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『ベルセルク』39巻を無料で読む方法は？
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次に『ベルセルク』39巻のネタバレ紹介です。
『ベルセルク』39巻 ネタバレ紹介！
妖精王との謁見は叶うのか⁉︎
キャスカの心を取り戻すための旅、ついに大詰め‼︎
幻造世界(ファンタジア)篇／妖精島の章
ついに妖精島に辿り着いたガッツ達。
しかし島に上陸すると、手厳しい歓迎が待っていました。
「炎の人形」
島では、様々な罠や呪術がガッツ達を襲います。
来訪者を退けるため、何者かが仕掛けているようです。
イシドロは火、セルピコは風の元素霊の加護を受けた、呪物を駆使して応戦します。
ガッツはもちろん、大剣を振り回していました。
シールケに似た格好をした者達が、ガッツ達の様子を窺っています。
どうもこの者達が、魔術を使っているようです。
カボチャやカカシの化物が、次々と襲ってきます。
ガッツ達は応戦しますが、数が多くキリがありません。
そこに、魔術の準備が整ったシールケが参戦します。
カボチャは内側から破裂し、カカシには麦の穂が実って、攻撃が止みました。
シールケによると、その畑には、地の精霊「ノーム」の魔術が施されていました。
シールケは、その術式に手を加えたのです。
するとついに、「ウィッカーマン」と呼ばれる、一際大きな化物が現れました。
その巨大な体は燃え上がっています。
またシールケによると、巨大な人型に生贄を閉じ込めて焼くことで、それらの命の力を用いることができる、古の魔術があるそうです。
ウィッカーマンの出現に、魔術を使う者たちも驚いていました。
それは、モルダという黒髪の少女が操っていました。
この魔術は禁忌らしく、モルダの単独行動のようです。
しかしガッツの敵ではありませんでした。
ガッツがウィッカーマンを一閃するところで話は終わります。
「魔女の村」
ウィッカーマンを倒したガッツに、ロデリックが「お見事」と一言。
そこにモルダが現れます。
モルダは、ガッツたちを倒すことはできませんでしたが、炎に巻かれるがいいと言うのです。
しかし、後から現れた者達は、事情を知っているようです。
畑の火を消そうとしていると、ゲドフリンという大尊師が、雨を降らせ、あっという間に火を消してしまいました。
大導師とは、とても偉大な魔術師のようです。
ガッツたちを心良く迎え入れてくれました。
大導師によると、この世界で起こっている大異変は、「大幽界嘯(だいゆうかいしょう)」と呼ばれているそうです。
この状況で、キャスカのために大海原を渡ってきたガッツたちに、島の魔術師は感心していました。
妖精郷(エルフヘルム)の「花吹雪く王」は、「夢の回廊」で心の奥深くまで入り込めるといいます。
キャスカを正気に戻すのに希望が見えると、ガッツは穏やかな表情です。
ファルネーゼは、そんなガッツを見ています。
ガッツ達は、魔術師の里に到着しました。
里では、たくさんの魔術師達が修行に励んでいます。
その中でもモルダは問題児らしく、魔術の腕を磨くだけで、島に閉じ込もっている生活に不満があるようです。
ガッツ達は大きな館に案内されました。
「大導師」
館には、ゲドフリンのほかにも大導師達がいました。
年老いた大導師を世話する、家事手伝いのダナンがいます。
ダナンは、ガッツたちをもてなしてくれました。
気が焦るガッツですが、とりあえず落ち着くよう言われます。
ゲドフリンは、「世界樹」について語ります。
世界樹は、魔術師たちには「竜の道」と呼ばれ、世界を深いところで貫く巨大な亀裂らしいのです。
ガッツの持つベヘリットは、竜の道を開き、深淵に至る力を持っていると言います。
フローラの師匠は、霊樹の森で、世界樹に根を張る宿り木を守る存在だったのです。
しかし今では、各地の霊樹の森は失われ、世界樹の力が増していたのでした。
「光の鷹」となったグリフィスの目的は、自分の国を手に入れること、とガッツは言います。
グリフィスは、世界樹の麓に古の都を復活させていました。
そしてその都だけが、混沌の世界で唯一の、安全な「国」となっていたのでした。
しかし、グリフィスの野望は、決してまだ終わってはいません。
ガッツにはそれが分かっていました。
「妖精郷(エルフヘルム)」
ガッツたちは、妖精王に謁見するため、森を進んでいきます。
ここでは重さの元素霊(エレメンタル)が少なく、体が軽くなるようです。
森の中には、たくさんの妖精た達がいました。
パックやイバレラも生き生きしています。
パックはふざけて、自分が妖精王であると言い始めました。
そこにダナンが来て、美しい姿に変わります。
家事手伝いを名乗っていたダナンこそが、妖精郷の王だったのでした。
「花吹雪く王」
妖精王を名乗ったダナンは、とても美しい姿をしていました。
桁外れの霊圧を放ちつつも、心地よいとシールケは感じます。
ダナンはガッツの望みを知っていました。
キャスカの心を取り戻すことは、「夢の回廊」を使えば恐らく可能であると答えます。
そのための魔術儀式には、シールケとファルネーゼの力が必要となるようです。
ガッツは自分も協力を申し出ますが、断られてしまいます。
しかし、仲間を信じることができるようになったガッツは言います。
「ああ お前達に任せたキャスカのこと よろしく頼む」
シールケとファルネーゼ、そしてキャスカは、儀式場に案内されます。
霊力をたくさん吸ったキノコの上に横になり、眠りに落ちました。
シールケたちは、夢の世界に入りました。
シールケとファルネーゼは、最初はそれぞれの夢を、別々に見ています。
しかし使命を自覚し、夢の中で、キャスカの元へと向かうのでした。
「薄闇の荒野」
シールケとファルネーゼは、キャスカの深層世界に着きます。
そこは黒い太陽が照らす、薄暗の荒野でした。
荒れ果てた心の世界に、シールケはキャスカの過去を心配します。
二人がキャスカを探していると、体にたくさんの槍が刺さった犬が、棺を引っ張っているのを見つけます。
左前足のない姿から、シールケは、この犬が、キャスカの深層世界におけるガッツであると理解します。
棺を開けると、壊れた人形が入っていました。
この人形がキャスカです。
そして、とても小さな女の子も見つかりました。
シールケは、この小人がキャスカの自我の断片であると考えます。
二人は犬のガッツと共に、キャスカの夢の世界を進み始めます。
「夢の回廊」
儀式が行われている間、ガッツにできることはありません。
一人で夜桜を見ていると、セルピコとロデリックが酒を持ってきました。
男三人で語り始めます。
ガッツはこの旅で変わったと言います。
自分一人なら、どんなに擦り切れようが構わなかった。
だが二人になると、剣が重くなった。
他人の力を借りて、どうにか足を進められた。
「礼を言わせてもらう」
孤独な戦いを続けてきたガッツは、今いる仲間と共に旅をすることで、大きく変わったのでした。
そこには、キャスカを守るという強い思いがあります。
ずっとファルネーゼに寄り添ってきたセルピコも、自分の変化を語ります。
ガッツは、ファルネーゼに息吹を吹き込んだ、と。
そして守るものがあるからこそ、彼女は強くなり成長していると言います。
そこにもキャスカの存在がありました。
しかしガッツは、かつて聞いた言葉を思い出します。
「お前の希望がそのまま彼の娘の希望であるとは限らぬということだ」
今のキャスカの状態では、本人の希望を聞くことはできません。
果たしてキャスカ自身も、正気に戻ることを望んでいるのでしょうか。
シールケとファルネーゼは、キャスカの深層世界を歩いていました。
進んでいくと、二人は、キャスカの記憶の断片を見つけます。
そこでは過去のガッツが見えました。
そしてその時のキャスカの感情も、二人に流れ込みます。
記憶の断片に触れることで、棺に入っている、壊れた人形が再生するようです。
欠片を集める旅が始まります。
深層世界では、二人の邪魔をする、空飛ぶ影のような存在もいます。
シールケは、自分の夢から持ってきた呪具で迎え討つのでした。
儀式に参加してない組の飲み会も面白いですね(笑)
ガッツの心の変化に感動します。
「記憶の欠片」
二人は深層世界の旅を続けていました。
キャスカの記憶に触れ、欠片を集めていきます。
剣と兜を見つけると、少年のころのガッツが見えました。
ガッツと剣を合わせた時の記憶です。
人形が再生します。
グリフィスに救われた時の記憶も蘇りました。
ほかにも、戦士としての戦いの記憶や、グリフィスが白鳳将軍となり、鷹の団が白鳳騎士団として迎えられた時の記憶、ガッツがグリフィス達の元から去ってしまった時の記憶…。
様々な記憶が蘇ります。
ガッツと結ばれた日の記憶もありました。
その時の愛しさと切なさを感じながらも、それはキャスカだけの気持ちだと、ファルネーゼには分かっていました。
シールケも同じ思いなのでしょうか。
やがて二人は、針山に導かれます。
この針山が最終目的地であり、旅の終わりが近いとシールケは考えます。
小さなキャスカの分身は、脅えて震えていました。
「あいたいひとがいるの」
小さなキャスカは囁きます。
それはきっと…。
きっと会わせてあげます、とファルネーゼは答えました。
深層世界の旅もあと少しですね！
小さなキャスカの「あいたいひと」とは、誰なのでしょうか？
そしてキャスカは、以前の凛々しい姿に戻れるのでしょうか⁉︎
続きが気になる終わりですね‼︎
過去のシーンがたくさん出てくるので、これを機に前の巻も読み返したくなります…