バチバチ鮫島最後の十五日 全巻無料で読む方法紹介!面白い?漫画バンクは違法|アプリで全話タダ?

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悩んでいる人
『バチバチ』『バチバチBURST』『鮫島最後の十五日』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。違法手段ではないので、安心してください。 

『バチバチ』『バチバチBURST』『鮫島最後の十五日』は漫画アプリ『マンガBANG』で全巻無料で読める?

『バチバチ』『バチバチBURST』『鮫島最後の十五日』はこちらの株式会社Amaziaが運営する漫画アプリマンガBANG!にて無料読むことができます。

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※ただし2022年11月16日までの期間限定配信です。

 

安心安全に、そしてタダで『バチバチ』『バチバチBURST』『鮫島最後の十五日』を読みたい方は『マンガBANG』を使う方法が最もお得です。

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『バチバチ』『バチバチBURST』『鮫島最後の十五日』あらすじ紹介!

よく表紙で誤解されますが、バチバチは相撲漫画です!

 

主人公・鮫島鯉太郎(さめじま こいたろう)が、神の依代であるとも言われる大相撲の横綱を目指す物語です。

 

鯉太郎の父親は元大関の火竜でしたが、暴行事件によって角界(相撲界のこと)を追放されてしまいました。

 

それからというもの、相撲へのやり残した思いから酒浸りになり、最後は酔った勢いでトラックに勝負を挑みはねられて死んでしまいます。

 

自分がもっと強ければ、父親の相撲への未練を断ち切れたのではないかと思う鯉太郎は、父親の死後も一人で庭の木を相手に特訓を重ねます。

 

特訓の成果もあり、大相撲地方巡業での一般人が現役の相撲取りと相撲をとれる催物で見事現役力士を打ち破りました。

 

それを見ていた空流親方(くうりゅう おやかた)が鯉太郎をスカウトし、周りのライバルたちと切磋琢磨しながら横綱を目指す日々が始まります。

 

『バチバチ』『バチバチBURST』『鮫島最後の十五日』は面白い?見どころ紹介!

見どころ① 個性豊かなライバル

「バチバチ」の一番の見どころはなんといっても個性豊かなライバルたちの存在です。

 

どのライバルもそれぞれに譲れない想いやストーリーがあり、取組(相撲の試合のこと)に至るまでの人間模様は本当に見どころです!

 

特に「バチバチ」の三部作目である「鮫島、最後の十五日間」では、十五日間かけて行われる大相撲の全取組を、各対戦相手ごとに物凄く深掘りしているので見応え抜群です。

 

一部では登場しながらも二部では一切出てこなかった対戦相手が三部でまた出てきて、しかもしっかりとキャラクターの深掘りが出来ている点は本当に素晴らしかったです。

見どころ② 大相撲の仕組みを分かりやすく解説

大相撲の仕組みというのはなかなか分かりにくいものです。

 

幕内、幕下、序二段などの各相撲取りの番付け(ランキング)など、相撲初心者にとってはいきなり言われても全く分からないと思いますが、その辺りも丁寧に作品中で解説を入れてくれています。

 

そのおかげで私も実際の大相撲のニュースなどを見ていてより内容が分かるようになりました。

見どころ③ リアリティーを追求

若干ネタバレになる気もしますが、鮫島はそう簡単には横綱にはなれません!

 

主人公の鯉太郎がいきなり活躍していくなどというご都合主義はなく、一歩一歩着実に番付を上がっていく、そして時にはスランプに陥ったりライバルとの対決に負けて挫折する様子もリアルに描かれています。

 

これは鯉太郎以外にも言えることで、鯉太郎の最大のライバルである王虎(おうこ)も、期待の新星としてスター街道まっしぐらかと思いきやの凄まじい挫折、そしてそこからの劇的な復活を経験したり、非常に物語の展開にリアリティーがあります。

 

さらに、取組中の技の応酬なども、リアル路線です。

 

リアリティーのないエフェクトなどが出ることはなく、あくまで現実路線を行きます。

 

と言っても皆さんも相撲中継を見ていて技がよく分からないと思ったことが一度はあるかと思います。

 

そこもご安心ください、見どころ②の箇所でも述べたように技に関しても実際の技術に基づいて丁寧に解説してくれます。

 

よくスポーツ漫画ではリアリティー路線かファンタジー路線かで分かれると言われていますよね。

 

例えばスラムダンクと黒子のバスケどっち寄りかと言われたら、「バチバチ」は絶対にスラムダンク寄りです。

 

逆に黒子のバスケ寄りな相撲漫画といえば「火ノ丸相撲」でしょうか。

 

どちらの路線の漫画にもそれぞれの魅力がありますよね。

 

『バチバチ』『バチバチBURST』『鮫島最後の十五日』の登場人物紹介!

鮫島鯉太郎(さめじま こいたろう)

 

本作の主人公です。

 

元大関火竜 (かりゅう)を父に持つこともあり身体能力は高めですが、空流部屋に入門当初は先輩方にコテンパンにやられていました。

 

短期で喧嘩っ早い性格ですが、根は素直なので先輩のアドバイスも吸収し着実に成長していきます。

 

その一方で、頑張り屋過ぎてしまう傾向もあり、オーバーワークで自分のフォームを崩してしまったりします。

空流親方(くうりゅう おやかた)

 

地方巡業のイベントで鯉太郎が現役力士を倒すのを見てスカウトした、空竜部屋を運営する親方です。

 

生前から鯉太郎の父親である火竜と懇意にしており、日頃から鯉太郎のことを気にかけてくれています。

阿形(あぎょう)

 

初登場時は空竜部屋の部屋頭(その部屋で一番番付の高い力士)として鯉太郎にプロの洗礼を浴びせましたが、それでもへこたれなかった鯉太郎に一目置いています。

 

かなり暴言が多いなど発言は粗暴に見えますが、親方や後輩のことをとても大事にしている部屋想いな人間です。

吽形(うんぎょう)

 

阿形のライバルで、出世は一番早かったものの、取組相手からの悪質なやり方により慢性的な怪我を負わされてしまい、今は阿形の後塵を拝しています。

 

とは言っても、阿形とのライバル関係は健全なもので、お互いの実力を認め合う中です。

 

粗暴な言動が目立つ阿形に対して、吽形は物腰こそ柔らかですが、内に秘めた闘志は誰よりも熱く、格好良いです。

白水(しらみず)

 

鯉太郎の少し前に空流部屋に入った先輩相撲取りです。

 

鯉太郎の指導係をやっており、恵まれた体格を持ちながら今ひとつ実力がついてこない苦悩を抱えていました。

 

それ故に後から入ってきた鯉太郎に抜かれるのではないかと恐れますが、負けてたまるかと一念発起し、鯉太郎と切磋琢磨するようにメキメキと実力をつけ、物語終盤には押しも押されぬ実力者となります。

 

鯉太郎との同部屋の一番近い先輩後輩という複雑な人間模様は必見です!

椿(つばき)

空流親方の一人娘で、亡くなった女将(空流親方の妻)の代わりに弟子たちの身の回りの世話をしている今作のヒロインです。

 

物語が進むにつれて鯉太郎に想いをよせるようになります。

虎城親方(こじょう おやかた)

 

現相撲協会理事で、元大横綱の虎城。

 

鯉太郎が物語序盤で一般人ながら現役の力士を倒したあの地方巡業を主催していた親方です。

 

現役時代は火竜を付人にしており兄弟のような関係を築き上げ、順調に番付を登っていき横綱まで昇り詰めました。。

 

しかし、自身が横綱になった頃から火竜との意見の食い違いが目立つようになっていき、次第に仲が悪くなっていってしまいます。

 

火竜のことを疎ましく思っていた虎城ですが、実は火竜が暴力事件を起こしてしまった当初は仮にも元付人であった火竜を何とかして助けようと動いていました。

 

しかし自身の相撲部屋の後援会長に唆され、結果的に火竜を角界から除名してしまいました。

 

このことから鯉太郎には敵対視されています。

 

また、現役時代の空流親方は虎城から度々金星(大番狂わせの勝利のこと)をあげていたので、虎城は空流部屋を目の敵にしています。

王虎

 

虎城の息子で、鯉太郎が空流部屋に入るのと同時期に虎城部屋に入門します。

 

表向きは好青年を演じているものの、裏の顔はとてつもなく性悪です。

 

最初は鯉太郎のことも自分の評判を上げるための駒の一つくらいにしか思っておらず、裏では非常に傲慢な態度をとっていました。

 

しかし、度重なる鯉太郎との激戦の末、鯉太郎を真のライバルとして認め自身も大関にまで実力で出世します。

 

文章にして書いてしまうと簡単になってしまいますが、この王虎の変わっていく過程は見ていて本当に感動するので必見です!

猛虎

 

虎城部屋所属で、鯉太郎がまだ空流部屋に入門する前の物語序盤で、大相撲の地方巡業のイベントで倒した力士です。

 

あの時点では私もこのキャラは噛ませ犬程度かと思っていたのですが、全く違いました。

 

鯉太郎という素人に負けてしまったことで虎城部屋内での立場も悪くなりますが、そこから這い上がるストーリーが物凄く胸に込み上げてくるものがあります。

 

自分が這い上がっていく過程で王虎の成長にも非常に重要な役割を果たしています。

 

そして王虎の成長は鯉太郎の成長に欠かせない要素であるため、「バチバチ」を語る上で絶対に外せないキャラです!

 

『バチバチ』『バチバチBURST』『鮫島最後の十五日』の作者・佐藤タカヒロとは?

「バチバチ」の作者は佐藤タカヒロ先生です。

 

「バチバチ」以前は「いっぽん」という柔道漫画を連載していました。

 

その後しばらくしてから「バチバチ」の連載を週刊少年チャンピオンで開始したのですが、元々相撲に興味があった訳ではなく編集者の提案で相撲漫画の執筆を始めたようです。

 

それにも関わらず「バチバチ」は物凄く現実に忠実であり、多大なる人気を獲得しました。

 

ただ残念なことに、三部作目である「鮫島、最後の十五日間」が佳境を迎え人気絶頂の時、突如として急性冠症候群(きゅうせいかんしょうこうぐん)のため帰らぬ人となりました。

 

このように予期せぬタイミングで連載が終了してしまったため、普通の漫画だったら変なところで話が途切れてしまい良くない終わり方を迎えるかと思います。

 

しかし、最後のシーンは、ちょっと不謹慎かもしれませんが本当に良いところで終わっています。

 

私も読んでいて本当に鳥肌が立ち自然と涙が出てきたのですが、漫画を読んでいて実際に鳥肌が立つのは初めての経験でした。

 

それだけ本当に良い作品だということだと思います。

 

ちなみに週刊少年チャンピオンの追悼号の表紙は、生前最後に書き残した鉛筆画のラフなのですが、これも本当に迫力があります。

 

『バチバチ』『バチバチBURST』『鮫島最後の十五日』序盤ネタバレ紹介!

第1話

まず最初にお伝えしておかなければならないことがあります。

 

表紙のせいでよく誤解されるのですが、この漫画は不良漫画ではありません(笑)

 

「バチバチの」相撲漫画です!

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが「バチバチ」第1巻ネタバレやっていきたいと思います!

 

まず物語はとある街に来ている大相撲巡業のシーンから始まります。

 

そこでは一般人が現役の力士たち(といっても序二段というテレビなどではまだ取組(試合のこと)が放送されない階級の力士ですが)と相撲をとれるというイベントが行われていました。

 

序二段と言っても一般人よりは物凄く強く、街の力自慢たちも相手にならないようです。

 

そこで現れたのが主人公、鮫島鯉太郎(さめじま こいたろう)!

 

なんと張り手の一撃で序二段の力士を倒してしまいます!

 

鯉太郎が只者でないのには理由があり、彼は六年間毎日庭の木に向かって組み付く相撲の特訓をしていました。

 

鯉太郎が現役力士を倒したことによって観客も大盛り上がりで、なんとさらにもう一人別の相撲取りと取組をすることになりました。

 

そこで出て来たのが元学生横綱の猛虎(もうこ)。

 

今度の取組では流石に鯉太郎も苦戦しますが、気迫で打ち勝ちます。

 

しかし鯉太郎も流石に満身創痍で救急車で搬送されることになり、ここで第1話は終わりなのですが…

 

何と鯉太郎の父親が元大関火竜(かりゅう)であることが明かされます!

第2話/火竜

前話で鯉太郎の父親が元大関火竜であると判明した訳ですが、第2話はその火竜と当時の横綱大鳥海(だいちょうかい)との大一番(優勝決定戦)の回想シーンから始まります。

 

火竜は素行が悪いのですが、土俵で己の生き様を「バチバチに」ぶつける取組がファンの人気を得ているようです。

 

そんな気迫ある取組で大鳥海を破り初優勝を全勝で飾ります。

 

取組後のインタビューでは、こんなものは通過点に過ぎないと豪語し、来場所での綱取り(横綱への昇格)を早くも意識している様子を見せます。

 

若き日の鯉太郎にとっても自慢の父親だったようで、来場所でも期待通り勝星をあげ続ける火竜を見て、小学校の同級生たちももてはやし、鯉太郎も鼻高々でした。

 

相撲界のみならず街中のファンも含めて誰もが新しい横綱の誕生を待ち侘びていた中、事件は起きます。

 

一般人相手に暴行を働いたとして除名、横綱になることはおろか相撲取りを続けることも出来なくなってしまいました。

 

そのまま鯉太郎の母親とも離婚、鯉太郎は父である火竜についていったのですが、そこで待っていたのは同級生からの掌を返したようないじめでした。

 

父親のことを馬鹿にされ我慢ならなかった鯉太郎は喧嘩相手の子に怪我をさせてしまいます。

 

そこで鯉太郎の父親として火竜が学校に呼ばれるのですが、なんと飲んだくれた状態で登場してしまいます。

 

鯉太郎はそんな落ちぶれた父親の姿を見て、本来の父親はこんなはずじゃないと憤り、思いっきり火竜にぶつかっていきます。

 

火竜は一瞬よろめきますが、その後本気で鯉太郎をぶちかまし吹っ飛ばします。

 

しかし自分はこんな落ちぶれているはずじゃなかったということを一番痛感しているのは火竜自身です。

 

倒れている鯉太郎を見て思わず目頭を押さえます。

 

その後火竜は亡くなったようで、七回忌のシーンに入ったところで第2話は終わりです。

第3話/クソ…

第2話の終わりで火竜の死が示唆されたところで、第3話は火竜が亡くなった原因が描かれています。

 

なんと酔った勢いでトラックに真っ向勝負を挑みに路上に飛び出し、そのまま跳ねられて死亡してしまいます。

 

さて場面は現在に戻って火竜の七回忌のシーンですが、現在も手を合わせに来ている人はごく僅か。

 

その中には火竜の死後鯉太郎を引き取った火竜の親友である斎藤正一(さいとう しょういち)とその娘真琴(まこと)、そして現役時代から火竜と親交のあった空流旭(くうりゅう あさひ)親方の姿もありました。

 

空流親方は先日の鯉太郎と猛虎との対決を見ており、病院送りにされ担架で運ばれている時の鯉太郎に自分の相撲部屋に入らないかスカウトしていました。

 

その鯉太郎はというと、入院中の病院を抜け出して父のお墓に行こうとしていましたが、その道中日頃から恨みを買っていた不良グループに絡まれ喧嘩をして相手をボコボコにしてしまいます。

 

不良グループとの喧嘩を終え父の墓前に着いた鯉太郎でしたが、喧嘩の後ということで自身もボロボロの服装になっており、真琴にまた喧嘩をしたことがばれて叱られます。

 

真琴は鯉太郎のことを実の弟のように可愛がっており、それ故に日頃から喧嘩で生傷の絶えない鯉太郎のことを心底心配しています。

 

もちろん鯉太郎が相撲の世界に入るのも反対で、そんな危ない世界に鯉太郎をやれないという考えを持っています。

 

しかし正一から促され、鯉太郎は自分の正直な気持ちを皆に伝えます。

 

鯉太郎は、相撲をクビになってからの父、火竜が死ぬほど嫌いでした。

 

あの暴力事件で全てを失い、「残ったのは戯言しか吐けなくなったプライドだけだ」とまで言い放ちます。

 

そんな父親のようにはなりたくなかったので、鯉太郎は第1話の相撲巡業の時の猛虎との対決で相撲への思いは全て終わらせるつもりでした。

 

しかし、思いは吹っ切れずにいました。

 

鯉太郎は、自分がもっと強ければ父親の相撲への未練も断ち切らせることが出来たはずだったと自分を責めていました。

 

そのために父親が死んでから六年間毎日欠かさず庭の木を相手に相撲の特訓をしていたのです。

 

そして何を思ったかいきなり墓石を持ち上げ地面に叩きつけ、こう言いました。

 

「もう俺はあの頃の俺じゃねーぞ…よーく見とけよクソオヤジ」

 

「なってやるよアンタが届かなかった神様って奴に…そしたら俺の勝ちだ!!」

 

生前、火竜は横綱のことを神とよく言っていました。

 

そして空流親方も今回鯉太郎にスカウトをした際にもお前を神にしてやるよと言っています。

 

鯉太郎の横綱を目指す物語が今始まります!

第4話/小物が…

いよいよ鯉太郎が空流親方率いる空竜部屋に弟子入りする日がやってきます。

 

皆が見送りに来る中で父親である火竜の無念を晴らしてこいよという激励もありましたが、鯉太郎本人は父親に捉われすぎることなく、俺は俺自身を証明すると意気込んでいました。

 

後は空流部屋の迎えが到着するのを待つのみです。

 

しかしここでも鯉太郎に恨みのある不良グループが日頃の恨みを晴らすためにやってきて、彼に因縁をつけて喧嘩を吹っかけてきます。

 

鯉太郎も負けじと応戦する中、空流親方と空流部屋の部屋頭、阿形(あぎょう)が遅れて登場します。

 

どうやら空流親方が慣れない車を見栄張って借りてきた結果途中でエンジンが故障し、そこから10kmの距離を阿形が自力で押してきたとのこと。

 

これには皆とんでもない怪物がやってきたぞと息を飲みます。

 

そしてその阿形はというと、不良に絡まれたくらいですぐムキになってやり返そうとする鯉太郎は小物だと吐き捨てます。

 

流石に鯉太郎も黙っていられず、阿形にタックルをかましてしていきます。

第5話/来いよ…

前話の終わりで鯉太郎にタックルをかまされた阿形でしたが、平然と立っています。

 

そしてもう一度立ち向かってくる鯉太郎に強烈な張り手を食らわせ、借りてきた車に激突させプロの洗礼を浴びせます。

 

空流親方が「この車借り物だぞどうするんだ!」と阿形に冗談を言うと、そんなことより鯉太郎が心配な真琴が一般人相手にやりすぎだと空流親方にキレます。

 

しかし鯉太郎がそんなもので倒れるタマじゃないと空流親方は見抜いていました。

 

事実、鯉太郎は再び立ち上がりまた阿形にぶつかっていくのです。

 

何度倒されても立ち向かっていく姿に「めんどくせーヤローだな!!」と言いつつ胸を貸す阿形。

 

これには空流親方も一日早く初稽古が始まってしまったなと大笑い。

 

ぶつかってもぶつかっても倒れない阿形。

 

鯉太郎も目の前の男と自分の力量の差を痛感させられます。

 

地元の不良たちも一目置いていた鯉太郎が子供扱いされている姿に呆然とします。

 

そして結局ぶつかり合いは夕暮れ時まで続き、鯉太郎がぐったりしたところで阿形が鯉太郎を担ぎ上げ空竜部屋へ連れて帰ろうとします。

 

この光景を目の当たりにした真琴は鯉太郎をこんな危険な世界にはやれないと空流親方に詰め寄ります。

 

その様子を見た鯉太郎は自分を担ぎ上げている阿形に一度下ろしてくれ、恰好がつかないと頼み、真琴をはじめとしたその場にいる皆に無言で礼をしました。

 

その姿を見た誰もが、もう鯉太郎は止められないと思い、涙を流して彼の出発を見送るのでした。

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