ガンニバル4巻無料ネタバレ!タダで読む方法紹介!漫画バンクzip,rarは危険【30話31話32話33話34話35話36話37話38話】

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『ガンニバル』4巻 ネタバレ紹介!

30話

供花村には雨が降り始めました。

 

恵介の運転する軽トラで大悟は家に戻ります。

 

結局、恵介は何も仕掛けて来ることはなく、大悟が何を探っているのかを問い詰められることもありませんでした。

 

本当に、単純に狩りに誘われただけなのでしょうか?

 

それとも何か別の目的があるのか?

 

疑問は尽きぬまま自宅の部屋に入ると有希がいません。

 

そしてましろも。

 

ふと食卓を覗くとそこに用意されていたのはましろが好きなスコッチエッグとバースデーケーキ。

 

そう・・・今日はましろの誕生日。

 

大悟はそれをすっかり忘れていました。

 

オフにしていた携帯電話の電源を入れ、大悟は有希に電話を掛けます。

 

ましろの誕生日を忘れていたことを謝ろうとする大悟ですが、有希は「今それどころじゃないの!!ましろがいなくなったの!!」と今の状況を大悟に伝えます。

 

「子供の肉はうまい、どんな動物でも」

 

それを聞いた大悟は、恵介のあの意味深な言葉を思い出します。

 

直接大悟を脅す為でなく、大悟を狩りに連れ出し、その隙にましろをさらって・・・

 

大悟の脳裏にそんな最悪の状況がよぎるのでした。

 

とにかく、「ましろが帰ってくるかもしれないから」、と大悟は有希を家に呼び戻します。

 

有希に代わって大悟がましろを探しに行くつもりでした。

 

「どうしよう」と泣きじゃくる有希に駆け付けた村人たちは優しく「大丈夫やがな奥さん、何も心配することないわぁ」と声を掛けます。

 

「本当に何も知らねえのか?ましろがどこに居るのか知らねえのか?って聞いてんだよ」

 

大悟はつい村人たちに疑いの目を向けてしまいます。

 

「おまえ・・・儂らのこと疑っとんか」

 

さぶさんは大悟にそう尋ねます。

 

「疑ってるよ、この村の人間は誰も信用してねえ」

 

大悟は臆することなくそう答えます。

 

「もし、ましろが本当に攫われてたとして、あんたらがそれに少しでも関わってたとしたら・・・」

 

「殺すぞ」

 

大悟はかつてのあの表情で村人たちを睨みつけるのでした。

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31話

「殺す」

 

「ましろの為なら何度でも」

 

「引き金を引く」

 

「アンタらも、後藤家も、全員ぶっ殺す」

 

大悟は込み上げる敵意をむき出しにして村人たちを睨み続けます。

 

「おまえ、頭おかしいんか」

 

さぶさんは呆れたようにそう言います。

 

そして「まぁでも、すぐわかる、すぐ見つかるがな」

 

なだめるように諭すように、大悟に向かってさぶさんはそんな風にも言うのでした。

 

そして有希の電話が鳴ります。

 

ましろは無事に見つかりました。

 

ましろは村の男の子と一緒に遊んでいたのでした。

 

男の子の母親はそのことをよく把握していなかったことを謝りますが、有希は「気にしないでまた遊んであげてね」と微笑むのでした。

 

ましろを連れて家へと戻る大悟と有希。

 

「私達も心配し過ぎかもね」

 

ましろの成長に合わせ、自分たちも大きく構えていこうと言う有希とは対照的に、「いや、もっと気ぃつけとかねぇと、この村にいる内はな」と、さらに供花村の村人たちへの疑いを深める大悟。

 

有希はそんな大悟の行き過ぎた考えを窘めます。

 

大悟がそれを聞き入れることはありませんでした。

 

「うるせぇぞ黙ってろ」

 

「この村の人間は人を喰ってるかもしれねぇ」

 

そう言って大悟は、自分がこのところ調べていたのはそのことだったのだと有希に明かします。

 

そしてそれに感づいた村人たちが警告の為、ましろの行方が分からなくなったかのように演出したのであろうと言います。

 

「ホントにおかしくなったんじゃないのアンタ」

 

有希は大悟にそう言い放ちます。

 

「この村で生きていくなら知る必要があんだろ、おまえら二人の為にも」

 

大悟はそう答えますが、有希は「自分たちのせいにしないでよ」と言います。

 

有希には大悟がそのことを調べることを楽しんでいるように見えていたこと、最近の大悟は生き生きしているように見えたことを伝えます。

 

「たわ言言ってないで、少しは私たちのこと考えてよ」

 

そう言って有希は大悟を突き放します。

 

そこで大悟はようやく冷静になるのでした。

 

「有希の言う通りかもしれねぇ何者かもわかんねえ奴らの話を信じ込んで、確証もなく先走ってた・・・狂ってるのは供花村じゃなく、俺なのか?」

 

家路につきながら、大悟はそんなことを考えます。

 

ましろと遊んでいた男の子は母親に尋ねます。

 

「母ちゃん、なんで嘘ついたの?」と。

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32話

祭りの準備へ向かう大悟。

 

「人を喰ってるかもしれない」という見方さえしなければ、供花村はいたって平和な村でした。人付き合いの面倒さは何処へ行っても同じこと。このまま何事もなかったように振る舞うべきなのか・・・

 

道中、大悟が考えるのはそんなことばかりでした。

 

その瞬間、大きなおなかを抱えた妊婦が大悟の目に入ります。

 

それによって供花村の人間が「子供を毎年ひとり殺しているかもしれない」という可能性があるということを大悟は思い出します。

 

どうすればいいのか?

 

せめて確信を持つことが出来ればいいのですが・・。

 

「洋介、ここからはかぶれ」

 

大人の男に促され、布で顔を隠して洋介という少年はさらに奥へと進みます。

 

食事を配る洋介。

 

織の中には幼い子供たち。

 

「こいつは二年後」

 

「来年」

 

「そして、この子供が今年の・・・」

 

大人の男は洋介に説明します。

 

「奉納祭までの三日間、おまえがコイツの面倒を見ろ。前日からは食事を与えず、体を清めておくんや。”あの人”に、捧げる前にな」と。

 

檻の中の子供たちを前に立ちつくす少年に、大人の男は言います。

 

「お前にはコイツが人間に見えとんか?」

 

そして洋介に、かつていた裏切り者の話を聞かせます。

 

まるで釘でも刺すかのように。

 

「しっかりしろ。これまでは恵介が務めとったがこれからはお前の役目や。宗家に生まれた者が通る道じゃ」大人の男がそう言うと、洋介は「わかっとるよ・・」

 

そう答えるのでした。

 

「もう一度聞く。コイツが人間に見えるんか?」

 

祭りの準備に到着した大悟。

 

とは言いつつも、みんな”祭りの準備”と称して飲んでばかり。

 

そこで大悟は宗近と再会します。

 

二人の話題は恵介について。

 

宗近と恵介は同級生で友人だったそうです。

 

今でも恵介と岩男と龍二はいつも一緒。

 

小学生のころまではそこに宗近も加わった四人で、いつも一緒にいたのだそうです。

 

けれども恵介の母親が家を出て行った頃から、恵介は学校に来ることがほとんどなくなった。

 

「あの頃は楽しかった。何も考えないでよかった。弟の洋介くんもうしろちょろちょろついてきてね・・・」

 

「洋介君は今も素直で、いい子だと思いますよ。この村で唯一狩野さんと親しくしていたみたいですから」

 

宗近はそう言うのでした。

 

大人の男の言いつけ通り、子供を檻から出し、入浴させる洋介。

 

「俺はお前の体、キレイにしとかないかんのや。」

 

「ずっと前から決まてることやからや。それに従うまでや。」

 

「後藤家に、”俺”なんてもんはない。いらんのじゃ」

 

洋介は言葉を話すことができない、目の前の小さな子供にそう語り掛けます。

 

そして「俺には、そうは見えん。ただの、人間の子供にしか見えんわ・・・」

 

洋介は一人そうつぶやくのでした。

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33話

「とどのつまり、人間ゆうのは動く肉片や」

 

「今己が主らのことを肉片やと思わんのは、関係性があるからや」

 

「ぬしらは己にとって唯一の家族」

 

「己にとって人間は目の前にいるぬしらだけや」

 

「じゃが十数年前、異を唱える者がおった」

 

「そげな奴は人間やない、畜生以下じゃ」

 

「個をいかに捨てるかが、人間の後藤家に生まれた者の生きる道」

 

「ぬしらはそれが至上の悦びと知っとる」

 

洋介はかつて、祖母である後藤銀が言っていた言葉たちを思い出します。

 

「わかっとる・・・俺やってわかっとるよばあちゃん。でも俺はようわからんようなってしもた。どしたらええんや・・・」

 

亡き祖母に問う洋介。

 

そして「どしたらええんや・・・狩野のおっさん・・・」洋介は決して返事が来ることはない問いかけをするのでした。

 

「どうや、洋介は務まりそうか」

 

恵介は男に洋介のことを尋ねます。

 

「要は慣れ。今年を乗り切れば問題ないやろ」

 

「いずれにしろやり切ってもらわな困る。アイツは地下牢の場所知っとるんや」

 

「力不足と感じた時には・・わかってるな」

 

「もう二度と、裏切り者を出すわけにはいかんからのう」

 

男の言葉を受け、恵介は雑念を振り払うかのように言います。

 

「わかっとる、全ては後藤家のために」

 

「そろそろ始めるか、試し焚き」

 

そう言って村人たちが用意し始めたのは大きな人型の人形。

 

宗近によれば、それは”供花”(くげ)と呼ばれているようです。

 

人間を模して造られた供花を数体同時に燃やし天に捧げる。

 

かつて人間を奉納していた風習が形を変えて残ったものであると、宗近は大悟に説明します。

 

「他所から来たアナタにはどう映りますか?この光景が、供花村が。この村で生きる者はみな、過去から受け継いだ伝統と血脈で生きているそれは村の人間も、後藤家の人間も同じ」

 

「僕はたまに考えてしまうんですよ」

 

そう言って宗近は言います。

 

「それは呪いと同じだと」

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34話

明後日にはいよいよ後藤銀がいなくなって初めての奉納祭が始まります。

 

奉納祭を仕切るのは恵介。

 

その日をもって正式に恵介が後藤家当主となります。

 

後藤家の面々を前に、そう発表するのは後藤清。

 

銀が亡くなってからこれまでは彼が投手の代理を務めてきましたが、清は銀の血を引いてはいませんでした。

 

当主が当主たる正当性を示せるのは血脈以外になく、前当主である銀の血を直接受け継いでいるのは恵介と洋介・・。

 

「そしてもう一人・・・」

 

清がそこまで話したところで恵介が口を開きます。

 

「正式にいうてもあくまで表向きの話。ホンマに従うべきは誰か、わかっとるはずや。祭りは成功させる。それがばあちゃんの、そして後藤家の、この村の意思。」

 

そういって立ち去ろうとする恵介を、岩男が呼び止めます。

 

「気になることがある、駐在のことや。あいつはホンマにこのまま大人しくしとるだけか?」

 

祭りの準備で、大悟のには警官としての仕事が溜まっていました。

 

「そんなの跡に回してさ、ご飯にしようよ」

 

そう言って有希は大悟を引っ張って食卓へ。

 

そこに用意されていたのはましろの誕生日の日と同じメニューでした。

 

「色々ありすぎて日にちズレちゃったけど、やり直そうよ。ましろの誕生日。」

 

そうして大悟たち家族三人は心からの楽しい時間を過ごします。

 

「はー・・・楽しかったね。久しぶりに幸せ感じちゃった。来年は忘れんなよー」

 

有希はそう言って大悟を小突きます。

 

「悪かったなこの間は。おまえの言うとおり、自分勝手に突っ走ってた・・・、二人のこと考えないで。」

 

大悟は最近の自分を詫びるのでした。

 

そしてそれでも大悟はなお「・・・でも聞いてほしい。俺はこの村が危険だって今も思ってる。三人でこの村を出よう。」

 

そう有希に言います。

 

「本気で言ってんの?え?いつって話なの?」

 

有希は詰め寄りますが大悟は即答します。

 

「二人は今すぐだ」

 

月明かりの下、岩男は村人に言います。

 

「恵介はまだ甘いところがある。あの駐在が妙なことせんか、二人は見張っといてくれ。もしもの時は俺に任せろ。」

 

「・・・そしてもう一人。洋介からも目を離すな。あいつは、裏切るかもしれん。かつてあの兄弟の母親がそうだったように」

35話

「ちょっと待ってよ」

 

「今すぐ出てくったってそんなの無理だよ。届け出とかいろいろあるの分かるでしょ?」

 

有希は慌てます。

 

「俺だってわかってる。でももう今日の夜しかない。それに約束もしてるしな」

 

大悟はそう言って、何やら車の下を探っています。

 

そして大悟はあるものを発見します。

 

それはGPS でした。

 

大悟たちは車に乗り発車します。

 

それを陰で監視する男。

 

「車は出たのに反応なし、気づかれたな。こんな時間にどこ行くの」

 

「逃がさんぞ」

 

GPS・・・

 

つまり「監視されていた」という事実に困惑する有希。

 

「GPSなんて何の為に」

 

「俺達の行動把握するためだろ・・探られたくないことがあるんだ」

 

「それって・・」

 

「人を喰ってるっていう・・・」

 

大悟は、「まだ証拠はない」と付け加えながらも、二人をこれ以上この村には置いておけないと言います。

 

そして大悟は一人この村に残りるつもりです。

 

有希は大悟がずっと同じところをグルグル回っていることに気づきます。

 

大悟たちの車は尾行されていました。

 

大悟は有希とましろに、車内ののどこかに捕まっているよう言い、猛スピードで後続車を捲き、村から脱出します。

 

「お久しぶりです」

 

供花村を脱出した大悟たちを待っていたのは山伏でした。

 

大悟が供花村に行くまでずっと組んでいた刑事です。

 

大悟は信頼する山伏に二人を預け、自分は一人村へ戻ろうとします。

 

「いかないでよ、大悟。私達のこと本当に考えてんなら、このまま三人で行こうよ。心配させないでよ。」

 

そういって引き留める有希に大悟は、「だからこそ行くんだ。今回の事件、被害者がいるとすれば子供。」

 

「俺が二人のこと思ってるように、当たり前に愛されるはずだった子供の人生が奪われてるかもしれねぇんだ」

 

「俺はそいつに、笑って泣いて、母親に甘えさせてやりたい」

 

「その可能性があるならほっとけねぇよ。そいつ無視しておまえらを抱きしめることはできない」

 

「わかってくれっ・・・」

 

大悟は自身の想いをそう有希に説明します。

 

「そっか・・・忘れてた。アンタはそういう奴だったよね」

 

そして「だから惚れたんだった」有希はそう付け加えます。

 

「もうゴチャゴチャ言わない。けど一つ約束して」

 

「帰ってきてね」

 

そう言う有希に大悟は微笑んで「行ってくる」

 

そう言って大悟は歩き始めるのでした。

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36話

「目ぇ開けろ駐在」

 

「おまえも喰えや」

 

「ほれ、おまえが探し求めとったもんやぞ」

 

「狩野や、おまえが言っとる通りや」

 

「俺たちは人間を・・・」

 

奉納祭前日(40時間前)

 

恵介を中心に、後藤家の面々が集まっています。

 

話題はもちろん姿を消した大悟(阿川一家)のこと。

 

「このまま消えてくれたらええんやが・・」

 

「そうはならんやろ」

 

恵介は確信していました。

 

「あいつは戻ってくる」

 

「無理やり追跡を振り切ったのは、恐らく家族を逃がすため。自由の身になる為」

 

「今のあいつは何やらかすかわからんぞ」

 

後藤家に緊張が走ります。

 

「狩野といい阿川といい、一体何を探ることがあるんや。俺らにとっては当たり前のことなのにのう。」

 

龍二はそう嘆きます。

 

恵介はあらためて、「何があろうと後藤家も、奉納祭も続いていく。祭りは予定通り、決行するぞ」

 

後藤家の面々にそう告げるのでした。

 

 

「見えてんぞ、後藤家」

 

山中から後藤家の屋敷を見下ろす大悟。

 

「今度は俺がお前たちを監視する番だ」

 

確実な証拠が必要でした。

 

子供が監禁されている場所。

 

この広い山の中でそれを見つけ出せる可能性は低い。

 

となれば祭りの最中に踏み込むほかありません。

 

祭りには多くの人の移動が伴います。

 

それについていけば現場までは辿り着けるはず。

 

しかしそこに大きな危険が伴うであろうことも、大悟はよくわかっていました。

 

「けど行くしかねえよな」

 

大悟は空を見上げて決意を固めます。

 

「何をやっとんやお前」

 

大悟の背後に岩男が立っています。

 

瞬時に大悟は岩男に背負い投げを仕掛けますが、岩男はビクともしません。

 

大悟は脅威を感じます。

37話

「今日からここに泊まろうか」

 

山伏はこれからしばらく滞在するホテルに有希とましろを連れてきました。

 

冗談も交え、山伏は明るく振る舞いますがどうしても有希の表情は暗いまま。

 

「心配だよね。でもきっと大丈夫だよ。彼やるときはやる男だから」

 

大悟の「相棒」は、有希とましろに優しくそう語り掛けます。

 

「だから何をやっとんやと、聞いとるやろ」

 

岩男は大悟に詰め寄ります。

 

「何か出来ると思ったか。ヨソ者のおまえが、俺達の村で」

 

「俺達の山で」

 

岩男のその言葉で、すでに自分が供花村の人間たちから包囲されていることに気づきます。

 

そして大悟はこう答えます。

 

「一本の電話があった。祭りの最中、子供が殺されるという密告だ。」

 

「それだけじゃない。その子供を・・・」

 

そこまで口にした大悟を岩男が制します。

 

「やめろ、誰やそんなことを言ったのは」

 

一度電話があったきり、もう繋がらない。

 

そうはぐらかしながら大悟は反応をうかがいます。

 

「さぁ疑えよ。おまえ等の中に裏切り者がいるぞ」

 

大悟は胸の内でそう念じます。

 

大悟は供花村の人間がお互い疑心暗鬼になり、それによって彼らの中に隙が生まれることを狙っていました。

 

「何の話だ、馬鹿げてるぞ」

 

岩男はそう言ってはぐらかします。

 

しかし、大悟たちが村を出る際に追ってきた車。

 

仕掛けられていたGPS。

 

それらはいったい何だというのか?

 

今度は大悟が岩男を問い詰めます。

 

「だったらお前の目で確かめればええだろ」

 

「祭りまでゆっくりしてけよ」

 

岩男はそう答えるのでした。

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38話

一人歩いて洞窟の奥へと進んでいく岩男。

 

大悟が話していた、祭りの最中に、子供が殺されるという密告はいったい誰によってなされたのか?

 

大悟がどこまで本当のことを言っているのかは分からないにしろ、それは村の人間から漏れたとしか考えれらません。

 

「だとすれば、お前か洋介」

 

「いずれにしろはっきりさせんとな。裏切り者は誰なのか」

 

「やっぱりいける口やお前は。このまま祭りまで飲み明かそうぜ」

 

恵介は大悟にそう語り掛けます。

 

「ああ、だけどその前に・・・」

 

「監禁されてる子供たちを解放してやってくれねぇか」

 

恵介はきょとんとします。

 

周りを囲む村の人間たちも。

 

恵介は、「この村に死産が多すぎること」

 

「その子供達をとりあげたのは全て後藤銀であること」

 

それらの事実から、「死産は偽造されたものであり、その子供たちは本当はまだ生きているであろうということ」

 

その推測を、大悟は恵介たちにぶつけます。

 

さらに大悟は後藤家の人間に対し、「子供たちを解放して、すべてを後藤銀一人のせいにする」

 

それによって村の人間たちの罪を軽くすることを提案します。

 

今ならまだ、ことにまつわる事実をコントロールすることも出来る。

 

大悟自身は、子供たちを救うことが出来ればそれでいい。

 

それさえ出来れば大悟はこの件から一切手を引く。

 

「ここで決着をつけたい」

 

大悟は恵介はじめとする後藤家の人間にそう持ち掛けますが、一人の男が激高、猟銃をてに大悟に襲い掛かります。

 

男を羽交い絞めにする大悟ですが、周囲の人間もみな大悟に猟銃を向けます。

 

自分に向けられた銃口は何よりの証拠。

 

「図星だと判断していいのか?」

 

大悟はそう言います。

 

自分を殺せば今度こそ本格的な捜査が始まる、とも。

 

龍二は逆上しますが恵介はやはり冷静です。

 

酒瓶を龍二に投げつけて黙らせます。

 

大悟が後藤家の何を疑い、何を探っているのか?

 

恵介もまたそれをはっきりさせておきたかったと言います。

 

さらに恵介は大悟が狩野と同じ妄想に取りつかれていると言います。

 

そして「アンタもそう思うやろ?」

 

そう言って「誰か」に同意を求めます。

 

現れたのはなんと大悟が所属する警察署の署長でした。

 

大悟は、突如現れた署長に事の顛末を説明しようとしますが「言いたいことはわかってる。でもここは引いてくれないか。」

 

「頼む」

 

署長はそう言って大悟を制するのでした。

 

ガリガリガリガリ・・・

 

洞窟の中、得体のしれないその音が響き渡ります。

 

耳をふさいで怯えるその子供に洋介は近づき、「お前はずっと、コレ聞かされてきたんやな」と語り掛けます。

 

そして洋介はその子供に向かって言うのでした。

 

「行くぞ」

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