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『推しの子』5巻ネタバレ紹介！
第四十一話 顔合わせ
5巻はルビーが天国のアイに語り掛けるシーンから始まります。
JIFでの新生「B小町」のファーストライブから4か月が経ち、ルビーたち3人は何度かライブを開くなど順調に活動を続けています。
しかし、ルビーには一つ気になることがありました。
それは口では役者にならないと言いつつ、役者としての仕事を増やしているアクアのことです。
そんなアクアは舞台「東京ブレイド」のスタッフ顔合わせに出席します。
キャストは「今日あま」プロデューサーの息がかかった俳優たち、そしてあかねが所属する「劇団ララライ」の役者たちです。
月9の主演や帝国演劇賞最優秀男優賞などの経歴を持つ劇団ララライ看板役者の姫川大輝（ひめかわ だいき）が主演を務めます。
只者ではないオーラを放つ姫川の登場が東京ブレイド、そしてアクアたち出演者にどんな影響を与えるのでしょうか。
第四十二話 読み合わせ
顔合わせ後、劇が本業のあかねはこれまで助けてくれたアクアにいつでも頼ってほしいと伝えます。
そんな2人の姿を嫉妬の目で見つめるかな。
仕事上恋人関係を続けるアクアとあかねは役柄でも許嫁（いいなずけ）同士です。
かなはそんな配役に対してもブツブツと不満を漏らしています。
アクアたちが出演する舞台「東京ブレイド」はいくつかのチームが抗争を繰り広げ、いつしか互いに友情や愛情を深めていく王道バトル作品。
かなは主人公とともに「新宿クラスタ」に所属し、アクアとあかねが所属する「渋谷クラスタ」には敵として立ちはだかります。
アクアとかなは敵同士、共演シーンはあまりありません。
しかしアクアはその方が助かると言います。
なぜならかなは演技の話になると熱が籠りすぎて怖いから。
それを聞いて演技に情熱がないのかと聞いたあかねに対し、アクアは「無いよ」と答えます。
なぜならアクアが演技をするのはアイの真実に近づくための手段だからです。
本読みが始まると、あかねとかなの演技を見て総合責任者の雷田（らいだ）はあかねが一歩先を行っていると感じます。
しかし主役の姫川に遠慮はいらないと言われたかなは出演者全員が息をのむ演技を披露します。
あかねはかなの前に出る、身勝手な、「私を見ろ」という演技に驚きが隠し切れません。
これが劇団ララライ代表の金田一（きんだいち）が2.5次元の舞台や外部キャストを引き受けた理由でした。
停滞気味だったララライのメンバーたちはかなの演技を見てどう戦うか自分たちの演技について考え始めるのです。
第四十三話 負けヒロイン
舞台「東京ブレイド」稽古3日目。
稽古場では姫川やかなたちの主演グループ、あかねたちララライグループなどが出来上がってきていますが、アクアは1人でかなの事を見ていました。
過去に自己顕示欲の強い演技で仕事を失ったかなは周囲のレベルに合わせて演技をする癖があることを見抜いているアクア。
しかし今回かなのそばにいるのは実力のあるララライの看板役者の姫川。
アクアはかなに勝ちたいと思っているあかねに、このままじゃ大差で負けると現実を突きつけるのです。
あかねはこの舞台での演技に悩みを抱えています。
原因は脚本にありました。
あかねが演じる鞘姫（さやひめ）は出番が少ない負けヒロイン。
これまでキャラクターを分析して演じてきましたあかねですが、今回は自分でキャラクターを作り上げなくてはいけません。
加えてあかねの解釈と脚本の解釈には大きな食い違いがあります。
本来鞘姫は戦うことに葛藤を抱くやさしい子ですが、劇の尺を省略するために戦いに前のめりなキャラクターになってしまっているのです。
実は同じ悩みを原作者も持っていて、劇の稽古の見学に来ることになったのです。
第四十四話 見学
鮫島たちが見学に来る日、この日は脚本家のGOA（ゴア）も参加しています。
脚本と原作との違いに疑問を持つあかねはGOAと演出の金田一に意見を聞きに行きます。
あかねは鞘姫のキャラクターが理解できないことを正直に伝えます。
原作の鞘姫の葛藤を演劇という2時間程度の尺に入れこむには尺を取りすぎてしまう、シンプルにする必要があると答えるGOA。
金田一も間違っていない判断だから採用したとこの意見に同意します。
そんな時原作者の鮫島が現場に姿を現します。
出演者の演技を見た鮫島は満足した様子で、いい舞台にできそうだと言葉にします。
しかし、鮫島には1つ意見したいことがあるようです。
それは脚本今から直すこと。
しかも直す部分は…全部？。
第四十五話 伝言ゲーム
「脚本‥ 全部直してください」
東京ブレイド作者の鮫島の衝撃の一言から始まった第四十五話。
「実際動いてる所を見れば この脚本で良いのが分かる」と言われてOKを出していた鮫島は実際に見て良くないからOKじゃないと雷田に伝えます。
GOAは希望に沿わない脚本を上げたことを謝罪し、ここからどう直せばいいのか鮫島に問います。
鮫島は事前に修正したい箇所を伝えていると反論します。
さらにこのキャラクターはこんなこと言わないし、しないということが脚本に盛り込まれていることは無礼だとしてすべての修正を求めます。
作者と脚本家の間には担当編集やプロデューサーなど多くの大人が仲介しているため改稿作業は伝言ゲームになってしまいます。
鮫島のロジックに頼らないセンス型の意図は編集者にも汲み取れない可能性があり、多くの人を通す間に変化して伝わってしまったのです。
GOAの脚本にはセンスがなく修正も的外れ、エンタメを理解していないからすべて自分で書き直させてほしいと主張する鮫島。
「じゃなきゃこの劇の許諾取り下げます」鮫島は強い意志をもって意見します。
脚本家の立場は弱いんだと力なく状況を受け止めるGOAはこの舞台から降ろされてしまいます。
「…ちくしょう」
東京ブレイドの舞台がいいものになるように魂を込めて脚本を書き、無茶な注文にもこたえて頑張ってきたGOAは家で1人こうつぶやくのです。
第四十六話 箱
脚本が白紙になり稽古が休止になったアクアたち。
会話の中からアクアが舞台をあまり好きじゃないことに気づいたあかねは演劇が「体験型コンテンツ」であることを教えるべくデートに連れ出します。
「正直言うと想像の50倍面白かった」
アクアはこれまで抱いていた舞台のイメージとは全く違う演出に驚きが隠し切れません。
そして映像演出をふんだんにできる仕組みや客席が360度回転し場面転換が素早くできることなどを知り、演劇の楽しみ方が少しわかってきます。
実はこの舞台の担当は雷田、脚本はGOAだったのです。
それを聞いたアクアは、東京ブレイドの脚本には施設の強みをフルに生かす工夫が組み込まれていたことに気づきます。
演劇脚本素人の鮫島には脚本と装置が高レベルにかみ合ったプロの仕事はできません。
演劇が心から好きで勉強熱心でリライトにも根気強く付き合ってくれるGOAをどうにかできるのは雷田だけだと背中を押すアクア。
より良い舞台にするため、誰かに電話をかけ始めます。
第四十七話 職場訪問
「今日あま」作者の吉祥寺は鮫島にもう少し現場を信じて任せてみたらとアドバイスします。
しかし、鮫島は現場に任せたから「今日あま」はああなったと辛辣な言葉を浴びせます。
アクアたち「今日あま」出演者とあかねは吉祥寺の仕事場を訪れます。
鮫島を説得できるのは漫画家の先輩である吉祥寺だけだと考え、GOAに助け舟を出すためのお願いに来たのでした。
実は鮫島は「今日あま」の漫画連載時、吉祥寺の下でアシスタントをしていたのです。
その当時からあまり人となじむのが得意じゃなかった鮫島、しかし吉祥寺は「他者と解り合いたい」けどそれが出来ずに苦しんでいる子だと見抜いていました。
鮫島を説得してほしいと頼まれた吉祥寺。
鮫島の味方をしてあげられるのは自分だけだと思い、愛をもってキャラに触れてほしい気持ちは同じだからと断ります。
それを聞いたアクアは吉祥寺に、封筒を渡して貰えないかと頼みます。
第四十八話 修羅場
鮫島の部屋を吉祥寺が訪れます。
鮫島は締め切りを過ぎた原稿を徹夜で書いていました。
修正を繰り返すより自分で書いたほうが早いなどとという理由から2か月間アシスタントなしのぎりぎりの状態で漫画を描いているのです。
吉祥寺は作品に拘りが強すぎる鮫島に多少妥協してでも人間らしい生活をするように意見しますが、妥協したら一瞬で読者から見放されると言い返されます。
言い合いを繰り返しながらも何とか締め切りまでに原稿を書き上げた2人。
不器用な鮫島も本当の想いを打ち明け始めます。
吉祥寺の大ファンで、吉祥寺みたいな漫画家になるのが夢だった鮫島。
世界一面白い漫画「今日あま」のドラマを見て好きな作品が汚されるのが一番いやだと気付いたからこそ妥協が出来なかったのです。
第四十九話 リライティング
アクアから渡された封筒に入っていたのは舞台のチケット。
東京ブレイド総責任者の雷田の作品でした。
終演後、雷田と鮫島は腹を割って話すことに。
「いくら天才漫画家でもいきなり最高の舞台脚本は書けないんです！」
雷田は鮫島が書いた脚本がやばくてもそのまま採用する可能性がある、そこそこグダグダな舞台になるだろうと脅します。
そしてGOAの仕事を信じてくれるよう頼みます。
吉祥寺からの他人に歩み寄りなさいというアドバイスを思い出した鮫島は一つ条件を提示します。
それは脚本のデータをリアルタイムで共有し、通話をしながらその場で修正していくというものでした。
鮫島が大事にするキャラの柱とGOAが持つ舞台効果の知識について意見を出し合います。
2人とも楽しみながら作業をすすめていき、納得する脚本が出来上がり満足する鮫島。
しかし、その脚本はとがったとんでもないものになってしまったのです。
なぜなら説明セリフが削られて役者の全振りされたものだったからです。
アクアたちはこの無茶ぶりを突破することができるのでしょうか。
第五十話 感情演技
脚本が無事完成し、本格的に稽古が再開されました。
演技全振りの脚本にノリノリな出演者が多い中、感情演技をしたことのないアクアはもっと本気で演じるよう注意を受けます。
感情を高ぶらせ涙を流す演技ができないアクアはかなにアドバイスを求めます。
「もしお母さんが死んじゃったらどうする？」
かなは子役がよく使う目の前のものを大切なものと思い込んで泣く手法を告げます。
今回は喜びに包まれる演技なので嬉しかったことを思い出しながら演技をするようアドバイスを受けたアクアは「今ガチ」や「B小町のデビュー」などを思い出しています。
しかしかなのアドバイスでアイの死を意識したからか、アクアにはある声が聞こえてくるのです。
「楽しんでるんじゃねえよ」
「忘れるな お前は救えなかった」
それは自分の中にある昔の自分・ゴローの声。
自分がアイを救えなかったことやアイの死の姿を思い出してしまいます。
口を押えて床に倒れこむアクア。
果たしてアクアは大丈夫なのか。
そして舞台はどうなってしまうでしょうか。
推しの子 第５巻のネタバレは以上になります。
『推しの子』5巻読者の反応や感想は？
会社のオタク友達が凄くいいと言っていた
「推しの子」を読み始めたら止まらなくなって5巻まで読み終わった。原作の赤坂アカ先生素晴らしい。— nob of joytoy. ◢￨⁴⁶🐼 (@nob_of_joytoy) October 17, 2021
推しの子を5巻まで買って、まとめ読みしたら、面白すぎて、時間過ぎてたw
内容良すぎて、ニヤニヤしながら見てたwちょっとナーバスになる部分もあるけど、これがそういう仕事の大変さなのかぁ〜って解釈しながら読んだ！早く6巻読みたいなぁ〜
— ルート (@vdundhbdlj) October 17, 2021
推しの子5巻エグいところで終わっててツライ
— ますらを (@msrw234) October 17, 2021
推しの子5巻もめちゃめちゃ良かったなぁ
やはり感情ゆさぶられる作品好きだわ
— M.C ガンモXV🦇👑💉💘👠⛓🎨 (@gagagaga_ganmo) October 17, 2021
推しの子。5巻まで読了。
アイドルオタクの話なのかと読んでなかったけど、評判良くて読んでみたら凄く面白い。次がとても楽しみ。— たかの家の長男 (@eeeepin) October 17, 2021
推しの子面白かった……マジで5巻のラスト、一気読みしたせいでアクアほどじゃないですけどめちゃくちゃ腹の中に重たいものが溜まった……ほんと飛び込み台で楽しくスキップしてたみたいな感じで、ふわふわアガって来た瞬間に落ちた的な。ほんとアイさんは最期まで偶像として完璧だったなあ……
— はなとも、 (@Hana612tomo) October 16, 2021
推しの子面白い〜〜〜5巻の最後ぞわわってなった。早く続きが見たい。
— ともぞ〜 (@ncmt_ixi) October 16, 2021
推しの子5巻ラストやべぇ〜〜〜………
— 正露九 (@seirokyuu_every) October 16, 2021
推しの子、1巻読んだら止まんなくて5巻まで全部買った
— すいふと (@swift_0011) October 15, 2021