キングダム62巻ネタバレ無料!タダで漫画読めるのか調査!ついに六大将軍が復活!そのメンバーとは?

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『キングダム』62巻ネタバレ紹介!

第669話 識 

幼少期に礼と識は、外に出たら何をしたいか仲良く話し合っていました。

 

かわいい子犬を飼いたいという礼を見て、識は笑います。

 

笑われた礼は、「識は何をしたいんだよ。」と問います。

 

問われた識は黙り、遠くを見つめていました。

 

そんな仲の良かった二人も、祭(さい)で殺し合うことになります。

 

全力で戦おうと二人は約束していましたが、識が約束を裏切り、剣を止めてしまいます。

 

全力で戦っていた礼は、突然動きを止めた識の心臓を剣で貫きました。

 

識の心臓を貫いた感触、苦悶の表情を浮かべる識の最後の表情。

 

礼はその瞬間を鮮明に覚えており、「私が変貌するには十分すぎる供物だった。」と話します。

 

識を殺し本物の蚩尤(しゆう)となった礼は、羌瘣(きょうかい)たちのことも、私をさらに闇の先へ押し進める糧にすぎないと言います。

 

そんな礼に羌瘣は、「お前は、間違っている。闇の先に道はない。」と否定します。

 

続いて羌瘣は「識の最期を思いだせ。識は苦痛の中で逝っただけじゃないはずだ。」と礼に言います。

 

礼は「識は何も言っていない。苦しみ抜いて死んだ・・・。」と言いながら、当時を振り返ります。

 

識は息絶える前、礼に私は覚悟ができていなかったと謝罪し、「外で私の分も精一杯強く生きて。大好きだよ、礼。」と言い残していました。

 

それを思い出した礼は泣き叫び、「私も大好きだよ。頑張って生きるよって言わなきゃいけなかった。」と羌瘣に言います。

 

そんな礼に羌瘣は「じゃあしっかり頑張れ 礼。」と言い、強く抱きしめます。

 

そして最後に冒頭にあった話し合いのシーンに戻ります。

 

「外に出たら何がしたんだよ。」と言う礼に、識は「私はない。」と答えます。

 

答える前の識は何か悟っているような、澄んだ目をしていました。

 

もしかしたら、このときから識は、礼に命を託すことを決めていたかもしれませんね。

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第670話 致命的なこと

強く生きることを決心した礼は、飛信隊の隊員達にこれまでの所業を詫びます。

 

そんな礼に信は、一発のゲンコツを入れ、「つらい別れをしてるのはお前だけじゃねえ。今日から俺達は背を支え合う仲間だ」と言います。

 

信が羌瘣の天幕を訪れると、羌瘣は背中を出して礼に気道の治療をしてもらっていました。

 

信は羌瘣に「なぜ死にかけた俺を助けるために寿命が減る禁術を使ったんだ。」と問いただします。

 

鈍感な信に、礼は「隊長のことが好きだからに決まっておろーが。」と暴露してしまいます。

 

自分の気持ちを暴露された羌瘣は反射的に「ちッ違う。」と否定してしまいますが、その後すぐに「いや、違わない。」と言います。

 

その後、羌瘣は禁術の終わりに象姉と話したことを信に伝えます。

 

蚩尤は寿命が元々極端に長いため、寿命は減ったが、それでも他の人間の寿命と同じ長さであることを伝え、そんなに気にすることじゃないと信を安心させます。

 

その後、信のことを好きだと思うが、それ以上のことを望みたくはないので、今の私の気持ちの話は聞かなかったことにしてほしいと信に伝えます。

 

信が天幕から出ていった後、羌瘣は緊張が解けたかのように寝転がりました。

 

「今みたいなことをずっと話したいと思っていた。」と言い、中途半端ではあるが信に気持ちを伝えられたことを喜びました。

 

一方秦の王都咸陽では、本営の大軍議で贏政(えいせい)が年明け早々に”六大将軍”を復活させることを宣言しました。

第671話 任命の儀

六大将軍の復活を宣言した贏政は昌文君(しょうぶんくん)を呼び、造ってもらいたいものがある故、腕のいい造形師を探してくれと伝えます。

 

その後、六大将軍復活の準備は水面下で進められ、年明けと共に大々的に発表されました。

 

六大将軍が復活することを戦場で知らされた信は、驚きのあまり椅子から転げ落ちてしまいます。

 

数日後に任命式があることを知った信は、急いで咸陽に向かう準備をしますが、蒙恬(もうてん)に「俺達は選ばれていない」と伝えられます。

 

六大将軍の席から漏れてしまったことにショックを受ける信でしたが、王賁(おうほん)や蒙恬も選ばれていないことを知り、安堵します。

 

数日後、咸陽で六大将軍の任命の儀が執り行われました。

 

そこで贏政は、六大将軍という制度の必要性を説き、六大将軍に選んだ将軍を発表します。

 

まず”第一将”は蒙武(もうぶ)。

 

”第二将”は謄(とう)。

 

”第三将”は王翦(おうせん)。

 

”第四将”は楊端和(ようたんわ)。

 

”第五将”は桓騎(かんき)。

 

秦国が誇る歴戦の将軍達が順当に選出されました。

 

そして最後の”第六将”の席に座るのは・・・?

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第672話 黄金の翼

六大将軍の最後の椅子に座るのは誰か・・・。

 

録嗚未(ろくおみ)か壁(へき)か、それとも・・・。

 

参加者全員が固唾を呑む中、贏政が口にした言葉は「空席とする!」でした。

 

その理由として、”六将”の絶対条件である”戦の強さ”が他の5人に比肩する者は現状いないことを説明しました。

 

それなら、五将、もしくは七将、八将でいいんじゃないかと言う桓騎に対して、贏政は六将が持つ連帯感と俊敏さが六国制覇に必要なのだと説きます。

 

さらに贏政は、この六大将軍の復活は秦が中華統一への最終的な舵を切ったことを六国に宣言するものであると皆に伝えます。

 

続いて昌文君は、六大将軍には、”戦争の自由”が与えられるが、敵国一般人の虐殺・暴虐は一切禁じ、まして反乱などは決してあってはならないと警告します。

 

警告する昌文君に、謄と楊端和は、「そのような者が出れば残りの将で必ずその者を抹殺する。」と約束します。

 

不穏な空気が流れる中、贏政は5人の大将軍に対して「揺らぐことなく戦ってくれることを信じている。」と伝え、「時を置かずして六人目の大将軍が誕生してそなた達を助けることも信じている。」と言います。

 

その後、贏政は六大将軍の”徴(しるし)”として、秦国の祖と言われている玄鳥の像が持つ黄金の翼を将軍たちに預けました。

 

そして、「一人も欠けることなく六国制覇を成し遂げて、その黄金の羽と供に帰還せよ。」と命を下しました。

第673話 漂う空気

秦国が”六大将軍”を復活させたことは瞬く間に列国中に伝わりました。

 

かつて六国を震撼させた制度が復活したと聞くや否や、各国は対処法を考え始めました。

 

その中でも動揺を隠せずにいるのが、秦に王都の喉元近くまで侵攻されている趙です。

 

李牧なしで趙は対処できるのかと不安がるカイネに、李牧は現趙軍総司令の扈輒(こちょう)大将軍の力を信じるしかないと言います。

 

秦は五人の大将軍のうち、王翦、楊端和、そして桓騎の三人を対趙国の前線に戻しました。

 

配置は以前と変わりませんが、漂う空気はこれまでとは明らかに変わっていました。

 

それを察知した羌瘣は、信に「嫌な胸騒ぎがする。きっとこれからよくないことが起きる。」と伝えます。

 

戦争の自由を得た秦軍の威力は即座に発揮され、前線を大きく押し込み扈輒軍の本体と激しくぶつかり出します。

 

しかし、そこで早くも懸念されていた六大将軍の”暴走”が起きてしまいます。

 

第674話 険地への誘い

王翦、楊端和、桓騎の三軍は、趙の王都の喉元にある”武城(ぶじょう)”と”平陽(へいよう)”の攻略を目指して侵攻を開始します。

 

王翦軍と桓騎軍の間に待機していた飛信隊も、双方の軍からの命により二軍を追って進み出します。

 

その道中で信は蒙恬と出会い、王賁が既婚者で先日子供が生まれたことを知らされます。

 

同年代が美女と結婚し、子供まで生まれたことを告げられた信は、驚きと焦りを隠せずにいました。

 

一方、戦場では桓騎がこれまでにないほど激しい攻めの戦いを見せ始めました。

 

それにより、敵の多くを葬りましたが、秦軍の兵たちも激しく散っていきました。

 

侵攻を続けていた桓騎軍でしたが、左翼が”影丘(えいきゅう)”という攻めに適さない”険地”に差し掛かると大苦戦し足が止まってしまいました。

 

最悪な地形である影丘に対しても、桓騎は強引な攻めを続け、左翼軍はほぼ壊滅状態となりました。

 

そして、王賁率いる玉鳳(ぎょくほう)隊もその死地とも呼べる最悪の戦場に呼び出されてしまいます。

 

血にまみれる桓騎の戦いに巻き込まれてしまうのです。

第675話 前へ

玉鳳隊のもとに、桓騎軍の参謀である摩論(まろん)が訪れ、影丘を攻めるよう命令します。

 

その摩論に対して王賁は、我々だけでは兵力が足りないので、桓騎兵を回すようにと伝えます。

 

続けて、この難所で戦わされている兵は桓騎兵でなく、ほとんどが他から集められた部隊であることから、「死地に送り込む兵の差別をするな。」と注意します。

 

注意を受けた摩論は、差別をしているのはそちらで、この命令が桓騎ではなく王翦の命令だったなら文句も言わずに突っ込んでいくところではないかと反論します。

 

その反論に言い返せない王賁は、桓騎軍左翼の主力として影丘攻めを開始することとなります。

 

他の二軍に対して、桓騎軍が深く侵攻しすぎたので、一度後退するのも得策ではと、摩論が桓騎に進言しますが、桓騎は逆に前に押し出せと命令します。

 

その不自然な動きを見逃さなかった扈輒は、本軍十五万を出陣させます。

 

扈輒軍の本軍がこちらに向かってきていると知った摩論は、急いで後退しなければならないと桓騎に伝えます。

 

しかし、桓騎は「前進だ。」の一点張り。

 

劣勢が決定的になっても、前進と言い続ける桓騎の真意とは?

 

第676話 渇きの理由

王翦軍の本営本陣は、桓騎軍の狙いと扈輒軍の実力が分かりかねるため、静観するしかありませんでした。

 

あの王翦ですら、桓騎の考えははっきりと読み取ることができないのです。

 

一方、趙の王都邯鄲(かんたん)では、趙の将軍李白と公孫龍が話していました。

 

「桓騎を侮るな。」と注意する公孫龍に李白は「秦軍こそ扈輒将軍を侮っている。」と言います。

 

李白は、桓騎の所業の残忍さに趙の人間は奴を恐れているが、戦場において本当に恐ろしいのは扈輒将軍だと断言します。

 

その後桓騎軍の中央軍に、扈輒軍があと半日でこちらに到達するという報告があがります。

 

圧倒的な戦力差がある中でも戦おうとする桓騎に「正気の沙汰じゃない。戦る意味がない。」と不満を漏らす桓騎軍。

 

そこに雷土が「それでもお前ら桓騎一家か。」と喝を入れます。

 

六将になっても尚、常識にとらわれない戦い方をする桓騎。

 

「そんな桓騎が面白くて側で見てたいから俺達はあいつの下についたんだろ。」と雷土は言います。

 

六将になり、多くを手に入れたにも関わらず、満たされることなく型破りな戦いを続ける桓騎。

 

渇き続けている桓騎は、一体何と戦っているのでしょうか。

 

そしてついに、扈輒軍との無謀すぎる戦いが始まってしまいます。

第677話 飛信隊の行方

桓騎軍対扈輒軍の戦いはすでに八日目に突入し、秦軍に伝わるのは桓騎軍苦戦の報ばかりでした。

 

始めから負け戦である戦いに正面からぶつかる桓騎に対して、王翦軍本陣は理解に苦しんでいました。

 

そして、ついに飛信隊のもとに桓騎将軍の伝令係がやってきて、全軍で援軍に来いと命令します。

 

命令を受けるや否や、信は羌瘣隊を合わせた一万五千の軍を出陣させました。

 

一方その頃、王翦軍本陣には蒙恬が訪れ、王翦に対して進言を行っていました。

 

そこで伝令に、桓騎軍左翼は玉鳳隊も含めて壊滅状態であるとの報せを受けます。

 

息子である王賁の隊が壊滅状態であるにも関わらず、血も涙もない王翦軍。

 

そんな王翦軍を蒙恬は「心配してやれって言ってるんだ 家族だろ。」と非難しました。

 

一方、飛信隊はついに影丘に到着しました。「壊滅状態」と報告された戦場の実態とは?

第678話 影丘

飛信隊が急いで桓騎軍の戦場に向かう道中、信達は伝令からこの八日間の戦局を聞いていました。

 

そこで左翼の玉鳳隊が壊滅状態であることと、飛信隊にはその左翼に入ってもらうことを伝えられます。

 

飛信隊が影丘に到着すると、すでに趙軍の多くが秦軍の後処理をしており、秦軍は全滅しているかに見えました。

 

しかしよく見ると、趙軍に包囲されながらもまだ何とか戦っている集団が点在しており、そこに瀕死となっている王賁もいました。

 

まだ飛信隊は半分も揃っていませんでしたが、信は王賁を見つけるや否や、迷うことなく先陣を切って助けに行きました。

第679話 攻略の糸口

死地と呼ばれる影丘に辿り着いた飛信隊は、早くも乱戦に入りますが、分厚い敵陣に対して中々前進できずにいました。

 

そこに羌瘣隊が到着し、攻撃に加わります。

 

九死の玉鳳隊にも飛信隊が援軍に来たことが知らされ、番陽たちが死守を試みます。

 

しかし趙軍の猛攻に耐えきれず、ついに最後の守りも突破されてしまいます。

 

もはやこれまでかと諦めかけたその時です。

 

羌瘣隊にいた礼が一人で王賁を取り囲む趙軍を一掃し、ボロボロになった王賁を間一髪で救い出しました。

 

王賁救出成功の報せが飛信隊本陣に伝わると、河了貂はすぐさま退却の指示を出します。

 

意識の戻らない王賁を天幕で休ませ、飛信隊は影丘の攻略の糸口を話し合います。

 

玉鳳隊も返り討ちにあった天然の砦、影丘。

 

この影丘の攻略を困難にしているのは、端から端まで続く断崖だと河了貂は語ります。

 

しかし、右側には背が低く傾斜が緩やかな所があり、影丘を抜くにはそこから攻めるしかないと提案します。

 

信は河了貂の指示通り、飛信隊を動かそうとしますが、後ろから「待て。」の声。

 

振り返ると、そこには瀕死の状態だった王賁がいました。

 

王賁はそのような緩斜地はどこも敵の狩場になっていると指摘します。

 

「じゃあ影丘に攻略の糸口は・・・。」と声を上げた河了貂でしたが、信は「王賁はそれを教えに来てくれたんだろ。」と王賁に言います。

 

そこで王賁は「分かっているなら黙って聞け・・・。」と言い、攻めどころは左の傾斜地よりさらに左にある、最も切立った断崖しかないと断言します。

 

王賁は玉鳳隊が多くを犠牲にして知り得た攻略法を信達に伝えると、再び意識を失い倒れてしまいます。

 

攻略法を託された信は、「つなぐぜ王賁 お前達の八日間を!」と言い、飛信隊を出陣させました。

 

「玉鳳の奮戦と犠牲 無駄にはしねえ。」

 

逆襲を誓った信達は負け戦とも呼べるこの影丘を攻略することができるのでしょうか?

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『キングダム』62巻の読者の感想や反応は?

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