死役所18巻無料ネタバレ!タダで漫画読む方法伝授!あのキャラの妹が登場!?船田朱果の悲しい生き様

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『死役所』18巻を無料で読む方法とネタバレが知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

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『死役所』18巻 ネタバレ紹介!

第83条 あたしを助けて①

生活事故死課のハヤシが笑顔で業務をこなしていると、老衰課のホシ野が「『生活事故死課』って客層どんな感じ?」と声をかけてきます。

 

そこに居合わせたシ村が「ご高齢の方が多いですよね」と答えます。

 

それを聞いてホシ野は不満そうに「あっそ」と言い残して去って行ってしまいました。

 

ホシ野のことを「どういう人すか?」と問うハヤシに、シ村はホシ野が〝初潮前の女の子″が好みの人間であることを伝えます。

 

ロリコンの世界は分からないと言いながらも、「そういう人って一生合法では性欲を満たせない」と気の毒に思うハヤシ。

 

それに対してシ村は「満たした人間はただの屑(くず)ですね」と笑顔で切り捨てるのでした。

 

そのころ現実世界では、女子中学生の〝シュシュ″がSNSで出会った男〝ハラノン″と待ち合わせていました。

 

家出しているシュシュはSNSで知り合った男性の家を渡り歩いているのです。

 

ハラノンの家で食事などを済ませた後「キスしていい?」とせまるハラノンに、シュシュは「最後までもしてもいいよ」と言います。

 

喜ぶハラノンに、シュシュは1つお願いがあると付け加えました。

 

「あたしを殺してほしいの」

 

「自殺は嫌だから殺してほしい」というシュシュを「沢山つらい思いしてきたんだね」と抱きしめるハラノン。

 

優しくなぐさめながらもシュシュに口づけます。

 

事後、ズボンを直しているハラノンにシュシュは「あたしのこと殺してくれるんだよね?」と問いかけましたが、ハラノンは「死ぬなんてよくない」と言うだけでした。

 

ハラノンの家を出た後、シュシュは再びSNSで泊まれる家を探します。

 

多くの返信の中から、優しそうな印象を受ける立脇(たてわき)という男を選びました。

 

待ち合わせて立脇の家に着くと、沢山のコンビニ弁当がシュシュの前に並べられていきます。

 

何が好きかわからないから適当に買ってきたという立脇に、シュシュは「買いすぎでしょ~」と笑います。

 

目も合わせられず、言葉もどもりがちな立脇に気さくに笑顔を見せるシュシュに、立脇も笑みを浮かべるのでした。

 

一週間がたったころ、シュシュは立脇に「あたしとエッチしないの?」と問いかけます。

 

「しない!」ときっぱり言う立脇は、シュシュを泊めるのは力になりたいからだと伝えました。

 

その言葉を聞いて、シュシュは目を輝かせて「じゃああたしのこと殺して」と懇願します。

 

困惑する立脇に、今まで何人にも頼んでも〝君は若い″〝未来がある″と断られ続けたこと、エッチだけして殺したくないなんて卑怯だと言うシュシュ。

 

「あたしの力になりたいなら殺して。あたしそれが一番嬉しい」と笑顔を浮かべるシュシュの言葉を、立脇は黙って聞いていました。

 

後日、立脇は一冊のノートを持ってきてシュシュに差し出します。

 

「頼まれて殺すのは嘱託(しょくたく)殺人っていって罪になるんだ。

 

だから一筆書いてほしい。警察の人へ、私は頼んで殺してもらいましたって」

 

自分の罪が軽くなるようにと願う立脇から「わかった」と言ってノートを受け取り、シュシュは早速テーブルに向ってノートを書き始めます。

 

字を間違えないようにスマホで調べながら、文章を書き進めていくシュシュ。

 

やがてノートに涙のしずくがこぼれ落ち、スマホの画面には〝被害者 加害者″という文字が映っていました。

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第84条 あたしを助けて②

ノートを書き終わった頃、立脇(たてわき)が仕事から帰宅します。

 

出迎えたシュシュの目に留まったのは、大好きなファッションブランド〝ラズリス″の紙袋でした。

 

シュシュがかわいいと言っていたからと紙袋を差し出す立脇。

 

早速着替えたシュシュは、かわいいかわいいと大喜びです。

 

しかし「嬉しいなあ」という喜びの後に続いたのは、「最期にラズリスの服着れたあ」という言葉でした。

 

シュシュが書いたノートを読んだ立脇は、自殺ほう助ではだめなのかと問いかけます。

 

自殺はいやだと頑なに拒否するシュシュに、「苦しませたくない」と優しさをみせる立脇。

 

そんな立脇を安心させようと思ったのか、「生きてる以上に苦しいことなんてない」と微笑みながら言うシュシュに、立脇は涙を流します。

 

「君が今までどんな思いで生きてきたか、想像もできなくて。

 

でも僕も死にたいとは何度も思ったことがあるから、それだけはわかる」

 

と感情を露(あらわ)にする立脇につられて、シュシュの目にも涙が浮かびます。

 

今すぐにでも殺されたいと固い意志を見せるシュシュに、立脇は自分が使っている睡眠導入剤を差し出しました。

 

初めて自分の願いにまともに取り合ってくれた立脇に、シュシュはお礼を言いベッドに横になります。

 

起きているのか寝ているのかもわからない意識の中、シュシュの前には兄が立っていました。

 

兄との対面を喜んでいるシュシュの首に、グッと力強くタオルが巻かれます。

 

「ごめん 僕も君を苦しませていたうちの一人だ…」

 

謝りながら首を絞める男が誰なのかももうわからなくなり、シュシュの呼吸はゆっくりと止まっていきました。

 

次に目が覚めた時シュシュが立っていたのは、嘱託(しょくたく)死課の前でした。

 

ぶっきらぼうに書類を書けとしか言わない加賀シロの代わりに、シ村が説明を行います。

 

〝シュシュ″こと船田朱果(ふなだしゅか)は、手続きの一連の流れの説明をうけて「めんどくさい」とやる気をなくします。

 

冷たい対応を続ける加賀シロは、朱果に優しくしていた男たちを「女に縁のない中年が青春を取り戻した気になって浮かれていただけだ」と一刀両断します。

 

失礼なことを言われても、朱果は怒るでもなく「ほんとのことだし…」と呟きました。

 

「おじさん達さあ…ありがとうって言ったらすごく喜ぶんだよ。だからあたし何度もありがとうって言ってあげた」

 

感謝ビジネスだよと達観した様子の朱果に、加賀シロもそれ以上は何も言いませんでした。

 

書類を提出し終わった後、役所内を見て回っている朱果の目に涙が浮かんできます。

 

朱果が思うのは、たった一人の兄のことでした。

 

「思い出したくなくて死んだのに、なんで思い出しちゃうのお兄ちゃん、お兄ちゃんも ここに来たの…?」

 

第85条 あたしを助けて③

まだ船田朱果(ふなだしゅか)が普通に暮らせていた頃のこと、一件の電話が自宅にかかってきました。

 

応対した母親は兄を呼びます。

 

朱果がなにかあったのかとたずねると、兄のクラスメイトが亡くなったという報せでした。

 

事故で亡くなったのかと聞く朱果に、兄はただ「さあ、知らねー」とだけ返します。

 

その後家族で食事をとっていると、ニュースで亡くなった子供のことが取り上げられていました。

 

「こないだのやつじゃん。やっぱいじめだったの?」という朱果に、「ちげーよ」と返す兄。

 

あいつは父親が違うからうまくいってなかったんだという兄の言葉に、朱果は「そうなのかなあ」とぼんやり思います。

 

隣では兄と父が成績のことで言い争っていました。

 

後日友人の家で楽しく過ごしていると、朱果の母親から電話がかかってきます。

 

「シューちゃん 落ち着いて聞いてねお兄ちゃんが亡くなったの」

 

朱果の兄は、自殺した少年をいじめていました。

 

その子の49日の日に、少年の父親に車でひき殺されたのです。

 

事件が世間に知れ新聞やテレビに取りざたされるようになると、朱果のまわりはマスコミでいっぱいになります。

 

学校にもマスコミが押し寄せるようになると、「お前も人殺す前に死ね」と同級生にいじめられるようになりました。

 

自分の子供であっても兄を悪くいう母親は、父親と離婚し朱果と暮らしますが2回の自殺未遂を行うなど荒んでいきます。

 

朱果が自殺は嫌だと頑なだったのは、母親が原因だったのです。

 

兄を殺した少年の父親は、裁判で兄を殺したことに対して「まったく反省しておりません」と堂々と宣言しました。

 

それが記事になると、新聞やテレビ、ネットでも少年の父親を称賛する声ばかりで朱果をさらに追い詰めます。

 

加えて酒におぼれるようになった母親を見て、朱果は家出をするようになったのです。

 

死ぬ前に書いたノートは、「立脇さん迷惑かけてごめんなさい。殺してくれて本当にありがとう」と締めくくられていました。

 

死後の手続きが済み、書類を持ってシ村が朱果のもとにやってきます。

 

なぜ兄はあんなことをしたのか思い悩む朱果に、想像でしかなくともシ村は「お兄様も何かに悩み、苦しんでいたのかもしれませんね」と返します。

 

朱果に「おつらかったですね」と慰めるシ村の顔に、いつもの貼り付けたような笑みはありませんでした。

 

堰(せき)を切ったように泣きじゃくる朱果を、シ村はただ肯定します。

 

頭がよくて、優しくて、大好きだった兄は過去に朱果の頭を優しくなでてくれていました。

 

兄も苦しんでいたのだろうか、わかってあげられなくてごめんと俯(うつむ)く朱果。

 

シ村は朱果の兄と同じように優しく頭に手を添え、「私達大人が守ってあげられずすみません」と言葉を掛けます。

 

シ村の優しさに触れて一層涙をあふれさせた朱果の泣き声が、さみしく響き渡りました。

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第86条 準備

帰宅第一声が「ばあばおなかすいた~」という孫の稚衣名(ちいな)に、祖母の勝又周子(かつまたしゅうこ)は「まずただいまやろ」とります。

 

空腹に耐えかねてカップ麺を用意する稚衣名の前で、うんうん悩みながら周子が書いているのは〝エンディングノート″です。

 

その後帰宅した稚衣名の父親であり、周子の息子でもある隆(たかし)は、エンディングノートのことを「縁起でもない!」と言います。

 

「葬儀の希望なんかも書いとけるのに隆は知らんのやなー」とめげずに記入し続けた周子は、やっと書きあがったノートを亡くなった夫の仏壇に供えて手を合わせました。

 

顔を上げた周子の笑顔は、とても朗らかでした。

 

ある日の朝、周子を起こしに来た隆は冷たくなった母親を発見します。

 

葬儀の時には周子のエンディングノートを元に、友人への贈り物を渡すなど滞りなく済ませることができました。

 

20年前から病を患っていた周子は、それでも楽しく毎日を過ごし沢山の友人家族に見送られます。

 

葬儀が終わって「ノート書いててくれてよかったね」という妻に対して、隆は「いらんねんこんなの!」と声を荒げます。

 

「何で勝手に死ぬねん!オカンのアホ!アホぉ!」

 

大好きだった母を亡くした隆の切ない叫びに、それを見ていた稚衣名の目にも涙が浮かびました。

 

一方の周子はすでにシ村の手助けで成仏の手続きを済ませ、安堵のため息を吐いていました。

 

「なぁうちの息子うまく葬儀してくれたやろか?」

 

周子の問いかけに、シ村は「エンディングノートを書いてらしたんですよね?でしたら大丈夫でしょう」と返します。

 

周子も「せやね」と安心しますが、続けられた「あまりの衝撃で読んでいない可能性もありますが」という言葉に考え込みました。

 

「せやねぇ…。でもアタシ言うてたんやで?」と周子は言います。

 

長く入退院をくりかえし、折に触れては「死にたい」とこぼしていた周子。

 

体中が痛く、毎日大量の薬を飲むことにうんざりしていました。

 

隆に「簡単に死ぬとか言うな」と諭され、病院でできた仲間とともになんとか踏ん張って頑張っていたのです。

 

しかし、夫を1年前に亡くしてから「もうええかな」と思い始めます。

 

喪失感を消し去ることができなかった周子は、自殺を選んだのでした。

 

死んでよかったと思っている周子は、自殺という言葉の強さが気になりハッとある言葉を思いつきます。

 

「これは選んだ死 選択死やって!」

 

生きているときに思いつけば絶対にウケたのに、と悔しがる周子の表情には後悔など欠片もありません。

 

「アンタも立派な葬儀してもらってるとええなあ」という周子に、シ村は「私も書いておけばよかったです、エンディングノート」と返すのでした。

第87条 お先に

心臓病死課で手続きを受ける初老の男が持つ万年筆が、シ村の目に留まります。

 

セルロイドの立派な万年筆は、死ぬ間際に男が使っていたものでした。

 

それを使って妻と交換日記をしていたことを知られていると知った男は、「何やそれ恥ずかしい!消してくれ!」とうろたえます。

 

恥ずかしさからぶっきらぼうな返答をしながら手続きを済ませると、申請書ができるまで長椅子に座って待つことになりました。

 

万年筆と共に手に持っていたノートの最初の方のページは、メモや落書きがつづられています。

 

パラパラとめくっていると「りいな ひいな ちいな」と名前が並んでいました。

 

息子夫婦に娘が生まれたとき、名前の候補としてあがっていたものです。

 

祖父となる男は「ちいな」を選びました。

 

「ちいなが走り回ってるときに『ちょっと待ちいな』言うて。おもろいやろ」というのが選んだ理由です。

 

息子はあきれていましたが、ノートにはちいなの横にしっかりと「オトン ちょっと待ちいな」とメモされていました。

 

次のページには「お父ちゃん呼ぶ 赤と黒 茶色 セルロイド」と記されています。

 

男が持っている万年筆は、妻と一緒にわざわざ店で選んだものでした。

 

妻は、赤と黒のどちらを買うかで迷って決めることができずにいましたが、「赤にしとき。こっちの方がかわいらしいわ」という男の言葉で赤を選びます。

 

そして、代わりに黒を男のものとして買おうとしますが、男は無用の長物だと難色を示しました。

 

それでも強引に会計をしようとする妻に、「買うならこっちの茶色にしてくれ!」と折れたのでした。

 

帰宅して早速使おうとしますが、病を患っている妻は手に力が入らずうまく使うことができません。

 

その対策としてスポンジをつけると、今度は蓋を閉めることができなくなりました。

 

「ほんだら使うときはお父ちゃん呼んだらええな」

 

「せやな」

 

「お父ちゃん アタシより先に死んだらあかんで」

 

そうして残ったのがこのページの試し書きでした。

 

次のページから二人で交換しながら書いた日記が始まります。

 

心臓を悪くして入院した男に妻が書いて渡したのがきっかけでした。

 

誰が遊びに来たか、何時に起きたか、などと日常の他愛のないやり取りが続き、男が退院したことでいったん途切れます。

 

それからはどちらかが入院した時に始めるようになり、二人同時に入院したこともありました。

 

ある時「つらくないか?」と何気なく書いた一言に、妻から「つらい」という返事がきます。

 

男が入院しているせいでスポンジのつけ外しができず、妻はずっと鉛筆で書いていました。

 

「一緒に万年筆使いたい。だから先に死なんとって」

 

切実な思いをなぞる男の指が最後の文章で止まります。

 

そこには「お父ちゃんが先に死んだら アタシ生きていかれへんわ」とつづられていました。

 

その後も交換日記は続き、愛媛からとりよせたみかんを楽しみにしている妻に、病院のベッドの上で返事を書こうと万年筆を取り出します。

 

『お母ちゃんへ 朝五時起』

 

ペンはそこで止まり、男はノートに伏せるようにして亡くなりました。

 

手続きを終えて、シ村が知らせにやってきます。

 

日記を書けたか問うシ村に「やかましいわ」と返しつつも、その手に持つノートにはあの時書けなかった続きが書き加えられていました。

 

『お母ちゃんへ 朝5時起 楽しみかん』

 

男の名前は勝又(かつまた)といいました。

『死役所』18巻 読者の反応や評価は?

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