少年のアビス最終回結末ネタバレ【ドラマ完結ラスト】その後の最後は？漫画ではどうなる？

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人気を博したドラマ『少年のアビス』。

 

今回は、そんな『少年のアビス』の最終回・結末はどうなったのか？を分かりやすく解説します！

 

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『少年のアビス』ってどんな話？あらすじ紹介！

何もない町、変わるはずもない日々の中で、高校生の黒瀬令児（くろせ　れいじ）は“ただ“生きていました。

 

家族、将来の夢、幼馴染、そのどれもが彼をこの町に縛り付けていて、このままこの町で生きていくしかない、そう思っていました。

 

そんな彼が、憧れのアイドルである青江ナギ（あおえ　なぎ）に出会ったことから物語は動き始めます。

 

彼女と出会ったことで自らの深淵に触れた令児は、周りの人間を巻き込み、深い深いアビスへと落ちていくのです。

 

『少年のアビス』の主な登場人物紹介！

『少年のアビス』の主な登場人物を簡単に解説します！

黒瀬令児

 

本作の主人公で、実写ドラマでは荒木飛羽さんが演じています。

 

高校2年生の男子で、看護助手の母親、認知症の祖母、引きこもりの兄と暮らしており、変わらない日常、閉鎖的な町、幼馴染などに縛られて生きていました。

 

祖母の介護や、引きこもりの兄のお世話に疲れきっている一方で、自分が逃げたら母親にその苦労が降りかかってしまうことを憂いて、上京ではなく、就職を希望しています。

 

また、幼馴染である峰岸玄（みねぎし　げん）にパシリとして扱われていて、いつもタバコを買いに行かされているのですが、卒業後は玄の父親のもとで働くことが決まっており、いつからかこの日常から解放されたいと思うようになりました。

青江ナギ

 

ナギはアイドルグループであるアクリルのメンバーで、実写ドラマでは、北野日奈子さんが演じています。

 

どこかミステリアスで儚い雰囲気を纏っていて、目の下の涙袋が色っぽさを感じさせます。

 

アイドル活動中は明るい性格を演じていますが、実際はクールな性格で、アイドルの青江ナギとプライベートの青江ナギとでは全く別の印象を待たされます。

 

アイドルの設定上では17歳ですが、実は20歳であり、喫煙者でもあります。

 

小説家の似非森耕作（えせもり　こうさく）と婚約しているものの、書類上婚約しているというだけで、夫婦らしい生活は全く送っていません。

 

秋山朔子

 

女子校に通っている令児の幼馴染で、実写ドラマでは本田望結さんが演じています。

 

ぽっちゃりした体型と、実家が「秋山茶舗」を経営していることから、「チャコ」とよばれていて、黒くて長い髪を二つのお団子にまとめた眼鏡っ子です。

 

何もない町にうんざりしており、上京して東京の大学に通うことを熱望しています。

 

祖父、父、母と四人で暮らしており、一見幸せそうな家庭に見えるが、一人娘のチャコを絶対に自由にはしないという意思が感じられるシーンが何度かあります。

 

似非森耕作の大ファンであり、彼の作品は全て集めており、感想投稿サイトに彼の作品の感想を投稿しているほどです。

柴沢由里

 

令児が通う高校の女性教師であり、実写ドラマでは松井玲奈さんが演じています。

 

柴ちゃん先生（しばちゃんせんせい）という愛称で生徒に親しまれており、充実した日々を送っているように見えますが、内心では教師という職業にうんざりしており、ストレスを溜め込んでいます。

 

他にも、学年主任からのセクハラや、友人から子守を任されたり、親から結婚を急かされたりなどストレスが溜まることが多い生活を送っていましたが、なんとか我慢して生きていました。

 

そんな彼女の生活は、令児とのある出来事をきっかけに大きく変化し、彼女は物語に大きな影響を及ぼします。

 

峰岸玄

 

令児やチャコの幼馴染であり、実写ドラマでは堀夏喜さんが演じています。

 

幼少期に令児やチャコがいじめられていたところを助け、それを理由に令児をパシリに使っており、未成年ながらも令児に毎日のようにタバコを買いに行かせています。

 

また、小学生の時に起きたある事件をきっかけに心に闇を抱えてしまい、高校に通うことなく実家の家業を手伝っています。

 

父親は町の権力者なので、反社会的な活動を少なからずしており、玄が働いている会社は半ば暴力団のような会社です。

 

そのため、玄は普段から半グレのような舎弟を連れていて、いつもファミレスに溜まってタバコをふかしています。

黒瀬夕子

令児の母であり、実写ドラマでは片岡礼子さんが演じています。

 

いわゆる美魔女といった印象で、どこか妖艶な雰囲気が漂う女性です。

 

早くに夫を亡くしており、現在は看護助手の傍ら、母親の介護と引きこもりの息子のお世話に追われています。

 

自分一人で母親の介護費用や二人の息子の生活費を稼がなければならないため、介護やお世話の隙間で夜勤を行っており、心身ともに疲れ切っています。

 

唯一の支えが令児であるため、「令君がいなかったら、私死んでるわ」と令児に愚痴をこぼすシーンも見受けられました。

似非森耕作

令児たちが住む町を舞台にした小説を書いている小説家で、実写ドラマでは和田聰宏さんが演じています。

 

もじゃもじゃの髪に、髭を生やしたなんとも怪しい雰囲気を感じられる中年男性です。

 

町に伝わる情死ヶ淵伝説をモチーフにした小説がベストセラーになっており、いわゆる売れっ子作家であるが、私生活では結婚と離婚を何度も繰り返したりするなど悪い噂しかありません。

 

アイドルの青江ナギと結婚していますが、どういった経緯で結婚に至ったかはいまだに明かされておらず、およそ夫婦らしいこともしていないそうです。

 

令児の母親である夕子と同級生だったらしいのですが、夕子は彼を悪い男と呼んでおり、二人の間には何かがあったことが推測できます。

 

『少年のアビス』最終回までおさらい！ナギとの出会い

『少年のアビス』の最終章までのあらすじを分かりやすく解説します！

ナギとの出会い

何も変わらない日常に絶望していた令児は、ある日偶然にも推しのアイドルであるナギに遭遇します。

 

彼女は、出会ったばかりである令児の心の闇を見抜き、あろうことか令児に心中を持ちかけてきました。

 

とうに限界を超えていた令児はナギと心中を図ろうとしますが、高校の担任である柴ちゃん先生にその現場を目撃されてしまい、心中は失敗に終わります。

柴ちゃん先生の変化

心中するほど精神的に衰弱していた令児を柴ちゃん先生は自宅に保護しますが、教師という職業に対しての葛藤や、学年主任からのセクハラなど、柴ちゃん先生もストレスを溜め込んでいたので、その反動から令児に対して歪んだ愛情を募らせてしまいました。

 

最初は担任と生徒という関係を誰にも知られずに楽しみたいだけだといっていましたが、卒業まで彼女は作らないでほしいなどといった令児を束縛するような発言が徐々に増えていきます。

 

そして、エスカレートした柴ちゃん先生の言動に痺れを切らした令児は、柴ちゃん先生を突き放してしまうのですが、これによって柴ちゃん先生の執着心はさらにヒートアップしてしまいます。

チャコと似非森の出会い

時を同じくして、令児の幼馴であるチャコは偶然にも憧れの小説家である似非森に出会います。

 

自分が似非森に憧れており、将来は編集者になって似非森の担当になりたいという夢を持っていることを告白すると、なんと似非森は今日から自分の担当になってくれないかとチャコに提案してきました。

 

その後、似非森はチャコを仕事場に招待するのですが、部屋に入った途端にチャコをベッドに誘ってきます。

 

失望したチャコはもうファンを辞めることを宣言し、一目散に部屋を飛び出していきましいた。

 

夕子と令児

ある日の放課後、授業終わりで帰ろうとしていた令児は柴ちゃん先生に呼び出されます。

 

呼び出された教室のドアを開けると、なんとそこには柴ちゃん先生だけでなく、母親である夕子の姿がありました。

 

「令児、いってくれればよかったのに。お母さん、気づいてあげられなくてごめんね。」

 

「よかったね令児くん！お母さん東京の大学行っていいって！」

 

なんと柴ちゃん先生は令児に無断で、令児が町を出ていきたいと思っていると夕子に密告していたのでした。

 

その帰り道、夕子は柴ちゃん先生が令児に惚れていることを察して、令児に柴ちゃん先生に何かされていないか尋ねるのですが、体の関係を持っていることを後ろめたく思った令児は、自らが自殺しようとしていたこと、それを柴ちゃん先生に止められたことを告白します。

 

それを聞いた夕子は令児を叱ります。

 

「死ぬなんて絶対ダメ。私を置いていかないで。逝くなら一緒に連れてって。」

 

なんと死のうとしたことを叱るのではなく、自らを置いて死のうとしたことを叱ったのでした。

 

「令くんとなら喜んで逝ける。そっか、一緒に死ぬために令くんを産んだのかも　私」

 

衝撃的なセリフです。

 

まさに母親失格と言わざるを得ません。

柴ちゃん先生V Sチャコ

チャコは、町を出たいという思いから東京の大学を志望しており、その受験勉強のための参考書を買いに行きたいと令児を隣町に連れ出します。

 

歩き疲れた二人は漫画喫茶に行くのですが、密かに令児に思いを寄せていたチャコは、令児とナギの関係に嫉妬していまい、焦燥感から令児に体の関係を迫ってしまいます。

 

しかし、我に帰ったチャコは令児と体の関係に至ることなく、漫画喫茶を後にしようとするのですが、外に出た瞬間、目に飛び込んできたのは柴ちゃん先生の姿でした。

 

「迎えにきたよ　黒瀬くん」

 

どうやら柴ちゃん先生は令児の後をつけていたようで、二人を家まで送迎することを提案してきます。

 

渋々車に乗り込む二人。

 

家に到着すると、今後の話をしたいと令児だけは車に残るように柴ちゃん先生に言われるのですが、二人の関係を察したチャコは、今後のことはちゃんと学校で話してくださいと令児を連れ出します。

 

そのことに激怒した柴ちゃん先生は、チャコが通う高校にチャコが令児と漫画喫茶で不適切な行為を行ったと密告します。

 

担任や校長だけでなく両親にもそれがバレてしまい、チャコは上京が絶望的な状況に追い込まれてしまいました。

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少年のアビス最終回結末ネタバレ【ドラマ完結ラスト】その後の最後は？漫画は？

令児とチャコの逃避行

過去に令児はチャコだけはこの町から出て自由に生きてほしいという思いから、何があってもチャコを町から出すという約束をチャコと結んでいました。

 

この絶望的な状況でこのタイミングしかないと思った令児は、登校中のチャコの手を取り、町から脱出を試みます。

 

場面が切り替わり、似非森と夕子がカフェでコーヒーを飲んでいます。

 

「もう令児に近づかないで」

 

やはりこの二人には何か深い因縁があるようです。

 

そこで似非森は、令児にあった時に町を出るために使えと20万円を渡したことを夕子に伝えます。

 

夕子は令児が本当に町から出て行こうとしていることに気づき、すぐにカフェから出て行きました。

 

登校せずに、町から出ようと紛争している二人は、一旦神社にて休憩をとります。

 

令児は自らの力に限界があることを鑑みて似非森を頼ることをチャコに提案します。

 

そして、チャコに逃走用の20万円を渡した上で、似非森に協力を仰ぐため、一人で似非森の元へと向かうのでした。

令児と夕子の心中未遂事件

その道中、令児の元に夕子からメッセージが届きます。

 

「令くんに邪魔なものは全部片付けて、お母さん先にいくね。　令くんは生きてね。」

 

令児はチャコのことなど忘れて、一目散に夕子の元に向かいます。

 

慌てて家に戻りドアを開けた先には、包丁を自らの腹部に押し当てた夕子の姿がありました。

 

「令くん　ごめん　やっぱり無理」

 

どうやら一人で死ぬことができなかったようです。

 

「母さんごめん　俺母さんから離れんから」

 

自らの手に包丁を持ち帰る令児。

 

「いこうか　母さん」

 

「来て　令児」

 

母親との心中の瞬間、令児の頭によぎったのはナギでした。

 

そして令児は

 

「いこう　ナギ」

 

そう言い換えて自らの腹部に包丁を突き刺します。

 

「なんで今　二人の最後の時に　他の人の名前が出るの」

 

夕子は困惑しながらも、令児から包丁を奪い、同じように自らの腹部に包丁を突き刺します。

 

しかしその直後、令児のことを追っていた柴ちゃん先生と玄に保護されなんとか一命を取り留めるのでした。

 

死に直面する二人

数日後、入院していた令児の元にナギがお見舞いに来るのですが、それを目撃した玄はナギを誘拐します。

 

何も変わるはずのなかった日常がナギによって壊されたと、ナギを力いっぱい暴行する玄。

 

ナギが来たことによって全ての日常が狂った。

 

ナギが生きている限り令児はナギのことを忘れられないと、そのままの勢いでナギを殺そうとする玄を寸前のところで令児が止めに入ります。

 

ナギを殺すなら自分も殺してくれと懇願する令児。

 

しかし令児のことを大事に思っていた玄には令児を殺すことはできませんでした。

 

ボロボロになりながらもなんとか二人は生還し、再び入院生活が始まります。

 

そして退院の日、ナギが令児を尋ねてきました。

 

車椅子に乗ることになった令児はナギと屋上で話をすることになります。

 

そこで、死にかけたことにより自殺願望がなくなったこと、まだ17歳という若さで困難な人生を歩んできたこと、いろんなことをナギと語り合います。

 

「傷ついてもいいんだ　生きてるんだからさ」

 

最後にお互いの顔についたお揃いの傷跡をくっつき合わせたあと二人は別れます。

 

逃避行の際、途中で見捨てられたチャコの結末や、令児との関係が世間にバレて逮捕された柴ちゃん先生の結末など、各々がそれぞれの結末を迎えるのですが、気になった方はぜひ本編をご覧ください！

 

『少年のアビス』読者の感想や反応は？

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