ブルージャイアント沢辺雪祈が事故？ボストンで再登場で再会？アメリカその後の最後を紹介！髪型や彼女ソロ

『BLUE GIANT』は、ジャズに魅せられ世界一のジャズプレーヤーを目指す高校生・宮本大（みやもと　だい）が、ジャズを取り巻く様々な人間との出会いと別れを経験しながら、ジャズプレーヤーとして成長していく姿を熱く描いた、本格ジャズ漫画です。

現在、『BLUE GIANT』『BLUE GIANT SUPREME』の続編である『BLUE GIANT EXPLORER』が『ビッグコミック』で連載されています。

また、2023年にアニメ映画化され原作ファン・映画ファンにとどまらず大ヒットしました。

今回は、そんな『BLUE GIANT』から「沢辺雪祈（さわべ　ゆきのり）」についてご紹介します。

沢辺雪祈は、大が東京で出会う才気あふれる凄腕ピアニストです。

若くしてまわりから才を認められる天才ピアニスト。

クールな外見に反し、心のうちではジャズへの熱い思いを持つ主人公達のバンド「JASS（ジャス）」のピアノマン、沢辺雪祈についてわかりやすく解説します！

『ブルージャイアント』を全巻無料で読む方法は？

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髪型がかっこいい？彼女持ち？『ブルージャイアント』沢辺雪祈の基本情報を解説！

沢辺雪祈（さわべ　ゆきのり）は東京の大学生です。大学に通いながら、ジャズバーなどでピアノを演奏しています。

その腕は、有名プロからバンドメンバーとして誘われる程の実力です。

マジ雪祈イケメンすぎなんだか pic.twitter.com/NhezBbXznc

— あいったー (@Paragusboy) March 25, 2017

外見は長身で整った顔をしています。

また髪型はツーブロックで、上部をオールバックにして後ろで伸ばした髪をくくっています。

普段は髪をおろしているときもあります。

特定の彼女はいないようですが、幼少時に一緒にピアノを学んだ「アオイちゃん」との思い出がピアノを続けている原動力の一つとなっています。

性格は、自分の才能をひけらかす態度をとったり、他人を容赦なく批判したりする所があり、傲慢な性格をしています。

ただ、ピアノに対してだけは真摯な気持ちで取り組んでおり、今の古臭いジャズ界を若い自分たちが変えていきたいという熱い気持ちを持っています。

有名プロからの誘いを断り、今のジャズ界を変えるという自分の野心を実現させるきっかけを求めていたところに、大と出会います。

沢辺雪祈の過去とは？天才ピアニストの情熱と目標！

雪祈は長野県出身で、大学進学時に東京に出てきました。

大はそのクールでおしゃれな外見から東京出身の「オボっちゃん」だと思っていたようです。

雪祈の東京生活は、大学にはあまり顔を出さずバイトの稼ぎもすべてジャズのために費やすというストイックなものでした。

雪祈の実家は、母親が小さなピアノ教室をしていました。

雪祈は、幼少時に母親のピアノ教室に来ていた年上の女の子「アオイちゃん」の楽しそうにピアノを弾いている姿にあこがれを持ちます。

しかし、アオイちゃんは家庭の事情で音信不通になってしまいます。才能がありピアノを続けたくとも続けることができない無念を幼い雪祈は知るのでした。

それでも、大きくなったアオイちゃんがピアノを続けていて欲しいと雪祈は願っており、アオイちゃんの分までピアノを演奏すると決心したのでした。

雪祈は、ジャズの巨人たちが魅せる、観客をどこか別の場所に連れて行くような演奏を理想とし、日々努力しています。

雪祈はその熱い思いを実現するために、まずジャズマン憧れのステージ「So Blue」の舞台に立つことを目標としているのです。

自分をさらけ出すソロ！沢辺雪祈の「SoBlue」ライブを紹介！

雪祈、壁にぶつかる

ジャズをするため上京してきた大と出会った雪祈は、互いのジャズへの気持ちと才能を認め一緒に組むことにします。

大がサックス、雪祈がピアノ。そして、大の同級生だった全くの素人の玉田俊二（たまだ　しゅんじ）をドラムに加えてバンド「JASS（ジャス）」を結成します。

JASS結成後、雪祈たちは初ライブの失敗やオリジナル曲作成などを経て、徐々にその実力がまわりに認知されていきます。

BLUE GIANT 9巻完読…大と雪祈と玉田のライブが最高！！！#石塚真一 #音楽が好きな人と繋がりたい #ブルージャイアント #ビッグコミックス #読書 #多読 #本 #完読 pic.twitter.com/doFVkiDMvv

— Nick T (@blackvitruvian1) December 8, 2022

機が熟したと感じた雪祈はジャズマン憧れのステージ「So Blue」に立つべく、プロギタリスト川喜田を頼りSo Blueの担当者に取り次いでもらいます。

川喜田から紹介されたのは、平という人物。その平に雪祈はJASSのライブを見に来てもらえることとなりました。

平が見に来たライブで、JASSは全力の演奏を披露。

ライブ後、雪祈は平と直接対面し自分達について評価してもらう機会を得ます。

しかし、その評価は雪祈にとって厳しいものでした。

平は、大や玉田に対してはそのひたむきな演奏と気持ちを評価しましたが、雪祈に対してはどこか他人を馬鹿にした態度について、そして小手先の技術に頼り本当のソロができていないと評価しました。

その厳しい評価に独り悔しい思いをする雪祈。同時にSo Blueのステージが甘くはないことを知りました。

雪祈が初めて出てきた時は才能あるいけ好かないやつって思ってたけど、どんどん雪祈の努力とか、想いとか見えてきて、雪祈すげぇなってなってからこれ。
雪祈もまだ10代、若いんだったなって思い出した。
お前はまだまだ上に行ける、頑張れって言いたくなる#bluegiantのワンシーン pic.twitter.com/sJQdslLVbJ

— 秋沙 (@GeMoLLbkRqXojPx) June 5, 2017

プライドを砕かれた雪祈。大にソロについて相談すると、そこでもソロに対する意識の違いを思い知らされます。

雪祈は自分がソロをできるレベルに至っていないことを認め、猛練習を始めます。

雪祈、So Blueに立つ　魂のソロ！

雪祈は「内臓をひっくり返すくらい自分をさらけ出す」ソロのため猛練習をします。とにかくピアノに向き合い何日も弾き続けました。

それでもソロの壁を破れない雪祈でしたが、大がライブ中に雪祈を焚きつけることでついに雪祈はソロの壁を破ります。

そして雪祈にチャンスがやってきました。

So Blueで公演予定の海外大物バンドのピアニストが体調不良でキャンセルとなり、急遽代役のメンバーが必要となったのです。

So Blueの平は、以前に雪祈に厳しい言葉を投げかけましたが、実力のある若手に今の古臭いジャズを変えてほしいという思いを持っていました。

平は雪祈にSo Blue出演を打診し、雪祈は大と玉田からの後押しもあり出演を決めます。

本番前練習で、突然の代役でもバンドに溶け込む実力を見せ海外大物ジャズマンに認められる雪祈。

いよいよ憧れのSo Blueの舞台に立ちます。

雪祈はそこでいままでできなかった「自分をさらけ出す」最高の演奏をし、ライブを成功させます。

ライブの成功を見届けた平は、JASSにもSo Blueのオファーを出すことを明言しました。

# bluegiantのワンシーン
「ソーブルー」でやる最後かもしれないという思いを持ちその中で、今の自分にあるすべてを出し切ろうとする雪祈が完全に自分のできること以外、余計な考え雑念などすべて振り切りピアノに向かっている目に感動を覚えた！ pic.twitter.com/pNYdjvTCRJ

— gas (@CarterHiphop) March 11, 2017

沢辺雪祈が事故！退院できる？その後は？東京編の最後についてネタバレ！

正式にSo Blueから出演の依頼を受け、いよいよ勢いに乗る雪祈たちJASS。

CDリリースも内定し、順風満帆。しかし、思わぬアクシデントが起きてしまいます。

道路の交通整理のバイトをしていた雪祈に、居眠り運転のトラックが突っ込み重傷を負ってしまいます。

右手を切断するかどうかという音楽生命にかかわる大ケガ…これでは目前に迫ったSo Blueのライブに出演できるわけがありません。

それでも、大と玉田は雪祈抜きでSo Blueに出演することを強行します。

雪祈のいないJASS。So Blueに来た観客も事情を知り涙を浮かべる人がいます。

そんな中、大と玉田はライブをやりきりました。

ライブ後、大たちは入院中の雪祈を見舞いに行きます。そこで雪祈はJASSの解散を申し出ます。

まだ成長中の大を思うが故の雪祈の申し出…大は解散を受け入れます。

その後雪祈は海外へ旅立つ大を電話で見送り、右手を療養しながら作曲の勉強をするのでした。

なお、アニメ映画ではJASSライブに無理矢理退院した雪祈が左手だけで演奏する展開となっており、原作と違っています。

また、巻末のインタビュー漫画の中に雪祈が未来でも音楽に関わっていることをうかがわせる描写があります。

自分の力で壁を乗り越えた男の顔、キレイだなあ
3人でソーブルーに立つところ、見たかったなあ…#bluegiantのワンシーン pic.twitter.com/msTXvdeyUn

— 鼻兎 (@usagi_hana) June 6, 2017

沢辺雪祈はアメリカ編で再登場？ボストンで再会？その後は？

『BLUE GIANT』の続々編である『BLUE GIANT EXPLORER』では雪祈が再登場します。

再登場時には、雪祈はボストンのバークリー音大に在籍しています。

その右手は動かず、作曲の勉強をしています。作中では右手が動かないもどかしさを感じているシーンがあり、雪祈の心には葛藤があるようです。

雪祈と再会した大は、アメリカで結成したバンドのための曲を雪祈から提供してもらいます。

『BLUE GIANT EXPLORER』のクライマックスにつながるシーンです。

沢辺雪祈の『ブルージャイアント』でのかっこいい名言を紹介！

才能のない奴は、全っ員ヘタクソ

雪祈が大との初対面時の会話で言った言葉です。

自分の才能に絶対の自信を持つがゆえの傲慢さがあらわれています。

雪祈の尖った部分がわかる言葉となっています。

次は…もっといい演奏しますので

So Blueの平からソロができていないことを厳しく指摘された後、これまでないがしろにしていたファンをわざわざ訪ねて言った言葉です。

So Blueの平との会合のため、ライブ後のサインを求めて出待ちしていたファンを振り切った雪祈。

そういう傲慢さがSo Blueへの道を妨げていることに気が付いた雪祈は、サインを断ったファンを偶然見つけます。

ファンは日々の生活の中で、わざわざお金と時間を使って雪祈の演奏を聞きに来てくれている。

そのありがたさを再認識し、ファンにサインと共に感謝の言葉をかけて頭を下げたのでした。

「JASS」だけど、解散しようぜ

雪祈抜きのJASSのSo Blue でのライブが終わった後、雪祈を病院に見舞いに来た大と玉田に雪祈が言った言葉です。

最高のバンドだったJASS。しかし大、そして自分と玉田も違う道に進まなければならない…

大のさらなる成長にJASSが妨げになることを悟り、大を次のステージに送り出す雪祈の気持ちが伝わってきます。

沢辺雪祈の映画でのアニメ声優は誰？小説の内容は？

『BLUE GIANT』には漫画の他、アニメ映画があります。

雪祈の演奏シーンにはジャズ・ピアニストの上原ひろみさんを起用し、音とライブにこだわった作品となっています。

アニメ映画版『BLUE GIANT』は、雪祈の声優を間宮祥太朗さんが担当しています。

また、小説「ピアノマン～ BLUE GIANT　雪祈の物語～」では、雪祈を主人公に原作にないエピソードや作中での雪祈の細かい心理などが描かれており、原作や映画をより深く楽しめる内容となっています。