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『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい』3巻ネタバレ紹介！
37話 第1回たちされ大作戦
幽霊ちゃんとみゃーこがこそこそしています。
2人は数日前、伏原さんに早くたちさってもらおうと作戦会議をしていました。
そこで自分たちに構っているせいで集中できないのではと思い至ります。
というわけで、しゃちくさんとはおしゃべりしない作戦をすることに。
2人とも、お茶やお弁当を持っていっても一切口をきかずにたちさっていきます。
しかし伏原さんは、嫌われたのではないかと落ち込んでしまいました。
あわてて誤解をときに行く幽霊ちゃんとみゃーこ。
結局、2人に癒されながら仕事をがんばってしまう伏原さんでした。
38話 幽霊ちゃんは社畜さんに癒されたい。
今日も伏原さんは深夜まで残業です。
幽霊ちゃんはというと、伏原さんのイスの上で気持ちよさそうに寝ています。
伏原さんは迷わず、ひざの上で愛でながら仕事をすることに。
彼女の癒しのおかげで、仕事は順調に進んでいきました。
ところがその途中、幽霊ちゃんが「かかさま」と寝言を言いました。
そして彼女の目には大粒の涙が。
伏原さんは思わず、寝ぼけまなこの幽霊ちゃんを抱きしめました。
その悲しみを理解できなくとも、優しさには精一杯応えてあげたいと思いながら。
39話 マッサージ
お留守番中の幽霊ちゃんとみゃーこは、テレビでマッサージ特集を見ています。
「仕事に疲れてる人にはぴったり」という言葉を聞いた2人はあることを思いつきました。
伏原さんが帰宅すると、「いらっしゃいませ！」と出迎える幽霊ちゃんとみゃーこの姿が。
「まっさーじやさん」と書かれた紙を見つけた伏原さんは、2人に合わせることに。
しかし、幽霊ちゃんはマッサージ自体をよくわかっていないようです。
みゃーこも裁縫針を持ち出したり、しまいには無理やり体を引っ張ったりと危ないことをし始めました。
2人は伏原さんに、知識をつけてやらないとと注意されてしまいます。
落ち込む2人に、伏原さんは「いつもの肩もみとかでもすごく嬉しい」と続けました。
早速、伏原さんの腰に乗ってマッサージを始める2人。
2人の体重を感じながら、伏原さんは幼い頃のことを思い出します。
幼い頃の彼女は、よく、父親の腰の上でとび跳ねるマッサージをしていたのです。
とても嬉しそうだった父の姿を思いながら、伏原さんは、幸せをかみしめるのでした。
40話 ゆきだるま。
今日は外で雪が降っています。
嬉しそうな幽霊ちゃんに対し、こたつで丸くなるみゃーこ。
伏原さんは、外で遊びたがる幽霊ちゃんに、ゆきだるまの着ぐるみのような服を着せました。
2人が遊びに行ったあと、みゃーこはひとり、こたつで待っていますがどこか寂しそうです。
すると急にドアが開き、幽霊ちゃんが戻ってきました。
「みてみて！」嬉しそうな幽霊ちゃんの手には、ねこの耳がついたゆきだるまが。
「これでおうちでもゆきがみれるから、げんきだしてね！」
幽霊ちゃんのあったかい心づかいに、みゃーこの顔から寂しさは消えていきました。
41話 ねこのお給仕。
今日も残業中の伏原さん。
幽霊ちゃんが寝てしまったので、みゃーこが今日のたちされ当番です。
伏原さんをおうちに帰すべく気合十分！…でしたが、伏原さんになでられてすっかりご機嫌に。
その後は、夜食を用意したり、必要な書類をまとめたりとしっかり仕事をこなします。
一方、楽しく手伝うみゃーこに対し、申し訳ない気持ちになる伏原さん。
ムリはしないよう言ったことで、みゃーこはしゅんとした顔になってしまいました。
しかしその後、みゃーこから「ご主人とお仕事するのが楽しい」という思いを聞かされます。
それを聞いた伏原さんは、「ホントはずっと二人で仕事していたい」と言いました。
「たちさってくださいー！」あわてて帰るよう促すみゃーこでした。
42話 みゃーこの生い立ち
※こちらは単行本限定の書き下ろしとなります。
単行本にてお楽しみください。
43話 おひっこし
伏原さんの家に、「ひっこせ」とだけ書かれた怪しい手紙が届きました。
リリィの家にも、「ひっこせ」という内容の怪文書が来ています。
正月に行った神社が原因ではと話すサツキですが、その神社では、なにやらきつねに指示を出している少女が。
彼女は不吉な神託を受け、引っ越すよう手紙を出しているようです。
手紙の内容を信じていない、というきつねの話に彼女はある策を思いつきます。
数日後、伏原さんの家にダンボールの荷物が届きました。
不気味な声とうごめくダンボールにあわてる3人ですが、その中にはかわいらしい巫女の姿をした少女がいました。
彼女は鬼の御子神であり、正月にお参りした神社の神さまとのこと。
彼女が言うには、伏原さんの住む場所は、状態の悪い凶相が出ており、不幸が起こる可能性が高いと。
また、人ならざる存在が見えるのは、危ないこともあると警告しようとします。
しかし、幽霊ちゃんたちへの思いを聞き、御子神は引っ越しの面倒をみると申し出ました。
ところがそのとき、アパートから火の手があがり、となりに住むセツナともどもあわてて避難。
おかげでケガ人は出ませんでしたが、しばらく住む場所がない状態に。
が、すぐに御子神から新居の提案があり、その場で引っ越しが決まりました。
44話 ぶっけんさがし
新居が決まるまで、御子神ことミコの神社に泊まりさせてもらうことに。
ミコに案内された不動産には、学生の頃からの友人である香織(かおり)がいました。
よくミコに頼まれて、いわゆる視える人の案内をしているようです。
彼女も人ならざるものが視えるため、ミコの神社に縁があるとのことでした。
案内されたのは、ワケ有りの人ばかりが住むというマンション。
しかし案内された部屋は、広く快適なつくりで特に問題もなさそうです。
すぐに話がまとまったので、ミコはマンションの管理人のところへ遊びに行きました。
残った伏原さんと香織はベランダへ。
そして少しの沈黙のあと、香織が「…仕事…楽しい？」と尋ねました。
「あんまり」と表情をくもらせる伏原さん。
今の過酷な職場環境に意味を見出せないようです。
ただその一方で、あの会社にいたから幽霊ちゃんと出会えたとも思っています。
「今、楽しい？」と聞き直す香織に、今度は「すごく楽しい」と応えるのでした。
45話 すとーぶ
みゃーことリリィが神社の境内を掃除しています。
落ち葉が片付いたところでお茶と、ストーブでおもちを焼いて食べるようです。
しかし幽霊ちゃんが「おもち！」と落ち葉の山から飛び出してきたので、掃除がやり直しになってしまいました。
やっと掃除が終わり、おまちかねのストーブ…ですが灯油が入っておらず、子供だけでは危ないと断念することに。
そんな中、神社にチヨおばあちゃんがやってきます。
彼女はミコに用事があるようで、待つ間、昔の話をしてくれました。
昔ストーブで餅を焼いて食べていた、と聞いた3人はチヨに、ストーブをつけたいと懇願します。
チヨは快諾(かいだく)してくれました。
幽霊ちゃん、みゃーこ、リリィは、灯油を交代で入れ、ついにストーブに点火。
嬉しそうな3人を見ながら、チヨは、幼い頃、ミコとお餅を焼いたことを思い出します。
「大人になっても…一緒に遊んでくれるか？」どこか寂しそうな姿に、幼き日の彼女はあることをしました。
ちょうどそのとき、ミコが神社に戻ってきます。
チヨが「早くしないと私が大きい方食べちゃうわよ」と声をかけました。
あわてて駆けつけるミコ、そのストーブが置かれた床には、あの日の約束が彫られているのでした。
46話 しんせいかつ
引っ越しの日、おおきなベッドに大興奮な幽霊ちゃんとみゃーこです。
しかしその日の夜、暗くて広い部屋を怖がったので、2人と一緒に寝ることに。
そして翌日、様子がおかしい伏原さんの足元には、なんと幽霊ちゃんとみゃーこの姿が。
部屋が広くて怖いと泣かれた結果、仕方なくデスクの足元におくことにしたのでした。
しかし2人がずっと、足にくっついているので伏原さんは困り顔。
その上幽霊ちゃんとみゃーこは、たちされのお手伝いをしようと足つぼマッサージを始めてしまいます。
伏原さんは、皆に怪しまれる！とこらえようとしますが表情がおかしなことに。
そこにすかさず足つぼが襲撃し、思わず飛び跳ねたので周りの人が心配してきます。
周りの優しさと、足つぼマッサージと、どちらも痛い伏原さんでした。
その頃マンションでは、伏原さんの部屋の前に管理人のコハルの姿が。
リリィが彼女に声をかけると、あいさつに来ていたようです。
コハルは彼女に、伏原さんたちのことを詳しく話してくれるよう頼みました。
夜、仕事を終えた伏原さんは幽霊ちゃん、みゃーこと帰宅。
しかし伏原さんの部屋の前には怪しげな人影―コハルの姿がありました。
伏原さんは、すぐにコハルが幽霊だと気付きます。
彼女は話があるらしく、コハルの隣には小さな、ツノの生えたかわいらしい少女も。
どうやら用事があるのは彼女のようでした。