DAYS最終回結末ネタバレ【漫画デイズ完結ラスト】その後の最後はどうなる？つくしや風間の運命は？

「週刊少年マガジン」にて連載された人気マンガ『DAYS（デイス）』。

この記事では、そんな『DAYS（デイス）』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！

また『DAYS』を全巻無料で読みたい！という方に『DAYS』を合法的に全巻無料で読む方法も併せてご紹介していきます。

最終回のネタバレの前に『DAYS』を全巻無料で読む方法です。

『DAYS（デイス）』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める？

いきなり、結論です。

『DAYS』はこちらの講談社が運営する漫画アプリ『マガポケ』にて無料で読むことができます。

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『マガポケ』では、『DAYS』をこのように全巻無料で公開してくれています。

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アニメ『DAYS（デイズ）』を無料視聴する方法は？

『DAYS』は、アニメ化されており、そちらも大好評です。

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『DAYS（デイス）』あらすじ紹介！

高校サッカーを舞台につくしや風間、生方をはじめとしたキャラクターの精神的な成長とチームスポーツの素晴らしさを描いた作品です。

『DAYS（デイス）』主な登場人物紹介！

柄本つくし

この物語の主人公です。

高校入学前の春休みのある日、風間陣と出会い、風間の誘いでつくしは、フットサルに参加することになります。

この出来事がきっかけで聖蹟のサッカー部に入部します。

初心者ながらも直向きに走る姿でチームのみんなを鼓舞します。

全国大会では精神的な面だけでなく、プレーでチームを引っ張ります。

とても優しい性格です。

風間陣

1年生で聖蹟３本の矢の1人です。

クイックネスな動きが得意で、攻守ともにレベルの高い選手です。

持ち前の高い技術で観客を沸かせるプレーをします。

中学時代のとあることがきっかけで一度サッカーから離れそうになったことがあります。

つくしにとっての心の支えであると同時に、つくしを心の支えにしています。

生方千加子

この物語のヒロインです。

最初はつくしが一生懸命頑張っている姿を才能のないものがする無駄な努力と評価しますが、次第に損はするけど愚直でバカみたいな生き方をしているつくしの姿に尊敬の念を抱き始めます。

そして、バカな生き方をしているつくしがどこまで行けるのか近くで見たくなり、サッカー部のマネージャーになります。

最初は、その動機だけでマネージャーをしていましたが、聖蹟サッカー部が好きで熱を持って活動するようになり、東院戦ではマネージャーとしての才能を開花させ聖蹟サッカー部になくてはならない存在になります。

水樹寿人

サッカー部キャプテンで3年生です。

周囲からは怪物という異名を付けられていて、その名の通り、高い身体能力を活かしてプレーをします。

サッカーを始めたのは高校からでしたが、圧倒的な速度で成長し、2年生の時にはプロ入りすることが決まっています。

つくしにシュートのコツを教える時や君下にパスを要求する時に擬音を使って説明する天才肌な為何を言っているのかわからないことがあります。

バカで真っ直ぐなところがあり不安な面もありますが、聖蹟メンバーを信じて疑わない言葉やプレイでチームを引っ張る聖蹟の精神的な柱です。

君下敦

2年生でチームの指令塔的ポジションを勤めます。

日々の練習で磨き、持ち前の頭の良さで繰り出されるパスとフリーキックでチームを勝利に導きます。

フリーキックは１試合に３本決めた伝説を残しています。

大柴と中学時代の選抜で、長崎選抜にいた相庭に圧倒的な力で負けた経験があります。

実家があまりお客さんの来ないサッカーショップを営んでいて倹約して生活しています。

大柴喜一

2年生でFW (フォワード)もDF (ディフェンス)もこなす天才プレイヤーです。

留年を心配されるほど勉強はできませんが、サッカーを理解するIQは非常に高く、常に新しい戦術を試す聖蹟高校にはなくてはならない戦術の要です。

君下と中学時代の選抜で、長崎選抜にいた相庭に圧倒的な力で負けた経験があります。

親が医者のお金持ちです。

臼井雄太

サッカー部副キャプテンで3年生です。

主にCB(センターバック)を勤め、ディフェンスラインの要です。

実力は中学時代から全国クラスで、聖蹟へは中澤監督の誘いで入ります。

全国一の梁山からは、聖蹟から梁山に入り、即レギュラーになれるのは臼井だけと評価されています。

とてもクールなイケメンですが、そのうちには燃えたぎるような闘志を秘めています。

犬童かおる

桜木高校サッカー部のキャプテンです。

天才と評され、高い身体能力と俯瞰視で周りの選手を活かしたゲームメイクをします。

北海道の出身ですが、現在は成神家に居候しています。

プロ入りが決まっていて、水樹とは互いに実力を認め合っていますが、犬猿の仲です。

成神蹴治

桜木高校のエースストライカーです。

細やかなドリブルとスピードを活かしたプレーを得意としていて、犬童同様天才と評されています。

止めることができないドリブルから死神という異名を付けられています。

体が弱い為、最初から最後まで試合に出ることができません。

家がお寺で、姉と居候の犬童と一緒に暮らしています。

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『DAYS（デイス）』最終回までのおさらい！

京王河原戦

TVアニメ『DAYS』より京王河原高校のキャスト情報が解禁。丸岡勇二役・近藤孝行／甲斐貴文役・比留間俊哉 https://t.co/rjzqq5MD9U pic.twitter.com/z4TMHgbf2U

— ANIME SEIYU (@animeseiyu) November 13, 2016

つくしが入部してから最初の大会、夏のインターハイでは都予選の決勝で桜木高校(通称：桜高)に2−1で敗れ、聖蹟は、全国に行くことができませんでした。

そこから強豪との練習試合や激しい練習などを重ね、冬の高校サッカー選手権大会に挑みます。

都予選が進み、準決勝の相手が京王河原戦に決まります。できたばかりの部ながら強力なツートップ、丸岡と甲斐の力で勝ち上がってきました。

しかし、聖蹟は、水樹が累積イエローカード２枚の為出場停止で大柴と風間が怪我の為欠場し三本の矢が欠ける状態で聖蹟は試合に臨みます。

つくしは、空白の時間(オフ・ザ・ボール)に気がつき、攻守の切り替えの瞬間を狙ってディフェンダーの視界から消えることを覚えます。

このつくしの動きを起点にして、聖蹟は攻めていきます。

守りの面では、1年生DF新戸部が脚をつった際に相手と接触して1発レッドガードで退場してしまい、1人少ない状況で戦うことになります。

絶体絶命のピンチかと思われましたが、守護神の猪原がゾーン入り、何度もピンチを防ぎます。

そんな猪原でも京王河原高校に２点を決められてしまいます。

点を取りたい聖蹟は３本の矢を欠きながらもつくしを起点にした攻めで、3つのFKを獲得し、その全てを君下が決めて、ハットトリックを達成します。

結果3-2で勝利し、予選決勝に駒を進めます。

東院戦

TVアニメ『DAYS』東院学園キャスト
保科拓己：中村悠一
石動亜土夢：逢坂良太
浦静：武内駿輔
https://t.co/FbRQGDdJx7 pic.twitter.com/ocNBDwydS6

— ANIME SEIYU (@animeseiyu) November 6, 2016

マネージャーの生方は、東院戦に向けて、東院へ偵察に行きます。

そこで偶然にも東院のキャプテン保科と会い、チャンスと踏んだ生方は、学校新聞の取材と題して動向を探ります。

東院で生方が目にしたのは、聖蹟と同じような布陣を相手にしての練習で都の王者の堅実さを知ります。

その後すぐに聖蹟のマネージャーだとバレてしまいますが、保科は隠すことはないと告げ、そのまま練習の様子などを見せます。

これに対して生方は女だからと舐められていると感じ、徹底的に東院を調べ上げて、丸裸にすることを誓います。

試合当日、試合に向けて緊張が増す聖蹟の面々に生方は調べ上げた内容を熱弁します。

これを聞き一同は、士気を高めいつも通りの空気感に戻ります。

遂に試合が開始します。

つくしはチャンスをつくる為に走りますが、東院ディフェンスの要、浦の固いディフェンスの前に自由に動くことができません。

ここで、つくしは試合前に臼井と特訓したことを活かします。

それは、ディフェンダーの眼球運動をチェックし、他の確認した際に相手の視界から消えるというものでした。

この動きで見事、裏に抜け出しチャンスを作っていきます。

キャプテンの水樹は、保科との一対一の勝負をします。

一度目は保科にとられたものの2回目には突破して聖蹟メンバーを盛り上げます。

生方のリサーチで読み通りの展開になり、優位に試合を進める聖蹟でしたが、いつもなら後半から攻撃に参加するGKの亜土夢が前半の折り返しぐらいの時点で攻撃に参加してきます。

これにより、少し東院のボールを持つ時間が増えますが、聖蹟も大柴の献身的なポストプレーから東院の計算外を生み、リズムを作ります。

決め手にあと一歩の所で欠ける両校は、前半を0-0で終えます。

東院は後半開始から腰の怪我の影響で控えに入っていたエース海藤を投入します。

開始早々から両利きでボールを自在に操る海藤が放つ意外性のあるシュートにゴールを脅かされます。

そして、後半15分に大柴が放ったシュートを浦がブロックし、こぼれ球を保科が拾い、前線の海藤へパスをします。

パスを受けた海藤はそのまま持ち込みシュートを放ちます。

シュートはポストあたりこぼれますが、保科がブロックに入った水樹をものともせず、ゴールに押し込みます。

東院が先制します。

さらに東院は、もう1点を取る為に畳み掛けます。

一年前の選手権予選で東院に負けた時と全く同じ流れかと思われましたが、よく走るチームになった聖蹟は、昨年と違い、自分達のプレーをしっかりとします。

水樹は保科との3度目の一対一をします。

生方から左のインサイドで引きつけて右のインサイドでするダブルタッチの方が抜くスピードが早いというアドバイスを受け、それを実行します。

見事に保科を抜き去り、ロングシュートを放ちます。

たまたまブレ球のシュートになり、キーパー亜土夢はかろうじて弾きます。

こぼれ球をつくしが詰めてゴール！！かと思われましたが、オフサイドの判定になり、つくしは落ち込んでしまいます。

聖蹟は点が取れないのかと思われる状況の中、来須と交代で風間がピッチに立ちます。

すると、流れが変わります。

風間が攻撃の起点となり、パスをダイレクトに繋いでゴールへ持ち込みます。

4つのダイレクトプレーからのシュートで前後左右に振られた亜土夢は全く動けず、ボールはゴールへ吸い込まれます。

1-1聖蹟は、同点に追いつきます。

このプレーは生方が、東院の多くの失点は多人数が関わったダイレクトプレーであると分析し作戦に組み込んだものでした。

また、風間が亜土夢のよく動くキーパーという特徴を逆手にとった作戦でした。

後半も残り5分になり、決勝点を狙う両チームですが、東院の底力が聖蹟を追い詰めます。

保科からのセンタリングに海藤が合わせます。

それをつくしが止めに入り、ブロックしますが、ブロックした際にハンドをした判定になりPKを与えてしまいます。

ブロックの際に体力の限界で倒れてしまったつくしは交代し、ピッチを後にします。

PKは、いつも右に蹴る保科ですが、今回は逆の左に蹴ります。

それを間一髪キーパー猪原が止めて、君下がクリアします。

クリアしたボールは水樹に渡り、カウンターを狙います。

水樹は圧倒的な個人技でディフェンスを2人抜き、GKも抜きます。

そして、ゴールを決めます。

2-1聖蹟は終了間際に勝ち越します。

東院は残りわずかな時間で果敢に攻めますが、笛がなり試合が終了します。

笛の音と同時に聖蹟は全国行きの切符を手に入れます。

全国大会2回戦　一星高校戦

一回戦目の由比ヶ浜高校戦は、風間とつくしのコンビの活躍で4-0と圧勝します。

対戦相手の由比ヶ浜高校には風間の中学時代の先輩と同級生がいました。風間は中学時代に逃げた自分と向き合い、この試合を機に過去の自分を乗り越えます。

元旦、つくしは以前にバレエのチケットをくれた生方にお返しとして花牡丹を贈ります。

この花は、ちょうど10日後、決勝戦の日に咲くということでした。

次の二回戦目は、長崎代表の一星高校が相手です。

すでにプロ入りを決めている相庭美蘭を中心とした攻撃的チームです。

テスト前なんかできる気が、、、って気持ちから冷めさせてくれた相庭未蘭さん。#DAYS pic.twitter.com/6ptJm9Gd71

— りおる@LOVEレアル (@rio1212181) June 25, 2016

この試合で聖蹟は、風間と君下の異色の2人を司令塔に置き、試合のリズムを様々なバリエーションで組み立てようとします。

この作戦の中継として大柴を置きますが、一星のDF神村の固い守備に阻まれます。

それでも突破口を開きゴールを決めようとする大柴はいつも綺麗なプレーとは真逆な泥臭いプレーで仕掛けます。

大柴は４人を抜き、ループシュートを放ち、ゴールを決めます。

1-0、聖蹟が前半13分に遂に均衡を破ります。

その直後、大柴のプレーに対抗するかのように相庭は5人抜きからのシュートを放ちます。

これはキーパー猪原が防ぎます。

実は、臼井が相庭のシュートコースを限定していました。

臼井は相庭のマークにつきます。

一星が攻め込み、ゴールライン際で臼井と相庭の一対一になります。

臼井のディフェンスに絶対的な信頼を置く聖蹟のメンバーでしたが、相庭のシザースで釣られた臼井は簡単に股下を抜かれ相庭に突破されます。

そのままキーパー猪原と一対一になり、相庭がシュートを決めます。

1-1(前半20分)、一星が聖蹟に追いつきます。

この一対一で負けたことを引きずり、臼井は調子を落としいつものプレーができなくなってしまいます。

臼井の守っていた穴を狙われ、守りのピンチが訪れますが、猪原が立て続けにピンチを防ぎ臼井へ俺がいるから安心しろと鼓舞します。

また、他のディフェンス陣がカバーをします。

しかし、猪原がセービングの際にポストに激突して脳震盪を起こし、下がらざる追えなくなってしまいます。

交代で1年生キーパー今帰仁が入ります。

同時にボランチの佐藤と交代で新戸部を投入します。

愚策と騒がれますが、実は聖蹟の中澤監督が臼井を相庭にマンマークさせる為の策でした。

DAYSで、副キャプテン臼井が、「十傑」相庭未蘭に圧倒される場面は謎のカタルシスがあるね。

臼井みたいな、頭もキレて面倒見も良く、実力も申し分ないバランス抜群のNo.2が怪物にボコられると、人間味が出る。

日頃カンペキと思われがちな人が見せる弱さは、逆に人を惹きつけるなぁ。#DAYS pic.twitter.com/vIegrzdBx7

— ヒトの深層チャンネル/しいらけい (@midnight_ahaTV) August 23, 2019

エリア外のどこでも相葉に臼井をマークさせます。

相庭との純粋な一対一になった臼井は、本領を発揮し、勝利します。

相庭を止めたのも束の間、ポジションチェンジに伴い、空いてしまった聖蹟の中盤の穴を一星がつきます。

そこをつくしがカバーに入ります。

守りきりそこから攻めへと走り、チャンスを作ります。

疲れの出てくる場面での走りから作ったチャンスを君下が決めて、2-1聖蹟が再びリードします。

ここで前半が終了します。

後半、つくしは体力の限界をむかえながら自らの意思で体力を振り絞りピッチに立ち続けます。

士気が上がっている一星は相庭の体力を次の試合の為に温存しようと相庭以外の攻撃陣で攻め込みセンタリングを上げます。

一星のキャプテン奥はオーバーヘッドシュートを放ち、溢れた所を神村が拾い前に出てきたキーパー頭上を越すループシュートでゴールを狙うが今帰仁が立て続けに天才的なファインセーブをしてゴールを守ります。

体力の限界をむかえながらもつくしは、走り続けチャンスを作ります。

ゴール前で繋がれたボールをつくしは、何とか風間に託します。

ゴール正面でボールを受けた風間は、シュートを放とうとしますが、これを相庭が後ろからスライディングをしてイエローカードをもらいながら阻止します。

つくしはここで完全に限界を迎え、来須と交代します。

一星イレブンは相庭の行動に対して不満が高まります。

しかし、君下のFKへの判断や他のメンバーが体力を回復する間をつくるなどのプレーからすぐに相庭への認識を改めます。

直後、相庭がこの試合はじめての連携プレイからチャンスを作り最後は、こぼれ球を相庭から新納へつないで押し込みゴールを決めます。

2-2、再び同点に追いつかれ、精神的に厳しい聖蹟イレブンでしたが、キャプテン水樹がその力を覚醒させます。

水樹はハーフラインあたりからボールを持つと自ら仕掛けます。

ゴール付近で相庭との一対一になるものの難なく突破し、フェイントを混ぜながらフリーでシュートを打ちます。

そのシュートは、キーパーの正面ながらも弾き飛ばす勢いでゴールネットを揺らします。

3-3、三度聖蹟が一星を突き放します。

残りわずかとなった後半、追いつきたい一星と守りきりたい聖蹟という構図が出来上がりますが、裏腹に聖蹟3年のDF組は、4点目を取りに行きます。

一星の攻撃を防いだ今帰仁はそれを瞬時に理解し、臼井につなぎます。

そこから早瀬→灰原へとつなぎ、最後は臼井がゴール正面で受け取り、ゴールを決めます。

4-2、ここで試合が終了し、聖蹟が勝利を収めます。

強豪との試合に勝利し余韻に浸りたい聖蹟ですが、次の相手である全国一の高校、梁山の初戦を見てその考えは一気に吹き飛びます。

その夜、つくしは、風間に周りからの注目を集めることへの恐怖から逃げる為に走ってきたことと逃げる機会を失っていたことを告白します。

全国大会3回戦　梁山高校戦

本日発売！#DAYS 28巻
「微力を尽くす、それ以外ない」。勝者と敗者、それぞれ何を想い、何を語るのか──。聖蹟対梁山、涙の完全決着！！https://t.co/XpvmEGDgOp pic.twitter.com/27k088Z1AA

— 週刊少年マガジン公式 (@shonenmagazine1) July 18, 2018

梁山との試合当日、生方はみんなの士気を上げる言葉をかけて回ります。

しかし、生方が突然倒れてしまいます。

不穏な空気に包まれる聖蹟イレブンでしたが、そこへ生方と仲良くなり、前夜も行動をともにしていた風間の妹から昨夜生方が語っていた話を書いたメールが届きます。

そこには、生方自身が過去に夢破れ後悔が残っていた為、強い意志を欲していたこととそれを肯定してくれる聖蹟のみんなの為にできる限りのことをしたいと考えていることが綴られていました。

つくしへは別で自分は諦めの悪い選択をして頑張っているつくしを見て変われたこととそんなつくしがどこまで成長していくのか見届けるためにサッカー部へ入ったことを初めて伝えます。

このメッセージにより各々の士気は再び高まり、試合へと臨みます。

梁山は、高校生の日本代表に選ばれている加藤や碇屋をはじめ、マルコや志村など凄い選手が揃っています。

インターハイでは優勝し、文字通り高校日本一のチームです。

下馬評でも梁山有利でしたが、開始早々から聖蹟は水樹や臼井のシュートなど立て続けにチャンスとリズムを作りますが、梁山の固い守備に阻まれます。

聖蹟はチャンスを活かしきれません。

一方の梁山は碇屋が天才の片鱗を見せます。

ついに梁山戦だ〜
DAYSめっちゃ面白い😂 pic.twitter.com/IANBq3RKEh

— Dr.ナイカ@アクナイ・モンハンで低浮上 (@Mia_1000memo) January 6, 2022

ヒールリフトで1人目をかわし、2人目をボールと共にジャンプしかわし、チャンスメイクします。

その後コーナーになり、加藤のファーストタッチ後碇屋がボールを受け取りそのままシュートし、キーパーがギリギリ届かないファーサイドを狙います。

間一髪のところで風間がブロックし、聖蹟は失点を免れます。

東院戦の時よりも精度とスピードが上がった風間を起点にしたダイレクトプレーで聖蹟は攻め込みます。

最後は、風間が梁山ディフェンスとキーパーの意表をつくグランダーのシュートを放ちます。

梁山のキーパー中野が指先で触りゴールを守ります。

キャプテン加藤は持ち前のスタミナでどこにでも顔を出し、献身的にチームを支えます。

加藤は碇屋と共に聖蹟陣地へ攻め込みます。

外に出そうになるボールを加藤が走って残し、そのボールを碇屋へとバックパスします。

ゴールからおよそ40m手前碇屋のゴールの方への反転ターンに警戒を強める聖蹟DF陣でしたが、天才碇屋はそこからループのロングシュートを放ちます。

少し手前の位置取りをしていた猪原の頭上を越えるシュートはゴールネットを揺らします。

前半25分頃、ついに梁山が先制します。

早々に一点を取りに行きたい聖蹟ですが、梁山もう1人のキーマン、マルコが更に聖蹟を追い詰めます。

立てつづけにマルコを起点にした右サイドからのセンタリングでの攻撃を受け中の高さが足りない聖蹟はいつ2点目を取られてもおかしくない状況に陥ります。

追加点を許したくない聖蹟は、前々からフォーメーションの一つとして考えていた大柴をセンターバックに置く作戦に切り替えます。

この作戦が見事的中し、梁山も予想外のことに攻め手をかきます。

大柴の奮闘から聖蹟は灰原が中に切り込んで左足でシュートを打ち、さらに佐藤と鈴木を起点にした攻撃など他のオプションでチャンスを作っていきます。

しかし、聖蹟はチャンスをものにできません。

梁山は志村がカットしたボールを加藤が繋ぎ、そこから前線の碇屋に繋ぎます。

碇屋はまたもや天才的な後ろ向きトラップの後に続けて大柴と新戸部を一気に抜き、キーパー猪原と一対一になります。

一度目のシュートを阻まれたもののこぼれ球を押し込み、前半終了間際に梁山が2点目を取り、0-2になります。

アディショナルタイム1分、聖蹟は、気持ちを切り替え前半のうちに1点を取りに行きます。

サイドに大きく展開するワイドな攻撃から君下が前半終了と油断した梁山ディフェンスの隙をつく中央のスルーパスをくり出します。

それに反応した風間が抜け出しシュートを打つも志村のブロックに合い前半が終了します。

しかし、水樹、加藤、マルコの3人は笛が吹かれる前に行動していた為、そのまま動き続けます。

すでにシュートモーションに入っていた水樹はシュートを放ち、本能的に譲れない加藤とマルコはそれをブロックしにいきますが、放たれたボールはゴールへ吸い込まれます。

笛がなった後だった為、幻のゴールになりますが、後半の反撃への予感を残すプレーとなります。

後半、聖蹟は、君下を一列下げてボランチにし、逆に鈴木をトップ下の位置にします。

君下をボランチにすることで加藤のプレッシャーを軽減し、ゲームメイクをする時間を作ります。

余裕の生まれた君下は冷静に水樹へロングパスをします。

再びマルコとの一対一になりますが、今度は難なくマルコを突破します。

そのままカバーの選手も突破しかけましたが、梁山はファールで水樹を止めます。

ゴール前の絶好の位置でFKを獲得した聖蹟は君下がFKを蹴ります。

大柴が壁の間に入り、キーパーの目線からボールを見えなくします。

そして、君下が蹴ったボールはキーパー中野が反応できないままゴールへ向かうが不運にもポストに弾かれチャンスを活かしきれません。

風間もボールを果敢にもらい攻撃を仕掛けますが、志村のDFに苦戦を強いられます。

逆にボランチ臼井が碇屋を止めます。

君下の加藤を引きつけてからのパスで風間と志村の一対一を作り、それを風間突破し、チャンスを作りますがこれも決めきれません。

一方梁山は、後半から交代して入った左サイドバックの選手を起点に攻める作戦を取ります。

これを読んでいた聖蹟の中澤監督は、佐藤を梁山左サイドバックのもとへ行かせて佐藤のポジションに鈴木を入れる策をとり、防ぎます。

左がダメなら右と今度はマルコを起点に攻めようとする梁山でしたが、試合中にマルコのディフェンスからヒントを得た水樹がディフェンスのコツを掴み、マルコを止めます。

水樹のディフェンスと灰原の体力が梁山の監督の予想を上回り、聖蹟が後半を優位に進めます。

また、臼井の固い守りや早瀬の攻守に渡る走りなど三年が聖蹟の攻めを盛り上げます。

梁山の水口監督は自分の采配に揺らぎ、その動揺が伝わるかのように梁山に隙が生まれます。

その隙を君下がつきループパスで裏に飛び出した風間へ繋げます。

キーパーも交わし、ゴールを決めたと思いきや、戻ってきたFW碇屋にブロックし、されまたしても入りません。

何度もゴールに迫り、梁山を脅かす聖蹟ですが、三度、碇屋の天才的なプレーと加藤とのコンビネーションから3点目を決められ、0-3になります。

奮闘し体力の限界になった早瀬は国母と交代します。

その国母のアーリークロスで中の大柴繋ぎ、大柴が水樹へ落としシュートを放ちます。

大きく外したもののこのプレーを機に聖蹟は、大柴のポストプレーを活かしたゲーゲンプレス(取り所を限定するプレー)で攻めに行きます。

良い形を作りながらもどうしても完全にこぼれ球を拾えない聖蹟は、体力の限界を向かえた灰原に代えてつくしを投入し、ゲーゲンプレスを、完成させます。

ゲーゲンプレスでつくしが拾ったボールは、フリーの水樹へと託され、シュートを放ちます。
そのシュートは弧を描き、ゴールネットに吸い込まれます。

後半20分、1-3、ついに聖蹟は1点を返します。

流れが聖蹟に傾きかけますが、梁山キャプテン加藤は、応援団への盛り上げとチームへの献身で流れを簡単には渡しません。

DAYS
梁山の加藤がカッコいい pic.twitter.com/YMZRhJVFQ4

— REDWING🙌 (@III_REDWING_III) September 20, 2020

マルコも加藤の姿を見て気合を入れ直します。

マルコは単独で持ち込み、切り込んで左足で強烈なシュートを放ちます。

これを新戸部がブロックしCK(コーナーキック)になります。

依然ピンチの続く聖蹟ですが、新戸部が随所に顔を出して梁山のチャンスをブロックし、聖蹟を盛り上げます。

そして、新戸部がブロックしたボールは風間へ繋がり、そこから左サイドの国母へ渡ります。

ゲーゲンプレスで攻め込みたい所ですが、体力の消耗が激しい策の為、更にパスを細かいパスを使い攻め込みます。

3年、2年、1年の全員で繋いだボールを最後はセンタリング合わせたキャプテン水樹が押し込み後半23分に2点目を取り、2-3なります。

大活躍を見せた新戸部でしたが、またしても脚をつってしまい、来須と交代します。

梁山はここから追加点を狙いにいくか守備を固めるかどちらかと思われたが、ここは王者、普段通りの自分達のサッカーを貫き、繋いでポゼッションを取ります。

パスワークからディフェンスの穴を縫うパスを繰り出し、チャンスを作る梁山ですが、聖蹟の守護神、猪原が固い守備を見せ追加点を与えません。

トップ下では来須が加藤と対峙します。

加藤に負けないフィジカルでキープをし、つくしは加藤に走り負けず至る所で顔を出し仲間をフォローします。

しかし、風間は前半からのオーバーペースでガス欠寸前になってしまいます。

梁山が入れた縦パスを大柴カットし、臼井へ渡ります。

それを前線の水樹へ繋ぎます。

水樹はマルコと加藤に囲まれながらも逆サイドのつくしへパスを出します。

つくしはそのパスをトラップしつつディフェンス2人を抜き、キーパーと一対一になります。

大柴からの教えを活かしキーパーを外すループシュートを打ちます。

惜しくもクロスバーに当たり跳ね返りますが、それをマルコと加藤を背負いながら水樹がダイビングヘッドでゴールへ押し込みます。

水樹もハットトリックを達成し、後半33分遂に聖蹟が3-3の同点に追いつきます。

追い込まれた王者梁山はより一層気を引き締めます。

後半残り1分になり、碇屋がディフェンスに入り、ボールを奪取し、持ち上がります。

碇屋は聖蹟のディフェンスに囲まれながらもキープし続けます。

エスカレーターのように成長し、周りよりも何段階も上の実力をつけた碇屋はその全部を見せつける。

そんな中エスカレーターをすごい勢いで駆け上がり碇屋に追いつく水樹に碇屋は驚きと笑みを浮かべます。

水樹のプレスでバランスを崩しながらもかわし、全ての聖蹟ディフェンスを突破して、碇屋はジャンピングボレーシュートを放ちます。

それを猪原は指先で触り、ゴールを守ります。

カットしたボールは風間に渡るが、体力が限界寸前の為、簡単にカットされてしまいます。

それでも佐藤やつくしの懸命に走る姿に心と体を奮い立たせます。

サイドラインを割りそうなボールを佐藤が残し、こぼれ球拾った聖蹟は、臼井から前線の水樹へ繋ぎます。

戻りの早い梁山ディフェンスは、5人で水樹を止めにいきます。

水樹は自らがボールを持ち、溜めをつくることで上がってきたつくしをフリーにして、つくしへ繋ぎます。

キーパーと一対一になったつくしは、更に上がってきた風間へパスを繋ぎます。

体力を振り絞り無人のゴールへシュートを打ちゴールを決めます。

4-3、逆転に成功します。

これが決勝点となり、聖蹟は王者梁山を破り、ベスト8へ駒を進めます。

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漫画完結ラスト『DAYS（デイス）』最終回結末ネタバレ！その後の最後はどうなった？つくしや風間の運命は？

準決勝　桜木高校戦

聖蹟高校は、高校No.1キーパーの砂山率いる音羽高校との準々決勝に挑みます。

下馬評で聖蹟有利となりながらも梁山戦でギリギリの戦いをし、各々成長した聖蹟イレブンは互いの認識のずれから連携が上手く取れない状況に陥ります。

それを君下のゲームメイクにより徐々に本来のペースを取り戻した聖蹟は、砂山の固い守りがありながらも2-0で勝利を収めます。

準決勝の相手は、インターハイ予選決勝で敗れた因縁の相手、都立桜木高校です。

準決勝の日の2日前風間からの連絡で病院に向かったつくしは、病院で風間から母の病気の手術が試合の日にあり、準決勝に出られないことを告げられます。

遂に因縁の対決が始まります。

開始早々から攻守に渡り、つくしが奔走します。

一方、桜高はいつもとフォーメーションを変更し、守備時にトップ下の両脇にできる聖蹟のフォーメンションの穴をついて攻撃を仕掛けます。

君下の現高校No. 1とも呼び声の高いパス精度が会場を沸かせ、大柴の器用さが聖蹟の攻めのリズムを作ります。

2人のプレーからゲーゲンプレスからFKの獲得や機転を利かせたミラープレーで桜高のCB如月を剥がすなどチャンスメイクをしていきます。

それでも如月とキーパー近藤の固い守備になかなか点を奪えません。

逆に桜高の攻めのターンになります。

桜高はキャプテン犬童のテクニックと素早い状況判断を中心に攻めていきます。

シュートを立て続けに打ち、何度止めても犬童がボールの落下地点を予測し、ボールを拾い次の攻撃へと繋げることで桜高が攻めの主導権を握ります。

それを止めたい聖蹟は水樹を含めた4人がかりで犬童を止めにいきますが、ドリブルと視野の広さから出される多彩なパスで完全に崩され、シュートを打たれます。

これのシュートは猪原の正面に飛び、ゴールを守ります。

悪い流れを断ち切りたい聖蹟は、先制点を確実に取りに行きます。

猪原が取ったボールを臼井へと繋ぎ、ロングパスで前線のつくしへと繋ぎます。

一気にシュートへと持っていくもブロックされ、ボールはサイドラインへと思いきや君下が泥臭い走りでギリギリの所でボールを残し、大柴へと繋ぎます。

大柴は、如月を引きつけながら臼井へとパスをし、そこから水樹へと渡ります。

ディフェンス2人を交わし、更にルーレットで犬童を交わした水樹はシュートを放ちます。

そのシュートは威力が高いながらもキーパー近藤の正面に飛び弾かれ、ヘッディングで押し込んだもののこれも弾かれます。

またも得点ならずと思われましたが、こぼれ球にいち早く反応したのは、つくしでした。

つくしがこぼれ球をダイビングヘッドで押し込み、前半20分に聖蹟が先制点をあげ、1-0になります。

週刊少年マガジンで連載してる、
DAYSを欠かさず読んでる人は大号泣まったなしやった。
おっさん久々に嗚咽して泣いたわ。

今までの312話は全てこの瞬間に報われたな😭😭

たった1ゴールでこれほど祝福されたサッカー漫画の主人公はおらんやろう。#DAYS #柄本つくし pic.twitter.com/nDay7ntPs2

— 尻柱 ノリ@デネブ (@abarenboupunks) October 22, 2019

つくしが積み上げてきたものが実を結んだ初ゴールに聖蹟イレブン、ベンチ、スタンドが大歓声を起こします。

先制点に勢いづく、聖蹟は、攻め続けます。

この勢いを止めたい桜高は、予定より早い時間ながらもエース成神を投入します。

成神のドリブルは、勢いづけると厄介な為、聖蹟ベンチはすぐさまフォーメンションを変更し、臼井を成神にマンマークにします。

最初の一対一は臼井に軍配があがり、そのままの勢いで攻め込みます。

つくしがボールをカットされ、ボールが外に出ます。

つくしのマークをしている桜高の1年芹沢は、自分のミスからピンチを招いている為、気を落とします。

そこに成神と鳥飼が自由にやれと声をかけます。

この言葉がきっかけで芹沢は調子を取り戻し、桜高の攻めに勢いを持たせます。

成神につくことで臼井が前に釣り出され、統率が取れなくなった聖蹟ディフェンス陣の隙を見逃さず犬童がスルーパスで仕掛けます。

ディフェンスの穴に鈴木がカバーに入り、守ります。

また、統率を佐藤が取り、ディフェンス陣が少し持ち直します。

しかし、桜高の攻撃は続きます。

他のメンバーが成神を活かす為の動きをして、フリーな状態を作り、成神へボールを託します。

何度も臼井の固いディフェンスに阻まれますが、猫谷や鳥飼は成神にボールを託し続けます。

三度目のチャレンジも臼井にカットされますが、体勢を崩しながらもこぼれ球を打ち、ゴールネットを揺らします。

前半40分桜高が同点に追い付きます。

残り少ない前半、聖蹟は水樹の判断で攻めに出ます。

終了間際、聖蹟はCKのチャンスを得ます。

蹴ったボールはキーパー近藤が弾きます。

弾かれたボールは水樹の元へ行き、シュートかと思われましたが、犬童がブロックに入ります。

互いに譲らない一対一を繰り広げる中、水樹は犬童へキャプテンとは何かととい、犬童はチームをまとめるものだといいます。

それに対して水樹はチームを勝たせる者だといい、更に他のチームのキャプテンたちのことを考え再度心にキャプテンとは何かと問い全てを背負うものだと言います。

キャプテンとしての役割をずっと考え続けていた水樹は、ようやく答えを出すのでした。

ハーフタイム、生方は風間の妹から後半途中には間に合うは予定ですと連絡が入ります。

みんなで喜ぶかと思いきや、出番はないや風間が来る前に決着をつけようと盛り上がります。

ハーフタイムが終わり、選手たちはピッチに戻ります。

そこで水樹はつくしに、やはり辞めるのかと声をかけます。

それに対してつくしは、否定をしません。

理由を問う水樹ですが、つくしはうまく言葉にできないと伝えます。

どんな理由にせよ、俺も風間もサッカー部に入ってくれたことに感謝しているよという言葉につくしは少し微笑みます。

2人での話が終わり、後半へ気合を入れるために円陣を組みます。

そこで水樹は、過去も未来も一人一人にそれぞれの道があるが、今交わったこの瞬間はチームである。

各々の好きにプレーをしていい。

それがチームの為になると信じている。俺が全責任を取る。

と告げ、聖蹟メンバーの気持ちを盛り上げます。

後半、君下は、自分で決めつけていた可能性の蓋をあけようと前線に走ったり、戻ってゴールのカバーに入るなど献身的で泥臭いプレーをします。

自分の可能性を信じることと大柴からのお前は超凄いという言葉を受け、君下はプロになることを決意し、その為にも観客を沸かせて勝利をおさめることをメンバーに誓います。

後半の両校は、奇しくもディフェンスの要である如月と臼井を攻めの起点に置きます。

如月と臼井の激しいぶつかり合いの中、前半得点を上げたつくしには、鳥飼がマークにつきます。

鳥飼の我慢強いディフェンスに交わしきれないつくしでしたが、攻守の切り替えのタイミングで鳥飼が油断した瞬間を見逃さず、裏を取ります。

しかし、鳥飼の決死のディフェンスに阻まれます。

このプレーでもともと持っていた腰の怪我が再発してしまい、鳥飼はピッチを去ります。

鳥飼が抜けた穴は大きく、一気に聖蹟に流れが傾くか、と思いきや桜高キャプテン犬童が覚醒します。

水樹との一対一でボールを奪ったあと、トリッキーなドリブルで聖蹟ディフェンスを交わし、70メートルを独走します。

最後は、ライン際からのバックスピンをシュートでゴールを狙うも阻まれます。

生まれてすぐに両親を事故で亡くし、ずっと一人ぼっちで過ごしてきた犬童は、1人にならないために周りに合わせるようにプレーをしていました。

しかし、桜高が勝利するためにその殻を破り、本来の力を発揮します。

そんな中、会場に風間が到着します。

後半22分、新戸部と交代し、ピッチに立ちます。

風間は交代の際に新戸部からつくしが部を辞めようとしていることを伝えられます。

早速風間は、犬童のマークにつきます。

風間は、会場に到着するまでの間に母を大切に思う気持ちとサッカーをやりたいと思う気持ちなどさまざまな感情が交錯し、葛藤がありました。

テレビでつくしのゴールを観て改めてつくしに1年間助けられてきたことやその恩を返したい思いが沸き、葛藤も消化してピッチにもどってしたのでした。

その思いの強さは、プレーに現れ、犬童を一対一で止めます。

このプレーで聖蹟に勢いが少し戻り、独力でチームを引っ張る犬童に対して風間を支える形で聖蹟は全員が動きます。

攻めでは、各々が主役、各々が脇役になり、桜高に守りの的を絞らせない動きをします。

この攻め方ができるのは、つくしが聖蹟に優しさの価値観を持ち込み、みんながみんなのことを分かりあう環境を作り上げた賜物なのでした。

一方、単独プレーに走っているように見える犬童も実はパスコースを探していました。

しかし、成神へのマークは絶妙な位置取りをされ出すことができませんでした。

それを打開する為に、俺のパスについて来いと言わんばかりのパスを出します。

その思いに呼応するように成神は走り、犬童に追いつこうとします。

そして、桜高チーム全体で犬童と成神をサポートする動きをするようになります。

遂に成神は犬童のパスに追い付き、聖蹟ディフェンスの裏でフリーの状態でボールを持ちます。

キーパー猪原も交わし、ゴールを決めます。

1-2、後半残り8分の所で、聖蹟は逆転を許します。

前回のインターハイ予選決勝で負けた時と同じ展開になってしまった為、聖蹟は気を落とすかと思いきや、みんな心のどこかで水樹なら何とかしてくれるという安心感があり、とても落ち着いたプレーをします。

会場全体も水樹のプレーに心が躍り、全てのプレーに盛り上がりを見せます。

後半も残り5分くらいで、聖蹟は灰原、大柴、風間、君下と繋いでいき、ゴール前の水樹にボールとキャプテンへの思いを託します。

その思いに応え、水樹はキックフェイントで犬童を剥がして、これ以上ないコースと威力のシュートを放ち、ゴールを決めます。

2-2、聖蹟が同点に追い付きます。

ここで水樹は抱えていた脚の怪我の影響で国母と交代します。

両校とも勝ち越し点を取りたい状況ですが、固い守りやスタミナの限界などでチャンスを活かしきれず、こう着状態が続きます。

負けられない思いの強い2年生陣は特に萎縮してしまい、いつものプレーができません。

その状態に3年生たちは思い切りプレーをしろ！と声をかけ2年生は調子を取り戻します。

加えて、聖蹟は佐藤と交代で来須をトップ下に入れます。

来須を犬童とマッチアップさせて、キープをすることで君下がボールを持てる時間を作ります。

ボールを受け君下は、前線のつくしへパスを出します。

つくしは、受けたパスを胸トラップで落とし、風間とスイッチします。

風間は如月との一対一になり、体を入れられながらも持ち前のクイックネスで交わし、キーパーを引きつけ、走り込んできたつくしに託します。

それをつくしがシュートし、聖蹟は3点目を決めます。

2人がそれぞれの心の中で葛藤がありながらも共に1年間積み重ねてきた行動や思いが2人の阿吽の呼吸ともいえる連携を作り、得点に繋がります。

聖蹟が3-2と勝ち越します。

ここから試合終了までの間、両校とも譲らないプレーを見せます。

誰もがこの瞬間が終わってほしくないと願っても時間には限りがあり、儚くも試合終了の笛が会場に響き渡ります。

試合終了、白熱した接戦、因縁の対決を制し、3-2で聖蹟が決勝へ駒を進めます。

その後

風間の遅刻により、連帯責任で1年全員がスタジアムの外周を走ったのち帰路につきます。

帰る途中でつくし、風間、生方の3人はこれからの道について話します。

そして、3人のうちの誰かが挫けそうになった時は残りの2人で支える同盟を組み、これからも頑張ることを誓い合います。

次の日、ミーティングの際に来栖からみんなへ,つくしが部を辞めようとしていることを伝えられる。

それに対してつくしへ絶対に辞めるな！

とみんなが声をかけ、つくしはもう少し頑張ることを決意します。

決勝戦は5-1で沖縄中央に勝利し、見事初優勝で有終の美を飾ります。

優勝とともにチームが解散し、共に戦った仲間との別れが訪れます。

それでも仲間との出来事は心の中に刻まれて、10年後20年後でも忘れることなく、会えば笑いあえる関係でいられることを信じて、生方は家に帰ります。

家ではつくしからもらった葉牡丹が綺麗に咲いているのでした。

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