天使な小生意気2巻無料ネタバレ!タダで読む方法紹介!漫画バンクzip,rarは危険|恵みを求めて源造・藤木・安田がデッドヒート!

おすすめスマホアプリ

 

悩んでいる人
『天使な小生意気』2巻を無料で読む方法とネタバレが知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

余談なのですが、違法な無料漫画サイト(zipやrarファイルを含む)では、ウイルスによる感染率が年々高くなっています

 

ご紹介する『天使な小生意気』2巻を無料で読む方法は、登録不要もちろん合法です。

 

違法手段ではないので、安心してください。

『天使な小生意気』2巻は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で読める

いきなり、結論です。

 

『天使な小生意気』2巻は、こちらの小学館が運営する漫画アプリサンデーうぇぶりにて無料で読むことができます。

サンデーうぇぶり-小学館のマンガが毎日読める漫画アプリ

サンデーうぇぶり-小学館のマンガが毎日読める漫画アプリ

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

 

『サンデーうぇぶり』は小学館が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

 

『天使な小生意気』2巻が『サンデーうぇぶり』にて無料で読めると言いましたが、この記事を執筆している現在では第1巻から最終20巻まで無料で読むことができます

 

つまり『天使な小生意気』を全巻無料で読むことができるのです。

 

安心安全に、そしてタダで『天使な小生意気』を第1巻から最終20巻まで読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法がベストです。

 

また『サンデーうぇぶり』では、『天使な小生意気』以外にも以下のようなサンデー誌が誇る名作マンガの数々を無料で読むこともできます!

  • 名探偵コナン
  • YAIBA
  • 犬夜叉
  • MAJOR(MAJOR2nd)
  • switch(スイッチ)
  • からかい上手の高木さん
  • 銀の匙
  • ドロヘドロ
  • だがしかし
  • らんま1/2
  • 境界のRINNE
  • うる星やつら
  • マギ
  • 今際の国のアリス
  • 焼きたて!!ジャぱん
  • うえきの法則
  • からくりサーカス
  • 烈火の炎
  • ゾン100
  • H2
  • タッチ
  • 信長協奏曲
  • 結界師
  • 魔王城でおやすみ
  • トニカクカワイイ
  • お茶にごす
  • 今日から俺は!!

などなど…

 

半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです!

サンデーうぇぶり

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

 

↓『サンデーうぇぶり』の使い方に関しては以下の記事を参考にしてみてください。

【最新版】サンデーうぇぶりの使い方やメリット・デメリットを徹底解説!おすすめ漫画ランキングも紹介!

 

また同じく小学館が運営する漫画アプリマンガワンも特にオススメです。

 

以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。

 

  • 闇金ウシジマくん
  • 土竜の唄
  • アイアムアヒーロー
  • ケンガンアシュラ
  • ケンガンオメガ
  • 今際の国のアリス
  • アフロ田中
  • ブラックジャック
  • 火の鳥
  • 薬屋のひとりごと
  • からかい上手の(元)高木さん
  • ダンベル何キロ持てる?
  • めぞん一刻
  • 青のオーケストラ
  • おやすみプンプン
  • 灼熱カバディ
  • 送球ボーイズ
  • 出会って5秒でバトル
  • モブサイコ100

などなど!

「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『サンデーうぇぶり』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?

マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信

マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

 

こちらの記事では、👇特にオススメする漫画アプリを厳選してランキング形式でご紹介しています。「無料で多くの漫画を読みたい」と思っている方はぜひ一読してみてください。

完全無料!おすすめ漫画アプリをランキング形式で紹介!【お金がかからない読み放題のマンガアプリ!知らなきゃ大損!】

 

『天使な小生意気』2巻 ネタバレ紹介!

第10章 「男は急に変われない!」

朝、恵は学校に登校中。

 

それを見つめる一人の目が‥‥。

 

その正体は安田太助

 

その手には恵に向けたラブレターが。

 

安田はそれを恵に渡そうと立ち上がります。

 

しかしその瞬間、「見ちけたーめぐちゃん!ヒドイぞまくなんてー!!」

 

蘇我源造がどこからともなく現れました。

 

「しつけーなテメー、どこまでついて来るつもりなんだ。」

 

「なんだよー友達じゃねーかー」

 

「なんだなんだ。いつからオマエと友達になったんだ。」

 

「昨日からなったじゃん」

 

「エッ、いつ!?」

 

‥‥などとなんとなく仲がいい!?印象な二人。

 

さんざん言い争い(!?)をした後に、蘇我は完全に恵に撒(ま)かれてしまいました。

 

安田はその一部始終を見ていました。

 

舞台はめぐちゃん親衛隊の部室(?)に移ります。

 

「なんて事を、いつもやっとるらしーのだ蘇我は!これは諸君、完全な抜け駆けだぞ!」

 

安田は声を荒げます。

 

「オマエは何やってたんだよ!」藤木が言います。

 

「いや俺は別に‥」

 

その胸から落ちたものは、恵に対するラブレターでした。

 

しかしその内容はひどいもので、恵の身長や、果てはバスト、ウエスト、ヒップのサイズといった数字を予想し、僕は貴女ばかり見ています。と言った、まるでストーカー行為ともとれる内容でした。

 

それに驚愕(きょうがく)した藤木、木村は、その手紙をしまい直し、「はい。出してもいいよ」と言う始末。

 

こんな手紙で恵を落とせるはずがないと踏んだ末の発言でしょう。

 

「とにかく蘇我は許せん!糾弾するのだー!!」と恥ずかしそうに再び声を荒げる安田。

 

「ハーイ。僕の事呼んだー!?」と突然部室の扉がガラリと勢いよく開きます。

 

そこには噂の張本人、蘇我がニコニコ顔で入って来ました。

 

藤木と木村はそんな蘇我の様子を見て、「‥‥なんか蘇我って変わったよな。」

 

「ああ、遠くからしか見てなかったがあんなキャラじゃなかった。」とヒソヒソ会話。

 

そんな蘇我に、安田は、抜け駆けをするなだの、会の規則を守れだの、威勢のわりに小さな声で、蘇我に言及しています。

 

すると蘇我はあっさり、「そんじゃやめるわ。最近めぐちゃん口きいてくれるから。」とあっさり退会してしまいます。

 

それを聞き、ずっこける安田。

 

ご機嫌に部室を出て行こうとする蘇我に、藤木が、「やめるのは勝手だけど‥天使さんを泣かすような真似したら、俺ら黙ってねーからな。」と、けん制します。

 

木村も安田も、二人して別のくだらない会話で盛り上がるふりをしながら、どうにかして自分たちに火の粉が飛んで来ないようにしています。

 

にらみ合う藤木と蘇我‥。

 

「そんな悪者は俺が許さねー」と怒って出て行く蘇我。

 

無茶するな!死ぬトコだったと藤木に対して憤慨(ふんがい)する木村と安田。

 

「‥奴はもう昔の蘇我じゃねーと思ったんだよ。あの娘には人を変える力がある‥」

 

といい話をしている傍らで、木村と安田はくだらないことで言い争っていたため藤木の言葉は、この二人には全く届いていなかったのです。

 

一方その頃蘇我は、恵を求めて、放課後の学校中を探し回っていたのでした。

 

その一方で、恵と美木は二人で仲良く下校していました。

 

その途中、不良たちに絡まれてしまいました。

 

不良たちが言うには、恵たちに恨みは無いが、蘇我に恨みがあり、おびき寄せるために人質になれとのことでした。

 

しかし恵がそんなものに屈するわけもなく、見事な蹴りを一発かまし、逃げました。

 

追ってくる不良たち。

 

そこに一発重いパンチが不良の頬に当たります。

 

蘇我源造です。

 

そんなパンチを食らわされた不良は勿論一発ノックアウト。

 

他の不良たちも次々とノックアウトされていきます。

 

全ての不良たちを倒し、満面の笑みの蘇我。

 

「姫、僕にナイトの称号を。」

 

「ボケッ!」

 

「そーよボケよ!」と怒る二人。

 

「今の奴らに聞いてみな。テメーに復讐したくて、俺をさらおーとしたんだよ。」

 

「そんな乱暴な仲間のいる君は、もうめぐちゃんにつきまとわないで。」

 

その言葉に立ちすくむ源造。

 

次の日、「あ、天使さんおはよう。」と下駄箱で恵に挨拶する藤木。

 

「ヤァ。」と恵も笑顔で挨拶を返します。

 

これが楽しみなのだと思いながら立ち去ろうとする藤木に恵が声をかけます。

 

「オマエ、あのメガネと仲いいだろ。悪いんだけどさ。妙な手紙出すのやめてって言っといてくれるカナ。なんかわかんないの。」

 

「はいィ、お任せください。」と藤木は了承します。

 

恵に藤木と名前を呼ばれたことに歓喜し、喜びに打ちひしがれていると、安田がその名を呼び、藤木は激怒します。

 

しかしそれと同時に、安田は名前も覚えられておらず、メガネの奴と呼ばれているのに、自分は藤木ときちんと名前を覚えてもらっている優越感に浸ります。

 

そして恵から言われた通りに手紙のことを怒りながら注意します。

 

「出していいって言ったじゃん」と困惑する安田ですが、急に話を変えます。

 

「そんな事より聞いたか。昨日蘇我のせいで天使サンが‥」

 

顛末(てんまつ)を聞き、止める安田の制止も虚しく、藤木はその場から飛び出します。

 

「(何やってんだ俺は‥あの蘇我相手に何しようってんだ?)」

 

心の中で藤木は葛藤します。

 

「(フッ‥あの蘇我ってほどでもないか!?)」

 

最近の蘇我の様子を振り返りながら藤木は思いを巡らせます。

 

「(だが、いちおう文句だけは言わしてもらうぜ。)」

 

その目の先に、ケンカをしてケガをしたのか、絆創膏や包帯を巻いた源造に遭遇します。

 

「(そーだよな。人はそんな簡単にゃ変われねーよな。)」

 

藤木はメラメラと心の炎を燃やします。

 

そして源造にむかって、「なんだよそのナリはよ?またケンカして来やがったのか。それが原因だってのに、テメーみてーなクズは、恵サンのまわりをウロつくんじゃねェ。」と渾身の一言を浴びせます。

 

「小僧‥一端な口聞きやがって嫌だっつったらどーする気だ?」と、源造も、最近の源造とは違う気迫で言い放ちます。

 

そして安田は、恵に助けを求めに向かうのでした‥。

サンデーうぇぶり

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

 

第11章 「誰ですか?」

不穏な空気が流れる中、蘇我と藤木が対峙しています。

 

「あっ小僧!俺が嫌だってったらどーすんだよ。」

 

蘇我が言います。

 

「テメエのせーで天使さんに迷惑がかかってんだ。嫌だなんて言わせねーよ。」

 

藤木が凄(すご)みます。

 

その立ち振る舞いを見て、蘇我は「(ヘッ、まっすぐ見やがって。見かけによらずいい度胸してんじゃねーか!だが、今日の俺は優しくねーぞ!)」と心の中で思います。

 

一方その頃安田は、恵のもとへ助けを求めに行きました。

 

教室で、美木と、クラスメイトの女子たちに囲まれ、和気あいあいとしている恵に、安田は友人のピンチと勇気をふりしぼり、声をかけます。

 

「あっ天使サン、ちょっ、ちょっといいですか。ス、スミマセンちょっと来て頂けませんか。」

 

「いや、チョット今忙しいから。」

 

変な手紙をよこす、気持ち悪い奴と思われている安田は、苦笑いで恵にあしらわれます。

 

「いやあの、友人がピンチなんです‥お願します。」

 

「めぐちゃんだめヨ、もう授業始まるし。」

 

美木もおずおずと止めます。

 

しかし安田は食い下がります。

 

「アナタに関係ない事なんですが‥アナタになら止められると思いまして。」

 

安田はただならぬ雰囲気を漂わせています。

 

「行く事ないよ恵ちゃん、ヤバイよ。」

 

「そいつエライ変態って噂だよ。同じ中学なのョ。」

 

クラスメイトの女子たちにも止められます。

 

このままじゃ藤木を助けられない。そう思って顔を歪める安田。彼なりに、精一杯叫びます。

 

「ぼっ僕は変態ですケド、アイツは違いますから来てください。」

 

「何言ってんのコイツ気色悪う。」

 

「向こー行ってョ。」

 

クラスメイトの女子たちから当たり前に気持ち悪がられる安田です。

 

しかし、ただ事じゃないと感じ取った恵はその声をよそに、「ん!?何だかわかんないケドどこ行きゃいいんだ。」と安田の想いを信じます。

 

「門のトコだな。」

 

急いで向かう恵。

 

そんな凛々しい恵を見て、安田は改めて、天使サン‥アナタは普通じゃないっス!と想いを馳せるのでした。

 

門の外では蘇我と藤木が激しいケンカを繰り広げています。

 

蘇我に一発お見舞いした藤木。

 

しかし蘇我から強烈な一撃を食らわされてしまいます。

 

しかし藤木は倒れることなく、「来いよオラ!何だよ余裕のつもりか。」と、持ちこたえます。

 

実は今の一撃は、蘇我は本気で入れたものなのです。

 

心の中では驚いている蘇我。

 

しかし、そんな素振りを見せないように、「本当口だきゃ達者だな。」と言い放ちます。

 

そんな二人の間に割り込む恵。

 

蘇我が「まずいぜめぐちゃん‥そこに立っちゃいけねェ。」蘇我と藤木の間に立った恵は、藤木の方に振り向き、「別に止める気はねーケド、オマエの友達が心配してるぞ!やんなら、コイツの目の届かないトコでやれ!こんな所で問題おこしてタダですむと思ってんのか!!」

 

その言葉を聞き、藤木は、「ごめん、天使さん。迷惑かけた。」と、その場を去って行きました。

 

そんな藤木の背中を見送りながら、恵は、「ごめんな。男の世界邪魔しちゃって、女がしゃしゃり出て悪かったな。」と蘇我に言いました。

 

一方その頃藤木はというと、安田とともに学校を後にしていました。

 

「オマエって実はケンカとかする奴なのか。」

 

安田が言います。

 

「いや、全然。」と藤木が言います。

 

「じゃ無茶すんなよ。俺の調べた情報はガセじゃねーんだぜ。」

 

「蘇我はもうそんな奴じゃねーよ。」

 

「エッ。」

 

「なんて思ってたのに、本当はチッとも変わっちゃねーんだ!見たろ、あの姿!怪我なんかして来やがって、ケンカしたんだ!昨日の今日でだ!!それが元で恵さんに迷惑かけたってのに!あいつは人間のクズなんだよ。チットでも信用した俺がバカだった。」

 

「でもまァケンカでやっつけんのは無茶だぜ。そんなクズは汚い手でやっつけちまおう。」

 

「いいのかな。」

 

「OK、OK、バカとまともにやり合ってどーすんだよ。」などと、喋っていると、二人の横をいかにもガラが悪そうな奴らが通ります。

 

その会話が耳に入って来ました。

 

その内容は「あのバカ、突然謝りに来てヨ。誰が許すかって。そしたらあの男!あの男が土下座だぜ。」

 

「ウヘヘヘ、何それ?カッコ悪ぅー。」

 

その会話を耳にした藤木は、まさか‥と思います。

 

「ボコボコに殴ってやりましたョ。」

 

「オめーいい度胸してんなー。」

 

藤木はガラの悪そうな奴らに声をかけます。

 

「おい。その謝った男って誰だ?」

 

「アン。」

 

「なんだテメーは?」

 

藤木は目一杯の気迫で聞き直します。

 

「誰ですか?」

 

「(クソッ!クソッ!クソッ!!チクショー!!)」

 

藤木は走り出します。

 

そんな時、恵に遭遇します。

 

「天使さん!!今日は源造にからまれてませんか。どっかで見ませんでしたか?」

 

息を切らしながら尋ねます。

 

「いや、今日は見てないョ。」

 

「失礼しました!」

 

藤木はその場を走り去ります。

 

そしてその途中、藤木はまたしても不良グループに遭遇し、その会話が耳に入りました。

 

「エヘヘ、俺も一発入れちゃった。」

 

「オメーは関係ねーんだろ。」

 

「だって先輩がチャンスだから入れとけってヨ。」

 

藤木はその不良の一人の肩をつかみ、もの凄い気迫で尋ねます。

 

「どこだ!?」

 

息を切らし、藤木は、安田とともに辿り着いた先に、蘇我の姿を発見します。

 

そこには沢山の不良たちに好き放題リンチされている蘇我の姿がありました。

 

その姿を見た藤木と安田は愕然(がくぜん)とします。

 

そしてそんな中、恵と美木も、ただならぬ藤木の様子を案じてか、蘇我を探して藤木たちのもとへ近づきつつありました。

サンデーうぇぶり

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

 

第12章 「泥クサイこと」

蘇我は一切不良たちに手を出さず、一方的に殴らせています。

 

不良たちは蘇我に対し、「今までの事は水に流せだァ!?ムシのいい事言ってんじゃねェ!テメーが今まで何やったかわかってんのか!何がもう暴れねーだ!」と今までの恨みつらみを吐きながらボコボコにしています。

 

「これで‥カンベンしてくれるか‥」

 

蘇我は言いますが、不良たちはこんなモノで積年の恨みが忘れられるかと、一向に許す気配がありません。

 

そんな不良たちに、「じゃ‥気がすむまでやってくれ‥約束だ‥気がすんだら、‥もう俺の周りには手ェ出さないで‥」と蘇我が言いかけたところに、クドいんだよ!!という声とともに、不良たちの蹴りが炸裂(さくれつ)します。

 

その後もボコボコにされまくる蘇我。

 

そんな姿を見て、恵は、「悪くもないのに謝ってるバカが‥やめるまでな、見ててやんねーと。そーしないと奴は、タダのバカになっちまうんだ。」と、誰か呼んでこよう、と提案する美木を、一蹴します。

 

もう完全に立ち上がれないくらいの状態の蘇我は、振り絞った声で「カンベンしてく‥れるか‥」と言います。

 

しかし返って来た答えは残酷なものでした。

 

「ヤダネ。俺はだいたいテメーが嫌いなんだよ。アー面白かったァ。これからもヨロシク!」

 

絶望と怒りが込み上げそうな蘇我ですが、身体をおこし、土下座の体勢をとり、こう言います。

 

「‥‥頼む‥よ。許して‥くれ‥」

 

見るに見かねた藤木が、蘇我の下に走り出します。

 

そして同じく、蘇我の横で土下座の体勢をとるのでした。

 

「コイツを許してやってください!本気です!言ってる事に間違いはないと思います!!」

 

そして藤木は蘇我にぼそっと謝ります。

 

「クズは俺だ‥。スマン。」

 

そして深く土下座をしながら更に続けます。

 

「お願いします!まだ足りなきゃこのバカを殴ってください!」

 

すると藤木の横にすかさず安田が来て、土下座の体勢を取り、

 

「ぼ、僕からもお願いします!もう勘弁してやってください!」と言います。

 

そんな彼らの姿を見て、恵は、彼らの下へ出て行こうかどうか、葛藤します。

 

しかし一度見守ると決心した以上、出て行くわけには行きません。

 

恵はなんとか自制します。

 

不良たちは、藤木や安田を見て、蘇我は最近はこんな泥クサイ奴らとつるんでるのかと、バカにします。

 

「気持ち悪―クセー土クセーんだよ!!」と藤木に蹴りが入ります。

 

「お望み通りやってやるぜ!アホが!世の中そんな甘くねーョ。」と藤木はボコボコにされていきます。

 

それを見た蘇我は、我を忘れ怒りに身を任せ、立ち上がり、不良を思いきり殴ります。

 

「わっ!反撃しないって約束‥」と言う声も虚しく、不良はどんどんボコボコにされていきます。

 

体力尽きた蘇我にスキをみて殴りかかろうとする不良に、藤木は一発蹴りをお見舞いします。

 

安田は安田で、不良の体に掴みかかってなんとか応戦しています。

 

そこに色白の長い脚が、めきっという音とともに不良の顔面にヒットします。

 

「女、混ざってもイイかしら。」

 

そこには天使(てんし)‥いや、天使恵(あまつかめぐみ)が立っていました。

 

「なっ‥あぶっ‥」と蘇我が言い切る前に、恵の表情が、まるで般若のごとく、ガッと変わりました。

 

「あほかテメー誰がテメーみてーのにやられるか!タコ!!イモ!!ど外道がァー!」

 

恵は怒りに任せ、圧倒的な強さで不良たちをどんどんと倒していきます。

 

それには皆驚いてしまうほどです。

 

不良たちも一掃し、それぞれの誤解が解け、万事解決した最中、なんと恵が衝撃の一言を、蘇我に言ったのです。

 

「オマエ好きだ。」

 

蘇我は照れながら舞い上がります。

 

すると、「オマエも好きだ。」と今度は藤木に対して、そして安田に対しても、ニコニコしながら恵は、同じセリフを言いました。

 

「フフフ‥じゃな。男だナおまえら。」と言い残し、美木とともに恵は去って行きます。

 

めぐちゃんてプレーガールだったのね。と、美木が恵につぶやきましたが、恵は全く自覚なく、相変わらずニコニコと、どこ吹く風、なのでした。

サンデーうぇぶり

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

 

第13章 「家庭訪問」

朝、すっかり影が薄くなってしまっためぐちゃん親衛隊のメンバーの一人の木村が、登校中の恵を見つめます。

 

その姿は、通る者を魅了し、この世のものとは思えない美しさを醸し出しているのであった。

 

「(自分の物にしたいなんて思わない‥ただ見てるだけでいいんだ。)」と心で木村は思うのでした。

 

そんな中、蘇我が恵の下へ飛び出してきます。

 

二人のやり取りを見ていると、なんだか以前よりも親密になっている様子。

 

そして続けざまに、藤木、安田が登場します。

 

四人になってもなんだか楽しそうな雰囲気。

 

木村の頭は?マークでいっぱいです。

 

場面はめぐちゃん親衛隊の部室に移ります。

 

そこで木村は三人から、衝撃の事実を聞かされます。

 

蘇我も、藤木も、安田も、なんと恵から好きだと言われた、と。

 

3人が幸せ自慢に浸っている中、木村が声を荒げます。

 

「オメーらそれって抜け駆けじゃねーのか!?」

 

すると安田がチョークを手に、黒板に『恵ちゃんを守る会・新資格恵ちゃんに好きと言われた事』と書きました。

 

そして蘇我が木村に、「除名。資格ナシ。」

 

そしてあっさり木村は親衛隊を除名されてしまいました‥。

 

「わーいわーい!」一人減ったー!!」「確率上がった!」と喜ぶ三人を見て、「マジかこの三人のテンションは‥ってゆーか蘇我は会をやめたはずでは‥」と木村はつぶやいたのでした。

 

そしてこの三人が好きと言われたことや、恵自身の謎な部分に納得できない木村は、その謎に迫ろうと提案します。

 

そして四人は下校中の恵の後を尾行します。

 

しかし、尾行なんてかっこ悪いことやめようと藤木が提案します。

 

木村と安田はそれに対し反発します。

 

「不思議なトコがいいんじゃねーか!俺も最初は、見てくれにしか興味なかったョ。メチャメチャ乱暴な女だってョ。でもな‥中から光る何かがある。確かにただの女じゃない。その不思議な、天然記念物的なソレを傷つけたくねーだろ。それを守るのが俺達なんだろ。」と蘇我が言います。

 

この言葉に感銘を受ける三人。

 

「さっ帰ろーぜ。」と蘇我が言います。

 

「(ウォォ渋いぜ!)」

 

「(俺達カッコイイぜ!)」

 

そんな想いを胸に、四人とも帰路につく‥‥‥予定だったのですが、皆未だに恵の尾行をやめていないのでした。

 

その結果、恵の家を特定することができました。

 

目の前に広がる大豪邸‥それが恵の家でした‥。

 

絶望感にかられながら木村が言いました。

 

「こんなこったろーと思ったよ‥モトモト本気で狙う方がおかしいんだ。 あんなキレーな娘(こ)が俺らと同じ人類なわけがねーんだ。住む世界が違うぜ。何のつもりでウチの学校に来たのか知らんケド。僕はモトモト見てるだけで良かったんでな、まっ、ガンバッテよ。」

 

木村の事実上の脱退です。そう言い残して彼は去って行きました。

 

「しゃ、借家かもしれないし‥。」

 

「ハハハ、家賃は月300万かかるかな‥500万いくかも。」と藤木と安田は狼狽(ろうばい)します。

 

そんな中、蘇我がインターホンを鳴らしました。

サンデーうぇぶり

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

 

第14章 「言っちゃった!」

天使家のインターホンを押した蘇我に対して、うろたえる一同。

 

そんな中、インターホン越しに声が聞こえます。

 

「死ね。糞が!!」

 

この言葉に三人はなんと言葉を返したら良いのか迷います。

 

そしておバカな蘇我は、「ハーイ。クソでーす!恵サンいますかぁ?」と返します。

 

「消滅しろ!ばい菌が!」とまたしてもインターホン越しから罵声を浴びせられてしまいます。

 

怒る蘇我を尻目に、インターホン越しの声はなおも罵声を浴びせ続けます。

 

そんな時、インターホン越しから別の声がしました。恵です。

 

「何やってんだオッサン!?」

 

「めぐちゃんパパに向かってオッサンはないでしょ。」

 

「人の客に妙なこと言っとるからだろ!」

 

「ごめんよー。」

 

「誰!?」と恵の家に遊びに来ていた美木が言います。

 

そして恵がインターホンのカメラを確認します。

 

「あ。バカだ!!あのバカにバレちゃったよミキちゃん。」

 

インターホンからそんな声を聞いて蘇我は、涙を流し、笑いながら、「バカでーす。」と答えるのでした。

 

そして三人は恵の部屋へ招かれます。

 

「何の用だ?」

 

可愛らしい恵の部屋着を見て、蘇我は思わず恵を抱き締めますが、速攻で恵にボコボコにされ、部屋の外に出されてしまいます。

 

そんな蘇我は放っておかれ、恵は、藤木と安田に、何用か、尋ねます。

 

しかし、藤木も安田も、大豪邸に面食らってしまっており、気の利いた事が言えません。

 

そうこうしていると、部屋から閉め出されたはずの蘇我が、いつの間にか恵の横に座っていたのです。

 

「どっから入って来たーー!!鍵しめたはずだぞ!」

 

すると蘇我が、恵の部屋の鏡をくるりと回して、まるで忍者屋敷のごとく、見せてくれました。

 

こんなもの、恵も身に覚えがありません。

 

美木と二人で戸惑っていると、恵は蘇我にデートに誘われます。

 

乱暴な言葉で断る恵ですが、蘇我は、どこでも連れてってあげると食い下がります。

 

ではブラジルに行きたい、と、わざと無理難題を言う恵でしたが、蘇我は、

 

「‥‥わかった‥何とかするよ。約束だぞ。」と不穏な影を纏(まと)いながら、そう言い残し、部屋から出て行こうとします。

 

恐ろしい。本当に何とかしそーだ。と危険を感じた恵は、「まっ待て!!じょ冗談だ、ブラジルに用はない!」と言います。

 

「良かった。ブラジルじゃ少々犯罪に手ェ染めるトコだった。んじゃどこ?」

 

「トットモダチじゃんか。なんでイキナリデートすんだよ変だろ。」

 

「んじゃダチとして遊びに行こーぜ。」

 

蘇我と恵がそんな会話をしていると、安田が友達としてなら俺も参加すると言い出しました。

 

二人で友達と言う名のデートに行きたい蘇我は、安田を気迫で脅しますが、安田も負けてはいません。

 

そこに藤木も参加して、三人の男たちによるデッドヒートが繰り広げられます。

 

「マジよマジ。どー見ても冗談に見えるケド。三人は本気よ。ハァ‥三人の男性に争われるなんて女の夢ねェ。」と美木がはやし立てます。

 

そんな様子を見て、恵はある事実を言う決心をします。

 

「オマエらに言っとく事がある。」

 

「ちょっと何言うつもり!?だめよ!!」

 

美木が血相を変えて恵を止めますが、恵は言葉を続けます。

 

「悪-けど俺実は男なんだ。 だから、オマエらとデート行ったり、つき合ったりなんかしないんだ。オマエらも男とつき合いたいわけじゃないだろ。」

 

男!?

 

三人は驚いてしまいます。

 

「エート‥。」と美木が頭を抱えていると、「まっおまえらが嫌いってこった。出てけ糞が!」と突然恵のパパが現れます。

 

どっから入って来たのかと問うと、またしても、先ほどの忍者屋敷の所業のような秘密の通路がありました。

 

「アンタか妙なドア作ったのは!!」

 

「めぐちゃん、パパに向かってアンタはないでしょ。」

 

「アンタで十分じゃ!」

 

「怒らないでおくれよ。パパだって心配だったんだよ。いつかこんなふうに男を引っ張り込むんじゃないかって。」

 

「引っ張り込んだゆーな!」

 

「とにかく心配だったんだよ。こんな獣(ケダモノ)どもと密室にいたら何をされるか‥」

 

「だからっておかしなドアをいくつも作るな。」

 

「とにかくめぐちゃん、君は自分の魅力の凄さに気をつけないとだめだよ。パパって時々押し倒したくなるんだから。」

 

恵とパパのやり取りを聞いて美木が、「ケダモノはおじさんよーー!」と叫びます。

 

その頃の蘇我、藤木、安田の頭の中は、「(このジジーか?めぐちゃんを男らしく育てたのは!)」「(男!?男って何!?どうゆう意味?)」「(男‥別に男だっていいんだ。)」と、まぁイロイロ考えていたのでした。

サンデーうぇぶり

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

 

第15章 「信じます」

恵が父を部屋から追い出し、そこからやっと、再び本題に入ります。

 

「とういわけで、実は俺は男なんだ。わかったか。」

 

それでも勿論納得できるはずもない三人。

 

「わかんねー奴らだな。俺は男だからおまえらと付き合ったりはしないの。」

 

そして三人は、恵の身体を隅々までなめるように見回し、こう言います。

 

「女です。」

「女です。」

「女です。」

 

「やっやらしい目で見るなーーー」

 

そこで恵は改めて「わからない奴らだな。今は女だけど、昔は男だったんだョ。」と説明します。

 

「わからない。わからない。そんな説明じゃ誰もわからナイ。」と美木が言います。

 

「じゃ言うぞ!言っちゃうぞ。」と恵は、美木に向かってキリリとした表情で宣言します。

 

そして恵は九歳の時に、自身に起きた事件を話したのです。

 

その頃元気な男の子だった恵君が助けた、怪しいおじいさん‥

 

そのお礼に貰ったとても怪しい「天の恵」という本。

 

本から現れた願いをかなえるという小さな妖精。

 

「男の中の男に」と要求する恵。

 

結果女にされてしまった恵。

 

短期な恵が本を捨ててしまったお話を。

 

「てなわけなんだ、わかったか?」

 

結果、蘇我に茶化されてしまいます。

 

怒る恵。

 

「冗談や作り話じゃねーんだよ。」

 

恵の真剣な表情、その表情に圧倒されながらも信じられない藤木と安田、そして真剣な表情の美木。

 

重苦しい空気の中、蘇我が口を開きます。

 

「僕、信じるよ。大変だったねめぐちゃん。」

 

明らかにヘラヘラした表情で、信じていないことは明らかです。

 

「ミキも見てたよな。」

 

真剣さと不安が入り混じる表情で、恵は美木を見ます。

 

その顔を見た美木は、「ウン。恵は男の子だったよ。」と真剣で、かつ、真摯(しんし)な顔で言います。

 

「(なんだ?本気で言ってるのか。とても信じられん話だが‥あの二人が、こんな嘘つくメリットってなんだ。)」と藤木は考えます。

 

そんな中、またしても恵パパが部屋に侵入してきました。

 

恵はそれに怒り、父親を追い出そうとしています。

 

そんなドタバタ劇を繰り広げている最中、美木が藤木たちに言います。

 

「考えてみてョ。なんでこんな事言うのか?いろんな人に話したんだ。でも誰も信じてくれなくて‥ずいぶん長い事人に言わなかったんだよ。なんでだと思う?」

 

藤木と安田は、美木がマジで真剣に言っているとなかば信じますが、しかしやはりどうしても、現実世界で起こるはずのない、非現実的な話に、未だに信じきれません。

 

父を追い出し、戻って来た恵に、「どーだ?理解できたか。」と問いかけられるも、三人は、「ハイハイ、めぐちゃんは昔男だったケド今は女の子。」「そうそう。ハハ。」「今は女の子。」と真剣に取り合ってくれません。

 

そこで恵は、自分が今までに集めた黒魔術や呪い、妖精についてと言った奇妙な本の数々を見せます。

 

「見ろ!俺が集めたんだ。」

 

するとまたもや蘇我は、「いや、呪いたい奴がいるなら俺に言ってよ。」と茶化します。

 

「バカ、どーやったら魔法が解けんのか調べただけだ!!」と恵は怒ります。

 

それでも結局信じてますと、ヘラヘラしてしまった三人。

 

ブチ切れた恵に遂に家から追い出されます。

 

帰路につく途中も、三人はその話題で持ち切りです。

 

藤木も安田も信じられないと言うなか、蘇我だけが、「そりゃ信じるよ。あの娘(こ)がウソつくと思うか。」と笑顔で言います。

 

そんな蘇我を見て、二人は、負けた気分になりました。

 

次の日、「俺って嘘つきに見えんのカナ。」と落ちこむ恵。美木が、そんなことないと励まします。

 

そんな時に蘇我が、呪いを解く方法という本を持って、二人の下へ現れます。

 

そんな蘇我に、恵は心打たれそうになります。

 

そんな時に藤木と安田が現れ、藤木は蘇我にこう声をかけます。

 

「君は恵サンを本気で信じてるんだよな。もしその本で呪いが解けたら、恵サン、男に戻っちゃうんじゃないのか。いいのか?」

 

静寂が走ります。

 

「なに言ってんだよ、戻るわけねーじゃ‥エッ。」と蘇我は、自分が失言をしてしまったことに気付きます。

 

しかし時すでに遅しです。

 

恵が悲しそうに、「本当だよ。」と言いました。

 

そしてそれは怒りに変わり、「ムカついた。マジムカついた。男に戻ってやる。なるよーになると思ってたケド。絶対男に戻ってやる。今日新たに誓うぜ!男に戻ってやる!!テメーらに目にものを見せてやる!」恵はブチ切れて更に言葉を続けます。

 

「俺が男に戻ったらメチャメチャ強ぇーぞ!テメーらみんなボコボコにして家来にしてやる!家来だ!!楽しみにしてやがれ!!行くぞミキ!バカにつきまとわれてスッカリ忘れとった!あの本を探しに行くのだ!」

 

なんかどーも失敗したらしい‥と三人は思ったのでした。

サンデーうぇぶり

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

 

第16章 「グレる。」

「怒ってる。怒ってない。怒ってる。」と花占いをする蘇我。

 

そんな中、藤木が、恵さんが本当に男らしくなったと知らせを受けます。

 

蘇我は藤木と共に、急いで恵の下へ駆けつけます。

 

しかし恵の姿はいつも通りの美しい姿のままでした。

 

驚かすなと藤木に憤慨する蘇我に対し、恵は声を荒げます。

 

「ウルセーなテメー!朝っパラからデカイ声でわめくんじゃねーョ!このウスラバカ!!」

 

恵の言葉遣いに蘇我は驚きます。

 

しかし、驚きながらも、昔からあんな奴だったと言う蘇我。

 

その蘇我に対して悪態をつく恵。

 

蘇我以外の生徒たちにも同じように悪態をつきます。

 

皆、口を揃えて、天使(あまつか)が変わった‥、天使(てんし)が悪に染まった‥と嘆いています。

 

「アレはグレてるんじゃないかな。」と安田が言います。

 

グレのエキスパートとして、なぜグレたのか、安田が蘇我に聞きます。

 

「なんかつまんねーし、学校の勉強はよくわかんねーし、ムカつく奴殴ってたらこーなった。」というのが蘇我がグレた理由でした。

 

その理由に、安田と藤木は、「最低!最悪!」と蘇我を罵ります。

 

どうやって更生したのか藤木が蘇我に尋ねると、「ある日天使が現れたからです。」という何の参考にもならない、アホのような理由でした。

 

一方その頃恵と美木は、図書室で、呪いを解くために例の本を探しています。

 

その際も恵は、乱暴な言葉遣いで悪態をつきながら探しています。

 

すっかりガラの悪くなってしまった恵に、美木も、やめたほうがいい、と言います。

 

恵に言わせると、「男らしく容姿をいじると、美木と父さんがマジ泣きするから、態度と口で男らしくするしかない。おまえらのために容姿はいじってないのだから文句は言うな。」との言うことでした。

 

「こんな格好(容姿)ではどう頑張っても男らしくなれない。その為にあの妙な本を探すのだ」ということです。

 

「本当に男に戻るつもりなの‥戻れるの?」

 

美木の問いかけに恵は、「実は男に戻るのは無理じゃないかなと思っていた。わかってた。」と答えます。

 

「でもナ、昨日思ったんだ。信じる信じないは別の話として‥人が真剣に話す事をヘラヘラと受け流すよーな男共に、この身を委ねるわけにはイカン。」

 

その恵の言葉を蘇我、藤木、安田の三人が盗み聞きをしています。

 

「世に男がおらんのなら、この俺がなるしかないだろう!!」

 

そしてまた本探しに戻る恵と美木。

 

安田はその様子を見て、「この二人‥魔本とか、男に戻るとかって、俺達をダマすつもりで言ったんじゃないんだな。しかし何故、学校の図書館で探すかな?」と疑問に思います。

 

美木は恵の言葉に同意し、恵は手伝ってくれる美木に喜びを示します。

 

「じゃ教えてくれ、この学校のどこにあるんだ?」

 

「そんなの私にだって知らないわョ。私が意地悪で教えなかったと思ってんの。私が聞いたの事はこれだけョ。恵の探し物は、この学校に来ればみつかるって。」

 

一体なんの話をしているのか、藤木、安田は疑問に思います。

 

そんな中、「君の探し物は、俺だ。」蘇我が格好良く、二人の前に、出て行きます。

 

ほどなくして、恵に分厚い本(図鑑)を投げつけられてしまいます。

 

そして二人は蘇我を無視して本探しに戻ります。

 

「俺が君の言う男だ。」と蘇我が言います。

 

「女の話を立ち聞きするよーな男がか?」と恵が言います。

 

「すっ座って聞いてたもんネ。」と蘇我はバカな発言を繰り返します。

 

「あのー、なんとか男に戻らないでくれませんかね。」

 

完全に恵と美木は蘇我を無視しています。

 

「(やめとけ源造、マジ嫌われちまうぞ。)」

 

藤木と安田は状況を察し、今は絶対に恵たちに、盗み聞きをしていたことをバレてはならないと悟り、急いで段ボールに隠れます。

 

「サヨナラ。」

 

恵は無機質な表情で蘇我に言い放ちます。

 

「わかった‥オマエがそーゆうつもりなら‥俺が女になってやる。」と、蘇我は言いました。

サンデーうぇぶり

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

 

第17章 「メルヘンへ行こう」

恵は蘇我に、なぜ女になりたいのか尋ねます。

 

すると蘇我は、「今時代は女だ。男になりたいなんて考えが変。男なんてロクなモンじゃない。」と、懇々と説きます。

 

「俺も本当はキレーなお花なんか咲かせてョ、ハーブなんか埋めちゃってよ、雨の日はリリアンでもしてーのョ。後、ホレ毛糸のマフラー縫ったりしてョ。」と、たじたじしながら続けます。

 

そんな蘇我の姿を見て、恵は、「嘘つきは嫌い」と言います。

 

負けじと蘇我も、「俺もうそつきは嫌いだ」と、相変わらずたじたじした態度で言います。

 

「じゃあ本当に女になれるのか見せてもらう」と恵が言うと、蘇我は自信無さげに「いいヨォ。」と言いました。

 

恵は、男が女になるなんて簡単に言う蘇我に、腹が立っていたのです。

 

なぜなら、自分が、男から女にならされた、と言う難しい生い立ちを、苦労しながら生きて来たので、その苦しみも知らずに、簡単に女になる、と言い放つ蘇我に腹を立てていたのです。

 

美木の協力もあり、女装グッズを入手でき、無事、蘇我の女装姿が完成しました。

 

女装しながら堂々と立つその姿は、圧巻でした。

 

しかし、その振る舞いを恵に「そんな偉そうな女がいるか?ちゃんと女になりきれよ。」とハリセンで突っ込まれてしまいます。

 

しかし実際は、本当に女になりたかったわけではない蘇我。言葉や態度の端々に、その片鱗が見え隠れしています。

 

遂には女であることを利用し、恵の髪の毛を触ったり、果ては抱き締めようとまでします。

 

「‥そんだけ女らしくなれるなら教える事ないね。じゃ次は実践だ!外、行こうョ。」

 

その発言に、蘇我はたじろぎます。

 

「あのさ、めぐちゃん‥それすれば、俺が、女の方がいいと思って信じてくれる!?」

 

「ウン。」

 

「そしたら女の方がいいんだから男に戻るのやめてくれる。」

 

「俺の事は関係ねーだろ。」と、恵を男に戻したくない蘇我の思惑は、あっさり玉砕してしまいます。

 

「なんだなんだ、嘘だったのか?俺の意見変えるために、女になりたいって嘘ついてたのか。」

 

「アーラ!何言ってんのォ、アタシは女になりたいのヨォ!!」

 

蘇我はもうやけくそです。

 

恵も蘇我が女になりたくないことなど、わかっています。

 

さすがに不憫に思った美木がこっそり、「いくらなんでもちょっと可哀想じゃない。」と言いますが、恵は「別に命令してるわけじゃない。あいつが好きでツッパってる。俺が折れる必要ないだろ。」と言います。

 

そして蘇我を、女の子が行きそうなお店に派遣することになりました。

 

その名も「メルヘン」です。

 

「この商店街のハズレの辺にあるから、一人で買って来てね。」と蘇我は恵に言われます。

 

蘇我は引きつった顔で立っています。

 

「嫌ならやめたっていいんだゾ。女になりたいなんて嘘だったって言えョ。」と恵が言います。

 

蘇我は引きつった顔をしながら、「行くわョ。全然OK!メルヘンでケーキ買ってくればいいんだろ。ケーキ後で一緒に食べよーね。フフフ、女って楽しいねェ。」と言いました。

 

「代わってやりてーよ。」恵が言います。

 

「じゃ、行って来まーす。」蘇我が商店街を歩き出しました。

 

商店街の人たちは皆、変なものを見る目で、蘇我のことをじろじろと見ています。

 

そんな様子を見て、藤木が心配して、蘇我に駆け寄ります。

 

「オイ。何意地になってんだよ。オマエ、自分が有名なの忘れてんじゃねーか。知ってる奴に会ったらどーすんだ?」

 

「イーヨ別に。」

 

「これやり遂げたからってイイ事あるわけじゃねーだろ。彼女面白がってるだけだぞ。」

 

「藤木‥勝負ってのはなァ、先にイモ引いた奴の負けなんだよ。」

 

藤木の助言も虚しく、蘇我は歩き出します。

 

相変わらず好奇な目で見てくる商店街の人々。

 

そして遂に、「メルヘン」に到着します。

 

その店は、ケーキ屋なのですが、外観がかなり乙女チック仕様になっていて、普段の蘇我ならとても立ち寄らないであろう場所です。

 

そんなメルヘンの前でたたずんでいると、蘇我のもとにガラの悪い奴らが集まって来ます。

 

「気色悪いカッコしてんじゃねーよ。」

 

「ローゲーブッかけてやろーか!」

 

「死んでくれ、頼むから。」

 

蘇我は、不良たちを殴りたい気持ちをぐっとこらえます。

 

「どいてくださいませんか。そこの乙女チックな店で、ケーキを買わにゃなりませんのよ。」

 

それでも不良たちの罵詈雑言(ばりぞうごん)は止まりません。

 

果ては、スカートをめくられ、蘇我のパンツが丸見えになってしまいます。

 

「ギャハハハハ。」

 

「バッカやめろ!気持ち悪いなーーーー!!」

 

「そんなパンツじゃ男にモテねーぞ!」

 

「強く生きろよ根性なし!」

 

殴りたい気持ち、みじめな気持ち、でも恵に嫌われたくない気持ち、色々な感情が、蘇我の心を一気に走ります。

 

そんな時です。

 

蘇我の手をぐいっと天使がたぐり寄せます。

 

そう、恵です。

 

「待ったァ、ゲンチャン♡わっ、かわいい!!」

 

不良たちは恵の天使のような姿を見て、鼻の下を伸ばし、茫然(ぼうぜん)としています。

 

そして、恵は蘇我にこっそり言います。

 

「もうやめろアホな事は。」

 

恵の優しさに感動した蘇我は、調子に乗って、恵に抱きつこうとします。

 

「勘違いすんじゃねェ!!今のは男として助けてやったんだ!」と、結局恵にカウンターパンチを繰り出されてしまいました。

第18章 「いい奴が来た。」

学校にて、藤木と安田が昨日の蘇我の女装事件のことを話しています。

 

そんな時、二人はかつあげに遭っている男子生徒を目撃します。

 

物(ブツ)を持って来ることに失敗したのか、その生徒は、先輩たちに殴られています。

 

安田は、「助けてやれ藤木。なんだか俺がやられてるみたいでかわいそーだ。この間源造にケンカ売っていたから大丈夫だろう?」とけしかけますが、「あれは恵さんのためだから。」と藤木は拒否します。

 

「ここであの生徒を救えば、普通の奴から、いい奴に昇格できるぞ。普通の奴といい奴、どっちがいいと思う?」と、安田が再びけしかけます。

 

「いい奴ですね♡」と迷わず選ぶ藤木。

 

そんな藤木を見て、安田は、つくづく普通の奴だなと思うのでした。

 

藤木がかつあげ現場に出て行こうとすると、

 

「やめたまえ。」

 

どこからともなくイケメンが現れます。

 

「あーん。」

 

「なんだテメーは?」

 

「勘違いすんなよ、遊び、遊び。」

 

不良たちがイケメンに言います。

 

「じゃあ俺も混ぜてくださいよ。当然、反撃しますけど。」

 

藤木も安田もその立ち振る舞いに「(いい奴だ。)」とお互いに顔を見合わせます。

 

「なんだテメーはケンカ売ってんのか?」

 

「知ってるぜ。コイツ一年でョ、女にキャーキャー言われてんだ。」

 

「ケンカなんて売ってませんよ。その見苦しい真似をやめてくれりゃ、とっとと引っ込みますよ。」

 

「へへっ‥」

 

じりじりと不良の一人がイケメンに近付きます。

 

「ナメンなよコッ‥」

 

不良が勢いよく拳を振り上げますが、イケメンはその拳を見事に自分の手に抑え込みます。

 

そして、真剣な眼差しで、その不良を見つめます。

 

不良の拳を握ったイケメンの手の握力が増します。

 

「うぐ‥あう‥うつつ‥痛てて‥」

 

イケメンはぱっと手を放します。

 

さっきまで拳を握られていた不良は、顔色を変え、他の不良メンバーに心配されながら、共に逃げて行きました。

 

助けられた生徒が「‥あの。」とそのイケメンに声をかけようとすると、「1-2の小林です。何かあったら言ってください。責任は全て俺がとります。」と言って去って行きました。

 

「ハァーカッチョイイ。」

 

「オオ。」

 

藤木と安田が一連の場面を見て話しています。

 

「ちょっと待てよ、アイツ一年!?」

 

「そーみたいねー。」

 

「そーいや2組に、カッチョイイ男がいるって女どもが大騒ぎしてたな。」

 

「オイオイ、呑気にしてる場合じゃねーだろ。」

 

藤木は、恵が小林(イケメン)になびくのではないかと心配します。

 

昼休みが終わり、教室に戻ろうと廊下を歩いている小林に、クラスの女子たちが集まります。

 

そこを、恵が走って通り抜けます。

 

「っと。」と小林が慌てて恵をよけます。

 

「天使サンだ。」

 

「1組の天使(あまつか)サンよ、知らないの?」

 

小林は「へーあれが噂の‥ずいぶんイメージと違うな。」と言います。

 

「イャーン、小林君もやっぱり天使さんに興味あんの~。」

 

「狙ってんの?」

 

クラスの女子が叫びます。

 

しかし小林は、「全然興味ない。女性は女らしさを持った人が好きだ。」と一蹴します。

 

そして、今度は蘇我が、恵の後を追って、キョロキョロしながら、小林の前を通りました。

 

「なんだアレは?」

 

「蘇我よ、知らないの。」

 

「スゴイ頭だな。」

 

「あいつが天使さんを追っかけて大変らしいのョ。」

 

「フーン。」

 

小林は、そんな会話を、クラスの女子としたのでした。

 

下校時間になり、相変わらず蘇我に付きまとわれている恵。

 

恵は美木に、「このバカ(蘇我)に大事な話があるから先に帰ってくれるか。」と言います。

 

美木は了承し、恵と蘇我は二人きりになり、公園のベンチに腰掛けます。

 

うれしそうな蘇我を横目に、恵は深いため息をつき、蘇我に対し、説教を始めます。

 

「偉そーだな。」

 

公園を通りかかった小林が、恵に言います。

 

「そんな事言われたら、誰だって傷つくぜ。君はそんなに偉いのかい?」

 

唖然とした表情をしている恵。

 

怒っている表情をしている蘇我。

 

草陰から隠れて見ていた藤木と安田は、「とりあえずライバルじゃなさそう。」と安堵の表情。

 

そこにひょこりと美木が現れ、「でも、めぐちゃんに、あんな口きいた人は初めてョ。」と言いました。

 

まさかの美木が、草陰に突然現れたことに、藤木と安田はとてもびっくりしたのでした。

第19章 「下品だって!」

小林は恵に言います。

 

「もう少し、人の気持ちになって考えてみなよ。それでも男かなんて、女の子に言われたら、男がどんな気がするか。」

 

恵が驚いていると、「なんだテメーは!!誰にクチきいてんだ!!」

 

蘇我が小林に殴りかかります。

 

恵はそれを制止します。

 

「落ち着け!すぐ熱くなるな!」

 

その言葉を聞き、蘇我は「ウン」と恵を抱き寄せます。

 

恵は蘇我にショートフックをかまし、「何だテメーは!!オマエの脳は一体どうゆう構造してんだ!?」と何度も蹴りをいれます。

 

それを見た小林は、「女のクセに男に暴力をふるうなんて‥言葉遣いも悪い、女の子は女らしくあるべきだ。もっと慎ましくできないのか。」と説教します。

 

それを聞いた恵も黙ってはいません。小林に向かって反論します。

 

しかし小林に、「大きな声を出すのはやめたまえ、下品な。余計なお世話とは思うが、見苦しい物は放っとけないタチなんだ。」と言われてしまいます。

 

蘇我に、「こんな奴、ボコボコにしてやりましょう。」と提案されますが、恵は、「口で言われた事に、拳で返す事はある意味、負けだ。口で負かすのだ。」と言います。

 

それを聞き、蘇我は、小林に、「チンポー。バーカ。バーカ。」と小林に言い放ちます。

 

それを聞いた小林は、「フッ。どーやら本当に余計なお世話だったよーだ。いや、失敬した。」と呆れて去って行きました。

 

恵は蘇我に、「アホの仲間に思われたじゃろが!!」と怒って突っ込みました。

 

次の日、怒りが継続していた恵は、クラスメイトの女子たちに、昨日の一連の顛末(。てんまつ)を話します。

 

女子たちの情報によると、小林は、おしとやかな娘(こ)が好みらしいのです。

 

「好みじゃないからってバカにされてたまるか!」

 

恵は憤慨しました。

 

すると、蘇我が現れて、小林に、「オットコのくせに、女のする事にちまちまケチつけんじゃねーよ。」と言ってやろう。と提案します。

 

二人は早速、その言葉を言いつけてやろうと、小林を探しに走り出しました。

 

一方小林の方は、昨日の不良を筆頭に、更なる数の不良たちに囲まれています。

 

「どーする兄チャン?謝れば許してやらんでもねーよ。」

 

昨日、小林に痛い目に遭わされた不良が言います。

 

「見苦しい‥。僕が謝るいわれはない。」

 

小林のその言葉を皮切りに、不良たちが、一斉に小林に襲い掛かります。

 

しかし、小林は、脅威の強さで、次々と不良たちを倒していきます。

 

残ったのは、昨日、小林に痛い目に遭わされた、例の不良のみです。

 

「それで‥見苦しいアナタ、僕は謝罪を求めません。立ち去ってくだされば、それで。」

 

例の不良はナイフを取り出しました。

 

様子も、明らかに普通ではありません。

 

「やめたまえ、それはかなり危険な代物だよ。落ち着くんだ。親が泣くぞ、友達もいなくなるぞ。」

 

ますます異常性を増す例の不良。遂に、ナイフで小林を切りつけようとしてきます。

 

「わっ、わかったわかった、謝るョ。俺が悪かったか、生意気でした。」

 

小林の言葉は、明らかに、例の不良を興奮させているだけでした。

 

その最中に恵が現れます。

 

「危ないぞ、下がっていろ!!」

 

小林は心の中で「(バカが!状況がわからんのか?)」と慌てます。

 

「わっ向こう見ろ!」恵が叫びます。

 

ナイフを持って、例の不良が走って迫って来ています。

 

「(この勢いは‥よけたら‥)」

 

小林の後ろには、恵が居るのです。なんとか後ろにいる恵をかばいながら、危険を回避する方法を、小林は、全力で考えます。

 

「(出来るか!?正面から、刀に触れず受ける!)」

 

小林は、覚悟を決めました。

 

そんな小林の横腹を、恵がドンッ!と押し、小林を押しのけます。

 

小林は、「(何を!?)」と驚きます。

 

ヒュン

 

恵の脚が、ナイフを持ってめがけてくる不良のナイフに炸裂します。

 

その脚は、例の不良を傷付けることなく、手に持っていたナイフにだけ、ヒットしたのです。

 

その蹴りは、非常に美しく、的確なものでした。

 

「(何ぃ!?)」と驚く小林。

 

そして蘇我が、例の不良を一発ストレートパンチでノックアウトします。

 

その蘇我の肩を、恵が、くいっと引き寄せます。そうすると間もなく、蘇我の目の前に、恵が蹴り上げたナイフが落ちて来ました。

 

「アブナイョ。」と蘇我にニコッと笑いかける恵。

 

そして小林は、「何のつもりだ?何故そんな危ない事をする!!」と顔を歪めます。

 

そして蘇我が言います。

 

「男のクセに、女のする事にちまちま、ケチつけんじゃねーよ。」

 

全く場違いな発言に、恵は頭を抱えるのでした。

おすすめ記事