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『シャドーハウス』7巻は漫画アプリ『ヤンジャン』で読める
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『シャドーハウス』7巻ネタバレ紹介！
第75話 約束
亡霊騒ぎの主犯として捕まったローズマリーとマリーローズは隣合わせの牢に閉じ込められ、普段と違った粗末な服装に身を包んでいました。
ようやく二人の扱いが対等なものになったことを感慨深く思います。
二人はおじい様とともにある塔に引き渡さることになりました。
それにケイトたちも立ち会うことになりました。
栄光の廊下でエドワードに会う前に、マリーローズは「約束を破ってすまなかった」とバーバラに謝りました。
しかし、バーバラそんな物知らない！ とその謝罪を拒絶するのでした。
そして時は、二人のお披露目直後にまで戻ります。
顔になったバービーは、星付きの今では全く見せないようなかわいらしい笑顔で笑っています。
そこに現れたマリーローズはバーバラをダンスに誘います。
しかしバーバラはうまく踊れず、大量の煤を吹き出しました。
マリーローズはその煤量に驚き、二人で一緒に大人になろうと約束するのでした。
バーバラにとってマリーローズは姉同然でした。
そしてクリストファーを尊敬していたのです。
クリストファーたちは館の未来を変えるために日々話し合って居ました。そこにはもちろんバーバラも、あのエドワードも居ました。
彼らバーバラとマリーローズを始めとして教育改革を始めることにしたのでした。
かつての星付きは、お呼ばれされたことの証明でした。しかし、クリストファーたちは星付きになると、子供たちの教育を始めました。
バービーは身体能力に長けていたので、スポーツの教師になりました。クリストファーはお話会を開き、こびりつきが亡霊になると言う話をしていました。
クリストファーはみんなに慕われていて、最高の世代でした。
しかし、クリストファーがお呼ばれすると雰囲気は一変してしまいました。特にマリーローズは大人になる気を失ってしまったのです。
それを思い知ったバーバラは泣き出し、いままでの努力をすべて否定し、たまったストレスを自身の多量の煤と共に吐き出しました。
その煤はバーバラの意思とは無関係にバービーに牙を向き、彼女の額からは多量の血が流れ出していました。
第76話 消えない傷
クリストファーたちは館の未来を変えるために日々話し合って居ました。そこにはもちろんバーバラも、あのエドワードも居ました。
彼らバーバラとマリーローズを始めとして教育改革を始めることにしたのでした。
かつての星付きは、お呼ばれされたことの証明でした。しかし、クリストファーたちは星付きになると、子供たちの教育を始めました。
バービーは身体能力に長けていたので、スポーツの教師になりました。クリストファーはお話会を開き、こびりつきが亡霊になると言う話をしていました。
クリストファーはみんなに慕われていて、最高の世代でした。
しかし、クリストファーがお呼ばれすると雰囲気は一変してしまいました。特にマリーローズは大人になる気を失ってしまったのです。
それを思い知ったバーバラは泣き出し、いままでの努力をすべて否定し、たまったストレスを自身の多量の煤と共に吐き出しました。
その煤はバーバラの意思とは無関係にバービーに牙を向き、彼女の額からは多量の血が流れ出していました。
第77話 答えのない選択
顔に傷を負ったバーバラは大人になれないことを、宣告されます。
そこで、大人の真実「一体化」を知ることになりました。
しかし、星付きとなり子供たちを教育すること、傷を治すことを条件に処分を保留されました。
彼女はマリーローズと決別し、現星付きのメンバーを選びました。
バーバラはいつか傷が治り、大人になればクリストファーに再会して褒めてもらうことを心の支えにして、星付きの業務に励んでいたのでした。
そして時間は巻き戻り、引き渡しの同意書にサインがなされました。
エドワードはマリーローズに過剰に顔を近づけ、反乱分子だったと断定しました。
亡霊騒ぎからクリストファーを話の引き合いに出されると、バーバラはなぜ子供たちの管理者にふさわしいクリストファーではなくエドワードが来たのかと聞きました。しかしエドワードは煙に巻くだけです。
栄光の廊下でバーバラとマリーローズの道は分かたれました。
当のマリーローズはバーバラに心の中で謝罪します。そしてこんなことになるならアンソニーの洗脳を解くべきではなかったのかと思い悩みました。
アンソニーはクリストファーの生き人形です。
バーバラが星付きになる前は珈琲は自室で飲むものでした。特別なモーフであったマリーローズが洗脳を解くためにやめさせると、アンソニーは物事を深く考えられるようになったと喜び、教育の制度を大人に認めてもらうために行動することにしました。
アンソニーの補佐があったからクリストファーは輝いていました。
しかしお呼ばれされたはずのクリストファーの生き人形アンソニーが、マリーローズの部屋に駆け込んできました。
彼は洗脳の理由――一体化について泣きながら話しました。
その事実をしったクリストファーは自殺してしまったのです。
マリーローズは悲嘆にくれました。
そこにタイミング悪くバーバラがやってきます。
しかし、バーバラにはこのことを打ち明けることはできません。
扉一枚を隔て、二人の心はすれ違い、二対と一人は悲しみにくれることしかできませんでした。
第78話 ふたりの答え
引き渡しが行われ、こどもたちの棟とおじい様と共にある棟でマリーローズとバーバラの道は分かたれました。
エドワードは生き人形で「エド」ではなく、エドワードであることに疑問を抱かないマリーローズの姿から一体化の情報が漏れていることを知りました。
マリーローズは煤能力を使い、階下につんでいた煤から亡霊を呼び出しました。
亡霊は栄光の廊下の壁をぶち破り、侵入しました。
マリーローズとローズマリーは毅然とした態度で手をつなぎ、おじい様と共にある棟に入ったのだからこれ以降の問題はエドワードの責任だと言い放ち、亡霊を使ってエドワードを捕まえます。
マリーローズは一体化で生き人形を乗っ取ることに罪悪感を抱かないのか！ と問いますが、偉大なるおじい様への敬意に欠けている、珈琲を飲んでいないのかと言います。
そう言いながら、顔を煤で覆いました。
そして煤能力を使い、マリーローズたちに不快な音を聞かせ行動不能にします。
大人になれば煤能力も強化されると自慢げに言いました。
「大切なものを犠牲にして得るものに何の価値があるというんだ」と言いお互いを愛おしげに見つめあい、一体化をしないため二人抱きしめあいながら、階下へと身投げしたのでした。
第79話 抗う者たち
マリーローズたちの行動に慌てた星付きに責められたエドワードは汗をかきながら、今回のことを忘れろと命令しました。
引き渡しの同意書のせいで星付きに責任を押し付けることはかないません。
毅然とふるまっていたバーバラでしたが、さすがにふらつき発作を起こしてしまいました。
その後部屋に戻って来たケイトは驚きます。
部屋の椅子にはローブ様が座っていたのでした。
顔を見せないローブ様はこの一連の騒動に関して、ケイトを褒め始めました。
ケイトはクリストファーのことについて触れ、生き残った生き人形の行方がわからなかったと言います。
彼はアンソニーです。
マリーローズの心配をしない彼にケイトが驚くと、「戦い続ける意思のない者に用はない」と言い捨てました。
しかしその後、ケイトの驚きのアイデアを褒めたたえました。
それは、煤能力を使いクッションのように弾力を得た亡霊に二人を受け止めさせるというものでした。
その助け出そうとする姿勢を褒め、リーダーになる資格があると言いました。
ケイトは認められるためにやったのではありません。
アンソニーはどうなの！ と煤を散らし、興奮しながら問うと、アンソニーは「僕は人間だ。シャドーでないものにできることは限られている」と冷静に言いました。
アンソニーはわからないことが多すぎます。
ケイトがアンソニーの目的を聞くと、ケイトがアンソニーの生徒になったら教えると言いました。ケイトには自分が必要だとも。
そうして彼は立ち去ってしまいました。
ケイトは、たとえアンソニーの目的は一緒だとしても彼の態度には違和感を覚えました。
その後場面は、すす管清掃を終わらせたベルたちに移り代わりました。
片方のベルは食事を食べようとせず、もう片方のベルがそれを食べました。
食べなかった方のベルは、これでお腹一杯だ、眠くなってしまったと言い、横になったままスプーンが地面に落ちました。
第80話 日常
目が覚めたエミリコは朝のまぶしさに目を細め、カーテンを開けました。
見つけた鳥が大空に飛んでいくのに手を伸ばすと、その手は生き人形のベットの扉にぶつかってしまいました。
初めて見た夢に驚き、暗く小さな箱で寝ているとそんな夢はありえないように感じ、考え込んでしまうエミリコ。
いつもの忙しい生活に息が詰まります。
「余計なことを考えない」
生き人形としてのふるまいを話すミアとルウに、エミリコは思わず困った顔をしてしまうのでした。
新人の生き人形を見て、居なくなると補充されること。
顔の見えない生き人形を見て、どんな気持ちでいるのかということ。
生き人形として、珈琲の洗脳のおかげで、考えていなかったことに気が付きつらい思いを抱きます。
部屋に帰って来たエミリコは驚きました。
なんとエプロンをしたケイトがエミリコの負担を減らすために掃除を始めていたのです。
掃除の後ごはんを食べながらエミリコは、夢や余計なことを考えてしまったことを報告しました。
ケイトは人間だから余計なことを考えてもいいのだと諭します。
珈琲の洗脳が解けていても生き人形のルールに縛られていたのです。
それもそのはず、生き人形を人間扱いしない生活サイクルによって、彼らは命を意識しない道具となり一体化を受け入れるようになってしまうのです。
呼び鈴がなり、シャドーと生き人形は大広間に集められました。
ケイトとエミリコはそれを見て、「今この棟にいる50人以上のこどもやちは全員死ぬために連れてこられた。シャドーハウスは間違っている！」と思い、決意を固めるのでした。
第81話 新しい班長
星付きバーバラから栄光の廊下の老朽化でお披露目とお呼ばれが延期されたこと、人数の変動により班編成の見直しが行われることが宣言されました。
班長になれると喜ぶサラに、イザベルとミラベルが10班に入ると伝えられました。
大事な会にミラベルが欠席しているのに、双子が班長なんておかしいと抗議するサラ。
バーバラは彼女に、ミラベルが欠席しているのは片方のベルが処分されたから、双子は班長の器ではないと判断したことを伝えます。
それを聞いて安心し、誇らしげな表情で班長に選ばれるのを待つサラに告げられたのは、班長はケイトだという言葉でした。
大人の管理者エドワードが視察にやって来ることが告げられました。
会が終わった後、バーバラがケイトに、これが自分からの評価であると伝えました。
ケイトが班長になったということはエミリコも班長になったということです。
遅刻してあわただしくやって来たエミリコの元には、まだベルがきていませんでした。
すす管清掃と勘違いしたベルは必死に抵抗します。
前途多難な新班長エミリコを、先輩のミアはじっとにらんでいました。
第82話 エミリコ班
翌日集合場所にエミリコは居ませんでした。
不満そうにいうミアのもとに掃除道具を持ったエミリコがあらわれました。先に掃除を始めていたのです。
ローズマリーの真似をし、まだ休息が必要なベルの代わりに二人分働くことを宣言し、エミリコは立派な班長になりつつありました。
エミリコはぬいぐるみを作るなどして三日間ベルの心を開こうと奮闘します。
翌日の生き人形の集会で、ベルが出てこないことをバーバラに責められます。
しかしエミリコは、二倍の部屋掃除をこなしていて壊れてはいないと言います。
「もう仲間を失うのは絶対に嫌です！」と宣言したエミリコをバービーは打とうとしますが、すんでのところでやめ、エドワードがやってくるまでに班をまとめるように命令しました。
第83話 難題
ケイトは班長の日課として、班員の行動を星付きに伝えるため歩き回っています。
サロンに休憩するためにサロンに入るとダグラス班に笑われてしまいました。
サロンで集まるのが班員との交流には役立ち、一人でいるのは恥ずべき行為だったのです。
そこにやってきたジョンはことの顛末を知ると怒りだします。
しかし仕方がありません。隠ぺいのためマリーローズに対する認識はみな違います。
ケイトの功績は認められていないのです。
非協力的なミア、星付きと秘密裏にあっているルイーズ、班員のことを憂いたケイトでしたが、エミリコに諭され双子に会いにいくことにしました。
しかし、開口一番班長として認めていないと言われてしまいます。
一人しかいない「顔」を取り合い、双子が争い始め、それを見たベルは泣き出してしまいます。
困った双子は班長のケイトにベルはどっちの顔なのか、と質問したのでした。
第84話 ルール違反
イザベルミラベルは自分の顔をどちらか決めてはいませんでした。
それを聞いたケイトはベルはどちらの顔もできるはずだと考えました。
「残った顔をもっと大切にしなさい！」
と怒り、それから部屋の外につれだしました。
異例の事態にざわつくサロン。
ケイトが、二人は今同じ表情だからこれで間違いないのだと一括するとざわついていた人々は静まり返ります。
しかし、やってきたダグラスがルール違反だと水をさしました。
とたんダグラスの生き人形のダグが髪をぐしゃぐしゃにして、ほかの班員が机の上で不格好に踊りだしました。
それは双子の煤能力でした。
呼びつけられたバーバラはあきれ、双子の処分は大人が判断することだとし双子の問題は一時解決されました。
そうしてケイト班はサロンでお茶会を始めました。
第85話 特別な珈琲
珈琲を淹れ、それを味わうオリ―とオリバー。
それで普通の珈琲と特別な珈琲の違いを実感しました。
ここ最近は特別な珈琲がないせいで疲れがたまっているのだと言います。
オリーは生き人形が人間そっくりなことに疑問を覚えました。
それは余計なことです。
研究班は考えなければいけないのに、余計なことは考えなければいけないから難しい立場にあるのです。
一方バーバラの部屋にやってきたベンジャミンは、もうすぐエドワードが来るであろうことを伝えました。
そして前回のベンジャミンの煤能力で開かれた「喜びの会」への力不足の不安を吐露しました。
特別な珈琲を飲んでいないことが大人にばれたら大変です。
なぜエドワードはルールを変えてこどもたちの棟にやって来るのでしょうか？
星付きの存在が軽んじられているようです。
ベンジャミンは珈琲が割られたことを口外しないようにみんなに口止めしに行きました。
その去り際、バーバラに気負い過ぎないように心配のアドバイスを残し、去っていったのでした。
バーバラの考えはクリストファーのこと、聡明で策士なケイトのことに移ろいます。
バーバラはクリストファーに比べると力不足です。それでも星付きのメンバーは守りたいと思うのでした。
特別な珈琲を割ったことがエドワードに露呈し、処罰されることを恐れるスザンナのもとにバーバラが訪れました。
それは、スザンナだけに責任を押し付けることはしないと約束するためでした。
第86話 管理者の思惑
こどもたちの棟に視察に行く前日のこと。
エドワードに前任の管理者であったトマスが話しかけます。
点稼ぎに必死だと見える、やましいことでもあるのか？ と。
そして勢いよく見せつけるように、一房のブドウをかじります。
「三階に行くなどかなわぬ夢だ！ 調子にのるな！」
トマスは煽るだけ煽り、落ちた一粒のブドウを踏みつぶして、去って行きました。
アイリーンとジェラルドの同期が集まっていました。
トマスの態度にイラついて居ましたが、新参者の三人が彼を敵に回すわけにはいきません。
三階の方々と違い、トマスはエドワードたちの行動を探ってくるのです。
その力関係を、子供たちを把握することでひっくり返そうともくろんでいるのでした。
反乱を起こしたマリーローズを中心に考えると、怪しい人物が浮かび上がります。
一人は同期のバーバラです。
それも星付きなので本当であれば深刻な問題です。
しかしその任を解いてしまえば、バーバラから得られる煤が無くなってしまいます。
煤を出すのは大人の役割ではないのですから。
バーバラを崩すのは得策ではありません。
なので狙われるのはケイトになってしまいました。
一回だけの視察でそれを行うため、内側から崩すことにするのでした。