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【最新版】サンデーうぇぶりの使い方やメリット・デメリットを徹底解説！おすすめ漫画ランキングも紹介！
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『ヨルムンガンド』2巻 ネタバレ紹介！
第6話 ムジカ・エクス・マキーナ phase.1
この話ではオーケストラと呼ばれる殺し屋が現れます。
チナツという名の少女と彼女が師匠と慕う男の二人組の殺し屋です。
二人は自分たちの仕事を演奏に例え、また、この時に使用した銃はチナツが細工をしたものですが、これもオルゴールと呼んでいます。
そして仕事を終えた二人は新たなターゲットの待つ次の町へと向かいました。
一方、ココ率いる私兵部隊はドバイに滞在していました。
滞在先のホテルではココとトージョがヨナに算数を教えています。
ココはヨナに自身の部隊に来た以上は「ステキ人間」にならなければならず、そのためには語学、数学、理科、社会、一般教養と多くのことを学ぶ必要があり、ココの私兵である他八人は皆、一癖も二癖もあるが各人はとても優秀であると言います。
そんな話をあくび交じりに聞いていたヨナはトージョに次の問題を解くよう指示されます。
けれど算数が苦手なヨナ、彼は書いていた計算式を途中で諦め、「だいたい300くらいだ。」と算数の世界ではあってはならないことを言います。
そして算数の授業に飽きてきたヨナはココの見ているものに興味を持ちます。
それは「ヒットマンリスト」（殺し屋リスト）で、ココのような武器商人は常日頃から殺し屋などに命を狙われています。
武器商人は恨みを買いやすい、ココとトージョは（恨みを）買いすぎてそろそろ売りたいけど、誰も買ってくれないと大爆笑します。
その後ココはバルメと共に町へと観光へ向かいますが、授業が嫌なヨナはトイレに行くふりをして抜け出します。
町でココとバルメがウィンドウショッピングを楽しんでいる最中、突然ココは腕を掴まれます、その相手はオーケストラのチナツ。
チナツはココにいつかは殺されると分かっているのに武器を売って生きる理由を尋ねます。
チナツに対してココは「殺し屋ごときが私に問うか！？私を殺せたら答えてやる、オーケストラ！！」と珍しく感情を露わにします。
第7話 ムジカ・エクス・マキーナ phase.2
オーケストラとの戦闘が始まった頃、騒ぎを聞きつけたヨナは懐から銃を取り出しココの元へと駆け付けます。
ココは駆け付けたヨナに対し、ナイスタイミングだと笑いかけますが、ヨナは危険な目にあっているというのに笑顔のココのことを「どうかしてる」と心底不思議そうに言います。
しかしココにしてみれば殺し屋に襲われることなど日常茶飯事、殺し屋の弾なんて当たるときは当たるし、当たらないときは当たりたくとも当たらない、と割り切った考え。
その後も続く戦闘でバルメは左足を負傷してしまいます。
仲間を傷つけられたことに激怒したヨナはオーケストラ、師匠の元へ吶喊（とっかん）していきます。
近くで状況を見ていたレームはヨナを引きずり戻し、少年兵を忘れろ、自分たちがやるのは一方的な殺しだと彼を諭します。
そしてヨナはレームより新たにココを守り、町を逃げ回る任務を与えられ、ココとヨナは走り出します。
第8話 ムジカ・エクス・マキーナphase.3
戦闘の場を離れたココとヨナの代わりにオーケストラと闘い始めたのはレーム、負傷したバルメの分も一人でオーケストラ二人を相手にします。
レームの銃にはサイレンサー（銃声を無くす器具）が装着されており、これに師匠は激怒します。
オーケストラと呼ばれているだけに銃撃戦での銃声を音楽と呼びメロディを奏でているようです。
熱くなっている師匠をチナツがなだめ、逃げたココ達を追いかけます。
ココ達の方はと言うと、逃げている最中、ヨナはココに武器とはどういう物なのか自分の思うところを述べます。
そんなヨナに対しココは「初めて君の想いのひとつをはじめて聞けた気がする。嬉しいよ！」と笑顔で答えます。
ココの仲間たちがココ達を見つけたと同時にオーケストラも現れ、カーチェイスそしてさらなる銃撃戦に突入します。
激しい銃撃戦のさなか、応戦していたマオはオーケストラの乗っている車に重機関銃が積まれているのを発見します。
いくら車を盾にしたとしても重機関銃を放たれたら横薙ぎ（よこなぎ）にされてしまい、ひとたまりもありません。
そこでヨナはココの腕を引き、咄嗟の判断で横の海に飛び込みます。
そしてココとヨナが生きていたことに気が付いた師匠は憤ります。
その時、ヨナが撃った銃の一弾がチナツのかぶっていた帽子を吹き飛ばしました。
これに何か嫌な予感を感じたチナツは師匠にここはいったん引き、もう一度立て直そうと提案します。
ですが、頭に血が上り冷静に物事を考えられなくなっている師匠はチナツの提案を聞き入れず隠れていた物陰から飛び出してしまいます。
その瞬間、師匠の左胸を一発の銃弾が打ち抜きました。
第9話 ムジカ・エクス・マキーナphase.4
胸を撃たれたことで、地面に膝をついた時、二発目の銃弾が彼の頭を打ち抜きます。
これをなしたのはルツ、実に900ｍも離れたところからの狙撃でした。
師匠を殺されたチナツは驚きと絶望のあまり叫びます。
撤退をレームより命令されますが、オーケストラは二人組だと聞いていたルツはもう一人いるのだろうと問います。
しかしレームはこれに対し、たとえ射線上に出てきたところでお前には撃てないと断言します。
完全に冷静さを失ったチナツは何年も何年も追いかけまわし「皆殺しにしてやる！！」とまるで吠えるかのように叫びます。
ふらふらと射線に出たチナツを見つけたルツは女、子供じゃないかと撃つことをためらい、案の定撃つことが出来ませんでした。
ルツにはたとえ自分のリーダーであるココを狙う殺し屋だとしても撃つことのできない理由があるようです。
その後何とか正気に戻ったチナツは近くに落ちていた師匠のロザリオを口にくわえ、銃を持ちその場から立ち去ります。
その様子を見ていたココはあることに気が付き、疑問を抱きます。
「あいつ、どうしてパンツはいてないんだ！？」と。
チナツが去った後、また新たな人物がココの前に現れます。
現れた男は開口一番、ココを逮捕すると言いました。
ココが警察に見えない、何者か？と尋ねても現行犯逮捕が出来るただの一般人だと意味の分からないことを言う男です。
ココの隣に居たヨナは「どうする？」と指示を仰ぎますが、そんなヨナを男は蹴り飛ばします。
これを見たココは近くにいるであろう私兵達に撤退のハンドサインを送りました。
所変わってドバイの警察署内では、ココを逮捕すると言った男と警察官が話しており、男は自身のことをスケアクロウと名乗り、彼の目的はココの身柄と銃撃戦の映像データの入手だと言いました。
しかし警察官は銃撃戦など起こっていないとおかしなことを言います。
そのころココは警察署の署長と話しており、実はスケアクロウと名乗る男はアメリカのＣＩＡ職員であることを知ります。
けれどココにとってはＣＩＡに目をつけられる事も慣れっこのよう、また、もともとココと繋がっていた署長は銃撃戦のもみ消しを試みますが今回はやりすぎだとココにペナルティーを科します。
それはココの私兵全員を滞在しているホテルに拘束するというものでした。
そしてココの去り際に署長は「お父上によろしく。」と一言声を掛けます。
この言葉にココは冷たい視線を送ります、本当に署長が繋がっていたのはココの父親だったようです。
警察に騙されていたことを知ったスケアクロウはココが警察署を出るだろうと踏み、勢いよく部屋を飛び出します。
彼がココを見つけた時、ココは堂々と正面玄関から外に出ようとしている所でした。
ココに近づいたスケアクロウは「悪党が！」とココを殴ります。
殴られたにも関わらずココはまた笑みを浮かべ、血をぬぐいながらスケアクロウに近づき、「雑魚には、構ってるヒマがないんだ。」と不気味ともとれる笑顔で言います。
スケアクロウは警官に取り押さえられながらずっと追い回してやるとココに向かって叫びます。
一人、外に出たココは今日は二回も追い回す宣言をされてしまったと独り言をつぶやきますが、その瞬間、チナツに言われた言葉と署長に科されたペナルティを思い出し恐怖からか一歩も動けなくなってしまいます。
その時横の花壇からひょっこりとヨナが現れます。
ココがホテルに拘束されているのでは？と問うと、「僕だけ通れた。新人だからじゃないか？」とあいまいな答えが返ってきました。
適当ねと言いながらもココは嬉しそうな表情でヨナは優秀だと彼を誉めます。
第10話 ムジカ・エクス・マキーナ phase.5
二人は帰り道で武器の在り方、武器商人についての話をします。
ココは武器商人が憎いはずなのにヨナの撃つ銃弾には冷徹さと優しさが混在し不思議な印象を受けると言います。
ヨナはココならいいと答えますが、そんなヨナにココは言います「優しさはヌルさだ。この世界は優しい君に優しくない。」と。
更に今の世界は子供達の未来よりも戦争が好きだという事実をヨナに教えます。
それに対し、ヨナは武器商人なのだから武器が売れて喜べばいいのにと思いますがココは矛盾したことを話しても良いのは数多の職業の中でも武器商人だけだと言い、二人は帰路につきます。
場面が変わって三日後の夜、ココ達の滞在しているホテルの屋上にチナツが現れます、もちろん、ココ達を殺すためでしょう。
手すりを飛び越え床に足を付けた時、「私に銃を向けた瞬間、死ぬぞ。」と屋上で見張りをしていたココに言われます。
チナツは近くにスナイパーがいると悟りましたが師匠を撃った人物より凄腕のようで居る方向すら分からず、負けた、とおとなしく銃を床に置きます、因みにチナツを狙っているスナイパーはレームです。
ココは話したいことがあり、丁度良かったとチナツに近づきます。
この時ココはずっと疑問に思っていたことを聞きます、なぜパンツをはいていなかったのかと。
チナツはむかつく女だと赤面しますがココは至ってまじめな様子で代わりに出合い頭の質問、いつか死ぬと分かっていても自分が武器を売る理由に答えてやると言いました。
チナツはため息を一つついた後語り始めます、師匠との初仕事の日、ターゲットの家に向かう途中で川に入ったが、下半身が濡れていることが気持ち悪く下着を脱ぎ捨てた、その日は銃弾がよく当たり師匠に褒められた、と話しこの事が理由だと言います。
話を聞いたココはイイ話だと爆笑しながらコメントします。
じゃあ私の番だとココがチナツに武器を売る理由を話しますが、耳につけているインカムをその手で押さえ、その言葉はその場にいるチナツにしか聞こえません。
一拍置いた後チナツは「恐ろしい奴。」と一言こぼします。
チナツのことを気に入り始めたココは雇ってやってもいいと提案しますがチナツはココのことが許せないと言い、「見損なうな武器商人！！」と隠し持っていた二丁目の銃をココに向けます。
その瞬間、彼女はレームに狙撃されその場に崩れ落ちますが倒れる寸前、ココはチナツの手を引き自身の胸に抱き寄せます。
床に横たえられたチナツは最期にココの方を向き、ばけものだと涙を流しながら絶命します。
一方で仕事を終えたレームの元にルツがやって来ます、なぜ彼が来たのかを察したレームはなぜ自分には撃てたのか話し、それは仲間を殺されたからだと言います。
スッとチナツの瞳を閉じてやったココは署長へと電話をかけます、その口元はいつもと変わらず笑みを浮かべていますがどこか悲しそうな雰囲気を感じます。
ここでオーケストラとココ達との戦いが幕を閉じます。
第11話 Vein phase.1
ドバイを出発したココ達は次なる目的地のアフリカに向かうため航海をしていました。
仲間達が新しい銃の性能を試しているのを見ながらヨナは自身の武器に対する思い、そしてココと話すときの常に何かに化かされている感覚にも何も変化が無い事をぼんやりと考えています。
ココ達は順調に航海をしていましたがかかってきた電話をとるなり「ヤバイ！！！」と大声で叫びました。
その電話の内容は十分後に近くに来る船にココの兄、キャスパー・ヘクマティアルが乗って来るというのです。
そこでココはワイリにヨナを語学の授業を受けさせるという名目で部屋から出さないよう命じました、それもそのはず、ヨナとキャスパーには因縁があるからです。
ヨナが授業を始めた頃キャスパーがココ達の船にやって来ました。
キャスパーはココにアメリカのＣＩＡ、スケアクロウの話をします、彼もスケアクロウのことを知っていたようです。
キャスパーにもめちゃくちゃな奴と言われたスケアクロウですが、実は彼には金策の才能があるらしく、そのため世界各地を回り、ある程度の融通が利き、どこまでも追い続けてくるスケアクロウ（金のカカシ）として知られている人物でした。
しかしココは「どーでもいー」と全く興味が無い気の抜けた返事をします。
ワイリに語学を学んでいるヨナはドバイでココに言われた「矛盾したことを喋っていい職業は武器商人だけ」という言葉を彼に告げます。
それを聞いたワイリは矛盾と言う言葉の意味をヨナに教え、中国の故事での有名な話、矛と盾の話をします。
一通りこの話を聞いたヨナは「まぁまぁ、面白いかもねっ。」と少しわくわくした表情で答えます、彼は語学の授業は好きなようです。
再びココ達のシーンに戻り、ココは中国人についての話題をキャスパーより振られます。
ココはドバイにはいなかったと言い、続けて華僑（中国商人）なんてどこにでもいるでしょうとなんとでもないように言います。
キャスパーは彼らのことを悪い商人と呼び、「アフリカの陸では確実に出くわす。華僑に気を付けろ。」とココに念を押します。
彼らの組織名は「大星海公司」（ターシンハイコンス）、表向きは貿易会社として活動している連中だと言いました。
フーンと相変わらず興味なさげに答えるココですがその視線は鋭いものに変わっています。
まじめに授業を受けていたヨナはトイレに行きたくなったようでワイリに許可を乞います。
ワイリがトイレの前でヨナを待っているとそこにキャスパーがやって来ました。
キャスパーとワイリは挨拶をかわします。
その時ワイリがなぜココにヨナを部屋から出さないように言われたのか気付きますが時すでに遅し。
トイレでキャスパーに対面したヨナはナイフを取り出しキャスパーに向けようとします。
しかし、キャスパーの仲間であるチェキータに簡単に取り押さえられ、持っていたナイフを曲げられてしまいます。
怒りのあまりヨナは「キャスパーアアアア！！」と普段のヨナからは想像もつかないような表情で叫びますがキャスパーは飄々（ひょうひょう）とした様子です。
更にキャスパーはヨナにこんなのは挨拶程度だよなと言います。
ワイリはヨナをなだめる為に間に入りますが、それでもまだヨナの怒りは収まりません。
そして他の部屋で次の計画を話しているココ達はワイリとヨナに連絡を取ろうとしますが電話に出ないと不思議そうなココと怒りに満ちた表情のヨナのシーンでこの巻は終わります。