うえきの法則を全巻無料で読む方法を紹介!あらすじ見どころカッコよすぎる主題歌も紹介!

Youtuber

 

悩んでいる人
『うえきの法則』を無料で全巻読む方法を知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

管理人
『うえきの法則』は王道・超能力バトル漫画の金字塔として、2001年から2004年まで週刊少年サンデーにて連載されていた人気作品です。

 

コンパクトに全16巻で起承転結され、ストーリーの面白さだけではなく、愛着の湧くキャラクターや登場人物たちが繰り出す特異な能力が少年少女にウケにウケ、一世を風靡した本作品。

 

当時、小学生だった私も『うえきの法則』の虜になった少年少女の一人です。

 

そこで今回は『うえきの法則』を全巻無料で読みたい人に向け、『うえきの法則』を全巻無料で見る最適な方法をご紹介します!

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。違法手段ではないので、安心してくださいね。

『うえきの法則』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で全巻無料で読める?

いきなり、結論です。

 

『うえきの法則』はこちらのサンデー公式の無料漫画アプリ『サンデーうぇぶりにて全巻無料で読むことができます。

サンデーうぇぶり-小学館のマンガが毎日読める漫画アプリ

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『サンデーうぇぶり』は小学館が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

👇こんな感じに『サンデーうぇぶり』では『うえきの法則』全16巻を惜しげもなく無料公開してくれています

 

安心安全に、そしてタダで『うえきの法則』を全巻読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法が最もお得です。

 

また『サンデーうぇぶり』では、『うえきの法則』以外にも

  • 名探偵コナン
  • MAJOR(メジャー)
  • MAJOR2nd
  • からかい上手の高木さん
  • うしおととら
  • からくりサーカス
  • らんま1/2
  • 銀の匙
  • ドロヘドロ
  • だがしかし
  • 犬夜叉
  • あおざくら防衛大学校物語
  • タッチ
  • H2
  • 古見さんは、コミュ症です。
  • 今際の国のアリス
  • 焼きたて!!ジャぱん
  • 烈火の炎
  • 結界師
  • マギ

などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。

半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです!

 

ここまでのまとめ
  • 『うえきの法則』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読める
  • 『サンデーうぇぶり』は小学館が運営する漫画アプリなので安心安全
  • 『サンデーうぇぶり』をダウンロードする際にも一切お金はかからない
  • 『うえきの法則』以外にも数多くの名作マンガが読み放題

以上がここまでのまとめです。

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次に『サンデーうぇぶり』の使い方(システム)を簡単にご説明します。

『サンデーうぇぶり』の基本的な使い方

『サンデーうぇぶり』では、アプリ内アイテムであるチケットポイントを使用して読むことになります。

 

簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』を使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。

 

『うえきの法則』も1日に最大5話まで読み進められます。(もちろんタダで)

 

ここでは『サンデーうぇぶり』で使うアプリ内アイテムチケット』『ポイントのそれぞれの使い方を簡単に説明します。

『サンデーうぇぶり』のチケットとは?

チケットはチケットアイコン(↓黄色い線で囲んである)が表示されている話に使うことが出来ます。

各作品ごと1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。

つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読めるシステムがこの『チケット』なのです

 

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『サンデーうぇぶり』のポイントとは?

『ポイント』は毎日、5~15秒程度の広告動画を見ることで30ポイント(作品1話分に値する)を取得することが出来ます

 

サンデーうぇぶりに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。(※ポイントを使って読む事ができるという意味)

 

↓『サンデーうぇぶり』のホーム画面に『POINTゲット(黄色い線で囲んである)』アイコンが出てくるので、そのボタンをタップして短い広告動画を見ることでポイントをゲット出来ます。

15秒程度の広告を流しておく(見なくてもよい)だけで、1話分の漫画を無料で読めてしまうので、絶対活用するべきです!

 

この『POINTゲット』アイコンは毎朝8時に回復し、ホーム画面に表示されます。

また『サンデーうぇぶり』のアプリを新規ダウンロードすることで1000ポイントの特典が付いてきます。※1000ポイント=単行本3冊分

アプリのダウンロードは、もちろん無料です。

 

操作も簡単なので、すぐに使いこなせますよ!

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『チケット』『ポイント』以外で1日3話分の漫画を読む

『チケット』『ポイント』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります

 

その仕組みがこれ、

 

見たい話の漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む あと3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分を新たに無料で読むことが可能となります。

3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。

 

ここまでを簡単にまとめると

ここまでのまとめ
  • チケットを使い1日1話無料で漫画を読む
  • 短い広告動画を見て毎日30ポイント獲得し1話分の漫画を無料で読む
  • 短い広告動画を最大3本見て、3話分の漫画を無料で読む

以上の事から『サンデーうぇぶり』は、1つの作品において、1日に最大で5話分を無料で読むことが出来るかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。

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『うえきの法則』のあらすじ・ストーリーを紹介

『うえきの法則』あらすじ

この物語の主人公は正義感が強く完璧主義なのにどこか抜けている中学1年生の植木耕助(うえき こうすけ)。

表向きは中学の担任教師、裏の顔は人間界とは異なる天界(てんかい)に住む神候補の一人・小林先生(通称・コバセン)にその”正義感”を買われ、『ゴミを木に変える能力(ちから)』を与えられる。

天界の神は、コバセンを含む100人の神候補生に”あるバトル”を行わせ勝った1人が新たな神になると宣言。

その”あるバトル”とは、神候補生同士が闘うのではなく、神候補生たちが選んだ人間界の中学生たち能力を授け闘わせるというものであった。

このバトルに勝利した中学生には望んだ才能1つが手に入る”空白の才(くうはくのざい)”が与えられる。

私利私欲のために”空白の才”を手に入れようとする数々の難敵から『ゴミを木に変える能力(ちから)』といういかにも戦闘向きではない能力を持つ植木は、どのように立ち向かうのか?仲間と共に進む道は天国か地獄か?

最後に待ち受ける意外な敵の正体とは・・・?

以上が簡単な、あらすじです。

 

子供向けのバトル漫画と思い、軽い気持ちで読んでると面を食らうことになりますよ!

 

中盤の怒涛の展開から感動のラストシーンは歳がいくつになっても引き込まれること間違いなしです。

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『うえきの法則』作者の福地翼とは?

『うえきの法則』の作者である福地翼(ふくち つばさ)さんは、栃木県日光市出身の39歳(2019年12月現在)。

 

福地さんが21歳の時に小学館サンデーにて『うえきの法則』を連載開始します。

 

元々『うえきの法則』は、福地さんが1話読み切りとして小学館に持ち込んだ作品でしたが、その内容と面白さが編集者に評価され長期連載に至ったという経緯があります。

 

その後、人気を博し続けサンデーの看板漫画の一つへ成長。

 

連載が終了した2004年の翌年にはテレビ東京で『うえきの法則』がアニメ化。

 

作品の面白さに加え、島谷ひとみ倖田來未といった実力派人気歌手が主題歌を務めたことで、更なる人気に拍車をかけます。

 

2014年から2019年までには、タイムリープ異能力バトル漫画サイケまたしてもをサンデー誌にて連載。(サイケまたしてもについても、『サンデーうぇぶり』で全巻無料で読むことが出来ます)

 

現在は、福地翼さん新作ポンコツちゃん検証中をサンデーうぇぶりにて独占連載中です。

 

『うえきの法則』だけではなく、『サイケまたしても』やポンコツちゃん検証中』といった福地翼作品を全巻無料で読むことが出来る『サンデーうぇぶり』って控えめに言わなくとも神アプリですよね。

 

本当に漫画好きには、たまらないサービスをありがとうございます!!!

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アニメ『うえきの法則』主題歌オープニングがカッコいい!曲紹介!

島谷ひとみ 『Falco ファルコ』

先ほども少し触れましたが、うえきの法則と言ったらアニメ主題歌がとにかく素晴らしいのです!

 

島谷ひとみさんは、アニメの主題歌を担当することが多く『犬夜叉』や『ブラックジャック』、『ドラえもん』などの有名アニメの主題歌を務めていました。

 

うえきの法則のオープニング主題歌も島谷ひとみさんが務め、物語が放つ荘厳さにリズムやテンポ、曲調が非常にマッチしています。

 

主題歌であるFalco ファルコめちゃめちゃいい曲なので、漫画でうえきの法則を読む際は先にオープニング曲を聴いてから読むことをオススメします!(笑)

 

ちなみに、私が初めて買ったCDがこの『Falco ファルコ』です!w

引用:Youtube.com

倖田來未 『No Regret』

大人気歌手の倖田來未さんが歌うオープニング曲No Regretも最高です!

 

1日かけてこの記事を書き上げているのですが、かれこれ3時間ほど、ずっとこの曲を口ずさんでいますw

 

マジで中毒になる曲ですので、聴きすぎに注意ですwww

引用:Youtube.com

『うえきの法則』の登場人物紹介!

植木耕助(うえき こうすけ)

題名にもなっている本作の主人公・植木耕助(うえき こうすけ)は、火野国中学校の1年生。

 

完璧主義で頭がいい、真面目な性格の主人公。

 

テストの解答用紙を何度も見直すため、時間ぎりぎりまで席を立つことはないほどの完璧主義者

 

また第1話では、学校からの帰宅途中に21回も告白されるというモテ男でもあります!(そんなイケメンというわけではないのですが、女性を惹きつける”なにか”を持っているのでしょうw)

 

しかし、ぬけている天然でもあり、赤信号でも気づかず渡ってしまう、子供の乗った三輪車にひかれる、といったエピソードが序盤にあります。

 

ぬけている性格ですが、他人を助けるためなら自己犠牲をも省みない”正義感”があり、その正義感を担任教師であり、天界に住む天界人であるコバセン(小林先生)買われ、異能力を授かった中学生同士で闘うバトルロワイアルに参加することになります。

 

そのバトルで勝った中学生のひとりには空白の才と呼ばれる「なんでも好きな才能」を手にできる特典付き。

 

しかし、欲のない植木は、消極的なままそのバトルに参加することになります。

 

ちなみに参加する中学生一人一人に与えられる能力があり、植木はコバセンからごみを木に変える能力をもらいます。

 

バトルでは、順調に勝ち進んでいく植木でしたが、優勝候補筆頭のロベルトという能力者に完敗し、殺されかけてしまします。

 

そんな植木を救ったコバセンでしたが、ルール違反により、地獄の監獄へと投獄されてしまいます。

 

コバセンの意思を継ぎ、空白の才を手にし、犯罪に手を染める者の手に渡すことなく正義を貫く植木の活躍に注目です。

森あい

本作のヒロイン的存在のメガネっ子・森あい

 

テスト中、植木が消しカスを”木”に変えたことに驚き「植木は宇宙人なのではないか?」と植木を気に掛けることになります。

 

下校中に、植木をストーキングして植木がゴミを木に変える能力があることを目撃してしまいます。

 

そこから植木は、中学生同士の代理戦争に巻き込まれていってしまうのですが、「無能力の自分でも正義感の強い植木の力になりたい」と行動を共にすることになります。

 

意外な展開にも、後半からは森あいも植木と一緒に神候補バトルに参加することになってしまいますw

 

森に授けられた能力は相手をメガネ好きに変える能力!!!

 

森の隠された強さに読者も面を食らうこと間違いなしです!

コバセン(小林先生)

表の顔は植木耕助たちの担任教師で、裏の顔は、天界に住む天界人であるコバセンこと小林先生。

 

植木の持つ、己を犠牲にしてまでも貫く正義感に魅了され、半強制的に植木に能力を授けます。

 

コバセンは、神候補の一人で、神候補たちが地上に住む中学生を選び能力を授け育て上げ、闘わせ、勝ち残った中学生ひとりの担当の神候補が次期・神様に選ばれるという代理戦争に参加しています。

 

コバセンも正義と望んでおり、世界をよくしてくれる植木に期待し、半強制的であるものの、辞めたかったら闘いを辞めてよいという優しさもある登場人物。

 

しかし、植木が死にかけたところをルールを破り助けたことで、地獄行きとなり、植木と別れることになります

 

植木が、コバセンの意思を継ぎ、この代理戦争で勝ち抜くことを誓います。

 

コバセンの行く末、そして感動の最終回に注目して読んでみてください!(^^)/

ロベルト・ハイドン

序盤から中盤にかけてのラスボス・ロベルトハイドン

 

ロベルトも植木と同じく、神候補たちによる代理戦争に参加している中学生のひとり。

 

圧倒的な優勝候補として、その存在感に注目されています。

 

ロベルトの父親は、コバセン同様に神候補の天界人。

 

ということは、ロベルトも天界人なんです!(チートですね)

 

しかし、なぜ天界人のロベルトが地上の中学生と混ざってバトルに参加しているか?は、ロベルトが天界から地上に捨てられたからなんです。

 

そんなロベルトはバトルに勝ち”空白の才”で「世界の秩序を変える」という野望を持っています。

 

また、能力も最強で理想を現実に変えるというチート能力を使います。

 

しかし、強すぎる能力にはそれ相応のデメリットが存在するわけで・・・

 

植木たちの前に立ちはだかる最初のボス的存在のロベルトハイドン。

 

植木VSロベルトハイドンの一騎打ちは見逃せないほどアイツですよ!(>_<)

サンデーうぇぶり

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『うえきの法則』の世間の評価は?

連載終了から15年以上経った今でも「うえきの法則」とツイッターで検索すると数多くの呟きがヒットします。

 

それほど、読者の印象に残り愛されている漫画であることが見てとれますね。

 

うえきの法則ファンとして嬉しくなりました(^^)/

サンデーうぇぶり

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『うえきの法則』の見どころ紹介!

見どころ① 才能の奪い合い! 中学生が繰り広げる異能力バトル!

誰しもが、一度くらいは夢見たことがあるのではないでしょうか。自分に、特別な力が目覚め、世界の命運を背負い戦う。そんな非日常を。

 

この「うえきの法則」という漫画では、神候補によって「能力(ちから)」を与えられた中学生達による、異能力バトルが描かれています。

 

中学生という、まだまだ未熟な子ども達が、神候補によって与えられた「能力」と、その人物が元々持っていた才能「才(ざい)」を駆使してバトルに挑むのです。

 

少年漫画において、異能力を与えられた子どもが、その超人的な力を駆使して巨悪と戦うという題材で描かれたものは多くあります。

 

この「うえきの法則」という漫画も、大枠はその王道にそっていると言えるでしょう。

 

ただ、この作品の面白いところは、与えられる能力の強さ=バトルの強さではないところにあります。

 

強い能力任せのゴリ押しの戦いではなく、その能力を使って如何に戦うかが明確に描かれているので、中学生達のがむしゃらで、無鉄砲で、だからこそ魅力的なバトルを楽しむことが出来ます。

 

また、この作品におけるバトルには、全て厳粛にルールが定められており、神候補の天界人及び、神候補によって選ばれ、能力を与えられた中学生達は、そのルールによって縛られています。

 

選ばれし中学生達がルールに違反した場合、厳しい罰がくだされます。それが、「才」の消失です。

 

才とは、人が生まれ持った才能のようなもの。

 

能力者がルールに違反し、神候補から与えられた能力によって非能力者を攻撃してしまった場合、自分が持っている才が1つ消滅してしまいます。

 

才が消滅するということは、今まで得意だったことが極端に苦手になってしまうということです。

 

その上、持っている才が0になると、存在自体が消滅してしまうという恐ろしいルールとなっています。

 

バトルの勝者は、ランダムで1つ才が増え、敗者は神候補から与えられた能力を失い、脱落することになります。

 

選ばれし中学生達は、元々持って生まれた才+神候補から与えられた能力+勝者となって増えた才という、3つの要素を駆使しながら、知恵をしぼり、戦っていくのです。

 

多感な時期で、尚且つ人間的に未熟な中学生だからこその葛藤や、暴走。そして、常識にとらわれない柔軟な思考から湧き出す戦略の数々が、この作品の魅力です。

見どころ② バトルロワイアルからチーム対抗戦へ! 仲間達との絆に注目!

神候補によって能力を与えられた中学生の数は、100人!その中で戦い抜き、優勝することが出来れば、担当の神候補は次の神となり、優勝者には、自分の欲しい才を書き込むことで、その才を得ることが出来るという「空白の才」が与えられることになっています。

 

1回戦では、候補者の人数をしぼることを目的とした、相手を気絶させることで勝者となるバトルロワイアル形式が取られています。

 

そして、2回戦以降は、1人~5人まででチームを組み戦う、チーム対抗戦へと移行するのです。

 

この2回戦から、この作品はさらに魅力を増していきます。

 

今まで無差別に戦うだけだった能力者同士が結託し、一つの目的に向かって互いに知略を練り、助け合いながら、繰り広げるバトルは必見です。

 

また、能力者達はそれぞれ、「手ぬぐいを鉄に変える能力」や「声を似顔絵に変える能力」など、ユニークな能力を神候補から与えられています。

 

それぞれの特性を生かし、組み合わせることで、バトルがさらに面白く、奥深くなっていきます。

 

戦闘向きの能力だけでなく、他者から笑われてしまうような「ショボい」能力であっても、使い方次第で強大な敵を倒すことが出来る。

 

だからこそ、この作品のバトルは、予想が出来なくて、面白いのです。

 

植木のチームメイトとなる中学生一人一人にもドラマがあり、それらが丁寧に描かれているので、どんどんキャラクターが好きになっていきます。

 

アッと驚く作戦で敵を出し抜く植木達の姿を、ぜひ楽しんでくださいね!

サンデーうぇぶり

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見どころ③ 圧倒的に魅力的な主人公・植木耕助!

どんなに面白い設定や題材で描かれた漫画であっても、主人公に魅力がなければ、読み進めるのが苦痛になることがありますよね。

 

その点でいけば、この作品の主人公・植木耕助は、非常に魅力的な人物なので安心してください!

 

植木耕助は、13歳の中学一年生。

 

落ちてきた植木鉢に当たったり、三輪車に轢かれたりと、少々抜けた部分も目立ちますが、掃除や人助けに自ら進んで取り掛かるなど、非常に善良かつ真面目な少年です。

 

また、女子に好かれる才、勉強の才、走りの才など、優秀な才を持ち合わせているため、同学年の女子にはモテモテで、成績も良く、運動神経も抜群という、三拍子そろった人物として描かれています。

 

小学6年生の夏ごろにビルの屋上から落ちた際、現担任教師である小林先生(通称コバセン)に助けられたことがきっかけで、「自分も人のために動ける人間になろう」という理念を持ち、自己を顧みずに正義を貫く人物像が形成されました。

 

しかしながら、最初から魅力的な才を持っていて、尚且つ才能に甘えて驕るような愚かさもなく、善良で誠実、正義の心を抱く主人公と言われれば、少々出来過ぎていると思ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

確かに、あまりにも主人公がハイスペックすぎると、感情移入がしにくくなります。

 

それだけお膳立てされた設定があるなら、バトルに勝って当たり前じゃないか!と思ってしまいますからね。

 

しかし、それだけでは終わらないのが、この作品の魅力!

 

植木は、憧れのコバセンのように、どんな時でも誰かのために生きられる人になりたいと強く思っていました。

 

そのため、自分への不利益など度外視して、人を助けてしまうのです。

 

それは、「能力を使用して非能力者を攻撃すると、持っている才が1つ失われる」というルールを知ってもなお、変わりませんでした。

 

自身が持っている才が消えることなどお構いなしに、能力を駆使して人を助けてしまいます。

 

結果、元々所持していた才を、1つずつ失っていくのです。

 

女子に好かれる才を失えば、理由もなく女子に嫌われ。勉強の才を失えば、今まで難なく解けていた問題が一切理解出来なくなり。

 

陸上部に所属し、1000m走では日本記録を出せそうになるほどの実力者だったにもかかわらず、走りの才を失ったことで、足が遅くなりました。

 

そうなのです。この作品の面白いところは、才能あふれる少年が、自身の正義に従って行動した結果、それを1つずつ失っていく点にあるのです。

 

中学一年生という多感な時期に、今まで難なく出来ていたことが全く出来なくなる…想像するだけで、ゾッとしませんか?

 

けれど、植木は才を失ってもなお、人のために能力を使い続けることをやめません。

 

才が減り、得意だったことが極端に出来なくなっても、絶望したりせずに、努力を重ねるのです。

 

彼曰く、「才能が無いなら、その分頑張れば事足りる」とのこと。

 

その言葉に、ハッとさせられます。

 

どこまでも真摯に正義を貫く植木耕助という主人公こそが、この物語の最大の魅力だと言えるでしょう。

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『うえきの法則』序盤ネタバレ紹介!

第1話

中学生の少女、森あいがクラスメイトの植木耕助の正体をあばく決意をするところから物語は始まります。

 

森は植木がテスト中に消しカスを手で握ると、手のひらから木が生えるところを偶然目撃してしまいます。

 

森は植木を「地球を制服するためやってきた植物星人か何か」だと考え、その正体を探るため、偶然同行した国語教師の小林先生(通称・コバセン)と共に植木を尾行します。

 

森は、尾行する先々で植木が21回も女子から告白されるのを見て驚きます。

 

コバセンが言うには、植木は校内でもかなりモテるそうです。

 

その後、植木は赤信号に気付かず車にはねられそうになったり、三輪車にはねられたり、「あなたのために祈らせてください」という人に30分も付き合ったりと、学校でのそつがない印象とは打って変わってぼーっとした姿を見せ、森は衝撃を受けます。

 

高架下に入った植木はガラの悪い四人組のフリーターに絡まれますが、躊躇なく110番することで撃退。

 

ですが、フリーターたちは森が隠れている方に回り込んできて森はピンチに陥ります。

 

しかしフリーターはコバセンの謎の攻撃を受けて再び撃退されます。

 

公園についた植木はポイ捨てされたたばこの吸い殻を手で包むと、謎の能力で木に変えます。

 

それを見て「宇宙人だ」と騒ぐ森にコバセンは「一つ言えるとすれば… 植木がいることで、少なからず地球のゴミは減っていて── そして、自然に還ってるってコトだな。」と、どこか優しく語ります。

 

植木はその後も公園を掃除しながらゴミを木に変え、地面に植えていきます。

 

森は植木が空き缶をわざわざ潰してから木に変えているところを見て、植木の能力が『手で覆えるサイズのゴミ限定』で使えることに気が付きます。

 

しかし、森は背後に迫る人影に気付きません。

 

植木の前にさっき追い払ったフリーターが現れます。

 

彼らは森を人質にとり、植木に詰め寄ります。

 

植木が森に気を盗られていると、背後からフリーターの一人がバットで殴りかかりました。

 

しかし、バットは植木が公園の掃除に使っていた箒に引っかかって止まっていました。

 

フリーターの内三人は植木に箒で次々殴られてノックダウンし、とうとう森を捕まえている男一人だけになります。

 

森を捕まえている男は森の顔にバタフライナイフを近づけて「こいつの顔切りきざむぞ」と植木を脅し、箒を捨てるよう要求します。

 

その要求に植木は「これじゃ届かないもんな」と、柄を短く折ってから箒を捨てます。

 

男は植木が言うことを聞いたと思いましたが、森は植木が箒の柄を掌で覆えるサイズに折ったことに気付きました。植木の手の中で折れた柄は長くまっすぐな木に変わりました。

 

植木は木で森を捕まえている男を殴り飛ばします。

 

自分を助けてくれた植木に森はぎこちなく礼を言います。

 

すると、コバセンが樹の上から現れます。

 

植木に『ゴミを木に変える能力』を与えたのはコバセンだったのです。

 

コバセンは「何かいつもボーッとしてる」植木が気に入り、能力を授けたと語ります。

 

しかし、その能力で他人を傷つけるのはルール違反だとコバセンは怒り、植木に罰を与えることを宣言しました。

 

翌日。登校中、森は「能力を没収されて植木が落ち込んでいる」と思い、元気づけようと話しかけます。

 

しかし、植木は特に落ち込んではおらず、それどころか『ゴミを木に変える能力』も健在でした。

 

では罰とはなんなのかと訝しむ森でしたが、そのとき、女子が植木にぶつかってしまいます。

 

森は「またラブコメか」と呆れますが、その女子は植木の顔にパンチをくらわせて走り去っていきます。

 

周囲の他の女子も植木の姿を見ると逃げていきます。

 

植木に与えられた罰とは、「能力で他人を傷つける度に、持っている才能──才(ざい)──がひとつ減ること」でした。

 

植木が急に女子から避けられるようになったのは「女子に好かれる才」が消えたからだったのです。

 

コバセンは植木と森を観察しながら、才が消えたにも関わらず森が植木と仲良くできていることに疑問を持ちます。

 

実はコバセンが森を助けたとき、コバセン自身も人間を傷つけたため罰が歪んだのです。

 

コバセンの携帯に『犬丸』という人物から着信が入ります。

 

「エントリーさせる人間はもう決めましたよね?」という質問にコバセンは「まだ」と答え、犬丸を呆れさせます。

 

コバセンは百人の『神候補』の一人でした。

 

次の神を決めるため、百人の神候補がそれぞれ選んだ中学生に能力を与えて戦わせ、その人間を頂点に導くことを競い合うゲームが行われていたのです。

 

犬丸は自分が選んだ中学生こそがゲームの頂点に立ち、そして手にした者がひとつだけ好きな才能を書き込める『空白の才』を手にすると宣言しますが、話を鬱陶しがったコバセンは途中で携帯を放り投げます。

 

コバセンは『空白の才』を人間が手に入れることに否定的です。

 

しかし、コバセンは植木に自分の才すら0にする正義があるかどうかを見極めようとします。

 

第2話

職員室にて、コバセンは自身が神候補であることと、この世には百人の神候補がいて、各自が選んだ中学生に能力を与えて戦わせ、一番になった者の神候補が次の神になるという話をします。しかし、森は信じません。

 

コバセンは植木が能力で他人を傷つける度に自分の才をひとつ失っていくことを話すと、森はなぜ植木にそんな能力を与えたのか尋ねます。

 

半年前、植木がまだ小学六年生だったときのこと。コバセンは植木にたくさんの能力から一つ与えることができると話しかけますが、植木には「いらない」と一蹴されます。

 

コバセンは植木が事態を飲み込めていないと思い、自分の力を示すために街路樹を吹き飛ばします。

 

すると植木は樹を元に戻す能力もあるのかと尋ね、コバセンは『ゴミを木に変える能力』を一時的に与えます。植木は能力で街路樹を元に戻しました。

 

コバセンは「しょぼい能力だろ?」と他の能力を早く選ぶよう言いますが、植木は「面倒くさいからコレでいい」と適当に能力を決めてしまいます。ショックを受けるコバセンを後目に、植木は慌てて買い物に行ってしまいます。

 

話を聞き終え、「半分以上押し売りじゃない、それ!!」と驚愕します。森の「才が0になると植木がどうなるのか」との問いにコバセンは「消えちまう」と一言。

 

能力で他人を傷つけていけば植木は消滅してしまうのです。

 

森は慌ててそのことを植木に話しますが植木は「別にいらねえじゃん。才能なんてさ」と興味を持ちません。

 

逆に植木に「なんでそんなにムキになってんだ」と問い返された森は怒って一人で帰ってしまいます。

 

下校中、森はケンちゃんという子供が川でおぼれている場面に遭遇します。

 

それを見て森は自身もカナヅチであるため迷いつつも、覚悟を決めてケンちゃんを助けるため川に飛び込みます。

 

水中でケンちゃんを助けることに成功した森。しかし、力及ばず森も溺れてしまい、意識が遠のいていきます。

 

しかし、そこに植木が現れます。

 

川に飛び込んで森とケンちゃんを助けた植木は、川の中のゴミを木に変え、木をエレベーター替わりにして川から浮上します。

 

無事助かった森は目の前の木を見て植木に助けられたことを察します。

 

森は植木が無理矢理コバセンに選ばれて神候補を巡る戦いに巻き込まれたことに憤り、植木に向けて「植木の才は私が守る」と宣言します。

 

電柱の上からその様子を見守るコバセン。エントリーまで残り一週間となった中、コバセンは植木に「地獄に堕ちてもらう」ことを決めます。

 

第3話

白衣の男がスーツの男をゴルフクラブで殴打している場面から始まります。

 

白衣の男は「図体のデカイ誰か」を探していて、スーツの男はその相手を探せなかったため白衣の男からの制裁を受けています。

 

そしてその様子を物陰から「図体のデカイ男」が観ています。

 

牛丼屋で食事をする植木と森。

 

森は植木に身勝手な都合を押し付けるコバセンへの怒りを燃やし、植木の才を守ることを再度心に誓います。

 

一方、そんな二人をコバセンが観察しています。

 

神候補の戦いのエントリー期日まであと五日となり、コバセンは植木が才が減ることを厭わず正義を貫けるかを『最終確認テスト』で見極めようとします。

 

そんな中、牛丼屋に男が走りながら入ってきます。男は勢いよくつまずくとそのまま植木にぶつかります。森は植木にぶつかった男に見覚えがありました。

 

彼は鈴木桜。植木たちの通う火野国中で『最恐』と言われており、「一夜で巨大な族(チーム)を沈めた」「檻から逃げた熊を一撃で倒した」などの噂がささやかれています。

 

森は桜と植木が接触すれば能力を使うことになると心配しますが、そんな森をよそに植木は桜にぶつかられて牛丼をこぼしたことに怒ります。

 

植木と桜は一触即発の空気になりますが、そこに桜を追うスーツの男たちが現れ、桜は逃げていきます。

 

しかし、植木のバッグが偶然桜の身体に引っかかり、植木はそのまま桜と一緒に逃げていくことになります。

 

コバセンは桜を植木の最終確認テストに利用することを決めます。

 

スーツの男たちを撒いた桜ですが、ようやく植木が自分にくっついていることに気付きます。

 

植木は自分と桜を繋げているバッグが全く外れないと言い、桜も植木を引きはがそうとしますが一向に離れません。

 

それは植木を桜にくっつけておけば勝手にトラブルに巻き込まれるだろうというコバセンの企みでした。

 

森が植木と桜に追いつくと、植木がなぜ桜が逃げているのかを尋ねていました。桜は自分を追っているのは黒岩という悪徳医師(冒頭でゴルフクラブで殴打していた白衣の男)で、「黒岩が気に入らない人種だから」という理由で彼の車に犬のクソをばらまいたからだと言います。

 

そこにランドセルを背負った少年が現れ、桜に「嘘をつくな」と叫びます。

 

少年は病気の母親を笑いながら足蹴にした黒岩が許せなくて彼の車に犬のクソをばらまいたことを語り、なぜ通りがかっただけの桜がそれを庇うのかと涙ながらに問いかけます。

 

しかし、桜は少年を「誰がワレなんぞかばうか!!」と一喝します。

 

少年は桜に脅されて泣きながら逃げていきます。植木は桜が少年を庇っていることを察しますが、「あんな奴らぶっとばしちゃえばいいじゃん」と尋ねます。

 

すると桜は「ある奴との約束で人を殴らないと決めた」と語ります。

 

そこに車が停まり、中から黒岩が降りてきます。黒岩と手下が現れると、植木はバッグと桜の間から抜けて自由になります。

 

黒岩は桜がやったことを「金がなくて僕に診てもらえなかった逆恨み」と決めつけます。

 

そしてさっきの少年が自分の母親を治してくれと頼んできたことを語り、「自分が貧乏だって気づいてなかったみたいだ。」と吐き捨てます。

 

次の瞬間、植木は黒岩を思い切り殴り飛ばします。そして「蚊がいた」と言う植木に対し、黒岩は冷酷な笑顔を浮かべて「お前の顔にも百匹いる!」と言います。

 

黒岩が植木を標的にしたことに焦る桜は「ワレの相手がワシじゃろが!!」と叫びますが、黒岩にゴルフクラブで殴られてしまいます。黒岩は先ほど桜が「人を殴れない」と言っていたことを聞いていたのです。

 

森は植木が能力を使えば才が減ることを心配します。ビルの屋上からその様子を見守るコバセンも、ここで植木が自分の正義を貫けるかを見極めようとします。

 

しかし、植木はあっけなく黒岩に殴り倒されます。

 

コバセンは植木が能力を使わなかったことに落胆しますが、ふと通りに横断幕がかかっていることに気付きます。横断幕には『ゴミ0運動実施中!』の文字が。

 

植木は能力を使わなかったのではなく、ゴミが見当たらないから能力を使えなかったのです。

 

第4話

ゴミがないため能力が使えない植木と人を殴れない桜。黒岩は反撃が無いのをいいことに桜に近づき、ゴルフクラブで殴って桜の脚を折ります。

 

地面にうずくまる植木の額に虫が偶然止まり、思わず植木はそれを見上げます。

 

しかしそれが黒岩には反抗的な目つきをしているように見え、彼の殺意を刺激することになります。それを見た森はどこかに走り出します。

 

黒岩は植木と桜を鎖で縛り、自動車でひき殺そうとします。近づいてくる車を見ながら桜はある人との約束を思い返します。

 

一年前、黒岩は喧嘩ばかりして道場の師範の手を焼かせていました。

 

桜は道場の稽古よりも実戦の方が確実に強くなれると言い、道場を出ていきます。しかし、二人組の不良が後ろから金属バットで桜を殴り倒します。

 

二人に不意打ちで滅多打ちにされた桜は「ただ強くなりたいだけなのに」と悔し涙を流します。

 

そんな桜に何者かが「喧嘩なら強くなれるんじゃなかったのか?」と声をかけます。

 

顔を上げると師範が二人の不良をボコボコにしていました。師範は桜に「強くなりたいのなら自分のためではなく、誰かのためでなければなれない」と語ります。

 

桜は誰かとは誰のことか問いますが、師範は「んなもん自分で探せや」「人を殴らんと約束するならそのうち見つかる」と答えます。

 

その後、師範は亡くなってしまいました。

 

 

桜はまだ「誰か」は見つかっていませんが「今さら後にひけるかい」と気合を入れ、鎖を引きちぎります。黒岩に脚を折られて動けない桜は植木だけでも逃がそうとします。

 

しかし、植木は逃げずに車を止める手立てもないまま桜の前に立ちはだかりました。その姿を見て桜は師範の「強くなりたいのなら誰かのために」という言葉を思い出します。

 

そこに森が駆け付け、なんとか探してきたゴミを植木に投げます。植木は受け取ったゴミを大木に変え、黒岩の車を貫きます。

 

第5話

能力を使って黒岩を止めた植木。コバセンは「自分の才も捨てられないやつならどのみち最後まで戦い抜けない」「エントリーするなら最低限これくらいのやつでなければ意味がない」と満足げです。

 

植木の残りの才は9個になりましたが、コバセンの最終確認テストには合格しました。

 

黒岩の部下が黒岩を連れて逃げ出す中、植木は能力を使った植木に怒って石を投げつけます。

 

翌日、病院に怪我の治療に来た植木は桜にかばってもらった少年を見かけます。

 

少年は母親を病院で預かってもらうことに成功しますが、黒岩の同期の医者が言うには、黒岩の病院はまわりの土地を買収して拡張工事を行っており、この病院も黒岩に飲み込まれてしまうかもしれないのです。

 

そうなれば少年の母親をそう長く診ては上げられないと医者は悔しそうに謝ります。

 

そのころ、黒岩は満身創痍で植木への復讐心に燃えていました。そこへ黒岩に折られた脚にギプスをした桜が現れます。黒岩は「お前がターゲットじゃない」と言いますが、黒岩が引きつれている部下の大男は桜に対して殺意をむき出しにしています。

 

大男は桜に向かって突進していきますが、桜は動じず「植木耕助ってやつはスゲエ男なんじゃ」と言い放ちます。

 

桜は植木を見て師範の言っていた「強くなりたいのなら誰かのために」という言葉を思い出したことを語ろうとしますが、大男が叫びながら桜に襲い掛かります。

 

桜は話の腰を折られたことに激怒し、大男を殴り飛ばします。

 

人を殴れないはずの桜が大男を殴ったことに驚く黒岩ですが、吹き飛んできた大男が黒岩に激突します。桜は植木のために強くなることを誓います。

 

さらにボロボロになった黒岩は這う這うの体で自分の病院に逃げ帰ります。しかし、彼の『黒岩ニコニコクリニック』のあった場所には大量の瓦礫と、『天を衝くような大樹』が生えていました。

 

植木が森と帰っていると、桜に助けられた少年が植木を呼び止め、桜に「かばってくれてありがとう」と伝えてくれと頼み、返事も待たずにどこかへ走り去っていきます。植木は笑顔でそれを請け負います。

 

植木を監視するコバセンは、今回の件で植木が失った才は中学生には痛手ではあるものの、植木のエントリーを決心します。

 

第6話

森は2個目の才を失ってからの植木を観察していましたが、特に変わったところがわかりません。

 

授業中に難しい問題の解答を指名された植木はすさまじい速さで黒板に計算を書いていきますが、答えはまさかの「わかんねぇ」でした。

 

植木が失った才とは『勉強の才』だったのです。

 

その後森と植木はコバセンを尋ねて職員室に行きますが、コバセンは大事な用があるので今朝早く早退そうです。森は今朝コバセンから言われた『選ばれし中学生のバトルゲーム』が今日から始まるというのが本当だったのかと気づきます。

 

空を一台のバスが走っています。そのバスにはコバセンと犬丸を含めた神候補が乗っていました。編み笠をかぶった神の遣いがバトルゲームのルール説明を始めます。

 

バトルのルールは能力を使っても素手で戦ってもよし。とにかく相手を気絶させれば勝ち。負けた方は能力を失い、ゲームオーバーとなる。

 

これがバトルゲームのルールです。

 

神の遣いは最後に植木の才がバトル開始前から2個なくなっていることをコバセンに訊きますが、コバセンは植木に才を0にするくらいの正義があるかを知りたいだけだと言います。

 

犬丸は才がなくなっていればバトルを戦い抜けないとコバセンに詰め寄りますが、コバセンは神の座に興味はないと言い切るのでした。

 

下校中、森は竹刀を手に植木を他の能力者から守ろうとします。すると騒ぎ声が聞こえてきます。なんと銭湯の煙突の上に女の子が上って降りられなくなっているのです。

 

その女の子を浴衣姿の男が梯子を上って助けようとしています。

 

ですが女の子は足を滑らせて煙突から落ちてしまいます。浴衣の男は馬鹿力で足を煙突にめり込ませて身体を固定し、女の子を受け止めます。

 

森は彼の見せた離れ業から浴衣の男が『選ばれし中学生』ではないかと考えます。

 

すると、煤まみれの植木が突然現れます。植木は女の子に『忘れ物』を渡します。

 

女の子は祖母の形見のお手玉を近所の子にふざけて煙突の上に投げられてしまい、それを探すために煙突に上ったのです。

 

浴衣の男は植木が女の子がなぜ煙突に上ったのかまで考える余裕があったことに感心します。彼は佐野清一郎と名乗り、中学三年生だと告げます。

 

森は佐野が能力者に違いないと考え、植木を引っ張って逃げていきます。

 

コバセンの言葉で周囲がすべて敵に見えている森は手当たり次第に周囲の人間を威嚇していきます。

 

しかし、森が声をかけて一人は本当に能力者でした。彼は水を飲むと、口から炎を吐いて植木を攻撃します。

 

第7話

能力者が口から吐いた火は距離が離れていたため、運よく植木のカバンを燃やすだけで済みました。

 

能力者は平丸男と名乗り、自分の能力は『口にふくめるだけの水を炎に変える能力』と自信満々に明かします。

 

丸男は炎を吐きますが、森は植木を引っ張って攻撃を避け、そのまま植木を連れてどこかへ逃げます。

 

森はコバセンは言っていたことが嘘ではないと知りますが、「能力で他人を傷つければ才を失うはずでは」と訝しみます。

 

体育館に逃げた植木と森ですが、すぐに丸男が追いついてきます。

 

森はなぜ神候補のために戦うのか尋ねますが、丸男は神候補などどうでもよく、空白の才だけが目的だと言います。丸男は『支配の才』を手に入れて邪魔な奴らを支配すると自身の野望を語ります。

 

森は空白の才について知らないので戸惑います。

 

丸男はバッグからペットボトルを取り出して水を補給し、炎で植木を攻撃します。

 

植木はそれを回避し、丸男が捨てたペットボトルを木に変えます。植木は木を盾にしようとしますが、丸男の炎に木を焼き尽くされてしまいます。

 

森は両者の相性が最悪だと気づきます。

 

森は丸男に才が無くなるのが怖くないのかと訊きますが、丸男はそれはあくまでバトルに参加してない者を巻き込まないためのルールであり、能力者同士には適用されないと語ります。

 

さらに丸男は能力の応用についても語ります。彼の能力は水でうがいをすればするほど火力が増すのです。丸男は炎を吐こうとしますが、森が植木の前に立ちはだかります。

 

能力者ではない森を傷つけられない丸男は狙いを外します。怒った丸男は森を能力を使わずに殴りつけますが、それを見て植木も静かに怒りを燃やします。

 

植木は再度ペットボトルを木に変えて攻撃します。

 

丸男はそれを能力で焼き尽くしますが、燃える木から何かがはじける音が聞こえます。炎の中から飛び出してきた燃える何かが左目にぶつかってうずくまる丸男。

 

飛び出してきた何かとは栗の実でした。植木は能力の応用で栗の木を生やしたのです。

 

何者かが体育館の二階で戦いを観戦しています。

 

燃える栗が彼に向かって飛んでくると、彼は頭に巻いた手ぬぐいを、能力を使ったのか鉄のように硬くして防ぎます。そこにいたのは佐野清一郎でした。

 

佐野はいきなり能力の応用を成し遂げた植木を強敵として認めるのでした。

 

第8話

植木は丸男に殴られた森を気遣いますが、森は気を失って寝ているだけで植木は安堵します。

 

しかし、植木の栗の攻撃で左目を負傷した丸男は激昂し、植木に対して本気で襲い掛かります。丸男はうがいをして火力を高めて炎を吐きます。

 

植木は咄嗟に避けますが、炎が先ほどよりも速いことに気付きます。炎は体育館の床に穴を開け、植木は戦慄します。丸男の今の攻撃は炎を圧縮して放つ『炎弾』です。

 

通常の炎とは違って燃やすことができない打撃技ですが、攻撃速度が格段に増しています。これでは栗の木を使ったカウンターもできません。

 

再び炎弾を放つ丸男ですが、植木は回避して森を安全なところに運びます。

 

丸男はさらに炎弾を連発して放ちます。

 

最初は避けていた植木ですが、次第に避けきれなくなってボロボロになって倒れます。佐野は植木は初戦ながらよくやったが、その相手が丸男なのが運がなかったと評します。

 

佐野は踵を返し、バトルを勝ち抜いて『発掘の才』を手に入れ、自分だけの温泉を掘り当てる夢があることを独白し、植木の分まで戦うことを誓います。

 

しかし、丸男が次の標的を森に定めた途端植木が立ち上がり、丸男も佐野も驚愕します。

 

丸男はさらに1000℃の炎弾を植木にぶつけますが、なおも植木は立ち上がります。丸男は水のストックが切れて焦りますが、そこに冷蔵庫が降ってきます。

 

丸男の担当神候補、ラファティの仕業です。

 

丸男は補充した水で3000℃の炎弾を放ち植木にとどめを刺そうとしますが、そこに佐野が現れて炎弾を鉄のように硬くなった手ぬぐいで弾きます。

 

佐野は神候補がバトルに直接手を出すのはルール違反だと指摘します。

 

しかしラファティは佐野を神候補の力で金縛りにし、植木とまとめて丸男に始末させようとします。

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

私自身、高校生の時には「うえきの法則を読み返したい!」と欲望が抑えきれず、全巻セットを大人買いしてしまう程、うえきの法則のファンなんです。

 

『うえきの法則』の見どころは、なんと言っても登場人物が使う個性的な能力

 

主人公の植木耕助は『ゴミを木に変える能力(チカラ)』という地球に優すぎる能力を持つ反面、『ビーズを爆弾に変える能力』『1秒を10秒に変える能力』などの強大な能力を持つ敵が現れます。

 

また『相手をメガネ好きに変える能力』といった意味不明な能力や『理想を現実に変える能力』という激強すぎるチート技を持つキャラが現れたりと、新キャラが現れる度に「こいつは、どんな能力を携えているんだ?」と終始ワクワクしながら読み進めていくことが出来ます。

 

強すぎる能力には『限定条件』という”能力を出すまでに行わなければならない条件”が随伴されているため、相手の『限定条件』を見破る推理的、心理的なバトル展開がなされることもこの漫画の醍醐味の一つ!

 

そして、ラスト間際で分かる驚愕の真実

 

と、見どころは沢山あります!

 

百聞は一見に如かず!まずは1話から読み始めてみてください。

 

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『サンデーうぇぶり』で有意義な漫画ライフを過ごしましょう(^^)/

 

本日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます!

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