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『ヴァニタスの手記(カルテ)』9巻ネタバレ紹介!
第47話「哂い声」
ここは、異界(アルタス)パリ。カルブンクルス城。
ジャンヌは、ルカの式典用の採寸が終わるのを待っていました。
待っている間、ルカの絵本を読んで時間をつぶすジャンヌ。
絵本の内容から、ジャンヌはハッピーエンドの空想して、一人楽しんでいます。
そんなところに、採寸が終わったルカが、興奮しながらやってきます。
ルカは3か月で、背丈が伸びたようです。
ジャンヌも、それを嬉しそうに聞き、反応しています。
そこに召使いがやってきて、ルカに声をかけます。
「ドミニク・ド・サドについてなのですが、現在行方が知れないとのことです」
ドミニクは3日前から姿が見えない、ということ。
その言葉を聞いた、ルカもジャンヌも固まります。
召使いは続けて、ルカに別件の連絡を始めます。
そんな中、ジャンヌは、3日前のことを思い返しています。
そう。3日前、ジャンヌはドミニクに会って、話をしているのです。
召使いが部屋を出ていくのを見届けた後、ルカは、ジャンヌにお願いをいたします。
場面は変わって、ここは夜の遊園地。
観覧車の上にはドミニク。
ミハイルが傷つくと、飛び降りるように暗示をかけられています。
ミハイルは、ノエに言います。
「その牙をあの白い肌に突き立てて、ヴァニタスの血を暴け-!」
しかし、ノエは、状況がのみこめません。
「父さんとはお前(ミハイル)の父親のことなのか?」
「ヴァニタスが殺した?」
ノエのその言葉に、次はミハイルが驚く番です。
そして、嗤いながら、言います。
「ノエっておにいちゃん(ヴァニタス)のことなぁんにも知らないんだね」
そのあとミハイルは、ノエに、自分の血を飲むように提案をします。
そうすれば、ミハイルの知っているヴァニタスを知ることができるためです。
一方、ノエは混乱をしています。
ミハイルが何を考えているか分からないためです。気持ち悪くさえ感じています。
けれど、ミハイルはノエに時間をあたえません。
早くしないとドミニクに危害を加えることを暗に言います。
ノエは、幼少期の自分とドミニクを思い出します。
ばっさりと長い髪をきった幼い時のドミニク。邪魔だったから切ったといいます。
その姿は、死んでしまったルカにそっくりです。
当時のノエ、涙を流しながら強く誓います。
ドミニクだけは、命に代えても、護らなきゃ、と。
そして、現実のノエは、ミハイルの血を吸い、記憶を見るのです。
ミハイルの過去。
そこには、幼いころのミハイル。
今とうってかわって、髪が伸び、結んでいます。外見は、もう女の子です。
ミハイルの実母は、吸血鬼に殺されたようで、ベットの下に隠れていたためミハイルを助かりました。
それを教会が保護したようです。
狩人(シャスール)たちは、今回始末した吸血鬼について話しています。
しかしミハイルは、一人で、教会の奥にすすんでいきます。
「そっちは駄目だよ」
そんなミハイルをとめたのは、大けがをして包帯をぐるぐる巻きにしたローランでした。
二人は手を繋ぎながら、元居た場所まで戻っていきながら会話をします。
これから新しいおうちに住むこと、多くの子供たちがいることを、ローランはミハイルにはなします。
ミハイルは尋ねます。
「あのひと達(狩人(シャスール))はなんで吸血鬼さんのことをころしちゃったのかな?」
「お母さんを救ってくれたよ!」と。
どうやら、ミハイルは実の母親から虐待をうけていたようです。
ミハイルを殴る時は怒った表情でしたが、吸血されている時には、どんどん優しい表示になっていったと言うのです。
その言葉にローランが泣き出します。
そんなところに、ローランを回収しにきたオリヴィエ達がやってきて、ズルズルと引き戻していきます。
そして、狩人(シャスール)も、ミハイルを探しにきました。
ついていこうとするミハイル。
その背後から突然手がのびてきて、ミハイルを攫っていきます。
攫った犯人は、ドクターモロー。
そして、ミハイルの面倒をNo69(ナンバーロクキュー)にお願いします。
No69(ナンバーロクキュー)は、そう、幼いころのヴァニタスです。
第48話「蒼の夜」
ミハイルの記憶のなか。
ここは教会奥深くの、ドクター・モローの研究所。
ミハイルは、長い髪を切ってもらうところです。
そばには、ヴァニタスが黙って座っています。
そんなヴァニタスに、ミハイルは、自己紹介をしたり、名前を聞いたり、
楽し気にたくさん質問をします。
ヴァニタスは告げます。
「お前はなにも分かっていない。
お前の名前は、もう、ミハイルじゃない。No71(ナンバーナナイチ)だ。
俺たちはモローの、ただの実験台(モルモット)なんだよ」
そこからは、痛く苦しい実験の日々。
泣いても叫んでもやめてくれません。
ミハイルはヴァニタスに助けをもとめます。
ヴァニタスは、真っ青な顔で、自分を使ってほしいと、ドクターモローにお願いします。
その言葉に、歓喜するモロー。
ヴァニタスも、ミハイルと同じ実験を受けることになるのでした。
その日の夜、ミハイルとヴァニタスは同じベットで眠ります。
ベットの中で話しをしたことは、声が出せないNo70(ナンバーナナゼロ)がいるということです。
彼には、別の実験がおこなわれいるようです。
ヴァニタスは、叫び声すらあげられないことを想像して、恐怖するのでした。
実験は最終段階に入ります。
二人を、ヴァニタスの書とリンクさせるというのです。
ヴァニタスの書は、蒼月の吸血鬼が作り出した伝説の代物。
とある筋から入手した、2冊のヴァニタスの書は、本物である可能性が高いということ。
けれども、本を開けるのは、蒼月の吸血鬼の眷属だけ。
本物かどうか、本を開けることができないので、確かめようがないのです。
だから、ヴァニタスとミハイルを、蒼月の吸血鬼の”疑似眷属”に作り替えようとしていたのです。
そう。一時的にだけでも、ヴァニタスの書を開くために、青い液体=蒼月の吸血鬼の血液を、少しずつ2人の体内に注射していたのです。
その真実に、ヴァニタスは吐き気をもようします。
研究員たちは、お構いなしに二人を実験装置へ拘束します。
「殺してやる!!!よくも、オレの体に・・・!」
ヴァニタスは、涙を浮かべながらモロー叫びます。
しかし、モローと飄々と、装置が起動したらショックで廃人になってしまうことを告げます。
実験ボタンが、もう少しで押されそうになる・・・。
その時。
突然、実験装置から稲妻がはしり、研究所が崩れはじめましたのです。
ゆっくりと気が付くミハイル。
崩れた研究所。倒れている研究員。
少し離れたところには、起き上がっているヴァニタス。
そして二人の間には、布を被った長い髪の人物が立っていました。
右手は杖らしきものを握り、左手にはヴァニタスの書らしき2冊も持っています。
「やれやれ、人間には偶に禄でもない事を考えるものが出てくるな」
そう言って、踵を返し、どこかに行こうとする布の人物。
ミハイルは、その人物に向かって、自分たちも連れてってと泣いて叫ぶのです。
少し困った様子を見せるものの、布の人物は、ミハイルを抱き上げ連れて行こうとします。
そして、ヴァニタスに尋ねます。
「おまえも・・・私と一緒にくる・・・?」
様々なことを思いを巡らしながらも、ヴァニタスも、一緒に行くのでした。
第49話「優しい子」
ここはまだ、ミハイルの記憶のなか。
夜。街から少し離れた森の中。空には、蒼い月が浮かんでいます。
研究所を脱出したヴァニタスとミハイルに、布を被った長い髪の人物は教えます。
モローの研究は、教会の教えに反する禁じられた行為だったこと。
いまごろ騒ぎを聞き、狩人(シャスール)たちが、研究所や研究者をなかったことにするために奔走しているだろうということを。
そして、落ち着いたところで自己紹介タイムが始まりました。
ミハイルは元気よく、1番に自己紹介します。
続いて布の人物。
被っていた布をとり、自分に名乗れるような名前がまだないことを伝えます。
「私は蒼月の吸血鬼。
周りのものからは”ヴァニタス”とも呼ばれているよ」と、自己紹介をします。
長い髪が月夜に照らされ、風になびき、とてもきれいです。
ミハエルは、その姿に見とれています。
しかし、ヴァニタスは凶器を握り、蒼月の吸血鬼の目をつぶしに走ります。
蒼月の吸血鬼は、ぎりぎりで右手でそれを防ぎます。
手からは青い血が流れます。
ヴァニタスは、自分たちを喰い殺すために来たのか、それとも体に入れられた血液を取り戻しにきたのか、叫びながら尋ねます。
「違うよ。お前が私に助けを求めたからだよ」
蒼月の吸血鬼の言葉を、ヴァニタスは否定しながら突然意識を失ってしまします。
気付くとヴァニタスは、ベットに横になっていました。
起き上がろうとしますが、力がはいらず、再びベットに沈みます。
熱があるため、体に力が入らないようです。
そこに、ミハイルと蒼月の吸血鬼がやってきます。
この場所は、古い付き合いの人間の家だということ。
恐らく今までミハイルを守るため緊張状態だったので、気が緩んで体調を崩したのだろうということ。
そしてうわ言で「かあさん」と言っていたことを教えます。
ヴァニタスを驚いた表情をしながら、蒼月の吸血鬼の言葉を否定します。
なぜなら、母親はヴァニタスを産んで死んでしまったから、呼べるはずがないというのです。
そのあとも、ヴァニタスは自分のことを少しずつ話します。
街で医者をしていた父親は、旅の一座の一員である母親と出会って、街を捨てたこと。
出産のせいで母親が死んでしまい、父親はヴァニタスを憎んでいたこと。
けれども、吸血鬼に襲われたとき、ヴァニタスを父親はかばって死んだこと。
そして、吸血鬼を世界から消すために、狩人(シャスール)として生きていくことを決意したこと。
しかし、モローの研究所に連れ去られてしまったこと。
研究所では、吸血鬼も連れ込まれ実験されていました。
最初のうちは、実験されて叫ぶ吸血鬼をみて、いい気味と感じていたけれども、だんだん、そんな実験を繰り返す人間の方が恐ろしい存在に見えてきました。
もしも、研究所を脱走したら、別の子供を調達される。
これからどうすればいいのか、なにも分からなくなってしまったとヴァニタスは泣きながら言います。
「私にはわかったことがあるよ。お前はとても優しい子だ」
蒼月の吸血鬼は、ヴァニタスに伝えます。
違う違う・・ヴァニタスは否定を繰り返します。
けれども、ここはミハイルの記憶の中。
幼いミハイルは、うとうととし始め、ついには眠ってしまいました。
ミハイルの記憶を見ているノエは、一つ疑問に思います。
それは、蒼月の吸血鬼がジェヴォーダンでみたネーニアの姿に似ているということです。
記憶は止まることなく、どんどん流れてきます。
楽しい日々。
蒼月の吸血鬼が、精がつくように作ってくれたごはんは、
とても食べられるような物体ではなかったこと。
結局、家の片付けも、掃除も、ごはん支度も、ヴァニタスがやってのけたこと。
徐々にわかっていく真実。
モローの実験で、むりやり吸血鬼側にされて存在が不安定になっていること。
そのため、遠くない内にミハイルとヴァニタスが死んでしまうこと。
だから、救う方法を一緒に探していたこと。
しかし、ミハイルの体に限界がきました。
鼻から血を出すミハイル。
二人を蒼月の吸血鬼の眷属にすれば、
助かる可能性がある、と蒼月の吸血鬼は初めて告げます。
ミハイルは、眷属になると言います。
これからもずっと3人で一緒にいたいからです。
一方、ヴァニタスは、眷属にならないと言います。
最後まで人間のままでいたいからです。
しかし、次の記憶では、
蒼月の吸血鬼は灰となり、近くにはヴァニタスの姿がありました。
そして、現実では、
ミハイルとノエのもとへ、ようやくヴァニタスが到着しました。
第50話「過去を手繰る糸」
ミハイルは、思います。
痛いのは嫌い。寒いのは嫌い。暖かくて優しいものが好き。
ずっと3人で一緒にいたい。
そのためなら、なにをしても許されると思う?
現実。夜の遊園地。
ノエとミハイルのもとへ、やってきたヴァニタス。
ノエに血を吸わせて、過去の自分たちことの知ってもらっていたと、ミハイルは、ヴァニタスに言います。
「お前は何も覚えていないんだな。
あの日、オレ達に何があったのか。
俺が何故、蒼月の吸血鬼を殺したのかも。何一つ。」
ヴァニタスのその言葉を、ミハイルは肯定し、”優しいひと”が、ミハイルを助けくれたことを教えます。
そして、蒼月の吸血鬼を蘇られる方法があるとも、伝えるのです。
また、三人で暮らそう、と。
「ふざけるなよ。あいつの存在を完全に消し去るために、オレがこれまで・・・どんな・・・」
ミハイルの言葉に激怒しながら、銃を撃つヴァニタス。
その間に、ノエが入り込みます。
ミハイルに何かあったら、観覧車にいるドミが飛び降りてしまうので攻撃をやめてほしいと、叫びます。
そして、地面に手をついて、さらに懇願するノエ。
「”あの日”になにがあったのか話して下さい」
もちろん、ヴァニタスは断ります。
利害関係が一致していたから、一緒にいただけで、ただの他人であると突き放します。
それでも食い下がるノエ。
ノエは、もうルイの時のように、友人を失うわけにはいかないのです。
「呪い持ちになったのが自分ならよかったのに。
自分じゃなくてルイが生きてた方がノエも喜んだ」
ドミニクが泣いて言っていたことを、ミハイルは教えてます。
初めて聞くドミの言葉に、涙を浮かべるノエ。
「くだらん」
「オレの血を吸おうとしたら殺す」
「先にあの女から始末してやろうか!?」
「これ以上あの口五月蠅い女に付き纏われずに済むぞ」
続けざまにしゃべるヴァニタスに向かって、牙をむき出しにしてノエが襲い掛かります。
その一瞬、ヴァニタスの脳裏に、誰かの声が響きます。
「お前の記憶を決して誰にも奪わせないで」
ドン
銃声が響きます。
ヴァニタスがノエの目元に向かって銃を撃ちました。
右瞼から血を流すノエ。
ヴァニタスに撃たれたと気づき、また襲い掛かります。
ヴァニタスは自らの首に、狩人(シャスール)が使っていた身体能力増幅の薬を打ち、ノエを・・吸血鬼を殺すと言い放ちます。
第51話「声なき叫び」
昔の記憶。
どうして蒼月の吸血鬼を、”とうさん”と呼ぶのかと、
ヴァニタスは、ミハイルに尋ねます。
だってヴァニタスの目に、蒼月の吸血鬼は、女に見えるからです。
その言葉に、男!と反発する、ミハイル。
そんな二人に、男でも女でも、世界に存在するどの生き物とも違うと蒼月の吸血鬼は教えます。
なんなのかを、知ろうとして、それを酷く後悔をしている、と言うのでした。
すこし場面は変わり、ミハイル、ヴァニタス、蒼月の吸血鬼がまた話しています。
「ルーナ?それが私の名前かい?」
蒼月の吸血鬼は、すぐに気に入りました。
「誰かが月を見上げる度に、その名を呼ぶ度に、私もそこにいられるような気がする」
場面は、現在にもどります。
ノエと戦う、ヴァニタスをみている、ミハイル。
「好き。愛している。そして、絶対に許さない。」
ミハイルの記憶を覗いたノエには、ヴァニタスを許さないという感情が残っていました。
ノエは、自分自身の感情ではないと頭ではわかっているものの、戦いを止めることができません。
ヴァニタスは、ヴァニタスの書を使い、周辺の人形を一気にノエへ向けて大爆発させます。
静まり返る遊園地。
息を切らしているヴァニタス。
爆発物の瓦礫の山が、目の前にありました。
立ち上がろうとしたその瞬間、なにか大きなものが飛んできて、すかさず避けます。
瓦礫の山に、ノエが立っていました。
右手の爪は、鋭く伸びていました。
場面は変わり。
ダンテの蝙蝠に呼ばれ、ヨハンとリーチェがやってきました。
そこには、額から血を流すダンテと、手当をするアメリアがいました。
ダンテは、ヴァニタスに銃を奪われたことをヨハン達に伝えます。
アメリアは、ノエに手紙を渡すと血相を変えて飛び出したこと、
そのことをヴァニタスに伝えたら、ダンテの銃を奪って出ていったことを説明します。
ダンテは、ノエとヴァニタスが戦っていると予想します。
リーチェは、二人には力の差があるので、酷い戦いにはならないのではと、言います。
「ノエちゃんって、ひとを殺したことがないでしょ?」
ヨハンは、冷静に自分の考えを、話し続けます。
「自分は強いから、誰も殺したくないと思っている者と
自分は弱いから何を使ってでも生き延びると思っている者じゃ
いざという時に決定的な差が出るもんよ」
場面は戻り、遊園地。
ノエとヴァニタスの戦いは続いていました。
ノエは、鋭い爪に変化した右手を振りかざし攻撃を仕掛けます。
そこに、自ら前にでてくるヴァニタス。
ノエは迷います。
止まらないとヴァニタスを殺してしまうかもしれないからです。
しかし、ヴァニタスは、躊躇なくノエの胴体を斬りつけました。
幕間「迷子語り」
ノエ・アルシヴィストの場合
ホテルに帰ってきた、ヴァニタスと酔っぱらっているダンテ。
今日のノエは、カフェのウェイターとして働く日でした。
そして、仕事が終わったらパリを散策すると、アメリアに伝えていたようです。
捜索範囲が広すぎだと、怒るヴァニタス。
それを、探してやるのかと、ニヤニヤしながら見つめるダンテ。
そして、今までのノエの行動傾向を把握しているヴァニタスと、
自称・パリを牛耳る情報屋ダンテで協力し、ノエ捜索会議が始まります。
アメリアは、なんだか楽しそうと二人を微笑みながら見ていました。
そして、無事に、ノエを発見。
連れて帰ってきたダンテとヴァニタスは、ドヤっていました。
ローラン=フォルティスの場合
8時間ほど前、
「今日は非番だし、ちょっと太陽あびてくる!」と言い出かけたまま、返ってこないローラン。
彼の部下のマリアとジョルジュは、オリヴィエに、ローランが行きそうな場所を尋ねます。
「お前たちはまだローラン=フォルティスという男のことを正しく理解していないようだな」
オリヴィエはそういい、昔のはなしをします。
その時も、同じように詰め所にローランは戻ってこなかったそうです。
付き合いが長いということで、心当たりを聞かれ、それらから早く解放されたいため、ローランの施行を読み解こうとしたそうです。
あらゆる角度から、彼の思考を考えに考え抜き、いざ、ローランを捕獲作戦を開始しようとしたとき、ひょっこりと、ローランがかえってきた、とか。
あれ以来、オリヴィエはローランの思考を読まないことにしました。
それよりも、アストルフォの方が適任者であることを教え、部屋に戻ってしまいます。
マリアとジョルジュは、アストルフォの部屋を訪ねましたが、問答無用で部屋から追い出されてしまいます。
以前のアストルフォは、ローランを崇拝し、べったりとくっついてくる少年だったとジョルジュは話します。
それは、吸血鬼から救ってくれたのが、ローランだったからです。
しかし、ローランを完璧な存在と崇拝したためにひとつの相違点を「裏切り」と感じてしまい、いまのような状態になってしまったかも、と伝えます。
2人で、そんな会話しているところに、背後からアストルフォが声を掛けます。
明日のローランの予定では、早朝から狩人(シャスール)達の訓練があるため、
お酒を飲んだりすることもなく、また、迷子を避けるため遠出もしないだろうということ。
何か事件に巻き込まれたのなら、必ず教会に連絡をしてくれること。
なので、迷子になった猫を探すのでも手伝ったりしているのでは?
そう言い、部下を連れてアストルフォは出かけていきました。
なんだそれ・・・。
そう呟く、マリアとジョルジュ。
しかし。
その予想は見事に的中。
お礼にお酒をたくさんのもらって、ローランは無事に帰ってきたのでした。
ルイの場合。
突然、ルイは、森に出かけると言いました。
迷子になってしまうかもしれないけど、今行きたいから仕方がない。
迷子になっちゃうかもしれないけど。
そう言って、ルイは行ってしまいました。
ルイがかえって来ないことに、おろおろする、ドミニクとノエ。
ルイが座っていた椅子には、1冊の絵本がありました。
ドミニクは、その本を読みます。
内容は、妖精と仲良くなったことで、向こう側の存在になってしまった少年の物語でした。
森まで、ルイを探しに来たノエとドミニク。
その様子を、木の上からこっそり見ているルイ本人。
ノエが困っている様子を見て、とても満足気です。
すると、ドミニクは涙を浮かべ震えながら、あの絵本のように、ルイが妖精に連れていかれて、もう二度と会えなくなったらどうしよう、と言います。
それを聞いて、大泣きするノエ。ドミニクもつられて泣き出します。
見かねて、ルイが二人に声を掛けます。
驚きながらルイを振り返り見るノエとドミニク。
そして、ルイに勢いよく抱きつきます。
見つけられてよかった~。
二人の言葉に、うれしさと罪悪感を感じるルイ。
そして一緒に家へ帰るのでした。