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『ヴァニタスの手記(カルテ)』3巻ネタバレ紹介!
第11話
「わかりませんヴァニタス。“救い“とはなんですか」
呪い持ちですでに異形の姿になったヴァンピールの一人をヴァニタスは殺しました。
ノエはヴァニタスに問い詰めましたが、ヴァニタスは、
「・・・知るか自分で好きに考えろ」
と答えるのみでした。
二人が言い争っているところにベロニカが現れます。
ベロニカはドミニクの姉で“女王の牙“と言われる強力な能力の持ち主です。
「見いいいいいつけたぁああああ」
人間嫌いのベロニカは容赦なく二人に攻撃をしてきます。
「臭い臭い臭い!人間臭い」
彼女の能力は氷を操ります。
逃げようとするヴァニタスは足が氷漬けになり身動きができなくなります。
それを助けようとしたノエもまともに攻撃を受けました。
危機一髪でしたがルスヴン卿がベロニカを止めました。
ルスヴン卿は女王陛下に仕える元老院の一人でヴァンピールでは知らない者はいない程の伝説のヴァンピールです。
「止めなさいベロニカ。“女王の牙“の名を与えられた者がその様にみっともなく力を使うものではない。」
ルスヴン卿に言われベロニカは攻撃をやめました。。
「さて事情を聞かせてもらおう。」
すると、
「あのっ、ルスヴン卿!その人間は蒼月の吸血鬼の眷属(けんぞく)です。」
「その人間と一緒に呪持ちが何人も現れました。そいつがヴァニタスの書の力を使って蒼月の呪いを振り撒いたのです。」
周囲にいたヴァンピールが言いました。
それを聞いてルスヴンはヴァニタスに質問をしました。
「今の話は本当かね。・・・そこの者たちを灰に返したのは君の仕業か?」
「そうだ。その少女を殺したのは俺だ」
そう答えるヴァニタスにルスヴン卿の気配が一瞬にして殺気立ちましたが、ノエが間に割って入ったのでルスヴン卿は伸ばしかけた手を止めました。
「やめろ・・・彼には手を出すな・・・!あんたが何者なのかは知りませんが」
ノエが言いました
「は・・・!?」
ルスヴン卿を知らないというノエの言葉に周りのヴァンピールは騒めきました。
知らない者はいないほどの地位のヴァンピールです。
ノエは更に言いました。
「勝手に話を進めるな!何も知らないくせに。都合よく彼に罪を押し付けようだなんて、そんな___」
そう言って彼は言葉を止めました。
(それ・・・は、オレも同じか____)
ルスヴン卿は笑いだしました。
「ハハハハッいやすまない!自分はそこそこ有名人だと自負した者だからね。君の言う通り礼を欠いていたのはこちらの方だった」
そこへルカが近寄って来ました。
「叔父上!!」
ルスヴン卿はルカの叔父でした。
「ルキウス、無事で何よりだ」
「ノエ・・・これはどういう状況で__」
ルカはノエに聞こうとしましたが、ベロニカの攻撃を受けていたノエは倒れこみました。
倒れるノエをルスヴン卿は抱き抱えました。
「やめ・・・」
しかしノエはもう身体が動きません。
「安心しなさい。氷を溶かしてやるだけだ。」
(・・・黒い・・・炎・・・)
ルスヴン卿は炎の能力を使うようです。
「叔父様・・・彼らをどうするおつもりですか?」
ルカが聞きました。
「この二人のことは私が保護しよう」
「もし私の客人に危害を加えようとするものがあれば、この私に刃を向けることと同義であると心得よ。」
そういわれそこにいたヴァンピール達は何も言えなくなりました。
しばらくしてノエが目を覚ますと、そこはベッドの上でした。
部屋の窓を開け外を眺めると、近くの塔の上にヴァニタスがいました。
二人は表向きはルスヴン卿の客として遇されていることになっていました。
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第12話
「タルトタタンだ・・・!」
ノエは大喜びして皿に手を伸ばしました。
ノエとヴァニタスはルカに連れられてパリのカフェに来ていました。
彼らはルスヴン卿からシャルラタンの情報を得るために面会を求めて屋敷へきました。
しかしルスヴン卿は不在でした。
そこでルカは昨晩のお礼にノエとヴァニタスを食事に誘ったのです。
「昨晩は本当にありがとうございました。貴方のおかげで多くのヴァンピールの命が救われました。」
ヴァニタスも言いました。
「私からも礼を言わせてほしいノエ。私のいない間ルカ様のことを守ってくれて本当にありがとう。」
「いやいや違います!あの場の混乱を収めたのはオレではなくヴァニタスの方です。」
「・・・もちろんわかっています。」
しかしルカは納得できない表情でした。
以前にジャンヌに無理やりキスをしたことからルカはずっと怒りがおさまりません。
「ヴァニタス!感謝を伝えるその前に!貴方には先日のことを謝っていただきたい!」
「謝る ?何を?」
そんな調子です。
「心配ない。オレとジャンヌは相思相愛の仲だ。」
そう言って首のマーキングを見せました。
「嘘だそんなものを残した覚えはない!!」
ジャンヌは慌てました。
「ジャンヌ・・・本当に彼の血を吸ったのですか!?」
「ルカ様・・・?」
「ジャンヌはああいう男性が好みなんですか!?」
ルカが泣きながら喚きだしたので、ジャンヌは言葉に詰まりました。
見ていたヴァニタスは言いました。
「すまんすまん!少々からかいすぎたようだ」
ヴァニタスはジャンヌが望んでそうした訳ではなかったこと。
呪持ちたちが発した声で他のヴァンピール同様に一瞬我を忘れヴァニタスに襲いかかったと説明しました。
それを信用したルカは安心しました。
「そうだったんですか!?安心しました!そうですよね!貴方が無事で良かったです!ジャンヌ。」
ジャンヌはルカに嘘をついたことで居た堪れなくなり、急に席を立つとヴァニタスを担ぎ連れ出しました。
「すみませんルカ様・・・少しこの男をお借ります!」
「・・・なぜあんな嘘をついた?」
ジャンヌは聞きました。
「なんだ本当のことを言ったほうが良かったのか?君は吸血衝動に襲われていたことをルカに知られたくはないようだったからな。適当にごまかしておいたぞ」
言葉に戸惑うジャンヌにヴァニタスは聞きました。
「・・・前にもきいたがジャンヌ、君は呪持ちなのか?」
ジャンヌは何も答えません。
「・・・話すつもりはない・・・か」
「・・・いつもはあんな風になったりしない。薬さえ飲んでいれば吸血衝動は抑えられる・・・なのにあの日は・・・薬の効果がすぐに切れて。この事は誰にも話すな・・・いやお願いだ・・・誰にも話さないでくれ」
ジャンヌは必死に懇願しました。
それを見たヴァニタスは笑って彼女の髪を撫でながら言いました。
「安心しろジャンヌ。惚れた女の秘密を広める趣味はない。ただし二つ条件がある。」
「・・・条件?」
ヴァニタスは続けました。
「そうだオレは君の秘密を誰にも話さない。その代わり__君は今後オレ以外の血を吸ってはならない。」
血を吸うことを許可されてジャンヌは躊躇いました。
「なに単純な理由だ。君に血を吸われるのは実に気持ちが良かった!」
吸血の際にはヴァンピール自身の力や相手との相性によっては快楽を感じるようです。
ジャンヌの顔が真っ赤になりました。
ヴァニタスはそんなジャンヌを見てまた心が躍るのでした。
「血が欲しくなったらいつでもオレに言え。好きなだけ君にくれてやろう。」
そう言ってジャンヌを抱き寄せました。
ジャンヌは駄目だと思いながらヴァニタスの甘い血の味を思い出します。
「・・・さっき、条件は二つだと・・・あと一つは?」
「あぁそうだったな。・・・これからはオレのことを“人間“ではなくきちんと名前で呼んでほしい。」
「・・・ヴァニタス」
ジャンヌはヴァニタスの襟を掴み首に噛みつきました。
第13話
ノエとヴァニタスは、ルカとジャンヌと一緒にカルブンクルス城の中にあるルスヴン卿の執務室に来ていました。
(このお城のどこかにオレたちの女王陛下がいらっしゃるのか)
ノエは思いました。
「執務室と言っているが私の趣味部屋のようなものだ。自由にくつろいでくれ。」
ノエは部屋の中にあるいろいろな物に興味深々です。
「ん?この機械が気になるのかね?」
ルスヴン卿もそんなノエに説明をはじめましたが、ヴァニタスは興味を持たず今回の訪問の主題の主題に入りました。
「盛り上がっているところ悪いが早く本題に入りたい」
「・・・失礼した。そうだったな」
「ノエ、ヴァニタス。まずは君たちの勇気ある行動に感謝を」
ヴァニタスはあの日の襲撃についての考えをルスヴン卿に問いました。
「“シャルラタン“・・・呪持ちになった者にのみ視える幻影だと思っていたのだがな。私はあの襲撃の目的はルキウスの暗殺にあると考える。」
同感だとヴァニタスは言いました。
「あの・・・ルキウスとはルカのことですよね?どうしてルカが命を狙われるんですか?」
何もわからずノエが尋ねるとヴァニタスが答えました。
「なんだ知らないまだ知らないままなのか」
「その少年は女王に次ぐ地位と権威の持ち主だ。存在を邪魔に思う奴など腐る程いるだろうよ。そうだろう?ルカ・・・いやオリフラム大公ルキウス」
「大公って女王陛下の側近ですよね、すごいですね!」
ノエは驚きました。
「そんな・・・すごくなんてありません・・・大公としての仕事は後見人である叔父上に任せきりですし。そもそもまだ正式なお披露目すらすんでいない状態ですし・・・」
ルカは否定しました。
「お前が勝手に人間界に行ったと聞かされた時は肝が冷えたぞルキウス。もっと己の立場というものを自覚してもらわねばな。」
「はい・・・叔父上・・・」
ノエはルカがお兄さんを助けたくてヴァニタスの書を探しに人間界に来ていたことを思い出しました。
しかしノエがお兄さんの話に触れた途端、ルスヴン卿はその話をすることを拒みました。
「その話はもう忘れてくれて構わない」
「どうして・・・その方は呪持ちなんですよね?それなら一度ヴァニタスに合わせて___」
ルスヴン卿はそういうノエの話を遮りました。
「わからないのか少年。治さなくて良いと言っているのだ」
「救いの形とは様々だ。呪いから解き放たれることがその者にとっての幸福とは限らない。この話は終わりだ」
ルカは黙ってうつむいていました。
「・・・私からも君からは聞きたいことが山程ある。蒼き月の眷属よ。蒼月の吸血鬼について、ヴァニタスの書について。あとは君自身のことについて」
ヴァニタスは笑みを浮かべて立ち上がりました。
そして言いました。
「ルスヴン卿。先ずはオレの要望から聞いていただきたいのだが」
「・・・なんだ言って見たまえ」
それを聴いてヴァニタスは言いました。
「女王に会わせろ」
「・・・なに」
「聞こえなかったのか。お前達の女王に会わせろと言っているんだ」
「・・・何の為に」
「簡単な話だ。オレは呪持ちが生まれる原因は女王にあると考えている」
聞いていたジャンヌが怒鳴りました。
「ふざけたことを抜かすな人間!!」
「別に減るもんじゃないし合うくらいいいだろう。陛下のお身体を隅々まで“診察“させていただくだけだ」
「な、身の程を知れ!」
ヴァニタスは不敵な笑みを浮かべたまま続けます。
「なあルスヴンいいだろう?大公様の特権を使えば簡単なはずだぞ。女王が表舞台に姿を現さなくなってどれぐらい経つ?彼女が引きこもりになってしまった理由はなんだ?そもそも女王は今もちゃんと生きているのか?」
ルスヴンは激情しました。
「今すぐ異界から出て行け人間!今の貴様の言葉全てが我らの女王に対する不敬である」
そして二人は人間界に送り返されました。
「以上報告おわり」
「あほかああぁああ!!女王陛下に対しなんたる無礼な!!!」
「パークス様、落ち着いてください」
パークスの部屋で二人の経緯を聞いたパークスは怒りました。
ヴァニタスはノエに一番知りたかった情報はちゃんと手に入れたと言いましたが、ノエにはなぜヴァニタスがルスヴン卿を煽る行動をしたのかその意図がわかりませんでした。
ヴァニタスが見ていたのはルカでした。
普通のヴァンピエールは陛下を侮辱されたら怒り狂って当然です。
ルスヴンも激怒しましたが話を聞いたルカは明らかに動揺をしました。
ヴァニタスはそれを見逃しませんでした。
しかしその真意はわかりません。
「ほとぼりが冷めるまでルスヴンへの接触は控えこれまで通り呪持ちの治療を続ける。だから情報ちょーだい。」
ヴァニタスはパークスに言いましたがパークスの怒りはおさまりません。
そんなパークスの机の上にある記事を見つけました。
ヴァンピエールの行方不明事件です。
「一週間で3人も消えているのか。」
「勝手に資料を見るな。とっとと出ていけ!!」
二人は部屋を追い出されました。
ちょうどそこへダンテが他の情報屋二人と一緒にが姿を表しました。
「呪持ちについての新しい情報がある。特別にオメーに売ってやんよ。ヤブ!」
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第14話
事件の犯人の情報をダンテは掴んでいました。
彼らは犯人に遭遇して、襲われたのです。
誘拐犯は剣と6枚の翼のボタンをしていました。
そのボタンは教会の対ヴァンピール部隊の狩人(シャスール)の紋章です。
犯人は狩人だと認識した彼らは早速手がかりを探しに出かけました。
場所は“カタコンブ“。
かつての採石場を利用して作られた地下の巨大な納骨堂です。
ノエは現地に行って驚きましました。
「パリの地下に納骨堂があることは知っていましたが・・・まさか観光地化されているとは・・・」
今では一般人がたくさん観光で訪れています。
ノエ達はカタコンブの中を探りましたが、人でにぎわっているそんな場所に犯人はいるはずもなく手がかりになるものは見つかりませんでした。
その日の夜中、ヴァニタスは一人で外に出ました、どこかへ向かうようです。
が、ノエが入り口で待ち伏せしていました。
ノエはヴァニタスが単独行動するであろうと昼間の表情から察していたのでした。
「大丈夫です、仮眠はちゃんと取りましたから。行方不明事件について何か調べに行くんでしょう?やはり犯人は狩人だと考えているんですか?」
「おまえには関係ない。付いて来るな!」
「付いて行くつもりはありません。一緒に行くつもりです。」
ヴァニタスは笑いました。
「・・・勝手にしろ」
2人はノートルダム大聖堂に着きました。
「ノエこっちだ」
ヴァニタスが大聖堂の鍵の扉をピッキングしようとしましたがすぐに警備の人間がやってきました。
「ちょうどいい!」
二人は警備の人間を縛りあげ服を奪って変装しました。
「えーと確かこの辺に・・・」
ヴァニタスが何かに触ると床が動き地下通路への入り口が現れたのです。
「この穴はどこに繋がっているのですか?」
「地下納骨堂。昼間に行った場所とは別物だぞ。」
ヴァニタスは穴の中に入って行きました。
「これから向かうカタコンブは知っている者にしか辿り着けないようにできている。狩人の住処だ。」
ノエも続きます。
ヴァニタスは以前からここを知っているかのような迷いのない足取りで進みました。
それに気づいたノエはヴァニタスに言いました。
「あんたにはもうわかっているんでしょう。次々とヴァンピールを連れ去っている犯人は誰なんですか?」
ヴァニタスは前を見たまま答えました。
「狩人だ・・・だが正しくは狩人ではない。」
ノエには意味がわかりませんでした。
彼らは骸骨がたくさん置かれている納骨場所の一つに辿り着きました。
「あちらのカタコンブとはまた雰囲気が違いますね。誰か特別な方々の遺骨なんでしょうか」
「ここにあるのは全てヴァンピールの骨だよ!」
突然、後ろから姿を現した人物に二人は驚きました。
「あの貴方は・・・?」
ヴァニタスが尋ねるとその青年は言いました。
「私の名前はローラン=フォルティス。“碧玉“を賜った第6の聖騎士さ!」
聖騎士とは狩人を束ねる12人の隊長のことでした。
ローランはその12人の隊長の1人なのです。
「で、君たちは誰?君達の仕事はここではなく地上にあるはずだろう?」
ヴァニタスは咄嗟に偽名を使い警備のふりをして迷子になったと嘘をつきました。
「じゃあ私と同じだね!」
「・・・え?ローラン様は迷っていらっしゃったんですか?」
「うんそうだよ!帰り道がわからなくて困っていたところさ!」
「さぁ私についておいで!部下が私を探してくれているはずだから」
二人はローランに着いて行くフリをしました。
ノエはタイミングをみてローランを振り切ろうとしますが、彼には隙がありません。
歩いていくと突然ローランはヴァニタスを呼びました。
「ちょっと来てもらえるかい?あの壁に書いてある文字なんだけど・・・」
ヴァニタスが壁に近付こうとした瞬間、格子が降りヴァニタスは牢の中に閉じ込められました。
「しまった・・・!」
そしてローランは振り返ってノエに何かを投げました。
閃光弾です。
「目を閉じろノエ!」
「・・・あぁやっぱり。こっちはヴァンピールだったか」
ローランはノエがヴァンピールであることに気づいていたのです。
彼が使った閃光弾にはヴァンピールの眼を奪う力があります。
ノエは視界が見えず苦しさのあまり倒れ込みました。
「その服は君達のものではないね。奪った相手は・・・殺したのか?」
「ここに入り込んだヴァンピールは何人たりとも生きては帰さぬ決まりだ」
ローランは戦闘モードに入りました。
第15話
「ノエ一旦退け!その状態で戦うな!」
牢に閉じ込められたヴァニタスはノエに言いました。
「いや流石にあんたを置いて行くわけには・・・」
ノエは拒みました。
「他人の心配をしている場合か。オレの忠告を無視した阿呆が!!」
「あんたの説明がいちいち回りくどいんですよヴァニタス!!」
言い争っている2人をローランは止めました。
「待て。」
そしてヴァニタスに近づき顔をマジマジと眺めました。
「君はヴァニタス君!!?お、おぉ・・・神よ!!!」
ローランは牢越しにヴァニタスに抱きつきました。
ヴァニタスは状況が読み取れません。
「やはりヴァンピールに力を利用されているというのは本当だったんだね。あのヴァンピールにも弱みでも握られているのかい?」
「は?」
「こんな少年が青き月の眷属とされたとはなんと不憫な・・・」
ローランはヴァニタスがヴァンピールに利用されていると勘違いしていました。
ヴァニタスは力尽くで腕を払いました。
「お前達は本当に変わらないな・・・勝手に人を哀れみ無自覚に見下すその眼・・・」
「オレがヴァンピールと一緒にいるのも全てはオレ自身の意志だ。オレは常に自分の望んだようにしか行動しない」
ローランを睨みました。
しかしローランは涙を流しながら受け入れません。
「可哀想に・・・彼はきっと自分が何をしているのか理解していないのです。神よどうか彼をお許しください。目を覚ますんだヴァニタス君」
全く話を聞き入れません。
「大丈夫。必ず私が君をヴァンピールの魔の手から救ってみせる」
「なんだお前キモッ・・・気持ちワルイ・・・!!」
「さてと・・・いくぞ“不滅なる刃“」
ローランは振り返るとノエに対峙して戦闘体制に入りました。
ノエはなんとか視界が見えるようになりましたが、ローランの速さは異常です。
狩人は人間ですが薬を注入することで戦闘力を上げて人並み外れた力を出すことができます。。
またローランの刃は鞭のように伸びる能力を持っています。
ノエは攻撃を交わしながらなんとかローランの刃を封じ込めようとしました。
しかし鞭のようになった刃を抑えこめたと思った瞬間。
バチバチッ!
ノエの身体に電流が流れました。
(なんだ今のは)
倒れ込むノエにローランはトドメを刺そうとしました。
「終わりだ。」
そこに牢を脱出したヴァニタスがノエを庇いました。
「はあ?」
ローランはノエを避けるようになんとか刃を別の方向に振り抜きました。
その隙をついてノエはローランを身体ごと全力で投げました。
柱に激突したローランはすぐに起き上がりましたが2人の姿はありません。
「あたたた・・・逃げられたか」
「あ、隊長いた」
そこへ部下のマリアとジョルジュが来ました。
「隊長のことですから迷子にでもなってるのかと思ったのですが。」
「ははは正解。その途中で侵入者を2名発見してね。内1名はヴァンピールだよ。」
2人とも殺気立ちました。
「では狩るぞ」
ローランはノエとヴァニタスを追いました。
その頃逃げたノエとヴァニタスはまた言い争いをしています。
「どうしてオレを庇うような真似をしたんですか」
ノエは怒っていました。
「あの男はオレを殺さないという確信があった故の行動だ、なんの問題がある」
「あんたは人間なんですよ、ヴァンピールと違って下手をすればすぐに死んでしまう。自分が弱いということをきちんと自覚してください!」
「その人間相手にここまで追い詰められているのはどこのどいつだ!」
「・・・勝てるかローランに」
ヴァニタスはローランに聞きました。
「わかりません。でも勝てますよ。オレたちなら」
それを聞いてヴァニタスは笑いました。
「ノエ、オレはここにある男を探しに来た」
ここに来た理由をヴァニタスはノエに話し始めました。
その男の名前はモローと言います。
ヴァンピールの研究に取り憑かれその狂気ゆえに狩人から追放された人物でした。
今回の事件。
ヴァンピールをさらっていたのは正規の狩人ではなく、モローが人体実験の果てに作り出した強化人間だとヴァニタスは言いました。
「奴の“作品“だ。」
そしてヴァニタス自身も元々このモローの実験体だったのです。
そして少年のヴァニタスを人体実験から救ってくれたのが“蒼月の吸血鬼“だったのです。
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