの研究資料が入った箱を見つけます。

箱には研究資料の他にフベルトからの手紙も入っていて、それには「この資料を燃やしてほしい」と書かれていました。

フベルトは地動説を証明することは不可能だと悟り、ラファウが不完全な研究資料を自分の代わりに燃やしてくれることを願っていました。

ラファウはフベルトの遺言に従って、研究資料に火をつけます。

しかし、ラファウは途中で火を消して言います。

「燃やす理屈なんかより、僕の直感は地動説を信じたい！！」

そしてラファウはフベルトの研究を引き継ぎ、地動説を証明する決心をします。

「チ。 -地球の運動について-」
第1巻を読みました。

異端思想がガンガン火あぶりにされていた時代。
天才児ラファウは合理性に従ってさえいれば世界はチョロいとナメていた。
そんな彼の前に現れた謎の男・フベルトが研究していたのは、異端ド真ン中の地動説だった…。

魚豊節炸裂。漫画好きは読め pic.twitter.com/CbLAcJyYxi

— マニア堂 (@canadianmanLOVE) December 11, 2020

地動説を守るために命をかけた少年

それから隠れて研究を続けていたラファウでしたが、ある朝、目を覚ますとラファウの前に異端審問官のノヴァクが立っていました。

養父のポトツキが、ラファウが地動説の研究をしていることをノヴァクに密告したためでした。

実はポトツキは過去に地動説の研究をしていて捕まったことがあったため、もしもう一度捕まれば死刑になります。

ノヴァクはそれをネタにポトツキを脅し、密告させたのでした。

ノヴァクはラファウに「明日の裁判で改心を宣言しろ」と忠告します。

改心して研究資料の隠し場所を言えば、ラファウは釈放され、大学にも行くことができます。

しかし、ラファウは裁判で「僕は地動説を信じています」と宣言します。

研究資料の隠し場所を聞き出すためにラファウを拷問することになったノヴァクは、拷問の前夜にラファウの牢屋を訪れ、なぜ忠告を無視したのかと問いただします。

ラファウの答えは「僕の命にかえてもでもこの感動を生き残らす」でした。

そして、ラファウは拷問前夜に与えられるワインに毒を入れたことを白状します。

ラファウと一緒にワインを飲んでいたノヴァクは、飲んだワインを吐き出そうとしますが、ラファウはノヴァクに「毒は自分のワインに入れた」と言います。

その後一人になったラファウは、牢屋の天井を見上げ、まるで星空が見えているかのように微笑み、死んでいきました。

『チ。』一巻の主人公ラファウの首に縄がかかっているの、おそらく今にも刑死するかもしれない、死の淵にいるその瞬間まで、天体の謎を解き明かそうとしている「恐ろしい知への渇望」を示していると思うんだけど、死の恐怖すら置き去りにして前のめりになってしまう好奇心、と言うの作品のテーマだよね pic.twitter.com/D7vHBf0nV8

— トムヤザ (@tommTycho) May 28, 2022

ラファウは生存で生きていた？別人？再登場？ラファウにモデルはいるのか考察

最終巻でラファウが再登場！ラファウは生きていた？それとも別人？

１巻で自ら毒を飲んで自殺したラファウでしたが、なんと最終巻でアルベルトという少年の家庭教師として再登場します。

しかしラファウの死後、彼の死体はノヴァクによって火にかけられています。

なぜラファウは生きていたのでしょうか？

いや、そもそもこのラファウは最初のラファウと同一人物なのでしょうか？

結論としては、二人目のラファウは最初のラファウとは別人と思われます。

最初のラファウが死んでから約35年の月日が流れています。

もし彼が生きているなら47歳です。

しかし、二人目のラファウの容姿は20代前半といったところで、若作りしていたとしても47歳は無理があります。

二人目のラファウは「真理を追求する」ために、アルベルトの父親を殺しています。

二人目のラファウの存在は、真理を追い求めた者が必ずしも正義とはいえず、人としての道を踏み外す危険もあるということを描くために、ラファウと同じ姿をしているのではないかと思います。

ただ、改めて1巻を読み直してみると、ラファウが死んだ瞬間って描かれてないんですよね。

ラファウの死後、ノヴァクはラファウの死体を燃やすのですが、ここでもラファウの顔は見えないように描かれています。

二人目のラファウの登場は、1巻の時点で決まっていたのかもしれません。

『チ。』8巻読んだ
ラファウが出てきたのはifというか、対比だね
1巻では信仰、8巻では知的欲求のために悲劇が起きた
それらは必ずしも相反するものではなく、ある種恣意的なものかもしれない
そんな曖昧な世界だからこそ我々は美しさとは何なのか考え続けることができる pic.twitter.com/CPWuS6W8iA

— Neu (@Neu02L) July 4, 2022

ラファウのモデルとなった人はいるのか？

ラファウのモデルとなった実在の人物はいるのでしょうか？

これについては、作者の魚豊(うおと)先生がインタビューの中で話していました。

魚豊先生によると、ラファウに特定のモデルはいないが、先生が考える「器用な人」というのがラファウのようです。

ラファウは何事も合理的に考え、「勝ち組」として生きることを目指す人間でした。

魚豊先生は、そんなラファウが地動説と出会って、「計算」を捨てて本当にやりたいことに向き合おうとする姿を描きたかったそうです。

まとめ

今回は1章の主人公であるラファウを紹介しました。

12歳の少年が感動を守るために自殺するという展開は、読者に大きな衝撃を与えました。

ラファウの登場回数は多くはありませんが、物語の最初と最期に登場した彼は、「チ。」の顔ともいえるキャラクターだと思います。